JP4241338B2 - センサ信号処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、センサから得られた信号を増幅するセンサ信号処理装置に関する。
従来、温度や圧力等の物理量に感応するサーミスタやピエゾ素子等の感応素子を用いて構成されたセンサから、その検出信号を取り出す場合、センサの検出信号が微弱であるために、その検出信号を増幅する信号処理回路が用いられる。図16は、このようなセンサ901と、信号処理回路の一例である計測用アンプとして知られているインストゥルメンテーションアンプ902を示す回路図である(例えば、非特許文献1参照。)。センサ901は、感応素子902,903,904,905がフルブリッジ接続されたものである。また、インストゥルメンテーションアンプ902は、演算増幅器906,907,908と、抵抗R1〜R7とから構成されており、演算増幅器906,907,908の増幅率を高めることにより、検出信号の信号レベルをより大きくすることができるようになっている。
遠坂俊昭著「計測のためのアナログ回路設計」CQ出版、p.114
ところで、微弱なセンサの検出信号を増幅する場合、演算増幅器の増幅率を高めると、信号に回路雑音等のノイズが重畳するために回路雑音もまた増幅され、検出信号の品質が低下するという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、演算増幅器の増幅率を高めることなくセンサの検出信号レベルを増大させることができるセンサ信号処理装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の手段に係るセンサ信号処理装置は、与えられた物理量に応じた信号レベルの第1の検出信号を出力する検出部と、前記検出部から出力された第1の検出信号を増幅すると共にセンサ出力信号として出力する増幅部とを備えたセンサ信号処理装置であって、前記検出部は、与えられた物理量に対して互いに異なるインピーダンス変化特性を有するものであると共に直列に接続された第1及び第2の感応素子を備えるセンサ部と、前記センサ部に互いに逆方向の正方向電圧と逆方向電圧とを印加して、前記第1及び第2の感応素子により分圧された電圧を前記第1の検出信号として前記センサ部から出力させる電圧印加部とを備え、前記増幅部は、前記電圧印加部により前記正方向電圧が印加された場合に前記センサ部から出力された前記第1の検出信号を第1の信号レベルとして受け付ける第1の信号処理部と、前記電圧印加部により前記逆方向電圧が印加された場合に前記センサ部から出力された前記第1の検出信号を第2の信号レベルとして受け付ける第2の信号処理部と、前記第1の信号処理部により受け付けられた前記第1の信号レベルと前記第2の信号処理部により受け付けられた前記第2の信号レベルとの差分に基づき前記センサ出力信号を出力する第1の差分検出部とを備えることを特徴としている。
また、上述のセンサ信号処理装置において、前記センサ信号処理装置は、前記センサ部は、前記第2の感応素子と同様の特性を有する第3の感応素子と、前記第1の感応素子と同様の特性を有する第4の感応素子との直列回路が、さらに前記第1の感応素子と第2の感応素子との直列回路と並列に接続されたものであり、前記電圧印加部は、前記センサ部に互いに逆方向の正方向電圧と逆方向電圧とを印加して、前記第3及び第4の感応素子により分圧された電圧を第2の検出信号として前記センサ部からさらに出力させるものであり、前記第1の差分検出部は、前記第2の信号レベルとの差分に基づき前記センサ出力信号を出力する代わりに、前記第2の信号レベルとの差分を第1の差分信号として出力するものであり、前記増幅部は、前記電圧印加部により前記正方向電圧が印加された場合に前記センサ部から出力された前記第2の検出信号を第3の信号レベルとして受け付ける第3の信号処理部と、前記電圧印加部により前記逆方向電圧が印加された場合に前記センサ部から出力された前記第2の検出信号を第4の信号レベルとして受け付ける第4の信号処理部と、前記第3の信号処理部により受け付けられた前記第3の信号レベルと前記第4の信号処理部により受け付けられた前記第4の信号レベルとの差分を第2の差分信号として出力する第2の差分検出部と、前記第1の差分信号と前記第2の差分信号とに基づいて、前記センサ出力信号を出力する出力部とをさらに備えることを特徴としている。
そして、上述のセンサ信号処理装置において、前記センサ部は、前記第1及び第2の感応素子に対して前記物理量が与えられる一方、前記第3及び第4の感応素子に対しては前記物理量が与えられないものであることを特徴としている。
さらに、上述のセンサ信号処理装置において、周囲温度を検出する温度検出部をさらに備え、前記電圧印加部は、前記センサ部に対する周囲温度の影響を補正するべく、前記温度検出部により検出された温度を示す情報に基づいて、前記正方向電圧及び逆方向電圧のレベルを補正することを特徴としている。
また、上述のセンサ信号処理装置において、前記電圧印加部は、互いに逆相のパルス信号を、それぞれ前記センサ部の両端に印加することにより、前記正方向電圧及び逆方向電圧を前記センサ部に印加することを特徴としている。
そして、上述のセンサ信号処理装置において、前記電圧印加部は、互いに同一周期であって、一周期内の一部が同電位となる二のパルス信号を、それぞれ前記センサ部の両端に印加することにより、前記正方向電圧及び逆方向電圧を前記センサ部に印加することを特徴としている。
さらに、上述のセンサ信号処理装置において、前記電圧印加部は、前記パルス信号の周期を、増減するものであることを特徴としている。
また、上述のセンサ信号処理装置において、前記検出部は、ローパスフィルタを介して前記第1の検出信号を前記増幅部へ出力することを特徴としている。
このような構成のセンサ信号処理装置は、センサ部に正方向電圧を印加することにより得られた第1の信号レベルと、センサ部に逆方向電圧を印加することにより得られた正方向電圧を印加した場合とは逆方向に変化した第2の信号レベルとの差分、すなわちセンサ部に正方向電圧を印加することにより得られた信号レベルの変化量と、センサ部に逆方向電圧を印加することにより得られた正方向電圧を印加した場合とは逆方向に変化した信号レベルの変化量との和が、センサ出力信号として出力されるので、演算増幅器の増幅率を高めることなくセンサの検出信号レベルを増大させることができ、検出信号のSN比を改善することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る信号処理装置の構成の一例を示す回路図である。図1に示す信号処理装置100は、感応素子102と感応素子103とが直列接続されたハーフブリッジ構成のセンサ101と、スイッチトキャパシタ回路を用いた第1加減算器104と、スイッチSW1,SW2,SW3,SW4と、クロック信号生成部105とを備える。また、第1加減算器104は、スイッチSW5,SW6,SW7,SW8、及びコンデンサC1からなる第1信号処理部106と、スイッチSW9,SW10,SW11,SW12、及びコンデンサC2からなる第2信号処理部107と、スイッチSW13、コンデンサC3、及び演算増幅器AMP1からなる加算器108とを備える。
センサ101は、例えば加速度センサであり、感応素子102,103は、例えば加速度に応じて抵抗値が変化するピエゾ抵抗である。また、感応素子102,103は、所定の加速度に対して互いに逆の抵抗値変化、例えば所定の方向の加速度に対して感応素子102は抵抗値が減少する一方、感応素子103は抵抗値が増大するべく構成されている。また、感応素子102と感応素子103は、加速度が与えられない状態では、抵抗値が等しくなるようにされている。
なお、センサ101は加速度センサに限らず、感応素子102,103は検出した物理量に応じて抵抗値が変化するものであればよく、ピエゾ素子に限らない。例えば、センサ101は圧力センサであり、感応素子102,103はピエゾ素子の他、圧力に応じて抵抗値が変化する他の感応素子であっても良い。あるいは、センサ101は温度センサであり、感応素子102,103はサーミスタやポジスタ等であってもよく、センサ101は磁気センサであり、感応素子102,103はMR(magnetoresistive)素子等であっても良い。
感応素子102は、一端が感応素子103に接続され、他端がスイッチSW1を介して電源グラウンドGNDに接続されると共にスイッチSW2を介してセンサ用電源VSSに接続されている。感応素子103は、一端が感応素子102に接続され、他端がスイッチSW3を介してセンサ用電源VSSに接続されると共にスイッチSW4を介して電源グラウンドGNDに接続されている。そして、感応素子102と感応素子103との接続点は、スイッチSW5及びスイッチSW9に接続されており、感応素子102と感応素子103との接続点の電圧が、センサ信号SA1として第1加減算器104へ出力される。
スイッチSW5は、一端が感応素子102と感応素子103との接続点に接続され、他端がコンデンサC1とスイッチSW8とを介して演算増幅器AMP1の反転入力端子に接続されている。また、スイッチSW5とコンデンサC1との接続点は、スイッチSW6を介して電源グラウンドに接続され、コンデンサC1とスイッチSW8との接続点は、スイッチSW7を介して電源グラウンドに接続されている。
スイッチSW9は、一端が感応素子102と感応素子103との接続点に接続され、他端がコンデンサC2とスイッチSW12とを介して演算増幅器AMP1の反転入力端子に接続されている。また、スイッチSW9とコンデンサC2との接続点は、スイッチSW10を介して電源グラウンドに接続され、コンデンサC2とスイッチSW12との接続点は、スイッチSW11を介して電源グラウンドに接続されている。
また、演算増幅器AMP1の非反転入力端子は電源グラウンドに接続され、演算増幅器AMP1の反転入力端子と出力端子との間にスイッチSW13とコンデンサC3とが並列接続されている。
クロック信号生成部105は、スイッチSW1〜SW13のオンオフタイミングを制御するためのクロック信号φ1,φ2を生成する。クロック信号φ1,φ2は、図2に示すように、互いに位相が反転した矩形波パルス信号である。
そして、クロック信号φ1がハイレベル(クロック信号φ2がローレベル)のときスイッチSW2,4,5,8,10,12がオン、スイッチSW1,3,6,7,9,11,13がオフされる一方、クロック信号φ2がハイレベル(クロック信号φ1がローレベル)のときスイッチSW1,3,6,7,9,11,13がオン、スイッチSW2,4,5,8,10,12がオフされる。なお、図1において、各スイッチのオンするタイミングでハイレベルになるクロック信号の符号を括弧書きで付し、信号名を[ ]括弧で示している。
次に、上述のように構成された信号処理装置100の動作を説明する。図2は、信号処理装置100の動作を説明するためのタイミングチャートである。図2において、横軸は経過時間tを、縦軸は電圧レベルを示している。まず、図2に示すタイミングt1において、クロック信号生成部105から出力されたクロック信号φ1がハイレベルになると、スイッチSW2,4,5,8,10,12がオンする。そうすると、まず、スイッチSW2とスイッチSW4とがオンすることにより、センサ101の感応素子102側にセンサ用電源VSSが印加され、感応素子103側が電源グラウンドGNDに接続される。
以下、センサ101に対してこの方向で電圧が印加された状態を正相バイアス状態と称する。そして、正相バイアス状態で、感応素子102,103によって圧力や、熱等の物理量が検出され、その検出された物理量に応じて感応素子102,103の抵抗値が変化することによって、感応素子102と感応素子103との分圧比に応じたセンサ信号SA1が、第1加減算器104へ出力される。
感応素子102,103に加速度が与えられない状態では、感応素子102と感応素子103とは抵抗値が等しくなるようにされているので、センサ信号SA1の電圧は、VSS/2となる。今、タイミングt1において、感応素子102,103に検出対象である加速度が与えられると、感応素子102は抵抗値が減少する一方、感応素子103は抵抗値が増大するので、センサ信号SA1の電圧が分圧値の変化分であるαだけ上昇し、VSS/2+α(第1の信号レベル)となる。そうすると、スイッチSW5,8がオン、スイッチSW6,7がオフしているので、コンデンサC1は、センサ信号SA1によって電圧VSS/2+αに充電され、コンデンサC1の端子電圧SB1が、電圧VSS/2+αにされる。この場合、電圧VSS/2+αのうち、検出すべき物理量である加速度はαの部分に反映されており、電圧VSS/2は、検出された加速度を反映しないオフセット成分となる。
次に、図2に示すタイミングt2において、クロック信号φ1がローレベル、クロック信号φ2がハイレベルになることにより、スイッチSW1,3,6,7,9,11,13がオン、スイッチSW2,4,5,8,10,12がオフされる。そうすると、まず、スイッチSW2とスイッチSW4とがオフすると共に、スイッチSW1とスイッチSW3とがオンすることにより、センサ101の感応素子102側に電源グラウンドGNDが接続され、感応素子103側にセンサ用電源VSSが印加される。以下、センサ101に対してこの方向で電圧が印加された状態を逆相バイアス状態と称する。そして、逆相バイアス状態では、感応素子102と感応素子103の直列回路に流れる電流の方向が反転するため、センサ信号SA1の電圧は、VSS/2−α(第2の信号レベル)となる。
そして、第1信号処理部106において、スイッチSW6,7がオン、スイッチSW5,8がオフされているので、コンデンサC1に蓄積された電荷が放電される一方、第2信号処理部107において、スイッチSW9,11がオン、スイッチSW10,12がオフされているので、コンデンサC2は、センサ信号SA1によって電圧VSS/2−αに充電され、コンデンサC2の端子電圧SC1が、電圧VSS/2−αにされる。
次に、図2に示すタイミングt3において、クロック信号φ1がハイレベル、クロック信号φ2がローレベルになることにより、第1信号処理部106において、スイッチSW6,7がオフ、スイッチSW5,8がオンされ、コンデンサC1を電圧VSS/2+αに充電していた電荷が加算器108のコンデンサC3へ転送される。一方、第2信号処理部107において、スイッチSW9,11がオフ、スイッチSW10,12がオンされることにより、コンデンサC2の充電電圧の極性が反転され、コンデンサC2の端子電圧SD1が−(VSS/2−α)にされると共に、逆極性にされたコンデンサC2の蓄積電荷が加算器108のコンデンサC3へ転送される。
そして、加算器108によって、コンデンサC1から転送された電荷とコンデンサC2から転送された極性を反転された電荷とに基づいて(VSS/2+α)と、−(VSS/2−α)とが加算され、すなわち第1の信号レベルである(VSS/2+α)から第2の信号レベルである(VSS/2−α)が減算され、その差分の電圧(2α)が、センサ出力信号SE1として出力される。
なお、図2において、クロック信号φ1がハイレベル、クロック信号φ2がローレベルの場合に説明の便宜上、SB1=VSS/2+α、SD1=−(VSS/2−α)として示しているが、スイッチSW8,12がオンすると共に瞬時に電荷が転送されるため、実際にはコンデンサC1,C2の端子電圧として図2に示す電圧SB1,SD1は現れない。
以上の動作により、センサ101の正相バイアス状態で得られたセンサの検出信号レベルVSS/2+α、及びセンサ101の逆相バイアス状態で得られたセンサの検出信号レベルVSS/2−αのうち検出すべき物理量である加速度が反映されている有効成分αに対して、信号レベル2αのセンサ出力信号を得ることができ、演算増幅器の信号増幅率を高めることなくセンサの検出信号レベルを増大させることができる。
また、センサの検出信号レベルVSS/2+α、VSS/2−αから、物理量の検出に寄与しないオフセット成分であるVSS/2を除去して有効成分αだけを増大させた2αの信号レベルを有するセンサ出力信号を得ることができるので、センサ出力信号SE1の信号品質を向上させることができる。
なお、図3に示すように、感応素子102,103の接続点と、電源グラウンドとの間に高域周波数除去用のコンデンサC4を接続する構成としても良い。これにより、コンデンサC4はローパスフィルタとして機能し、センサ101からのセンサ信号SA1は、ローパスフィルタを介して第1加減算器104へ出力され、ローパスフィルタの時定数より大きい周波数成分を有する、センサ101で発生する熱雑音等のノイズを低減することができる。
また、上述のように信号処理装置100にコンデンサC4を付加した場合、クロック信号φ1がハイレベルの際にはコンデンサC4とコンデンサC1とが並列接続され、クロック信号φ2がハイレベルの際にはコンデンサC4とコンデンサC2とが並列接続されるので、コンデンサC1,C2を充電すべきセンサ信号SA1の電流が、コンデンサC4に分配されてしまう結果、コンデンサC1,C2への充電電流が減少してしまう。そこで、図4に示すように、コンデンサC4と第1加減算器104との間に演算増幅器AMP4をバッファとして介設する構成としてもよい。
これにより、センサ信号SA1の電流がコンデンサC4に分配されることを防止し、コンデンサC1,C2への充電電流が減少することを防止することができるので、コンデンサC1,C2への充電電流の減少による検出信号レベルの低下を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施の形態による信号処理装置について説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態による信号処理装置の構成の一例を示すブロック図である。図5に示す信号処理装置100aと図1に示す信号処理装置100とでは、下記の点で異なる。すなわち、図5に示す信号処理装置100aでは、センサ101aは、感応素子103と同様の特性を有する感応素子202と、感応素子102と同様の特性を有する感応素子203との直列回路が、感応素子102と感応素子103との直列回路と並列に接続されている。また、信号処理装置100aは、第1加減算器104と同様に構成された第2加減算器109と、第1加減算器104の図1におけるセンサ出力信号SE1に相当する第1差分信号SE1’と第2加減算器109の第2差分信号SE2との差分をセンサ出力信号SFとして出力する差分検出部110とをさらに備える。
その他の構成は図1に示す信号処理装置100と同様であるのでその説明を省略し、以下本実施の形態の特徴的な点について説明する。
第2加減算器109は、スイッチSW25,SW26,SW27,SW28、及びコンデンサC21からなる第3信号処理部111と、スイッチSW29,SW20,SW21,SW22、及びコンデンサC22からなる第4信号処理部112と、スイッチSW23、コンデンサC23、及び演算増幅器AMP2からなる加算器113とを備える。そして、感応素子202と感応素子203との接続点は、スイッチSW25及びスイッチSW29に接続されており、感応素子202と感応素子203との接続点の電圧が、センサ信号SA2として第2加減算器109へ出力される。
スイッチSW25は、一端が感応素子202と感応素子203との接続点に接続され、他端がコンデンサC21とスイッチSW28とを介して演算増幅器AMP2の反転入力端子に接続されている。また、スイッチSW25とコンデンサC21との接続点は、スイッチSW26を介して電源グラウンドに接続され、コンデンサC21とスイッチSW28との接続点は、スイッチSW27を介して電源グラウンドに接続されている。
スイッチSW29は、一端が感応素子202と感応素子203との接続点に接続され、他端がコンデンサC22とスイッチSW22とを介して演算増幅器AMP2の反転入力端子に接続されている。また、スイッチSW29とコンデンサC22との接続点は、スイッチSW20を介して電源グラウンドGNDに接続され、コンデンサC22とスイッチSW22との接続点は、スイッチSW21を介して電源グラウンドに接続されている。
また、演算増幅器AMP2の非反転入力端子は電源グラウンドに接続され、演算増幅器AMP2の反転入力端子と出力端子との間にスイッチSW23とコンデンサC23とが並列接続されている。そして、第1加減算器104の演算増幅器AMP1の出力部と、第2加減算器109の演算増幅器AMP2の出力部とが差分検出部110に接続されている。
差分検出部110は、演算増幅器AMP1から出力された第1差分信号SE1’の電圧と、演算増幅器AMP2から出力された第2差分信号SE2の電圧との差をセンサ出力信号SFとして出力する。図6は、差分検出部110の構成の一例を示す回路図である。図6に示す差分検出部110は、第1加減算器104と同様の構成にされており、演算増幅器AMP1から出力された第1差分信号SE1’は、第1信号処理部106を介して加算器108で加算され、演算増幅器AMP2から出力された第2差分信号SE2は第2信号処理部107によって極性を反転された後に加算器108で加算され、すなわち第1差分信号SE1’から第2差分信号SE2が減算されることにより得られた差分電圧が、加算器108からセンサ出力信号SFとして出力される。なお、差分検出部110は、減算器等により、第1差分信号SE1’と第2差分信号SE2の差分電圧を出力するものであればよく、図6に示す回路構成のものに限らない。
次に、上述のように構成された信号処理装置100aの動作を説明する。まず、図5における第1加減算器104の動作は、図1における第1加減算器104の動作と同様であり、そのタイミングチャートも図2と同様であるのでその説明を省略する。図7は、信号処理装置100aの動作を説明するためのタイミングチャートである。図7において、横軸は経過時間tを、縦軸は電圧レベルを示している。まず、図7に示すタイミングt1において、クロック信号生成部105から出力されたクロック信号φ1がハイレベルになると、スイッチSW2,4,25,28,20,22がオンする。そうすると、まず、スイッチSW2とスイッチSW4とがオンすることにより、センサ101aの感応素子102,202側にセンサ用電源VSSが印加され、感応素子103,203側が電源グラウンドGNDに接続される。
以下、センサ101aに対してこの方向で電圧が印加された状態を正相バイアス状態と称する。そして、正相バイアス状態で、感応素子102,103,202,203によって圧力や、熱等の物理量が検出され、その検出された物理量に応じて感応素子102,103,202,203の抵抗値が変化することによって、感応素子102と感応素子103との分圧比に応じたセンサ信号SA1が第1加減算器104へ出力され、感応素子202と感応素子203との分圧比に応じたセンサ信号SA2が第2加減算器109へ出力される。
今、感応素子202の特性は感応素子103と同様であり、感応素子203の特性は感応素子102と同様であるため、正相バイアス状態における感応素子202と感応素子203との分圧比に応じたセンサ信号SA2は、逆相バイアス状態における感応素子102と感応素子103との分圧比に応じて得られるセンサ信号SA1と同様になる結果、タイミングt1において、センサ信号SA2の電圧がVSS/2−α(第3の信号レベル)となる。
そうすると、スイッチSW25,28がオン、スイッチSW26,27がオフしているので、コンデンサC21は、センサ信号SA2によって電圧VSS/2−αに充電され、コンデンサC21の端子電圧SB2が、電圧VSS/2−αにされる。この場合、電圧VSS/2−αのうち、検出すべき物理量である加速度はαの部分に反映されており、電圧VSS/2は、検出された加速度を反映しないオフセット成分となる。
次に、図7に示すタイミングt2において、クロック信号φ1がローレベル、クロック信号φ2がハイレベルになることにより、スイッチSW1,3,26,27,29,21,23がオン、スイッチSW2,4,25,28,20,22がオフされる。そうすると、まず、スイッチSW2とスイッチSW4とがオフすると共に、スイッチSW1とスイッチSW3とがオンすることにより、センサ101aの感応素子102,202側に電源グラウンドGNDが接続され、感応素子103,203側にセンサ用電源VSSが印加される。以下、センサ101aに対してこの方向で電圧が印加された状態を逆相バイアス状態と称する。そして、逆相バイアス状態では、感応素子202と感応素子203の直列回路に流れる電流の方向が反転するため、センサ信号SA2の電圧は、VSS/2+α(第4の信号レベル)となる。
そして、第3信号処理部111において、スイッチSW26,27がオン、スイッチSW25,28がオフされているので、コンデンサC21に蓄積された電荷が放電される一方、第4信号処理部112において、スイッチSW29,21がオン、スイッチSW20,22がオフされているので、コンデンサC22は、センサ信号SA2によって電圧VSS/2+αに充電され、コンデンサC2の端子電圧SC2が、電圧VSS/2+αにされる。
次に、図7に示すタイミングt3において、クロック信号φ1がハイレベル、クロック信号φ2がローレベルになることにより、第3信号処理部111において、スイッチSW26,27がオフ、スイッチSW25,28がオンされ、コンデンサC21を電圧VSS/2−αに充電していた電荷が加算器113のコンデンサC23へ転送される。一方、第4信号処理部112において、スイッチSW29,21がオフ、スイッチSW20,22がオンされることにより、コンデンサC22の充電電圧の極性が反転され、コンデンサC22の端子電圧SD2が−(VSS/2+α)にされると共に、逆極性にされたコンデンサC22の蓄積電荷が加算器113のコンデンサC23へ転送される。
そして、加算器113によって、コンデンサC21から転送された電荷に応じた電圧(VSS/2−α)と、コンデンサC22から転送され、極性を反転された電荷に応じた電圧−(VSS/2+α)とが加算され、すなわち第3の信号レベルである(VSS/2−α)から第4の信号レベルである(VSS/2+α)が減算され、その差分の電圧(−2α)が、演算増幅器AMP2から差分検出部110へ第2差分信号SE2として出力される。
なお、図7において、クロック信号φ1がハイレベル、クロック信号φ2がローレベルの場合に説明の便宜上、SB2=VSS/2−α、SD2=−(VSS/2+α)として示しているが、スイッチSW28,22がオンすると共に瞬時に電荷が転送されるため、実際にはコンデンサC21,C22の端子電圧として図2に示す電圧SB2,SD2は現れない。
次に、図8に示すタイミングチャートにおけるタイミングt3に示すように、差分検出部110によって、演算増幅器AMP1から出力された第1差分信号SE1’の電圧(2α)と、演算増幅器AMP2から出力された第2差分信号SE2の電圧(−2α)との差分がセンサ出力信号SF、すなわち電圧(4α)として出力される。
以上の動作により、感応素子102,103と第1加減算器104とを用いて得られた第1差分信号SE1’の電圧(2α)と、感応素子202,203と第2加減算器109とを用いて得られた第2差分信号SE2の電圧(−2α)とから、電圧(4α)のセンサ出力信号SFを得ることができ、図1に示す信号処理装置100に第2加減算器109と差分検出部110とを付加し、センサ101を感応素子102,103の直列回路から感応素子102,103,202,203のブリッジ回路に変更することにより、演算増幅器の信号増幅率を高めることなく図1に示す信号処理装置100に対してさらにセンサの検出信号レベルを増大させることができる。
なお、図9に示すように、演算増幅器AMP1,AMP2を、一つの全差動増幅器AMP3に置き換えた構成としても良い。この場合、センサ信号SA1とセンサ信号SA2との同相成分のノイズをキャンセルすることができ、センサ出力信号SFの信号品質を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施の形態による信号処理装置について説明する。図10は、本発明の第3の実施の形態による信号処理装置の構成の一例を示すブロック図である。図10に示す信号処理装置100bと図5に示す信号処理装置100aとでは、下記の点で異なる。すなわち、図10に示す信号処理装置100bでは、差分検出部110の代わりに加算器114を備える。また、センサ101bは、感応素子202,203の代わりに、感応素子103と同様の温度特性を有する素子302と、感応素子102と同様の特性を有する素子303との直列回路が、感応素子102と感応素子103との直列回路と並列に接続されている。
感応素子102と感応素子103、及び素子302と素子303は、周囲温度Taが予め定められた所定の標準温度Tsである温度条件の場合に、検出対象の圧力が加えられていなければ、それぞれ抵抗値が等しくなるようにされている。
また、素子302,303は、感応素子103,102と同様のインピーダンスの温度特性を有する一方、感応素子103,102の検出対象である物理量に対しては、インピーダンスが変化しない素子を用いてもよく、あるいは素子302,303として、それぞれ感応素子103,102と同様の感応素子を用いて、例えば検出対象の温度、圧力、加速度、磁気等の物理量が加えられない位置に素子302,303を配設してもよい。例えば、センサ101bが圧力センサであり、感応素子103,102がピエゾ抵抗である場合、素子302,303としてそれぞれ感応素子103,102と同じピエゾ抵抗を用いてセンサ101bを構成し、素子302,303は、検出対象の圧力が加わらない位置に配置する構成としても良い。
その他の構成は図5に示す信号処理装置100aと同様であるのでその説明を省略し、以下、図10に示す信号処理装置100bの動作を説明する。図11は、図10に示す信号処理装置100bの動作を説明するためのタイミングチャートである。
まず、図11におけるタイミングt11〜t13において、周囲温度Taが標準温度Tsに等しく、センサ101bには検出対象となる圧力Pが加えられていない場合、感応素子102と感応素子103、及び素子302と素子303は、それぞれ抵抗値が等しいので、センサ用電源VSSが、感応素子102と感応素子103、及び素子302と素子303によってそれぞれ分圧され、センサ信号SA1及びセンサ信号SA2の電圧値は、正相バイアス状態と、逆相バイアス状態とのいずれにおいてもVSS/2となる。
そうすると、図2に示すタイミングt1〜t3の動作と同様にして、第1加減算器104から第1差分信号SE1’が、第2加減算器109から第2差分信号SE2が、加算器114へ出力される。この場合、センサ信号SA1は、正相バイアス状態と、逆相バイアス状態とのいずれにおいても、電圧VSS/2であるため、正相バイアス状態におけるセンサ信号SA1と逆相バイアス状態におけるセンサ信号SA1との差分である第1差分信号SE1’は、0V(GND)となる。同様に、第2差分信号SE2もまた、0V(GND)となる。そして、加算器114によって、第1差分信号SE1’と 第2差分信号SE2とが加算され、すなわちセンサ出力信号SFは、0V+0V=0Vとされる。
次に、図11におけるタイミングt14〜t17において、センサ101bには検出対象となる圧力Pが加えられていない状態で、周囲温度Taが標準温度Tsよりも温度Txだけ上昇し、周囲温度Ta=Ts+Txになると、感応素子102,103、及び素子302,303の温度特性によって、感応素子102と感応素子103、及び素子302と素子303の抵抗値にそれぞれ差異が生じる。
その結果、センサ信号SA1は、逆相バイアス状態において電圧(−β)、正相バイアス状態において電圧βとなる。一方、素子302の温度特性は感応素子103に等しく、素子303の温度特性は感応素子102に等しいため、センサ信号SA2は、センサ信号SA1と極性が反転した信号レベル、すなわち逆相バイアス状態において電圧β、正相バイアス状態において電圧(−β)となる。
次に、図11におけるタイミングt15,t17において、図2に示すタイミングt3と同様にして、正相バイアス状態におけるセンサ信号SA1と逆相バイアス状態におけるセンサ信号SA1との差分である第1差分信号SE1’の電圧は、β−(−β)=2βとなる。一方、正相バイアス状態におけるセンサ信号SA2と逆相バイアス状態におけるセンサ信号SA2との差分である第2差分信号SE2の電圧は、(−β)−β=−(2β)となる。そして、加算器114によって、第1差分信号SE1’と第2差分信号SE2とが加算され、すなわちセンサ出力信号SFは、2β+(−2β)=0Vとなる。
次に、図11におけるタイミングt18〜t22において、センサ101bには検出対象となる圧力Pxが加えられ、周囲温度Ta=Ts+Txの場合に、感応素子102,103、及び素子302,303の温度特性によって、感応素子102と感応素子103、及び素子302と素子303の抵抗値に差異が生じる。さらに、感応素子102と感応素子103とは、圧力Pxに対して異なる抵抗値の変化を生じる結果、センサ信号SA1は、逆相バイアス状態において電圧−(β+γ)、正相バイアス状態において電圧(β+γ)となる。一方、素子302,303は、圧力Pxに対して抵抗値の変化を生じないので、図11におけるタイミングt14〜t17の場合と同様に、センサ信号SA2は、逆相バイアス状態において電圧(β)、正相バイアス状態において電圧(−β)となる。
次に、図11におけるタイミングt19,t21において、図2に示すタイミングt3と同様にして、正相バイアス状態におけるセンサ信号SA1と逆相バイアス状態におけるセンサ信号SA1との差分である第1差分信号SE1’の電圧は、(β+γ)−{−(β+γ)}=2(β+γ)となる。一方、正相バイアス状態におけるセンサ信号SA2と逆相バイアス状態におけるセンサ信号SA2との差分である第2差分信号SE2の電圧は、(−β)−β=−(2β)となる。そして、加算器114によって、第1差分信号SE1’と第2差分信号SE2とが加算され、すなわちセンサ出力信号SFは、2(β+γ)+{−(2β)}=2γとなる。
これにより、感応素子102,103の温度特性により生じた誤差成分βを除去して、センサ出力信号SF=2γを得ることができ、センサ出力信号SFの信号品質を向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4の実施の形態による信号処理装置について説明する。図12は、本発明の第4の実施の形態による信号処理装置の構成の一例を示すブロック図である。図12に示す信号処理装置100cと図1に示す信号処理装置100とでは、下記の点で異なる。すなわち、図12に示す信号処理装置100cでは、センサ101の温度特性を補正するべくセンサ用電源VSSの電圧を調整するための補正電圧を出力する電源電圧調整部401と、電源電圧調整部401からの補正電圧に応じてセンサ用電源VSSの電圧レベルを補正すると共にその補正後の電圧をセンサ用電源VSSとしてセンサ101へ供給する電源部402とを備える。
その他の構成は図1に示す信号処理装置100と同様であるのでその説明を省略し、以下本実施の形態の特徴的な点について説明する。
センサ101は、センサ用電源VSSの電圧を、感応素子102と感応素子103によって分圧することによりセンサ信号SA1を出力するものであるので、周囲温度が変化すると、感応素子102,103の温度特性によるインピーダンス変化に応じてセンサ101の感度が変化する。一方、センサ101の感度はセンサ用電源VSSの電圧に比例する。そこで、信号処理装置100cにおいては、以下のようにして、周囲温度に応じてセンサ用電源VSSの電圧を調整することにより、センサ101の温度特性の影響による感度の変化を補正し、センサ101の感度を一定に保つようにしている。
電源電圧調整部401は、温度センサ403、AD変換器404、演算回路405、EEPROM406、及びDA変換器407を備える。また、電源部402は、基準電圧発生回路408と、加減算器409とを備える。温度センサ403は、周囲温度に応じた検知電圧を出力する。AD変換器404は、温度センサ403からの検知電圧をデジタル情報に変換し、温度検知データとして演算回路405へ出力する。
演算回路405は、例えばCPU(Central Processing Unit)等からなり、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Onle Memoly)406に記憶されているセンサ101の温度特性補正用の調整データと、AD変換器404からの温度検知データとに基づいて、センサ用電源VSSの電圧調整データをDA変換器407へ出力する。EEPROM406には、例えば信号処理装置100cの出荷時等に、周囲温度の変化に対してセンサ101の温度特性を補正するべくセンサ101の感度を一定に調整するための電圧調整データが記憶されている。具体的には、EEPROM406には、各周囲温度に対応するセンサ用電源VSSの電圧調整データが記憶されており、演算回路405が、温度検知データにより示される周囲温度に対応する電圧調整データをEEPROM406から読み出すことにより、温度検知データに応じた電圧調整データが取得される。
なお、演算回路405は、EEPROM406から読み出した電圧調整データに演算処理を加えたデータをDA変換器407へ出力する構成であっても良い。また、EEPROM406は、温度検知データをアドレスに対応させて、電圧調整データを各温度検知データに対応するアドレスに記憶する構成としても良く、この場合、演算回路405は、温度検知データをアドレスとしてEEPROM406に出力する回路であっても良い。
DA変換器407は、演算回路405からの電圧調整データをアナログ電圧に変換し、補正電圧Vcとして加減算器409へ出力する。基準電圧発生回路408は、定電圧電源回路であり、基準電圧Vrefを出力する。加減算器409は、基準電圧発生回路408からの基準電圧VrefとDA変換器407からの補正電圧Vcとの間で加減算処理を行うことによりセンサ用電源VSSを生成し、スイッチSW2,3へ出力する。
次に、上述のように構成された信号処理装置100cの動作を説明する。まず、温度センサ403によって、周囲温度に応じた検知電圧がAD変換器404へ出力され、AD変換器404によって、温度センサ403からの検知電圧がデジタル情報に変換され、温度検知データとして演算回路405へ出力される。
次に、演算回路405によって、AD変換器404からの温度検知データに対応する電圧調整データがEEPROM406から読み出されると共にDA変換器407へ出力され、DA変換器407によって、演算回路405からの電圧調整データがアナログ電圧に変換され、補正電圧Vcとして加減算器409へ出力される。
次に、加減算器409によって、基準電圧発生回路408からの基準電圧VrefとDA変換器407からの補正電圧Vcとの間で加減算処理が行われ、その結果得られたセンサ用電源VSSが、スイッチSW2,3へ出力される。
次に、加減算器409から出力されたセンサ用電源VSSが、センサ101の動作用電源として印加され、図1に示す信号処理装置100の場合と同様にして、センサ信号SA1が第1加減算器104へ出力される。以下、図1に示す信号処理装置100の場合と同様にして、第1加減算器104からセンサ出力信号SE1が出力される。
これにより、温度センサ403によって検出された周囲温度に応じてセンサ101の温度特性を補正するべくセンサ用電源VSSの電圧が調整されるので、センサ101の温度特性の影響を低減することができ、周囲温度の変化に対するセンサ101の感度の変化を低減することができる。
なお、図1に示す信号処理装置100に対して電源電圧調整部401と電源部402とを付加する構成を示したが、図13に示すように、図5に示す信号処理装置100aに対して電源電圧調整部401と電源部402とを付加することにより、周囲温度の変化に対するセンサ101aの感度の変化を低減する構成としてもよい。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5の実施の形態による信号処理装置について説明する。図14は、本発明の第5の実施の形態による信号処理装置の構成の一例を示すブロック図である。図14に示す信号処理装置100dと図1に示す信号処理装置100とでは、下記の点で異なる。すなわち、図14に示す信号処理装置100dは、スイッチSW1,2,3,4を備えず、センサ101の感応素子102側端子にはクロック信号生成部105から出力されたクロック信号φ1が入力され、センサ101の感応素子103側端子にはクロック信号生成部105から出力されたクロック信号φ2が入力されている。
その他の構成は図1に示す信号処理装置100と同様であるのでその説明を省略し、以下図14に示す信号処理装置100dの動作を説明する。まず、図2を参照して、タイミングt1において、クロック信号生成部105から出力されたクロック信号φ1がハイレベル、すなわちセンサ用電源電圧VSSになり、クロック信号φ2がローレベル、すなわち0V(グラウンド電圧GND)になると、センサ101の感応素子102側にセンサ用電源電圧VSSが印加され、感応素子103側が0Vにされる。これにより、センサ101から、正相バイアス状態におけるセンサ信号SA1が、第1加減算器104へ出力される。
次に、図2に示すタイミングt2において、クロック信号生成部105から出力されたクロック信号φ1がローレベル、すなわち0Vになり、クロック信号φ2がハイレベル、すなわち電圧VSSになると、センサ101の感応素子103側にセンサ用電源電圧VSSが印加され、感応素子102側が0Vにされる。これにより、センサ101から、逆相バイアス状態におけるセンサ信号SA1が、第1加減算器104へ出力される。以下の動作は図1に示す信号処理装置100と同様であるのでその説明を省略する。
クロック信号φ1,φ2のいずれかに遅延が生じ、クロック信号φ1,φ2が同時にハイレベルになった場合、図1に示す信号処理装置100においては、スイッチSW1とスイッチSW2、もしくはスイッチSW3とスイッチSW4が同時にオンするタイミングが生じる。そうすると、VSSと0Vとの間で短絡状態となり、過電流が流れて回路を損傷する可能性がある。
一方、図14に示す信号処理装置100dにおいては、VSSと0Vとの間で短絡が生じることがなく、スイッチSW1とスイッチSW2、もしくはスイッチSW3とスイッチSW4が同時にオンすることによる回路の損傷を防止することができる。また、スイッチSW1,2,3,4を用いる必要がないので、回路を簡素化することができる。
なお、クロック信号生成部105は、クロック信号φ1,φ2のパルス周波数を増減可能に構成されていてもよい。この場合、パルス周波数を高めることにより、センサ101の応答速度を向上させることができる。
また、クロック信号生成部105は、クロック信号φ1,φ2のデューティを可変に構成されていても良い。図15(a)(b)に示すように、クロック信号φ1,φ2のデューティを変化させることにより、クロック信号φ1,φ2が同時にローレベル(図15(a))、あるいはクロック信号φ1,φ2が同時にハイレベル(図15(b))の状態(休止モード)を作ることができる。休止モードにおいては、センサ101に電流が流れないので、信号処理装置100dの消費電流を低減することができる。
また、クロック信号生成部105は、クロック信号φ1,φ2の位相をずらすことができるように構成されていても良い。図15(c)に示すように、クロック信号φ1とクロック信号φ2の位相をずらすことにより、クロック信号φ1,φ2が、同時にローレベルとなるタイミングと、同時にハイレベルとなるタイミングと(休止モード)を作ることができる。休止モードにおいては、センサ101に電流が流れないので、信号処理装置100dの消費電流を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る信号処理装置の構成の一例を示すの回路図である。 図1に示す信号処理装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図1に示す信号処理装置にローパスフィルタを付加した例を示すブロック図である。 図3に示す信号処理装置にバッファを付加した例を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態による信号処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図5に示す差分検出部の構成の一例を示す回路図である。 図5に示す信号処理装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図5に示す信号処理装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態による信号処理装置の構成の他の一例を示す回路図図である。 本発明の第3の実施の形態による信号処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図10に示す信号処理装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第4の実施の形態による信号処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態による信号処理装置の構成の他の一例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態による信号処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図14に示す信号処理装置の変形例の動作を説明するためのタイミングチャートである。 背景技術に係る信号処理装置の構成を示す回路図である。
符号の説明
100,100a,100b,100c,100d 信号処理装置
101,101a,101b センサ
102 感応素子(第1の感応素子)
103 感応素子(第2の感応素子)
104 第1加減算器(増幅部)
105 クロック信号生成部(電圧印加部)
106 第1信号処理部
107 第2信号処理部
108 加算器(第1の差分検出部)
109 第2加減算器(増幅部)
110 差分検出部(出力部)
111 第3信号処理部
112 第4信号処理部
113 加算器(第2の差分検出部)
114 加算器(出力部)
202 感応素子(第3の感応素子)
203 感応素子(第4の感応素子)
302,303 素子
401 電源電圧調整部
402 電源部(電源印加部)
403 温度センサ(温度検出部)
404 AD変換器
405 演算回路
407 DA変換器
408 基準電圧発生回路
409 加減算器
C4 コンデンサ(ローパスフィルタ)
SW1,2,3,4 スイッチ(電圧印加部)

Claims (7)

  1. 与えられた物理量に応じた信号レベルの第1の検出信号を出力する検出部と、前記検出部から出力された第1の検出信号を増幅すると共にセンサ出力信号として出力する増幅部とを備えたセンサ信号処理装置であって、
    前記検出部は、与えられた物理量に対して互いに異なるインピーダンス変化特性を有するものであると共に直列に接続された第1及び第2の感応素子を備えるセンサ部と、
    前記センサ部に互いに逆方向の正方向電圧と逆方向電圧とを印加して、前記第1及び第2の感応素子により分圧された電圧を前記第1の検出信号として前記センサ部から出力させる電圧印加部とを備え、
    前記増幅部は、前記電圧印加部により前記正方向電圧が印加された場合に前記センサ部から出力された前記第1の検出信号を第1の信号レベルとして受け付ける第1の信号処理部と、
    前記電圧印加部により前記逆方向電圧が印加された場合に前記センサ部から出力された前記第1の検出信号を第2の信号レベルとして受け付ける第2の信号処理部と、
    前記第1の信号処理部により受け付けられた前記第1の信号レベルと前記第2の信号処理部により受け付けられた前記第2の信号レベルとの差分に基づき前記センサ出力信号を出力する第1の差分検出部とを備え
    前記センサ部は、前記第2の感応素子と同様の特性を有する第3の感応素子と、前記第1の感応素子と同様の特性を有する第4の感応素子との直列回路が、さらに前記第1の感応素子と第2の感応素子との直列回路と並列に接続されたものであり、
    前記電圧印加部は、前記センサ部に互いに逆方向の正方向電圧と逆方向電圧とを印加して、前記第3及び第4の感応素子により分圧された電圧を第2の検出信号として前記センサ部からさらに出力させるものであり、
    前記第1の差分検出部は、前記第2の信号レベルとの差分に基づき前記センサ出力信号を出力する代わりに、前記第2の信号レベルとの差分を第1の差分信号として出力するものであり、
    前記増幅部は、前記電圧印加部により前記正方向電圧が印加された場合に前記センサ部から出力された前記第2の検出信号を第3の信号レベルとして受け付ける第3の信号処理部と、
    前記電圧印加部により前記逆方向電圧が印加された場合に前記センサ部から出力された前記第2の検出信号を第4の信号レベルとして受け付ける第4の信号処理部と、
    前記第3の信号処理部により受け付けられた前記第3の信号レベルと前記第4の信号処理部により受け付けられた前記第4の信号レベルとの差分を第2の差分信号として出力する第2の差分検出部と、
    前記第1の差分信号と前記第2の差分信号とに基づいて、前記センサ出力信号を出力する出力部とをさらに備えることを特徴とするセンサ信号処理装置。
  2. 与えられた物理量に応じた信号レベルの第1の検出信号を出力する検出部と、前記検出部から出力された第1の検出信号を増幅すると共にセンサ出力信号として出力する増幅部とを備えたセンサ信号処理装置であって、
    前記検出部は、与えられた物理量に対して互いに異なるインピーダンス変化特性を有するものであると共に直列に接続された第1及び第2の感応素子を備えるセンサ部と、
    前記センサ部に互いに逆方向の正方向電圧と逆方向電圧とを印加して、前記第1及び第2の感応素子により分圧された電圧を前記第1の検出信号として前記センサ部から出力させる電圧印加部とを備え、
    前記増幅部は、前記電圧印加部により前記正方向電圧が印加された場合に前記センサ部から出力された前記第1の検出信号を第1の信号レベルとして受け付ける第1の信号処理部と、
    前記電圧印加部により前記逆方向電圧が印加された場合に前記センサ部から出力された前記第1の検出信号を第2の信号レベルとして受け付ける第2の信号処理部と、
    前記第1の信号処理部により受け付けられた前記第1の信号レベルと前記第2の信号処理部により受け付けられた前記第2の信号レベルとの差分に基づき前記センサ出力信号を出力する第1の差分検出部とを備え、
    前記電圧印加部は、互いに同一周期であって、一周期内の一部が同電位となる二のパルス信号を、それぞれ前記センサ部の両端に印加することにより、前記正方向電圧及び逆方向電圧を前記センサ部に印加することを特徴とするセンサ信号処理装置。
  3. 前記センサ部は、前記第1及び第2の感応素子に対して前記物理量が与えられる一方、前記第3及び第4の感応素子に対しては前記物理量が与えられないものであることを特徴とする請求項記載のセンサ信号処理装置。
  4. 周囲温度を検出する温度検出部をさらに備え、
    前記電圧印加部は、前記センサ部に対する周囲温度の影響を補正するべく、前記温度検出部により検出された温度を示す情報に基づいて、前記正方向電圧及び逆方向電圧のレベルを補正することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセンサ信号処理装置。
  5. 前記電圧印加部は、互いに逆相のパルス信号を、それぞれ前記センサ部の両端に印加することにより、前記正方向電圧及び逆方向電圧を前記センサ部に印加することを特徴とする請求項1、3、及び4のうちいずれか1項に記載のセンサ信号処理装置。
  6. 前記電圧印加部は、前記パルス信号の周期を、増減するものであることを特徴とする請求項2又は5記載のセンサ信号処理装置。
  7. 前記検出部は、ローパスフィルタを介して前記第1の検出信号を前記増幅部へ出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のセンサ信号処理装置。
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