JP2000212578A - 低硫黄軽油の製造方法およびその方法により製造される軽油組成物 - Google Patents

低硫黄軽油の製造方法およびその方法により製造される軽油組成物

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JP2000212578A
JP2000212578A JP1892099A JP1892099A JP2000212578A JP 2000212578 A JP2000212578 A JP 2000212578A JP 1892099 A JP1892099 A JP 1892099A JP 1892099 A JP1892099 A JP 1892099A JP 2000212578 A JP2000212578 A JP 2000212578A
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hydrogen
gas oil
gas
sulfur
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JP1892099A
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Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
Akira Iino
明 飯野
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 品質の高い低硫黄軽油を効率よく生産するこ
とのできる低硫黄軽油の製造方法を提供すること。 【解決手段】 低硫黄軽油を製造する軽油製造システム
は、直留軽油LGOを原料油軽油として、軽油脱硫装置
11で脱硫処理した後、ストリッパ12で硫化水素H2
Sを除去して生成油を得るように構成され、軽油脱硫装
置11における脱硫反応条件は、水素分圧40〜80k
g/cm2、水素オイル比200〜1500nm3/k
l、LHSV0.4〜1.5h-1、反応温度330〜4
40℃とされている。水素分圧、水素オイル比、LHS
Vがこのような値に設定され、反応温度が必要以上に高
くならないので、反応温度の上げ過ぎに伴う生成油の色
相悪化を防止できるうえ、水素化処理触媒11Bの寿命
を延ばすことができ、触媒の交換回数を少なくして低硫
黄軽油の生産効率を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低硫黄軽油の製造
方法およびその方法により製造される軽油組成物に係
り、特に、硫黄分0.0050wt%以下の深度脱硫軽
油およびその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】都市部で大気環境汚染が深刻化するなか、
ディーゼル機関等に用いられる軽油は、該軽油中の硫黄
含有量を極力少なくすることが要望され、具体的には、
硫黄含有量が500ppmから100ppm、さらには
50ppm以下の軽油が切望されている。このため、従
来より、水素化処理触媒を用いて軽油を水素化脱硫処理
する際、反応温度を上げて処理することにより軽油を得
る低硫黄軽油の製造方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の低硫黄軽油の製造方法では、反応温度が高す
ぎるため、脱硫して得られる低硫黄軽油の色相が悪化
し、製品軽油の品質が確保できないという問題がある。
また、反応温度を上げて脱硫処理を行うと、脱硫に際し
て用いられる水素化処理触媒の寿命が短くなってしまう
ので、水素化脱硫工程における水素化処理触媒の交換回
数が増加し、低硫黄軽油を効率的に生産できないという
問題がある。すなわち、上述した従来の低硫黄軽油の製
造方法では、品質の高い低硫黄軽油を効率よく生産する
ことが困難であるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、品質の高い低硫黄軽油を
効率よく生産することのできる低硫黄軽油の製造方法、
およびその方法により製造される軽油組成物を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る低硫黄軽油の製造方法は、水素化脱硫
工程において、反応温度のみならず、水素分圧、水素オ
イル比、LHSVの適切な条件設定を行うことで低硫黄
軽油を得ることを特徴とする。
【0006】具体的な条件設定として、第1発明に係る
低硫黄軽油の製造方法は、硫黄分0.2〜2.0wt
%、沸点150〜400℃の原料油軽油を、水素化処理
触媒の存在下、水素分圧40〜80kg/cm2、水素
オイル比200〜1500nm3/kl、LHSV(液
空間速度)0.4〜1.5h-1、反応温度330〜40
0℃の条件で水素と接触させて生成油を得ることを特徴
とする。
【0007】また、他の条件設定として、第2発明に係
る低硫黄軽油の製造方法は、硫黄分0.2〜2.0wt
%、沸点150〜400℃の原料油軽油を、水素化処理
触媒の存在下、水素分圧40〜80kg/cm2、水素
オイル比600〜1500nm3/kl、LHSV1.
0〜1.8h-1、反応温度330〜400℃の条件で水
素と接触させて生成油を得ることを特徴とする。
【0008】ここで、上述した原料軽油としては、原油
を常圧蒸留して得られる直留軽油LGO、原油を常圧蒸
留した残渣油をさらに減圧蒸留して得られる減圧蒸留軽
油VGO、接触分解によって得られる接触分解軽油LC
O、熱分解によって得られる熱分解軽油CGOを採用す
ることができる。要するに、原料軽油としては、原油を
精製して種々の石油製品を得る石油精製システム内で中
間留分として生成される種々の軽油を採用することがで
きる。
【0009】このような第1発明および第2発明によれ
ば、反応温度のみならず、水素分圧、水素オイル比、L
HSV等の条件設定を行って脱硫しているので、脱硫工
程における反応温度の上げ過ぎに伴う生成油の色相悪化
を防止し、品質の高い低硫黄軽油を生産することが可能
となる。具体的には、上述した第1発明および第2発明
に係る低硫黄軽油の製造方法によれば、硫黄分0.00
50wt%以下、色相が規格ASTMで0.5以下、と
いう極めて品質の高い低硫黄軽油を得ることが可能とな
る。
【0010】そして、上述した水素分圧、水素オイル
比、LHSV等の条件設定を行うことで、水素化脱硫工
程における反応温度を必要以上に高く設定することを防
止することができるので、水素化処理触媒の寿命を延ば
すことが可能となり、低硫黄軽油を効率的に生産するこ
とが可能となる。
【0011】また、第3発明に係る低硫黄軽油の製造方
法は、原料油軽油を水素化処理触媒の存在下で水素と接
触させる第1水素化脱硫工程と、この第1水素化脱硫工
程で得られる生成油を、水素化処理触媒の存在下で水素
と接触させる第2水素化脱硫工程を含んで構成される低
硫黄軽油の製造方法であって、前記第1水素化脱硫工程
および前記第2水素化脱硫工程の間に設定され、前記第
1水素化脱硫工程で得られる生成油を、高温高圧下で気
液分離処理を行って気体と液体とに分離する気液分離工
程と、この気液分離工程で分離された液体に水素ガスま
たは水素含有ガスを導入する水素ガス導入工程とを備え
ていることを特徴とする。
【0012】このような第3発明によれば、第1および
第2水素化脱硫工程の間に気液分離工程と水素ガス導入
工程とが設定されているので、第1水素化脱硫工程で発
生した硫化水素(H2S)を除去し、さらに水素ガスを
導入して第2水素化脱硫工程を行うことが可能となる。
従って、第2水素化脱硫工程における脱硫効率を大幅に
向上することができ、硫黄分0.0050wt%以下、
色相が規格ASTMで0.5以下、という極めて品質の
高い低硫黄軽油を得ることが可能となる。また、このよ
うな気液分離処理を行うことで、第1および第2脱硫工
程における反応温度を必要以上に上げる必要もなく、触
媒寿命を十分に延ばすことが可能となり、低硫黄軽油を
効率的に生産することが可能となる。
【0013】以上において、原料油軽油が硫黄分0.2
〜2.0wt%、沸点150〜400℃である場合、上
述した第1水素化脱硫工程および第2水素化脱硫工程の
処理条件としては、前記の第1発明または第2発明にお
ける処理条件を採用することができる。この場合に、第
1および第2水素化脱硫工程において、反応温度、水素
オイル比などは、それぞれ同一である必要はなく、ま
た、LHSVは、全工程におけるそれが第1発明または
第2発明の範囲にあればよい。
【0014】第1および第2水素化脱硫工程が第1発明
または第2発明の処理条件で処理されるので、各水素化
脱硫工程における反応温度を必要以上に上げることな
く、一層効率よく原料油軽油の脱硫を行うことができ、
品質の高い低硫黄軽油を、十分な触媒寿命を確保しつ
つ、効率的に生産することが可能となる。
【0015】そして、第4発明に係る低硫黄軽油の製造
方法は、軽油中の終点320〜360℃を超える重質分
を分離した原料油軽油を、水素化処理触媒の存在下、水
素分圧40〜100kg/cm2、水素オイル比200
〜1500nm3/kl、LHSV0.7〜2.0
-1、反応温度300〜400℃の条件で水素と接触さ
せて生成油を得ることを特徴とする。
【0016】このような第4発明によれば、軽油中の終
点320〜360℃を超える重質分が予め分離されてい
るので、重質分中のいわゆる難脱硫性硫黄分を含まない
原料油軽油を得ることができる。従って、この難脱硫性
硫黄分を含まない原料油軽油を上記条件で水素化脱硫処
理することにより、極めて品質の高い低硫黄軽油を得る
ことが可能となる。
【0017】さらに、第5発明に係る低硫黄軽油の製造
方法は、硫黄分0.2〜2.0wt%、沸点150〜4
00℃の原料油軽油を、水素化処理触媒の存在下、水素
分圧40〜100kg/cm2、水素オイル比200〜
1500nm3/kl、LHSV0.7〜2.0h-1
反応温度300〜400℃の条件で水素と接触させた
後、得られた生成物を終点320〜360℃を超える留
分と、該終点を超えない留分とに分離し、前記終点32
0〜360℃を超えない留分を生成油として得ることを
特徴とする。
【0018】このような本発明によれば、原料油軽油を
脱硫した後、終点320〜360℃を超える留分と、該
終点を超えない留分とに分離しているので、残留する未
反応硫黄分は、終点320〜360℃を超える留分に含
まれ、終点320〜360℃を超えない留分を生成油と
することにより、硫黄分の極めて少ない製品軽油を得る
ことが可能となる。
【0019】以上において、上述した終点320〜36
0℃を超える留分は、少なくとも一部が前記原料油軽油
に供給されるのが好ましい。すなわち、分離された終点
320〜360℃を超える留分の一部が原料軽油に供給
されるので、該留分中の未反応硫黄分は、再度脱硫され
て除去されることとなり、これを分離することにより生
成油の収率を向上することが可能となる。
【0020】また、上述した第1発明〜第5発明におけ
る水素化処理触媒としては、周期律表第VI族のうち少な
くとも1種の金属と、周期律表第VIII族のうち少なくと
も1種の金属とを多孔性無機酸化物担体に担持させたも
のを採用するのが好ましい。ここで、周期律表第VI族の
金属とは、具体的には、クロム(Cr)、モリブデン
(Mo)、およびタングステン(W)などがあり、周期
律表第VIII族の金属とは、コバルト(Co)、ニッケル
(Ni)などがある。また、多孔性無機酸化物担体とし
ては、アルミナ、シリカ、チタニア、ボリア、ジルコニ
ア、シリカ・アルミナ、アルミナ・ボリア、アルミナ・
ジルコニアなど、またはこれらの複合酸化物、さらにゼ
オライト、モレキュラーシーブなどがある。
【0021】すなわち、上述した水素化処理触媒を採用
することにより、水素化脱硫工程における脱硫率を向上
することができるうえ、触媒寿命の向上をも図ることが
可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1には、本発明の第1実施形
態に係る低硫黄軽油の製造方法を実施する軽油製造シス
テムを表すブロック図が示され、この軽油製造システム
は、軽油脱硫装置11およびストリッパ12を備えてい
る。
【0023】軽油脱硫装置11は、原料油軽油を脱硫す
る装置であり、脱硫が行われる反応塔11Aと、反応塔
11A内部に配置される水素化処理触媒11Bとを備え
ている。尚、原料油軽油としては、硫黄分0.2〜2.
0wt%、沸点150〜400℃の成分および性状を有
する種々の軽油が採用されるが、本実施形態の場合、不
図示の常圧蒸留装置の留分として得られる直留軽油LG
Oが採用されている。
【0024】反応塔11A内部は種々の脱硫反応条件を
設定できるように構成されているとともに、水素化処理
触媒11Bも直留軽油LGOの成分等に応じて交換可能
になっている。具体的には、本実施形態では、脱硫反応
条件は、表1に示されるように設定され、水素化処理触
媒11Bとしては、アルミナまたはアルミナ・シリカ等
を担体とし、コバルトモリブデン(CoMo)、ニッケ
ルモリブデン(NiMo)、ニッケルタングステン(N
iW)等を活性種として担持させたものを組み合わせた
触媒が採用されている。
【0025】
【表1】
【0026】ストリッパ12は、軽油脱硫装置11で脱
硫された脱硫軽油中の硫化水素(H2S)をストリッピ
ングする装置であり、このストリッパ12により脱硫軽
油中の残留硫化水素が除去されて、製品軽油である生成
油を得ることができる。
【0027】このような第1実施形態によれば、以下の
ような効果がある。すなわち、反応塔11Aの反応温度
のみならず、水素分圧、水素オイル比、LHSV等の条
件設定を表1のように行っているので、硫黄分0.00
50wt%以下、色相が規格ASTMで0.5以下とい
う極めて品質の高い生成油を得ることができる。
【0028】また、表1に示される条件設定を行うこと
で、軽油脱硫装置11の反応塔11Aにおける反応温度
を低く抑えることができるので、水素化処理触媒11B
の寿命を延ばすことができ、水素化処理触媒11Bの交
換回数を減らすことにより、生成油を効率的に生産する
ことができる。さらに、アルミナ、またはアルミナ・シ
リカを担体とし、CoMo、NiMo、NiWを活性種
として担持させたものを組み合わせた触媒を水素化処理
触媒11Bとして採用しているので、軽油脱硫装置11
における直留軽油LGOの脱硫率を向上することがで
き、さらに触媒寿命の向上をも図ることができる。
【0029】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。尚、以下の説明では、既に説明した同一または類
似の部分又は部材については、同一または類似の符号を
付してその説明を省略または簡略する。図2には、本発
明の第2実施形態に係る低硫黄軽油の製造方法を実施す
る軽油製造システムが示され、この軽油製造システム
は、2つの水素化脱硫装置21、22と、これらの水素
化脱硫装置21、22の間に配置される気液分離器2
3、および水素ガス導入装置24とを備えている。
【0030】第1水素化脱硫装置21および第2水素化
脱硫装置22は、上述した第1実施形態に係る軽油脱硫
装置11と同様の構造を有し、第1水素化脱硫装置21
は、反応塔21Aおよび水素化処理触媒21Bを備え、
第2水素化脱硫装置22は、反応塔22Aおよび水素化
処理触媒22Bを備えている。反応塔21A、22A内
部の反応条件は、通常の水素化脱硫において設定可能な
ものとすればよいが、好ましくは前記第1実施形態の表
1と同様に設定するのがよい。また、水素化処理触媒2
1B、22Bも上述した第1実施形態に係る水素化処理
触媒11Bと同様のものが採用されている。
【0031】気液分離器23は、第1水素化脱硫装置2
1で処理された生成油を高温高圧下で気液分離処理する
装置であり、第1水素化脱硫装置21で処理された生成
油は、この気液分離器23によって、気体である硫化水
素(H2S)が除去される。尚、この気液分離器23に
おける生成油の処理条件は、一般に圧力40〜80kg
/cm2、温度330〜400℃に設定されている。
【0032】水素ガス導入装置24は、気液分離器23
で硫化水素が除去された生成油に水素(H2)または水
素含有ガスを導入する装置である。そして、生成油は、
この水素導入装置24によって水素ガスが導入された
後、第2水素化脱硫装置22に供給され、2回目の水素
化脱硫が行われる。尚、水素ガス導入装置24における
水素ガスの導入は、一般に圧力40〜80kg/c
2、温度300〜400℃、水素オイル比200〜1
500nm3/klにコントロールされた条件下で行わ
れる。
【0033】前述のような第2実施形態によれば、前述
の第1実施形態で述べた効果に加えて、以下のような効
果がある。すなわち、気液分離装置23および水素ガス
導入装置24を備えているので、第1水素化脱硫装置2
1で発生した硫化水素(H2S)を除去し、さらに水素
ガス(H2)を導入して、第2水素化脱硫装置22にお
ける2回目の水素化脱硫を行うことができ、脱硫率が高
く、極めて品質の高い低硫黄軽油を得ることができる。
【0034】また、第1水素化脱硫装置21および第2
水素化脱硫装置22における脱硫反応条件が軽油脱硫装
置11の反応条件と同様に設定されているので、各水素
化脱硫装置21、22における反応温度を必要以上に上
げることなく、直留軽油LGOの脱硫を行うことがで
き、品質の高い生成油を十分な触媒寿命を確保しつつ、
効率的に生産することができる。
【0035】次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図3には、本発明の第3実施形態に係る低硫黄軽油の製
造方法を実施するための軽油製造システムが示され、こ
の軽油製造システムは、軽油脱硫装置11と、フラクシ
ョネータ32とを含んで構成されている。
【0036】フラクショネータ32は、軽油脱硫装置1
1で処理された生成油を重質分および軽質分に分離する
装置であり、フラクショネータ32における終点320
〜360℃を超える留分が重質分とされ、該終点を超え
ない留分が軽質分とされる。尚、フラクショネータ32
における重質分および軽質分の分離は、90%留出温度
を300〜330℃、好ましくは310〜320℃に設
定することで行われる。また、軽質分は、終点320〜
360℃以下の留分としてフラクショネータ32の中段
から採取され、重質分は、残渣油としてフラクショネー
タ32の底部から採取される。
【0037】そして、フラクショネータ32で分離され
た軽質分は、重質分の一部と混合されて生成油として製
品軽油とされ、重質分の他の一部は、原料油軽油である
直留軽油LGOと混合され、再び軽油脱硫装置11によ
り脱硫される。尚、図3中の数字はマテリアルバランス
の一例を表している。また、重質分を直留軽油LGOと
混合するに際し、重質分は、原料油軽油に対して5〜3
0vol%の範囲で調整可能である。
【0038】前述のような第3実施形態によれば、以下
のような効果がある。すなわち、直留軽油LGOを軽油
脱硫装置11で脱硫した後、フラクショネータ32によ
り重質分および軽質分に分離しているので、残留する未
反応硫黄分は主として重質分に含まれることとなり、軽
質分を生成油とすることにより、硫黄分の極めて少ない
製品軽油得ることができる。
【0039】また、上述した重質分の一部が直留軽油L
GOと混合されるので、該重質分中の未反応硫黄分は、
再度脱硫されて除去されることとなり、これを分離する
ことにより生成油の収率を向上することができる。
【0040】尚、本発明は、前述の各実施形態に限定さ
れるものではなく、以下に示すような変形をも含むもの
である。すなわち、前記各実施形態では、原料油軽油と
して直留軽油LGOを使用していたが、これに限らず、
原料油軽油として減圧蒸留軽油VGO、接触分解軽油L
GO、熱分解軽油CGO、これらを混合した軽油、さら
には、これらに直留軽油を混合した軽油を原料軽油とし
てもよい。
【0041】また、前記第3実施形態では、直留軽油L
GOを軽油脱硫装置11で脱硫した後、重質分および軽
質分に分留していたが、これに限らず、原料油軽油を予
め重質分および軽質分に分留した後、軽油脱硫装置によ
り水素化脱硫してもよい。具体的には、常圧蒸留装置に
おける直留軽油LGOの90%留出温度を300〜33
0℃(好ましくは310〜320℃)に設定し、終点3
20〜360℃を超える重質分を常圧残渣油中に含ませ
ることにより、直留軽油LGO中の重質分を除去するこ
とができる。
【0042】得られた直留軽油LGOは、第1実施形態
で説明した図1に示される軽油製造システムの軽油脱硫
装置11で水素化脱硫され、さらにストリッパ12で硫
化水素がストリッピングされて、硫黄分0.0050w
t%以下、色相が規格ASTMで0.5以下の製品軽油
となる。尚、軽油脱硫装置11では、第1実施形態と同
様の水素化処理触媒を用いるが、反応塔11A内部の反
応条件は、表2に示される条件とするのが好ましい。
【0043】
【表2】
【0044】このような低硫黄軽油の製造方法によれ
ば、直留軽油LGO中の重質分が常圧蒸留の段階で予め
除去されているので、予め難脱硫性硫黄分を含まない直
留軽油LGOを原料油軽油とすることができる。従っ
て、この難脱硫性硫黄分を含まない直留軽油LGOを、
軽油脱硫装置11、ストリッパ12で処理することによ
り、極めて品質の高い低硫黄軽油を得ることができる。
【0045】さらに、前記第1実施形態では、軽油脱硫
装置11における脱硫は、表1に示される反応条件で行
っていたがこれに限られない。すなわち、軽油脱硫装置
における脱硫を、表3に示される反応条件で行っても、
硫黄分0.0050wt%以下、色相が規格ASTMで
0.5以下の品質の高い製品軽油を得ることができる。
【0046】
【表3】
【0047】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の
構造等としてもよい。
【0048】
【実施例】(実施例1)直留軽油LGOを原料油軽油と
して、図1に示される軽油製造システム(第1実施形
態)により、軽油脱硫装置11で脱硫処理を行い、さら
にストリッパ12で硫化水素を除去して生成油を得た。
原料油軽油となる直留軽油LGOは、沸点180〜38
0℃、硫黄分1.4wt%であり、軽油脱硫装置11に
おける水素化処理触媒11Bとしては、アルミナを担体
とし、活性種としてCoMoをこの担体に担持させた触
媒を採用している。また、軽油脱硫装置11における反
応条件および水素化処理触媒は、表4に示す通りであ
る。
【0049】
【表4】
【0050】(実施例2)実施例1と同様の手順で、軽
油脱硫装置11における反応条件のみを変えて生成油を
得た。軽油脱硫装置11における脱硫反応条件は、表5
に示す通りである。
【0051】
【表5】
【0052】(実施例3)実施例1と同様の手順で、軽
油脱硫装置11における反応条件のみを変えて生成油を
得た。軽油脱硫装置11における脱硫反応条件は、表6
に示す通りである。
【0053】
【表6】
【0054】(実施例4)直留軽油LGOを原料油軽油
として、図2に示される軽油脱硫システム(第2実施形
態)により、第1水素化脱硫装置21で脱硫処理を行っ
たものを、気液分離器23で硫化水素を除去し、さらに
水素ガス導入装置24で水素ガスを導入した後、第2水
素化脱硫装置22で脱硫処理を行って生成油を得た。原
料油軽油となる直留軽油LGOは、沸点180〜380
℃、硫黄分1.4wt%であり、第1水素化脱硫装置2
1および第2水素化脱硫装置22における反応条件は、
表7に示す通りである。
【0055】
【表7】
【0056】(実施例5)常圧蒸留装置における直留軽
油LGOの90%留出点を300〜330℃の間の所定
の値に設定し、沸点180〜330℃の直留軽油LGO
を得た後、この沸点180〜330℃の直留軽油LGO
を原料油軽油として、軽油脱硫装置で脱硫処理し、スト
リッパで硫化水素を除去して生成油を得た。軽油脱硫装
置における脱硫反応条件は、表8に示す通りである。
【0057】
【表8】
【0058】(実施例6)直留軽油LGOを原料油軽油
として、図3に示される軽油製造システム(第3実施形
態)により、軽油脱硫装置11で脱硫処理を行い、フラ
クショネータ32でIBP330℃以下の軽質留分と、
IBP330℃を超える重質留分とに分離し、フラクシ
ョネータ32で得られる軽質留分を生成油として得た。
原料油軽油となる直留軽油LGOは、沸点180〜38
0℃、硫黄分1.4wt%であり、軽油脱硫装置11に
おける脱硫反応条件は、表9に示す通りである。
【0059】
【表9】
【0060】(実施例7)直留軽油LGOを原料軽油と
して、図3に示される軽油製造システム(第3実施形
態)により、軽油脱硫装置11で脱硫処理を行い、フラ
クショネータ32でIBP330℃以下の軽質留分と、
IBP330℃を超える重質留分とに分離する。得られ
た重質留分の50vol%を軽質留分と混合して生成油
を得た。図3におけるマテリアルバランスでは、直留軽
油LGO100に対して、軽質留分80、軽質留分に加
えられる重質留分20となる。また、原料油軽油となる
直留軽油LGOは、沸点180〜380℃、硫黄分1.
4wt%であり、軽油脱硫装置11における脱硫反応条
件は、表10に示す通りである。
【0061】
【表10】
【0062】(比較例1)直留軽油LGOを原料油軽油
として、軽油脱硫装置で水素化脱硫を行った後、ストリ
ッパで硫化水素を除去して生成油を得た。原料油軽油と
なる直留軽油LGOは、沸点180〜380℃、硫黄分
1.4wt%である。軽油脱硫装置における反応条件
は、第1実施形態における表1の範囲からはずれた、表
11に示される通りの条件である。
【0063】
【表11】
【0064】(比較例2)比較例1と同様の手順で軽油
脱硫装置における反応条件のみを変えて生成油を得た。
軽油脱硫装置における反応条件は、表12に示す通りで
ある。
【0065】
【表12】
【0066】(比較例3)比較例1と同様の手順で軽油
脱硫装置における反応条件のみを変えて生成油を得た。
軽油脱硫装置における反応条件は、表13に示す通りで
ある。
【0067】
【表13】
【0068】(比較例4)比較例1と同様の手順で軽油
脱硫装置における反応条件のみを変えて生成油を得た。
軽油脱硫装置における反応条件は、表14に示す通りで
ある。
【0069】
【表14】
【0070】(比較例5)図4に示すように、直留軽油
LGOを原料油軽油として、2つの水素化脱硫装置であ
る第1水素化脱硫装置41、および第2水素化脱硫装置
42によって脱硫処理を行った後、不図示のストリッパ
により硫化水素を除去して生成油を得た。原料油軽油と
なる直留軽油は、沸点180〜380℃、硫黄分1.4
wt%である。また、各水素化脱硫装置41、42にお
ける反応条件は、表15に示す通りである。
【0071】
【表15】
【0072】(比較例6)直留軽油LGOを原料油軽油
として、軽油脱硫装置で脱硫処理した後、ストリッパで
硫化水素を除去して生成油を得た。原料油軽油である直
留軽油LGOは、沸点180〜370℃、硫黄分1.2
wt%である。また、軽油脱硫装置における脱硫反応条
件は、表16に示す通りである。
【0073】
【表16】
【0074】(比較例7)直留軽油を原料油軽油とし
て、軽油脱硫装置で脱硫処理した後、フラクショネータ
でIBPが370℃以下の軽質留分と、IBPが370
℃を超える重質留分とに分離し、軽質留分を生成油とし
て得た。軽油脱硫装置における脱硫反応条件は、表17
に示す通りである。
【0075】
【表17】
【0076】実施例1〜実施例7、および比較例1〜比
較例7で得られた生成油を、硫黄分、色相、触媒寿命を
特性値として評価した。尚、色相は規格ASTMに基づ
いて評価し、触媒寿命は、実施例1〜実施例7、比較例
1〜比較例7の各脱硫処理を所定期間行って、各生成油
の色相が規格ASTM1.0以下に維持される期間とし
て評価している。実施例1〜実施例7、および比較例1
〜比較例7の評価結果を表18に示す。
【0077】
【表18】
【0078】実施例1〜実施例7のいずれの場合も、生
成油の硫黄分を50ppm以下に抑えることができ、か
つ色相を0.5以下とすることができ、極めて品質の高
い生成油を得ることができることが判る。これに対し
て、比較例1〜比較例7の生成油では、硫黄分を50p
pm以下に抑えることは困難であり、比較例2のように
硫黄分を50ppm以下に抑えても、色相が著しく悪化
してしまい、品質の高い生成油を得ることができないこ
とが判る。
【0079】尚、上記実施例1〜実施例8において、実
施例1および実施例2は第1発明、実施例3は第2発
明、実施例4は第3発明、実施例5は第4発明、実施例
6および実施例7は第5発明に対応している。また、比
較例1〜比較例8は、実施例1〜実施例8と対応し、各
比較例および各実施例を対比させることにより、各実施
例の効果を確認することができる。
【0080】
【発明の効果】前述のような本発明の低硫黄軽油の製造
方法によれば、反応温度のみならず、水素分圧、水素オ
イル比、LHSV等の条件設定を行って脱硫しているの
で、品質の高い低硫黄軽油を効率的に生産することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る低硫黄軽油の製造
方法を実施するためのブロック図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る低硫黄軽油の製造
方法を実施するためのブロック図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る低硫黄軽油の製造
方法を実施するためのブロック図である。
【図4】実施例に対する比較例における軽油の製造方法
を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
11 軽油脱硫装置(水素化脱硫工程) 11B、21B、22B 水素化処理触媒 21 第1水素化脱硫装置(第1水素化脱硫工程) 22 第2水素化脱硫装置(第2水素化脱硫工程) 23 気液分離器(気液分離工程) 24 水素ガス導入装置(水素ガス導入工程) LGO 直留軽油(原料油軽油)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硫黄分0.2〜2.0wt%、沸点150
    〜400℃の原料油軽油を、水素化処理触媒の存在下、
    水素分圧40〜80kg/cm2、水素オイル比200
    〜1500nm3/kl、LHSV(液空間速度)0.
    4〜1.5h-1、反応温度330〜400℃の条件で水
    素と接触させて生成油を得ることを特徴とする低硫黄軽
    油の製造方法。
  2. 【請求項2】硫黄分0.2〜2.0wt%、沸点150
    〜400℃の原料油軽油を、水素化処理触媒の存在下、
    水素分圧40〜80kg/cm2、水素オイル比600
    〜1500nm3/kl、LHSV1.0〜1.8
    -1、反応温度330〜400℃の条件で水素と接触さ
    せて生成油を得ることを特徴とする低硫黄軽油の製造方
    法。
  3. 【請求項3】原料油軽油を水素化処理触媒の存在下で水
    素と接触させる第1水素化脱硫工程と、この第1水素化
    脱硫工程で得られる生成油を、水素化処理触媒の存在下
    で水素と接触させる第2水素化脱硫工程とを含んで構成
    される低硫黄軽油の製造方法であって、 前記第1水素化脱硫工程および前記第2水素化脱硫工程
    の間に設定され、 前記第1水素化脱硫工程で得られる生成油を、高温高圧
    下で気液分離処理を行って気体と液体とに分離する気液
    分離工程と、 この気液分離工程で分離された液体に水素ガスまたは水
    素含有ガスを導入する水素ガス導入工程とを備えている
    ことを特徴とする低硫黄軽油の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の低硫黄軽油の製造方法に
    おいて、 前記原料油軽油は、硫黄分0.2〜2.0wt%、沸点
    150〜400℃であり、 前記第1および第2水素化脱硫工程は、水素化処理触媒
    の存在下、水素分圧40〜80kg/cm2、水素オイ
    ル比200〜1500nm3/kl、全工程におけるL
    HSV0.4〜1.2h-1、反応温度330〜400℃
    の条件で前記原料油軽油または前記生成油を処理するこ
    とを特徴とする低硫黄軽油の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の低硫黄軽油の製造方法に
    おいて、 前記原料油軽油は、硫黄分0.2〜2.0wt%、沸点
    150〜400℃であり、 前記第1および第2水素化脱硫工程は、水素化処理触媒
    の存在下、水素分圧40〜80kg/cm2、水素オイ
    ル比600〜1500nm3/kl、全工程におけるL
    HSV1.0〜1.8h-1、反応温度330〜400℃
    の条件で前記原料油軽油または前記生成油を処理するこ
    とを特徴とする低硫黄軽油の製造方法。
  6. 【請求項6】軽油中の終点320〜360℃を超える重
    質分を分離した原料油軽油を、水素化処理触媒の存在
    下、水素分圧40〜100kg/cm2、水素オイル比
    200〜1500nm3/kl、LHSV0.7〜2.
    0h-1、反応温度300〜400℃の条件で水素と接触
    させて生成油を得ることを特徴とする低硫黄軽油の製造
    方法。
  7. 【請求項7】硫黄分0.2〜2.0wt%、沸点150
    〜400℃の原料油軽油を、水素化処理触媒の存在下、
    水素分圧40〜100kg/cm2、水素オイル比20
    0〜1500nm3/kl、LHSV0.7〜2.0h
    -1、反応温度300〜400℃の条件で水素と接触させ
    た後、得られた生成物を終点320〜360℃を超える
    留分と、該終点を超えない留分とに分離し、前記終点3
    20〜360℃を超えない留分を生成油として得ること
    を特徴とする低硫黄軽油の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の低硫黄軽油の製造方法に
    おいて、 前記終点320〜360℃を超える留分は、少なくとも
    一部が前記原料油軽油に供給されることを特徴とする低
    硫黄軽油の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜請求項8のいずれかに記載の低
    硫黄軽油の製造方法において、 前記水素化処理触媒は、周期律表VI族のうち少なくとも
    1種の金属と、周期律表VIII族のうち少なくとも1種の
    金属とを多孔性無機酸化物担体に担持させたものである
    ことを特徴とする低硫黄軽油の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項1〜請求項9のいずれかに記載の
    方法により製造されたことを特徴とする軽油組成物。
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