JP2000213679A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2000213679A
JP2000213679A JP11197874A JP19787499A JP2000213679A JP 2000213679 A JP2000213679 A JP 2000213679A JP 11197874 A JP11197874 A JP 11197874A JP 19787499 A JP19787499 A JP 19787499A JP 2000213679 A JP2000213679 A JP 2000213679A
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leg
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健慈 戸崎
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    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/084Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
    • F16L37/098Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of flexible hooks
    • F16L37/0985Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of flexible hooks the flexible hook extending radially inwardly from an outer part and engaging a bead, recess or the like on an inner part
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L2201/00Special arrangements for pipe couplings
    • F16L2201/10Indicators for correct coupling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管継手本体内への異物の進入を回避する。 【解決手段】 挿入孔4に配管を挿入すると、抜け止め
突起20を外方へ退避させつつ前進させることができ、
通過した時点で復帰した抜け止め突起20がパイプの抜
止用フランジ3に係止してパイプ2が抜け止めされる。
正規挿入に至るまでは、係止爪22とスライダー13の
係止が解かれないが、正規挿入状態になると、嵌合検知
用チェッカー14の脚片24が押圧部18によって最大
に開脚され、係止爪22の係止が解かれる。これによ
り、嵌合検知用チェッカー14は径方向への抜き取りあ
るいは軸方向へ取り外しが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車に
使用されている比較的細径の金属管あるいは樹脂チュー
ブ(配管)を接続するための管継手に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種管継手として実公平6−0
18117号が知られている。このものは、内部に挿入
孔を有する継手本体(管継手本体)と、この継手本体内
に正規深さまで配管が挿入されたか否かを確認する確認
部材とから構成されている。配管が正規に嵌合されたか
否かのチェックは、常には抜き取り不能な状態にある確
認部材が配管の正規挿入によって抜き取り可能になった
か否かによって行っている。
【0003】具体的な構造は、継手本体の側面の一部に
開口を設けており、ここに二股状の脚部を有する確認部
材を取付けて確認部材の突出部分を挿入孔内に臨ませる
ようにしている。そして、配管が正規深さまで挿入され
たときに、配管においてフランジ状に形成された膨出部
が突出部分を径方向へ押して確認部材の脚部を強制的に
開脚させ、これによって継手本体に対する確認部材の係
止を解除させる、というものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、確認部材の突出部分を開口を通して挿入孔内に
臨ませるようにしているため、確認部材の抜き取りがな
された後は、この開口が外部にそのまま露出される。し
たがって、ここから塵等の異物が継手本体内に比較的簡
単に侵入してしまう、という問題点があった。本発明
は、こうした問題点に鑑みて開発工夫されたものであ
り、その目的とするところは、管継手本体内への異物の
侵入を有効に緩和することができる配管接続用管継手を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、先端部寄りの位置に外周面に張
り出した抜止用フランジを有するパイプを挿入して接続
するための管継手であって、軸芯に沿って配管の挿入孔
が形成された管継手本体と、内周面には管継手本体の側
面に形成された窓部を貫通して前記挿入孔内に突出する
抜け止め突起が形成されるとともに、この抜け止め突起
は、前記パイプが前記挿入孔内へ挿入される過程で前記
パイプの抜止用フランジによって管継手本体の径方向外
方へ押し出されて抜止用フランジの通過を許容し、抜止
用フランジの通過後には前記挿入孔内に突出する位置に
復帰させて前記パイプの抜止用フランジの抜け方向の移
動を規制可能となっている弾性変形可能なパイプリテー
ナと、前記抜止用フランジが当接する被押圧部が備えら
れこの被押圧部が前記パイプの挿入によって押されるこ
とで全体が前記挿入孔内を軸方向に沿って移動可能なス
ライダーと、係止爪を備えた開脚可能な一対の脚片を有
し、常には前記係止爪が前記管継手本体あるいは前記ス
ライダーの少なくともいずれかに取り外し不能に係止
し、前記脚片が開脚したときにはその係止が解除されて
前記管継手本体からの取り外しが可能となる嵌合検知用
チェッカーと、この嵌合検知用チェッカーの各脚片の内
側に突設された係合解除突部と、前記スライダーに設け
られ、前記パイプが正規嵌合位置まで挿入されて前記ス
ライダーが正規押し込み位置まで変位したときに、前記
係合解除突部を押圧して前記脚片を開脚方向に弾性変形
させる押圧部とからなることを特徴とするものである。
また請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、
前記嵌合検知用チェッカーは、前記脚片が前記管継手本
体を径方向から抱えるようにして係脱可能に装着される
とともに、抜き取り用の操作リングが径方向に突設され
ていることを特徴とするものである。さらに請求項3の
発明は、請求項1記載のものにおいて、前記嵌合検知用
チェッカーは、前記パイプを挿通可能であるとともに、
前記脚片が前記管継手本体を軸方向から抱えるようにし
て係脱可能に装着されることで、管継手本体に対し軸方
向外方へ取り外し可能となっていることを特徴とするも
のである。さらにまた請求項4の発明は、請求項1又は
2記載のものにおいて、前記管継手本体の端部には鍔縁
が張り出し形成されるとともに、その鍔縁には係止部が
形成され、また、前記スライダーの押圧部には係止部が
形成され、前記係止爪は前記管継手本体及び前記スライ
ダーの各係止部に亘って係止することを特徴とするもの
である。また請求項5の発明は、請求項1、2又は4い
ずれかに記載の前記脚片には、その周縁に沿って内向き
に張り出して前記スライダーの押圧部を外方から覆うプ
ロテクター部が形成されていることを特徴とするもので
ある。さらに請求項6の発明は、請求項5記載のものに
おいて、前記プロテクター部は径方向に沿って形成した
切り込みによって複数に分割されていることを特徴とす
るものである。
【0006】
【発明の作用および効果】請求項1の発明において、管
継手本体の挿入孔へ配管が挿入されると、配管の抜止用
フランジがパイプリテーナの抜け止め突起を外方へ押し
出しつつ管継手本体内を前進する。抜止用フランジが抜
け止め突起を通過すると、パイプリテーナの弾性により
抜け止め突起が復帰し、抜止用フランジに係止するた
め、パイプは抜け止め状態となる。一方、嵌合検知用チ
ェッカーはパイプの挿入前にあっては、管継手本体ある
いはスライダーの少なくともいずれかに取り外し不能な
状態で取り付けられているが、パイプが正規挿入位置に
至る過程で、抜止用フランジがスライダーの被押圧部に
当接するため、スライダーは管継手本体内に押し込まれ
てゆく。そして、パイプが管継手本体に対して正規深さ
まで挿入されると、嵌合検知用チェッカーの脚片の係合
解除突部がスライダーの押圧部によって押され、脚片を
最大に開脚させる。これにより、脚片の係止爪の係止が
解除され、管継手本体からの取り外しが可能なる結果、
正規挿入が検知される。請求項2の発明によれば、パイ
プの正規位置への挿入に伴って脚片の係止爪の係止が解
除すれば、操作リングをつまんで径方向外方へ引っ張れ
ば、嵌合検知用チェッカーを径方向へ抜き取ることがで
きる。請求項3の発明によれば、パイプの正規位置への
挿入に伴って脚片の係止爪の係止が解除すれば、嵌合検
知用チェッカーは軸方向外方へ取り外される。径方向に
抜き取りのためのスペースが確保できない場合に有効で
ある。請求項4の発明によれば、脚片の係止爪は鍔縁と
スライダーの各係止部の双方に掛け渡されて係止するた
め、係止爪の引っ掛り代を大きくとることができる。し
たがって、嵌合検知用チェッカーの不用意な脱落が防止
できる。請求項5の発明によれば、スライダーの押圧部
がプロテクター部によって覆われているため、パイプが
誤って押圧部を押し込み、その結果、パイプが不完全な
挿入であるにも拘わらず、嵌合検知用チェッカーが取り
外し可能な状態になってしまうのが防がれる。請求項6
の発明によれば、プロテクター部に設けられた切り込み
によって、脚片の開脚動作が円滑・容易になるため、パ
イプの挿入荷重を低くすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】−実施形態1− 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図8は本発明の実施形態1を示すものである。図
において、1は管継手本体であり、合成樹脂材にて略円
筒状に形成され、図示しない先端側は例えば合成樹脂製
のチューブが嵌合可能となっている。また、管継手本体
1の内部にはパイプ2(例えば、金属製で、先端寄りの
位置には抜止用フランジ3が全周に沿ってフランジ状に
張り出している。)を挿入するための挿入孔4が軸芯に
沿って形成されている。挿入孔4は図2に示すように、
途中でストッパ面5が段差状に形成されており、挿入さ
れたパイプ2の前端が当接することで、その挿入限界位
置を規定している。さらに、挿入孔4においてストッパ
面5が形成されている部分より入り口側(同図における
右側)にはこれより大径に形成された中間部6があり、
ここにはスペーサ7を介して2つのシールリング8が嵌
着されている。両シールリング8はパイプ2の外周面に
密着してパイプ2と挿入孔4の孔壁との間のシールを行
っている。さらにまた、挿入孔4において前記中間部6
と入り口との間に配された導入部12の内径は中間部6
よりさらに大径に形成されており、抜止用フランジ3が
ほぼ摺接可能となっている。また、管継手本体1の内面
には、後述するスライダー13に対する一対の位置決め
溝15が凹設されている。両位置決め溝15は挿入孔4
の入り口側端部より軸方向へ所定長さ範囲にわたって設
けられている。なお、この実施形態においては、両位置
決め溝15とほぼ直交する位置にも溝部16が凹設され
ているが、この両溝部16は管継手本体1の端面から窓
部11に至るまでの範囲に形成されている。
【0008】一方、管継手本体1の外周面には周方向に
沿って位置決め縁9が形成されており、後述するパイプ
リテーナ17の位置決めを行う。図示では、この位置決
め縁9は一部が切り欠かれた状態で形成されているが、
全周に沿って環状に形成してもよい。また、これに対応
して管継手本体1の端縁にも位置決め縁9とほぼ同じ張
り出し高さをもって鍔縁10が全周に沿って形成されて
いる。この鍔縁10には後に説明するが、スライダー1
3の押圧部18と同様にして90度の角度間隔で四箇所
が切り欠かれており、このうち図1における下側の切り
欠きはチェッカー14を係止させる係止溝1A(係止
部)となっている。さらに、管継手本体1の外周面にお
ける位置決め縁9と鍔縁10との間であって前記両位置
決め溝15とほぼ直交する位置には、前記した一対の窓
部11が管継手本体1の軸芯を中心としたほぼ対称位置
に開設されている。
【0009】上記した位置決め縁9と鍔縁10との間に
は略C字形状をなしたパイプリテーナ17が嵌着されて
いる。パイプリテーナ17はリングの一部を切ること
で、拡開方向への変形が可能となっており、パイプリテ
ーナ17は一時的に拡開させてパイプリテーナ17を管
継手本体1の外周を抱え込むようにして装着し、その後
に締め付け方向に弾性的に復元させることで管継手本体
1に固定されている。また、本実施形態では管継手本体
1への装着時の拡開操作を容易にするため、切り離し部
分には操作用突部19が突出形成されている。さらに、
パイプリテーナ17の内周面にはパイプ2の抜け止めを
行うための一対の抜け止め突起20(図1では片側のみ
が示されている)が突出形成されている。両抜け止め突
起20は、パイプリテーナ17が管継手本体1に装着さ
れたときに、窓部11を通して挿入孔4内へ突出するよ
うにしてある。また、抜け止め突起20は前面側(挿入
孔4の入り口側)は外方へ向けて拡開するテーパー面2
0Aとなっており、抜止用フランジ3の通過時に抜け止
め突起20を押し上げ易くしている。
【0010】次に、スライダー13について説明する
と、スライダー13はその一端に、パイプ2の抜止用フ
ランジ3によって押圧可能な被押圧部21を有してい
る。この被押圧部21は、外周が導入部12の内周に摺
接可能なリング状に形成されているが、その孔径は抜止
用フランジ3以外のパイプ2部分を挿通可能に形成され
ている。また、スライダー13の他端には管継手本体1
の鍔縁10と同様なリング状をなす押圧部10が配され
ている。この押圧部18には、上記鍔縁10と同様に円
周方向に90度の角度間隔で四箇所が切り欠かれて管継
手本体1側の各係止溝1Aと整合する係止溝18A(係
止部)が形成され、このうち図1における下側に位置す
る2つの係止溝18Aが嵌合検知用チェッカー14を係
止させるようになっており、これによって嵌合検知用チ
ェッカー14の係止爪22は管継手本体1側とスライダ
ー13側の両係止溝1A,18Aに跨るようにして係止
することとなる。さらに、被押圧部21と押圧部18と
の間は共に軸方向に沿って架設された二本の連結片23
によって結合されており、両連結片23は管継手本体1
の両位置決め溝1515にそれぞれ適合して挿通させる
ことができるようになっている。そして、スライダー1
3は管継手本体1に対する初期の組み付け位置(図2の
位置)では、押圧部18が管継手本体1の端面から所定
距離だけ離間した位置に保持されるようになっている。
【0011】嵌合検知用チェッカー14は開脚方向への
撓みが許容された一対の脚片24を有し、これらの上端
は湾曲片25によって接続され、かつ湾曲片25の上面
の一縁寄りには引っ張り操作用の操作リング26が立設
されている。また、両脚片24の内面下端にはほぼ全幅
に亘って係止爪22が形成されている。この係止爪22
は、前述したように、管継手本体1側とスライダー13
側のそれぞれの係止溝1A,18Aの双方に掛けわたさ
れるように係合可能であり、これによって嵌合検知用チ
ェッカー14全体は管継手本体1及びスライダー13に
対して径方向への抜き取りが不能な状態で取り付けられ
る。
【0012】さらに、両脚片24の内面において両係止
爪22の上部には係合解除突部27がそれぞれ対称位置
に突出している。図2に示す初期の取付け位置において
は、両係合解除突部27は管継手本体1の鍔縁10とス
ライダー13の押圧部18との間に位置し、これによっ
て嵌合検知用チェッカー14全体は軸方向への移動が規
制されている。さらにまた、係合解除突部27の前面側
(スライダー13の押圧部18と対向する側)には傾斜
面27Aが形成されていて、スライダー13の押圧部1
8と摺接可能で、かつこの摺接過程で嵌合検知用チェッ
カー14の両脚片24の開脚動作を案内することができ
る。パイプ2が正規の深さまで挿入されたときに、抜止
用フランジ3は抜け止め突起20を完全に通過する位置
までスライダー13の被押圧部21を押し込む。このと
きには、スライダー13の押圧部18の端縁は、図6に
示すように嵌合検知用チェッカー14の係合解除突部2
7における頂部27Bに乗り上げた状態にあるため、両
脚片24を最も大きく開脚させ、この位置でのみ係止爪
22と各係止面との係合を解離させることができるよう
にしてある。つまり、パイプ2が正規深さまで挿入され
たときに初めて、嵌合検知用チェッカー14の抜き取り
が可能になるわけである。
【0013】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用効果を具体的に説明すると、図2に示すように、
スライダー13、嵌合検知用チェッカー14及びパイプ
リテーナ17が管継手本体1に組み付けられた状態にお
いて、パイプ2を挿入孔4の入り口側から挿入する。こ
の間、パイプ2は抜止用フランジ3が挿入孔4の孔壁に
ほぼ摺接しつつ前進してゆく。そして、抜止用フランジ
3はまず窓部から挿入孔4へ突出しているパイプリテー
ナ17の両抜け止め突起20に当接する(図3及び図4
参照)。そして、両抜け止め突起20のテーパー面20
Aによる案内作用を受けて抜け止め突起20が外方へ退
避するようにパイプリテーナ17が拡開変形する。
【0014】このままさらにパイプ2の挿入が進行する
と、抜止用フランジ3は両抜け止め突起20を通過する
ため、パイプリテーナ17は弾性復帰して抜け止め突起
20を再度挿入孔4内へ突入させる。これによって、両
抜け止め突起20が抜止用フランジ3と係合する結果、
パイプ2が抜け止め状態に保持される(図5及び図6に
示す正規挿入状態)。抜止用フランジ3が抜け止め突起
20を通過する過程で、抜止用フランジ3は同時にスラ
イダー13の被押圧部21を押圧するため、スライダー
13全体は図4の位置から図6の深さ位置まで押し込ま
れる。この間に、スライダー13の押圧部18が嵌合検
知用チェッカー14の係合解除突部27の傾斜面27A
に摺接し、その過程で嵌合検知用チェッカー14の両脚
片24を徐々に開脚させる。そして、パイプ2が上記し
た正規挿入状態に至れば、図6に示すように、押圧部1
8の端縁が係合解除突部27の頂部27Bにちょうど乗
り上げた状態となっているため、つまりここにおいて嵌
合検知用チェッカー14の両脚片24は最も開脚した状
態となっている。かくして、嵌合検知用チェッカー14
の係止爪22は管継手本体1及びスライダー13の双方
の係止面に対する係止が解除される。このため、操作リ
ング26を径方向外方へ引っ張ってやれば、嵌合検知用
チェッカー14を抜き取ることができる。このような嵌
合検知用チェッカー14の抜き取りが可能であることを
もって、作業者はパイプ2が正規深さまで挿入されたこ
とを確認することができる。
【0015】仮に、パイプ2が正規深さ位置まで挿入さ
れていない場合(半挿入)には、押圧部18による両脚
片24の開脚が不十分であるため、両係止爪22と対応
する各係止溝1A,18Aとの係合が完全に解かれな
い。したがって、操作リング26を引っ張っても嵌合検
知用チェッカー14の抜き取りができず、作業者はパイ
プ2が未だ完全挿入に至っていないことを知る。
【0016】以上のように、本実施形態によれば、嵌合
検知用チェッカー14の抜き取りの可否をもって、パイ
プ2の正規挿入の有無を知ることができる。また、この
場合において、嵌合検知用チェッカー14は管継手本体
1の外側に配されていて、従来のように開口を設けるこ
となく、管継手本体1に組み付けられているため、正規
挿入の確認の後に管継手本体1に大きな開口が開いてし
まう事態を回避して塵などの侵入を未然に回避すること
ができる。さらに、嵌合検知用チェッカー14の係止爪
22は管継手本体1とスライダー13の双方の係止溝1
A,18Aに跨るようにして係止されるため、嵌合検知
用チェッカー14の係止が不用意に外れてしまうことが
なく、検知機能に対する信頼性向上が期待できる。
【0017】なお、管継手本体1にはパイプリテーナ1
7の抜け止め突起20を通すための窓部が開口している
が、これはパイプリテーナ17の装着によって塞がれた
状態となっているため、塵などの侵入は簡易的に防止さ
れている。
【0018】−実施形態2− 図9〜図14は本発明の実施形態2を示すものである。
実施形態1では、嵌合検知用チェッカー14の係止爪2
2が管継手本体1とスライダー13Aの押圧部18の双
方に係止するような形態を示したが、実施形態2では管
継手本体1のみに係止する場合を例示するものである。
管継手本体1及びパイプリテーナ17については、実施
形態2と同様の構成であるため、同一符号を付して説明
は省略する。
【0019】スライダー13Aの押圧部18は、実施形
態1とは異なり、係止縁18Aを有しない円環状に形成
されている。この押圧部18は、その外径が管継手本体
1の挿入孔4の孔径および嵌合検知用チェッカー14の
内径より大きめに形成されて、管継手本体1及び嵌合検
知用チェッカー14の外側に配される。嵌合検知用チェ
ッカー14は、管継手本体1の鍔縁10の外周に沿って
嵌着できるよう、脚片24A全体が円弧形状に形成さ
れ、かつその幅は鍔縁10よりも広幅に形成されてい
る。また、嵌合検知用チェッカー14の脚片24Aの内
周縁のうち一方側の縁には、鍔縁の軸方向内側面に係止
する規制縁28が複数箇所にそれぞれ径方向内向きに突
出している。また、脚片24Aの内周面における規制縁
28と反対側の縁でかつ先端寄りには、一対の係合解除
突部27(図9では片側のみが示されている)が突設さ
れている。この両係合解除突部27はパイプが正規深さ
まで挿入され、これに伴ってスライダー13Aが所定位
置まで押し込まれたときに、スライダー13Aの押圧部
18によって押し上げられるようになっている。この押
し上げ動作を円滑に行わせるために、係合解除突部27
の前面には傾斜面27Aが形成されている。なお、他の
構成は、実施形態1と同様である。
【0020】次に、上記のように構成された実施形態2
の作用効果を具体的に説明する。嵌合検知用チェッカー
14が管継手本体1に係止されている状態において、パ
イプ2がスライダー13Aの押圧部18を通して挿入孔
4へ挿入されると、抜止用フランジ3がパイプリテーナ
17の両抜け止め突起20に当接する。そして、両抜け
止め突起20のテーパー面20Aによる案内作用を受け
て抜け止め突起20が外方へ退避するようにパイプリテ
ーナ17が拡開変形する(図11及び図12状態)。さ
らにパイプ2の挿入がなされて正規挿入位置に至ると、
抜止用フランジ3が両抜け止め突起20を通過するた
め、パイプリテーナ17は弾性復帰して抜け止め突起2
0と抜止用フランジ3とが係合し、これによってパイプ
2は抜け止め状態に保持される。
【0021】抜止用フランジ3が抜け止め突起20を通
過する過程で、抜止用フランジ3は同時にスライダー1
3Aの被押圧部21を押圧し、スライダー13Aを図1
3あるいは図14に示す位置にまで変位させる。この間
に、スライダー13Aの押圧部18が嵌合検知用チェッ
カー14の係合解除突部27の傾斜面27Aに摺接し、
その過程で嵌合検知用チェッカー14の両脚片24Aを
徐々に開脚させる。そして、パイプ2が上記した正規挿
入位置に至れば、図14に示すように、押圧部18の外
周縁が係合解除突部27の頂部を押し上げるようになる
ため、嵌合検知用チェッカー14の両脚片24Aは最も
開脚した状態となる。かくして、嵌合検知用チェッカー
14の係止爪22は管継手本体1の係止溝1Aとの係止
が解除される。このため、操作リング26を径方向外方
へ引っ張ってやれば、嵌合検知用チェッカー14を抜き
取ることができる。このような嵌合検知用チェッカー1
4の抜き取りが可能であることをもって、作業者はパイ
プ2が正規深さまで挿入されたことを確認することがで
きる。もし、パイプ2が正規挿入に至っていない場合に
は、スライダー13Aの押し込みが不十分で押圧部18
による係合解除突部27の押し上げがなされないことか
ら、嵌合検知用チェッカー14の係止爪22は管継手本
体1の係止溝1Aに係止したままであり、したがって嵌
合検知用チェッカー14の抜き取りを行うことができな
い。
【0022】以上のように、実施形態2においても、嵌
合検知用チェッカー14の抜き取りの可否をもってパイ
プ2の正規挿入の有無を確実に検知できる。また、嵌合
検知用チェッカー14の組み付けにあたっても、管継手
本体1に開口を設けないため、こうした開口から塵が侵
入する事態が解消できる。
【0023】−実施形態3− 図15は本発明の第3実施形態を示すものである。実施
形態3のものは、嵌合検知用チェッカー14の後端縁を
係合解除突部27よりさらに後方へ延出させ、全周に沿
った環状をなす保護縁24Bとしたものである。管継手
本体1への組み付け状態において、保護縁24Bはスラ
イダー13Bの押圧部18よりさらに後方へ突出するよ
うになっている。このように構成することで、スライダ
ー13Bに直接外力が作用する機会を減らし、不用意に
スライダー13Bが管継手本体1内に深く押し込まれて
しまわないようにすることができる。他の構成は、実施
形態1,2と同様であり、もって同様の作用効果を発揮
することができる。
【0024】―実施形態4― 図16〜図24は本発明の実施形態4を示すものであ
り、この実施形態ではチェッカー50の脚片51にスラ
イダー13Aが不用意に押し込まれないようにするため
のプロテクター部52を形成したものである。すなわ
ち、上記した各実施形態のものでは、スライダー13A
の係止部が後端に露出しているため、パイプ2の挿入方
向が軸芯に沿わず、斜め方向から挿入された場合には、
パイプ2の先端でスライダー13Aの押圧部18を突い
てしまうことも予想される。そのような場合には、スラ
イダー13Aが押し込まれてしまうため、嵌合検知用チ
ェッカー50の脚片51が開脚し、嵌合検知用チェッカ
ー50の係止爪が管継手本体1側との係止が解けてしま
う。パイプ2の不正な挿入がやり直されたときに、脚片
51がそのまま復帰変形すれば特に問題はないのである
が、開脚時に係止爪が本来の係止位置を乗り越えて脚片
51が復帰変形できないような場合もあり、そのような
場合には、やり直しの挿入が不完全であっても、嵌合検
知用チェッカー50の抜き取りが可能であることから、
作業者は正規挿入と誤って判断してしまう虞がある。実
施形態4のものはこのような事態を解消すべく、より確
実に不完全挿入を検出できるようにすることも目的とし
ている。
【0025】さて、本実施形態では嵌合検知用チェッカ
ー50を除き、他の構造は実施形態2と同様であるた
め、嵌合検知用チェッカー50以外の構造については実
施形態2と同一符号を付して説明は省略する。
【0026】嵌合検知用チェッカー50は管継手本体1
の鍔縁10の外周に沿って嵌着できるよう、脚片51全
体は円弧状に形成されており、その幅は鍔縁10よりも
充分広幅に形成されている。また、嵌合検知用チェッカ
ー50の上面中央部で一端寄りの位置には、引っ張り操
作用の操作リング53が立設されている。さらに、脚片
51の内周縁のうち操作リング53が配されている側の
縁には、鍔縁10の軸方向内側面に係止する規制縁54
が複数箇所にそれぞれ径方向内向きに突出するととも
に、両先端には係止爪55が形成されて管継手本体1の
係止溝1Aに係止可能となっている。さらにまた、脚片
51の内周面における規制縁54と反対側の縁でかつ先
端寄りには、一対の被押圧部56が突設されている。こ
の両被押圧部56はパイプ2が正規深さまで挿入され、
これに伴ってスライダー13Aが所定位置まで押し込ま
れた時に、スライダー13Aの係止部によって押し上げ
られるようになっている。この押し上げ動作を円滑に行
わせるために、被押圧部56の前面には傾斜面56Aが
形成されている。
【0027】また、嵌合検知用チェッカー50において
前記規制縁54が設けられているのと反対側の周縁には
内向きにプロテクター部52が張り出し形成されている
(図18参照)。このプロテクター部52は、嵌合検知
用チェッカー50全体の開脚変形を許容する必要から、
図示のものは下端中央に切り込み60が入れられるとと
もに、上部側には左右対称の領域が所定角度範囲にわた
って肉抜き57が施され、同時に二箇所に径方向へ切り
込み58が入れられ、かくしてプロテクター部52は3
つの片に分割されている。また、プロテクター部52は
中央に円形の円孔59を保有するようにしてあり、その
内径はパイプ2の抜止用フランジ3を遊挿可能に設定さ
れている。さらに、嵌合検知用チェッカー50が管継手
本体1に装着された状態では、プロテクター部52はス
ライダー13Aの押圧部18より外方に位置するように
なっているが、この実施形態では押圧部18の外側にほ
ぼ密着して位置するようにしてある。また、この嵌合検
知用チェッカー50の装着状態において、プロテクター
部52はスライダー13Aの押圧部18をほぼ全周にわ
たって、覆うことができるような張り出し幅としてあ
る。
【0028】次に、上記のように構成された実施形態4
の作用効果を具体的に説明するが、パイプ2が正規方
向、つまり軸芯に沿って挿入される場合は、実施形態2
で説明したのと同様な要領で、接続が完了する。そし
て、正規深さまで挿入されれば、嵌合検知用チェッカー
50の抜き取りが可能となり、そこまで至らないような
不完全な挿入の場合には、嵌合検知用チェッカー50の
抜き取りができず、これをもって作業者は不完全挿入で
あることを知ることとなる。
【0029】ところで、図24に示すように、パイプ2
の挿入方向が軸芯に沿わず、斜めとなってしまうことが
あるが、そのようなときには、プロテクター部52がス
ライダー13Aの押圧部18を外側から覆っているた
め、パイプ2の先端はプロテクター部52のみに当接
し、押圧部18へ当接することはない。したがって、誤
ってスライダー13Aを押し込んでしまうことはないか
ら、嵌合検知用チェッカー50の係止爪55と係止溝1
Aとの係止状態はそのまま維持される。したがって、嵌
合検知用チェッカー50としての機能がそのまま維持さ
れるため、パイプ2の完全挿入の有無を確実に検知する
ことができる。
【0030】以上のように、実施形態4のものによれ
ば、実施形態1〜3のような塵等の進入防止の効果に加
え、パイプ2の斜め挿入によっても嵌合検知用チェッカ
ーの機能が損なわれず、確実に不完全挿入を検知する効
果が得られる。なお、嵌合検知用チェッカー50のプロ
テクター部52の構成としては、要は脚片51の開脚変
形を許容しつつスライダー13Aの押圧部18を覆うこ
とができるものであればよく、種々に変更可能である。
【0031】例えば、図25に示す嵌合検知用チェッカ
ー70のように、プロテクター部61の上部側の切り込
み58の数を3つに増やしたものであり、このようにす
れば、開脚変形が容易となる。したがって、その分、パ
イプ2の挿入抵抗が減り、挿入荷重を低下させることが
できる。このように、プロテクター部61を周方向に沿
った複数の片に分割するようにすれば、その分割された
数に応じて挿入荷重を調整することができる。逆に、図
26に示す嵌合検知用チェッカー71のように、プロテ
クター部72の上部側には肉抜き57のみを行い、切り
込み58を省略するようにすれば、挿入荷重は高く調整
されることになる。
【0032】−実施形態5− 図27〜図34は本発明の第5実施形態を示すものであ
る。本実施形態のものは、嵌合検知用チェッカー80を
管継手本体1の軸方向へ取り外し可能としたものであ
る。すなわち、上記した各実施形態のものでは、嵌合検
知用チェッカーが径方向に取り外し操作可能としたもの
を示したが、作業環境によっては抜き取りのための作業
空間を管継手本体1の径方向外方に確保できないことが
ある。第5実施形態では、そのような場合のために、嵌
合検知用チェッカー80を管継手本体1の軸方向へ取り
外すことができるようにすることを目的とする。
【0033】さて、第5実施形態における嵌合検知用チ
ェッカー80は、スライダー13Bの押圧部18の背面
に同心で対向するリング状基部81を有している。この
リング状基部81の孔径はスライダー13Bの押圧部1
8の孔径とほぼ等しくしてあり、パイプ2を遊挿可能で
ある。また、リング状基部81における外周縁の対称位
置には、一対の脚片82がパイプリテーナ17側へ向け
て軸方向に沿って突出形成されている。両脚片82の先
端には内向きに係止爪83が形成されている。両係止爪
83は管継手本体1の鍔縁10の内側に解離可能に係止
するようになっており、嵌合検知用チェッカー80全体
が管継手本体1から軸方向へ外れないようにしている。
さらに、両脚片82の内面の中央部には係合解除突部8
4が形成されている。この係合解除突部84はスライダ
ー13Bの押圧部18と管継手本体1の鍔縁10との間
に位置している。また、係合解除突部84においてスラ
イダー13Bの押圧部18と対向する側の面には傾斜面
85が形成されており、パイプ2の前進に伴ってスライ
ダー13Bが前進し、押圧部18がこの傾斜面85に沿
って摺接すると、脚片82はその付け根部分の周辺部を
中心として起立方向へ弾性変形を生じさせる。パイプ2
が正規位置に達したときに脚片82は最も起立変形し、
係止爪83を鍔縁10から解離させることができる。
【0034】また、リング状基部81の外周縁において
両脚片82の間の部分には、パイプリテーナ17側へ向
けて円弧形状に張り出す一対の位置決め片86が形成さ
れている。両位置決め片86は対称位置に配され、その
先端縁が管継手本体1の鍔縁10の後端面に当接するこ
とで、嵌合検知用チェッカー80の前進を規制してい
る。さらに、両位置決め片86の先端縁の中央部には切
り欠き溝87が凹設されている。これに対応して、スラ
イダー13Bの押圧部18の外周縁であって、両連結片
23が設けられている位置と約90度ずれた位置には、
一対の位置決め突起88が径方向外方へ突出して形成さ
れていて、この両位置決め突起88が切り欠き溝87に
嵌まり合うことで、嵌合検知用チェッカー80の回り止
めを行うようにしている。
【0035】次に、上記構成に係る第5実施形態の作用
効果を説明すると、パイプ2が嵌合検知用チェッカー8
0の後方から軸芯に沿って嵌め入れられると、パイプ2
は挿入孔4内を前進する。そして、パイプ2が正規の挿
入位置に至る間、抜止用フランジ3がパイプリテーナ1
7の抜け止め突起20に摺接するため、パイプリテーナ
17の拡開変形によって抜け止め突起20は外方へ退避
する(図31状態)。そして、パイプ2が正規挿入位置
に至ると、抜止用フランジ3は抜け止め突起20を通過
するため、パイプリテーナ17は弾性復帰して抜け止め
突起20が抜止用フランジ3の後方に位置してパイプ2
が抜け止めされた状態となる(図33状態)。
【0036】抜止用フランジ3はパイプリテーナ17の
抜け止め突起20を通過した直後に、スライダー13B
の被押圧部21を押圧してスライダー13Bを前進させ
る。この間、スライダー13Bの押圧部18が嵌合検知
用チェッカー80における係合解除突部84の傾斜面8
5に摺接する。これにより、嵌合検知用チェッカー80
は前方へ押され、脚片82はその先端をパイプリテーナ
17の対向する側縁に押し当てることで外方へ僅かな撓
み変形を伴う一方で、全体は脚片82の付け根の周辺部
を中心として持ち上がり変形する(図32状態)。かく
して、パイプ2が正規挿入位置に至ると、脚片82の係
止爪83が管継手本体1の鍔縁10から解離するため、
嵌合検知用チェッカー80は脚片82の弾発力によって
外方へ弾き出されるようにして管継手本体1から離間す
る(図33,34状態)。
【0037】このように、実施形態5においても、嵌合
検知用チェッカー80が管継手本体1から解離されるこ
とをもってパイプ2が正規に挿入されたか否かを検知す
ることができる。特に、実施形態5では嵌合検知用チェ
ッカー80が管継手本体1の軸方向に解離するため、管
継手本体1の径方向周りに抜き取りのための作業空間が
確保されない場合に有効となる。他の構成は、他の実施
形態と同様であり、同様の作用効果を発揮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における管継手の分解斜視図
【図2】配管の挿入前の状態を示す管継手の断面図
【図3】配管の挿入途上の状態を示す縦断面図
【図4】同じく横断面図
【図5】配管の完全挿入状態を示す縦断面図
【図6】同じく横断面図
【図7】配管の挿入途上の状態を一部破断して示す斜視
【図8】配管の完全挿入状態を一部破断して示す斜視図
【図9】実施形態2における管継手の分解斜視図
【図10】配管の挿入前の状態を一部破断して示す斜視
【図11】配管の挿入途上の状態を示す縦断面図
【図12】同じく横断面図
【図13】配管の正規挿入状態を示す縦断面図
【図14】同じく横断面図
【図15】実施形態3における管継手の要部を示す断面
【図16】実施形態4における管継手の分解斜視図
【図17】配管の挿入前の状態を一部破断して示す斜視
【図18】チェッカーの正面図
【図19】配管の挿入前の状態を示す縦断面図
【図20】配管の挿入途上の状態を示す縦断面図
【図21】同じく横断面図
【図22】配管の正規挿入状態を示す縦断面図
【図23】同じく横断面図
【図24】配管を斜めに挿入しようとした場合を示す拡
大断面図
【図25】チェッカーにおける他の実施形態を示す斜視
【図26】チェッカーにおけるさらなる他の実施形態を
示す斜視図
【図27】実施形態5における管継手の分解斜視図
【図28】配管の挿入前の状態を示す斜視図
【図29】配管の挿入前の状態における抜け止め突起周
辺部を示す断面図
【図30】配管挿入前の状態における脚片部分の周辺を
示す断面図
【図31】パイプの抜止用フランジがパイプリテーナの
抜け止め突起を通過する過程を示す断面図
【図32】嵌合検知用チェッカーの解離途上を示す断面
【図33】嵌合検知用チェッカーが解離した状態を示す
断面図
【図34】嵌合検知用チェッカーが解離した状態を図3
3とは異なる方向から見た断面図
【符号の説明】
1…管継手本体 2…配管 3…抜止用フランジ 4…挿入孔 11…窓部 13…スライダー 14…チェッカー 18…係止部 20…抜け止め突起 21…押圧部 24…脚片 27…被押圧部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部寄りの位置に外周面に張り出した
    抜止用フランジを有するパイプを挿入して接続するため
    の管継手であって、 軸芯に沿って配管の挿入孔が形成された管継手本体と、 内周面には管継手本体の側面に形成された窓部を貫通し
    て前記挿入孔内に突出する抜け止め突起が形成されると
    ともに、この抜け止め突起は、前記パイプが前記挿入孔
    内へ挿入される過程で前記パイプの抜止用フランジによ
    って管継手本体の径方向外方へ押し出されて抜止用フラ
    ンジの通過を許容し、抜止用フランジの通過後には前記
    挿入孔内に突出する位置に復帰させて前記パイプの抜止
    用フランジの抜け方向の移動を規制可能となっている弾
    性変形可能なパイプリテーナと、 前記抜止用フランジが当接する被押圧部が備えられこの
    被押圧部が前記パイプの挿入によって押されることで全
    体が前記挿入孔内を軸方向に沿って移動可能なスライダ
    ーと、 係止爪を備えた開脚可能な一対の脚片を有し、常には前
    記係止爪が前記管継手本体あるいは前記スライダーの少
    なくともいずれかに取り外し不能に係止し、前記脚片が
    開脚したときにはその係止が解除されて前記管継手本体
    からの取り外しが可能となる嵌合検知用チェッカーと、 この嵌合検知用チェッカーの各脚片の内側に突設された
    係合解除突部と、 前記スライダーに設けられ、前記パイプが正規嵌合位置
    まで挿入されて前記スライダーが正規押し込み位置まで
    変位したときに、前記係合解除突部を押圧して前記脚片
    を開脚方向に弾性変形させる押圧部とからなることを特
    徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 前記嵌合検知用チェッカーは、前記脚片
    が前記管継手本体を径方向から抱えるようにして係脱可
    能に装着されるとともに、抜き取り用の操作リングが径
    方向に突設されていることを特徴とする請求項1記載の
    管継手。
  3. 【請求項3】 前記嵌合検知用チェッカーは、前記パイ
    プを挿通可能であるとともに、前記脚片が前記管継手本
    体を軸方向から抱えるようにして係脱可能に装着される
    ことで、管継手本体に対し軸方向外方へ取り外し可能と
    なっていることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  4. 【請求項4】 前記管継手本体の端部には鍔縁が張り出
    し形成されるとともに、その鍔縁には係止部が形成さ
    れ、また、前記スライダーの押圧部には係止部が形成さ
    れ、前記係止爪は前記管継手本体及び前記スライダーの
    各係止部に亘って係止することを特徴とする請求項1又
    は2記載の管継手。
  5. 【請求項5】 前記脚片には、その周縁に沿って内向き
    に張り出して前記スライダーの押圧部を外方から覆うプ
    ロテクター部が形成されていることを特徴とする請求項
    1、2又は4いずれかに記載の管継手。
  6. 【請求項6】 前記プロテクター部は径方向に沿って形
    成した切り込みによって複数に分割されていることを特
    徴とする請求項5記載の管継手。
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