JP2000213157A - 押入れ構造 - Google Patents

押入れ構造

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JP2000213157A JP11015700A JP1570099A JP2000213157A JP 2000213157 A JP2000213157 A JP 2000213157A JP 11015700 A JP11015700 A JP 11015700A JP 1570099 A JP1570099 A JP 1570099A JP 2000213157 A JP2000213157 A JP 2000213157A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棚板に載置できる重量又はハンガーパイプに
懸けることのできる重量を従来に比べて増やすことがで
きる押入れ構造,及び施工方法を提供すること。 【解決手段】 壁面11に一対の横受桟21,21を固
定し,該横受桟21の上面には棚板3を設けた押入れ構
造であって,対面する上記横受桟21には,ハンガーパ
イプ4の端部41を挿入保持する一対のソケット5を固
定してなり,該一対のソケット5,5の間には,上記ハ
ンガーパイプ4を装着してなり,かつ上記ソケット5
は,上記横受桟21の横面215にネジ止めしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,棚板とハンガーパイプとを有す
る押入れ構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来,図12〜図14に示すごとく,衣装
用タンスや,壁収納等の押入れ構造には,壁面911に
一対の横受桟921を固定し,これら横受桟921の上
面にハンガーパイプ94付きの棚板93を設けたものが
ある。上記棚板93に設けた一対のソケット95には,
上記ハンガーパイプ94の端部941を挿入してある。
上記ソケット95は,上記棚板93の下面にネジ止めし
てある。
【0003】上記ソケット95は,図14に示すごと
く,両端部にネジ穴950を設けた固定板部951と,
固定板部951の中央部から垂下され上記ハンガーパイ
プ94の端部を挿入保持するための有底円筒状のパイプ
保持部952とを有している。そして,上記押入れ構造
は,上記ハンガーパイプ94に衣装ハンガー等を懸けた
り,上記棚板93の上面に衣装箱等の荷物を載置して使
用する。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記押入れ構
造においては,次の問題がある。即ち,図12に示すご
とく,上記ハンガーパイプ94を保持するソケット95
は,上記棚板93に固定されている。そのため,上記ハ
ンガーパイプ94に衣装ハンガーを懸け,上記棚板93
に荷物を載置すると,上記棚板93には上記衣装ハンガ
ーと荷物とを合計した荷重がかかる。それ故,上記衣装
ハンガー及び荷物の合計重量が制限される。
【0005】また,図12に示すごとく,上記ソケット
95は,木ネジ961により上記棚板93に対して下方
向から取付けられている。そのため,上記ソケット95
に下向きに荷重がかかり,上記ソケット95が上記棚板
93から抜け落ちやすくなる。それ故,上記ハンガーパ
イプ94に懸けることのできる衣装ハンガーの重量が制
限される。
【0006】また,図14(a)に示すごとく,上記固
定板部951に設けたネジ穴950に木ネジ961を通
す際に,上記パイプ保持部952が邪魔となる。それ
故,上記ソケット95の固定に手間取り,施工が困難と
なる。
【0007】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,棚板に載置できる重量又はハンガーパイ
プに懸けることのできる重量を,従来に比べて増やすこ
とができる押入れ構造,及びその施工方法を提供しよう
とするものである。
【0008】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,壁面に一
対の横受桟を固定し,該横受桟の上面には棚板を設けた
押入れ構造であって,対面する上記横受桟には,ハンガ
ーパイプの端部を挿入保持する一対のソケットを固定し
てなり,該一対のソケットの間には,上記ハンガーパイ
プを装着してなり,かつ上記ソケットは,上記横受桟の
横面にネジ止めしてあることを特徴とする押入れ構造に
ある。
【0009】本発明において最も注目すべきことは,上
記ソケットは上記壁面に固定された横受桟に固定してあ
り,かつ上記ソケットは上記横受桟に対してネジにより
横方向から取付けていることである。
【0010】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明においては,上記ハンガーパイプを保持するソケ
ットは,上記横受桟に固定されている。そのため,上記
ハンガーパイプに衣装ハンガー等を懸けても,衣装ハン
ガーの荷重は上記横受桟にかかり,上記棚板にはかから
ない。それ故,上記ハンガーパイプにかかる重量と上記
棚板にかかる重量とは無関係となり,両者にかかる合計
重量がすべて棚板にかかるということがない。
【0011】従って,上記棚板に載置できる重量が制限
されることはなく,上記棚板に載置できる重量を増やす
ことができる。逆に,上記棚板に荷物等を載置しても,
荷物の重量とは関係なく,上記ハンガーパイプに懸ける
ことのできる重量を増やすことができる。
【0012】また,上記ソケットは,ネジにより上記横
受桟に対して横方向から取付けられている。そのため,
上記ソケットに下向きに荷重がかかった場合にも,上記
ソケットが上記横受桟から抜け落ちにくく,上記ハンガ
ーパイプに懸けることのできる重量をさらに増やすこと
ができる。
【0013】また,上記ソケットがネジにより上記横受
桟に対して横方向から取付けられているので,上記棚板
がネジを保持する厚みを必要とせず,棚板自体の厚みを
薄くすることもできる。
【0014】なお,上記押入れ構造の施工方法として
は,例えば上記壁面に対して上記横受桟,棚板,ソケッ
ト及びハンガーパイプを順次組み付けていく方法や,上
記横受桟,棚板,ソケット,ハンガーパイプを予め1つ
のユニットとして組付けておき,組付け後のユニットを
壁面に固定する方法等がある。
【0015】次に,請求項2の発明のように,上記一対
の横受桟の間には,該横受桟と平行に少なくとも1つの
中央受桟を設けてなり,上記横受桟及び中央受桟には,
それぞれ上記ソケットを固定してなり,該ソケットの間
には,上記ハンガーパイプを装着してなり,かつ上記ソ
ケットは,上記横受桟及び中央受桟の横面にネジ止めし
てあることが好ましい。この場合には,上記ハンガーパ
イプにかかる荷重を分散させることができる。
【0016】次に,請求項3の発明のように,上記ソケ
ットは,両端部にネジ穴を設けた固定板部と,該固定板
部の中央部から垂下され上記ハンガーパイプの端部を挿
入保持するためのパイプ保持部とを有しており,上記ネ
ジ穴は,上記パイプ保持部よりも外方に位置することが
好ましい。
【0017】この場合には,上記固定板部に設けたネジ
穴は上記パイプ保持部よりも外方に位置する。そのた
め,上記ネジ穴にネジを通す際に,上記パイプ保持部が
邪魔とならない。それ故,上記ソケットの固定に手間取
らず,施工が容易になる。
【0018】次に,請求項4の発明は,壁面に一対の横
受桟を固定し,該一対の横受桟の上面に棚板を固定し,
対面する上記横受桟の横面に一対のソケットを固定し,
該一対のソケットにハンガーパイプの端部を挿入して保
持させ,該一対のソケットの間に上記ハンガーパイプを
装着する押入れ構造の施工方法であって,上記ソケット
として請求項3のソケットを使用すると共に,上記ハン
ガーパイプの装着にあたっては,まず上記ソケットの固
定板部の一方のネジ穴にネジを通し,上記横受桟に対し
て上記ソケットを回動可能に仮固定し,次いで上記ソケ
ットを傾けて上記パイプ保持部の上端開口部と上記棚板
との間の間隙を広げ,上記上端開口部より上記パイプ保
持部内に上記ハンガーパイプの端部を挿入して保持さ
せ,次いで上記ソケットを略水平に戻して上記ソケット
の固定板部の他方のネジ穴にネジを通し,上記横受桟に
対して上記ソケットを固定することを特徴とする押入れ
構造の施工方法にある。
【0019】上記施工方法においては,上記ハンガーパ
イプの装着にあたって,上記ソケットの一方のネジ穴の
みにネジを通し,上記横受桟に対して上記ソケットを回
動可能に仮固定しておく。次いで,上記仮固定したネジ
穴内のネジを回動中心として,上記ソケットを回動させ
ることにより傾けて,上記保持部内に上記ハンガーパイ
プの端部を挿入する。次いで,上記ソケットを略水平に
戻して,他方のネジ穴にネジを通し,上記横受桟に対し
て上記ソケットを固定する。
【0020】上記のごとく,上記施工方法においては,
上記ハンガーパイプを上記ソケットに容易に装着でき
る。また,請求項3に示したソケットを用いているた
め,上記ソケットの固定も簡単である。それ故,上記ハ
ンガーパイプの装着及び上記ソケットの固定に手間取ら
ず,施工が容易になる。
【0021】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる押入れ構造につき,図1〜
図6を用いて説明する。本例の押入れ構造1は,図1〜
図6に示すごとく,壁面11に一対の横受桟21,21
を固定し,該横受桟21の上面には棚板3を設けたもの
であって,対面する上記横受桟21には,ハンガーパイ
プ4の端部41を挿入保持する一対のソケット5を固定
してなり,該一対のソケット5,5の間には,上記ハン
ガーパイプ4を装着してなる。また,上記ソケット5
は,木ネジ61により上記横受桟21の横面215にネ
ジ止めしてある。
【0022】以下,詳説する。上記一対の横受桟21,
21は,図2に示すごとく,押入れの横側の壁面11に
対して木ネジにより固定してある。また,上記一対の横
受桟21,21の間において,押入れの奥側の壁面12
には後受桟22が木ネジにより固定してある。
【0023】また,上記一対の横受桟21,21の間に
は,図3に示すごとく,該横受桟21と平行に1つの中
央受桟23が設けてある。中央受桟23の端部は,L型
金具により上記後受桟22に固定してある。なお,上記
中央受桟23は,支え金具により上記壁面12に固定さ
れ,支持されている。また,上記横受桟21,後受桟2
2,中央受桟23は,木製の角材である。
【0024】上記棚板3は,図4に示すごとく,荷物を
載置するための板本体部31と,該板本体部31の前端
部から下方に垂下した前框32とよりなる。上記板本体
部31の横端部,後端部は,図2に示すごとく,上記横
受桟21及び後受桟22の上面に対して釘により固定し
てある。上記前框32は,その裏面321側から上記L
型金具により上記横受桟21及び中央受桟23の端部に
固定してある。
【0025】図2に示すごとく,上記前框32の裏面3
21より数センチの位置において,上記横受桟21及び
中央受桟23には,それぞれ上記ソケット5が固定して
ある。上記ソケット5は,図5に示すごとく,断面T字
形状であり,両端部にネジ穴511,512を設けた固
定板部51と,該固定板部51の中央部から垂下され上
記ハンガーパイプ4の端部41を挿入保持するための断
面U字形状のパイプ保持部52とを有しており,上記ネ
ジ穴511,512は,上記パイプ保持部52よりも外
方に位置する。
【0026】また,上記パイプ保持部52は,上記ハン
ガーパイプ4の軸方向のガタツキを防止するためのパイ
プ受部521を有する。なお,図中の符号53は桟当部
であり,符号513は補助用ネジ穴である。
【0027】また,図1,図2に示すごとく,上記ソケ
ット5は,上記横受桟21の横面215及び中央受桟2
3の横面235にネジ止めしてある。また,上記左右の
横受桟21に固定されたソケット5,5と上記中央受桟
23に固定されたソケット5,5との間には,上記ハン
ガーパイプ4が装着してある。上記ハンガーパイプ4の
端部41は,図6に示すごとく,上記ソケット5のパイ
プ保持部52に挿入保持されている。
【0028】そして,上記押入れ構造1は,上記ハンガ
ーパイプ4に衣装ハンガー等を懸けたり,上記棚板3の
上面に衣装箱等の荷物を載置して使用する。
【0029】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例においては,図1に示すごとく,上記ハンガーパイプ
4を保持するソケット5は,上記横受桟21及び中央受
桟23に固定されている。そのため,上記ハンガーパイ
プ4に衣装ハンガーを懸けても,衣装ハンガーの荷重は
上記横受桟21,中央受桟23,及び支え金具にかか
り,上記棚板3にはかからない。
【0030】それ故,上記ハンガーパイプ4にかかる衣
装ハンガーの重量と,上記棚板3にかかる荷物の重量と
は無関係となり,従来例に示したように両者にかかる合
計重量がすべて棚板にかかるということがない。
【0031】従って,上記棚板3に載置できる荷物の重
量が制限されることはなく,従来に比べて,上記棚板3
に載置できる荷物の重量を増やすことができる。逆に,
上記棚板3に上記荷物を載置しても,荷物の重量とは関
係なく,従来に比べて,上記ハンガーパイプ4に懸ける
ことのできる衣装ハンガーの重量を増やすことができ
る。
【0032】また,図1に示すごとく,上記ソケット5
は,木ネジ61により上記横受桟21及び中央受桟23
に対して横方向から取付けられている。そのため,上記
ソケット5に下向きに荷重がかかった場合にも,上記ソ
ケット5が上記横受桟21,中央受桟23から抜け落ち
にくい。それ故,衣装ハンガーの重量をさらに増やすこ
とができる。
【0033】また,上記ソケット5が木ネジ61により
上記横受桟21及び中央受桟23に対して,横方向から
取付けられているので,上記棚板3が木ネジ61を保持
する厚みを必要とせず,棚板3自体の厚みを薄くするこ
ともできる。
【0034】また,上記左右一対の横受桟21,21,
及び上記中央受桟23に上記ソケット5を固定し,それ
らの間に左右2本の短いハンガーパイプ4を装着してあ
る。そのため,ハンガーパイプ1本にかかる荷重を分散
させることができる。
【0035】なお,上記押入れ構造1の施工方法として
は,例えば上記壁面11,12に対して上記後受桟2
2,横受桟21,中央受桟23,棚板3,ソケット5及
びハンガーパイプ4を順次組み付けていく方法(実施形
態例2)がある。また,その他にも,上記後受桟22,
横受桟21,中央受桟23,棚板3,ソケット5,ハン
ガーパイプ4を予め1つのユニット(ハンガーパイプ付
き棚板)として組付けておき,組付け後のユニットを上
記壁面11,12に固定する方法等がある。
【0036】実施形態例2 本例は,実施形態例1に示した押入れ構造1を施工する
にあたり,図7〜図11に示すごとく,上記壁面11,
12に対して上記後受桟22,横受桟21,中央受桟2
3,棚板3,ソケット5及びハンガーパイプ4を順次組
み付けていく施工方法である。
【0037】まず,図7に示すごとく,上記後受桟22
を通じて木ネジ61を壁面12に打設し,上記壁面12
に対して上記後受桟22を固定する。同様に,上記横受
桟21を通じて木ネジ61を壁面11に打設し,上記壁
面11に一対の横受桟21,21を固定する。
【0038】次いで,L型金具71のネジ穴710を通
じて,上記後受桟22と中央受桟23とに木ネジを打設
し,上記後受桟22の略中央に上記中央受桟23を固定
する。また,直角三角形の支え金具72を上記中央受桟
23と上記壁面12とに固定し,上記中央受桟23を上
記壁面12に固定する。これにより,上記横受桟21,
後受桟22,中央受桟23が,同一平面状において略E
字形状に配設される。
【0039】次いで,図8,図9に示すごとく,上記略
E字形状に配設された受桟の上面に上記棚板3を載せ,
上記一対の横受桟21,21及び後受桟22の上面に対
して,釘62により棚板3の板本体部31を固定する。
また,上記L型金具71と木ネジとを用いて,上記横受
桟21及び中央受桟23に上記前框32を固定する。
【0040】次いで,図10,図11に示すごとく,対
面する上記横受桟21の横面215及び中央受桟23の
横面235に一対のソケット5,5を固定し,上記ハン
ガーパイプ4を装着する。
【0041】上記ハンガーパイプ4の装着にあたって,
図10(a)に示すごとく,上記横受桟21及び中央受
桟23に対して,上記前框32の裏面321より数セン
チ離れた位置に,それぞれ上記ソケット5を取付ける。
【0042】即ち,まず,上記ソケット5(図5)の固
定板部51における,前框32よりのネジ穴511のみ
に木ネジ61を通し,上記横受桟21の横面215に対
して上記ソケット5を回動可能に仮固定する。同様に,
上記中央受桟23の横面235に対しても,上記ソケッ
ト5を回動可能に仮固定する。
【0043】次いで,図10(b)に示すごとく,上記
仮固定したネジ穴511内の木ネジ61を回動中心とし
て,上記ソケット5を回動させて傾ける。これにより,
上記パイプ保持部52の上端開口部520と上記棚板3
との間の間隙を広げる。そして,図11(a)に示すご
とく,上記上端開口部520より上記パイプ保持部52
内に上記ハンガーパイプ4の端部41を挿入して保持さ
せる。
【0044】次いで,図11(b)に示すごとく,上記
ソケット5を水平に戻して,他方のネジ穴512に木ネ
ジ61を通し,上記横受桟21に対して上記ソケット5
の全体を強固に固定する。なお,同様に,上記補助用ネ
ジ穴513(図5)に木ネジ61を通して固定してもよ
い。これにより,上記ハンガーパイプ4は,その端部4
1を上記パイプ受部521に当接された状態で,上記パ
イプ保持部52に保持される(図6)。
【0045】上記のごとく,本例の施工方法において
は,上記ソケット5を回動させ傾けた状態で上記ハンガ
ーパイプ4を挿入するので,上記ハンガーパイプ4を上
記ソケット5に容易に装着できる。また,実施形態例1
に示した断面T字形状のソケット5(図5)を用いてい
る。そのため,上記ネジ穴511,512に木ネジ61
を通す際に,上記パイプ保持部52が邪魔とならず,上
記ソケット5を容易に固定できる。それ故,上記ハンガ
ーパイプ4の装着及び上記ソケット5の固定に手間取ら
ず,施工が容易になる。
【0046】また,上記横受桟21に固定するソケット
5と,上記中央受桟23に固定するソケット5とは,同
一形状のものを使用することができる。そのため,2種
類のソケットを用意する必要がなく,低コスト化を図る
ことができる。
【0047】また,上記ソケット5,5は,それぞれ上
記横受桟21の横面215及び中央受桟23の横面23
5に固定板部51を固定されるので,両者のパイプ保持
部52がねじれの位置関係になりにくい。そのため,上
記ハンガーパイプ4が斜めに設置されることを防止する
ことができる。また,上記ソケット5の固定は,上記ハ
ンガーパイプ4の装着状態を確認した後で行うことがで
きるので,上記ソケット5の固定位置は容易に修正でき
る。
【0048】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,棚板に
載置できる重量又はハンガーパイプに懸けることのでき
る重量を,従来に比べて増やすことができる押入れ構
造,及びその施工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,押入れ構造の正面説明
図。
【図2】実施形態例1における,押入れ構造の底面斜視
図。
【図3】実施形態例1における,受桟の底面斜視図。
【図4】実施形態例1における,棚板の底面斜視図。
【図5】実施形態例1における,ソケットの(a)正面
図,(b)側面図,(c)背面図。
【図6】実施形態例1における,ソケットに装着したハ
ンガーパイプの断面図。
【図7】実施形態例2における,壁面への受桟の固定状
態を示す斜視図。
【図8】実施形態例2における,受桟への棚板の固定状
態を示す斜視図。
【図9】実施形態例2における,受桟への棚板の固定状
態を示す側面図。
【図10】実施形態例2における,受桟へのソケットの
仮固定順序を示す説明図。
【図11】実施形態例2における,(a)仮固定したソ
ケットへのハンガーパイプの装着,及び(b)受桟への
ソケットの固定を示す斜視図。
【図12】従来例における,押入れ構造の正面説明図。
【図13】従来例における,押入れ構造の底面斜視図。
【図14】従来例における,ソケットの(a)正面図,
(b)側面図,(c)斜視図。
【符号の説明】
1...押入れ構造, 11,12...壁面, 21...横受桟, 215...横面, 22...後受桟, 23...中央受桟, 235...横面, 3...棚板, 4...ハンガーパイプ, 41...端部, 5...ソケット, 51...固定板部, 511,512...ネジ穴, 52...パイプ保持部,

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に一対の横受桟を固定し,該横受桟
    の上面には棚板を設けた押入れ構造であって,対面する
    上記横受桟には,ハンガーパイプの端部を挿入保持する
    一対のソケットを固定してなり,該一対のソケットの間
    には,上記ハンガーパイプを装着してなり,かつ上記ソ
    ケットは,上記横受桟の横面にネジ止めしてあることを
    特徴とする押入れ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記一対の横受桟の
    間には,該横受桟と平行に少なくとも1つの中央受桟を
    設けてなり,上記横受桟及び中央受桟には,それぞれ上
    記ソケットを固定してなり,該ソケットの間には,上記
    ハンガーパイプを装着してなり,かつ上記ソケットは,
    上記横受桟及び中央受桟の横面にネジ止めしてあること
    を特徴とする押入れ構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記ソケット
    は,両端部にネジ穴を設けた固定板部と,該固定板部の
    中央部から垂下され上記ハンガーパイプの端部を挿入保
    持するためのパイプ保持部とを有しており,上記ネジ穴
    は,上記パイプ保持部よりも外方に位置することを特徴
    とする押入れ構造。
  4. 【請求項4】 壁面に一対の横受桟を固定し,該一対の
    横受桟の上面に棚板を固定し,対面する上記横受桟の横
    面に一対のソケットを固定し,該一対のソケットにハン
    ガーパイプの端部を挿入して保持させ,該一対のソケッ
    トの間に上記ハンガーパイプを装着する押入れ構造の施
    工方法であって,上記ソケットとして請求項3のソケッ
    トを使用すると共に,上記ハンガーパイプの装着にあた
    っては,まず上記ソケットの固定板部の一方のネジ穴に
    ネジを通し,上記横受桟に対して上記ソケットを回動可
    能に仮固定し,次いで上記ソケットを傾けて上記パイプ
    保持部の上端開口部と上記棚板との間の間隙を広げ,上
    記上端開口部より上記パイプ保持部内に上記ハンガーパ
    イプの端部を挿入して保持させ,次いで上記ソケットを
    略水平に戻して上記ソケットの固定板部の他方のネジ穴
    にネジを通し,上記横受桟に対して上記ソケットを固定
    することを特徴とする押入れ構造の施工方法。
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