JP2007100872A - 配管接続具 - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L33/00Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
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Abstract

【課題】配管の接続作業を容易にする。
【解決手段】ホースH端部にはシールリテーナ1が嵌着され、配管P側には拡径状態のホースクランプ2を仮組みしたホルダ18が装着されている。ホースHを配管Pへ差し込む過程で、シールリテーナ1の押圧部7がホースクランプ2の第1つまみ操作部9を押圧して第2つまみ操作部10との間で軸方向へ相対移動を生じさせるため、両つまみ操作部9.10間の係止が解かれ、ホースクランプ2が縮径状態へと移行する。ホースHはバルジ部12の手前までの差し込みで済んでいるが、ホースクランプ2はこれと一体化されたホルダ18がバルジ部12と係止してずれ止めされているため、ホースHの抜けに強く抗することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は配管接続具に関する。
従来、例えばホースと金属製配管との接続部分にはホースクランプと呼ばれる接続具が用いられてきた。その一例として、下記特許文献1のものを挙げることができる。このものでは、ホースクランプは配管とホースとの接続現場へ搬入する前に、止め具によって予め拡径状態に保持される。そして、接続に先立ってホースの外周側に遊挿され、ホースの端部から所定距離だけ離れた位置に仮止めしておく。その状態で、ホースを配管に対して外嵌させるのであるが、このときには配管の端部寄りの外周面に張り出し形成された鍔部(以下、バルジ部という。)を通過する深さまで嵌め込みがなされ、ホースクランプを、バルジを乗り越えた箇所に位置させておく。
次に、止め具を抜き外してやれば、ホースクランプは自らの弾性力にて縮径状態に復帰し、これによってホースが配管に対して緊締される。このときには、ホースクランプはバルジ部を越えた箇所に位置することから、バルジ部を引っ掛かりとすることができるため、ホースに対する抜け防止の効果は高い。
特開平7−269760号公報
しかしながら、上記した配管接続具には次のような問題点があった。
(1)配管に対するホースの嵌め込みを行う際には、バルジ部を乗り越える必要があるが、乗り越えに当たってのホースの拡開変形をスムーズに行うのは決して容易でない。
(2)(1)の問題点に起因して次のことも指摘される。ホースがバルジ部を通過するためには拡径状態でのホースクランプの内径はバルジ部の外径よりもさらに大径に設定されていなければならない。したがって、縮径状態との内径差が大きくならざるを得ず、拡径状態で「へたり」を生じることが懸念された。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、主として配管の接続作業を容易にする配管接続具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、配管と、この配管の先端から軸方向へ離間した位置の外周面において径方向外方へ張り出し形成されたバルジ部と、前記配管の先端と前記バルジ部との間の外周面に形成された嵌め合わせ部へ嵌合可能なホースと、金属製の帯板状をなし円環状に回曲して形成された本体部を有し、かつこの本体部を前記ホースへ遊挿可能な拡径状態に保持する解除可能な保持手段を備え、かつこの保持手段の解除によって全体が縮径状態へと変形可能なホースクランプと、クランプ係止部を有しこのクランプ係止部が前記ホースクランプと係止することにより同ホースクランプと一体化しかつ前記本体部を前記嵌め合わせ部の外周面に全周に沿って対向させた状態で前記配管側に装着可能であり、かつこの装着状態で前記バルジ部に係止し前記ホースクランプと共に軸方向先端側へ向けて移動するのを規制するバルジ係止部を有してなるホルダとを備えて構成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ホースクランプは、前記本体部の両端部が周面上で交差した後、径方向外方へ突出して第1・第2のつまみ操作部となっており、一方のつまみ操作部には係止部が、他方のつまみ操作部には前記係止部と共に前記保持手段を構成する受け部が形成され、前記係止部と前記受け部とが係止することによって、前記ホースクランプは前記拡径状態に保持され、前記両つまみ操作部が前記本体部の軸方向へ相対移動したときに前記係止部と前記受け部との係止が解除されて前記拡径状態から前記縮径状態へと移行可能であり、前記ホースの外周面には外方へ押圧部が突設され、前記ホースを前記配管の前記嵌め合わせ部に嵌合することに伴い前記ホースクランプの一端部側を押圧して前記両つまみ操作部を軸方向へ相対移動可能とされ、前記ホルダは前記ホースクランプの前記本体部を外周側から包む円環状に形成され、周面には前記両つまみ操作部を挿通させる窓部が開設されて前記クランプ係止部となっているとともに、前記窓部には前記押圧部が前記ホースクランプの一端部側を押圧したときに他端部側に当接することで、前記両つまみ操作部に対し軸方向への相対移動を行わせて前記係止部と前記受け部との係止を解除する係止解除部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記押圧部は前記ホースの外周面に沿って密着して嵌合される円筒状の樹脂製シールリングの周縁部に立設され、かつこのシールリングの周面は前記押圧部が前記保持手段を解除するときに前記本体部の内側に位置し、前記ホースクランプが前記拡径状態から前記縮径状態へと移行するときには、前記本体部の内周面が前記シールリングの外周面に沿って摺接することを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記ホルダは前記本体部を外周側から包み込む円環状をなすとともに、全体は直径方向に沿った分割線にて2分割され、かつこれらはヒンジによって開閉可能に連結されていることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記ホルダを構成する両分割体の内周面には、前記バルジ部を全周に沿って嵌め入れる係止溝が形成されていることを特徴とするものである。
<請求項1の発明>
請求項1の発明においては、ホースと配管との接続作業にあたり、ホースクランプはホルダのクランプ係止部との係止によって一体化され、その状態で配管の嵌め合わせ部に装着される。次に、ホースを配管に対し嵌め合わせ部、つまりバルジ部の手前の位置まで嵌め込んで、ホースクランプの保持手段が解除されれば、ホースクランプが縮径状態へと移行し、これによってホースが緊締状態に保持される。
かくして、請求項1の発明によれば、ホースは配管への嵌め込みにあたり、バルジ部を乗り越える必要がないため、配管への接続作業を簡単かつ円滑に行なうことができる。また、この緊締状態において、ホルダのバルジ係止部がバルジ部と係止しているため、ホースクランプが先端側へ移動する事態(ホースが配管から抜ける事態)が確実に規制されるため、高い抜け防止機能を発揮することができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、ホースクランプの両つまみ操作部の係止部と受け部とを係止させホースクランプを拡径状態に保持した後、両つまみ操作部をホルダの窓部へ通しつつホースクランプ全体をホルダの内側へ嵌め入れる。そして、バルジ係止部をバルジ部に係止させつつホースクランプをホルダと共に配管の嵌め合わせ部に装着する。
その後、ホースの嵌め入れを行うと、ホースの押圧部がホースクランプの一端部側を押圧する。このとき、ホースクランプ全体は軸方向へ移動しようとするが、押圧部によって押されていない他端部側が窓部に形成された係止解除部と当接して移動を規制されるため、両つまみ操作部の間で軸方向への相対移動が生じ、その結果係止部と受け部との係止が解除され、これによりホースクランプは拡径状態から縮径状態へと移行し、ホースの緊締がなされる。
このように、請求項2の発明によれば、ホースの嵌め込み動作と連動してホースクランプの拡径解除を行うことができるため、配管の接続作業をさらに円滑なものとすることができる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、配管に対してホースの嵌め込みがなされると、シールリングに形成された押圧部によって保持手段の解除がなされ、これによって、ホースクランプは拡径状態から縮径状態へと移行する。このときの移行動作は本体部の内周面がシールリングの外周面上を摺接しつつなされるが、シールリングはホースよりも滑り性に優れる樹脂製であるため、移行動作が円滑である。また、直接ホース上を摺接しないため、ホースに皺を寄せてしまうこともなく、ホースと配管との間のシール性保持にも寄与する。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、ホルダはヒンジを介して開閉可能となっているため、ホースクランプを内部に組み込む作業を簡単化することができる。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、ホルダの閉じ操作をするときにバルジ部全縁を係止溝内に嵌め入れて係止することができるため、バルジ部に対する係止を容易に行うことができ、かつ係止状態の保持にも有効である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図15によって説明する。この実施形態では自動車のラジエータ本体から突出する配管PにホースHを接続するための接続具を例にとって説明する。
ホースHは良好な可撓性が発揮される材質、例えばゴム材にて形成されている。そして、その端部には合成樹脂製(例えばポリプロピレン、ナイロン等で、含油されたものがより好ましい)のシールリテーナ1が装着される。シールリテーナ1は後述するホースクランプ2によってホースHが緊締される際に両間に介在されるものであって、詳細は後述するが配管接続部分のシール性を確保する役割を果たす。
シールリテーナ1は、図2、3に示すように、略短円筒状に形成され、その周面には割溝3が設けられ、同割溝3によってシールリテーナ1には適度な拡開変形が許容されている。シールリテーナ1の内径はシールリテーナ1が自然状態にあるときにはホースHの外径よりやや小さめとなるように設定されている。したがって、ホースHへの装着時には割溝3を境にシールリテーナ1全体を強制的に拡開させて嵌合させ、装着状態では弾性力をもってホースHに密着する。なお、割溝3は図3に示すように、軸線方向に対して斜めに入れられており、ホースH側の肉が割溝3内に盛り上がって入り込みにくくしている。換言すれば、ホースHに対し全周に沿って締め付け力が切れ目なく作用するようにしている。
また、シールリテーナ1の内周面には周方向への適当角度間隔毎に複数のずれ止め爪4が突出形成され、図1に示すように、シールリテーナ1がホースHに装着されたときにはシールリテーナ1がホースHの前端側へ位置ずれするのを規制することができる。さらに、シールリテーナ1の前端縁にはホースHの前端縁に引っ掛かることでシールリテーナ1全体を軸方向奥方へずれるのを規制する位置決め片5が図示三個周方向へ等角度間隔毎に配されている。各位置決め片5はシールリテーナ1の前端縁から一旦前方へ水平に張り出した後、内方へほぼ直角に屈曲した略フック状に形成されており、シールリテーナ1の装着時にはホースHの流体通路内へ突出しないよう、ホースHの肉厚範囲内に留まる程度の長さに形成されている。かくして、各位置決め片5と各ずれ止め爪4とによってシールリテーナ1はホースHの軸方向に関し前後何れの方向へのずれも規制されるようにしている。
また、シールリテーナ1の両端縁部には共に全周に沿ってフランジ縁6が形成されている。上記した各位置決め片5は正確には前方のフランジ縁6(シールリテーナ1をホースHに装着したときにホースHの先端に位置する側)から突設されている。シールリテーナ1における後方のフランジ縁6には押圧部7が図示三箇所、等角度間隔毎に配されている。各押圧部7はホースクランプ2の外側縁(詳細には、本体部8において第1つまみ操作部9を構成する側の外側縁)に軸方向の押圧力を作用させて拡径状態を解除するためのものであり、それぞれは径方向外方へ突出形成されている。この実施形態では、図2に示すように、各押圧部7は上記した各位置決め片5の周方向に関する配置のほぼ中央に位置するように位相をずらして配されている。
また、シールリテーナ1において両フランジ縁6,6の間の外周面は全領域に亘って平滑な滑り面11が形成され、後述するホースクランプ2が拡径状態から縮径状態へと移行する間、ホースクランプ2は滑り面11上を摺接するようにしてある。
ホースクランプ2は、従来と異なり、ホースH側でなく配管P側に装着される。配管Pは金属製であり、内部にはホースH側へと同軸で通じる流体通路が軸心に沿って形成されている。また、配管Pの外周面であって先端から所定距離だけ離間した位置にはバルジ部12が全周に沿って張り出し形成されており、このバルジ部12と配管Pの先端との間の領域が嵌め合わせ部13となり、本実施形態ではホースHはこの領域、つまりバルジ部12の手前までの領域で嵌め合わされるようにしてある。
ホースクランプ2は帯状のばね板材を円環状に回曲させて本体部8が形成されており、その周面には三角窓14が2箇所に開口され、ホースHの全周に均一の締付力を作用させることができるようにしている。本体部8の一端側には所定長さ範囲に亘って溝部15が形成されており、その先端部は溝部15を含めて径方向外方へ起立し、これによりアーチ状をなす第1つまみ操作部9が形成されている。本体部8の他端側には上記した溝部15が形成された範囲とほぼ同じ長さ範囲に亘って先細り状の幅狭部16が形成されている。この幅狭部16の先端部は第1つまみ操作部9のアーチ部分をくぐり抜けて、つまり第1つまみ操作部9側と本体部8の周面上で交差した後、直ちに径方向外方へ立ち上がり、第1つまみ操作部9とほぼ同じ高さをもつ第2つまみ操作部10となっている。
両つまみ操作部9,10はホースクランプ2全体を拡径状態に保持するための解除可能な保持手段を有している。すなわち、第1つまみ操作部9のアーチ部分を構成する一方の側片9Aの中央部にはホースクランプ2を拡径状態に保持するための係止片17(係止部)が形成されている。この係止片17は前記した側片から内方へ向けてほぼ水平に張り出して形成されている。一方、第2つまみ操作部10において係止片17と対応する高さ位置の側縁部には切り欠き凹部10Aが形成されるとともに、これに隣接して係止片17の先端部と解離可能に係止する受け面10B(受け部)が形成されている。この受け面10Bは叩き出しによって係止片17よりもやや広幅の幅寸法をもって凹み形成されている。したがって、係止片17と受け面10Bとの係止によって、ホースクランプ2は拡径した状態に保持され、この状態での内径はシールリテーナ1を嵌め込んだ状態でのホースHに遊嵌可能に設定されている。しかし、第1・第2のつまみ操作部9,10が軸方向へ相対移動をさせることにより、つまり図6の状態において第2つまみ操作部10を直立姿勢に留め置き、その状態で第1つまみ操作部9側を図示左方(係止片17が受け面10Bから遠ざかる方向)へ移動させれば、係止片17と受け面10Bとの係止状態を解除して縮径状態に至らしめることができる。この縮径状態では、シールリテーナ1を介してホースHと配管Pとの嵌め合わせ部13を緊締することができる。
次に、ホースクランプ2に対するホルダ18について図8に基づいて説明すると、ホルダ18は合成樹脂材にて一体成形されたものである。本実施形態ではヒンジ19を介して開閉可能に連結された略リング状をなす形態となっている。ホルダ18は直径方向に沿って2分割されヒンジ19を中心として閉じ動作を行うことで、ホースクランプ2と共に配管Pへ嵌め付けることを可能にしている。そして、ホルダ18を構成する一方の分割体(第1分割体18A)に設けられたロック爪20が他方の分割体(第2分割体18B)側に係止することで、ホルダ18を閉じ状態(この状態でホースクランプ2は内部に抜け止めされた状態で組み込まれる)に保持される。
ホルダ18はホースクランプ2と共に配管Pに装着したときに配管Pの嵌め合わせ部13を遊嵌する基部21を有している。そして、基部21からは後部側に連続してバルジ係止部22が同軸で設けられている。バルジ係止部22は基部21よりも小径に形成され、両分割体18A,18Bにおける対応箇所の内周面にはバルジ部12の全周部をほぼ密着して嵌合する係止溝23が形成され、これによってホルダ18は軸方向に沿う前後いずれの方向へも移動不能となる。また、第1分割体18Aにおけるバルジ係止部22の外周面でホルダ18の分割面側の一端部には接線方向へ向けて前記したロック爪20が突出形成されている。一方、第2分割体18Bにおいてバルジ係止部22より外周側には引っ掛け部24が形成され、両分割体18A,18Bが閉じられたときにロック爪20と引っ掛け部24とが係止可能である。さらに、この実施形態ではバルジ係止部22の後部側にはさらに小径の張り出し縁部25が同軸で連続し、配管Pの一般部の外周面をほぼ密着状態で嵌め込んでいる。
第1分割体18Aにおける基部21の外周面には窓部26が開口しており(図8等参照)、ホルダ18内にホースクランプ2を収容させるときには、第1・第2の両つまみ操作部9,10はこの窓部26を通して外部へ突出する。また、ホースクランプ2が拡径状態でホルダ18内に組み込まれた状態では、ホースクランプ2における本体部8の一方の周端縁を、基部21の前面側へ露出させるようになっていて、ホースHと配管Pとの接続がなされるときには、シールリテーナ1の押圧部7が本体部8の一方の外側縁のうち第1つまみ操作部9寄り部分を押すことができるようになっている。
また、窓部26の開口縁の一部であって、図8における上側部分には、上記した窓部26との協働によってホースクランプ2との一体化を達成するクランプ係止部27が形成されている。クランプ係止部27は、窓部26の開口縁のうち手前側(配管Pの先端側)に起立形成された前壁27Aと、この前壁27Aに連続しかつ窓部26の開口縁の全長さ範囲に亘って起立形成された側壁27Bと、前壁27Aとはより幅広の寸法をもって対向しつつ側壁27Bから連続した後壁27Cと、後壁27Cの上端縁から窓部の内側へ向けて水平に張り出す張り出し壁27Dとを備えている。なお、ホースクランプ2の係止片17と受け面10Bとの係止は、ホルダ18の基部21の内面より径方向内側においてなされ、張り出し壁27Dと干渉しないようになっている。
上記張り出し壁27Dの先端部には、張り出し壁27Dより幅狭に形成されたストッパ壁27Eが側壁27Bと沿うようにして突出しており、張り出し壁27D及びストッパ壁27Eと側壁27Bとの間にはスリット28が保有され、このスリット28は第1つまみ操作部9をその厚み方向から挟み込むことができる程度の溝幅に形成されている。拡径状態でホースクランプ2をホルダ18に組み込んだ状態(以下、ホースクランプ2の仮組み状態という。)では、図14に示すように、第1つまみ操作部9の一方の端縁を前壁27Aの内面側にほぼ当接させているが、他方の端縁と後壁27Cの内面との間には所定の隙間Sがあくようにしてある。この隙間Sは、少なくとも係止片17と受け面10Bとの係止を解除するのに必要なだけ、第1つまみ操作部9の相対移動を可能にする程度の長さ寸法が確保されている。
また、ホースクランプ2の仮組み状態では、第2つまみ操作部10の奥側の端縁がストッパ壁27Eの前端縁に当接するようになっている。このことによって、ホースHの嵌合に伴う押圧部7によるホースクランプ2の押し込みがなされても、第2つまみ操作部10側はストッパ壁27Eによって移動が規制されているため、第1つまみ操作部9側のみが移動させられることになる。かくして、第1・第2のつまみ操作部9,10間で相対移動を生じさせてホースクランプ2の拡径状態の解除が可能となる。
さらに、ホースクランプ2の拡径状態が解除され、第2つまみ操作部10は第1つまみ操作部9側から離れて周方向へ変位する(縮径状態)が、窓部26の幅寸法(図8における上下方向の寸法)はこの間の変位を許容するに充分な長さに設定されている。
なお、張り出し壁27Dの背面側でストッパ壁27Eの延長線上には補強壁27Fが設けられ、ホースクランプ2に作用する押圧力に有効に抗することができるようにしてある。
また、ホルダ18の基部21の内周面においてバルジ係止部22寄りには全周に沿って段差29が形成されており(図1参照)、段差29より奥側には小径部30が形成されている。そして、段差29は上記した後壁27Cの内面の位置に揃うようにしてあり、図13に示すように、小径部30はホースHが配管Pに対し正規深さまで差し込まれたときに、シールリテーナ1の差し込み方向前側のフランジ縁6の挿入を許容し、小径部30の奥壁に各位置決め片5を当接させる。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用効果を具体的に説明すると、配管PとホースHとの接続にあたり、まず、ホースHに対しシールリテーナ1を拡開させながら嵌着させ、併せて、各位置決め片5をホースHの前端面に当接させるようにしておく。このときには、シールリテーナ1がホースHに弾性力をもって嵌着し、各ずれ止め爪4をホースH外周面へ食い込ませているため、位置決め片5と協働してシールリテーナ1のホースHに対する軸方向双方への位置決めがなされる。
一方、拡径状態にあるホースクランプ2を配管Pへ嵌め込み、バルジ部12の手前側である嵌め合わせ部13に位置させておく。次に、ホルダ18を展開状態にし、第1分割体18Aの内周面側をホースクランプ2側へ向けつつ接近させ、両つまみ操作部9,10を窓部26へと貫通させる。このとき、ホースクランプ2の両つまみ操作部9,10をクランプ係止部27と係止させるようにする。具体的には、第1つまみ操作部9をスリット28内に導入し、張り出し壁27D及びストッパ壁27Eと側壁27Bとの間で厚み方向から挟むようにし、さらにはその手前側の端縁を前壁27Aの内面にほぼ当接するようにしておく。一方、第2つまみ操作部10の奥側の端縁をストッパ壁27Eの前端面に当接させておく。さらに、これと同時にバルジ係止部22の係止溝23をバルジ部12の半周部に沿わせながら嵌め込んでおく。その後、ヒンジ19を中心として第2分割体18Bを第1分割体18Aに対して閉じ操作を行い、ロック爪20を第2分割体18Bの引っ掛け部24へ係止させると、ホルダ18は閉じ状態でロックされる。かくして、ホースクランプ2がホルダ18内に仮組み状態で収容される。このときには両つまみ操作部9,10が窓部26を貫通してクランプ係止部27と係止しているため、これによってホースクランプ2はホルダ18と一体化された状態となる。同時に、配管Pのバルジ部12は両分割体18A,18Bの係止溝23によって全周が嵌め入れられるため、ホルダ18は配管Pに対し軸方向へずれ止めされた状態に保持される。
上記の手順により、ホースH側にはシールリテーナ1が、配管P側にはホースクランプ2を仮組みしたホルダ18がそれぞれ装着され、接続のための準備作業が整う。しかる後、ホースHを配管Pの嵌め合わせ部13へ外嵌する作業がなされる。この嵌合作業の際には、シールリテーナ1の前側のフランジ縁6はホースクランプ2の本体部8の内側を通過して前進するが、押圧部7は通過することができず、各押圧部7のうち両つまみ操作部寄りに位置するものが、ホースクランプ2の本体部8における第1つまみ操作部9寄りの外側縁に当接する(図12参照)。そして、この当接部分において当該押圧部7から押圧力を受けると、ホースクランプ2は全体を軸方向へ移動しようとするため、第1つまみ操作部9側はスリット28内を奥方へ前進するが(図14想像線状態)、第2つまみ操作部10側はストッパ壁27Eの前端縁に当接して移動が規制されている。したがって、両つまみ操作部9,10は相互に相対移動を生じ、係止片17が受け面10Bから離れる方向に移動する。そして、ホースHが配管Pの嵌め合わせ部13に対し正規深さまで差し込まれ各位置決め片5が小径部30の奥壁に当接すると、係止片17と受け面10Bとの係止が解除される。その結果、ホースクランプ2は自らのばね力によって縮径状態へと移行する。このとき、第2つまみ操作部10は窓部26内を幅方向(図15に示す下方)へ移動し、その間に上記した両つまみ操作部9,10の相対移動に伴って生じた本体部8のねじれ変形も、第2つまみ操作部10が同図に示す上方への移動によって解消される。
前記したホースHが配管Pに対して正規深さまで差し込まれたときには、本体部8の内周面がシールリテーナ1の滑り面11と軸方向に関する位置を揃えた状態にあるため、ホースクランプ2が拡径状態から縮径状態へ移行するときには、本体部8の内周面が滑り面11上を滑ってゆくため、ホースクランプ2は従来よりも円滑な動作をもってホースHと配管Pとの接続部分を緊締する。
また、ホースクランプ2は縮径した後においても、ホルダ18と一体化されており、かつホルダ18は係止溝23によってバルジ部12と係止しているため、ホースクランプ2が軸方向へずれてしまう事態が確実に規制される。したがって、配管P・ホースHとの接続部分に流体から高圧が作用しても、接続部分での緊締状況が維持されることから、シール性が確実に保持される。
本実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。まず、ホースHと配管Pとの接続にあたり、従来であれば、バルジ部12を乗り越える深さまでホースHの差し込みを行い、その乗り越えた部分においてホースクランプ2による緊締を行うことで、バルジ部12を引っ掛かりとしてホースHの抜け防止強化を図るようにしていた。その点、本実施形態ではホースHはバルジ部12を乗り越える深さまで差し込まなくとも、その手前位置までの差し込みで良いため、バルジ部12の乗り越えに必要な拡開動作を要しない分。差し込み作業を円滑・簡単に行うことができる。また、同様に、ホースクランプ2もバルジ部12を通過させないから、拡径状態と縮径状態との内径差を従来よりも小さくすることができるため、ホースクランプ2をへたりにくくすることにも寄与する。
さらに、本実施形態ではホースクランプ2の拡径状態の解除をホースHの差し込み動作を利用して行うことができるため、拡径状態の解除のための特別な操作を必要としない分、作業を迅速に行うことができる。また、ホースクランプ2は拡径状態から縮径状態へ移行する際に、ホースクランプ2上を摺接するのでなく、それよりも滑り性のよいシールリテーナ1の周面(滑り面11)上を摺接するため、縮径状態への移行を円滑に行うことができる。特に、シールリテーナ1が含油性であれば、移行動作は一層円滑なものとなる。このことは、ホースクランプ2との摺接時にホースHに皺を発生させるのを未然に回避することにも有効であり、シール性の保持に寄与する。
<参考例>
次に、本発明の技術的範囲に属するものではないが関連技術としての例を説明する。この参考例は次のことを課題としている。
すなわち、従来のホースクランプは拡径状態にしてホースH側に仮嵌めされ、配管P側との接続の後に、拡径状態を解除するものが一般的である。拡径状態を保持する手段としては、実施形態でも説明したようなホースクランプに係止手段(係止片と受け面)を一体に形成しておく方式(ホルダーレスタイプ)の他、ホースクランプとは別体のホルダを用いる方式(ホルダータイプ)とがある。しかし、いずれの方式であっても、ホースHと配管Pとの接続作業の後に、拡径状態の解除のための作業(ホルダーレスタイプであれば、係止片と受け面との係止解除のための作業、ホルダータイプであればホルダの抜き取りの作業)を必要としていたため、作業性向上を図る上での障害となっていた。
そこで、この参考例のものは作業性の向上を図ることを目的としている。この目的を達成するためには、少なくとも次の構成要件を備えていることが必要である。
相互に嵌合して接続可能な二つの配管のうち、一方の配管の外面にはホースクランプが配され、かつこのホースクランプは金属製の帯板材を円環状に回曲させつつ、両端部を周面上で交差させた後、径方向外方へ起立させてそれぞれつまみ操作部となっており、一方のつまみ操作部には係止部が、他方には受け部が形成され、前記係止部と前記受け部とは両つまみ操作部が前記ホースクランプの軸方向相対移動することで、係止あるいは解除し、係止時には前記第1配管に対し遊嵌可能な拡径状態に保持可能となっており、解除時にはホースクランプ自体の復元力にて縮径状態へと移行して前記両配管の嵌め合わせ部分を緊締可能となっており、さらに前記一方の配管には、前記ホースクランプを、同ホースクランプの内周面を前記一方の配管の外周面へ対向させた状態で組み込み可能で、かつ前記両つまみ操作部のうち一方側と係止することにより両つまみ操作部の軸方向への相対移動を許容するクランプ係止部が備えられたホルダが配される一方、前記他方の配管側には前記両配管の接続に伴って前記両つまみ操作部のうちの一方を軸方向に押圧して両つまみ操作部を、前記係止部と前記受け部との係止を解除する方向に相対移動させる押圧手段が設けられているようにしたものである。
上記のような構成とすれば、両配管の接続に先立ってホースクランプを一方の配管に拡径状態で保持しかつホルダによって一体化させた状態で装着しておき、そのもとで両配管の接続作業を行うと、押圧手段がホースクランプを軸方向に押圧する。このとき、両つまみ操作部はクランプ係止部によって一方のつまみ操作部は係止して、軸方向への相対移動を行うことができるようになっているため、係止部と受け部との係止が解かれる。これにより、ホースクランプは自らの弾発力によって縮径状態へと移行し、両配管の嵌め合わせ部分を緊締することができる。つまり、ホースクランプの拡径解除のための作業を要せずとも、配管の接続作業と連動して拡径状態を解除することができるため、配管の接続作業を迅速に行うことができる。
また、前記押圧手段は前記他方の配管の一部に係止して前記ホースクランプを押圧するときの後退動作を規制する位置決め部が設けられているようにしてもよい。
このような構成とすれば、ホースクランプに対して拡径解除のための押圧力を確実に作用させることができる。
さらに、前記押圧手段には両配管の接続の際に、前記ホースクランプの内側に進入しホースクランプの内周面と全周に沿って対向する滑り面が形成され、前記ホースクランプが前記拡径状態から前記縮径状態へ移行するときには、前記滑り面上を摺接するようにしてもよい。
このような構成とすれば、拡径状態から縮径状態への移行をスムーズに行わせることができる。
次に、参考例の具体的構造を図16乃至図18によって説明する。参考例では、ホースクランプ2を従来と同様、ホースH側にセットしている。ホースクランプ2は前記した実施形態のものと同一の構造であるため、図面中に同一符号を付して説明は省略する。ホルダ50については、バルジ係止部を有さない点、逆にホースHの前端面に係止する複数の位置決め片51を有する点が相違し、さらなる相異点として実施形態ではホースクランプ2をホルダ18に仮組みした状態では第2つまみ操作部10側を固定し、第1つまみ操作部9側は軸方向への移動を許容したが、この参考例ではこれが逆に第1つまみ操作部9側を固定するようにしている点も相違している。これらの相異点を除き、他の基本構造は同様である。
一方、配管P側にはホースクランプ2の外側縁を軸方向に押して拡径状態を解除するための押圧手段としての解除部材52が装着されている。この解除部材52は合成樹脂材にて一体に形成されており、詳細には図示されないが、先の実施形態のホルダ18と同様にヒンジ19によって開閉可能に分割された形態としてある。
また、その後部にはリング状の基体部53を有しており、同基体部53の内周面には全周に沿って係止溝54が凹設され、バルジ部12を全周に亘って嵌め込んでおり、これによって解除部材52全体が配管Pに対し軸方向へ位置ずれしないように保持される。さらに、基体部53の前側の周端縁からは複数のシールリング分割片55が軸方向に沿って突出している。各シールリング分割片55はホルダ50側の各位置決め片51との干渉を避けつつこれらの間を通過してホースクランプ2とホースHとの間の隙間へ進入可能な円弧形状に形成されており、配管Pをほぼ同心で取り囲むようにしてある。そして、各シールリング分割片55の外面のうち所定長さ範囲は一段低く薄肉に形成され、同部分はホースクランプ2が拡径状態から縮径状態へと移行するときにホースクランプ2の内周面と摺接する滑り面56となっており、ホースHが配管Pに対して正規深さまで差し込まれたときに、各滑り面56はホースクランプ2の真下に位置するようになっている。さらに、各シールリング分割片55の内面であって先端寄りにはホースHの外周面に食い込み可能な抜け止め爪57が突出形成されている。
一方、基体部53の外周面であってシールリング分割片55の外方には同分割片55と平行に押圧片58が突出形成されている。押圧片58は、ホースHと配管Pとが正規接続されるに際し、その先端はホルダ18の外面側を前進し、第2つまみ操作部10における上端寄りの外側縁を押圧して係止片17と受け面10Bとの係止を解除できるようになっている。
上記のように構成された参考例において、ホースHと配管Pとの接続を行う場合には、まず、ホースクランプ2を仮組みした状態のホルダ50を、ホースHに装着しておく一方で、配管P側には係止溝54にバルジ部12を嵌め合わせた状態で解除部材52を装着しておく(図16状態)。
その状態で、ホースHを配管Pの外周面へ差し込むと、各シールリング分割片55が位置決め片51との干渉を避けつつホースクランプ2とホースHとの間の隙間に進入し、そのまま前進する。これと同時に、押圧片58の先端が第2つまみ操作部10の外側縁に当接する(図17状態)。そして、さらにホースHの嵌合が進んで正規嵌合状態になると、その間に第2つまみ操作部10は押されて後退するが、第1つまみ操作部9側はそのままの位置に保持されているため、両つまみ操作部9,10間で相対移動が生じ、係止片17と受け面10Bとの係止が解除される。その一方で、滑り面56がホースクランプ2の真下に位置するため、ホースクランプ2は滑り面56を摺接しながら縮径状態へ移行する。その結果、ホースクランプ2は各シールリング分割片55を介してホースHと配管Pとの嵌め合い部分を緊締することができる。
以上のように、参考例においても、ホースHと配管Pとの接続作業に連動してホースクランプ2の拡径解除を行うことができるため、作業性の向上を図ることができる。また、縮径状態への移行を滑り性に優れる樹脂製の滑り面56上で行うため、ホースHに皺等を生じさせることもなく、シール機能保持に有効でもある。なお、滑り面56が含油性樹脂で形成されていれば、縮径状態への移行動作がより一層円滑になされることは前記した実施形態と同様である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態では、ホースクランプ2を拡径状態に保持するための保持手段をホースクランプ2と一体に形成したものを示したが、別体であってもよい。
(2)本実施形態では、ホースクランプ2の拡径状態の解除をホースHの嵌め込み動作に連動してなされるようにしたが、この解除を嵌め込み動作とは無関係に例えば作業者の手作業によって行うようにしてもよい。
(3)押圧部は、ホースHとは別部材であるシールリングに必ずしも形成する必要はなく、ホースHにインサート成形によって一体に設けることも可能である。
(4)ホースクランプ2を拡径状態に保持するための保持手段は本実施形態に示したものに限定されるものではなく、種々に形態を変更することが可能であるが、要はホースクランプ2の軸方向へ相対移動して係止及びその解除が可能なものであればよい。例えば本出願人が既に提案している実用新案登録第2585357号の他、特開2000−18459号のもの等が適用可能である。
実施形態1における配管とパイプの接続前の状態を示す側断面図 シールリテーナの正面図 同じく側面図 拡径状態にあるホースクランプの斜視図 縮径状態にあるホースクランプの斜視図 係止片と受け面との係止状態を拡大して示す側面図 同じく係止解除状態を拡大して示す側面図 ホルダの展開状態を示す平面図 同じく側面図 ホルダの正面図 ホースクランプと共にホルダを配管側に装着した状態を示す正面図 配管とホースとの接続途上を示す図XII-XII側断面図 係止片と受け面との係止が解除された直後の状態を示す側断面図 係止片と受け面との係止が解除されるときの様子を示す平断面図 配管とホースとの接続が完了した状態を示す平断面図 参考例における接続前の状態を示す側断面図 同じく接続途上の状態を示す側断面図 同じく接続完了状態を示す側断面図
符号の説明
1…シールリテーナ
2…ホースクランプ
7…押圧部
9,10…第1・第2つまみ操作部
10B…受け面
11…滑り面
12…バルジ部
17…係止片(係止部)
18…ホルダ
19…ヒンジ
22…バルジ係止部
23…係止溝
26…窓部
27…クランプ係止部
27E…ストッパ壁
P…配管
H…ホース

Claims (5)

  1. 配管と、この配管の先端から軸方向へ離間した位置の外周面において径方向外方へ張り出し形成されたバルジ部と、
    前記配管の先端と前記バルジ部との間の外周面に形成された嵌め合わせ部へ嵌合可能なホースと、
    金属製の帯板状をなし円環状に回曲して形成された本体部を有し、かつこの本体部を前記ホースへ遊挿可能な拡径状態に保持する解除可能な保持手段を備え、かつこの保持手段の解除によって全体が縮径状態へと変形可能なホースクランプと、
    クランプ係止部を有しこのクランプ係止部が前記ホースクランプと係止することにより同ホースクランプと一体化しかつ前記本体部を前記嵌め合わせ部の外周面に全周に沿って対向させた状態で前記配管側に装着可能であり、かつこの装着状態で前記バルジ部に係止し前記ホースクランプと共に軸方向先端側へ向けて移動するのを規制するバルジ係止部を有してなるホルダとを備えて構成されていることを特徴とする配管接続具。
  2. 前記ホースクランプは、前記本体部の両端部が周面上で交差した後、径方向外方へ突出して第1・第2のつまみ操作部となっており、一方のつまみ操作部には係止部が、他方のつまみ操作部には前記係止部と共に前記保持手段を構成する受け部が形成され、前記係止部と前記受け部とが係止することによって、前記ホースクランプは前記拡径状態に保持され、前記両つまみ操作部が前記本体部の軸方向へ相対移動したときに前記係止部と前記受け部との係止が解除されて前記拡径状態から前記縮径状態へと移行可能であり、
    前記ホースの外周面には外方へ押圧部が突設され、前記ホースを前記配管の前記嵌め合わせ部に嵌合することに伴い前記ホースクランプの一端部側を押圧して前記両つまみ操作部を軸方向へ相対移動可能とされ、
    前記ホルダは前記ホースクランプの前記本体部を外周側から包む円環状に形成され、周面には前記両つまみ操作部を挿通させる窓部が開設されて前記クランプ係止部となっているとともに、前記窓部には前記押圧部が前記ホースクランプの一端部側を押圧したときに他端部側に当接することで、前記両つまみ操作部に対し軸方向への相対移動を行わせて前記係止部と前記受け部との係止を解除する係止解除部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の配管接続具。
  3. 前記押圧部は前記ホースの外周面に沿って密着して嵌合される円筒状の樹脂製シールリングの周縁部に立設され、かつこのシールリングの周面は前記押圧部が前記保持手段を解除するときに前記本体部の内側に位置し、前記ホースクランプが前記拡径状態から前記縮径状態へと移行するときには、前記本体部の内周面が前記シールリングの外周面に沿って摺接することを特徴とする請求項2記載の配管接続具。
  4. 前記ホルダは前記本体部を外周側から包み込む円環状をなすとともに、全体は直径方向に沿った分割線にて2分割され、かつこれらはヒンジによって開閉可能に連結されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の配管接続具。
  5. 前記ホルダを構成する両分割体の内周面には、前記バルジ部を全周に沿って嵌め入れる係止溝が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の配管接続具。
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