JP2000194922A - 移動仕切り装置を備えた自動販売機 - Google Patents

移動仕切り装置を備えた自動販売機

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JP2000194922A
JP2000194922A JP10369843A JP36984398A JP2000194922A JP 2000194922 A JP2000194922 A JP 2000194922A JP 10369843 A JP10369843 A JP 10369843A JP 36984398 A JP36984398 A JP 36984398A JP 2000194922 A JP2000194922 A JP 2000194922A
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Kosuke Muramoto
浩亮 村本
Yasuhiro Ishida
康弘 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品搬出用のエレベータは加熱領域と冷却領
域とで共通とし、エレベータ通路の遮断部材は開閉駆動
機構を必要とせず、仕切り板は加熱領域と冷却領域との
領域変更を可能とした移動仕切り装置を備えた自動販売
機を提供する。 【解決手段】 庫内の加熱領域と冷却領域との境界に取
り付ける仕切り板の前端部に、エレベータ通路を遮断す
る移動仕切り装置を設ける。この移動仕切り装置は、台
状の基体13と、基体13の上部に段違いに取り付けら
れた前板14及び後板15と、基体13の内部に設けら
れた操作レバー16とから構成し、前後方向に伸縮可能
に形成する。エレベータの上昇時には、移動仕切り装置
はエレベータにより押し上げられて連結状態で上昇し、
エレベータの下降時には、前記仕切り板の前端位置で停
止してエレベータから離脱し元の状態に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、庫内に移動仕切り
装置を備えた自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料物等の自動販売機は、加熱したもの
と冷却したものとの両方を販売できるようにしたものが
多い。この種の自動販売機は、通常外部と断熱された庫
内に商品収納コラムを複数載せる棚が上下方向に複数段
設けられ、庫内を加熱領域と冷却領域とに仕切る仕切り
板が棚の間に設けられ、これら棚及び仕切り板の前方エ
レベータ通路内に商品搬出用のエレベータが上下方向に
移動自在に装備された構造にしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動販売機によると、加熱領域と冷却領域とが仕切
り板により区分されているため、加熱商品と冷却商品を
販売するには各領域内に1台ずつの商品搬出用のエレベ
ータを設置する必要がある。この場合は、コストの高騰
を来すばかりか庫内スペースの拡大からコンパクトに製
造できない問題がある。又、加熱領域と冷却領域とで共
通の商品搬出用のエレベータを設置し、待機時にはエレ
ベータ通路を塞ぎ、商品搬出時にはエレベータが通過で
きるように開く遮断部材を前記仕切り板に連続させて設
けた構成の自動販売機も従来存在する。この場合は、遮
断部材を開閉するための駆動機構が必要となる。更に、
従来の自動販売機では、前記仕切り板が固定式のため加
熱領域と冷却領域とは予め規制されており、後日これら
の領域変更は不可能であるという問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点を全て
解消するためになされ、商品搬出用のエレベータは加熱
領域と冷却領域とで共通とし、エレベータ通路の遮断部
材は駆動機構を必要とせず、仕切り板は加熱領域と冷却
領域との領域変更を可能とした移動仕切り装置を備えた
自動販売機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の手段として、本発明は、外部と断熱された庫内に複数
の商品収納コラムを並置する棚が上下方向に複数段設け
られ、前記庫内を加熱領域と冷却領域とに区分する仕切
り板が前記棚の間に設けられ、且つ庫内前端部のエレベ
ータ通路内に商品搬出用のエレベータが上下移動自在に
装備された自動販売機において、前記仕切り板の前端部
にエレベータ通路を遮断する移動仕切り装置を設け、こ
の移動仕切り装置は、前板と後板とで前後に伸縮可能に
形成され、前記エレベータに押し上げられると縮小状態
となってエレベータと連結して上昇し、エレベータが下
降する際には前記仕切り板の前端部で停止して伸長状態
となってエレベータから離脱するようにした移動仕切り
装置を備えた自動販売機を要旨とする。又、この移動仕
切り装置を備えた自動販売機において、前記仕切り板と
移動仕切り装置は、庫内での取付位置を変えられるよう
に形成し、加熱領域と冷却領域との容積比率を変更でき
るようにしたこと、前記移動仕切り装置は、エレベータ
のガイドレール又は専用のガイドレールに沿って上下移
動し、エレベータの待機時には手動にて上下移動可能に
形成されたこと、前記移動仕切り装置の左右端部は、庫
内の左右側面の同一高さ位置に着脱するストッパ部材に
て受止され、このストッパ部材が移動仕切り装置の左右
端部のシール材を兼ねること、前記ストッパ部材にスイ
ッチ等の検出装置を設け、この検出装置により移動仕切
り装置の待機位置への復帰を検出すること、を特徴とす
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳説する。図1は、本発明に係る自動販
売機の実施形態を示すもので、1は販売機本体であり、
前面にドア1aを備えると共にその内側に断熱扉2が取
り付けられ、庫内部には上下方向に複数段の棚3が設け
られ、各棚3には複数の商品収納コラム4が並置されて
いる。
【0007】販売機本体1の前面ドア1aには、図示は
省略したが販売商品の展示ボードと商品選択ボタン、硬
貨投入口、釣銭取出口等の販売に必要な部材や表示器が
設けられ、下部には商品取出口5が設けられている。
【0008】6は庫内部に取り付けられた仕切り板であ
り、この仕切り板6より上部は加熱領域Pに、下部は冷
却領域Qに区分され、庫内上端部に設置された加熱ユニ
ット7にて加熱領域P内が加熱され、庫内下端部に設置
された冷却ユニット8にて冷却領域Qが冷却されるよう
にしてある。
【0009】前記仕切り板6は、取付位置を変更できる
ようにしてあり、即ち庫内両側壁には各棚3の下部に位
置させて受止部材(図略)がそれぞれ取り付けられ、こ
の受止部材に仕切り板6の両側端部を着脱自在に受止さ
せることで任意の位置に保持固定できるようにしてあ
る。このような受止部材の代わりに例えば切欠孔を設
け、この切欠孔に仕切り板6の両側端部を着脱自在に係
合させることで、仕切り板6を任意の位置に保持固定す
るように構成しても良い。
【0010】9は商品搬出用のエレベータであり、前記
庫内における棚3の前端部と断熱扉2との間のエレベー
タ通路R内に上下方向に移動自在に装備されている。即
ち、エレベータ9は後面側の両端部に支持片9aが取り
付けられ、この支持片9aの上下部にローラ9bが取り
付けられ、これらのローラ9bは庫内両側壁に取り付け
られたガイドレール10に係合し、且つ支持片9aの後
端部は庫内両側壁に取り付けられたエレベータ駆動用チ
ェーン11の一部に固定されている。従って、エレベー
タ駆動用チェーン11がモータ(図略)により動かされ
ると、エレベータ9は前記ガイドレール10に沿って上
昇し、チェーン11が反対方向に動かされるとエレベー
タ9はガイドレール10に沿って下降する。
【0011】前記エレベータ9は、内部に商品受取用の
バケット(図略)を有し、このバケットはエレベータ9
の内部を左右方向に移動自在に形成され、販売時にエレ
ベータ9が所要の商品収納コラム4の位置まで上昇し、
その商品収納コラム4から払い出された商品Sを受止
し、且つエレベータ9が下降して待機位置(図1に示す
位置)に戻ると商品Sを前記商品取出口5に落下できる
ようにしてある。
【0012】12は移動仕切り装置であり、前記仕切り
板6の前端部に位置してエレベータ通路Rを遮断するよ
うに取り付けられている。この移動仕切り装置12は、
図2のように台状の基体13と、基体13の上部に段違
いに取り付けられた前板14及び後板15と、基体13
の内部に設けられた操作レバー16とから構成されてい
る。
【0013】前記基体13は、後端部の両側に支持片1
3aが連設され、その支持片13aの上下部にローラ1
3bが取り付けられ、このローラ13bは前記ガイドレ
ール10に係合している。又、基体13の両側壁の要所
には円弧状のガイド孔13cと突起13dが設けられて
いる。尚、ガイドレール10とは別に専用のガイドレー
ル(図略)を設けて前記ローラ13bを係合させるよう
にしても良い。
【0014】前記前板14は、下面の前と後に摺動軸1
4aが下向きに突設され、これら摺動軸14aは前記基
体13の段部面13eに前後方向をなして形成されたガ
イド孔(図略)に摺動自在に係合し、前板14の両側端
部には取付片14bが垂設され、この取付片14bと基
体13の前壁との間にはスプリング14cが縮設されて
いる。更に、前板14の前面には前記断熱扉2に密着す
るシール材14dが取り付けられ、上面の後端には前記
後板15に密着するフィン付きシール材14eが取り付
けられている。
【0015】前記後板15は、下面の後方部の前と後に
摺動軸15aが下向きに突設され、これら摺動軸15a
は前記基体13の上面13fに前後方向をなして形成さ
れたガイド孔(図略)に摺動自在に係合し、後板15の
両側端部の後方には取付片15bが垂設され、この取付
片15bには前後にローラ15cが取り付けられて基体
13の側壁面に取り付けられたガイドレール13gに係
合しており、且つ取付片15bの要所にはガイド孔15
dが形成されている。更に、後板15の前面と後面には
フィン付きシール材15e、15fがそれぞれ取り付け
られている。
【0016】前記操作レバー16は、ほぼ中央部がピン
17を介して前記基体13の側壁面に枢支され、その中
央部から後方に延設された第1のアーム16aの後端部
にはローラ16bが取り付けられ、中央部から上方に延
設された第2のアーム16cの上端部には摺動軸16d
が取り付けられ、この摺動軸16dは前記取付片15b
のガイド孔15dに摺動自在に係合している。又、操作
レバー16の中央部から前方に延設された第3のアーム
16eの前端部には摺動軸16fが取り付けられ、この
摺動軸16fは前記基体13の側壁部に形成された円弧
状のガイド孔13cに摺動自在に係合しており、更に第
4のアーム16gの後端部は前記摺動軸16fを共用軸
として第3のアームの前端部に枢支されると共に、第4
のアーム16gの前端部は前記前板14の取付片14b
にピン18を介して枢支されている。
【0017】このように構成された移動仕切り装置12
は、図4(イ) 、(ロ) のように前記エレベータ通路Rの左
右の側面1bに取り付けられた階段状のストッパ部材1
9にて両側端部がそれぞれ受止されることで安定良く支
持される。このストッパ部材19は、移動仕切り装置1
2の両端部をシールするためのシール材を兼ねる。
【0018】前記エレベータ通路Rの左右側面1bに
は、上下方向に沿って前記仕切り板6の取付位置に対応
させ、しかも左右同一高さ位置に切欠孔(図略)が複数
段設けられており、ストッパ部材19に形成された係止
片19aをいずれかの切欠孔に係止することでストッパ
部材19を着脱可能に取り付ける。つまり、ストッパ部
材19を介して移動仕切り装置12を庫内の所望位置に
取り付けることができ、取り付け後にその位置を変更す
ることもできる。従って、前記仕切り板6及び移動仕切
り装置12の取付位置を変えることで、前記加熱領域P
と冷却領域Qとの容積比率を容易に変更することが可能
である。
【0019】又、前記ストッパ部材19には、図4(ロ)
のようにマイクロスイッチ等の検出装置20が取り付け
られ、移動仕切り装置12の後板15の下面端部に取り
付けられた操作片15gにてON、OFF操作をするよ
うにしてある。この検出装置20は、後記するように移
動仕切り装置12の移動後の復帰を検出するものであ
る。
【0020】更に、エレベータ9の上部の後面には、図
2のように係合片9cが上向きに突設されており、この
係合片9cは移動仕切り装置12を移動する際に、前記
操作レバー16のローラ16bを押し上げるようにして
ある。又、エレベータ9の上端部には連結片9dが上向
きに突設され、前記基体13の突起13dに対して連結
・離脱可能に形成してある。
【0021】次に、動作について説明する。図1に示す
のは販売待機状態であり、購買者がコインを投入して冷
却領域Q内に属する販売商品を選択した場合には、前記
エレベータ駆動用チェーン11に指令信号が出され、該
チェーン11が駆動してエレベータ9がエレベータ通路
R内を上昇し、その販売商品を収納した商品収納コラム
の位置で停止すると共に、エレベータ内のバケットが横
移動してその商品収納コラムに位置付けられる。この
時、商品収納コラムの先端ストッパが外れて最前位の販
売商品が払い出されバケット内に収納される。販売商品
の収納後、チェーン11は反対方向に駆動してエレベー
タがエレベータ通路R内を下降し、待機位置で停止する
と共にバケットの底部が開いて販売商品を前記商品取出
口5に落下させる。購買者はその商品取出口5から販売
商品を取り出すことができる。
【0022】購買者が加熱領域P内に属する販売商品を
選択した場合には、先と同様にエレベータ駆動用チェー
ン11に指令信号が出され、該チェーン11が駆動して
エレベータ9がエレベータ通路R内を上昇し、前記移動
仕切り装置12に至ると、図3のように前記係合片9c
が操作レバー16のローラ16bを押し上げて移動仕切
り装置12を前後に縮めると共に、移動仕切り装置12
との連結がなされる。
【0023】即ち、操作レバー16のローラ16bがエ
レベータ9の係合片9cにより押し上げられると、図3
のように操作レバー16は前記ピン17を中心として反
時計回りに回転し、この回転に伴って第2のアーム16
cは前記取付片15bを前方に押すことで後板15を基
体13のガイドレール13gに沿って前方に移動し、第
3のアーム16eは摺動軸16fが基体13のガイド孔
13cに沿って下方に移動し、この摺動軸16fの移動
により第4のアーム16gがピン18を中心として若干
時計回りに回転しながら後方へ引っ張られ、スプリング
14cに抗して取付片14bを後方に引くことで前板1
4を後方に移動する。これにより、移動仕切り装置12
は前後方向の寸法が縮小され、前板14は断熱扉2から
離れ、後板15は仕切り板6から離れた状態になる。こ
の時、前記エレベータ9の連結片9dが基体13の突起
13dに係合し、エレベータ9と移動仕切り装置12と
が連結状態となる。
【0024】この状態から更にエレベータ9が上昇する
と、移動仕切り装置12は前記ストッパ部材19から離
れてエレベータ9と共に上昇させられる。エレベータ9
が加熱領域P内に入り込んで販売商品を収納した商品収
納コラムの位置で停止し、前記と同様にエレベータ内の
バケットが横移動してその商品収納コラム4に位置付け
られると、商品収納コラムの先端ストッパが外れて最前
位の販売商品が払い出されてバケット内に収納される。
この際、エレベータ9に連結された移動仕切り装置12
は、邪魔にならないように商品収納コラムより上方に位
置するようにしてある。
【0025】バケットに販売商品が収納されるとエレベ
ータ9は下降し、移動仕切り装置12が仕切り板6の位
置に至ると両端部がストッパ部材19に受止されて停止
し、エレベータ9のみ引き続き下降する。このエレベー
タ9の下降により、前記連結片9dが基体13の突起1
3dから離れて連結が解除され、係合片9cも操作レバ
ー16のローラ16bから離れる。
【0026】ストッパ部材19に受止された移動仕切り
装置12は、前記スプリング14cの復元力により取付
片14bが前方に引っ張られることで、前板14が前方
に移動して断熱扉2に接触し、同時に取付片14bの前
方移動に伴って操作レバー16の第4のアーム16gが
前進しながらピン18を中心として反時計回りに回転す
る。すると、第3のアーム16eとの共通摺動軸16f
が基体13のガイド孔13に沿って上方に移動すること
で、操作レバー16がピン17を中心として時計回りに
回転し、この回転に伴って第2のアーム16cが後方に
押され、取付片15bを介して後板15を後方に移動さ
せて仕切り板6に接触させると共に、第1のアーム16
aのローラ16bが元の位置まで下降する。
【0027】かくして、移動仕切り装置12は、図2の
ように待機位置にて元の状態に復帰する。この移動仕切
り装置12の復帰は、後板15の後方移動に伴い前記操
作片15gがマイクロスイッチ等の検出装置20の接点
20aを押す(ONとなる)ことで検出される。検出さ
れなかった場合は、再度エレベータ9が上昇及び下降さ
れる。
【0028】一方、移動仕切り装置12から離れたエレ
ベータ9は下降を続けて待機位置に至ると停止し、前記
と同様にバケットの底部が開いて収納している販売商品
を前記商品取出口5に落下させる。購買者はその商品取
出口5から販売商品を取り出すことができる。つまり、
加熱領域P内の商品を販売する時には、エレベータ9の
上昇により移動仕切り装置12を押し上げ、エレベータ
9と連結状態で上方に移動させ、販売商品を受け取った
後にエレベータ9が下降し、その途中で移動仕切り装置
12を待機位置に戻すと共に連結を解除し、エレベータ
9のみ下降を続行して待機位置まで戻り、前記のように
商品を排出して販売を終了する。
【0029】この場合、加熱領域Pと冷却領域Qとの販
売商品の受け取りを1台のエレベータ9で兼ねるので、
販売機本体の製造コストの高騰を来さず、庫内スペース
を多く必要としないことから小型コンパクトに製造する
ことができる。又、移動仕切り装置12を駆動するため
の駆動機構は何ら必要としない。
【0030】仕切り板6は、前記のように庫内側壁に対
して着脱できるためその取付位置を任意に変更すること
が可能であり、且つ移動仕切り装置12も前記ストッパ
部材19を外せば手動によりガイドレール10に沿って
上下移動が自在にできるため、仕切り板6の変更位置に
合わせてストッパ部材19を介して容易に取り付けるこ
とができる。
【0031】この結果、加熱領域Pと冷却領域Qとの容
積比率を任意に変更することができる、更に仕切り板6
を庫内から取り外し、移動仕切り装置12をエレベータ
通路Rの最上位に取り付けることで、庫内全体を冷却領
域Q(場合によっては加熱領域P)に変更することも可
能である。販売商品を補充する際に、移動仕切り装置1
2を手動にて最上位に仮移動させ、補充作業をし易いよ
うにしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
販売機は、商品搬出用のエレベータは加熱領域と冷却領
域とで共通としたので、製造コストの低減及び小型コン
パクト化が図れ、加熱領域と冷却領域との境界に取り付
ける仕切り板及び移動仕切り装置はいずれも取付位置を
変更できるように形成したので、加熱領域と冷却領域と
の容積比率の変更が容易にでき、更に移動仕切り装置は
エレベータの移動に伴って従動するように構成したの
で、移動仕切り装置を駆動するための駆動機構が不要に
なる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動販売機の実施形態を示す概略
断面図。
【図2】エレベータによる移動仕切り装置の押し上げ前
の状態を示す概略図。
【図3】エレベータによる移動仕切り装置の押し上げ時
の状態を示す概略図。
【図4】移動仕切り装置のストッパ部材を示すもので、
(イ) は正面側概略図、(ロ) は側面側概略図。
【符号の説明】
1…販売機本体 2…断熱扉 3…棚 4…商品収納コラム 5…商品取出口 6…仕切り板 7…加熱ユニット 8…冷却ユニット 9…エレベータ 10…ガイドレール 11…エレベータ駆動用チェーン 12…移動仕切り装置 13…基体 14…前板 15…後板 16…操作レバー 17、18…ピン 19…ストッパ部材 20…検出装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部と断熱された庫内に複数の商品収納コ
    ラムを並置する棚が上下方向に複数段設けられ、前記庫
    内を加熱領域と冷却領域とに区分する仕切り板が前記棚
    の間に設けられ、且つ庫内前端部のエレベータ通路内に
    商品搬出用のエレベータが上下移動自在に装備された自
    動販売機において、 前記仕切り板の前端部にエレベータ通路を遮断する移動
    仕切り装置を設け、この移動仕切り装置は、前板と後板
    とで前後に伸縮可能に形成され、前記エレベータに押し
    上げられると縮小状態となってエレベータと連結して上
    昇し、エレベータが下降する際には前記仕切り板の前端
    部で停止して伸長状態となってエレベータから離脱する
    ことを特徴とする移動仕切り装置を備えた自動販売機。
  2. 【請求項2】前記仕切り板と移動仕切り装置は、庫内で
    の取付位置を変えられるように形成し、加熱領域と冷却
    領域との容積比率を変更できるようにした請求項1記載
    の移動仕切り装置を備えた自動販売機。
  3. 【請求項3】前記移動仕切り装置は、エレベータのガイ
    ドレール又は専用のガイドレールに沿って上下移動し、
    エレベータの待機時には手動にて上下移動可能に形成さ
    れた請求項1又は2記載の移動仕切り装置を備えた自動
    販売機。
  4. 【請求項4】前記移動仕切り装置の左右端部は、庫内の
    左右側面の同一高さ位置に着脱するストッパ部材にて受
    止され、このストッパ部材が移動仕切り装置の左右端部
    のシール材を兼ねる請求項1、2又は3記載の移動仕切
    り装置を備えた自動販売機。
  5. 【請求項5】前記ストッパ部材にスイッチ等の検出装置
    を設け、この検出装置により移動仕切り装置の待機位置
    への復帰を検出する請求項4記載の移動仕切り装置を備
    えた自動販売機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010277280A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 商品収納装置
JP2010277279A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 商品収納装置

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JP2010277280A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 商品収納装置
JP2010277279A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 商品収納装置

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