JP3670191B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明はコネクタに関し、詳しくは、たとえば自動車におけるフュ−エル配管とフュ−エルホ−スとの接続に用いるコネクタの改良に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば、図23及び図24に示すように、自動車におけるフュ−エル配管とフュ−エルホ−ス210 など、管体200 とホ−ス210 の接続用のコネクタ220 は、ホ−ス接続部231 及び管体挿入部232 を有するボディ230 と、管体挿入部232 に挿入した管体200 をボディ230 に止着するクリップ240 とよりなる。クリップ240 は挿通孔241 を有する基板242 の片側に可撓性の両脚部243 が形成され、両脚部243 には前端側が狭くなり、後端側が広くなったテ−パ状の一対の係止爪244 が後端の内側にて脚部243 に支持された状態で形成されている。
【0003】
図24に示すように、クリップ240 はその先端部よりボディ230 の管体挿入部232 に挿入し、テ−パ状の係止爪244 の後端をボディ230 の止め孔233 より突出させクリップ240 を組付けたボディ230 となす。次いで、このボディ230 に管体200 を挿入する。管体200 は挿入側の端部外周に抜止め突部201 を有している。図24に示すように管体200 はクリップ240 の脚部243 間及び挿通孔241 を経て管体挿入部232 に挿入され、管体200 の抜止め突部201 の後端に係止爪244 の先端が係合して管体200 が係止される。なお、この管体200 を取外す場合は、両脚部243 をボディ230 の軸L方向に押すことにより、係止爪244 が止め孔233 から外れるので、その状態で外す方向に管体200 を引けば、クリップ240 を取付けた状態の管体200 を簡単に外し得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来のコネクタ220 はボディ230 の管体挿入部232 にクリップ240 を挿入してボディ230 にクリップ240 を固定する構造であるため、コネクタ220 の一部が大径化し、スペ−スを要する問題があった。
また、前記した従来のコネクタ220 は接続した管体200 の取外し操作がし難い問題があった。
そこで、本発明の課題はボディの管体挿入部にクリップを挿着して管体を接続する前記した従来のコネクタにおける問題点を解消せんとしたものであって、ボディとクリップの挿着部分が大径化しないことよりスペ−スを要せず、かつ管体の接続及び、接続した管体の取外し操作がし易い、コネクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1の発明は、
ホース接続部及び管体挿入部を有するボディと、
前記管体挿入部クリップ嵌着部の外周に嵌着されかつ該管体挿入部に挿入された管体を管体挿入部に止着するためのクリップと
よりなり、
前記クリップ内周面には、前記クリップ嵌着部に貫設された止め孔を介して前記管体挿入部内に突出する係止爪が設けられ、
前記係止爪は、前記管体の挿入を許しかつその挿入した管体を抜止めし、また前記クリップの拡径操作により前記管体を外し得る構造にされ
前記止め孔は、前記クリップ嵌着部の前側に形成された段差壁から後方へ前方間隔W3の位置に設けられ、
前記係止爪は、クリップの幅Wの前方幅W1が後方幅W2より狭くなる部分に設けられ、
前記前方幅W1と前記前方間隔W3と前記後方幅W2が、
前方幅W1<前方間隔W3<後方幅W2
の関係に設定されている
ことを特徴とするコネクタである
【0010】
【作用】
請求項1において、ボディのクリップ嵌着部にクリップが嵌められる。クリップはクリップ嵌着部の止め孔を介して管体挿入部に突出する係止爪を有している。この係止爪は管体の挿入を許しかつ挿入した管体を抜止めし、かつクリップの拡径によって管体を外し得る構造にされている。
また、前記止め孔は、前記クリップ嵌着部の前側に形成された段差壁から後方へ前方間隔W3の位置に設けられ、
前記係止爪は、クリップの幅Wの前方幅W1が後方幅W2より狭くなる部分に設けられ、
前記前方幅W1と前記前方間隔W3と前記後方幅W2が、
前方幅W1<前方間隔W3<後方幅W2
の関係に設定されている。
【0015】
【実施例】
以下、この発明の第1実施例を図1〜図6に基づいて説明する。
図2に示すように、本例のコネクタ1は、筒状のボディ10と、ボディ10に管体30を抜止めするクリップ20とよりなる。
前記管体30は挿着側の外面にフランジ状の抜止め突部31が設けられている。この抜止め突部31は前面(先端側)31A が前方へ尖ったテ−パ面にされ、かつ後面31B は係止面となる立面状に形成されている(図1参照)。前記ボディ10は図1,図2などに示すように、ホ−ス40を接続するための筒状のホ−ス接続部11を一端側に有し、他端側には抜止め突部31が設けられた管体30を挿着する管体挿入部12を有している。なお、管体挿入部12は入口側の所定部分が抜止め突部31を可能な大径とされ、内部側は管体30の先端が挿入可能な小径とされている。管体挿入部12の奥部はホ−ス接続部11の小径の通孔部13と連通されている。管体挿入部12の大径の奥側には挿入した管体30と密着させるための、Oリングなどより構成したシ−ル層14が設けられている。
【0016】
管体挿入部12の入口側の外周部はクリップ20を嵌着するクリップ嵌着部15とされ、図1,図5などに示すように中央部分と段差壁16を介して薄肉に形成され、この薄肉の部分の対向位置には後述する係止爪22の止め孔17が貫設されている。なお、本例のボディ10は強度の大きい合成樹脂たとえば、ガラス繊維を配合した12ナイロンにて一体成形されている。
【0017】
前記クリップ20は両端部を対向状とし、ボディ10のクリップ嵌着部15外周より少し小径の輪状に形成され、拡径可能な弾性を有する材質にて形成されている。すなわち、本例のクリップ20は凸形状の先端部とこの凸形部を挿入可能な凹形状の先端部を対向させた輪状とされ、各先端部には外方に曲げ形成されたつまみ部21が設けられている。クリップ20の輪状部分の厚さはボディ10の薄肉部に嵌着した際にボディ10の厚肉部と同一厚さになるように薄く形成されている。
【0018】
また、クリップ20の内周面の所定位置にはボディ10の各止め孔17に挿入され、かつ管体挿入部12に突出する係止爪22が突設されている。なお本例クリップ20の係止爪22を設ける内周面幅方向の位置は図5に示すように、止め孔17がクリップ嵌着部15における前方間隔W3の位置に設けられ、かつクリップ幅Wの前方幅W1が後方幅W2より狭くなる部分に設けられ、係止爪22の前面22A (管体挿入部12の内方を向く面)が前向きの場合のみに止め孔17に係合するようにされ、係止爪22の後面22B が前向きに取付けられることのないようにされている。すなわち、図5においてクリップ20の係止爪22の位置は、前方幅W1<前方間隔W3<後方幅W2の関係にされている。
【0019】
クリップ20の係止爪22は、図5,図6などに示すように、前面22A が抜止め突部31の後面31B を係止可能な立面状とされ、係止爪22の後面22B は管体30の抜止め突部31の挿入を許す後方が開いたテ−パ面にされている。係止爪22の突出長は管体挿入部12において管体30の抜止め突部31を係止し得る長さとされる。なお、本例のクリップ20は合成樹脂たとえば12ナイロンにて形成され、両つまみ部21の操作により拡径可能な弾性を有している。
【0020】
本例コネクタ1の使用にあたり、まず、ボディ10にクリップ20が取付けられる。すなわち、図2に示すように、クリップ20はボディ10の管体挿入部12の口部に対し、係止爪22の前面22A 側を対向させ、かつ係止爪22がボディ10の止め孔17に挿入させ易い配置とする。しかる後、クリップ20の両つまみ部21を接近するように操作してクリップ20の径を充分に大きくし、係止爪22がクリップ嵌着部15に挿入可能とする。大径にしたクリップ20はその前端面をボディ10の段差壁16に当接するまでクリップ嵌着部15に挿入し、止め孔17と係止爪22が係合する配置とした後、つまみ部21をはなし、クリップ20自体の弾性力により縮径させ、係止爪22を止め孔17に係合させる。
【0021】
次いで管体30の抜止め突部31側をコネクタ1の管体挿入部12に挿入する。図6に示すように、挿入する管体30は、その抜止め突部31の前面31A が係止爪22の後面22B と当接する。抜止め突部31の前面31A は前方へ尖ったテ−パ面とされ、係止爪22の後面22B は後方が開いたテ−パ面とされていることより、管体30の押し込みにより、クリップ20が係止爪22を介して押し広げられ、管体30の抜止め突部31が係止爪22をのりこえると係止爪22は管体挿入部12内に戻り、クリップ20はクリップ嵌着部15に嵌着した状態に戻る。管体30の挿入部分とボディ10はシ−ル層14によってシ−ルされる。なお、ボディ10のホ−ス接続部11にはボディ10にクリップ20を組付けた状態、あるいはボディ10のみの状態において所定のホ−ス40が接続される。
【0022】
一方、コネクタ1に接続した管体30を外す場合は、クリップ20の両つまみ部21を接近する方向に操作し、クリップ20を管体挿入部12の内径まで広げる。クリップ20の広がりにより、係止爪22が止め孔17内に退き、抜止め突部31の係止爪22の係止が解かれるため、管体30は容易に外すことができる。なお、管体30を取外す際のクリップ20はボディ10に係合した状態にあって外れない。
【0023】
次に本発明の第2実施例を図7〜図11に基づいて説明する。なお、第2実施例及び第3、第4実施例(後述する。)は本発明の関連技術に相当している。
図8に示すコネクタ51は樹脂製のボディ60と金属製のクリップ70とよりなる。クリップ70は金属板より切り取った図9の展開状態のものを、図8に示すように、輪状に曲げ形成されるとともに複数の係止爪72、この例ではほぼ等間隔の3個の係止爪72、は輪状の中心に向かうように曲げられている。クリップ70の両端部は前記した実施例と同様に、相互に挿入する関係となる凸形状および凹形状に形成され両端部には外方に曲げたつまみ部71が設けられている。このクリップ70は両つまみ部71を接近させて拡径した場合、元の小径に戻る弾性(ばね弾性)が付与されている。前記各係止爪72は図7に示すように爪先端部が前方へ曲げられた形状にされている(図11の係止爪72参照)。
【0024】
ボディ60のクリップ嵌着部65はクリップ70の板厚の分が薄肉に形成され、クリップ嵌着部65の外端部はクリップ70の板厚分だけ厚肉とされている。クリップ嵌着部65が薄肉とされ、かつ金属板の加工によるクリップ70であるからクリップ70の厚さは樹脂製の場合より薄肉化されていることより、クリップ70を嵌着したボディ60の外径は大きくならない。ボディ60のクリップ嵌着部65にはクリップ70の係止爪72の対応する位置に各止め孔67が貫設されている。なお、61はホ−ス接続部、62は管体挿入部である。ボディ60にクリップ70を取付ける操作は前記した実施例の手順にしたがって同様に行ない得る。管体30はボディ60にクリップ70を取付けた状態において挿入することができる。
【0025】
図11に示すように、ボディ60における係止爪72はその先端部が前方に曲げられていることより、先端部の後面72B は、後方が広がったテ−パ面となり、管体30の抜止め突部31の尖った前面31A の挿入を許すため、押込んだ管体30の抜止め突部31を係止爪72の前方側に挿入させ得る。係止爪72をこえた抜止め突部31は図7に示すように抜止め突部31の立面状の後面31B がクリップ70の係止爪72に係止されて管体30は抜止め状に接続される。
コネクタ51に接続した管体30を外す場合は前記した実施例の場合と同様にクリップ70の両つまみ部71を近ずける操作によって、係止爪72を止め孔67より退去させ、容易に外し得る。
【0026】
前記した第1、第2実施例における管体30は、図1に示すように、前面31A が前方へ尖ったテ−パ面にされ、かつ後面31B が係止面となる立面状とされた抜止め突部31を有しているものである。しかし、金属製のクリップ70を用いる場合はその係止爪72の食い込み性が良好なため、挿入した管体30を係止する立面状の係止面は必要がなく、図12に示す管体80ように抜止め突部81の後面81B は前面81A と同様な傾斜面にすることができ、管体80の加工がし易く、コストダウンとなし得る。
【0027】
第2実施例の金属製のクリップ70を取付けたコネクタ51を使用する場合は、図13に示すように、抜止め突部のない樹脂製の管体90を採用することができる。コネクタ51の管体挿入部62に挿入した管体90は図14に示すように、金属製の係止爪72を食い込ませて抜止めさせ得るので、抜止め突部がなくても管体90の止着性は良好である。なお、抜止め突部を省略した樹脂製の管体90を用いる場合は管体の形状を簡略化でき、コストダウンすることができる。
【0028】
前記した第1、第2実施例のクリップ20,70の両端部は相互に挿入する凸形状および凹形状に形成し両端部には外方に曲げたつまみ部21,71を設けた形状のものとしたが、クリップ20,70の両端部の形状は凸形状と凹形状に限るものではなく、図15に示すクリップ95の両端部95A ,95B のように、端部95A ,95B の切欠き部96A ,96B に対向側の端部95B ,95A が入る形式としてもよい。
【0029】
また前記した各実施例のクリップ20,70,95は内径を大きくするためのつまみ部21,71,97を設けてあるが、内径拡大の操作を治具にて行なう場合にはつまみ部を省略したクリップとすることができる(図示せず)。
【0030】
さらに、本発明の第3実施例を図16〜図20に基づいて説明する。
図16に示すように、本第3実施例のコネクタ101 は、筒状のボディ110 と、ボディ110 に管体30を抜止めするクリップ120 とよりなる。
管体30は図1に示すように、挿着側の外面にフランジ状の抜止め突部31を設けたものが用いられる。抜止め突部31は前面(先端側)31A が前方へ尖ったテ−パ面にされ、かつ後面31B は係止面となる立面状に形成されている。
【0031】
前記ボディ110 はクリップ嵌着部115 の外は図1,図2に示す前記実施例のボディ10とほとんど同様構造よりなる。すなわち、ボディ110 は図16,図17などに示すように、一端側に筒状のホ−ス接続部111 を有し、他端側には管体30の抜止め突部31側を挿着する管体挿入部112 を有している。管体挿入部112 の入口側の所定部分は管体30の抜止め突部31を挿入可能な大径とされ、内部側は管体30の先端が挿入可能な小径とされている。図17に示すように、管体挿入部112 の奥部はホ−ス接続部111 の小径の通孔部113 と連通されている。管体挿入部112 の奥側には挿入した管体30と密着させるためのシ−ル層114 が設けられている。
【0032】
管体挿入部112 の入口側の外周部はクリップ120 を嵌着するクリップ嵌着部115 とされ、図16,図17などに示すように中央の大径部分115Aを介して薄肉に形成され、この薄肉の部分の対向位置には後述する係止爪122 の止め孔117 が貫設されかつ止め孔117 に近接した周面には所定深さでかつ次第に浅くなり周面につながる保持溝118 が凹設されている。止め孔117 と保持溝118 の近接部分は図16,17に示すように小間隔の周面部115Aとされている。
なお、本例のボディ110 は強度の大きい合成樹脂にて一体成形されている。
【0033】
前記クリップ120 は図16に示すように、対向する端部の一側部を相互に切欠いた凸形状とし、ボディ110 のクリップ嵌着部115 外周より少し小径の輪状に形成され、拡径可能な弾性を有する材質にて形成されている。すなわち、本例のクリップ120 は凸形状の先端部が相互に挿入可能な輪状とされ、一方の先端部には外方に曲げ形成したつまみ部121 が設けられている。クリップ120 の輪状部分の厚さはボディ110 の薄肉部に嵌着した際にボディ110 の大径部分より厚くならないように形成されている。
【0034】
また、クリップ120 の内周面の所定位置にはボディ110 の各止め孔117 に挿入され、かつ管体挿入部112 に突出する係止爪122 が突設されている。
クリップ120 の係止爪122 は、図17(ロ)に示すように、前面122Aが抜止め突部31の後面31B を係止可能な立面状とされ、係止爪122 の後面122Bは管体30の抜止め突部31の挿入を許す後方が開いたテ−パ面にされている。係止爪122 の突出長は管体挿入部112 において管体30の抜止め突部31を係止し得る長さとされる。係止爪122 のクリップ120 内周方向の形状は図18(ロ)に示すように、管体30外周面にほぼ当接する縦向きの立面122Aと管体30外周面に対応する凹曲面部122B(なお曲面に限定しない。)と内周面に向かう斜状部122Cとよりなる形状に形成されている。本例のクリップ120 は12ナイロンなどの合成樹脂にて形成され、つまみ部121 の操作により拡径可能な弾性を有している。
【0035】
クリップ120 のボディ110 への取付けは、図16に示すように、クリップ120 はボディ110 のクリップ嵌着部115 に対し、係止爪122 の前面122A側を対向させ、かつ係止爪122 がボディ110 の止め孔117 に挿入させ易い配置とする。しかる後、適宜な治具にてクリップ120 の両端部を開き操作してクリップ120 の径を充分に大きくし、係止爪122 がクリップ嵌着部115 に挿入可能とする。大径にしたクリップ120 はその前端面をボディ110 の段差壁に当接するまでクリップ嵌着部115 に挿入し、止め孔117 と係止爪122 が係合する配置とした後、治具による拡径操作を解除し、クリップ120 自体の弾性力により縮径させ、係止爪122 を止め孔117 に係合させる(図17,18参照)。
【0036】
次いで管体30の抜止め突部31側をコネクタ101 の管体挿入部112 に挿入する。図17に示すように、挿入する管体30は、その抜止め突部31の前面31A が係止爪122 の後面122Bと当接する。管体30の押込みにより、前方へ尖った抜止め突部31の前面31A は後方が開いた係止爪122 の後面122Bを押し広げるため、クリップ120 が係止爪122 を介して押し広げられ、管体30の抜止め突部31が係止爪122 をのりこえると係止爪122 は管体挿入部112 内に戻り、クリップ120 はクリップ嵌着部115 に嵌着した状態に戻る。管体30の挿入部分とボディ110 はシ−ル層114 によってシ−ルされる。なお、ボディ110 のホ−ス接続部111 には所定のホ−ス40が接続される。管体30は管体挿入部112 に押し込むことにより簡単にボディ110 に接続させ得る。
【0037】
一方、コネクタ101 に接続した管体30を外す場合は、クリップ120 のつまみ部121 を周方向において押し操作すると、係止爪122 は、図19に示すように、傾斜面122Cによりクリップ嵌着部115 の周面部115Aをのりこえて保持溝118 に係合し、クリップ120 は広げられた状態に保持される。すなわち、クリップ120 の係止爪122 は管体挿入部112 より除去された状態にされるため、装着した管体30を簡単に外すことができる。管体30を抜き去ったコネクタ101 は保持状態のクリップ120 に対し、つまみ部121 を押す操作によって、再び管体30を挿着可能な状態に戻すことができる。
【0038】
すなわち、図19に示す状態のコネクタ101 においてつまみ部121 を矢印P方向へ押し続けることにより、保持態様のクリップ120 の係止爪122 をスライドさせて保持溝118 よりクリップ嵌着部115 にのり上げさせ、クリップ嵌着部の外周面を経て、図20に示すように、係止爪122 を止め孔117 に係合させ得る。係止爪122 が止め孔117 に係合した状態においては、管体30を管体挿入部112 に差し込むことにより、コネクタ101 に管体30を挿着し得る。
【0039】
次に、前記した第3実施例コネクタ101 の変更例を第4実施例として図21及び図22に基づいて説明する。
図21に示すこの第4実施例のコネクタ141 は前記した各実施例と同様に、ボディ140 とクリップ150 とよりなる。ボディ140 のクリップ嵌着部145 における対向位置にはクリップ150 の係止爪152 の止め孔147 が貫設され、クリップ嵌着部145 両止め孔147 間の中央位置の周面には外方へ広がったV字形溝よりなる保持溝148 が凹設されている。
一方、クリップ150 は、図21に示すように、凸状に切欠いた両端部が相互に挿入可能な輪状に形成され、両端部には各々つまみ部151A,151B が設けられている。また、クリップ150 の内周面の所定の対向位置には、クリップ嵌着部145 の各止め孔147 に係合する係止爪152 が突設されている。この各係止爪152 は中央が尖ったゆるやかな山形状に形成されている。なお、その他の構成は前記した第3実施例のコネクタ101 と同様の構成及び作用を備えている。
【0040】
しかして、ボディ140 のクリップ嵌着部145 に嵌着したクリップ150 においては、図22に示すように、各止め孔147 に係止爪152 が各々係合した状態にあり、抜止め突部31を設けた管体30を管体挿入部に挿着可能である。
【0041】
次いで、コネクタ141 に挿着した管体30を外す場合は、図22に示すように、つまみ部151Aを矢印Q1方向へ、あるいはつまみ部151Bを矢印Q2方向へ、押す操作をすることにより、止め孔147 に係合した係止爪152 をクリップ嵌着部145 の外周面にのり上げさせかつ保持溝148 に保持させることができる。すなわち、このクリップ141 の保持状態は止め孔147 より係止爪152 が除去された状態であるから、挿着した管体30を容易に外し得る。
【0042】
管体30を外したコネクタ141 はクリップ150 のつまみ151AをさらにQ1方向へ、あるいはつまみ151BをQ2方向へ押す操作をすることにより、クリップ嵌着部145 の保持溝148 の係止爪152 を止め孔147 に係合させ得るため、前記と同様に管体30を管体挿入部に挿着させることができる。
【0043】
この変更例のコネクタ141 はクリップ150 のつまみ部151A,151B のいずれか、一方を押すことにより、止め孔147 から係止爪152 を除去して保持溝148 に保持させ、挿着した管体30を簡単に抜くことができ、また管体30を抜いたコネクタ141 はいずれかのつまみ151Aまたは151Bを押して再び、管体30を挿着し得る状態になし得る点に特長を有する。
【0044】
【発明の効果】
発明によれば、ボディのクリップ嵌着部に取付けたクリップの係止爪は、止め孔を介して管体挿入部内に突出し、管体の挿入を許し、挿入した管体を抜止めしクリップの拡径操作により管体を外し得る構造とされていることより、管体挿入部に押し込まれる管体は止着させることができ管体の接続は容易である。また、ボディの外周にクリップを取付ける構造であるため、クリップをボディに内嵌する従来のコネクタに較べ、クリップの嵌着部分が大径化せず、スペースをとらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるコネクタの実施態様を示す断面図、及び管体の先端側の形状図である。
【図2】第1実施例のコネクタを構成するボディ及びクリップの斜視図である。
【図3】クリップの正面図である。
【図4】図1のIV−IV線における断面図である。
【図5】ボディにクリップを取付ける説明図である。
【図6】クリップの作用説明図である。
【図7】第2実施例のコネクタの実施態様図である。
【図8】第2実施例のコネクタを構成するボディ及びクリップの斜視図である。
【図9】第2実施例のクリップの展開図である。
【図10】第2実施例のクリップの正面図である。
【図11】(イ)は第2実施例のクリップの作用説明図、(ロ)は係止爪の要部説明図である。
【図12】別例管体の形状図である。
【図13】別例管体の形状図である。
【図14】図13の管体の止着状態図である。
【図15】別例クリップの端部形状図である。
【図16】第3実施例のコネクタを構成するボディ及びクリップの斜視図である。
【図17】(イ)は第3実施例のコネクタの断面図、(ロ)はクリップの拡大断面図である。
【図18】(イ)は図17のXVI −XVI 線における拡大断面図で、(ロ)は係止爪の拡大断面図である。
【図19】図17のコネクタの作用説明図である。
【図20】図17のコネクタの作用説明図である。
【図21】第4実施例のコネクタを示す斜視図である。
【図22】第4実施例のコネクタの作用説明図である。
【図23】従来コネクタのボディ及びクリップの斜視図である。
【図24】従来コネクタの実施態様を示す断面図である。
【符号の説明】
1,51,101,141 コネクタ
10,60,110,140 ボディ
11,61,111 ホ−ス接続部
12,62,115 管体挿入部
15,65,120,145 クリップ嵌着部
17,67,117,147 止め孔
20,70,120,150 クリップ
22,72,122,152 係止爪
22A,122A 前面
22B,122B 後面
30 管体
31 抜止め突部
31A 前面
31B 後面
40 ホ−ス

Claims (1)

  1. ホース接続部及び管体挿入部を有するボディと、
    前記管体挿入部クリップ嵌着部の外周に嵌着されかつ該管体挿入部に挿入された管体を管体挿入部に止着するためのクリップと
    よりなり、
    前記クリップ内周面には、前記クリップ嵌着部に貫設された止め孔を介して前記管体挿入部内に突出する係止爪が設けられ、
    前記係止爪は、前記管体の挿入を許しかつその挿入した管体を抜止めし、また前記クリップの拡径操作により前記管体を外し得る構造にされ
    前記止め孔は、前記クリップ嵌着部の前側に形成された段差壁から後方へ前方間隔W3の位置に設けられ、
    前記係止爪は、クリップの幅Wの前方幅W1が後方幅W2より狭くなる部分に設けられ、
    前記前方幅W1と前記前方間隔W3と前記後方幅W2が、
    前方幅W1<前方間隔W3<後方幅W2
    の関係に設定されている
    ことを特徴としたコネクタ。
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