JP2906835B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2906835B2
JP2906835B2 JP17301592A JP17301592A JP2906835B2 JP 2906835 B2 JP2906835 B2 JP 2906835B2 JP 17301592 A JP17301592 A JP 17301592A JP 17301592 A JP17301592 A JP 17301592A JP 2906835 B2 JP2906835 B2 JP 2906835B2
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正之 藤本
洋巳 黒沢
健一 田之頭
哲雄 宮本
章 小此木
一弘 田島
昇三 加藤
清人 小林
達 菅原
勝之 津野
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Tokyo Gas Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は1台の冷凍機に対し複
数台の室内機を備える冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば燃焼装置を熱源とする再生
器,吸収器,凝縮器,蒸発器,熱交換器等から構成され
た吸収式冷凍機を用いた冷凍装置において、各室内機へ
循環させる冷水の温度制御は、単に蒸発器から流出する
冷水管の出口側の冷水温度のみを温度センサで検出し、
この値が設定値(目標値)に近づけるようにPID演算
などで制御をしていた。従って、負荷側となる室内機が
複数台あっても個々の負荷には全く関係なく、各室内機
の負荷の総和に応じて冷水の温度制御を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、各室内機の
負荷が小さいときでも、総和として少しでも冷水温度が
上がれば室外機は高負荷状態とし燃焼量が急激に増すよ
うな運転がなされるので、負荷が増すにつれ温度が上が
ってきて溶液濃度の高い運転状況となり、濃溶液に結晶
を招き易くなる。このことは、効率となる成績係数(C
OP)の低下にもつながるものである。
【0004】本発明は上記実情に鑑み、各室内機の負荷
を推定し、その状況に応じて冷水の出口温度の設定値を
変化させ冷凍機の運転状況を軽減させるようにしたこと
で、上記課題を解決する冷凍装置を提供することを目的
としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷凍機から取
り出した冷水を複数の室内負荷に循環する冷凍装置にお
いて、複数の室内負荷の戻り側の冷水温度のうち、最も
高い冷水温度(戻り側最大冷水温度)を求め、冷凍機の
往き側冷水温度が前記戻り側最大冷水温度に応じて定め
られる設定温度になるように冷水温度を制御する制御装
置を備えたものである。
【0006】
【作用】例えば、吸収式冷凍機を用いた冷凍装置では、
再生器で蒸発した冷媒蒸気を凝縮器で液冷媒とし、この
冷媒液を蒸発器へ導き冷水管に散布して冷水管内部の冷
水を冷やし、この冷水を負荷側となる複数台の室内機へ
給送する。ここで、冷水出口温度の制御としては複数台
の室内機の各戻り管路に設けた温度センサにて戻り冷水
温度を検出し、このうち最も高い冷水温度を検知し、こ
の最大冷水温度に応じて定められる設定温度になるよう
に熱源の加熱量を制御し、蒸発器の往き側冷水温度を制
御するものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例の図面に基づいて説明
すれば、次の通りである。
【0008】1 図1は1台の室外機に対し3台の室内
機を配置した吸収式冷凍機の実施例を示し、1は下部に
冷房用燃焼装置2を備えた再生器で、該再生器1の上部
には連通の凝縮器3を配置し、該凝縮器3から導いた冷
媒配管4を蒸発器5に臨む冷媒タンク6に接続すると共
に、この蒸発器5に連通した吸収器7には前記再生器1
に接続したUシール管となる濃溶液を導く濃溶液管8
を、熱交換器9を経て連結してなる。10は前記蒸発器
5内に挿通される冷水管で、該冷水管10の蒸発器5の
出口側となる往き管路10aに冷水温度を検出する温度
センサ11を取付ける。また、冷水管10の往き管路1
0aの先端は適宜の分岐路を経て3台の室内機12に接
続し(図示にあっては、室内機2台は省略)、且つ該室
内機12を経た各戻り管路10bには夫々戻り側冷水温
度検出用の温度センサ13,13′,13″を取付け
る。14は前記温度センサ11,13の出力を受け燃焼
装置2を制御する加熱量制御装置である。また、15は
吸収器9の下方に配設する溶液タンクで、該溶液タンク
15から導いた稀溶液管16を、前記熱交換器9を経て
再生器1に戻す循環路を構成している。17は再生器1
に並設した下部に暖房用燃焼装置18を備える温水熱交
換器で、該温水熱交換器17の排気フード19と前記再
生器1の排気フードは併用構成としてなる。20は冷水
管10の戻り管路10bに設けた貯溜タンクで、21は
送風ファンを示す。
【0009】次にこの作用を説明すると、この吸収式冷
凍機の運転に当たって冷房運転においては、先ず燃焼装
置2の加熱で再生器1の溶液から発生した冷媒蒸気を凝
縮器3に導き凝縮して液冷媒とし、この冷媒液を一旦冷
媒タンク6に溜めてから冷媒ポンプ22をもって蒸発器
5へ送って散布させれば、その気化に伴なう潜熱にて冷
水管10を冷やし、その冷水を各室内機12に導いて夫
々所定の冷房作用を果たす。一方、蒸発器5で蒸発した
冷媒蒸気は連設の吸収器7へ流れ込み、該吸収器7の上
部から散布される前記再生器1から導いた濃溶液にて捕
捉されて稀溶液となる。この稀溶液は溶液タンク15を
経て再生器1へ戻される。
【0010】この場合、蒸発器5を流出する冷水管10
の冷水温度の制御は、複数の室内機12を経て戻る各戻
り管路10bに取付けた温度センサ13(図示にあって
3個)で各冷水の温度を検出し、この中で最も冷水温度
の高い室内機12に合わせて蒸発器5の冷水の出口温度
を設定し、この部分の冷水温度が設定温度になるように
燃焼装置2の燃焼量の制御する。
【0011】即ち、先ず図2〜図4のフローチャートに
基づいて詳述すると、冷房運転に当たって各室内機12
の戻り側の冷水温度Twn(Two1 〜Two3 )を検
出し、〜,〜の判断を行なって冷水の設定温度
Twsを設定し、且つ往き側検出温度Twを温度センサ
11で検出し、TwがTwonの最大値Twoに応じて
定められたTwsになるように燃焼量QgをPID制御
にて行なう。
【0012】例えば、室内機が3台の場合、 室内機
1 の運転を行なうときは、実際の戻り温度Two1 を拾
いTwi1 としてメモリする。室内機1 が停止している
とすると、Twi1 は自動的に0とみなす(十分低いと
云うこと)。次に室内機2 についても、停止していると
きはTwi2 =0とするし、停止でなければ実際の温度
Two2 をTwi2 としてメモリをする。同様に室内機
3 についても同判断を行なう。このTwoは最終的に戻
り側最大冷水温度となる。Twoは初期値は0と考え
る。ここでTwi1 とTwi2 とを比較し、Twi2 の
方が大きければ、Twi2 がTwoに置き換わり、次に
Twi2 とTwi3 を比較する。要するに最大値を探す
ようになる。
【0013】 ここでTwoと云うのは各室内側戻り
冷水温度の最高温度であり、このフローで各室内側戻り
冷水温度の最大値が求めれたことになる。その大きさを
例えばTwo≦9℃か、9<Two≦11℃か、Two
>11℃の三つの範囲のどれに属するを決める。Two
≦9℃のときはかなり負荷が小さいと云うことになり、
ほとんど放熱しないで帰ってきたものとなる。その時は
蒸発器の往き側の冷水温度の設定値Twsが8.5℃も
あれば十分である。9<Two≦11℃であれば設定値
Twsは8℃で、Two>11℃では設定値Tws7.
5℃ぐらいになるような能力をだしてくれれば良いとな
る。
【0014】このことは、従来は蒸発器5の出口側冷水
温度Twのみの温度を検出するタイプであったため、少
しでも負荷が上がったとすると燃焼を増していたが、今
度はこの様な負荷が小さい条件下では、上述べしたよう
に設定温度Twsが高められるため、その分よけいに燃
焼を増さなくても済むこととなる。なお、本発明は電気
式のチラー冷凍機を用いた冷凍装置にも適用可能であ
る。
【0015】
【発明の効果】上記のように、本発明の冷凍装置は冷凍
機の往側冷水温度制御を、複数台の室内機からの戻り冷
水管路に夫々設けた温度センサを用いその中で一番高い
温度を拾うようにし、その温度に応じて往側冷水温度の
設定値を決めるため、例えば、吸収式冷凍機を用いる場
合、低外気温で各室内の負荷が小さいとき、冷凍機を運
転させても溶液濃度が低く、延いては濃溶液の結晶回避
にもつながることとなる。また、冷凍機の運転状況を軽
減した安定した運転が行なえ、極力、エネルギーを節約
してCOP(成績係数)の改善がなされる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概略図である。
【図2】冷房運転のフローチャートである。
【図3】同室内機を3台使用した場合の温度検出のフロ
ーチャートである。
【図4】同上の設定値を決めるフローチャートである。
【符号の説明】
1 再生器 3 凝縮器 5 蒸発器 7 吸収器 11 往き側温度センサ 12 室内器 13 戻り側温度センサ 14 加熱量制御装置(制御装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 哲雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小此木 章 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田島 一弘 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 加藤 昇三 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小林 清人 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 菅原 達 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 津野 勝之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−196464(JP,A) 特開 昭57−127738(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 15/00 306

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍機から取り出した冷水を複数の室内
    負荷に循環する冷凍装置において、複数の室内負荷の戻
    り側の冷水温度のうち、最も高い冷水温度を求め冷凍機
    の往き側冷水温度が前記戻り側最大冷水温度に応じて定
    められる設定温度になるように冷水温度を制御する制御
    装置を備えたことを特徴とする冷凍装置。
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