JPH09303654A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
- Publication number
- JPH09303654A JPH09303654A JP8219899A JP21989996A JPH09303654A JP H09303654 A JPH09303654 A JP H09303654A JP 8219899 A JP8219899 A JP 8219899A JP 21989996 A JP21989996 A JP 21989996A JP H09303654 A JPH09303654 A JP H09303654A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clip
- tubular body
- locking claw
- tube
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
き、取付けた管体に無理な引抜き力が作用した場合にお
いても管体が外れないようにしたコネクタを提供する。 【解決手段】 管体挿入部12を有するボディ10と、管体
挿入部外周のクリップ嵌着部15に嵌着し管体挿入部に挿
入した管体30を管体挿入部に止着するクリップ20とより
なる。クリップはクリップ嵌着部を被いかつ管体挿入側
の端面にはクリップを管体挿入方向へ付勢する付勢手段
が設けられ、かつクリップの内周面にはクリップ嵌着部
の止め孔17を介して管体挿入部に突出し管体を係止する
係止爪22が設けられ、かつ係止爪は付勢手段に抗して付
勢された際、クリップ嵌着部の止め孔端部に取外し可能
に係止される係止手段22B が設けられ、付勢手段の付勢
状態において係止爪が管体の挿入を許し、挿入した管体
を抜止めし、かつクリップの拡径操作により管体を外し
得る構造にされてなる。
Description
詳しくは、たとえば自動車におけるフュ−エル配管とフ
ュ−エルホ−スとの接続に用いるコネクタの改良に係わ
るものである。
フュ−エルホ−スの接続用のコネクタとしては、たとえ
ば特公平6-31668 号公報に記載のコネクタ組付体が知ら
れている。このコネクタ組付体はそのボディの一方側に
ホ−スを接続し、ボディ他方の管体挿入部には管体をボ
ディに止着するクリップを挿入し、管体はクリップの挿
通孔を介して管体挿入部に挿着される。すなわちクリッ
プにはボディの止め孔より突出するテ−パ状の係止爪が
ありこの係止爪が挿入した管体の抜止め突部の後面に係
合しかつ係止爪の操作用の脚部がボディに固定される構
造にされている。
ボディの管体挿入部に挿入させることより、ボディが大
径となり組付けた際にスペ−スを必要とした。このため
本発明者はこのコネクタ組付体の改良を試み、管体の挿
着及び取外しが容易でありかつボディ外径を小さくなし
得て組込みに都合のよいコネクタを発明し先に出願(特
願平7-107541号)した。この先発明のコネクタは図29
〜図32に示す構造よりなる。
1 はホ−ス接続部311 を一端側に有しかつ管体挿入部31
2 を他端側に有するボディ310 と、前記管体挿入部312
に挿入した管体30をボディ310 に止着するクリップ320
とよりなり、ホ−ス340 と管体30を連通状に接続する構
造にされている。ボディ310 の管体挿入部312 は管体30
が挿入可能な内径とされ、かつ管体挿入部312 外周のク
リップ嵌着部315 には止め孔317 が貫設されている。ク
リップ320 は弾性材により両端部を対向状とし、拡径し
てクリップ嵌着部315 に装着可能な縮径状態に付勢した
輪状に形成され、かつ輪状の内周面には前記止め孔317
に挿入し管体挿入部312 の管体30を係止する係止爪322
が設けられている。管体30は管体挿入部312 の挿入側に
抜止め突部31を有しかつ抜止め突部31は挿入側の前面31
A が前方へ尖ったテ−パ面にされかつ後面31B が係止面
となる立面状に形成されている。このため、係止爪322
の管体挿入時に管体30と当接する後面322Bは管体30の挿
入を許すテ−パ面とされ、係止爪322 の前面322Aは立面
状にされている。
は、管体挿入部312 に管体30を差し込むことにより容易
に行ない得る。図31に示すように管体30を管体挿入部
312 に挿入すると、図32に示すように抜止め突部31の
前面31A のテ−パ面が係止爪322 後面322Bのテ−パ面と
当接し、管体30がさらに差し込まれることにより、管体
30のテ−パ面が係止爪322 を外方へ押し広げて係止爪32
2 を起え、抜止め突部31が係止爪322 の前方に挿入され
て管体30が挿着される(図29参照)。挿着した管体30
は抜止め突部31の後面31B と係止爪322 の前面322Aが係
合するため通常は抜けない。
合は、クリップ20の両つまみ部321を近づける操作すれ
ばクリップ320 が拡径され、係止爪322 が外方へ退避す
ることにより抜止め突部31を通過させることができ、管
体30を簡単に外すことができる。この先発明のコネクタ
301 はボディ310 の管体挿入部312 の外周にクリップ32
2 を嵌めるので、前記した従来のクリップ組付体のクリ
ップとは異なりボディ外径を小さくなし得て都合がよ
い。
のコネクタ301 は通常の使用においては支障はないが、
コネクタ301 に挿着した管体30に引抜き方向への無理な
力が作用した場合、クリップ320 の係止爪322 が止め孔
317 の端部に係合する部分がないので、クリップ320 が
開き、管体30がコネクタ301 より外れるおそれがある。
クタにさらに改良を加えたものであって、コネクタに対
する管体の取付けおよび取外しは先発明のものと同様に
簡単に行なうことができ、かつ取付けた管体に無理な引
抜き力が作用した場合においても管体が外れないように
したコネクタを提供することにある。
に請求項1の発明は、管体挿入部を有するボディと、前
記管体挿入部外周のクリップ嵌着部に嵌着し該管体挿入
部に挿入した管体を管体挿入部に止着するクリップとよ
りなり、前記クリップ嵌着部の管体挿入側には径方向外
向きに止め縁部が突設され、前記クリップはクリップ嵌
着部を被う形状に形成され、かつクリップを管体挿入方
向へ付勢する付勢手段がクリップに関連させて設けら
れ、かつクリップの内周面にはクリップ嵌着部の止め孔
を介して管体挿入部に突出し管体を係止する係止爪が設
けられ、かつ係止爪は前記付勢手段に抗して付勢された
際、クリップ嵌着部の止め孔端部に取外し可能に係止さ
れる係止手段が設けられ、付勢手段の付勢状態において
係止爪が管体の挿入を許し挿入した管体を抜止めし、か
つクリップの拡径操作により管体を外し得る構造にされ
てなることを特徴とする。
る。ボディのクリップ嵌着部にクリップが嵌められる。
クリップはクリップ嵌着部の止め孔を介して管体挿入部
に突出する係止爪を有している。クリップは付勢手段に
よりクリップ嵌着部の管体挿入方向に付勢された状態に
あり、係止手段は止め孔端部と係止爪が係止されない自
由状態にある。係止爪は止め孔より管体挿入部に突出さ
れ、付勢手段が作用した状態において、管体の挿入を許
しかつ挿入した管体を抜止めし、かつクリップの拡径に
よって管体を外し得る構造にされている。管体は管体挿
入部に差し込むことにより抜止め状に挿着される。管体
挿入部に抜止めした管体に引抜き方向への無理な力が作
用した場合は、クリップの係止爪が付勢手段に抗して引
抜き方向へ押されるため、係止手段が作用して係止爪が
止め孔に係止される。
は、管体挿入部を有するボディと、前記管体挿入部外周
のクリップ嵌着部に嵌着し該管体挿入部に挿入した管体
を管体挿入部に止着するクリップとよりなり、前記クリ
ップ嵌着部の管体挿入側には径方向外向きに止め縁部が
突設され、前記クリップはクリップ嵌着部を被う形状に
形成され、かつクリップを管体抜け方向へ付勢する付勢
手段がクリップに関連させて設けられ、かつクリップの
内周面にはクリップ嵌着部の止め孔を介して管体挿入部
に突出し管体を係止する係止爪が設けられ、かつ係止爪
は前記付勢手段により止め孔端部に係止され、かつ付勢
手段に抗して付勢された際は係止爪が止め孔端部より外
れた状態において係止爪が管体の挿入を許しかつクリッ
プの拡径操作により管体を外し得て、付勢手段の付勢状
態において挿入した管体を抜止めし得る構造にされてな
ることを特徴とする。
る。ボディのクリップ嵌着部にクリップが嵌められる。
クリップはクリップ嵌着部の止め孔を介して管体挿入部
に突出する係止爪を有している。クリップは付勢手段に
よりクリップ嵌着部の管体抜け方向に付勢された状態に
あり、係止手段は止め孔端部と係止爪が係止した状態に
ある。係止爪は止め孔より管体挿入部に突出され、付勢
手段が作用した状態において、挿入した管体を抜止めす
る。係止爪は付勢手段により止め孔に係止されている
が、挿入する管体の抜止め突部前面により、係止爪の後
面が内方へ押され係止爪と止め孔の係止が解かれる。さ
らなる管体の挿入により係止爪は外方へ押されてクリッ
プを拡径し、管体が係止爪をこえて挿着される。管体挿
着後の係止爪はクリップの縮径により止め孔内に戻り、
付勢手段の作用により、止め孔と係止する。管体は止め
孔と係止爪の係止を解き、クリップの拡径によって外し
得る。クリップの係止爪は付勢手段により常に止め孔に
係止されているため、管体挿入部に挿入した管体に引抜
き方向への力が作用しても抜けない。
は、請求項1または請求項2において、ボディの管体挿
入部は管体の挿入可能な内径とされる一方、クリップは
弾性材により両端部を対向状とし、拡径してクリップ嵌
着部に装着可能な縮径状態に付勢した輪状に形成され、
かつ輪状の内周面には止め孔に挿入し管体挿入部の管体
を係止する係止爪が設けられかつ係止爪の管体挿入時に
管体と当接する後面は管体の挿入を許すテ−パ面とされ
てなることを特徴とする。
る。ボディのクリップ嵌着部にはクリップが嵌められ
る。クリップを嵌めたボディにおいては止め孔より管体
挿入部内に係止爪が突出した状態にある。この係止爪の
管体と当接する後面は管体の挿入を許すテ−パ面とされ
ていることより、請求項3の構造を設けた請求項1のコ
ネクタにあっては、押し込まれる管体によって係止爪が
止め孔内へ退き、管体が挿入される。係止爪をこえて挿
入された管体はクリップの弾性によって係止爪が元の位
置へ突出し、管体を係止して抜止めする。請求項1のコ
ネクタにおいて接続した管体を外す場合は、クリップを
拡径操作して係止爪を止め孔内に退去させ、管体を管体
挿入部より戻す操作にてなし得る。
タの場合にあっては、管体を管体挿着部に押し込むと、
管体によって係止爪が付勢手段に抗して内方へ押される
ため、止め孔との係止が外れ、さらなる管体の挿入によ
って、管体の抜止め突部が係止爪をこえて管体が挿着さ
れる。係止爪をこえて挿入された管体はクリップの弾性
によって係止爪が元の位置へ突出し、係止爪が止め孔に
係止した状態において、管体を抜止めする。コネクタに
接続した管体を外す場合は付勢手段に抗してクリップを
付勢して係止爪を止め孔より外した後、クリップを拡径
操作して係止爪を止め孔内に撤去させ、管体を管体挿入
部より戻す操作にてなし得る。
は、請求項1または請求項2または請求項3のコネクタ
において、管体は管体挿入部の挿入側に抜止め突部を有
しかつ抜止め突部は挿入側の前面が前方へ尖ったテ−パ
面にされかつ後面が係止面となる立面状に形成されてな
り、クリップの係止爪は管体挿入部の内方を向く前面が
抜止め突部の後面を係止可能な立面状とされかつ係止爪
の後面は管体の抜止め突部の挿入を許すテ−パ面とされ
てなることを特徴とする。
る。クリップを嵌めたボディ止め孔の係止爪は、前面が
立面状をなし、後面が管体の抜止め突部の挿入を許すテ
−パ面をなした状態にある。管体挿入部に管体を押し込
む際、管体の抜止め突部前面の尖ったテ−パ面が係止爪
のテ−パ面に沿って、係止爪を押し広げる。すなわちク
リップは拡径されて管体の抜止め突部が係止爪を通過し
管体が挿着される。挿着された管体は抜止め突部の後面
が立面状とされ、かつ係止爪の前面が立面状とされてい
ることより、管体はボディに係止されて抜けない。
の発明は、請求項1または請求項2または請求項3また
は請求項4のコネクタにおいてクリップはクリップ嵌着
部の周面を回転させて係止爪を止め孔より係脱させる形
式とされ、係止爪はクリップを回転させる方向側がテ−
パ面とされ、かつボディのクリップ嵌着部には該嵌着部
にのり上げた係止爪を保持するとともに保持解除させる
ためのテ−パ面を有する保持溝が凹設されてなることを
特徴とする。
を抜止めするクリップはボディのクリップ嵌着部のまわ
りに回転させる操作により、請求項1のコネクタの場合
にあっては管体の抜止め位置より、また、請求項2のコ
ネクタの場合にあっては係止爪と止め孔の係止を解いた
位置より、係止爪をクリップ嵌着部外周の保持溝に移し
得る。また保持溝に保持した係止爪はクリップの回転操
作により管体を抜止めする状態に戻し得る。
形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1,図2に示
すように、本実施形態のコネクタ1は、筒状のボディ10
と、ボディ10に管体30を抜止めするクリップ20とよりな
る。前記管体30は挿着側の外面にフランジ状の抜止め突
部31が設けられている。この抜止め突部31は前面(先端
側)31A が前方へ尖ったテ−パ面にされ、かつ後面31B
は係止面となる立面状に形成されている。前記ボディ10
は図1,図2などに示すように、ホ−ス40を接続するた
めのホ−ス接続部11を一端側に有し、他端側には抜止め
突部31が設けられた管体30を挿着する管体挿入部12を有
している。なお、管体挿入部12は入口側の所定部分が抜
止め突部31を挿入可能な大径とされ、内部側は管体30の
先端が挿入可能な小径とされている。管体挿入部12の奥
部はホ−ス接続部11の小径の通孔部13と連通されてい
る。管体挿入部12の大径の奥側には挿入した管体30と密
着させるための、Oリング14A,14B およびその止め部材
14C が内嵌されている。
20を嵌着するクリップ嵌着部15とされ、図1,図6など
に示すように中央部分および入口側外周部に対して薄肉
に形成され、入口側外周部は、クリップ嵌着部15より径
方向外向きに突出させたフランジ状の止め縁部16とされ
ている。止め縁部16の高さはクリップ20の係止爪22の突
出長とほぼ同じにされている。クリップ嵌着部15におけ
る前側寄りの所定の対向位置には後述する係止爪22の止
め孔17が貫設されている。なお、ボディ10は強度の大き
い合成樹脂たとえば、ガラス繊維を配合した12ナイロン
にて一体成形されている。
部を対向状とし、ボディ10のクリップ嵌着部15外周より
少し小径または同径の輪状に形成され、拡径可能な弾性
を有する材質にて形成されている。すなわち、本例のク
リップ20は凸形状の先端部とこの凸形部を挿入可能な凹
形状の先端部を対向させた輪状とされ、各先端部には外
方に曲げ形成されたつまみ部21が設けられている。クリ
ップ20の輪状部分の厚さはボディ10の薄肉部に嵌着した
際にボディ10の厚肉部(大径部)と同一厚さになるよう
に薄く形成されている。
い後面外周部位(止め縁部16と対向する所定の外周部
位)にはクリップ20を前方(管体挿入方向)に付勢する
付勢手段23が形成されている。本例の付勢手段23は図
4,図6に示すように、つまみ部21より遠いクリップ20
の後面外周部位に貫孔部23A を設けるとともに外方へ突
出させた円弧状のばね部23B を形成してなる。このばね
部23B は常には外方に突出した状態にあり、ばね部のば
ね力に抗する大きな力が作用したときに貫孔部23A内へ
ばね部23B が撓むようにされている。
ボディ10の各止め孔17に挿入され、かつ管体挿入部12に
突出する係止爪22が突設されている。クリップ20の係止
爪22は、図1,図6などに示すように、前面22A が抜止
め突部31の後面31B を係止可能な立面状とされ、係止爪
22の後面の基部側は止め孔17の後面端部を係止可能な係
止溝22B とされ、係止溝22B より先端側となる後面先端
部22C は管体30の抜止め突部31の挿入を許す後方が開い
たテ−パ面にされている。この係止爪22と、これに形成
される係止溝22B により係止手段が構成される。係止爪
22の突出長は管体挿入部12において管体30の抜止め突部
31を係止し得る長さとされる。止め孔17に挿入された係
止爪22はばね部23B により止め孔17の前方側に位置する
状態とされる。係止爪22はばね部23B 自体の突出により
あるいは付勢によって止め孔17の前方側に位置決めされ
た状態とされる。
まず、ボディ10にクリップ20が取付けられる。すなわ
ち、図2または図6に示すように、クリップ20はボディ
10の管体挿入部12の口部に対し、係止爪22の前面22A 側
を対向させ、かつ係止爪22がボディ10の止め孔17に挿入
させ易い配置とする。しかる後、クリップ20の両つまみ
部21を接近するように操作してクリップ20の径を充分に
大きくし、係止爪22が止め縁部16を起えクリップ嵌着部
15に挿入可能とする。大径にしたクリップ20は止め孔17
と係止爪22が係合する配置とした後、つまみ部21をはな
し、クリップ20自体の弾性力により縮径させ、係止爪22
を止め孔17に係合させる。かくしてクリップ嵌着部に嵌
着したクリップ20は後面のばね部23B により前方へ付勢
状態(あるいは位置決め状態)とされていて係止爪22の
係止溝22B は止め孔17に係止されない自由状態にある。
1の管体挿入部12に挿入する。図7に示すように、挿入
する管体30は、その抜止め突部31の前面31A が係止爪22
の後面先端部22C と当接する。抜止め突部31の前面31A
は前方へ尖ったテ−パ面とされ、係止爪22の後面先端部
22C は後方が開いたテ−パ面とされていることより、管
体30の押し込みにより、クリップ20が係止爪22を介して
押し広げられ、管体30の抜止め突部31が係止爪22をのり
こえると、図8に示すように、係止爪22は管体挿入部12
内に戻り、クリップ20はクリップ嵌着部15に嵌着した状
態に戻る。管体30の挿入部分とボディ10は管体挿入部12
のOリング14A,14B によってシ−ルされる。なお、ボデ
ィ10のホ−ス接続部11にはボディ10にクリップ20を組付
けた状態、あるいはボディ10のみの状態において所定の
ホ−ス40が接続される。
作する場合、前述した従来のコネクタ組付体および、前
記先発明のコネクタ301 においては、図29に示すよう
に、係止爪322 と管体挿入部312 の初めのOリング314A
との間隔L1が、挿入する管体30の先端から抜止め突部31
までの間隔L2より短くされているため、図31に示すよ
うに管体30が初めのOリング214Aを通過するときと、図
32に示すように、抜止め突部31が係止爪222 に当り始
めるときに大きな荷重(抵抗)を二度感ずるようになっ
ている。なお、図29において314BはOリング314Aの止
め部材である。しかし、本実施形態のコネクタ1は図1
及び図7に示すように、係止爪22と管体挿入部12の初め
のOリング14A との間隔L3が、挿入する管体30の先端か
ら抜止め突部31までの間隔L4と同じ長さにされているの
で、図7に示すように、管体30が初めのOリング14A の
通過と、抜止め突部31が係止爪22に当り始めるときが同
じとなり、管体30の挿着操作において、大きな荷重を一
度感ずることで管体30の抜止めがされたことを知り得
る。このことは作業現場における管体30の結合操作をし
易くし都合がよい。
た管体30に、付勢手段23のばね力に抗する引抜き方向へ
の大きな力が作用した場合は、図9に示すように、クリ
ップ20が止め縁部16側に押し付けられるため、係止爪22
の係止溝22B は止め孔17の端縁に係止され、係止爪22の
外方向への浮き上がりが防止され、クリップ20は止め孔
17から外れない。そして、引抜き方向への力が作用しな
くなった場合は、付勢手段23が働き、係止爪22は前方へ
戻され係止溝22B と止め孔17との係止は解かれ、管体30
は図8に示す挿着状態となる。
場合は、係止爪22の自由状態において、クリップ20の両
つまみ部21を接近する方向に操作し、クリップ20を管体
挿入部12の内径まで広げる。クリップ20の広がりによ
り、係止爪22が止め孔17内に退き、抜止め突部31の係止
爪22の係止が解かれるため、管体30は容易に外すことが
できる。なお、管体30を取外す際のクリップ20はボディ
10に係合した状態にあって外れない。
〜図15に基づいて説明する。図10に示すように、本
第2の実施形態のコネクタ101 は、筒状のボディ110
と、ボディ110 に管体30を抜止めするクリップ120 とよ
りなる。管体30は図1に示すように、挿着側の外面にフ
ランジ状の抜止め突部31を設けたものが用いられる。抜
止め突部31は前面(先端側)31A が前方へ尖ったテ−パ
面にされ、かつ後面31B は係止面となる立面状に形成さ
れている。
は図1,図2に示す前記実施の形態のボディ10とほとん
ど同様構造よりなる。すなわち、ボディ110 は図10,
図11などに示すように、一端側に筒状のホ−ス接続部
111 を有し、他端側には管体30の抜止め突部31側を挿着
する管体挿入部112 を有している。管体挿入部112 の入
口側の所定部分は管体30の抜止め突部31を挿入可能な大
径とされ、内部側は管体30の先端が挿入可能な小径とさ
れている。図11に示すように、管体挿入部112 の奥部
はホ−ス接続部111 の小径の通孔部113 と連通されてい
る。管体挿入部112 の奥側には挿入した管体30と密着さ
せるためのOリング114A,114Bが内嵌めされている。図
11に示すようにOリング114A,114Bは止め部材114Cに
より抜止めされている。
プ120 を嵌着するクリップ嵌着部115 とされ、図10,
図11などに示すように薄肉に形成されている。クリッ
プ嵌着部115 はクリップ幅より幅広に形成され、管体挿
入側の端部にはフランジ状の止め縁部116 が設けられて
いる。止め縁部16の高さはクリップ20の係止爪122 の突
出長とほぼ同じにされている。クリップ嵌着部115 の前
方寄りの対向位置には後述する係止爪122 の止め孔117
が貫設されかつ止め孔117 に近接した周面には所定深さ
でかつ次第に浅くなり周面につながる保持溝118 が凹設
されている。止め孔117 と保持溝118 の近接部分は図1
0,図11に示すように小間隔の周面部115Aとされてい
る。なお、ボディ110 は強度の大きい合成樹脂にて一体
成形されている。
対向する端部の一側部を相互に切欠いた凸形状とし、ボ
ディ110 のクリップ嵌着部115 外周より少し小径または
同径の輪状に形成され、拡径可能な弾性を有する材質に
て形成されている。すなわち、本実施形態のクリップ12
0 は凸形状の先端部が相互に挿入可能な輪状とされ、一
方の先端部には外方に曲げ形成したつまみ部121 が設け
られている。クリップ120 の輪状部分の厚さはボディ11
0 の薄肉部に嵌着した際にボディ110 の大径部分より厚
くならないように形成されている。クリップ120 のつま
み部121 の操作に支障のない後面外周部位にはクリップ
120 を前方に付勢する付勢手段123 が形成されている。
この付勢手段123 は図11に示すように、つまみ部121
より遠いクリップ120 の後面外周部位に貫孔部123Aを設
けるとともに、外方へ突出させた円弧状のばね部123Bを
形成してなる。このばね部123Bは常には外方に突出状態
にあり、ばね部123Bのばね力に抗する大きな力が作用し
たときに貫孔部123A内へばね部123Bが撓むようにされて
いる。
はボディ110 の各止め孔117 に挿入され、かつ管体挿入
部112 に突出する係止爪122 が突設されている。クリッ
プ120 の係止爪122 は、図11(ロ)に示すように、前
面122Aが抜止め突部31の後面31B を係止可能な立面状と
され、係止爪122 の後面の基部側は止め孔117 の後面端
部を係止可能な係止溝122Bとされ、係止溝122Bより先端
側となる後面先端部122Cは管体30の抜止め突部31の挿入
を許す後方が開いたテ−パ面にされている。この係止爪
122 と、これに形成される係止溝122Bにより係止手段が
構成される。係止爪122 の突出長は管体挿入部112 にお
いて管体30の抜止め突部31を係止し得る長さとされる。
係止爪122 のクリップ120 内周方向の形状は図12
(ロ)に示すように、縦向きの立面122Dと管体30外周面
に対応する凹曲面部122E(なお曲面に限定しない。)と
内周面に向かう斜状部122Fとよりなる形状に形成されて
いる。クリップ120 は12ナイロンなどの合成樹脂にて形
成され、つまみ部121 の操作により拡径可能な弾性を有
している。
図10に示すように、クリップ120はボディ110 のクリ
ップ嵌着部115 に対し、係止爪122 の前面122A側を対向
させ、かつ係止爪122 がボディ110 の止め孔117 に挿入
させ易い配置とする。しかる後、適宜な治具にてクリッ
プ120 の両端部を開き操作してクリップ120 の径を充分
に大きくし、係止爪122 がフランジ状の止め縁部116 を
こえてクリップ嵌着部115 に挿入可能とする。大径にし
たクリップ120 はその前端面をクリップ嵌着部115 の前
側に挿入し、止め孔117 と係止爪122 が係合し、かつば
ね部123Bが止め縁部116 の内側に納まる配置とした後、
治具による拡径操作を解除し、クリップ120 自体の弾性
力により縮径させ、係止爪122 を止め孔117 に係合させ
る(図11,図12参照)。クリップ嵌着部115 に嵌着
したクリップ120 はばね部123Bにより前方へ位置決めさ
れて係止爪122 の係止溝122Bは止め孔117 に係止されな
い自由状態にある(図11(イ)におけるクリップ120
参照)。
101 の管体挿入部112 に挿入する。挿入する管体30は、
その抜止め突部31の前面31A が係止爪122 の後面先端部
122Cと当接する。管体30の押込みにより、前方へ尖った
抜止め突部31の前面31A は後方が開いた係止爪122 の後
面先端部122Cを押し広げるため、クリップ120 が係止爪
122 を介して押し広げられ、管体30の抜止め突部31が係
止爪122 をのりこえると係止爪122 は管体挿入部112 内
に戻り、クリップ120 はクリップ嵌着部115 に嵌着した
状態に戻る。管体30の挿入部分とボディ110 はOリング
114A,114Bによってシ−ルされる(図11の仮想線部分
の管体30参照)。なお、ボディ110 のホ−ス接続部111
には所定のホ−ス40が接続される。管体30は管体挿入部
112 に押し込むことにより簡単にボディ110 に接続させ
得る。
着操作する場合、コネクタ101 は図11の(イ)に示す
ように、係止爪122 と初めのOリング114Aとの間隔L3
が、挿入する管体30の先端から抜止め突部31までの間隔
L4(図1の管体30参照)と同じ長さにされているので、
管体30が初めのOリング114Aの通過と、抜止め突部31が
係止爪122 に当り始めるときが同じとなり、大きな荷重
を一度感ずることで管体30の抜止めがされたことを知り
得る。
れた管体30に、付勢手段123 のばね力に抗する引抜き方
向への大きな力が作用した場合は、クリップ120 が止め
縁部116 側に押し付けられるため、係止爪122 の係止溝
122Bは止め孔117 の端縁に係止され、係止爪122 の外方
への浮き上りが防止され、クリップ120 は止め孔117か
ら外れない。そして、引抜き方向への力が作用しなくな
った場合は、付勢手段123 が働き、係止爪122 は前方へ
付勢され係止溝122Bと止め孔117 との係止は解かれ、ク
リップ120 は図11(イ)に示す状態に戻される。
す場合は、クリップ120 のつまみ部121 を周方向におい
て押し操作すると、係止爪122 は、図13に示すよう
に、傾斜面122Fによりクリップ嵌着部115 の周面部115A
をのりこえて保持溝118 に係合し、クリップ120 は広げ
られた状態に保持される。すなわち、クリップ120 の係
止爪122 は管体挿入部112 より除去された状態にされる
ため、装着した管体30を簡単に外すことができる。管体
30を抜き去ったコネクタ101 は保持状態のクリップ120
に対し、つまみ部121 を押す操作によって、再び管体30
を挿着可能な状態に戻すことができる。
1 においてつまみ部121 を矢印P方向へ押し続けること
により、保持態様のクリップ120 の係止爪122 をスライ
ドさせて保持溝118 よりクリップ嵌着部115 にのり上げ
させ、クリップ嵌着部115 の外周面を経て、図14に示
すように、係止爪122 を止め孔117 に係合させ得る。係
止爪122 が止め孔117 に係合した状態においては、管体
30を管体挿入部112 に差し込むことにより、コネクタ10
1 に管体30を挿着し得る。
の形態における付勢手段23,123は、クリップ20,120 の
後部外周部に外方へ円弧状に突出するばね部よりなるも
のとしたが、付勢手段はこの構造に限るものではない。
たとえば、図16に示すクリップ130 のようにクリップ
外周部の凹状孔131Aと斜に外方へ突出したばね部131Bと
よりなる構造の付勢手段131 とすることで、前記した両
実施の形態と同様に係止爪と止め孔の係脱をなし得る。
また、付勢手段は図17に示すように、クリップ140 に
対する止め縁部141 側の筒部142 に凹状孔143Aとばね部
143Bを一体形成した付勢手段143 としてもよく、図18
に示す付勢手段153 のようにクリップ150 の後端と止め
縁部116 間に、クリップ嵌着部に嵌着する輪状の別部材
として介在させてもよい。別部材の付勢手段153 におい
て153Aは貫孔部で153Bはばね部である。付勢手段の数は
1個に限定するものではない。
〜図25に基づいて説明する。図19に示すように、本
第3の実施形態のコネクタ201 は、筒状のボディ210
と、ボディ210 に管体30を抜止めするクリップ220 とよ
りなる。管体30は図1に示すように、挿着側の外面にフ
ランジ状の抜止め突部31を設けたものが用いられる。抜
止め突部31は前面(先端側)31A が前方へ尖ったテ−パ
面にされ、かつ後面31B は係止面となる立面状に形成さ
れている。
記第2の実施の形態のボディ10と同様構造よりなる。す
なわち、ボディ210 は図19,図20などに示すよう
に、一端側に筒状のホ−ス接続部211 を有し、他端側に
は管体30の抜止め突部31側を挿着する管体挿入部212 を
有している。管体挿入部212 の入口側の所定部分は管体
30の抜止め突部31を挿入可能な大径とされ、内部側は管
体30の先端が挿入可能な小径とされている。図20
(イ)に示すように、管体挿入部212 の奥部はホ−ス接
続部211 の小径の通孔部213 と連通されている。管体挿
入部212 の奥側には挿入した管体30と密着させるための
Oリング214A,214Bが内嵌めされている。図20に示す
ようにOリング214A,214Bは止め部材214Cにより抜止め
されている。
プ220 を嵌着するクリップ嵌着部215 とされ、図19,
図20などに示すように薄肉に形成されている。クリッ
プ嵌着部215 はクリップ幅より幅広に形成され、管体挿
入側の端部にはフランジ状の止め縁部216 が設けられ、
前方側の端部は止め縁部216 とほぼ同径の大径部210Aと
されている。止め縁部216 および大径部210Aの高さはク
リップ220 の係止爪222 の突出長とほぼ同じにされてい
る。クリップ嵌着部215 の後方寄り(止め縁部216 側)
の対向位置には後述する係止爪222 の止め孔217 が貫設
されかつ止め孔217 に近接した周面には所定深さでかつ
次第に浅くなり周面につながる保持溝218 が凹設されて
いる。止め孔217 と保持溝218 の近接部分は図19,図
20に示すように小間隔の周面部215Aとされている。な
お、ボディ210 は強度の大きい合成樹脂にて一体成形さ
れている。
対向する端部の一側部を相互に切欠いた凸形状とし、ボ
ディ210 のクリップ嵌着部215 外周より少し小径または
同径の輪状に形成され、拡径可能な弾性を有する材質に
て形成されている。すなわち、本実施の形態のクリップ
220 は凸形状の先端部が相互に挿入可能な輪状とされ、
一方の先端部には外方に曲げ形成したつまみ部221 が設
けられている。クリップ220 の輪状部分の厚さはボディ
210 の薄肉部に嵌着した際にボディ210 の大径部分より
厚くならないように形成されている。クリップ220 のつ
まみ部221 の操作に支障のない前面外周部位にはクリッ
プ220 を後方に付勢する付勢手段223 が形成されてい
る。この付勢手段223 は図20(ロ)に示すように、つ
まみ部221より遠いクリップ220 の前面外周部位に貫孔
部223Aを設けるとともに、外方へ突出させた円弧状のば
ね部223Bを形成してなる。このばね部223Bは常には外方
に突出状態にあり、ばね部223Bのばね力に抗する大きな
力が作用したときに貫孔部223A内へばね部223Bが撓むよ
うにされている。
はボディ210 の各止め孔217 に挿入され、かつ管体挿入
部212 に突出する係止爪222 が突設されている。クリッ
プ220 の係止爪222 は、図20(ロ)に示すように、前
面222Aが抜止め突部31の後面31B を係止可能な立面状と
され、係止爪222 の後面の基部側は止め孔217 の後面端
部を係止可能な係止溝222Bとされ、係止溝222Bより先端
側となる後面先端部222Cは管体30の抜止め突部31の挿入
を許す後方が開いたテ−パ面にされている。この係止爪
222 と、これに形成される係止溝222Bにより係止手段が
構成される。係止爪222 の突出長は管体挿入部212 にお
いて管体30の抜止め突部31を係止し得る長さとされる。
係止爪222 のクリップ220 内周方向の形状は図21
(ロ)に示すように、縦向きの立面222Dと管体30外周面
に対応する凹曲面部222E(なお曲面に限定しない。)と
内周面に向かう斜状部222Fとよりなる形状に形成されて
いる。クリップ220 は12ナイロンなどの合成樹脂にて形
成され、つまみ部221 の操作により拡径可能な弾性を有
している。
図19に示すように、クリップ220はボディ210 のクリ
ップ嵌着部215 に対し、係止爪222 の前面222A側を対向
させ、かつ係止爪222 がボディ210 の止め孔217 に挿入
させ易い配置とする。しかる後、適宜な治具にてクリッ
プ220 の両端部を開き操作してクリップ220 の径を充分
に大きくし、係止爪222 がフランジ状の止め縁部216 を
こえてクリップ嵌着部215 に挿入可能とする。大径にし
たクリップ220 はその前端面をクリップ嵌着部215 の前
側(大径部210A側)に挿入し、止め孔217 と係止爪222
が係合し、かつばね部223Bが大径部210Aの内側に納まる
配置とした後、治具による拡径操作を解除し、クリップ
220 自体の弾性力により縮径させ、係止爪222 を止め孔
217 に係合させる(図20(イ),図22参照)。クリ
ップ嵌着部215 に嵌着したクリップ220 はばね部223Bに
より後方へ位置決めされて係止爪222 の係止溝222Bは止
め孔217 に係止した状態にされる(図20(イ)あるい
は図25におけるクリップ220 参照)。
201 の管体挿入部212 に挿入する。挿入する管体30は、
その抜止め突部31の前面31A が係止爪222 の後面先端部
222Cと当接する。さらなる管体30の押込みにより、クリ
ップ220 は付勢手段223 に抗して管体30の挿入方向に押
されるため、図22に示すように、係止爪222 の係止溝
22B と止め孔217 の係止が解かれる。続いてさらなる管
体30の挿入が続けられるので、前方へ尖った抜止め突部
31の前面31A は後方が開いた係止爪222 の後面先端部22
2Cを押し広げる。したがって、クリップ220 が係止爪22
2 を介して押し広げられ、管体30の抜止め突部31が係止
爪222 をのりこえる(図23参照)。
と、クリップ220 の縮径により係止爪222 は管体挿入部
212 内に戻り、付勢手段223 のばね作用により、クリッ
プ220が止め縁部216 側へ押される。このため、図20
(イ)に示すように、クリップ220 の係止溝222Bは止め
孔217 に係止される。したがって、管体30の挿入後は常
にクリップは係止孔にロックされた状態とされる。管体
30の挿入部分とボディ210 はOリング214A,214Bによっ
てシ−ルされる(図20の仮想線部分の管体30参照)。
なお、ボディ210 のホ−ス接続部211 には所定のホ−ス
40が接続される。管体30は管体挿入部212 に押し込むこ
とにより簡単にボディ210 に接続させ得る。
着操作する場合、コネクタ201 は図20の(イ)に示す
ように、係止爪222 と初めのOリング214Aとの間隔L3
が、挿入する管体30の先端から抜止め突部31までの間隔
L4(図1の管体30参照)と略同長にされているので、管
体30が初めのOリング214Aの通過と、抜止め突部31が係
止爪222 に当り始めるときが同じとなり、大きな荷重を
一度感ずることで管体30の抜止めがされたことを知り得
る。
に挿着された管体30に、付勢手段232 のばね力に抗する
引抜き方向への大きな力が作用した場合、クリップ220
は係止爪222 が係止溝222Bに係合したロック状態にある
ため、係止爪222 の外方への浮き上りが防止され、クリ
ップ220 は止め孔217 から外れない。
す場合は、クリップ220 のつまみ部221 をばね部223Bの
付勢力に抗して大径部210A側に押した状態にした後、つ
まみ部221 を周方向において押し操作すると、係止爪22
2 は、図24に示すように、傾斜面222Fによりクリップ
嵌着部215 の周面部215Aをのりこえて保持溝218 に係合
し、クリップ220 は広げられた状態に保持される。すな
わち、クリップ220 の係止爪222 は管体挿入部212 より
除去された状態にされるため、装着した管体30を簡単に
外すことができる。管体30を抜き去ったコネクタ201 は
保持状態のクリップ220 に対し、つまみ部221 を押す操
作によって、再び管体30を挿着可能な状態に戻すことが
できる。
1 においてつまみ部221 を矢印P方向へ押し続けること
により、保持態様のクリップ220 の係止爪222 をスライ
ドさせて保持溝218 よりクリップ嵌着部215 にのり上げ
させ、クリップ嵌着部215 の外周面を経て、図25に示
すように、係止爪222 を止め孔217 に係合させ得る。止
め孔217 に係止爪222 が係合した状態でつまみ部221 を
開放すると、ばね部223Bの作用により係止爪222 の係止
溝223Bが止め孔217 に係止して係止爪222 がロック状態
となる。ロック状態においては、管体30を管体挿入部21
2 に差し込めば、コネクタ201 に管体30を挿着し得る。
1 はクリップ220 の付勢手段223 を大径部210A側に設け
て、係止爪222 が止め孔217 に対して常に係止したロッ
ク状態としたため、ばね部223Bに隣接する肉抜き部分に
詰った異物によって、クリップを止め孔217 より外れる
方向への付勢を生ずる場合の不都合を回避することがで
きる。
段223 は、クリップ220 の前部外周部に外方へ円弧状に
突出するばね部よりなるものとしたが、付勢手段はこの
構造に限るものではない。たとえば、図26に示すクリ
ップ230 のようにクリップ前部外周部の凹状孔231Aと斜
に外方へ突出したばね部231Bとよりなる構造の付勢手段
231 とすることで、係止爪と止め孔の係脱をなし得る。
また、付勢手段は図27に示すように、クリップ240 に
対する大径部210A側の筒部242 に凹状孔243Aとばね部24
3Bを一体形成した付勢手段243 としてもよく、図28に
示す付勢手段253 のようにクリップ250 の前端と大径部
210A間に、クリップ嵌着部に嵌着する輪状の別部材とし
て介在させてもよい。別部材の付勢手段253 において25
3Aは貫孔部で253Bはばね部である。この別部材253 の付
勢手段253 とすることで係止爪と止め孔の係脱をなし得
る。付勢手段の数は1個に限定するものではない。
クタのボデ−は一端側にホ−ス接続部を設けたが、コネ
クタのボデ−を合成樹脂パイプの一端側に形成し、これ
に管体を挿着する場合にはボデ−のホ−ス接続部は省略
することができる(図示せず)。
ップ嵌着部に取付けたクリップは付勢手段により、前方
側に位置決めされているので、止め孔より管体挿入部内
に突出した係止爪は係止手段が止め孔と係止されない自
由状態にあり、管体の挿入を許し、挿入した管体を抜止
めしクリップの拡径操作により管体を外し得る構造にさ
れている。このため管体挿入部に押し込むことにより管
体を止着させることができ管体の接続は容易であり、挿
着された管体は抜止めされて外れない。挿着した管体を
外す場合は、クリップを拡径操作することにより容易に
外し得る。挿着した管体に抜止め方向へ付勢手段の付勢
力に抗する大きな力が作用した場合は、係止手段が作用
して係止爪と止め孔が係止されるため管体の抜けが防が
れる。この請求項1の発明のコネクタはボディの外周に
クリップを取付ける構造であるため、前記先発明のコネ
クタと同様に、クリップの嵌着部分が大径化せず、スペ
−スをとらない。
プ嵌着部に取付けたクリップは付勢手段により、後方側
に位置決めされているので、止め孔より管体挿入部内に
突出した係止爪は係止手段が止め孔と係止された状態に
あるが、管体の挿入を許し、挿入した管体を抜止めしク
リップの拡径操作により管体を外し得る構造にされてい
る。このため管体挿入部に押し込むことにより管体を止
着させることができ管体の接続は容易であり、挿着され
た管体は抜止めされて外れない。挿着した管体を外す場
合は、クリップを拡径操作することにより容易に外し得
る。挿着した管体に抜止め方向へ大きな力が作用した場
合は、係止手段の作用により係止爪と止め孔が係止され
ていて管体の抜けが防がれる。この請求項2の発明のコ
ネクタはボディの外周にクリップを取付ける構造である
ため、前記先発明のコネクタと同様に、クリップの嵌着
部分が大径化せず、スペ−スをとらない。
1の発明の効果に加え、次の効果を達成することができ
る。すなわち、請求項3の発明は、ボディのクリップ嵌
着部に取付けたクリップの係止爪は止め孔を介して管体
挿入部に突出され、かつ係止爪の後面が管体の挿入を許
すテ−パ面とされていることより、管体挿入部に押し込
まれる管体は係止爪を押し開き、係止爪をこえた位置に
おいて管体挿入部に係止爪にて係止させることができ、
管体の接続は容易である。挿着した管体はクリップを拡
径させることで、係止爪より解放させ管体を容易に取外
し得るので管体の取外し操作がし易い。
1の発明の効果に加え、次の効果を達成することができ
る。すなわち、請求項4の発明は、管体挿入部における
係止爪の後面は管体の抜止め突部の挿入を許すテ−パ面
とされているため、挿入した管体は抜止め突部のテ−パ
面と係止爪のテ−パ面が当接し、管体の内方への押し込
みにより、クリップを拡径し、抜止め突部は係止爪をこ
えて内方へ簡単に挿入させ得る。管体挿入部の内方へ挿
入した管体の抜止め突部の立面状の後面は係止爪の立面
状の係止面と当接し係止されて抜けない状態にされる。
管体を外す場合はクリップの拡径操作にて容易になし得
る。
1の発明の効果に加え、次の効果を達成することができ
る。すなわち、請求項5の発明は、クリップをクリップ
嵌着部のまわりに回転させることにより、管体を止着す
る係止爪をクリップ嵌着部外周面の保持溝に移動させ得
るため、接続した管体を容易に外し得る。また、保持溝
に移動させた係止爪はクリップを回転させることにより
再び管体挿入部へ突出させて管体を接続させることがで
きる。
を示す断面図、及び管体の先端側の形状図である。
及びクリップの斜視図である。
した図である。
接させた状態図である。
させた状態図である。
が作用した場合の状態図である。
ィ及びクリップの斜視図である。
図、(ロ)はクリップの断面図である。
図で、(ロ)は係止爪の断面図である。
プの作用図である。
プの作用図である。
力が作用した場合の状態図である。
ィ及びクリップの斜視図である。
図、(ロ)はクリップの断面図である。
断面図で、(ロ)は係止爪の断面図である。
当接させた状態図である。
した状態図である。
プの作用図である。
プの作用図である。
及び管体の先端側の形状図である。
リップの斜視図である。
作用図である。
作用図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 管体挿入部を有するボディと、前記管体
挿入部外周のクリップ嵌着部に嵌着し該管体挿入部に挿
入した管体を管体挿入部に止着するクリップとよりな
り、前記クリップ嵌着部の管体挿入側には径方向外向き
に止め縁部が突設され、前記クリップはクリップ嵌着部
を被う形状に形成され、かつクリップを管体挿入方向へ
付勢する付勢手段がクリップに関連させて設けられ、か
つクリップの内周面にはクリップ嵌着部の止め孔を介し
て管体挿入部に突出し管体を係止する係止爪が設けら
れ、かつ係止爪は前記付勢手段に抗して付勢された際、
クリップ嵌着部の止め孔端部に取外し可能に係止される
係止手段が設けられ、付勢手段の付勢状態において係止
爪が管体の挿入を許し挿入した管体を抜止めし、かつク
リップの拡径操作により管体を外し得る構造にされてな
ることを特徴としたコネクタ。 - 【請求項2】 管体挿入部を有するボディと、前記管体
挿入部外周のクリップ嵌着部に嵌着し該管体挿入部に挿
入した管体を管体挿入部に止着するクリップとよりな
り、前記クリップ嵌着部の管体挿入側には径方向外向き
に止め縁部が突設され、前記クリップはクリップ嵌着部
を被う形状に形成され、かつクリップを管体抜け方向へ
付勢する付勢手段がクリップに関連させて設けられ、か
つクリップの内周面にはクリップ嵌着部の止め孔を介し
て管体挿入部に突出し管体を係止する係止爪が設けら
れ、かつ係止爪は前記付勢手段により止め孔端部に係止
され、かつ付勢手段に抗して付勢された際は係止爪が止
め孔端部より外れた状態において係止爪が管体の挿入を
許しかつクリップの拡径操作により管体を外し得て、付
勢手段の付勢状態において挿入した管体を抜止めし得る
構造にされてなることを特徴としたコネクタ。 - 【請求項3】 ボディの管体挿入部は管体の挿入可能な
内径とされる一方、クリップは弾性材により両端部を対
向状とし、拡径してクリップ嵌着部に装着可能な縮径状
態に付勢した輪状に形成され、かつ輪状の内周面には止
め孔に挿入し管体挿入部の管体を係止する係止爪が設け
られかつ係止爪の管体挿入時に管体と当接する後面は管
体の挿入を許すテ−パ面とされてなることを特徴とした
請求項1または請求項2に記載のコネクタ。 - 【請求項4】 管体は管体挿入部の挿入側に抜止め突部
を有しかつ抜止め突部は挿入側の前面が前方へ尖ったテ
−パ面にされかつ後面が係止面となる立面状に形成され
てなり、クリップの係止爪は管体挿入部の内方を向く前
面が抜止め突部の後面を係止可能な立面状とされかつ係
止爪の後面は管体の抜止め突部の挿入を許すテ−パ面と
されてなることを特徴とした請求項1または請求項2ま
たは請求項3に記載のコネクタ。 - 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3
または請求項4のコネクタにおいてクリップはクリップ
嵌着部の周面を回転させて係止爪を止め孔より係脱させ
る形式とされ、係止爪はクリップを回転させる方向側が
テ−パ面とされ、かつボディのクリップ嵌着部には該嵌
着部にのり上げた係止爪を保持するとともに保持解除さ
せるためのテ−パ面を有する保持溝が凹設されてなるこ
とを特徴としたコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8219899A JPH09303654A (ja) | 1996-03-13 | 1996-08-21 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
JP8-56214 | 1996-03-13 | ||
JP5621496 | 1996-03-13 | ||
JP8219899A JPH09303654A (ja) | 1996-03-13 | 1996-08-21 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09303654A true JPH09303654A (ja) | 1997-11-28 |
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ID=26397161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8219899A Pending JPH09303654A (ja) | 1996-03-13 | 1996-08-21 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09303654A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006017230A (ja) * | 2004-07-01 | 2006-01-19 | Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd | 配管用継手 |
JP2008019926A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 管継手付き波付き管及び管継手付き波付き管ユニット |
JP2018028382A (ja) * | 2016-08-17 | 2018-02-22 | クーパー−スタンダード・オートモーティブ・インコーポレーテッド | クイックコネクタ |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP8219899A patent/JPH09303654A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006017230A (ja) * | 2004-07-01 | 2006-01-19 | Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd | 配管用継手 |
JP2008019926A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 管継手付き波付き管及び管継手付き波付き管ユニット |
JP4609859B2 (ja) * | 2006-07-12 | 2011-01-12 | 古河電気工業株式会社 | 管継手付き波付き管及び管継手付き波付き管ユニット |
JP2018028382A (ja) * | 2016-08-17 | 2018-02-22 | クーパー−スタンダード・オートモーティブ・インコーポレーテッド | クイックコネクタ |
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