JP2001193885A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2001193885A
JP2001193885A JP34939999A JP34939999A JP2001193885A JP 2001193885 A JP2001193885 A JP 2001193885A JP 34939999 A JP34939999 A JP 34939999A JP 34939999 A JP34939999 A JP 34939999A JP 2001193885 A JP2001193885 A JP 2001193885A
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JP
Japan
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pipe
checker
flange
pipe joint
joint body
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JP34939999A
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Inventor
Kenji Tozaki
健慈 戸崎
Masatoshi Harada
正利 原田
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Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者がパイプが正規深さまで挿入されたか
否かを確実に検知できるようにする。 【解決手段】 パイプPが管継手本体1内に挿入され
た状態で、チェッカー19を径方向外方から嵌め付け、
初期の取付け位置に保持する。その後、チェッカー19
を軸方向に沿って前進させる。パイプPが正規深さまで
挿入されていれば、検知片8が抜け止めフランジ縁に突
き当たらないため、チェッカー19は検知位置へ導かれ
る。すると、拡開変形していた係止爪25が弾性復帰し
て鍔部に係止できる。しかし、パイプPの挿入が不完全
である場合には、検知片8が抜け止め用フランジ3縁に
突き当たり、チェッカー19の前進を規制するため、検
知位置へ至ることができない。したがって、係止爪25
の係止を行うことができず、パイプPの半挿入が知れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は管継手に係り、特
にパイプが正規深さまで挿入されたか否かを検知するた
めの検知機構を備えた管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図24は従来の管継手を示すものであ
る。図中、100は管継手本体であり、その軸芯に沿っ
て挿入孔101が貫通して形成されて折り、一端側より
パイプPを挿入可能である。また、パイプPの入り口側
に近い部分にはリング状に形成されたリテーナ102が
嵌着されている。このリテーナ102は一部が切れたリ
ング状をなし、拡開方向へ撓み変形をなしうる。また、
リテーナ102の内周面には、一対の抜け止め突起10
3が設けられ、管継手本体100の壁面の開口へそれぞ
れ嵌め込まれて挿入孔101内に突出している。パイプ
Pが挿入孔101へ挿入されると、パイプPの途中に形
成されたフランジ104が、上記した抜け止め突起10
3に当接しこれらを外方へ押しのけるため、リテーナ1
02全体は拡開変形する。そして、フランジ104が抜
け止め突起103部分を通過すると、リテーナ102は
弾性復帰してフランジ104が抜け止め突起103と係
合する。これによって、パイプPは管継手本体100内
に抜け止めされた状態で挿入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のものは、パイプPが正規深さまで挿入されたか否かが
外観からは容易に判断できない、という問題点があっ
た。すなわち、作業者がパイプPを挿入していき、リテ
ーナ102が拡開変形を生じたことが視覚をもって判断
できたとしても、抜け止め突起103を通過する前に、
押し込みを中断してしまった場合には、リテーナ102
の弾性力によって抜け止め突起103の手前位置に押し
戻されてしまうことがありうる。そのような場合には、
パイプPが不完全挿入であるにも拘わらず、外観上は区
別がつかないため、正規挿入と誤って判断してしまう虞
がある。
【0004】本発明は、こうした要請に応えるために開
発されたものであり、その目的とするところは、作業者
がパイプが正規挿入されたか否かを確実に実感させるこ
とができる管継手を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明の構成は、外周面の先端部寄りの位
置に抜け止め用フランジが形成されたパイプを挿入して
接続するための管継手であって、前記パイプが挿入され
る挿入孔を有し、その壁面には鍔部が外方へ張り出し形
成されている管継手本体と、前記パイプが前記挿入孔に
対し正規深さまで挿入されたときに前記抜け止め用フラ
ンジに係止して前記パイプを抜け止め状態に保持するパ
イプリテーナとを備えた管継手において、前記管継手本
体には、前記挿入孔へ前記パイプが正規深さ位置まで挿
入されているか否かを検知するためのチェッカーが、前
記パイプが挿入された状態で前記管継手本体に嵌着され
るようになっているとともに、このチェッカーは初期の
取付け位置から軸方向へ移動してパイプの正規挿入の有
無を検知する検知位置までの間を移動可能であり、また
チェッカーには、このチェッカーが前記取付け位置にあ
るときには前記鍔部を乗り越える前の位置にあり、前記
検知位置へ移動し得たときには開脚方向へ撓みつつ前記
鍔部を乗り越え、鍔部を通過した後は弾性復帰して鍔部
の奥側で鍔部に係止可能な係止爪が形成され、さらに、
チェッカーには、チェッカーの前記取付け位置から前記
検知位置へ向けての移動に伴って前記挿通孔内へ突入
し、前記パイプが正規深さ位置まで至らない所定深さま
では前記抜け止め用フランジに当接することで前記チェ
ッカーが前記検知位置へ移動するのを規制し前記鍔部に
対する前記係止爪の係止を不能とする検知片が軸方向に
沿って形成されていることを特徴とするものである。ま
た請求項2の発明は、外周面の先端部寄りの位置に抜け
止め用フランジが形成されたパイプを挿入して接続する
ための管継手であって、前記パイプが挿入される挿入孔
を有し、その壁面には鍔部が外方へ張り出し形成されて
いる管継手本体と、前記パイプが前記挿入孔に対し正規
深さまで挿入されたときに前記抜け止め用フランジに係
止して前記パイプを抜け止め状態に保持するパイプリテ
ーナとを備えた管継手において、前記挿入孔へ前記パイ
プが正規深さ位置まで挿入されているか否かを検知する
ためのチェッカーが、前記パイプが挿入された状態で前
記管継手本体に嵌着されるようになっているとともに、
このチェッカーは初期の取付け位置から軸方向へ移動し
てパイプの正規挿入の有無を検知する検知位置までの間
を移動可能であり、また、チェッカーには、チェッカー
が前記取付け位置から前記検知位置へ向けて移動するこ
とに伴って前記挿入孔内へ突入し、前記パイプが正規深
さにまで挿入されているときには前記抜け止め用フラン
ジに当接せず、前記チェッカーが前記検知位置へ移動す
るのを可能にするが、前記パイプが正規深さまで至って
いないときには前記抜け止め用フランジに当接すること
で前記チェッカーが検知位置へ移動するのを規制する検
知片と、前記チェッカーが前記検知位置に至るまでは、
前記鍔部の外縁部に当接することで前記チェッカーを前
記管継手本体から径方向に浮いた取付け状態とし、前記
チェッカーが前記検知位置に至ったときには前記鍔部を
通過してチェッカーを前記管継手本体に接近させた取付
け状態とする突片とが設けられていることを特徴とする
ものである。さらに、請求項3の発明は、請求項1また
は2記載のものにおいて、前記管継手本体の外面には前
記パイプリテーナが装着され、かつこのパイプリテーナ
は管継手本体の壁面において前記鍔部より手前側の位置
に開口する窓部を通して前記挿入孔内に突出する抜け止
め突起が備えられるとともに、この抜け止め突起は前記
パイプが挿入される過程で前記パイプの前記抜け止め用
フランジによって管継手本体の外方へ押し出されて抜け
止め用フランジの通過を許容し、抜け止め用フランジの
通過後には前記パイプリテーナの弾性によって前記挿入
孔内に突出する位置に復帰して前記抜け止め用フランジ
に係止可能となっており、また前記抜け止め用フランジ
が前記パイプリテーナの前記抜け止め突起を通過する途
上に位置することで、前記パイプリテーナが前記管継手
本体に対し径方向外方へ拡開変形しているときには、前
記チェッカーは前記パイプリテーナと干渉して管継手本
体へ径方向から嵌め込み不能に形成されていることを特
徴とするものである。さらにまた請求項4の発明は、請
求項1または3記載の前記検知片には、その両側へ前記
パイプの外周面の所定角度範囲に適合可能な内周面をも
って張り出して前記パイプの振れ止めを兼ねる補強片が
張り出し形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4いずれ
かに記載のものにおいて、前記管継手本体あるいは前記
パイプリテーナには、着色された識別部が配されるとと
もに、この識別部は前記チェッカーが正規位置に移動し
たときに、このチェッカーより表出され、あるいはチェ
ッカーにて隠蔽されるようになっていることを特徴とす
るものである。さらに請求項6の発明は、請求項1に記
載のものにおいて、前記挿入孔の孔壁にはこの挿入孔の
入り口部分から軸方向内方へ向けて前記検知片を受入可
能な挿通溝が形成される一方、前記チェッカーには、こ
のチェッカーを前記管継手本体に対し前記取付け位置へ
嵌着させるに際して前記鍔部と嵌め込み方向に沿って摺
接し前記検知片を前記挿通溝の外側に整合して位置させ
るガイド部が形成されていることを特徴とするものであ
る。さらにまた請求項7の発明は、請求項1乃至請求項
6いずれかに記載のものにおいて、前記チェッカーに
は、このチェッカーを前記取付け位置に嵌着したとき
に、前記管継手本体あるいは前記パイプの外周面を弾性
力をもって嵌め付けることで、チェッカー全体を管継手
本体あるいは前記パイプに対し保持可能とする逃がし口
が開口していることを特徴とするものである。さらにま
た請求項8の発明は、請求項2乃至請求項7いずれかに
記載のものにおいて、前記突片は前記チェッカーの前部
に配され、チェッカーが前記取付け位置にあるときに
は、前記突片が前記鍔部の外縁に当接することで前部側
が持ち上がった傾斜姿勢で前記管継手本体に取り付けら
れるようになっている一方、前記検知片は前記チェッカ
ーの後壁の内面から軸方向に沿って突出形成されるとと
もに、前記後壁における前記検知片周りには検知片の撓
みを容易にするための除肉部が形成されていることを特
徴とするものである。請求項9の発明は、請求項2乃至
請求項8のいずれかに記載のものにおいて、前記突片と
前記鍔部とのいずれかの対向縁には、傾斜姿勢にある前
記チェッカーを前記管継手本体に沿って接近した姿勢へ
回動したときに、相互に摺接して前記チェッカーを前進
方向へ誘導する方向へ傾斜する案内面が形成されている
ことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、パ
イプを管継手本体の挿入孔へ差し込んでゆき、パイプが
正規深さまで挿入されると、パイプリテーナが抜け止め
用フランジに係止する結果、パイプは管継手本体内に抜
け止め状態で保持される。パイプの正規挿入の有無を検
知する作業は、上記パイプの挿入作業の後になされる。
まず、チェッカーを管継手本体に対し取付け位置に位置
させる。次に、チェッカーを軸方向に沿って検知位置へ
向けて前進させる。すると、係止爪が撓みつつ管継手本
体の鍔部を通過し、通過後には検知片は検知位置におい
て弾性復帰して鍔部と係止する。作業者はチェッカーが
検知位置に至ったこと、つまり係止爪が鍔部に係止し得
たことをもってパイプが正規深さまで挿入されているこ
とを知る。一方、チェッカーが取り付け位置から検知位
置へ至るまでの間、検知片は挿入孔内の奥へと挿入され
てゆくのであるが、パイプが正規深さにまで挿入されて
いなければ、検知片の先端がパイプの抜け止め用フラン
ジに突き当たって、それ以上のチェッカーの前進動作が
制限される。このため、係止爪は鍔部を通過することが
できず、作業者はこれをもってパイプが不完全な挿入状
態であることを知る。その場合は、パイプをより深く挿
入し、改めて検知作業がなされる。請求項2の発明によ
れば、チェッカーは取付け位置にあるときには、突片が
鍔部の外縁部に当接しているため、全体は管継手本体か
ら径方向に浮いた状態にある。その状態でチェッカーを
検知位置へ向けて移動するとともに、検知片を挿入孔へ
突っ込む。チェッカーが取付け位置から検知位置へと移
動するまでの間、検知片は挿入孔の奥方へと挿入されて
ゆくのであるが、パイプが正規深さまで挿入されていな
い場合には、検知片の先端がパイプの抜け止め用フラン
ジに当接するため、それ以上にチェッカーは検知位置へ
近づくことはできない。そのため、突片は鍔部を通過す
ることができず、その外縁部に当接することとなる。し
たがって、チェッカーは管継手本体にそれ以上に径方向
から接近することがでぎず、管継手本体に対し浮いた状
態となっているため、作業者はこの状態からパイプが未
だ正規深さまで挿入されていないことを知る。しかし、
パイプが正規深さまで挿入されていれば、検知片の先端
がパイプの抜け止め用フランジに当接しないから、チェ
ッカーは検知位置へ至ることができる。すると、突片が
鍔部を通過して鍔部との干渉が回避されるため、チェッ
カー全体が管継手本体に接近した状態で取り付けられ
る。請求項3の発明によれば、パイプを管継手本体の挿
入孔へ差し込んでゆくと、パイプの抜け止め用フランジ
がパイプリテーナの抜け止め用突起を押しのける。抜け
止め用突起を通過すると、パイプリテーナは自らの弾性
によって復帰して抜け止め用フランジに係止する。しか
し、パイプの挿入が不完全で抜け止め用フランジが丁
度、パイプリテーナの抜け止め用突起に当接している位
置で保持されている場合に、このときにはパイプリテー
ナが径方向へ拡開していることから、チェッカーを管継
手本体へ嵌め込もうとしても、パイプリテーナと干渉し
て嵌め込みが不能となっている。作業者はこれをもって
直ちにパイプが不完全挿入の状態であることを知る。請
求項4の発明によれば、検知片には補強片が形成されて
いるから、パイプに当接した場合等の損傷から保護され
る。また、この補強片はパイプの外周面に沿って適合す
るため、パイプの振れ止めの機能も果たす。請求項5の
発明によれば、チェッカーが取付け位置から検知位置に
移動したときに、着色された識別部が作業者によって視
認可能な状態から視認不能な状態へ、あるいはこれとは
逆に視認不能な状態から視認不能な状態へと移行する。
作業者はこれによって視覚的にもパイプの正規挿入の有
無を検知することができる。請求項6の発明によれば、
チェッカーを管継手本体に装着させる際、チェッカーの
ガイド部を鍔部と摺接させつつ嵌め込んでゆけば、検知
片が挿通溝に整合する位置に位置決めされる。したがっ
て、これらの煩わしい位置合わせ作業が不要となる。請
求項7の発明によれば、チェッカーは管継手本体の取付
け位置に嵌着されたときに、管継手本体あるいはパイプ
の外周面のいずれかを逃がし口が弾性力をもってクラン
プするため、チェッカーは取付け位置に保持される。し
たがって、作業者がチェッカーによる検知作業を行う
間、手で支えておく必要がなくなり、使い勝手に優れ
る。請求項8の発明によれば、チェッカーが検知位置に
至るまでは突片と鍔部との当接によって前方が浮き上が
った傾斜姿勢で管継手本体に取り付けられている。チェ
ッカーはこの傾斜姿勢を保ったまま取付け位置から検知
位置に至ることになるが、検知片は挿入孔内を真っ直ぐ
変位するとになるため、検知片はチェッカーの後壁に対
し拡開気味に変形させられる。その場合、請求項8の発
明によれば、後壁における検知片周りは除肉部が設けら
れていて、容易に拡開変形を許容するため、チェッカー
の操作を無理なくなしうる。請求項9の発明によれば、
チェッカーを回動操作すると、案内面の作用によって突
片が鍔部を通過させるようにし、チェッカー全体を検知
位置へ自動的に誘導することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】−実施形態1− 図1において、1は管継手本体であり、合成樹脂材にて
略円筒状に形成されている。そして、先端側は例えば合
成樹脂製のチューブを嵌合可能となっている。また、管
継手本体1の内部には例えば金属製のパイプPを挿入す
るための挿入孔2が軸芯に沿って貫通して形成されてい
る。但し、パイプPの先端寄りの位置にはバルジ加工に
よって形成された抜け止め用フランジ3が全周に沿って
張り出している。
【0008】図9等に示されるように、挿入孔2の途中
の位置にはスペーサリング4を挟んで軸方向の両側に2
つのシールリング5,6が嵌挿されており、押さえ筒7
によって抜け止めがなされている。両シールリング5,
6はパイプPの外周面に密着してパイプPと挿入孔2の
孔壁との間のシールを行う。さらに、挿入孔2において
前記押さえ筒7より入り口側の範囲は、抜け止め用フラ
ンジ3が挿入可能な孔径に形成されている。また、挿入
孔2の孔壁には後述する検知片8を受入れ可能な一対の
挿通溝9が凹設されている。両挿通溝9は挿入孔2の入
り口側の端部より軸方向へ所定長さ範囲に亘って刻設さ
れている。
【0009】また、管継手本体1の外周面には軸方向か
ら見た場合に正方形状をなす平板の鍔部10,11が径
方向へ張り出し形成されている。この鍔部10,11は
四隅が円弧状に面取りがなされるとともに、ほぼ中央部
には軸方向にずれるような段差12が設けられている。
図1においては、鍔部の図示上半分(上側鍔部10とい
う)は挿入孔2の入り口から見て相対的に奥側に位置
し、図示下半分(下側鍔部11という)は手前側にずれ
て位置するようになっている。一方、管継手本体1の端
縁にもリング状の張り出し縁13が形成されいる。さら
に、管継手本体1の外周面において、鍔部10,11と
張り出し縁13との間には、一対の窓部14が開口して
いる。両窓部14は、上記した両挿通溝9と直交して配
され、管継手本体1の軸芯を中心として対称位置に設け
られている。
【0010】管継手本体1の外周面であって両鍔部1
0,11と張り出し縁13との間には、略C字形状をな
す合成樹脂製のパイプリテーナ15が嵌着されている。
前記した下側鍔部11と張り出し縁13との間の軸方向
の寸法はパイプリテーナ15の幅より僅かに大きい程度
に形成され、パイプリテーナ15を管継手本体1に嵌着
させる際の位置決めの役割を果たす。
【0011】そして、このパイプリテーナ15はリング
の一部を切ることによって、拡開方向への弾性変形が可
能となっている。したがって、一旦、パイプリテーナ1
5を拡開させて管継手本体1の外周面を抱え込むように
して嵌め付ければ、自らの弾性によって管継手本体1に
固定される。この実施形態では、管継手本体1に固定さ
れたパイプリテーナ15を離脱させる場合のために、リ
ングを切り離している部分の端部に操作用突部16が突
出形成しており、パイプリテーナ15を嵌着したままの
状態で押圧操作することで、パイプリテーナ15を拡開
させ易くしている。操作用突部16の側面にはストッパ
突縁16Aが張り出しており、パイプリテーナ15を管
継手本体1から解離させるべく、操作用突部16にて拡
開変形させたときに、段差12と当接可能としてあり、
これによってパイプリテーナ15の過度の変形を防止し
ている。
【0012】さらに、パイプリテーナ15の内周面には
パイプPの抜け止めを行うための一対の抜け止め突起1
7が突出形成されている(図1では片側のみが示されて
いる)。両抜け止め突起17は、パイプリテーナ15が
管継手本体1に装着されたときに、窓部14を通して挿
入孔2内へ突出するようにしてある。また、抜け止め突
起17は前面側(挿入孔2の入り口側)は外方へ向けて
拡開するテーパー面18となっており、パイプPが挿入
されてその抜け止め用フランジ3が抜け止め突起17部
分を通過する際に、抜け止め突起17を押し上げ易くし
ている。
【0013】但し、パイプリテーナ15は管継手本体1
に正規に嵌着されている状態では、パイプリテーナ15
の外径寸法と鍔部10,11の縦横寸法とほぼ同じであ
り、このため、パイプリテーナ15の外周面は上下の鍔
部10,11より外方へ突出しないが(操作用突部16
のみは突出する)、上記のように、抜け止め突起17が
押し上げられたときの拡開したパイプリテーナ15の外
周面は、図13に示すように、上下の鍔部10,11よ
り外方へ突出するように設定されていて、次述するチェ
ッカー19の嵌め付け作業の際に、同チェッカー19と
干渉して管継手本体1に対する取付けを不能にするよう
になっている。
【0014】チェッカー19も合成樹脂材により形成さ
れており、下面側へ開口する箱形状をなしている。すな
わち、チェッカー19は管継手本体1の軸方向に沿って
対向する一対の側壁19Aと、その前後壁19B,19
Cと、天井壁19Dとによって形成されている。
【0015】両側壁19A間の内幅は、前記鍔部10,
11の幅(図1における横方向の幅)と等しいか、ある
いは僅かに広めに形成されている。また、前壁19Bの
中央部には下縁側へ開放し、管継手本体1の外周面であ
って、上側鍔部10より奥側部分に適合可能な本体用逃
がし口20がアーチ状に開口している。この本体用逃が
し口20は僅かに拡開変形可能であり、管継手本体1の
外周面に対し径方向外方より嵌め込み可能であり、管継
手本体1の半周分以上を取り囲んで保持する。一方、後
壁19C中央部には、本体用逃がし口20よりは小径で
かつ下縁側へ開放するパイプ用逃がし口21が開口して
おり、かつ僅かな拡開変形が許容されてパイプPの外周
面の半周分以上を嵌め込み可能である。かくして、チェ
ッカー19は管継手本体1にパイプPが挿入された状態
で、径方向外方よりこれらの上面部へ嵌め付け可能であ
るとともに、軸方向前方へスライド可能である。
【0016】なお、前壁19Bおよびこれに連なる側壁
19Aの内面は、チェッカー19を管継手本体1へ初期
の取付けを行う場合に、上側鍔部10の外面(図1の奥
側の面)と側縁にそれぞれ摺接して嵌め込みの案内をす
るガイド部22となる。こうして、管継手本体1にチェ
ッカー19を取り付けた当初の位置が取り付け位置とな
る。そして、この取付け位置にあっては、前壁19Bの
内面は上側鍔部10の外面との当接してチェッカー19
の後退方向の変位を規制するストッパ面23として機能
するとともに、このストッパ面23に連なる側壁19A
の内面は図6に示すように、上側鍔部10の側縁と高さ
方向に沿って当たり合うことで、チェッカー19の回り
止めを行う姿勢保持面24として機能する。
【0017】また、チェッカー19における両側壁19
Aであって、上記したガイド部22に隣接する位置に
は、左右一対の係止爪25が設けられている。両係止爪
25は両側壁19Aに開設された開口の上縁から垂下し
て形成され、外方へ撓み変形が可能である。両係止爪2
5の先端位置は側壁19Aの下端よりも上位にしてある
とともに、先端部の内面側には係止突部26が突出形成
されている。係止突部26における前部の角部には、図
9に示すようにテーパー状の面取り27がなされ、上側
鍔部10の通過動作を行い易くしている。
【0018】この実施形態においては、チェッカー19
が管継手本体1に対し初期の取付け位置にあるときに
は、両係止爪25はパイプリテーナ15の外周面に対し
外方へ撓みつつ密着するようになっいる。また、チェッ
カー19が検知位置へ向けて前進する過程で、上側鍔部
10とリテーナとの間の隙間に落ち込まないよう、図9
に示すように、両係止突部26がリテーナと上側鍔部1
0とを跨ぎつつこれらに乗り上げることができる幅寸法
に設定されている。
【0019】そして、チェッカー19が後述する検知位
置へ移動したときには、上側鍔部10を通過して両係止
爪25が弾性復帰して、係止爪25の係止突部26が上
側鍔部10の前方に位置するため、これによって上側鍔
部10との係止がなされ、その結果、チェッカー19は
軸方向後方への後退動作が規制される。また、検知位置
に至ったときには、チェッカー19の後壁19Cが管継
手本体1の張り出し縁13に当接するため、チェッカー
19は軸方向への前進動作も規制される。
【0020】さらに、チェッカー19の後壁19Cにお
いて、パイプ用逃がし口21の開口縁の頂部には軸方向
内向きに検知片8が突出形成されている。この検知片8
は、チェッカー19が取付け位置にあるときには、張り
出し縁13の外側、つまり挿入孔2の外方に位置する
が、検知位置へ向けて移動することに伴って、パイプP
との干渉を避けながら一方の挿通溝9を通して挿入孔2
内へ突入されるようになっている。また、検知片8はパ
イプPが正規深さまで挿入されていれば、チェッカー1
9が検知位置へ移動しても、パイプPの抜け止め用フラ
ンジ3と当接しないが、パイプPが正規深さまで挿入さ
れていない場合には、検知位置へ至る途中で抜け止め用
フランジ3に突き当たって、チェッカー19のこれ以上
の前進を規制することができる長さ寸法に設定されてい
る。
【0021】さらにまた、検知片8の軸方向に沿った両
側には、検知片8より薄肉に形成された第1の補強片2
8が張り出し、また検知片8の基部には第1の補強片2
8と同じ厚みをもつ第2の補強片29がパイプ用逃がし
口21の開口縁に沿って所定範囲にわたって内向きに突
出形成されている。検知片8はこれら両補強片28,2
9によって全体の補強が図られているとともに、共にパ
イプPの外周面の所定角度範囲に適合して形成されてい
ることから、パイプPの振れ止めにも寄与する。
【0022】また、チェッカー19の天井壁における前
部には両係止爪25の係止突部26を成形するための一
対の成形孔33が開口する一方、後部には、検知片8及
び両補強片28,29を成形するための抜き孔を兼ねた
覗き窓30が凸字状をなして開口している。チェッカー
19が取り付け位置にあるときには、前述したように、
検知片8が管継手本体1の外側に位置しているため、覗
き窓30からは検知片8のみが見える。しかし、チェッ
カー19が検知位置へ移動し得たときには、検知片8は
挿入孔2へ進入し、全体が青色に着色されたパイプリテ
ーナ15が表れる(管継手本体1とチェッカー19は共
に黒色)。したがって、作業者はこのことによってもパ
イプPが正規深さまで挿入されていることを知ることが
できる。
【0023】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用効果を具体的に説明すると、パイプリテーナ15
が管継手本体1に組み付けられた状態において、パイプ
Pを挿入孔2の入り口側から挿入する。このとき、パイ
プPは抜け止め用フランジ3が挿入孔2の孔壁にほぼ摺
接しつつ前進してゆく。そして、抜け止め用フランジ3
はパイプリテーナ15の両抜け止め突起17に当接す
る。さらにパイプPの差込みがなされると、両抜け止め
突起17の案内作用を受けて抜け止め突起17が外方へ
退避するようにパイプリテーナ15全体が拡開変形す
る。
【0024】このままパイプPが差し込まれてゆくと、
抜け止め用フランジ3は両抜け止め突起17間を通過す
る。すると、パイプリテーナ15は弾性復帰して抜け止
め突起17を再度挿入孔2内へ突出させる。これによっ
て、両抜け止め突起17が抜け止め用フランジ3に係合
する結果、パイプPが抜け止め状態に保持される(図9
等に示す正規挿入状態)。
【0025】上記のようにして管継手本体1に対するパ
イプPの挿入作業がなされた後、チェッカー19の嵌め
付け作業がなされる。チェッカー19をパイプリテーナ
15が組み付けられている管継手本体1の径方向上方へ
位置させ、ガイド部22を上側鍔部10に適合させつつ
押し込む。この間、上側鍔部10の前面及び側縁がガイ
ド部22に摺接するため、チェッカー19の押し込み動
作が案内される。そして、本体用逃がし口20及びパイ
プ用逃がし口21の開口縁がそれぞれ管継手本体1およ
びパイプPの外周面によって徐々に拡開され、最終的に
押し込みが完了すると、両逃がし口20,21は弾性復
帰して管継手本体1及びパイプPをそれぞれ半周分以上
をくわえ込んで保持し、管継手本体1などからの脱落が
規制される。
【0026】なお、チェッカー19は図示とは反対側か
ら嵌め付けようとした場合にも、ガイド部が上側鍔部1
0に対し段差12側より摺接し、一応は嵌め込み可能で
あり、検知位置への移動も可能となっているが、チェッ
カー19を管継手本体1に対し側方から嵌め付けようと
した場合には、パイプリテーナ15の操作用突部16が
いずれかの係止爪25と干渉して嵌め付けを不能にす
る。かくして、本実施形態では操作用突部16によって
チェッカー19の側方からの嵌め込みを規制している
が、これに代えて鍔部を縦と横の寸法を変えてやること
で、チェッカー19の側方からの嵌め込みを規制するよ
うにしてもよい。
【0027】チェッカー19が管継手本体1に対し取り
付け位置にセットされると、両係止爪25は前述したよ
うに、パイプリテーナ15の外周面に圧接して外方へ撓
み変形する。また、ガイド部22の案内作用によって検
知片8は張り出し縁13より外方にあって挿通溝9の後
方に待機している。さらに、チェッカー19は取付け位
置にあっては、ストッパ面23が上側鍔部10の前面と
当たり合うことで、後方へのずれ止めがなされ、また姿
勢保持面24が上側鍔部10の側縁と高さ方向に沿って
当たり合うことで回り止めがそれぞれなされている。
【0028】この後、チェッカー19を軸方向に沿って
前方へ押し込む。このとき、パイプPが正規深さまで挿
入されている場合には、抜け止め用フランジ3縁が検知
片8と当接しないため、チェッカー19の前進動作は阻
害されることはない。したがって、チェッカー19が検
知位置へ至るまでの間に、両係止爪25の係止突部26
が上側鍔部10を通過すると、係止爪25が弾性復帰す
るため、係止突部26が上側鍔部10と係止して後方へ
の抜け止めがなされる。作業者は両係止爪25の弾性復
帰時の節度感と係止したときのクリック音によってチェ
ッカー19が検知位置へ移動したことを知り、パイプP
が正規嵌合状態にあることを確認できる。さらに、チェ
ッカー19が検知位置へ至ると、覗き窓30からは青色
のリテーナの一部が視認されるため、これによっても正
規挿入が確認できる。
【0029】ところで、パイプPが正規深さまで挿入さ
れていない場合、例えば抜け止め用フランジ3縁が抜け
止め突起17の手前に位置している場合には、チェッカ
ー19を検知位置へ移行させようとしても、図12に示
すように、抜け止め用フランジ3縁に検知片8の先端が
突き当たり、それ以上にはチェッカー19の前進を為し
得ない。したがって、係止爪25による上側鍔部10と
の係止がなされないため、作業者はこのことをもってパ
イプPが不完全な挿入状態にあることを知る。
【0030】また、同様に、パイプPが正規深さまで挿
入されていない場合であって、例えば抜け止め用フラン
ジ3縁が抜け止め突起17の途中で止まっている場合に
は、パイプリテーナ15が拡開状態にある(図13参
照)。この場合には、パイプリテーナ15の外周面が鍔
部より外方へ突出しているため、管継手本体1に対する
チェッカー19の嵌め付けが不能である。したがって、
作業者はこのことをもってパイプPが不完全な挿入状態
にあることを知る。
【0031】以上のように、実施形態1によれば、チェ
ッカー19が検知位置へ移行し得たか否かをもってパイ
プPの正規挿入の有無を確実に検知できる。加えて、検
知位置へ移行しえた場合には、色の異なるリテーナが覗
き窓30を通して視認されるため、視覚的にも検知が可
能となっている。さらに、そのような覗き窓30が専用
に設けられたものでなく、検知片8の成形のための抜き
孔を兼用するものであるため、一層都合がよい。また、
検知片8は第1,第2の補強片28,29によって補強
がなされているため、損傷等から保護され、併せてこれ
ら補強片28,29がパイプPの振れ止めの役割を果た
すものとなっている。
【0032】−実施形態2− 図14〜図21は本発明の実施形態2を示すものであ
る。実施形態2は主としてチェッカー52の変更に係る
ものであり、管継手本体1が次のように一部変更されて
いるものの基本的には同一構造である。またパイプリテ
ーナ15及びパイプPについては実施形態1と全く同様
であるため、共通した構造については共通した符号を付
すことで改めて説明をしない。
【0033】実施形態1に係る管継手本体1では、鍔部
10,11の中間に段差12が設けられていたが、実施
形態2ではかかる段差12を設けておらず、したがって
鍔部50は単なる方形の平板状に形成されている。実施
形態2では鍔部50の手前側に略環状をなして径方向に
張り出すリテーナ保護用リング51を設けている。但
し、その張り出し幅は管継手本体1に対して取付け状態
にあるパイプリテーナ15の外周面とほぼ面一をなす程
度である。リテーナ保護用リング51は、詳しくは図示
しないが一部の範囲が周方向に沿って切り欠かれてい
る。すなわち、パイプリテーナ15を管継手本体1から
解離させるべく拡開変形させたときに、ストッパ突縁1
6Aはこの切り欠かれた範囲を変位してパイプリテーナ
15の解離を可能にするとともに、過度に拡開操作され
たときには、切り欠かれた部分の端縁に当接すること
で、パイプリテーナ15が必要以上に拡開操作されるの
を規制することができるようになっている。
【0034】本実施形態のチェッカー52も実施形態1
のものと同様に合成樹脂製であり、下面側へ開口する箱
形状をなし、一対の側壁52A、前後壁52B,52C
および天井壁52Dとによって形成されている。両側壁
52Aの間の内幅は鍔部50の幅より僅かに広めに形成
されている。また、前壁52Bの中央部には下縁側へ開
放し、管継手本体1における鍔部50の奥側部分に嵌合
可能な本体用逃がし口53がアーチ状をなして開口して
いる。この本体用逃がし口53は僅かに拡開変形可能で
あり、管継手本体1の外周面に対し径方向外方より嵌め
込み可能で、かつ管継手本体1の半周分以上を取り囲ん
で保持する。一方、後壁52Cの中央部には、本体用逃
がし口53よりは小径でかつ下縁側へ開放するパイプ用
逃がし口54が開口している。このパイプ用逃がし口5
4は僅かな拡開変形可能であり、パイプPの外周面の半
周分以上を嵌め込み可能である。
【0035】また、チェッカー52の後壁52Cにおい
て、パイプ用逃がし口54の頂部には軸方向内向きに検
知片55が突出形成されている。この検知片55は図1
8に示すように、チェッカー52が管継手本体1に対し
て初期の取付け位置にあるときに(図18の状態のと
き)、張り出し縁13のうち挿通溝9の入り口部分の上
側に、その先端が当接可能である。また、検知片55の
先端上面にはテーパー面56が形成されていて、チェッ
カー52を前進させるとテーパー面56の案内動作によ
って検知片55を下向きに、つまり後壁52Cに対し拡
開する方向に撓み変形させて挿入孔2内へ突入させうる
ようになっている。本実施形態では、この際の撓み動作
を円滑に行わせるために、図15に示すように、後壁5
2Cにおける検知片55周りには弧状でかつスリット状
をなす除肉部57が形成されている。
【0036】さらに、検知片55はパイプPが正規深さ
まで挿入されていれば、チェッカー52が検知位置(図
20で示される位置)へ移動しても、パイプPの抜け止
め用フランジ3と当接しないが、パイプPが正規深さま
で挿入されていない場合には、検知位置へ至る途中で抜
け止め用フランジ3に突き当たってチェッカー52のこ
れ以上の前進を規制することができる長さ寸法に設定さ
れている。
【0037】一方、天井壁52Dの内面でかつ幅方向中
央よりやや偏った位置には突片58が縦向きに形成され
ている。この突片58は長さ方向の一方の端縁が前壁5
2Bに接続され、かつ軸方向に沿って所定長さをもって
延出している。この突片58の長さは、チェッカー52
が取付け位置から移動して行く過程で、検知位置に至る
までの間は、チェッカー52を管継手本体1に径方向か
ら装着しようとしても鍔部50の上縁と当接する状態が
継続し、本体用逃がし口53内に正しく管継手本体1の
外周面を嵌め込むことができないようにし、もってチェ
ッカー52を管継手本体1から浮かせた状態とするが、
チェッカー52が検知位置に至った場合は、鍔部50を
通過して鍔部50との干渉が回避されるように設定され
ている。したがって、チェッカー52が検知位置に至れ
ば、本体用逃がし口53を管継手本体1の外周面に正規
状態で嵌め入れることができる。その場合に、突片58
の下縁が管継手本体1の外周面に沿って密着するような
高さ寸法にしてある。こうして、突片58が鍔部50を
通過することで、図20に示すように、突片58の側縁
は鍔部50と係止可能となるため、チェッカー52は管
継手本体1に対し後退方向へのずれが規制される。さら
に、突片58の前端部の下端縁にはテーパー状の案内面
59が形成されており、傾斜姿勢にあるチェッカー52
を押し込んで回動させることに伴って、チェッカー52
を前進方向へ移動させるよう案内する。
【0038】さらに、チェッカー52における両側壁5
2Aの前部寄りの位置には、左右一対の係止爪60が配
されている。両係止爪60は下端が自由端となるように
垂下して形成され、外方へ撓み変形可能である。両係止
爪60の内側先端には係止突部61が突出形成されてお
り、チェッカー52が検知位置において管継手本体1に
接近した状態では鍔部50の奥側において係止し、前記
突片58と鍔部50との係止と相俟ってチェッカー52
の軸方向への後退動作を二重に規制する。したがって、
場合によっては、係止爪60を廃止して突片58のみの
後退規制としてもよい。なお、チェッカー52の前方へ
の移動規制は、後壁52Cにおけるパイプ用逃がし口5
4の開口縁周りが張り出し縁13と当接することによっ
てなされている。
【0039】チェッカー52の天井壁52Dにおける前
部には両係止爪60の係止突部61を成形するための一
対の成形孔62が開口する一方、後部には検知片55を
形成するための抜き孔を兼ねた覗き窓63が開口してい
る。チェッカー52が取付け位置にあるときには、検知
片55が管継手本体1の外側に位置しているため、覗き
窓63からは検知片55のみが見える。しかし、チェッ
カー52が検知位置へ移動したときには、検知片55は
挿入孔2内へ進入し、全体が赤色に着色されたパイプリ
テーナ15が表れる(管継手本体1とチェッカー52は
共に黒色)。
【0040】次に、上記のように構成された実施形態2
の作用効果を具体的に説明する。パイプリテーナ15が
管継手本体1に組み付けられた状態において、パイプP
を挿入孔2の入り口側から挿入すると、パイプPは、実
施形態1で説明した要領で、パイプリテーナ15を拡開
させ、抜け止め突起が抜け止め用フランジ3と係止する
結果、パイプPは抜け止め状態に保持される。
【0041】上記のようにして管継手本体1に対するパ
イプPの挿入作業がなされた後、チェッカー52の取付
け作業がなされる。チェッカー52を管継手本体1の径
方向上方へ位置させ、管継手本体1が鍔部50を内側に
収めることができるように、かつ検知片55が管継手本
体1と干渉しないようにしてパイプ用逃がし口54のみ
をパイプPにあてがって嵌め込む。こうして、図18に
示すように取付け位置にセットされたチェッカー52を
前進させる。そして、チェッカー52全体を軸方向に沿
って前進させつつ前部側(突片58側)を押し込む。こ
れにより、検知片55の先端が張り出し縁13の前面に
突き当たるが、テーパー面56による案内動作によって
検知片55は下向きに傾動するように変形し、挿通溝9
へと導かれる。さらにチェッカー52を前進させても、
パイプPが正規深さまで挿入されていれば、検知片55
と抜け止め用フランジ3に当接することはない。そし
て、突片58の案内面59が鍔部50にさしかかる位置
まで前進した状態で、チェッカー52を図19に示すQ
矢印方向へ回動させる。すると、案内面59と鍔部50
の上縁との摺接によってチェッカー52は取付け位置に
前進させられ、これによって突片58が鍔部50を通過
してここに係止し、かつ本体用逃がし口53が管継手本
体1の外周面に嵌合する。チェッカー52はこの本体用
逃がし口53が管継手本体1を、パイプ用逃がし口54
がパイプPをそれぞれクランプすることで、径方向への
抜け止めがなされる。
【0042】また、上記したチェッカー52の装着のと
きには、両係止爪60もまた拡開して鍔部50を乗り越
え、通過後に鍔部50の後側に係止した状態となってい
る。かくして、チェッカー52は突片58及び両係止爪
60がそれぞれ鍔部50に係止するため、二重に後退動
作が規制される。そして、作業者は取付け初期から傾斜
姿勢にあったチェッカー52が、管継手本体1に沿った
水平姿勢に移行されたことをもってパイプPが正規深さ
まで挿入されていたことを知る。
【0043】しかしながら、パイプPが正規深さまで挿
入されていない場合には、チェッカー52が取付け位置
から前進させたときに、検知片55の先端がパイプPの
抜け止め用フランジ3に当接するため、チェッカー52
は検知位置へ至ることができない(図21参照)。その
ため、突片58は依然として鍔部50の上縁に乗り上げ
たままの状態にあるため、チェッカー52は引き続き傾
斜姿勢のままとなっている。したがって、作業者はこれ
をもってパイプPが正規深さまで挿入されていないこと
を知る。このように、実施形態2のものではチェッカー
52が傾斜姿勢から水平姿勢に至ることができたか否か
をもって、パイプPの正規挿入の有無を知るものである
ため、上方からその様子を観察しても外観上の違いが明
らかであるから、検知が確実なものとなる。さらに、こ
の実施形態2においても、チェッカー52が検知位置に
至れば、着色されたパイプリテーナ15が覗き窓63か
ら表れ出るため、これによっても正規挿入の検知が可能
である。
【0044】−実施形態3− 図22は実施形態3を示すものである。前記した実施形
態1,2のものでは、両係止爪25を片持ち状に形成し
たものを示したが、これに代えて側壁19Aと薄肉部3
1によって接続して薄肉部31と共に拡開変形できるよ
うにしたものである。このようにしても、前記両実施形
態と同様の作用効果を発揮することができる。
【0045】−実施形態4− 図23は実施形態4を示すものである。前記したいずれ
の実施形態のものもパイプリテーナ15に着色されたも
のを使用し、検知位置では覗き窓30を通してこの色の
変化を視認する、つまりこのような着色された部分の出
現の有無によってパイプPの正規挿入の有無を検知す
る、というものであった。これに対し、図23のもので
は管継手本体11の一部に周辺とは異なる着色部32を
設け、チェッカー19が検知位置以外ではこの着色部3
2を露出させるが、検知位置に至ると、当該着色部32
が覆われて隠蔽されてしまうようにしたものである。つ
まり、着色部32が外観に表れなくなることをもってパ
イプPの正規挿入の有無を検知しようとするものであ
る。
【0046】なお、本発明は種々の変更が可能であり、
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。 実施形態2では、チェッカー52が検知位置に至るま
では傾斜姿勢となっているものを示したが、水平姿勢を
保って径方向上方に浮き上がって保持されるものであっ
てもよい。 挿通溝9は図示では二箇所に設定されたものを示した
が、一箇所のみでも足りる。 いずれの実施形態でも、チェッカー19、52をパイ
プP挿入後に嵌め付けるものを示したが、パイプP挿入
時に既に仮付けされているようにすることも可能であ
る。 パイプリテーナ15は本実施形態のものに限定される
べきものでなく、全体が挿入孔2内に装着されるもので
あってもよく、また本実施形態のように予め管継手本体
1に装着される形式の他、パイプの挿入後に装着されて
パイプの抜け止めを行うものであってもよい。さらに
は、パイプリテーナ15は管継手本体1と別体のものの
他、一体に形成されたもの、つまり管継手本体1に抜け
止め用フランジ3に係止する機能のみを付加したもので
あってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】管継手の分解斜視図
【図2】チェッカーの側面図
【図3】同じく平面図
【図4】図2のIV-IV線断面図
【図5】検知片周辺の拡大斜視図
【図6】チェッカーの回り止め状態を示す断面図
【図7】取付け位置での係止爪の状態を示す断面図
【図8】取付け位置におけるチェッカーの取付け状態を
示す断面図
【図9】図8を別の角度位置から見た断面図
【図10】検知位置でのチェッカーの取付け状態を示す
断面図
【図11】図10とは別の角度位置から見た断面図
【図12】パイプが不完全挿入であった場合の検知片の
位置関係を示す断面図
【図13】抜け止め用フランジが抜け止め用突起を乗り
越える途上の状態を示す断面図
【図14】実施形態2のチェッカーの平面図
【図15】同じく正面図
【図16】同じく側断面図
【図17】同じく正断面図
【図18】チェッカーが取付け位置にあるときの状態を
示す断面図
【図19】チェッカーの移動途上の状態を示す断面図
【図20】チェッカーが検知位置に至ったときの状態を
示す断面図
【図21】パイプが正規深さまで挿入されていない時の
状態を示す断面図
【図22】実施形態3における係止爪を示す断面図
【図23】実施形態4における管継手本体を示す側面図
【図24】従来の管継手を示す斜視図
【符号の説明】
1…管継手本体 2…挿入孔 3…抜け止め用フランジ 8、55…検知片 10,11…鍔部 15…パイプリテーナ 17…抜け止め突起 19、52…チェッカー 25、60…係止爪 30、63…覗き窓 32…着色部 58…突片 P…パイプ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面の先端部寄りの位置に抜け止め用
    フランジが形成されたパイプを挿入して接続するための
    管継手であって、 前記パイプが挿入される挿入孔を有し、その壁面には鍔
    部が外方へ張り出し形成されている管継手本体と、 前記パイプが前記挿入孔に対し正規深さまで挿入された
    ときに前記抜け止め用フランジに係止して前記パイプを
    抜け止め状態に保持するパイプリテーナとを備えた管継
    手において、 前記管継手本体には、前記挿入孔へ前記パイプが正規深
    さ位置まで挿入されているか否かを検知するためのチェ
    ッカーが、前記パイプが挿入された状態で前記管継手本
    体に嵌着されるようになっているとともに、このチェッ
    カーは初期の取付け位置から軸方向へ移動してパイプの
    正規挿入の有無を検知する検知位置までの間を移動可能
    であり、またチェッカーには、このチェッカーが前記取
    付け位置にあるときには前記鍔部を乗り越える前の位置
    にあり、前記検知位置へ移動し得たときには開脚方向へ
    撓みつつ前記鍔部を乗り越え、鍔部を通過した後は弾性
    復帰して鍔部の奥側で鍔部に係止可能な係止爪が形成さ
    れ、さらに、チェッカーには、チェッカーの前記取付け
    位置から前記検知位置へ向けての移動に伴って前記挿通
    孔内へ突入し、前記パイプが正規深さ位置まで至らない
    所定深さまでは前記抜け止め用フランジに当接すること
    で前記チェッカーが前記検知位置へ移動するのを規制し
    前記鍔部に対する前記係止爪の係止を不能とする検知片
    が軸方向に沿って形成されていることを特徴とする管継
    手。
  2. 【請求項2】 外周面の先端部寄りの位置に抜け止め用
    フランジが形成されたパイプを挿入して接続するための
    管継手であって、 前記パイプが挿入される挿入孔を有し、その壁面には鍔
    部が外方へ張り出し形成されている管継手本体と、 前記パイプが前記挿入孔に対し正規深さまで挿入された
    ときに前記抜け止め用フランジに係止して前記パイプを
    抜け止め状態に保持するパイプリテーナとを備えた管継
    手において、 前記挿入孔へ前記パイプが正規深さ位置まで挿入されて
    いるか否かを検知するためのチェッカーが、前記パイプ
    が挿入された状態で前記管継手本体に嵌着されるように
    なっているとともに、このチェッカーは初期の取付け位
    置から軸方向へ移動してパイプの正規挿入の有無を検知
    する検知位置までの間を移動可能であり、また、チェッ
    カーには、 チェッカーが前記取付け位置から前記検知位置へ向けて
    移動することに伴って前記挿入孔内へ突入し、前記パイ
    プが正規深さにまで挿入されているときには前記抜け止
    め用フランジに当接せず、前記チェッカーが前記検知位
    置へ移動するのを可能にするが、前記パイプが正規深さ
    まで至っていないときには前記抜け止め用フランジに当
    接することで前記チェッカーが検知位置へ移動するのを
    規制する検知片と、 前記チェッカーが前記検知位置に至るまでは、前記鍔部
    の外縁部に当接することで前記チェッカーを前記管継手
    本体から径方向に浮いた取付け状態とし、前記チェッカ
    ーが前記検知位置に至ったときには前記鍔部を通過して
    チェッカーを前記管継手本体に接近させた取付け状態と
    する突片とが設けられていることを特徴とする管継手。
  3. 【請求項3】 前記管継手本体の外面には前記パイプリ
    テーナが装着され、かつこのパイプリテーナは管継手本
    体の壁面において前記鍔部より手前側の位置に開口する
    窓部を通して前記挿入孔内に突出する抜け止め突起が備
    えられるとともに、この抜け止め突起は前記パイプが挿
    入される過程で前記パイプの前記抜け止め用フランジに
    よって管継手本体の外方へ押し出されて抜け止め用フラ
    ンジの通過を許容し、抜け止め用フランジの通過後には
    前記パイプリテーナの弾性によって前記挿入孔内に突出
    する位置に復帰して前記抜け止め用フランジに係止可能
    となっており、また前記抜け止め用フランジが前記パイ
    プリテーナの前記抜け止め突起を通過する途上に位置す
    ることで、前記パイプリテーナが前記管継手本体に対し
    径方向外方へ拡開変形しているときには、前記チェッカ
    ーは前記パイプリテーナと干渉して管継手本体へ径方向
    から嵌め込み不能に形成されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の管継手。
  4. 【請求項4】 前記検知片には、その両側へ前記パイプ
    の外周面の所定角度範囲に適合可能な内周面をもって張
    り出して前記パイプの振れ止めを兼ねる補強片が張り出
    し形成されていることを特徴とする請求項1または3記
    載の管継手。
  5. 【請求項5】 前記管継手本体あるいは前記パイプリテ
    ーナには、着色された識別部が配されるとともに、この
    識別部は前記チェッカーが正規位置に移動したときに、
    このチェッカーより表出され、あるいはチェッカーにて
    隠蔽されるようになっていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4いずれかに記載の管継手。
  6. 【請求項6】 前記挿入孔の孔壁にはこの挿入孔の入り
    口部分から軸方向内方へ向けて前記検知片を受入可能な
    挿通溝が形成される一方、前記チェッカーには、このチ
    ェッカーを前記管継手本体に対し前記取付け位置へ嵌着
    させるに際して前記鍔部と嵌め込み方向に沿って摺接し
    前記検知片を前記挿通溝の外側に整合して位置させるガ
    イド部が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の管継手。
  7. 【請求項7】 前記チェッカーには、このチェッカーを
    前記取付け位置に嵌着したときに、前記管継手本体ある
    いは前記パイプの外周面を弾性力をもって嵌め付けるこ
    とで、チェッカー全体を管継手本体あるいは前記パイプ
    に対し保持可能とする逃がし口が開口していることを特
    徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の管継
    手。
  8. 【請求項8】 前記突片は前記チェッカーの前部に配さ
    れ、チェッカーが前記取付け位置にあるときには、前記
    突片が前記鍔部の外縁に当接することで前部側が持ち上
    がった傾斜姿勢で前記管継手本体に取り付けられるよう
    になっている一方、前記検知片は前記チェッカーの後壁
    の内面から軸方向に沿って突出形成されるとともに、前
    記後壁における前記検知片周りには検知片の撓みを容易
    にするための除肉部が形成されていることを特徴とする
    請求項2乃至請求項7いずれかに記載の管継手。
  9. 【請求項9】 前記突片と前記鍔部とのいずれかの対向
    縁には、傾斜姿勢にある前記チェッカーを前記管継手本
    体に沿って接近した姿勢へ回動したときに、相互に摺接
    して前記チェッカーを前進方向へ誘導する方向へ傾斜す
    る案内面が形成されていることを特徴とする請求項2乃
    至請求項8のいずれかに記載の管継手。
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