JP2009121668A - コネクタ - Google Patents

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    • F16L2201/00Special arrangements for pipe couplings
    • F16L2201/10Indicators for correct coupling

Abstract

【課題】パイプの接続作業時においてコネクタ本体にチェッカーを取付ける必要がなく、また、パイプリテーナの係合解除方向への不用意な操作を禁止する。
【解決手段】コネクタ10は、コネクタ本体20とパイプリテーナ30とチェッカー40を備える。コネクタ本体20とチェッカー40との間には、チェッカー40を仮止め位置に係合し、正規位置に挿入されたパイプ50のフランジ51によって係合が解除されることでチェッカー40を本止め位置へ押動可能とする第1の係合手段(27,45)を設けるとともに、仮止め位置から本止め位置に押動されたチェッカー40を本止め位置に係合する第2の係合手段(28,45)を設ける。パイプリテーナ30とチェッカー40との間には、チェッカー40が本止め位置に押動されたときにパイプリテーナ30の係合解除方向の操作を禁止する操作禁止手段(35,46)を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、パイプの接続に用いられるコネクタに関するものである。
この種のコネクタの従来例を説明する。なお、図10はコネクタの構成部品を示す分解斜視図である。
図10に示すように、コネクタ110は、外周面に突出するフランジ151を有するパイプ150を挿入可能に形成されたコネクタ本体120と、そのコネクタ本体120に挿入されるパイプ150のフランジ151に弾性変形を利用して抜け止め可能に係合するパイプリテーナ130とを備えている。パイプリテーナ130は、拡径方向に弾性変形可能なCリング状に形成されたリテーナ本体131と、そのリテーナ本体131の内周面に突出された一対の抜止突起132とを有している。パイプリテーナ130はコネクタ本体120に弾性変形を利用して外嵌され、かつ、抜止突起132がコネクタ本体120に設けられた窓孔121を通じてコネクタ本体120内に突出される。
前記したコネクタ110において、コネクタ本体120にパイプ150が挿入されると、パイプ150のフランジ151が、パイプリテーナ130の抜止突起132に当接しかつ該抜止突起132を径方向外方へ拡開することにより、リテーナ本体131が弾性変形される。そして、フランジ151が抜止突起132を通過すると、リテーナ本体131が弾性復元し、抜止突起132がフランジ151に係合することによって、コネクタ本体120にパイプ150が抜け止めされる。このようなコネクタ110では、コネクタ本体120の正規の接続位置(この位置を、「正規位置」という。)にパイプ150が挿入されているか否かが容易に判断することができないという問題点があった。
このような問題を改善するものとして特許文献1、2が提案されている。特許文献1では、コネクタ本体の正規位置にパイプが挿入されたときには、パイプリテーナを取り囲むようにコネクタ本体にチェッカーを取付けることができ、コネクタ本体の正規位置にパイプが挿入されないときは、コネクタ本体に対するチェッカーの取付けを不能とすることにより、コネクタ本体の正規位置にパイプが挿入されているか否かを容易に判断することができる。また、コネクタ本体にチェッカーを取付けると、パイプリテーナの周辺部がチェッカーで覆われるため、ユーザー等によりパイプリテーナが不用意に係合解除方向に操作することができないようになっている。
また、特許文献2では、ハウジングに結合確認部材を半径方向に押動可能に設けておき、ハウジングの正規位置にパイプが挿入されたときには、結合確認部材を押動することができ、ハウジングの正規位置にパイプが挿入されないときは、前記第1の係合手段の係合が解除されないため、前記結合確認部材の押動を不能とすることにより、ハウジングの正規位置にパイプが挿入されているか否かを容易に判断することができる。また、ハウジング内にリテーナが挿入されているため、ユーザー等によりリテーナが不用意に係合解除方向に操作されることはない。
特開2001−193885号公報 特開2007−178003号公報
前記特許文献1では、コネクタ本体にパイプを挿入した状態で、コネクタ本体にチェッカーを取付けるため、パイプの接続作業時においてコネクタ本体にチェッカーを取付ける必要があり、作業の煩雑化を余儀なくされるという問題があった。また、前記特許文献2では、ハウジングに結合確認部材が予め設けられているため、パイプの接続作業時においてハウジングに結合確認部材を取付ける必要がない。しかし、前に述べたように、ユーザー等によりリテーナが不用意に係合解除方向に操作されるものでないため、結合確認部材がリテーナの係合解除方向の操作を禁止する手段を備える必要がない。
本発明が解決しようとする課題は、パイプの接続作業時においてコネクタ本体にチェッカーを取付ける必要がなく、また、パイプリテーナの係合解除方向への不用意な操作を禁止することにより、パイプの抜け止め性を向上することのできるコネクタを提供することにある。
前記課題は、本発明の特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするコネクタにより解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記載されたコネクタは、外周面に突出するフランジを有するパイプを挿入可能に形成されたコネクタ本体と、前記コネクタ本体に外嵌されかつ該コネクタ本体に前記パイプが正規位置に挿入されたときに前記フランジに弾性変形を利用して抜け止め可能に係合するパイプリテーナと、前記コネクタ本体に対して前記パイプが正規位置に挿入されているか否かを検知するチェッカーとを備える。前記コネクタ本体と前記チェッカーとの間には、前記チェッカーを仮止め位置に係合し、かつ、前記コネクタ本体の正規位置に挿入された前記パイプのフランジによって前記係合が解除されることで前記チェッカーを本止め位置へ押動可能とする第1の係合手段を設けるとともに、前記仮止め位置から前記本止め位置に押動された前記チェッカーを本止め位置に係合する第2の係合手段を設ける。前記パイプリテーナと前記チェッカーとの間には、前記チェッカーが本止め位置に押動されたときに前記パイプリテーナの係合解除方向の操作を禁止する操作禁止手段を設ける。このように構成すると、コネクタ本体にチェッカーが第1の係合手段の係合により予め仮止めされるため、パイプの接続作業時においてコネクタ本体にチェッカーを取付ける必要がない。また、コネクタ本体にパイプが正規位置に挿入されたときは、パイプのフランジにパイプリテーナが弾性変形を利用して係合することでコネクタ本体にパイプが抜け止めされるとともに、チェッカーが本止め位置に押動可能となる。しかし、コネクタ本体にパイプが正規位置に挿入されないときは、前記第1の係合手段の係合が解除されないため、チェッカーを本止め位置へ押動することができない。したがって、コネクタ本体の正規位置にパイプが挿入されているか否かを容易に判断することができる。また、チェッカーを本止め位置に押動すると、コネクタ本体にチェッカーが第2の係合手段の係合により本止めされる。これとともに、操作禁止手段によりパイプリテーナの係合解除方向の操作が禁止されるため、パイプの抜け止め性を向上することができる。
また、特許請求の範囲の請求項2に記載されたコネクタは、請求項1に記載のコネクタであって、前記操作禁止手段が、前記パイプリテーナの両端部に設けられた一対の被ロック凸部と、前記チェッカーに設けられかつ前記一対の被ロック凸部に係合するロック凹部とにより構成されている。このように構成すると、パイプリテーナの一対の被ロック凸部とチェッカーのロック凹部とによる操作禁止手段の係合により、一対の被ロック凸部の拡開を拘束することで、パイプリテーナの係合解除方向の操作を禁止することができる。
また、特許請求の範囲の請求項3に記載されたコネクタは、請求項1に記載のコネクタであって、前記操作禁止手段が、前記チェッカーに設けられかつ前記パイプリテーナの操作部に対する係合解除方向の操作を不能とする遮蔽部により構成されている。このように構成すると、チェッカーの遮蔽部により、パイプリテーナの操作部に対する係合解除方向の操作を不能とすることで、パイプリテーナの係合解除方向の操作を禁止することができる。
また、特許請求の範囲の請求項4に記載されたコネクタは、請求項1〜3のいずれか1つに記載のコネクタであって、前記第1の係合手段が、前記コネクタ本体に設けられた検知孔と、前記チェッカーに設けられかつ前記仮止め位置において前記検知孔に係合されるとともに前記コネクタ本体の正規位置に挿入された前記パイプのフランジによって前記検知孔に対する係合が解除される検知爪とにより構成されている。このように構成すると、コネクタ本体の検知孔とチェッカーの検知爪とによる第1の係合手段の係合により、コネクタ本体にチェッカーを仮止めすることができる。
また、特許請求の範囲の請求項5に記載されたコネクタは、請求項4に記載のコネクタであって、前記第2の係合手段が、前記チェッカーの検知爪と、前記コネクタ本体に設けられかつ前記本止め位置において前記検知爪が係合される抜止部とにより構成されている。このように構成すると、チェッカーの検知爪とコネクタ本体の抜止部とによる第2の係合手段の係合により、コネクタ本体にチェッカーを本止めすることができる。
また、特許請求の範囲の請求項6に記載されたコネクタは、請求項4又は5に記載のコネクタであって、前記コネクタ本体の正規位置に挿入された前記パイプのフランジによって前記チェッカーの検知爪が径方向外方へ押動されることによって、前記コネクタ本体の検知孔に対する前記検知爪の係合が解除される構成としたものである。このように構成すると、コネクタ本体の正規位置に挿入されたパイプのフランジによってチェッカーの検知爪が径方向外方へ押動されることによって、コネクタ本体の検知孔に対する検知爪の係合が解除可能である。
また、特許請求の範囲の請求項7に記載されたコネクタは、請求項4又は5に記載のコネクタであって、前記コネクタ本体の正規位置に挿入された前記パイプのフランジによって前記チェッカーの検知爪が該パイプの挿入方向前方へ押動されることによって、前記コネクタ本体の検知孔に対する前記検知爪の係合が解除される構成としたものである。このように構成すると、コネクタ本体の正規位置に挿入されたパイプのフランジによってチェッカーの検知爪がパイプの挿入方向前方へ押動されることによって、コネクタ本体の検知孔に対する検知爪の係合が解除可能である。
また、特許請求の範囲の請求項8に記載されたコネクタは、請求項1〜7のいずれか1つに記載のコネクタであって、前記チェッカーが、前記コネクタ本体に対する径方向のスライドによって仮止め位置から本止め位置へ移動される構成としたものである。このように構成すると、チェッカーを、コネクタ本体に対する径方向のスライドによって仮止め位置から本止め位置へ移動させることができる。
また、特許請求の範囲の請求項9に記載されたコネクタは、請求項1〜7のいずれか1つに記載のコネクタであって、前記チェッカーが、前記コネクタ本体の側部に設けられた支持部を支点とする回動によって仮止め位置から本止め位置へ移動する構成としたものである。このように構成すると、チェッカーを、コネクタ本体に対する支持部を支点とする回動によって仮止め位置から本止め位置へ移動させることができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1を説明する。なお、図1はコネクタを示す斜視図、図2は同じく側断面図、図3は同じくパイプ挿入側から見た正面図、図4は図2のIV−IV線矢視断面図である。
図1に示すように、コネクタ10は、コネクタ本体20とパイプリテーナ30とチェッカー40とを備えている(図2参照)。また、コネクタ10に接続されるパイプ50は、例えば金属製で、ほぼ丸パイプ状に形成されている。パイプ50の先端面から所定間隔を隔てた位置の外周面上には、バルジ加工により円環状に突出するバルジ部からなるフランジ51が形成されている。以下、コネクタ本体20、パイプリテーナ30、チェッカー40について順に説明する。なお、図1において、コネクタ本体20に対する装着前におけるパイプリテーナ30及びチェッカー40が二点鎖線30,40で付記されている。
コネクタ本体20を説明する。図2に示すように、コネクタ本体20は、例えば樹脂製で、中空円筒状に形成されている。コネクタ本体20の一端部(図2において右端部)が前記パイプ50(図1参照)を接続するパイプ接続部21となっており、また、その他端部(図2において左端部)がチューブまたはホース(図示省略)を嵌合によって接続するチューブ接続部22となっている。なお、以下、コネクタ10のパイプ接続側(図2において右側)を前側とし、また、チューブ接続側(図2において左側)を後側として、以下の説明を行なう。
前記パイプ接続部21内の中空部は、前記パイプ50を挿入可能なパイプ挿入孔23となっている。パイプ挿入孔23は、前側(図2において右側)から後方(図2において左方)に向かって内径を段階的に小さくする段付孔状をなす前後の孔部23a,23bを有している。後側の孔部23bは、前記チューブ接続部22の中空孔に対して内径を大きくする段付孔状をなし、かつ、パイプ50の先端部を受入れ可能な内径で形成されている。また、前側の孔部23aは、パイプ50のフランジ51を受入れ可能な内径で形成されている。前側の孔部23a内には、後側のOリング(オーリング)61、樹脂製でリング状をなすスペーサ62、前側のOリング63、樹脂製で円筒状をなすブッシュ64が順に装入されている。スペーサ62及びブッシュ64は、前側の孔部23a内に圧入されており、その後側に位置する各Oリング61,63をそれぞれ抜け止めしている。また、スペーサ62及びブッシュ64は、パイプ50の先端部を受入れ可能な内径で形成されている。
前記パイプ接続部21の前端部には、外周面上に円環状に突出する張出縁24が形成されている。張出縁24の外周面には、その上端位置から右方へ所定角度(例えば、110°)に亘って延びる円弧状の切欠溝24aが形成されている(図3参照)。また、パイプ接続部21における前後方向の中央部の外周面には、コネクタ本体20の軸線に直交しかつ正面から見て横長四角形状に突出する案内フランジ25が形成されている(図4参照)。図4に示すように、案内フランジ25の上端縁はパイプ接続部21の上側部を露出するように形成され、また、その下端縁はパイプ接続部21に対して接線状すなわち水平状をなしている。
図2に示すように、前記パイプ接続部21には、前記張出縁24と前記案内フランジ25との間における前半部において左右両側に位置しかつ該パイプ接続部21の径方向に貫通する一対の窓孔26が左右対称状に形成されている。また、パイプ接続部21には、前記張出縁24と前記案内フランジ25との間における後半部において左右両側に位置しかつ該パイプ接続部21の径方向に貫通する一対の検知孔27が左右対称状に形成されている(図4参照)。各検知孔27は、その上下方向の中央部において各窓孔26に連通している。また、図4に示すように、パイプ接続部21の外側面には、両検知孔27の下側に位置する山形状の左右の係合突起28が左右対称状に突出されている。両係合突起28は、それぞれ検知孔27に連続しかつ下方へ延びる案内面28aと、その案内面28aの下端から水平状に屈曲する係合面28bとを有している。なお、係合突起28は、本明細書でいう「抜止部」に相当する。
次に、パイプリテーナ30を説明する。図1に示すように、パイプリテーナ30は、樹脂製で、拡径方向に弾性変形可能なCリング状に形成されたリテーナ本体31を主体として形成されている。リテーナ本体31は、前記コネクタ本体20のパイプ接続部21に弾性変形を利用して外嵌可能に形成されており、該コネクタ本体20の張出縁24と検知孔27との間の間隔に対応する軸方向の幅を有している。また、リテーナ本体31の開口部は上方に指向されており、該リテーナ本体31の両端部が拡径操作にかかる操作部32となっている。図3に示すように、右側の操作部32の外側面には、つまみ部32aが膨出されている。なお、つまみ部32aの上面は水平状をなしている。
前記リテーナ本体31の内周面には、左右一対をなす円弧状の抜止突起33が突出されている(図1参照)。両抜止突起33は、前記コネクタ本体20の窓孔26内に嵌合可能に形成されている。両抜止突起33の内側面は、その後側から前方に向かって次第に内径を大きくするテーパ面33aとなっている。なお、両抜止突起33の後端部の内径は前記パイプ50のフランジ51の外径より小さくかつパイプ50の一般部の外径よりもわずかに大きく設定され、その前端部の内径は前記パイプ50のフランジ51の外径よりもわずかに大きく設定されている。
図2に示すように、前記右側の操作部32の自由端部には、前方へ突出する突出片34が形成されている。突出片34には、前記リテーナ本体31の径方向内方すなわち下方へ突出する係止爪34aが形成されている。係止爪34aは、前記コネクタ本体20の切欠溝24aに係合可能になっている(図3参照)。また、図1に示すように、両操作部32の自由端部には、それぞれ後方へ突出するロックピン35が平行状に設けられている。なお、ロックピン35は、本明細書でいう「被ロック凸部」に相当する。
前記パイプリテーナ30は、前記コネクタ本体20のパイプ接続部21の前部に対してリテーナ本体31の弾性変形を利用して外嵌されている。これにともない、図3に示すように、両抜止突起33が、コネクタ本体20の両窓孔26内に嵌合され、その先端部(内側部)がパイプ接続部21の前側の孔部23a内に突出されている。また、右側の操作部32の突出片34の係止爪34aは、コネクタ本体20の切欠溝24aの上部に係合されている。これにより、コネクタ本体20からパイプリテーナ30を取外す際に、右側の操作部32のつまみ部32aを右回り方向へ回動させてリテーナ本体31を拡径させた際に、突出片34の係止爪34aがコネクタ本体20の切欠溝24aの下端側の溝壁面に当接することにより、リテーナ本体31の過剰な拡径操作が防止されるようになっている。
次に、チェッカー40を説明する。図1に示すように、チェッカー40は、樹脂製で、基板部41と左右の両ガイド片42と左右の両検知片43とを有している。基板部41及び両ガイド片42並びに両検知片43は、前記コネクタ本体20のパイプ接続部21の外周面に倣う円弧状に形成されている。両検知片43と両ガイド片42とは前後に所定の隙間を隔てて並らんでおり、その隙間が縦方向に延びかつ下端を開放する案内溝44となっている。また、両検知片43は、相互間の間隔を拡げる方向へ弾性変形すなわち撓み変形可能に形成されている(図4中、二点鎖線43参照)。また、両検知片43の下端部の対向面には、四角柱状をなす検知爪45が突出されている。図4に示すように、各検知爪45は、前記コネクタ本体20の各検知孔27内にそれぞれ嵌合可能に形成されている。図2に示すように、両検知爪45の先端部の前側には、基端側から先端に向かって次第に狭まるテーパ状の前向きの案内斜面45aが形成されている。また、両検知爪45の先端部の下側には、基端側から先端に向かって次第に狭まるテーパ状の下向きの案内斜面45bが形成されている。また、図2に示すように、前記基板部41の中央部には、前方及び下方に開口する四角形状のロック凹部46が形成されている。ロック凹部46は、前記パイプリテーナ30の両ロックピン35を相対的に受入可能すなわち係合可能に形成されている。ロック凹部46内に両ロックピン35が係合されることにより、両ロックピン35の拡開が拘束されるようになっている。
前記チェッカー40は、前記コネクタ本体20のパイプ接続部21に対して両検知片43の弾性変形を利用してその上方から外嵌状に装着されている。このとき、両検知爪45の下向きの案内斜面45bは、パイプ接続部21の外周面に沿って摺動しつつ、両検知片43を拡げる方向へ弾性変形させる。その弾性変形された両検知片43は、両検知爪45が両検知孔27と対応することにより弾性復元し、両検知爪45を両検知孔27内に係合させる。これにともない、両検知爪45の先端部がパイプ接続部21の前側の孔部23a内に突出される(図4参照)。この状態では、検知孔27の下側孔縁部上に検知爪45の下側部が係合することにより、チェッカー40がその位置(「仮止め位置」)から下方の「本止め位置」へ不用意に移動しないようになっている。また、両案内溝44が、コネクタ本体20の案内フランジ25に上下方向にスライド可能に係合される(図1参照)。このようにして、チェッカー40がコネクタ本体20に仮止めされる。このチェッカー40の位置が、本明細書でいう「仮止め位置」に相当する。
また、チェッカー40が仮止め位置にあるとき、ロック凹部46は、前記パイプリテーナ30の両ロックピン35にその上方において対向する(図4参照)。また、パイプリテーナ30のリテーナ本体31とチェッカー40の両検知片43とは、コネクタ本体20の張出縁24と案内フランジ25との間において前後に並んだ状態で配置される(図1参照)。これにともない、チェッカー40の両検知片43が、リテーナ本体31と案内フランジ25との間において上下方向にスライド可能となっている。
次に、前記コネクタ10に対するパイプ50の接続作業について説明する。
まず、図2に示す状態から、コネクタ本体20のパイプ接続部21のパイプ挿入孔23内にパイプ50を挿入する。このとき、パイプ50のフランジ51がパイプリテーナ30の両抜止突起33(詳しくは、テーパ面33a)の大径側に当接する。さらに、パイプ50が押込まれると、フランジ51が両抜止突起33を摺動していくにともない、リテーナ本体31の弾性変形を利用して両抜止突起33が径方向外方へ拡開される。そして、フランジ51が両抜止突起33の相互間を通過すると、リテーナ本体31の弾性復元により、両抜止突起33がパイプ挿入孔23内へ突出されることによって、該抜止突起33がフランジ51(詳しくは、前側面)に係合することで、パイプ50が抜け止めされる(図5参照)。これとともに、パイプ50のフランジ51がブッシュ64の前端面に当接又は近接することにより、パイプ50がコネクタ本体20の正規位置に挿入されたことになる。この状態では、図5に示すように、パイプ50は、ブッシュ64、前側のOリング63、スペーサ62及び後側のOリング61を順次通過し、そのパイプ50の先端部がコネクタ本体20の後側の孔部23b内に達する。これにともない、パイプ50の外周面に両Oリング61,63が弾性的に接触することにより、コネクタ本体20とパイプ50との相互間がシールされる。なお、図5はパイプを正規位置に挿入した状態のコネクタを示す側断面図、図6は図5のVI−VI線矢視断面図である。
また、前記したように、コネクタ本体20の正規位置にパイプ50が挿入されるにともない、パイプ50のフランジ51がチェッカー40における両検知爪45(詳しくは、前向きの案内斜面45a)に当接しつつ摺動することにより、両検知片43の弾性変形を利用して両検知爪45が径方向外方へ押動されて拡開される(図6参照)。これにより、両検知孔27に対する両検知爪45の係合すなわち仮止めが解除されるため、チェッカー40の下方への押動が可能になる。すなわち、パイプ50がコネクタ本体20の正規位置に挿入されない限り、両検知孔27に対する両検知爪45の仮止めが解除されないため、チェッカー40を下方へ押動させることができない。なお、両検知孔27と両検知爪45とは、本明細書でいう「第1の係合手段」を構成している。また、本実施例において、チェッカー40の下方への押動とは、本明細書でいう「コネクタ本体に対する径方向のスライド」に相当する。
続いて、チェッカー40を下方へ押動すると、両検知爪45が、コネクタ本体20の両係合突起28(詳しくは、案内面28a)に沿って摺動しつつ、両検知片43を拡げる方向へ弾性変形させる。その弾性変形された両検知片43は、両検知爪45が両係合突起28の案内面28aを通過することにより弾性復元し、両検知爪45を両係合突起28(詳しくは、係合面28b)に係合させる(図8参照)。これにより、チェッカー40がコネクタ本体20に抜け止めすなわち本止めされる。このチェッカー40の位置が、本明細書でいう「本止め位置」に相当する。なお、両係合突起28と両検知爪45とは、本明細書でいう「第2の係合手段」を構成している。また、図7はチェッカーを本止めした状態のコネクタを示す側断面図、図8は図7のVIII−VIII線矢視断面図である。
前記チェッカー40が本止め位置にあるとき、コネクタ本体20のパイプ接続部21上にチェッカー40の基板部41が重なるとともに、パイプリテーナ30の両ロックピン35がロック凹部46内に相対的に係合する(図7及び図8参照)。これにより、両ロックピン35の拡開方向すなわちパイプリテーナ30の係合解除方向の弾性変形が拘束される。また、両ロックピン35とロック凹部46とは、本明細書でいう「操作禁止手段」を構成している。
上記したコネクタ10によれば、コネクタ本体20にチェッカー40が第1の係合手段(両検知孔27及び両検知爪45)の係合により予め仮止めされるため、パイプ50の接続作業時にコネクタ本体20にチェッカー40を取付ける必要がない。また、コネクタ本体20にパイプ50が正規位置に挿入されたときは、パイプ50のフランジ51にパイプリテーナ30の両抜止突起33が弾性変形を利用して係合することでコネクタ本体20にパイプ50が抜け止めされるとともに、チェッカー40が本止め位置に押動可能となる。しかし、コネクタ本体20にパイプ50が正規位置に挿入されないときは、前記第1の係合手段(両検知孔27及び両検知爪45)の係合が解除されないため、チェッカー40を本止め位置へ押動することができない。したがって、コネクタ本体20の正規位置にパイプ50が挿入されているか否かを容易に判断することができる。また、チェッカー40を本止め位置に押動すると、コネクタ本体20にチェッカー40が第2の係合手段(両係合突起28及び両検知爪45)の係合により本止めされる。これとともに、操作禁止手段(両ロックピン35及びロック凹部46)によりパイプリテーナ30の係合解除方向の操作が禁止されるため、パイプ50の抜け止め性を向上することができる。
また、パイプリテーナ30の一対のロックピン35とチェッカー40のロック凹部46とによる操作禁止手段の係合により、一対のロックピン35の拡開を拘束することで、パイプリテーナ30の係合解除方向の操作を禁止することができる。また、コネクタ本体20の両検知孔27とチェッカー40の両検知爪45とによる第1の係合手段の係合により、コネクタ本体20にチェッカー40を仮止めすることができる。また、チェッカー40の両検知爪45とコネクタ本体20の両係合突起28とによる第2の係合手段の係合により、コネクタ本体20にチェッカー40を本止めすることができる。
また、コネクタ本体20の正規位置に挿入されたパイプ50のフランジ51によってチェッカー40の両検知爪45が径方向外方へ押動されることによって、コネクタ本体20の両検知孔27に対する両検知爪45の係合が解除可能である。
また、チェッカー40を、コネクタ本体20に対する径方向のスライドによって仮止め位置から本止め位置へ移動させることができる。
[実施例2]
本発明の実施例2を説明する。本実施例は、前記実施例1の一部に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図9はコネクタを示す側断面図である。
図9に示すように、本実施例は、前記実施例1(図1参照)におけるパイプリテーナ30の両ロックピン35を省略している。また、チェッカー40において、ロック凹部46を省略し、基板部41に前方へ突出する遮蔽部47を設けたものである。遮蔽部47は、コネクタ本体20にチェッカー40を本止めしたときに、パイプリテーナ30の両操作部32に覆い被さるように形成されており、パイプリテーナ30の操作部32に対する係合解除方向の操作を不能とする。なお、遮蔽部は、本明細書でいう「操作禁止手段」に相当する。
本実施例によっても、前記実施例1と同様の作用・効果を得ることができる。また、チェッカー40の遮蔽部47により、パイプリテーナ30の操作部32に対する係合解除方向の操作を不能とすることで、パイプリテーナ30の係合解除方向の操作を禁止することができる。
[実施例3]
本発明の実施例3を説明する。本実施例は、前記実施例1の一部に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図11はコネクタを示す斜視図、図12は同じく側断面図、図13は図12のXIII−XIII線矢視断面図である。
図12に示すように、コネクタ本体20のパイプ接続部21には、前記各検知孔27の後側(図12において左側)において該パイプ接続部21の径方向に貫通する一対の逃がし孔201が左右対称状に形成されている(図13参照)。各逃がし孔201は、各検知孔27にそれぞれ連通しかつ下方へ所定量広がっている。これにともない、ブッシュ64の前端面が、両逃がし孔201の後側縁(図12において左側縁)とほぼ同一平面をなすように形成されている。また、コネクタ本体20の案内フランジ25は、両逃がし孔201の後側(図12において左側)に隣接する位置と、その位置より後方(図12において左方)に所定間隔(チェッカー40の両ガイド片42の前後方向幅(図12において左右方向幅)に相当する間隔)を隔てた位置とにそれぞれ形成されている。
また、前記実施例1において、チェッカー40の両検知爪45の先端部の前側に設けられていた前向きの案内斜面45a(図2参照)が省略されており、その検知爪45の前側面が両検知片43の前側面と同一平面をなしている(図11〜13参照)。また、両検知片43は、両検知爪45がパイプ50の挿入方向前方すなわち後方(図12において左方)へ移動する方向へ弾性変形すなわち撓み変形可能に形成されている。また、両案内溝44の前後方向幅(図12において左右方向幅)が拡大されている。そして、両ガイド片42が、前記コネクタ本体20の両案内フランジ25の間に上下方向にスライド可能に係合されている(図11参照)。
ところで、チェッカー40の仮止め状態(図12参照)において、コネクタ本体20の正規位置にパイプ50が挿入されるにともない、パイプ50のフランジ51が、チェッカー40の両検知爪45を、両検知片43の弾性変形を利用して、パイプ50の挿入方向前方すなわち後方(図12において左方)へ押動する。なお、図14はパイプ50を正規位置に挿入した状態のコネクタを示す側断面図である。
これにより、両検知爪45が両検知孔27から両逃がし孔201内に移動される結果、両検知孔27に対する両検知爪45の係合すなわち仮止めが解除される。このとき、パイプ50のフランジ51で押動された両検知爪45がブッシュ64の前端面に当接又は近接することにより、パイプ50がコネクタ本体20の正規位置に挿入されたことになる。
両検知孔27に対する両検知爪45の仮止めが解除されることにより、チェッカー40の下方への押動が可能になる。そして、チェッカー40を下方へ押動すると、前記実施例1と同様に、チェッカー40がコネクタ本体20に抜け止めすなわち本止めされる。なお、図14では、チェッカー40が仮止め位置から所定量下方へ押動した状態で示されている。
本実施例によっても、前記実施例1と同様の作用・効果を得ることができる。また、コネクタ本体20の正規位置に挿入されたパイプ50のフランジ51によってチェッカー40の検知爪45がパイプ50の挿入方向前方すなわち後方へ押動されることによって、コネクタ本体20の検知孔27に対する検知爪45の係合が解除可能である(図14参照)。
また、本実施例についても、前記実施例2(図9参照)と同様に、パイプリテーナ30の両ロックピン35を省略し、チェッカー40のロック凹部46を省略するとともにその基板部41に前方へ突出されかつパイプリテーナ30の操作部32に対する係合解除方向の操作を不能とする遮蔽部47を設けてもよい。
[実施例4]
本発明の実施例4を説明する。本実施例は、前記実施例1の一部に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図15はコネクタを示す側断面図、図16は図15のXVI−XVI線矢視断面図である。
図16に示すように、コネクタ本体20のパイプ接続部21において、右側の検知孔27が省略されていている。また、案内フランジ25の右端下部には、前方(図16において紙面表方)へ突出する支軸部202が設けられている。支軸部202は、コネクタ本体20の軸線と平行をなしている。なお、支軸部202は、本明細書でいう「支持部」に相当する。
また、チェッカー40の一方(図16において右側)の検知片43の下端部における検知爪45が省略されており、該検知片43の下端部に下方に開口するC字状の軸受部301が形成されている。この軸受部301は、前記コネクタ本体20の支軸部202に対して弾性変形を利用して回動可能に係合されている。チェッカー40は、支軸部202を支点として回動させることによって、コネクタ本体20のパイプ接続部21に対して両検知片43の弾性変形を利用して外嵌状に装着されている。このとき、検知爪45の下向きの案内斜面45bは、パイプ接続部21の外周面に沿って摺動しつつ、両検知片43を拡げる方向へ弾性変形させる。その弾性変形された両検知片43は、検知爪45が検知孔27と対応することにより弾性復元し、検知爪45を検知孔27内に係合させる。これにともない、検知爪45の先端部がパイプ接続部21の内周面(前側の孔部23a)内に突出される(図16参照)。この状態では、検知孔27の下側孔縁部上に検知爪45の下側部が係合することにより、チェッカー40が仮止め位置から本止め位置へ不用意に移動しない。また、チェッカー40の両案内溝44が、コネクタ本体20の案内フランジ25に上下方向にスライド可能に係合される(図15参照)。なお、コネクタ本体20のパイプ接続部21において、検知孔27の上方外周部は、チェッカー40の左側の検知片43と干渉しないように薄肉化されている。
ところで、チェッカー40の仮止め状態(図15参照)において、コネクタ本体20の正規位置にパイプ50が挿入されるにともない、パイプ50のフランジ51がチェッカー40の検知爪45(詳しくは、前向きの案内斜面45a)に当接しつつ摺動することにより、左側の検知片43の弾性変形を利用して検知爪45が径方向外方へ押動される(図16中、二点鎖線43参照)。これにより、検知孔27に対する検知爪45の係合すなわち仮止めが解除される。このため、チェッカー40の下方への押動が可能になる。なお、検知孔27と検知爪45とは、本明細書でいう「第1の係合手段」を構成している。
続いて、チェッカー40を下方へ押動すると、チェッカー40がコネクタ本体20の支軸部202を支点として回動(図16において左回り方向の回動)されるにともない、左側の検知片43の検知爪45が、コネクタ本体20の左側の係合突起28(詳しくは、案内面28a)に沿って摺動しつつ、左側の検知片43を拡げる方向へ弾性変形させる。その弾性変形された検知片43は、検知爪45が係合突起28の案内面28aを通過することにより弾性復元し、検知爪45を係合突起28(詳しくは、係合面28b)に係合させる。これにより、チェッカー40が本止めされる(図17参照)。なお、図17はチェッカーを本止めした状態のコネクタを示す正断面図である。また、係合突起28と検知爪45とは、本明細書でいう「第2の係合手段」を構成している。
本実施例によっても、前記実施例1と同様の作用・効果を得ることができる。また、チェッカー40を、コネクタ本体20に対する支軸部202を支点とする回動によって仮止め位置から本止め位置へ移動させることができる。
また、本実施例についても、前記実施例2(図9参照)と同様に、パイプリテーナ30の両ロックピン35を省略し、チェッカー40のロック凹部46を省略するとともにその基板部41に前方へ突出されかつパイプリテーナ30の操作部32に対する係合解除方向の操作を不能とする遮蔽部47を設けてもよい。
また、前記実施例3と同様に、コネクタ本体20の正規位置に挿入されたパイプ50のフランジ51によってチェッカー40の検知爪45が該パイプ50の挿入方向前方すなわち後方へ押動されることによって、コネクタ本体20の検知孔27に対する検知爪45の係合が解除される構成とすることもできる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。
本発明の実施例1にかかるコネクタを示す斜視図である。 コネクタを示す側断面図である。 コネクタを示す正面図である。 図2のIV−IV線矢視断面図である。 パイプを正規位置に挿入した状態のコネクタを示す側断面図である。 図5のVI−VI線矢視断面図である。 チェッカーを本止めした状態のコネクタを示す側断面図である。 図7のVIII−VIII線矢視断面図である。 本発明の実施例2にかかるコネクタを示す側断面図である。 従来例に係るコネクタの構成部品を示す分解斜視図である。 本発明の実施例3にかかるコネクタを示す斜視図である。 コネクタを示す側断面図である。 図12のXIII−XIII線矢視断面図である。 パイプを正規位置に挿入した状態のコネクタを示す側断面図である。 本発明の実施例4にかかるコネクタを示す側断面図である。 図15のXVI−XVI線矢視断面図である。 チェッカーを本止めした状態のコネクタを示す正断面図である。
符号の説明
10 コネクタ
20 コネクタ本体
27 検知孔
28 係合突起(抜止部)
30 パイプリテーナ
35 ロックピン(被ロック凸部)
40 チェッカー
45 検知爪
46 ロック凹部
47 遮蔽部
50 パイプ
51 フランジ
201 逃がし孔
202 支軸部(支持部)
301 軸受部

Claims (9)

  1. 外周面に突出するフランジを有するパイプを挿入可能に形成されたコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体に外嵌されかつ該コネクタ本体に前記パイプが正規位置に挿入されたときに前記フランジに弾性変形を利用して抜け止め可能に係合するパイプリテーナと、
    前記コネクタ本体に対して前記パイプが正規位置に挿入されているか否かを検知するチェッカーと
    を備え、
    前記コネクタ本体と前記チェッカーとの間には、前記チェッカーを仮止め位置に係合し、かつ、前記コネクタ本体の正規位置に挿入された前記パイプのフランジによって前記係合が解除されることで前記チェッカーを本止め位置へ押動可能とする第1の係合手段を設けるとともに、前記仮止め位置から前記本止め位置に押動された前記チェッカーを本止め位置に係合する第2の係合手段を設け、
    前記パイプリテーナと前記チェッカーとの間には、前記チェッカーが本止め位置に押動されたときに前記パイプリテーナの係合解除方向の操作を禁止する操作禁止手段を設けた
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記操作禁止手段が、前記パイプリテーナの両端部に設けられた一対の被ロック凸部と、前記チェッカーに設けられかつ前記一対の被ロック凸部に係合するロック凹部とにより構成されていることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記操作禁止手段が、前記チェッカーに設けられかつ前記パイプリテーナの操作部に対する係合解除方向の操作を不能とする遮蔽部により構成されていることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のコネクタであって、
    前記第1の係合手段が、前記コネクタ本体に設けられた検知孔と、前記チェッカーに設けられかつ前記仮止め位置において前記検知孔に係合されるとともに前記コネクタ本体の正規位置に挿入された前記パイプのフランジによって前記検知孔に対する係合が解除される検知爪とにより構成されていることを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項4に記載のコネクタであって、
    前記第2の係合手段が、前記チェッカーの検知爪と、前記コネクタ本体に設けられかつ前記本止め位置において前記検知爪が係合される抜止部とにより構成されていることを特徴とするコネクタ。
  6. 請求項4又は5に記載のコネクタであって、
    前記コネクタ本体の正規位置に挿入された前記パイプのフランジによって前記チェッカーの検知爪が径方向外方へ押動されることによって、前記コネクタ本体の検知孔に対する前記検知爪の係合が解除される構成としたことを特徴とするコネクタ。
  7. 請求項4又は5に記載のコネクタであって、
    前記コネクタ本体の正規位置に挿入された前記パイプのフランジによって前記チェッカーの検知爪が該パイプの挿入方向前方へ押動されることによって、前記コネクタ本体の検知孔に対する前記検知爪の係合が解除される構成としたことを特徴とするコネクタ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載のコネクタであって、
    前記チェッカーが、前記コネクタ本体に対する径方向のスライドによって仮止め位置から本止め位置へ移動する構成としたことを特徴とするコネクタ。
  9. 請求項1〜7のいずれか1つに記載のコネクタであって、
    前記チェッカーが、前記コネクタ本体の側部に設けられた支持部を支点とする回動によって仮止め位置から本止め位置へ移動する構成としたことを特徴とするコネクタ。
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