JPH1113959A - 継手装置 - Google Patents

継手装置

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JPH1113959A
JPH1113959A JP16609897A JP16609897A JPH1113959A JP H1113959 A JPH1113959 A JP H1113959A JP 16609897 A JP16609897 A JP 16609897A JP 16609897 A JP16609897 A JP 16609897A JP H1113959 A JPH1113959 A JP H1113959A
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JP
Japan
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checker
connector
pipe
flange
detection
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JP16609897A
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English (en)
Inventor
Kenji Tozaki
健慈 戸崎
Masatoshi Harada
正利 原田
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Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管体がコネクタに対して正規に挿入されてい
るか否かのチェックを確実に行うようにする。 【解決手段】 パイプPと雌側管体とを接続するコネク
タ2の外周面に検知部を突出形成し、ここにチェッカー
14を取り付けておく。チェッカー14の後端には検知
片22が折り返し形成されており、コネクタ2内に進入
することができるようになっている。パイプPが正規深
さまで挿入されている場合には、検知片22の先端がパ
イプPの鍔部に至る前にチェッカー14の係合部20が
検知部15から解離してチェッカー14の取り外しが可
能となる。しかし、パイプPが不完全に挿入されている
場合には、検知片22の先端が鍔部1に当接した状態で
は、係合部20と検知部15との係合状態が保持されて
いるため、チェッカー14は取り外すことができない。
チェッカー14がコネクタ2から取り外すことが出来る
か否かをもって、パイプPの正規挿入の有無を知ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配管の継手装置に関
する。そして、特に配管が正規深さまで正規に挿入され
ているか否かを検知する検知機能を備えた継手装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の燃料系の配管は多数の
装備品の間を通過するため、複数の管体を使ってこれを
円滑に接続する必要があり、そのためにコネクタ構造を
使用することが多かった。通常のコネクタは、一方の管
体にその一端側を差し込んでおき、他端側に他方の管体
を差し込むようにしている。また、コネクタには径方向
へ移動可能なリテーナが備えられており、他方側の管体
が差し込まれるときには径方向へ退避してこの管体の外
周面に張り出している鍔部の通過を許容し、通過後には
リテーナと係合して管体の抜けを防ぐようになってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コネクタに
対する他方の管体の差し込み深さが不足する場合には、
例えば鍔部がリテーナを通過する途上であったりする。
そのような場合には、リテーナが径方向へ膨出された状
態のままとなっているため、注意深く見れば不完全挿入
であることの検知は一応可能と思われる。しかし、そう
は言うものの外観によるチェックでは見落としの可能性
もあり、信頼性に今一つ欠けることがあった。
【0004】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて開
発工夫されたものであり、その目的とするところは、管
体がコネクタに対して正規に挿入されているか否かのチ
ェックを確実に検知することができる継手装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、雌雄の両管体を接続するコネク
タを備え、このコネクタの一端側には雌側管体に対して
装着可能な雌側装着部が形成され、他端側には先端部に
フランジ状の鍔部を有する雄側管体を受け入れて前記鍔
部に係止することで雄側管体を抜け止め状態に保持する
リテーナが組み付けられてなる継手装置であって、前記
コネクタの外面には、管体が正規挿入されているか否か
の検知を行うチェッカーを装着するための検知部が軸方
向に沿って所定長さ範囲にわたって形成される一方、前
記チェッカーは前記検知部に対して軸方向への摺動可能
でかつ解離可能に係合する係合部と、前記コネクタ内部
に進入し前記鍔部に当接する位置に応じてチェッカーの
軸方向への移動ストロークを規定する検知片とが備えら
れるとともに、前記チェッカーが前記検知部に対する初
期の装着位置にあるときの検知片の先端から正規深さ位
置にある鍔部までの距離が、係合部が検知部から解離す
るのに必要な摺動ストロークよりも長く設定されている
ことを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
ものにおいて、前記検知部には前記チェッカーを初期の
装着位置に仮止めしておくための仮止め手段が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0007】さらに、請求項3の発明は、請求項1また
は2記載のものにおいて、前記検知片は、前記鍔部の通
過を許容するような撓み変形が可能となっていることを
特徴とするものである。
【0008】さらにまた、請求項4の発明は、請求項1
〜3いずれかに記載のものにおいて、前記チェッカーに
は摺動操作用の操作片が形成されていることを特徴とす
るものである。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明によれば、雌雄
の両管体はコネクタを介して接続される。この場合、コ
ネクタは雌側管体にまず接続された後、雄側管体がコネ
クタに対して挿入される。そのとき、雄側管体が正規深
さまで挿入されると、雄側管体に形成された鍔部がリテ
ーナによって係止されるため、雄側管体がコネクタに対
して抜け止め状態となる結果、雌雄両管体の接続が完了
する。
【0010】ところで、上記したような接続作業が完了
したら、チェッカーを管体の軸方向に沿って移動させ
る。すなわち、チェッカーの係合部を検知部に沿って移
動させるとき、管体がコネクタに対して正規深さまで挿
入されていれば、検知片が鍔部に当接するに至るまでに
検知部から係合部が解離してしまうため、これをもって
作業者は管体がコネクタに対して正規深さまで挿入され
ていることが検出される。
【0011】しかし、管体の挿入が不完全である場合に
は、検知片が鍔部に当接してチェッカーの移動操作が規
制されてもなお、係合部と検知部との係合が維持される
ため、作業者はこれをもって不完全挿入の状態となって
いることを知る。
【0012】請求項2の発明では、チェッカーが仮止め
手段によってコネクタと一体化されているため、不完全
挿入の検査にあたり、チェッカーをその都度に装着する
煩わしさがなく、管体の接続から検査に至るまでの作業
を連続的に行うことができる。
【0013】請求項3の発明では、検知片が撓み変形可
能であることから、検知片をコネクタ内部に突っ込んだ
状態で雄側管体の挿入が可能になる。
【0014】また請求項4の発明では、チェッカーには
操作片が設けられているため、その摺動操作を円滑に行
うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 ー第1実施形態ー 図1〜図7は本発明の第1実施形態を示すものである。
ここでは、自動車の燃料系配管のうちのパイプP(雄側
管体)と雌側管体(図示しない)とを連結させる部分の
構造を例にとって説明する。但し、パイプPは金属製の
ものが使用され、先端寄りの位置には全周にわたって鍔
状に膨出した鍔部1が形成されている。
【0016】コネクタ2は合成樹脂材によって一体に形
成されたものであり、その軸心に沿って通路3が形成さ
れている。そして、その中央部は円胴状の基部4となっ
ているが、その前端部には図示しない雌側管体側へ差し
込んで接続するための接続筒部5が、複数の突条をほぼ
等ピッチで張り出すようにして形成されている。
【0017】また、コネクタ2の後端部はリテーナ6を
装着するためのリテーナ装着部7となっており、コネク
タ2の後端縁及びリテーナ装着部7と基部4との境目部
分には共に全周縁にわたってフランジ縁8が張り出して
リテーナ6のずれ止めの役割を果たしている。さらに、
リテーナ装着部7における周面の対称位置には一対の装
着孔9が開口している。
【0018】リテーナ6もコネクタ2と同様に、合成樹
脂材によって一体に成形されており、全体としてリング
状に形成されている。リテーナ6はその一部が切り離さ
れて拡開変形が可能とされ、リテーナ装着部7への嵌め
込みが可能となっている。また、リテーナ6の内周面に
は一対の係合突部10が形成され、リテーナ6がコネク
タ2に装着されたときには両係合突部10が対応する装
着孔9に嵌まり込み、その先端部が通路3内に突き出す
ようにしてある。さらに、パイプPの挿入に際して鍔部
1がこの部分に当接すると、両係合突部10を装着孔9
から押し出すようにリテーナ6を拡開させて鍔部1の通
過を許容し、通過後にはパイプPの鍔部1と係合してパ
イプPの抜けを防止する。さらに、鍔部1が係合突部1
0を円滑に通過できるよう、両係合突部10の前面には
テーパー面11が形成され、リテーナ6の拡開動作を案
内するようにしている。さらにまた、リテーナ6におけ
る切り離された部分の一方の対向縁には操作部12が突
設されており、パイプPをコネクタ2から抜き取る場合
にリテーナ6を拡開操作しやすくしている。
【0019】前記した基部4の外面であって、両装着孔
9と直交する位置には軸方向に沿ってかつ基部4のほぼ
全長さ範囲にわたって平坦部13が形成され、さらにこ
の平坦部13における一方の端部寄りの位置(接続筒部
5とは反対側の端部寄りの位置)には後述するチェッカ
ー14を装着するための検知部15が設けられている。
この検知部15は平板状の支持片16とその先端から両
側方へ張り出す張り出し片17とによって、断面が略T
字形状をなして設けられており、後に詳しく説明する
が、軸方向に沿った所定長さをもって形成されている。
また、検知部15の後端縁には幅方向に沿って仮係止用
突縁18が突出しており、次述するチェッカー14を初
期の装着位置に仮止めしておくことができる。
【0020】チェッカー14も合成樹脂製であり、長片
状の本体部19の一端側には検知部15への装着のため
の係合部20が配されている。この係合部20にはチャ
ンネル状のガイド溝20Aが形成され、その内部に検知
部15を摺動可能に嵌合することができるようになって
いる。また、係合部20と本体部19との境界部分には
全幅にわたって位置決め凹部21が形成されていて、検
知部15の仮係止用突縁18に解離可能に係止すること
ができ、これによってチェッカー14をコネクタ2に対
して初期の装着位置に緩く位置決めしておくことができ
る。一方、チェッカー14の他端側は略V字状に折り返
されて検知片22となっていて、コネクタ2の通路3内
へ進入可能である。そして、より具体的には、検知片2
2はそのV字部分においてはほぼ対称形状をなして折り
返された後、先端部はさらに内側へ屈曲して接触端部2
3となっている。この接触端部23はパイプPが挿入さ
れる際に鍔部1を通過させやすくするためのものであ
り、通過する過程では撓み変形をすることによって、パ
イプPの挿入を許容するようになっている。また、チェ
ッカー14の下面において係止部にほぼ対応した位置に
はチェッカー14全体をスライド操作させるための操作
片24が下向きに形成されている。
【0021】なお、接触端部23はリテーナ6の両係合
突部10との間を進入してゆくため、これらと干渉する
ことはない。
【0022】ところで、チェッカー14が検知部15に
緩く位置決めされた初期の装着位置では、図2に示すよ
うに、接触端部23の先端はコネクタ2の外側からその
入り口部分に臨むように位置している。また、接触端部
23はコネクタ2内にパイプPが挿入されている状態で
は、パイプPの周面とコネクタ2の内壁との間の隙間に
進入できるような厚み寸法となっているため、鍔部1が
その正規深さ位置に至るまでの途上の位置に存在してい
る場合には、鍔部1に当接してチェッカー14の移動が
規制されるようになる(図3参照)。しかし、パイプP
が正規に挿入されている状態では、チェッカー14を移
動させて接触端部23をより深く挿入しようとしても、
コネクタ2の後端が検知片22のV字部分に当たってこ
れ以上の挿入を規制する。また、パイプPが正規深さに
挿入されているときには、チェッカー14の移動規制が
された状態においても、接触端部23の先端が鍔部1に
至らない(あるいは単に接触するのみの状態であっても
よい)ような寸法設定となっており、またこのような位
置にまでチェッカー14が移動しているときには係合部
20が検知部15を通過してここから解離するようにな
っている。
【0023】すなわち、チェッカー14の初期の装着位
置において、接触端部23から正規深さ位置にある鍔部
1までの距離(図2に示すA寸法)は、係合部20と検
知部15との引掛り代(同図に示すB寸法)よりも長く
設定されている。
【0024】次に、上記のように構成された第1実施形
態の作用効果を具体的に説明する。パイプPの挿入現場
へ搬入するにあたり、コネクタ2にはリテーナ6とチェ
ッカー14の装着がなされる。まず、リテーナ6を強制
的に拡開させながらリテーナ装着部7に嵌め込むととも
に、両係合突部10を対応する装着孔9に係合させる。
これによって、リテーナ6の装着が完了する。また、チ
ェッカー14を装着する場合には、まず検知片22をコ
ネクタ2の通路3内に深く挿入した状態で、挿入した側
を中心として回動させ係合部20側をコネクタ2に接近
させる。これにより、係合部20は検知部15の前方に
位置することになるため、ガイド溝20Aを検知部15
に適合させつつチェッカー14全体を後退させる。この
間、チェッカー14はガイド溝20Aと検知部15との
嵌め合いを通じて摺動動作が案内され、位置決め凹部2
1と仮係止用突縁18が係合することをもって、チェッ
カー14全体がコネクタ2に対して初期の装着位置に位
置決めされる。次に、図示しない雌側管体を接続筒部5
に差し込まれる。
【0025】そして、接続作業現場では、まずパイプP
をコネクタ2の後方からコネクタ2内に挿入する。この
とき、パイプPの鍔部1が検知片22を撓ませつつここ
を乗り越えてゆき、鍔部1が検知片22を通過した後、
さらに挿入されてゆくと、鍔部1は両係合突部10のテ
ーパー面11に摺接しながら前進するため、リテーナ6
は強制的にではあるが拡開動作が案内され、鍔部1の通
過を円滑に行わせる。通過後にリテーナ6が弾性復帰す
ると、両係合突部10が鍔部1に係合するため、コネク
タ2に対するパイプPの抜け止めがなされ、その結果、
パイプPと雌側管体がコネクタ2を介して連結状態とな
る。
【0026】続いて、パイプPが正規深さまで挿入され
たか否かの検査がなされる。すなわち、操作片24をつ
まんで図4に示す左方へ強く操作することで、位置決め
凹部21と仮係止用突起との係合を解除する。これによ
って、チェッカー14全体は図示左方へ移動を開始する
ため、接触端部23がコネクタ2の内部に進入し、その
一方で係合部20が検知部15に沿って前進する。そし
て、パイプPが正規に挿入され鍔部1が正規の深さ位置
にあるときには、チェッカー14のV字部分がコネクタ
2の後端に当接してこれ以上の前進が規制されるような
状態となっても、接触端部23の先端が鍔部1には至ら
ないが、そのときには係合部20は検知部15との引掛
かりを越えて移動しているため、検知部15から解離し
ている(図4状態)。したがって、作業者は係合部20
が検知用突起から外れることをもってパイプPが正規深
さまで挿入されていることを知る。
【0027】仮に、パイプPの挿入が不十分であり鍔部
1の差し込み位置が浅い場合には、接触端部23が鍔部
1と当接してチェッカー14の前進動作が規制され、そ
のときにはまだ係合突部10と検知用突起との係合状態
が維持されているため、係合部20をここから外すこと
ができない。したがって、作業者は係合部20が検知用
突起から外れないことをもってパイプPが不完全挿入で
あることを知ることができる。
【0028】以上のように、第1実施形態によれば、チ
ェッカー14がコネクタ2から取り外すことができるか
否かをもってパイプPが正規に挿入されているか否かを
検知することができる。したがって、従来のように目視
による検知ではなく、チェッカー14の外れの可否をも
って検知を行うため、検知の確実性が得られる。また、
本実施形態では、位置決め凹部21と仮係止用突縁18
との係合により、チェッカー14をパイプP挿入前にお
いてコネクタ2と一体化させておくことができるため、
検査工程においてチェッカー14を装着する手間がな
く、作業を円滑に行うことができる。さらに、検知作業
では操作片24を設けてあることから、スライド操作も
しやすく使い勝手に優れる。
【0029】ー第2実施形態ー 図8は本発明の第2実施形態を示すものである。第1実
施形態では、チェッカー14は検知部15に対してスラ
イド操作によって装着するようにしていたが、第2実施
形態では検知部15の下方から嵌め込むことができるよ
うにしたものである。具体的には、係合部20における
ガイド溝20Aの上側の両開口縁を長さ方向に沿って面
取りをし、それぞれに拡開案内用のガイド縁25として
いる。このようにすることで、チェッカー14をコネク
タ2に装着するにあたり、検知片22をコネクタ2内に
挿入した状態で検知片22側を中心として回動させ、ガ
イド溝20Aの上側開口部を検知部15の下面にあてが
う。そして、強く押し嵌めてやると、係合部20は両ガ
イド縁25が検知部15の下面に当接しつつ強制的にガ
イド溝20Aを拡開させるように変形するため、そのま
ま検知部15に対して嵌め入れることができる。したが
って、第1実施形態のように、回動操作の後のスライド
操作が不要となる。
【0030】他の構成は、第1実施形態と同様であり、
もって同様の作用効果を発揮することができる。
【0031】ー第3実施形態ー 図9は本発明の第3実施形態を示すものである。第3実
施形態では、第1実施形態におけるチェッカー14の仮
止め手段を変更したものとなっている。すなわち、第3
実施形態では検知部15の支持片16の中央部両側に仮
係止用突縁18を縦向きに突出する一方、チェッカー1
4の係合部20側ではガイド溝20Aの上側開口縁にお
いて上記した両仮係止用縁18との対応位置に位置決め
凹部21を形成している。このようにすることで、第1
実施形態と同様、チェッカー14の装着時に全体を後退
操作したときに、仮係止用突縁18と位置決め凹部21
とを係合させることができ、これによってチェッカー1
4が初期の装着位置に位置決めされる。
【0032】なお、他の構成は第1実施形態と同様であ
り、もって同様の作用効果を発揮することができる。
【0033】ー第4実施形態ー 図10及び図11は本発明の第4実施形態を示すもので
ある。上記した何れの実施形態においても、検知部15
がコネクタ2の外周面から突出して設けられる場合を示
したが、本実施形態では検知部15をコネクタ2の外周
面の幅寸法の範囲内に形成したものである。すなわち、
コネクタ2の基部4の外周面には軸方向に沿ってかつ所
定長さ範囲に亘って一対の係止段縁26が面取り状に形
成され、チェッカー14の係合部20に形成された両係
止爪27を引っ掛けて係止させることができる。この場
合の仮係止手段は第1〜第3実施形態で示した何れの方
式によってもよい。
【0034】また、基部4の外周面における接続筒部5
側には上記係止段縁26と連通しかつこれとは直交する
向きに解離用のスリット28がそれぞれ切り欠き形成さ
れている。但し、両スリット28が設けられている位置
は、チェッカー14を前進させて両係止爪27がスリッ
ト28に至ったときにも、接触端部23の先端はパイプ
Pの鍔部1に対して単に当接しているだけかあるいは未
だ距離をおいて離間している状況にある位置としてあ
る。
【0035】したがって、両係止爪27がスリット28
に至るまでチェッカー14を移動させ、この状態で係止
爪27をスリット28に沿って下方へ移動させれば、係
止爪27をコネクタ2から解離させることができ、これ
をもって作業者はパイプPの正規挿入を検知できる。パ
イプPが半挿入であれば、接触端部23が鍔部1に当接
しても係止爪27はスリット28に至らず係止段縁26
上に係止したままであるため、チェッカー14をコネク
タ2から解離させることができず、もって作業者は半挿
入であることを知る。
【0036】以上のように、第4実施形態によれば、検
知部15がコネクタ2の外周面の幅寸法の範囲内に形成
したため、検査が完了してチェッカー14が取り外され
た後は、検知部15自体が無用な突起物にならず、周辺
のスペースを損ねない、という利点がある。
【0037】なお、本発明は種々の変更が可能であり、
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0038】何れの実施形態も検知片22をV字状に
折り返してコネクタ2の後端から軸方向に沿って進入さ
せる場合を示したが、コネクタ2の端面から軸方向に沿
って溝部を形成し、チェッカー14の検知片22はこの
溝部に径方向からスライド可能に差し込まれるようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】継手装置の分解斜視図
【図2】両装着孔を軸線に沿う向きで切断した断面図
と、検知部を軸線に沿う向きで切断した断面図とを合成
したものであり、雄側管体の挿入途中の状態を示す断面
【図3】同じく、不完全な挿入状態を検知する場合の状
況を示す断面図
【図4】同じく、正規の挿入状態を検知する場合の状況
を示す断面図
【図5】検知部を示す側面図
【図6】チェッカーの係合部を示す側面図
【図7】係合部と検知部との係合状態を示す正断面図
【図8】第2実施形態における係合部と検知部との係合
状態を示す正断面図
【図9】第3実施形態における係合部と検知部とを示す
斜視図
【図10】第4実施形態における係合部と検知部との係
合状態を示す正断面図
【図11】同じくコネクタの側面図
【符号の説明】 1…鍔部 2…コネクタ 6…リテーナ 14…チェッカー 15…検知部 18…仮係止用突縁 20…係合部 21…位置決め凹部 22…検知片 23…接触端部 P…パイプ(雄側管体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌雄の両管体を接続するコネクタを備
    え、このコネクタの一端側には雌側管体に対して装着可
    能な雌側装着部が形成され、他端側には先端部にフラン
    ジ状の鍔部を有する雄側管体を受け入れて前記鍔部に係
    止することで雄側管体を抜け止め状態に保持するリテー
    ナが組み付けられてなる継手装置であって、 前記コネクタの外面には、管体が正規挿入されているか
    否かの検知を行うチェッカーを装着するための検知用突
    部が軸方向に沿って所定長さ範囲にわたって形成される
    一方、前記チェッカーは前記検知部に対して軸方向への
    摺動可能でかつ解離可能に係合する係合部と、前記コネ
    クタ内部に進入し前記鍔部に当接する位置に応じてチェ
    ッカーの軸方向への移動ストロークを規定する検知片と
    が備えられるとともに、 前記チェッカーが前記検知部に対する初期の装着位置に
    あるときの検知片の先端から正規深さ位置にある鍔部ま
    での距離が、係合部が検知部から解離するのに必要な摺
    動ストロークよりも長く設定されていることを特徴とす
    る継手装置。
  2. 【請求項2】 前記検知部には前記チェッカーを初期の
    装着位置に仮止めしておくための仮止め手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の継手装置。
  3. 【請求項3】 前記検知片は、前記鍔部の通過を許容す
    るような撓み変形が可能となっていることを特徴とする
    請求項1または2記載の継手装置。
  4. 【請求項4】 前記チェッカーには摺動操作用の操作片
    が形成されていることを特徴とする請求項1〜3いずれ
    かに記載の継手装置。
JP16609897A 1997-06-23 1997-06-23 継手装置 Pending JPH1113959A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06213514A (ja) * 1993-01-20 1994-08-02 Tohoku Electric Power Co Inc 地軸式ソーラーディッシュ
JP2001193885A (ja) * 1999-11-05 2001-07-17 Togo Seisakusho Corp 管継手
US7377553B2 (en) 2004-01-27 2008-05-27 Tokai Rubber Industries, Ltd. Quick connector

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