JPH11210968A - コネクタにおけるパイプ組付け状態の確認構造 - Google Patents

コネクタにおけるパイプ組付け状態の確認構造

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JPH11210968A
JPH11210968A JP10013016A JP1301698A JPH11210968A JP H11210968 A JPH11210968 A JP H11210968A JP 10013016 A JP10013016 A JP 10013016A JP 1301698 A JP1301698 A JP 1301698A JP H11210968 A JPH11210968 A JP H11210968A
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pipe
clip
connector
hook
checker
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JP10013016A
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Kenji Tozaki
健慈 戸崎
Masatoshi Harada
正利 原田
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Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプがコネクタに確実に組付けられたか否
かを確認し得るようにした、コネクタにおけるパイプ組
付け状態の確認構造を提供する。 【解決手段】 止め孔16が設けられたコネクタ1のク
リップ嵌着部15に、係止爪22を有する環状のクリッ
プ20を嵌着させ、止め孔よりパイプ挿入部12に突出
させた係止爪に、挿入したパイプPの抜止め130を係
止させてコネクタにパイプを組付ける際にチェッカー3
0を介在させてパイプとコネクタの組付け状態を確認す
るための構造である。この構造はフック挿入部25を有
するクリップと、フック用窓部17を設けたクリップ嵌
着部と、フック挿入部及びフック用窓部に挿入されるフ
ック部33を備えたチェッカーを主体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコネクタにおける
パイプ組付け状態の確認構造に関し、詳しくは、コネク
タに組付けたパイプ(通常、管体ともいわれる。)の組
付けが正しくされているか否かを確認することのできる
確認構造に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車におけるフューエル配管と
フューエルホースなど、パイプとホースを接続する場合
にはコネクタが用いられ、この種のコネクタは、たとえ
ば特開平8−233181号公報に開示されている。
【0003】図16及び図17に示すように、このコネ
クタ100はホース接続部101及びパイプ挿入部10
2を有するボディ110と、パイプ挿入部102に挿入
したパイプPをボディ110に止着するクリップ120
とよりなる。
【0004】前記ボディ110は中空円筒状に形成さ
れ、パイプ挿入部102の口部(入口)から奥側へ外径
が小さくなる段差状に形成されている。ボディ110の
小径端部側はホース接続部101とされている。パイプ
挿入部102の外周面はクリップ嵌着部103とされて
いる。クリップ嵌着部103には止め孔104が形成さ
れている。前記クリップ120は図18に示すように、
両端が分離されクリップ嵌着部103に嵌着する円環状
に形成されかつ図16、図17に示すように、クリップ
嵌着部103の止め孔104に挿入される係止爪121
を有している。なお、122はクリップ120のつまみ
である。
【0005】パイプPは図16に示すように、パイプ挿
入部102にその開口側から挿入され、パイプPの抜止
め130がクリップ120の係止爪121を越え、係止
爪121の内面側に係合して挿着される(図17の仮想
線部分参照)。
【0006】なお、挿着したパイプPを外す場合は、ク
リップ120つまみ122の操作により係止爪121を
止め孔104内、あるいはクリップ嵌着部103の周面
に退避させた後、容易に外し得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のコネクタ100はパイプ挿入部102にパイプ
Pを挿入し、係止爪121でパイプPの抜止め130を
係止し、コネクタ100にパイプPを組付けた際、パイ
プPが確実に取付けられていることを確認することがで
きなかったので、組付け作業現場において不都合があっ
た。
【0008】そこで、本発明の課題は、パイプがコネク
タに確実に組付けられたか否かの、パイプの組付け状態
を確認し得るようにした、コネクタにおけるパイプ組付
け状態の確認構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、止め孔が設けられたコネクタの
クリップ嵌着部に、係止爪を有する環状のクリップを嵌
着させ、止め孔よりパイプ挿入部に突出させた係止爪
に、挿入したパイプの抜止めを係止させてコネクタにパ
イプを組付ける際にチェッカーを介在させてパイプとコ
ネクタの組付け状態を確認するための構造であって、フ
ック挿入部を有するクリップと、フック用窓部を設けた
クリップ嵌着部と、前記フック挿入部及びフック用窓部
に挿入されるフック部を備えたチェッカーで構成され、
コネクタに挿入したパイプの抜止めによりクリップが径
方向外方に回動し、前記チェッカーのフック部を外方に
回動させることで前記フック部とコネクタのフック用窓
部との係合が解除される構成とされてなることを特徴と
する。
【0010】請求項1の発明において、パイプ挿入部に
パイプが挿入されると、パイプの抜止めがクリップの係
止爪に当接し係止爪を押し開くことにより、クリップを
径方向に拡径する。クリップが拡径される際、クリップ
のチェッカー挿入孔を形成する壁面が、チェッカーの脚
部を外方に押し、脚部先端のフック部のチェッカー用窓
部に対する係合を浅くする。パイプがパイプ挿入部に係
止爪に係止された状態で組付けられると、チェッカー用
窓部に対するフック部の係合が浅くなり容易に外し得
る。
【0011】また、前記課題を解決するための請求項2
の発明は、請求項1の発明において、チェッカーは把手
部を有し両フック部間が支持部材で接続されかつ該支持
部材にはクリップあるいはクリップ嵌着部に当接する当
接片が設けられた構造によりなることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明において、コネクタにパイ
プを挿入する際には予めチェッカーは当接片をクリップ
あるいはクリップ嵌着部に当接させ、かつフック部をチ
ェッカー挿入部及びチェッカー用窓部に挿入させた状態
にされている。コネクタのパイプ挿入部にパイプが挿入
されると、請求項1の場合と同様に、クリップが径方向
に拡径され、クリップのチェッカー挿入孔を形成する壁
面が、チェッカーの脚部を外方に押し、脚部先端のフッ
ク部のチェッカー用窓部に対する係合を浅くする。チェ
ッカーは当接片の当接により両フック部の外方への押出
しが良好に行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図1〜図15に基づいて説明する。図2(イ)、図3に
示すように、本実施形態のコネクタ1は筒状のボディ1
0と、ボディ10にパイプPを係止するクリップ20と
よりなる。
【0014】図3に示すように、前記パイプPは挿着側
の外面にフランジ状の抜止め130が設けられていて、
従来と同構造のパイプが用いられる。抜止め130は前
面(先端側)130Aが前方へ尖ったテーパ面にされ、
後面130Bは係止面となる立面状に形成されている。
抜止め130は挿着側の先端より一定長さの位置に形成
されている。
【0015】前記ボディ10は図2、図3などに示すよ
うに、一端側にはホースHを接続するホース接続部11
を有し、他端側にはパイプPを挿着するパイプ挿入部1
2を有している。なお、パイプ挿入部12は入口側の所
定部分がパイプPの抜止め130を挿入可能な大径とさ
れ、内部側パイプPの先端が挿入可能な小径とされてい
る。パイプ挿入部12の奥部はホース接続部11の小径
の通孔部13と連通されている。パイプ挿入部12の大
径の奥部には挿入したパイプPを密着させるための0リ
ングなどよりなるシール材14が内嵌めされている。
【0016】パイプ挿入部12の入口側の外周部はクリ
ップ20を嵌着するクリップ嵌着部15とされ、図3に
示すように、ボディ10の中央部分の外周部に対し薄肉
に形成されている。クリップ嵌着部15における所定の
対向位置には、後述する係止爪22の入る止め孔16及
び後述するチェッカー20のフック部33を挿入するフ
ック用窓部17が貫設されている。
【0017】フック用窓部17は止め孔16の奥側に対
応する部位、すなわち、パイプ挿入部15に係止したパ
イプPの抜止め130に対応する部位に形成される。こ
の実施の形態では止め孔16の内辺に続けて形成されて
いる。なお、フック用窓部17は止め孔16より小形に
形成され止め孔16の機能に支障はない。
【0018】図2(イ)(ロ)に示すように、クリップ
嵌着部15の奥側には、径方向へ突出したフランジ部1
8が外周面に沿う円弧状に形成されている。フランジ部
18の所定部位は切欠き部18Aとされている。なお、
この切欠き部18Aはクリップ20の後述するリブ片2
3の移動範囲となる。フランジ部18のクリップ嵌着部
15側(パイプの挿入側)の側面はクリップ20の側面
に当接する平滑な立面とされている。ボディ10は強度
の大きい合成樹脂、たとえばガラス繊維を配合した12
ナイロンにて一体成形されている。
【0019】前記クリップ20は図2(イ)に示すよう
に、両端部を対向状とし、ボディ10のクリップ嵌着部
15の外周より少し小径または同径の輪状に形成され、
拡径可能な弾性を有する材質にて形成されている。本実
施形態のクリップ20は所定幅の帯体にて輪状に形成さ
れ、対向する端部は側辺を切欠き形成して両端部が相互
に挿入可能に形成されている。
【0020】図2(イ)、図3などに示すように、クリ
ップ20のフランジ部18側のつまみ21側には対向す
る切欠きとの間に、後述するチェッカー30の当接片3
5を位置決めするための当接片用隙間24が形成されて
いる。クリップ20のつまみ21の近傍位置、たとえ
ば、つまみ21の側面部には、前記フランジ部18の切
欠き部18A内に挿入されかつクリップ20の回動を規
制するリブ片23が突出形成されている。
【0021】図5に示すように、クリップ20は止め孔
16に係止爪22が挿入された状態においてリブ片23
が切欠き部18Aの一端位置に位置し、かつクリップ2
0を回動させて係止爪22が管体挿入部12より退避し
かつ縮径する弾性力により元に戻る状態においてリブ片
23が切欠き部18Aの他端に位置するように形成され
ている。
【0022】なお、フランジ部18の切欠き部18A
と、クリップ20のリブ片23により、ボディ10のク
リップ嵌着部15に嵌められたクリップ20の回動が規
制される。通常、クリップ20は所定の小径に保持され
ていて、拡径した場合は弾性により小径に戻る作用をな
す。
【0023】クリップ20は少なくとも一方の先端部が
つまみ21とされていて、このつまみ21にてクリップ
嵌着部15において回動操作される。リブ片23はつま
み21と同レベル位置あるいはつまみ21の近傍に設け
るため、つまみ21の回動操作による移動量を大きくと
ることができる。
【0024】クリップ20の内周面の所定位置には、ボ
ディ10の各止め孔16に挿入され、かつパイプ挿入部
12に突出する係止爪22が突設されている。係止爪2
2は図2(ロ)に示すように、前面22AがパイプPの
抜止め130の後面130Bを係止可能な立面状とさ
れ、係止爪22の後面22BはパイプPの抜止め130
の挿入を許す後方が開いたテーパ面にされている。係止
爪22の突出長はパイプ挿入部12においてパイプPの
抜止め130を係止し得る長さとされる。
【0025】係止爪22のクリップ20内周方向の形状
は、図6(ロ)に示すように、縦向きの立側面22Cと
パイプPの外周面に対応する凹曲面の下端曲面22D
(なお、曲面に限定しない。)と内周面に向う斜状側面
22Eとよりなる形状に形成されている。
【0026】図2に示すように、クリップ20の係止爪
22に対応するクリップ20の奥側の周辺部位には切欠
き形成されたフック挿入孔25が設けられている。この
フック挿入孔25はクリップ20をクリップ嵌着部15
に嵌着した際は、クリップ嵌着部15のフック用窓部1
7と対応する位置になるようにされている。なお、前記
したフック挿入孔25は貫孔であってもよい。クリップ
20は12ナイロンなどの合成樹脂にて形成され、つま
み21による回動操作により拡径可能な弾性を有してい
る。
【0027】前記チェッカー30は図1に示すように、
逆U字形の外形をなし、操作部31と脚部32とを主体
とする。操作部31はコネクタ1に取付けたり、引き抜
く際に指を当てがうための作業孔31Aを有している。
前記脚部32はクリップ20のフック挿入孔25を通し
てコネクタ1のフック用窓部17に係合させるフック部
33が形成されている。フック部33は逆U字形の先端
部を内側に折曲げた形状をなす。
【0028】操作部31と両脚部32間は適度な弾性を
有する支持部材34で接続され、支持部材34の開口側
中央位置にはコネクタ1のクリップ嵌着部15の所定位
置に当接される当接片35が突設されている。両フック
部33及び当接片35は、当接片35が、コネクタ1の
クリップ20の当接片用隙間24を介してクリップ嵌着
部15に当接した状態において、両フック部33が各々
フック挿入孔25及びフック用窓部17に係合する状態
となる位置関係にされている。
【0029】しかして、ボディ10のクリップ嵌着部1
5には、切欠き部18A内にリブ片23を位置させ、か
つ止め孔16に係止爪22を係合させた状態でクリップ
20が嵌着され、コネクタ1とされる(図2、図3参
照)。嵌着したクリップ20は、図4(イ)(ロ)に示
すように、クリップ20の左右側部のフック挿入孔25
がクリップ嵌着部15のフック用窓部17と対応した状
態にある。
【0030】次いで、チェッカー30が、コネクタ1に
組付けられる。チェッカー30の組付けは、クリップ2
0の当接片用隙間24に当接片35を挿入し、当該部位
のクリップ嵌着部15に当接片35を当接させるととも
に、左右のフック挿入孔25及びフック用窓部17にフ
ック部33を挿入させた状態にされる(図8参照)。フ
ック用窓部17に対する両フック部33の係合は、当接
片35がクリップ嵌着部15につっ張りとなって支持部
材34を図8の矢印C方向に撓み状に作用するため、図
8のフック部33の状態が確実に保持され一層外れにく
くする。フック部33を係合させたチェッカー30はそ
の操作部31を矢印B方向へ引張ってもチェッカー30
はコネクタ1から外すことができない。なお、作業現場
にはチェッカー30を組付けた状態のコネクタ1が供給
される。
【0031】作業現場において、コネクタ1にパイプP
が組付けられる。図8に示すように、いま、チェッカー
30はコネクタ1に対し、当接片35がクリップ嵌着部
15に当接し、かつ両フック部33がフック挿入孔25
を介してフック用窓部17に挿入されている。
【0032】しかして、コネクタ1のパイプ挿入部12
には、パイプPが挿入される。図9に示すように、挿入
するパイプPは、その抜止め130の前面130Aが係
止爪22の後面22Bと当接する。抜止め130の前面
130Aは前方へ尖ったテーパ面とされ、係止爪22の
後面22Bは後方が開いたテーパ面とされていることよ
り、パイプPの押し込みにより、クリップ20が係止爪
22を介して押し広げられ、パイプPの抜止め130が
係止爪22を乗り越えると、図3に示すように、係止爪
22はパイプ挿入部12内に戻り、クリップ20はクリ
ップ嵌着部15に嵌着した状態に戻る。
【0033】一方、図10に示すように、パイプPの挿
入により係止爪22が外方へ広がると、図8の方向から
みたクリップ20の動きは、図8に示す状態より図10
に示すように、クリップ20のフック挿入孔25の上端
面がチェッカー30の脚部32の内面に当接する。パイ
プ挿入部12にさらにパイプPを挿入すると、パイプP
の抜止め130が係止爪22を乗り越えるが、その状態
は図11及び図12に示すように、クリップ20のフッ
ク挿入孔25の上端面がチェッカー30の脚部32の内
面をさらに外方へ押すことにより、フック部33はフッ
ク用窓部17より外方に押され、フック用窓部17に対
するフック部33の係合が解除される。
【0034】すなわち、フック部33の係合が解除され
た状態は図13に示すとおりである。図13において、
チェッカー30の脚部32は、パイプPの抜止め130
先端に当り、図8に示すフック部33の状態には戻るこ
とがなく、図14に示すように、フック部33とフック
用窓部17との係合が外れる。すなわち、図14に示す
ように矢印B方向に操作部31を引くことにより、コネ
クタ1からチェッカー30を分離することができる。も
ちろん、この場合パイプ挿着部12においてパイプPは
その抜止め130が係止爪22にて確実に係止されコネ
クタ1に対するパイプPの組付けが確実にされている。
【0035】仮にパイプPがクリップ20の係止爪22
を乗り越えていない場合は、チェッカー30のフック部
33が図8の状態になり、チェッカー30を矢印B方向
へ引張っても、フック部33がコネクタ1のフック用窓
部17に係合しているため、チェッカー30は外れな
い。したがって、コネクタ1に組付けたチェッカ30が
コネクタ1から外し得るか否かでパイプPがコネクタ1
のパイプ挿入部12に組付けられているか確認すること
ができる。
【0036】パイプPの挿入部分とボディ10はパイプ
挿入部12のシール部材14によってシールされる。な
お、ボディ10のホース接続部11にはボディ10にク
リップ20を組付けた状態において所定のホースHが接
続される。
【0037】一方、コネクタ1に接続したパイプPを外
す場合は、クリップ20のつまみ21を押し操作して図
5の仮想線に示すように、リブ片23を切欠き部18の
他端位置まで回動させ、係止爪22をパイプ挿入部12
より退避させ得る。
【0038】すなわち、つまみ21の操作により、クリ
ップ20は図5に示すリブ片23が切欠き部18Aの一
端より他端位置まで回動され、その位置でつまみ21が
保持される。係止爪22は図7に示すように、パイプ挿
入部12より退避した状態、この例の場合は止め孔16
に係止爪22の爪先が残った状態にされるためパイプP
はパイプ挿入部12より容易に抜き去ることができる。
【0039】パイプPを抜き去った後はつまみ21を開
放すると、クリップ20は縮径し元の位置に戻り、リブ
片23は図5の切欠き部18の実線位置となり、係止爪
22は図3に示すように、止め孔16に挿入した状態と
なる。パイプ挿入部12の開放のために拡径させたクリ
ップ20は自動的に縮径して元の位置に戻る。
【0040】前記した実施の形態におけるチェッカー3
0は、クリップ20の当接片用隙間24より当接片35
をクリップ嵌着部15に当接させたが、当接片35はク
リップ20面に当接するものであってもよい(図示せ
ず)。また、チェッカー30の支持部材34に設けた当
接片35は省略することができる。なお、この場合はフ
ック部33においてコネクタ1との保持性を良好にする
ことが好ましい。
【0041】また、前記した実施の形態のコネクタ1
は、図2(イ)に示すように、クリップ嵌着部15のフ
ランジ部18の切欠き部18Aにリブ片23を配置した
クリップ20にてパイプ挿入部12より係止爪22を退
避させ得る構造のコネクタ1にチェッカー30を適用し
た場合であったが、チェッカー30を適用するコネクタ
1はこの構造のものに限定するものではない。たとえ
ば、図15に示すクリップ20を備えたコネクタ1に対
しチェッカー30を適用してもよい。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、パイプがコネ
クタに組付けられると、チェッカーのフック部の係合が
浅くなり、コネクタからチェッカーを容易に外し得るこ
とより、パイプがコネクタに確実に組付けられているか
を確認することができる。
【0043】請求項2の発明によれば、チェッカーに当
接片を設けたことにより、パイプとコネクタの組付け時
におけるフック部の抜け方向への係合がより良好に行わ
せることができ、請求項1の効果を一層良好に得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクタのクリップ側の要部とチェッカーを示
す斜視図である。
【図2】(イ)はコネクタのボディ及びクリップの斜視
図、(ロ)はクリップ係止爪の側面形状図、(ハ)はボ
ディ大径部の拡大断面図である。
【図3】コネクタの断面図、及びパイプの挿着側の形状
図である。
【図4】(イ)はコネクタのクリップ側における左側面
図、(ロ)は同じく右側面図である。
【図5】コネクタにおけるクリップの平面図である。
【図6】(イ)は止め孔より係止爪が突出した状態図、
(ロ)は係止爪の正面側形状図である。
【図7】クリップの回動により、クリップの係止爪をク
リップ嵌着部の止め孔より退避させた状態図である。
【図8】コネクタにチェッカーを組付けたコネクタの断
面図である。
【図9】パイプ挿入工程初期における係止爪とフック部
の状態図である。
【図10】パイプ挿入時におけるクリップのチェッカー
挿入孔壁面の移動状態を示す作用図である。
【図11】パイプの抜止めが係止爪を乗り越える状態を
示す作用図である。
【図12】図11の作用に関連し、チェッカー脚部が外
方へ広がる状態を示す作用図である。
【図13】パイプが係止爪を乗り越えた状態を示す作用
図である。
【図14】チェッカーフック部とチェッカー用窓部の係
合解除状態の要部を示す状態図である。
【図15】コネクタの他の実施態様を示す斜視図であ
る。
【図16】従来のコネクタと接続用のパイプの要部を示
す斜視図である。
【図17】図16に示す従来コネクタの断面図である。
【図18】図16、図17に示す従来コネクタにおける
クリップの斜視図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 10 ボディ 12 パイプ挿入部 15 クリップ嵌着部 16 止め孔 17 フック用窓部 18 フランジ部 18A 切欠き部 20 クリップ 21 つまみ 22 係止爪 23 リブ片 24 当接片用隙間 25 フック挿入孔 30 チェッカー 31 操作部 32 脚部 33 フック部 34 支持部材 35 当接片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 止め孔が設けられたコネクタのクリップ
    嵌着部に、係止爪を有する環状のクリップを嵌着させ、
    止め孔よりパイプ挿入部に突出させた係止爪に、挿入し
    たパイプの抜止めを係止させてコネクタにパイプを組付
    ける際にチェッカーを介在させてパイプとコネクタの組
    付け状態を確認するための構造であって、 フック挿入部を有するクリップと、フック用窓部を設け
    たクリップ嵌着部と、前記フック挿入部及びフック用窓
    部に挿入されるフック部を備えたチェッカーで構成さ
    れ、 コネクタに挿入したパイプの抜止めによりクリップが径
    方向外方に回動し、前記チェッカーのフック部を外方に
    回動させることで前記フック部とコネクタのフック用窓
    部との係合が解除される構成とされてなることを特徴と
    したコネクタにおけるパイプ組付け状態確認構造。
  2. 【請求項2】 チェッカーは把手部を有し両フック部間
    が支持部材で接続されかつ該支持部材にはクリップある
    いはクリップ嵌着部に当接する当接片が設けられた構造
    によりなることを特徴とした請求項1に記載のパイプ組
    付け状態確認構造。
JP10013016A 1998-01-26 1998-01-26 コネクタにおけるパイプ組付け状態の確認構造 Pending JPH11210968A (ja)

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