JP2000199851A - ズ―ムレンズ - Google Patents

ズ―ムレンズ

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JP2000199851A
JP2000199851A JP11310812A JP31081299A JP2000199851A JP 2000199851 A JP2000199851 A JP 2000199851A JP 11310812 A JP11310812 A JP 11310812A JP 31081299 A JP31081299 A JP 31081299A JP 2000199851 A JP2000199851 A JP 2000199851A
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JP
Japan
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diffractive optical
optical element
refractive power
lens
order
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JP11310812A
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Yoshiaki Ito
良紀 伊藤
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Original Assignee
Canon Inc
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/142Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/142Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only
    • G02B15/1421Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only the first group being positive

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回折光学素子を利用して全変倍範囲にわたり
高い光学性能を有した複数のレンズ群より成るレンズ全
長の短い小型のズームレンズを得ること。 【解決手段】 複数のレンズ群を有し、該複数のレンズ
群のうち最も像側のレンズ群は負の屈折力を有する移動
レンズ群であるズームレンズにおいて、該移動レンズ群
は物体側から順に第1,第2の回折光学素子を有し、光
軸からの高さをh、基準波長をλ、n次の位相係数をC
nとし、該回折光学素子の位相形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
…) で表わし、該第1の回折光学素子の位相形状の式におけ
る2次の位相係数をC2a、第2の回折光学素子の位相形
状の式における2次の位相係数をC2bとするとき、 0.7<|C2b|/|C2a|<3.0 を満足すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズシャッターカ
メラ、ビデオカメラ等に好適なズームレンズに関し、特
に最も像側に負の屈折力の移動レンズ群をもつレンズ構
成を有するズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近レンズシャッターカメラ、ビデオカ
メラ等のズームレンズとして非球面レンズを有効に利用
し、レンズ枚数を削減し、レンズ全長の短縮化及び簡素
化を図った小型でしかも高変倍比のズームレンズが種々
と提案されている。
【0003】このうちレンズシャッターカメラ用の簡素
なズームレンズとして、レンズ系が物体側より順に正の
屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群の2
つのレンズ群から成り、双方のレンズ群間隔を変化させ
るように各レンズ群を移動させることによって変倍を行
った比較的レンズ全長の短い、所謂2群ズームレンズが
多く提案されている。
【0004】特開昭56−128911号公報,特開昭
57−201213号公報,特開昭60−170816
号公報,特開昭60−191216号公報,特開昭62
−56917号公報,特開平2−50118号公報,特
開平2−71220号公報,特開平2−19082号公
報,特開平4−145408号公報等において、提案さ
れている。
【0005】さて、諸収差のうち色収差については互い
に分散の異なる硝材より成るレンズ同志を組み合わせて
補正する方法の他に、レンズの屈折面又は平板上にレン
ズの色収差を補正する回折光学素子を設ける方法があ
る。このような回折−屈折光学系は、特開平4−213
421号公報や特開平6−324262号公報,特開平
9−197274号公報,特開平9−211329号公
報等で提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した正の屈折力の
第1レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群の2つのレン
ズ群より成る2群ズームレンズにおいて、第2レンズ群
に回折光学素子を1つ用いたレンズが開示してある。
又、この公報では、第2レンズ群に複数の回折光学素子
を用いることを示唆しているが、例えば2つの回折光学
素子をどのように第2レンズ群に応用してズームレンズ
の性能を上げるのか何も教示していない。
【0007】本発明は複数の回折光学素子を有効利用し
たズームレンズの提供を目的とする。
【0008】特に、本発明は最も像側に負の屈折力の移
動レンズ群をもつズームレンズにおいて、複数の回折光
学素子を有効利用することにより、高変倍で高い光学性
能を有したズームレンズを提供できる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のズームレンズの
特徴は、複数のレンズ群のうちの最も像側にあってズー
ミング時に移動する負のレンズ群が2つの回折光学素子
を有し、これらの回折光学素子を倍率色収差を小さく又
は補正し且つその量がズーミングであまり変動しないよ
うに配置していることである。
【0010】請求項1の発明のズームレンズは、複数の
レンズ群を有し、該複数のレンズ群のうち最も像側のレ
ンズ群は負の屈折力を有する移動レンズ群であるズーム
レンズにおいて、該移動レンズ群は物体側から順に第
1,第2の回折光学素子を有し、光軸からの高さをh、
基準波長をλ、n次の位相係数をCnとし、該回折光学
素子の位相形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
…) で表わし、該第1の回折光学素子の位相形状の式におけ
る2次の位相係数をC2a、第2の回折光学素子の位相形
状の式における2次の位相係数をC2bとするとき、 0.7<|C2b|/|C2a|<3.0 を満足することを特徴としている。
【0011】請求項2の発明のズームレンズは、複数の
レンズ群を有し、該複数のレンズ群のうち最も像側のレ
ンズ群は負の屈折力を有する移動レンズ群であるズーム
レンズにおいて、該移動レンズ群は物体側から順に第
1,第2の回折光学素子を有し、該第1の回折光学素子
と該第2の回折光学素子の光軸方向の距離をDab、全系
の広角端の焦点距離をfwとするとき、 0.05<Dab/fw<0.6 を満足することを特徴としている。
【0012】請求項3の発明のズームレンズは、物体側
から順に、正の屈折力を有する移動レンズ群及び負の屈
折力を有する移動レンズ群とを有する2群タイプのズー
ムレンズにおいて、該負の移動レンズ群は、物体側から
順に正の屈折力の第1の回折光学素子、負の屈折力の第
2の回折光学素子を有し、光軸からの高さをh、基準波
長をλ、n次の位相係数をCnとし、該回折光学素子の
位相形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
…) で表わし、該第1の回折光学素子の位相形状の式におけ
る2次の位相係数をC2a、第2の回折光学素子の位相形
状の式における2次の位相係数をC2bとするとき、 0.7<|C2b|/|C2a|<3.0 を満足することを特徴としている。
【0013】請求項4の発明のズームレンズは、物体側
より順に、正の屈折力を有する移動レンズ群、正の屈折
力を有し、かつ正の屈折力の第1の回折光学素子を有す
る移動レンズ群、負の屈折力を有し、かつ物体側から順
に負の屈折力の第2の回折光学素子と負の屈折力の第3
の回折光学素子を有する移動レンズ群、を有する3群タ
イプのズームレンズであって、光軸からの高さをh、基
準波長をλ、n次の位相係数をCnとし、該回折光学素
子の位相形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
…) で表わし、該第2の回折光学素子の位相形状の式におけ
る2次の位相係数をC2a、第3の回折光学素子の位相形
状の式における2次の位相係数をC2bとするとき、 0.7<|C2b|/|C2a|<3.0 を満足することを特徴としている。
【0014】請求項5の発明のズームレンズは、物体側
から順に、正の屈折力を有する移動レンズ群及び負の屈
折力を有する移動レンズ群を有する2群タイプのズーム
レンズにおいて、該負の移動レンズ群は、物体側から順
に正の屈折力の第1の回折光学素子、負の屈折力の第2
の回折光学素子を有し、光軸からの高さをh、基準波長
をλ、n次の位相係数をCnとし、該回折光学素子の位
相形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
…) で表わし、該第1の回折光学素子と該第2の回折光学素
子の光軸方向の距離をD ab、全系の広角端の焦点距離を
fwとするとき、 0.05<Dab/fw<0.6 を満足することを特徴としている。
【0015】請求項6の発明のズームレンズは、物体側
より順に、正の屈折力を有する移動レンズ群、正の屈折
力を有し、かつ正の屈折力の第1の回折光学素子を有す
る移動レンズ群、負の屈折力を有し、かつ物体側から順
に負の屈折力の第2の回折光学素子と負の屈折力の第3
の回折光学素子を有する移動レンズ群、を有する3群タ
イプのズームレンズであって、該第2の回折光学素子と
該第3の回折光学素子の光軸方向の距離をDab、全系の
広角端の焦点距離をfwとするとき、 0.05<Dab/fw<0.6 を満足することを特徴としている。
【0016】請求項7の発明は請求項1,3又は4の発
明において、前記ズームレンズは、 1.0<|C2b|/|C2a|<2.0 を満足することを特徴としている。
【0017】請求項8の発明は請求項2,5又は6の発
明において、前記ズームレンズは、 0.1<Dab/fw<0.4 を満足することを特徴としている。
【0018】請求項9の発明のズームレンズは、物体側
から順に、正の屈折力を有する移動レンズ群及び負の屈
折力を有する移動レンズ群を有する2群タイプのズーム
レンズにおいて、該負の移動レンズ群は、物体側から順
に正の屈折力の第1の回折光学素子、負の屈折力の第2
の回折光学素子を有することを特徴としている。
【0019】請求項10の発明のズームレンズは、複数
のレンズ群を有し、該複数のレンズ群のうち最も像側の
レンズ群は負の屈折力を有する移動レンズ群であるズー
ムレンズにおいて、該移動レンズ群は、物体側から順に
正の屈折力の第1の回折光学素子、負の屈折力の第2の
回折光学素子を有することを特徴としている。
【0020】請求項11の発明は請求項9又は10の発
明において、光軸からの高さをh、基準波長をλ、n次
の位相係数をCnとし、該回折光学素子の位相形状φ
(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
…) で表わし、該第1の回折光学素子の位相形状の式におけ
る2次の位相係数をC2a、全系の広角端での焦点距離を
fwとするとき、 −9×10-2<C2a×fw<−5×10-3 を満足することを特徴としている。
【0021】請求項12の発明は請求項11の発明にお
いて、前記ズームレンズは、 −8×10-2<C2a×fw<−1×10-2 を満足することを特徴としている。
【0022】請求項13の発明のズームレンズは、物体
側から順に、正の屈折力を有する移動レンズ群及び負の
屈折力を有する移動レンズ群を有する2群タイプのズー
ムレンズにおいて、該負の移動レンズ群は、物体側から
順に第1の回折光学素子、第2の回折光学素子を有し、
光軸からの高さをh、基準波長をλ、n次の位相係数を
nとし、該回折光学素子の位相形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
…) で表わし、該第1の回折光学素子の位相形状の式におけ
る2次の位相係数をC2a、全系の広角端での焦点距離を
fwとするとき、 −9×10-2<C2a×fw<−5×10-3 を満足することを特徴としている。
【0023】請求項14の発明のズームレンズは、複数
のレンズ群を有し、該複数のレンズ群のうち最も像側の
レンズ群は負の屈折力を有する移動レンズ群であるズー
ムレンズにおいて、該移動レンズ群は物体側から順に第
1,第2の回折光学素子を有し、光軸からの高さをh、
基準波長をλ、n次の位相係数をCnとし、該回折光学
素子の位相形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
…) で表わし、該第1の回折光学素子の位相形状の式におけ
る2次の位相係数をC2a、全系の広角端での焦点距離を
fwとするとき、 −9×10-2<C2a×fw<−5×10-3 を満足することを特徴としている。
【0024】請求項15の発明は請求項13又は14の
発明において、前記ズームレンズは、 −8×10-2<C2a×fw<−1×10-2 を満足することを特徴としている。
【0025】請求項16の発明の3群タイプのズームレ
ンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する移動レン
ズ群、正の屈折力を有し、かつ正の屈折力の第1の回折
光学素子を有する移動レンズ群、負の屈折力を有し、か
つ物体側から順に負の屈折力の第2の回折光学素子と負
の屈折力の第3の回折光学素子を有する移動レンズ群、
を有することを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の数値実施例1のレ
ンズ断面図、図2〜図4は本発明の数値実施例1の広角
端,中間,望遠端の収差図である。
【0027】図5は本発明の数値実施例2のレンズ断面
図、図6〜図8は本発明の数値実施例1の広角端,中
間,望遠端の収差図である。
【0028】図9は本発明の数値実施例3のレンズ断面
図、図10〜図12は本発明の数値実施例1の広角端,
中間,望遠端の収差図である。
【0029】図中、L1は正の屈折力の第1レンズ群、
L2は負の屈折力の第2レンズ群であり、両レンズ群の
間隔を減少させつつ、両レンズ群L1,L2を矢印の如
く物体側へ移動させて、広角端から望遠端への変倍を行
っている。
【0030】SPは絞りであり、変倍に伴って第1レン
ズ群L1と一体的に移動している。IPは像面である。
【0031】図1,図5,図9が示す実施形態では第2
レンズ群に正の屈折力と負の屈折力の2つの回折光学素
子を設けることで第2レンズ群を2つのレンズで構成し
たにもかかわらず、色収差を良好に補正している。
【0032】図1,図5,図9において、第1レンズ群
L1は像面側に凸面を向けた正レンズ、物体側に凹面を
向けた負レンズ、像面側に凸面を向けた正レンズと像面
側に凸面を向けた負のメニスカスレンズとを接合した貼
合わせレンズ、像面側に凸面を向けた正のメニスカスレ
ンズより成っている。
【0033】また、第2レンズ群L2は像面側に凸面を
向けたメニスカス状の正の第21レンズ、像面側に凸面
を向けたメニスカス状の負の第22レンズより成ってい
る。
【0034】そして数値実施例1,2では第21レンズ
の物体側のレンズ面と第22レンズの像面側のレンズ面
に回折光学素子DOE1,DOE2を設けている。
【0035】又、数値実施例3では中心厚の厚い第21
レンズの両レンズ面に回折光学素子DOE1,DOE2
を設けている。
【0036】これらの実施形態における回折光学素子D
OE1,DOE2は、形状が鋸状のキノフォームや階段
形状のバイナリーオプティックス(BINARY OPTICS)より
成り、製作は、リソグラフィーや切削加工の方法を用い
るか、これらの方法で製作した型によって成型しても良
い。
【0037】また、本実施形態における回折光学素子D
OE1,DOE2の形状は、基準波長(d線)をλ、光
軸からの距離をh、位相をφ(h)としたとき φ(h)=2π/λ(C2 ・h2 +C4 ・h4 +‥‥C
(2i)・i・h2i) の式で表されるものである。
【0038】回折光学素子DOE1,DOE2の分散値
νdはd,F,C線の波長をλd,λF,λCとすると νd=λd/(λF−λC)=−3.45 で与えられる。
【0039】本実施形態では各レンズの屈折面で発生し
た色収差を通常のガラス材の分散と逆符号の分散を示す
ところの回折光学素子で補正している。
【0040】図1,図5,図9が示す2群構成のズーム
レンズにおいては、ズーミング中、軸外光束の第2レン
ズ群中を通る光線の高さが大きく変わる。この為、ズー
ミングにより倍率色収差が変動するが、この変動をレン
ズ系のみで補正するには限界があるので、本実施形態に
おいては、2つの回折光学素子を第2レンズ群に用い
て、この変動を小さくしている。
【0041】この2つの回折光学素子は第2レンズ群L
2中軸外光線の高さが互いに異なり且つ光軸上の距離が
比較的離れた2つのレンズ面に設けている。これによっ
て第2レンズ群で発生する倍率色収差及び倍率色収差の
変動を共に良好に補正している。
【0042】数値実施例1,2では第2レンズ群L2中
の最も物体側のレンズ面と最も像側のレンズ面に回折光
学素子を設けている。この例は上記の収差補正効果を最
大限に発揮させる例である。数値実施例3では正の第2
1レンズの両面に回折光学素子を設けている。この例は
回折光学素子を1つのレンズに集約して製作しやすくす
る例である。
【0043】数値実施例1,2,3では回折光学素子を
設けるレンズ面を非球面にしている。これによって回折
光学素子で色収差を補正すると共に該非球面で球面収
差、コマ収差を良好に補正している。
【0044】また本実施形態では第1レンズ群L1は全
て屈折光学素子(レンズ)で構成しているが、第1レン
ズ群L1に1つ又は2つ以上の回折光学素子を設けても
良い。
【0045】数値実施例1,2,3においては、高い光
学性能を得るために、次の各条件の一部又は全部を満足
するように光学系を構成した。尚、後述する数値実施例
では、次の各条件のうち一部を満足するように光学系を
構成している。
【0046】(ア−1)光軸からの高さをh、基準波長
をλ、n次の位相係数をCn とし、回折光学素子の位相
形状φ(h)を φ(h)=2π/λ(C2 ・h2 +C4 ・h4 +C6
6 +‥‥) で表したとき、前記第2レンズ群L2中の物体側と像面
側の2つの回折光学素子DOE1,DOE2の2次の位
相係数を各々C2a,C2bとしたとき C2a<0 ‥‥‥(1) C2b>0 ‥‥‥(2) 条件式(1),(2)は最も像側にある負のレンズ群に
設ける2つの回折光学素子のうち、物体側の回折光学素
子DOE1の屈折力が正、像面側の回折光学素子DOE
2の屈折力が負であることを示している。
【0047】とくに数値実施例1,2,3においてはこ
のように最も像面側にある負のレンズ群に正と負の屈折
力の2つの回折光学素子を用いることによって色収差を
含む諸収差を良好に補正できる。
【0048】(ア−2)光軸からの高さをh、基準波長
をλ、n次の位相係数をCn とし、回折光学素子の位相
形状φ(h)を φ(h)=2π/λ(C2 ・h2 +C4 ・h4 +C6
6 +‥‥) で表したとき、前記物体側の回折光学素子DOE1の2
次の位相係数をC2a、全系の広角端の焦点距離をfwと
したとき −9×10-2<C2a×fw<−5×10-3 ‥‥‥(3) を満足することである。
【0049】条件式(3)の上限値を越えて回折光学素
子の屈折力が強くなりすぎると望遠端付近における球面
収差の補正が困難になる。
【0050】又、条件式(3)の下限値を越えて回折光
学素子の屈折力が弱くなりすぎると回折光学素子を用い
て色収差を補正する効果が低下してくる。
【0051】尚、本発明において更に好ましくは、 −8×10-2<C2a×fw<−1×10-2 ‥‥‥(3a) を満たすことである。
【0052】(ア−3)光軸からの高さをh、基準波長
をλ、n次の位相係数をCn とし、回折光学素子の位相
形状φ(h)を φ(h)=2π/λ(C2 ・h2 +C4 ・h4 +C6
6 +‥‥) で表したとき、最も像側にある負のレンズ群中の物体側
と像面側の2つの回折光学素子の2次の位相係数を各々
2a,C2bとしたとき 0.7<|C2b|/|C2a|<3.0 ‥‥‥(4) を満足することである。
【0053】条件式(4)は2つの回折光学素子の屈折
力の比を適切に設定することによって変倍に伴う倍率色
収差の変動を良好に補正する為のものである。
【0054】尚、更に好ましくは、2つの回折光学素子
DOE1,DOE2は 1<|C2b|/|C2a|<2 ‥‥‥(4a) を満足するのが良い。
【0055】(ア−4)最も像側にある負のレンズ群の
2つの回折光学素子の光軸方向の距離をDab、全系の広
角端の焦点距離をfwとするとき 0.05<Dab/fw<0.6 ‥‥‥(5) を満足することである。
【0056】条件式(5)は2つの回折光学素子の光軸
方向の間隔を適切に設定することによって変倍に伴う倍
率色収差の変動を良好に補正する為のものである。
【0057】尚、本発明において更に好ましくは、 0.1<Dab/fw<0.4 ‥‥‥(5a) を満足することである。
【0058】(ア−5)最も像側にある負のレンズ群の
広角端と望遠端における結像倍率を各々β2W,β2T
とするとき 2.3<β2T/β2W<4.5 ‥‥‥(6) を満足することである。
【0059】条件式(6)は第2レンズ群の広角端と望
遠端での結像倍率を適切に設定することにより諸収差を
バランス良く補正する為のものである。
【0060】尚、本発明において更に好ましくは、 2.7<β2T/β2W<3.5 ‥‥‥(6a) を満足することである。
【0061】(ア−6)最も像側にある負のレンズ群は
正の第21レンズと負の第22レンズより成り、該第2
1レンズと第22レンズには各々1つの回折光学素子が
設けられていることである。
【0062】(ア−7)最も物体側にある正の第1レン
ズ群は屈折光学素子のみで構成されていることである。
【0063】図13に本発明の数値実施例4のレンズ断
面図を示し、図14乃至図16にこの数値実施例4のズ
ームレンズの広角端,中間,望遠端における収差図を示
す。
【0064】図13中、L1は、最も物体側にある、正
の屈折力を有する第1レンズ群、L2は正の屈折力を有
する第2レンズ群、L3は最も像側にある、負の屈折力
を有する第3レンズ群であり、SPは第1レンズ群L1
と共に移動する絞り、IPは像面を示す。
【0065】図13の数値実施例4は、3群タイプのズ
ームレンズであり、レンズ群同士の間隔を変えるように
3個のレンズ群全てが移動することによりズーミングを
行なうものである。
【0066】図13が示す実施形態は正の第2レンズ群
L2が正の屈折力を有する回折光学素子を有しており、
最も像側にある負の第3レンズ群L3にそれぞれが負の
屈折力を有する回折光学素子を有しており、これらの3
つの回折光学素子によって色収差を良好に補正してい
る。
【0067】図13において、第1レンズ群L1は物体
側から順に物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメ
ニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正の屈折力を有
するメニスカスレンズを有し、第2レンズ群L2は物体
側から順に像側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニ
スカスレンズと像側に凸面を向けた正の屈折力を有する
メニスカスレンズを有し、第3レンズ群L3は物体側か
ら順に像側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカ
スレンズと像側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニ
スカスレンズを有する。
【0068】第2レンズ群L2中の物体側のレンズであ
る負のメニスカスレンズの物体側の凹面(第6面)に正
の屈折力を有する回折光学素子DOE1が設けられ、第
3レンズ群L3中の物体側の負のメニスカスレンズの物
体側の凹面(第10面)に負の屈折力を有するDOE2
が設けられ、第3レンズ群L3中の像側の負のメニスカ
スレンズの物体側の凹面(第12面)に負の屈折力を有
するDOE3が設けられている。
【0069】又、第1レンズ群L1中の物体側のレンズ
面である正のメニスカスレンズの物体側の凸面(第1
面)と、第2レンズL2中の像側のレンズである正のメ
ニスカスレンズの像側の凸面(第9面)及び第3レンズ
群L3中の像側の負のメニスカスレンズの像側の凸面
(第13面)は非球面である。
【0070】本発明で用いる回折光学素子の構成として
は、図17に示す1層のキノフォーム形状の1層構成の
ものや、図20に示すような格子厚の異なる又は同一で
屈折率とアッベ数とが互いに異なる2つの層を積層した
2層構成のもの等が適用可能である。
【0071】図18は図17に示す回折光学素子101
の1次回折光の回折効率の波長依存特性である。実際の
回折光学素子101の構成は、基材102の表面に紫外
線硬化樹脂を塗布し、樹脂部に波長530nmで1次回
折光の回折効率が100%となるような格子厚dの層1
03を形成している。
【0072】図18で明らかなように設計次数の回折効
率は最適化した波長530nmから離れるに従って低下
し、一方設計次数近傍の次数の0次回折光と2次回折光
の回折効率が増大している。その設計次数以外の回折光
の増加はフレアとなり、光学系の解像度の低下につなが
る。
【0073】図19に図17の格子形状で数値実施例を
作成した場合の空間周波数に対するMTF特性を示す。
その図で低周波領域のMTFがやや低下している。
【0074】図20に示す2つの層104,105を積
層した積層型の回折光学素子の1次回折光の回折効率の
波長依存特性を図17に示す。
【0075】図20では基材102上に紫外線硬化樹脂
(nd=1.499,νd=54)からなる第1層10
4を形成し、その上に別の紫外線硬化樹脂(nd=1.
598,νd=28)から成る第2層105を形成して
いる。この材質の組み合わせでは、第1層104の格子
厚d1はd1=13.8μm、第2の層105の格子厚
d2はd2=10.5μmとしている。
【0076】図21から分かるように積層構造の回折光
学素子にすることで、設計次数の回折効率は、使用波長
全域で95%以上の高い回折効率を有している。
【0077】図22に図20の格子形状で数値実施例を
作成した場合の空間周波数に対するMTF特性を示す。
積層構造の回折光学素子を用いると、低周波数のMTF
は改善され、所望のMTF特性が得られる。このように
本発明に係る回折光学素子として積層構造を用いれば、
光学性能を更に改善することができる。
【0078】尚、前述の2層の積層構造の回折光学素子
において、材料を紫外線硬化樹脂に限定するものではな
く、他のプラスチック材等も使用できるし、基材によっ
ては第1の層104を直接基材に形成しても良い。また
各格子厚が必ずしも異なる必要はなく、材料の組み合わ
せによっては図23に示すように2つの層104と10
5の格子厚を等しくしても良い。
【0079】図23の素子を用いる場合は、回折光学素
子の表面は平面となり凹凸が形成されないので、防塵性
に優れ、回折光学素子の組立作業性を向上させることが
できる。
【0080】次に本発明の数値実施例1,2,3,4の
データを示す。数値実施例1,2,3,4のデータにお
いてRiは物体側より順に第i番目の面の曲率半径、D
iは物体側より順に第i番目の面と第(i+1)番目の
面の間隔、Niとνiは各々物体側より順に第i番目の
光学部材のガラスの屈折率とアッベ数である。また前述
の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表−
1に示す。
【0081】非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直
方向にH軸、光の進行方向を正とし、Rを近軸曲率半
径、K,B,C,D,E,Fを各々非球面係数としたと
【0082】
【数1】
【0083】なる式で表している。又「e−0X」は
「×10-X」を意味している。
【0084】
【外1】
【0085】
【外2】
【0086】
【外3】
【0087】
【外4】
【0088】
【表1】
【0089】
【発明の効果】以上のように、例えば2群や3群のズー
ムレンズなどにおける最も物体側に正の移動レンズ群と
最も像側に負の移動レンズ群を有するズームレンズにお
いて、複数の回折光学素子を有効利用することにより、
高変倍で高い光学性能を有したズームレンズを達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値実施例1のレンズ断面図
【図2】本発明の数値実施例1の広角端の収差図
【図3】本発明の数値実施例1の中間の収差図
【図4】本発明の数値実施例1の望遠端の収差図
【図5】本発明の数値実施例2のレンズ断面図
【図6】本発明の数値実施例2の広角端の収差図
【図7】本発明の数値実施例2の中間の収差図
【図8】本発明の数値実施例2の望遠端の収差図
【図9】本発明の数値実施例3のレンズ断面図
【図10】本発明の数値実施例3の広角端の収差図
【図11】本発明の数値実施例3の中間の収差図
【図12】本発明の数値実施例3の望遠端の収差図
【図13】本発明の数値実施例4のレンズ断面図
【図14】本発明の数値実施例4の広角端の収差図
【図15】本発明の数値実施例4の中間の収差図
【図16】本発明の数値実施例4の望遠端の収差図
【図17】本発明に係る回折光学素子の説明図
【図18】本発明に係る回折光学素子の波長依存特性の
説明図
【図19】本発明に係る回折光学素子のMTF特性図
【図20】本発明に係る回折光学素子の説明図
【図21】本発明に係る回折光学素子の波長依存特性の
説明図
【図22】本発明に係る回折光学素子のMTF特性図
【図23】本発明に係る回折光学素子の説明図
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 SP 絞り IP 像面 d d線 g g線 ΔS サジタル像面 ΔM メリディオナル像面 101 回折光学素子 102 基板 103,104,105 層

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレンズ群を有し、該複数のレンズ
    群のうち最も像側のレンズ群は負の屈折力を有する移動
    レンズ群であるズームレンズにおいて、該移動レンズ群
    は物体側から順に第1,第2の回折光学素子を有し、光
    軸からの高さをh、基準波長をλ、n次の位相係数をC
    nとし、該回折光学素子の位相形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
    …) で表わし、該第1の回折光学素子の位相形状の式におけ
    る2次の位相係数をC2a、第2の回折光学素子の位相形
    状の式における2次の位相係数をC2bとするとき、 0.7<|C2b|/|C2a|<3.0 を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】 複数のレンズ群を有し、該複数のレンズ
    群のうち最も像側のレンズ群は負の屈折力を有する移動
    レンズ群であるズームレンズにおいて、該移動レンズ群
    は物体側から順に第1,第2の回折光学素子を有し、該
    第1の回折光学素子と該第2の回折光学素子の光軸方向
    の距離をDab、全系の広角端の焦点距離をfwとすると
    き、 0.05<Dab/fw<0.6 を満足することを特徴とするズームレンズ。
  3. 【請求項3】 物体側から順に、正の屈折力を有する移
    動レンズ群及び負の屈折力を有する移動レンズ群とを有
    する2群タイプのズームレンズにおいて、該負の移動レ
    ンズ群は、物体側から順に正の屈折力の第1の回折光学
    素子、負の屈折力の第2の回折光学素子を有し、光軸か
    らの高さをh、基準波長をλ、n次の位相係数をCn
    し、該回折光学素子の位相形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
    …) で表わし、該第1の回折光学素子の位相形状の式におけ
    る2次の位相係数をC2a、第2の回折光学素子の位相形
    状の式における2次の位相係数をC2bとするとき、 0.7<|C2b|/|C2a|<3.0 を満足することを特徴とするズームレンズ。
  4. 【請求項4】 物体側より順に、正の屈折力を有する移
    動レンズ群、正の屈折力を有し、かつ正の屈折力の第1
    の回折光学素子を有する移動レンズ群、負の屈折力を有
    し、かつ物体側から順に負の屈折力の第2の回折光学素
    子と負の屈折力の第3の回折光学素子を有する移動レン
    ズ群、を有する3群タイプのズームレンズであって、光
    軸からの高さをh、基準波長をλ、n次の位相係数をC
    nとし、該回折光学素子の位相形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
    …) で表わし、該第2の回折光学素子の位相形状の式におけ
    る2次の位相係数をC2a、第3の回折光学素子の位相形
    状の式における2次の位相係数をC2bとするとき、 0.7<|C2b|/|C2a|<3.0 を満足することを特徴とするズームレンズ。
  5. 【請求項5】 物体側から順に、正の屈折力を有する移
    動レンズ群及び負の屈折力を有する移動レンズ群を有す
    る2群タイプのズームレンズにおいて、該負の移動レン
    ズ群は、物体側から順に正の屈折力の第1の回折光学素
    子、負の屈折力の第2の回折光学素子を有し、光軸から
    の高さをh、基準波長をλ、n次の位相係数をCn
    し、該回折光学素子の位相形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
    …) で表わし、該第1の回折光学素子と該第2の回折光学素
    子の光軸方向の距離をD ab、全系の広角端の焦点距離を
    fwとするとき、 0.05<Dab/fw<0.6 を満足することを特徴とするズームレンズ。
  6. 【請求項6】 物体側より順に、正の屈折力を有する移
    動レンズ群、正の屈折力を有し、かつ正の屈折力の第1
    の回折光学素子を有する移動レンズ群、負の屈折力を有
    し、かつ物体側から順に負の屈折力の第2の回折光学素
    子と負の屈折力の第3の回折光学素子を有する移動レン
    ズ群、を有する3群タイプのズームレンズであって、該
    第2の回折光学素子と該第3の回折光学素子の光軸方向
    の距離をDab、全系の広角端の焦点距離をfwとすると
    き、 0.05<Dab/fw<0.6 を満足することを特徴とするズームレンズ。
  7. 【請求項7】 前記ズームレンズは、 1.0<|C2b|/|C2a|<2.0 を満足することを特徴とする請求項1,3又は4のズー
    ムレンズ。
  8. 【請求項8】 前記ズームレンズは、 0.1<Dab/fw<0.4 を満足することを特徴とする請求項2,5又は6のズー
    ムレンズ。
  9. 【請求項9】 物体側から順に、正の屈折力を有する移
    動レンズ群及び負の屈折力を有する移動レンズ群を有す
    る2群タイプのズームレンズにおいて、該負の移動レン
    ズ群は、物体側から順に正の屈折力の第1の回折光学素
    子、負の屈折力の第2の回折光学素子を有することを特
    徴とするズームレンズ。
  10. 【請求項10】 複数のレンズ群を有し、該複数のレン
    ズ群のうち最も像側のレンズ群は負の屈折力を有する移
    動レンズ群であるズームレンズにおいて、該移動レンズ
    群は、物体側から順に正の屈折力の第1の回折光学素
    子、負の屈折力の第2の回折光学素子を有することを特
    徴とするズームレンズ。
  11. 【請求項11】 光軸からの高さをh、基準波長をλ、
    n次の位相係数をC nとし、該回折光学素子の位相形状
    φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
    …) で表わし、該第1の回折光学素子の位相形状の式におけ
    る2次の位相係数をC2a、全系の広角端での焦点距離を
    fwとするとき、 −9×10-2<C2a×fw<−5×10-3 を満足することを特徴とする請求項9又は10のズーム
    レンズ。
  12. 【請求項12】 前記ズームレンズは、 −8×10-2<C2a×fw<−1×10-2 を満足することを特徴とする請求項11のズームレン
    ズ。
  13. 【請求項13】 物体側から順に、正の屈折力を有する
    移動レンズ群及び負の屈折力を有する移動レンズ群を有
    する2群タイプのズームレンズにおいて、該負の移動レ
    ンズ群は、物体側から順に第1の回折光学素子、第2の
    回折光学素子を有し、光軸からの高さをh、基準波長を
    λ、n次の位相係数をCnとし、該回折光学素子の位相
    形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
    …) で表わし、該第1の回折光学素子の位相形状の式におけ
    る2次の位相係数をC2a、全系の広角端での焦点距離を
    fwとするとき、 −9×10-2<C2a×fw<−5×10-3 を満足することを特徴とするズームレンズ。
  14. 【請求項14】 複数のレンズ群を有し、該複数のレン
    ズ群のうち最も像側のレンズ群は負の屈折力を有する移
    動レンズ群であるズームレンズにおいて、該移動レンズ
    群は物体側から順に第1,第2の回折光学素子を有し、
    光軸からの高さをh、基準波長をλ、n次の位相係数を
    nとし、該回折光学素子の位相形状φ(h)を次式 φ(h)=2π/λ(C2・h2+C4・h4+C6・h6
    …) で表わし、該第1の回折光学素子の位相形状の式におけ
    る2次の位相係数をC2a、全系の広角端での焦点距離を
    fwとするとき、 −9×10-2<C2a×fw<−5×10-3 を満足することを特徴とするズームレンズ。
  15. 【請求項15】 前記ズームレンズは、 −8×10-2<C2a×fw<−1×10-2 を満足することを特徴とする請求項13又は14のズー
    ムレンズ。
  16. 【請求項16】 物体側より順に、正の屈折力を有する
    移動レンズ群、正の屈折力を有し、かつ正の屈折力の第
    1の回折光学素子を有する移動レンズ群、負の屈折力を
    有し、かつ物体側から順に負の屈折力の第2の回折光学
    素子と負の屈折力の第3の回折光学素子を有する移動レ
    ンズ群、を有することを特徴とする3群タイプのズーム
    レンズ。
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