JP3271392B2 - 自動販売機の扉支持装置 - Google Patents

自動販売機の扉支持装置

Info

Publication number
JP3271392B2
JP3271392B2 JP24837593A JP24837593A JP3271392B2 JP 3271392 B2 JP3271392 B2 JP 3271392B2 JP 24837593 A JP24837593 A JP 24837593A JP 24837593 A JP24837593 A JP 24837593A JP 3271392 B2 JP3271392 B2 JP 3271392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
vending machine
case
pair
support device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24837593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07105440A (ja
Inventor
匠 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP24837593A priority Critical patent/JP3271392B2/ja
Publication of JPH07105440A publication Critical patent/JPH07105440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3271392B2 publication Critical patent/JP3271392B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、前面が開口するケー
スとで機体を構成しケースの前面開口を覆う扉をケース
に開閉自在に支持する自動販売機の扉支持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種商品を販売する自動販売機は、その
外周面を形成する機体が、内部に商品を貯蔵若しくは、
内部で商品を原料から製造し前面が開口するケースと、
このケースの前面開口を開閉自在に覆う一つ若しくは複
数の扉とで一般的に構成されている。この扉は、左右い
ずれか一方の端が回動自在に若しくは、左右に移動自在
にケースに支持されており、商品若しくは商品の原料の
機体内への補給および、機体内の点検,清掃,整備など
の保守作業が扉を開放して行われる。
【0003】そのため、屋内外の限られた狭い空間内に
設置して使用される場合が多い自動販売機の設置空間と
しては、扉を開放して保守作業ができるように、機体が
占める空間に、扉の開閉に必要な空間を加えた、機体が
占める空間のほぼ倍の設置空間が少なくとも必要であ
る。一方、屋内であるビル内には、自動販売機を隅に設
置して支障無くかつこの自動販売機の使用上も差し支え
ない手頃な広さの設置空間を持つ、狭く仕切られた炊事
場,湯沸室など数多くの部屋が必ずある。しかし、この
ような部屋に設置された自動販売機は、使用上は差し支
えなくても、左右方向の幅が、機体に対してその設置空
間が狭過ぎたり、奥行方向の幅が、機体に対しその設置
空間が狭過ぎたりする。そのため、扉を十分に開放でき
ず、保守作業に支障をきたすことになるので、自動販売
機を設置して使用できる手頃な空間が折角あっても、こ
の空間に自動販売機を従来設置できなかった。この種の
自動販売機の扉支持装置の従来例を図3ないし図5に示
す。図3はこの発明の対象となる自動販売機を示し、
(A)が外観を示す前方斜右上から見た斜視図、(B)
が(A)の扉および貯蔵庫扉を開放した状態の前方斜右
上から見た斜視図であり、図4は自動販売機の扉支持装
置の一つの従来例の構成を示し、(A)は平面図、
(B)が左側面図であり、図5は自動販売機の扉支持装
置の異なる従来例の構成を示す平面図で、図3(A)お
よび図4は図の下側が、また図3(B)は図の右側が前
面側である。
【0004】図3ないし図5において、1は、前面が開
口するケースであり、このケース1と、このケース1の
前面開口を開閉自在に覆う扉2とで機体3が構成されて
いる。この機体3は、この機体3を設置面4上に据え付
ける際、この機体3底面から下方に突き出してこの機体
3の底部に設けられ機体3の据え付け高さおよび基準面
の水平度を調整する、軸長方向が鉛直なねじであるレベ
リングスクリュ5で設置面4上に支持されている。
【0005】この機体3を構成する扉2は、図の従来
例では、ケース1の前端部上下両端に、このケース1前
面から前端を前方に突き出して後端を固定された長方形
平板状の一対の支持体6前端部に固定された、軸長方向
が鉛直な回動軸7を介してケース1に右端を回動自在に
支持されている。このケース1に扉2を水平面内で回動
自在に支持する扉支持装置8が支持体6および回動軸7
で構成されている。一方、図の従来例の扉2は、図示
しない扉支持装置で左右に移動自在に支持されている。
【0006】一方、ケース1内には、図示しない冷凍機
で内部が冷却され商品が貯蔵される、前面が開口する貯
蔵庫9が断熱壁で区画形成されており、貯蔵庫扉10で
貯蔵庫9の前面開口は覆われている。この貯蔵庫9内に
は、前面に開口し商品が投入される投入口11および、
下面に開口し商品が落下排出される排出口12が上下両
端部にそれぞれ形成されかつ前後に蛇行しながら上下に
延在する、図示しない複数の通路が前後に配列して内側
に形成された収納棚13が左右に並列して複数設置され
ている。
【0007】この収納棚13の下端部には、前記通路内
の商品を最下位から順に一個ずつ排出口12を通して販
売の都度落下排出する、図示しない排出機構が前記通路
毎に備えられている。また収納棚13の下の、ケース1
内には、上面が前方に向かって下り坂の傾斜面を形成す
るシュータ14が配設されており、このシュータ14前
方の扉2下部には、前後両面に開口し商品が取り出され
る取出口15が形成されている。この取出口15内と貯
蔵庫9内とを連通し商品が取出口15内に送出される、
鉛直面内で回動自在に上端を貯蔵庫扉10に支持された
蓋16で覆われる送出口17が貯蔵庫扉10下部に形成
されている。
【0008】また、扉2には、図示しない広告,商品見
本18などを陳列展示し商品を前面に向け広告展示する
展示室19が前面側上部に区画形成されている。この展
示室19内に陳列展示された商品見本18と対にし前面
から前端を突き出して商品を選択する選択釦20が左右
に複数並設されており、展示室19の下の扉2前面部に
は、硬貨および紙幣がそれぞれ投入される投入口21お
よび投入口22,投入した硬貨を返却操作する返却レバ
ー23,釣銭を返却する返却口24などが配設されてい
る。この返却口24内に釣銭を払い出したり投入口21
から投入された硬貨を受入れたりするコインメカニズム
25,投入口22から投入された紙幣を処理する識別装
置26などが扉2の内側に配設されている。
【0009】このように構成された自動販売機の機体3
内への商品の補給および、この機体3内の点検,清掃,
整備などの保守作業は、扉2若しくはこの扉2および貯
蔵庫扉10を開放して行われる。また、自動販売機とし
ての販売動作は、お客さんが投入口21,22から硬貨
若しくは紙幣を投入後、選択釦20を押して商品を選択
すると、販売指令信号により、選択された商品が収納さ
れた収納棚13に設けられた前記排出機構が、前記通路
内の最下位の商品を排出口12を通して落下排出する。
この落下排出された商品は、シュータ14上に落下し、
このシュータ14上面を転動若しくは摺動しながら前方
に向って降下し、蓋16を押し開き送出口17を通り抜
けて取出口15内に搬出されると同時に、必要に応じて
釣銭が返却口24内に払い出される。この返却口24内
に払い出された釣銭および、取出口15内に搬出された
商品はお客さんにより取り出される。また前記排出機構
で最下位の商品が落下排出された前記通路内に収納され
る、最下位より上側の商品は、通路内をその自重でそれ
ぞれ順次下方に搬送される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の自動販売機の扉支持装置は、図の従来例では、
支持体6および回動軸7で構成された扉支持装置8が、
扉2をケース1に水平面内で回動自在に支持しているの
で、回動軸7を軸として扉2を水平面内で回動して、保
守作業の際に扉2を開放できる。また図の従来例で
は、図示しない扉支持装置で左右に移動自在に支持され
た扉2を左右に移動して、保守作業の際に扉2を開放で
きる。
【0011】しかし、扉2を開放するには、図の従来
例では、前後の幅がこの機体3の左右の幅と同じ幅の空
間が機体3の前方に少なくとも必要であり、また図
従来例では、左右の幅がこの機体3の左右の幅と同じ幅
の空間が機体3の右側に少なくとも必要である。そのた
め、自動販売機を設置する際には、機体3が占める空間
に、扉2の開閉に必要な空間を加えた広さの、機体3の
ほぼ倍の広さの設置空間がないと、自動販売機を設置し
て使用できても、扉2を開放して保守作業を行うことが
できない。
【0012】したがって、屋内であるビル内に、自動販
売機を隅に設置して支障無くかつこの自動販売機の使用
上は差し支えない手頃な広さの設置空間を持つ、狭く仕
切られた炊事場,湯沸室などの数多くの部屋が仮にあっ
ても、機体3が占める空間とほぼ同じ空間が機体3の前
方若しくは側方に取れなければ、自動販売機を設置でき
ないという問題がある。
【0013】この発明は、機体が占める空間とほぼ同じ
空間が機体の前方若しくは側方に取れない狭い設置空間
にでも自動販売機を設置して使用できかつ保守作業を扉
を開放して行うことができる自動販売機の扉支持装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明によれば、前面が開口するケース1
とこの開口を覆い開閉自在な扉2とから構成される機体
3を有し、各種商品を販売する自動販売機の扉支持装置
において、ケース1の上部に前後方向に移動自在に設け
られた左右一対の軸長方向が鉛直なケース側回動軸4
1,41と、扉2の上部に設けられた左右一対の軸長方
向が鉛直な扉側回動軸27,27と、一端がケース側回
動軸41,41に支持され、他端が扉側回動軸27,2
7に支持される左右一対のリンク42,42とを備える
ものとする。
【0015】また、請求項2の発明によれば、前面が開
口するケース1とこの開口を覆い開閉自在な扉2とから
構成される機体3を有し、各種商品を販売する自動販売
機の扉支持装置において、ケース1の上部に設けられた
左右一対の軸長方向が鉛直なケース側回動軸35,35
と、扉2の上部に設けられた左右一対の軸長方向が鉛直
な扉側回動軸27,27と、一端がケース側回動軸3
5,35に支持される左右一対の第1のリンク37,3
7と、他端が扉側回動軸27,27に支持される左右一
対の第2のリンク38,38と、第1のリンク37,3
7の他端と第2のリンク38,38の一端とをそれぞれ
回動自在に連結する左右一対の軸長方向が鉛直な回動軸
36,36とを備えるものとする。
【0016】また、上記において、扉2の下端に機体3
が設置される設置面上に扉2を支持するための車輪31
を設けることもできる。さらに、車輪31の回転を制動
するブレーキ30を備えてもよい。
【0017】
【作用】請求項1の発明は上記構成により、回動軸を前
後に移動して扉を水平面内で前後に移動できるととも
に、リンクを介して水平面内で左右にも移動でき、かつ
同時にリンクの他端若しくは回動軸あるいはリンクの他
端および回動軸を軸とし扉を水平面内で回動移動でき、
扉をケースの外側面に沿わせて移動できる。
【0018】また、請求項2の発明は上記構成により、
回動自在に支持された第1,第2のリンク機構を介して
扉を水平面内で前後に移動できるとともに、水平面内で
左右にも移動でき、かつ同時に扉を水平面内で回動移動
でき、扉をケースの外側面に沿わせて移動できる。
【0019】さらに、扉の下端に車輪を設けるものとし
たので、車輪を介して扉を設置面上に支持できるととも
に、設置面上を回転する車輪で設置面上に支持しなが
ら、扉を水平面内で移動若しくは回動あるいは、移動お
よび回動することができる。
【0020】また、車輪の回転を制動するブレーキを備
えるものとしたので、開いた扉をその位置で設置面上に
保持できる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1ないし図3に
基づいて説明する。図1はこの発明の一つの実施例の自
動販売機の扉支持装置の構成を示し、(A)が左側面
図、(B)が(A)の平面図、(C)が(B)の扉開放
時の扉支持装置各部の動作を示す説明図で、(A)は図
の右側が、また(B)および(C)は図の下側がそれぞ
れ前面側ある。また、図2はこの発明の異なる実施例の
自動販売機の扉支持装置の構成および、扉を開く際の扉
支持装置各部の動作を示す平面図で、図の下側が前面側
であり、図3はこの発明の対象となる自動販売機を示
し、(A)が外観を示す前方斜右上から見た斜視図、
(B)が(A)の扉および貯蔵庫扉を開放した状態の前
方斜右上から見た斜視図である。図4および図5と共通
あるいは同一の部分は同一の符号で示す。
【0022】図1ないし図3において、1は、前面が開
口するケースであり、このケース1と、このケース1の
前面開口を開閉自在に覆う扉2とで機体3を構成してお
り、この機体3底面から下方に突き出してこの機体3の
底部に設けたレベリングスクリュ5で機体3を設置面4
上に支持している。この機体3を構成する、図1および
図2に示す実施例の扉2には、軸長方向が鉛直な左右一
対の回動軸27を、この回動軸27の上端部を扉2上面
から上方に突き出しこの扉2に左右に並列固定してい
る。また扉2には、この扉2を設置面4上に支持し軸長
方向が水平な回転軸28を軸とし鉛直面内で回転する、
この回転を付属のレバー29を回動操作すると制動する
ブレーキ30を備えた車輪31を、扉2前端部下端に上
端を固定した、軸長方向が鉛直な回動軸32を介し扉2
下面から下方に突き出して水平面内で回転自在に支持し
ている。一方、機体3を構成するケース1の上面には、
図1に示す実施例では、上面が開口する前後方向の溝で
ある案内溝33を形成した一対の溝形成部材34を左右
に並列固定し、図2に示す実施例では、軸長方向が鉛直
な左右一対の回動軸35を前端部に並列固定している。
【0023】この一対の回動軸35に、回動軸36を介
して一端を互に回動自在に連結した一対のリンク37で
それぞれ構成した一対のリンク38の一端をそれぞれ回
動自在に支持しており、この一対のリンク38の他端
を、一対のリンク37を互に回動してV字形にし左右一
対の回動軸27にそれぞれ回動自在に支持している。こ
の一対の回動軸27および一対のリンク38でリンク機
構39を構成するとともに、このリンク機構39,ブレ
ーキ30,車輪31,回動軸35などで、扉2をケース
1に水平面内で回動自在および移動自在に支持する、図
2に示す実施例の扉支持装置40を構成している。
【0024】また、図1に示す実施例のケース1の上面
に左右に並列固定した溝形成部材34の案内溝33内に
下端部をそれぞれ嵌め込んで軸長方向が鉛直な左右一対
の回動軸41をケース1に前後に移動自在に支持してい
る。また一対の回動軸41にそれぞれ回動自在に一端を
支持した一対の前後に長いリンク42の他端を左右一対
の回動軸27にそれぞれ回動自在に支持している。この
一対の回動軸27および一対のリンク42でリンク機構
43を構成するとともに、このリンク機構43,ブレー
キ30,車輪31,溝形成部材34,回動軸41など
で、扉2をケース1に水平面内で回動自在および移動自
在に支持する、図1に示す実施例の扉支持装置44を構
成している。
【0025】一方、ケース1内には、図示しない冷凍機
で内部が冷却され商品が貯蔵される、前面が開口する貯
蔵庫9を断熱壁で区画形成しており、その他の構成は前
記した従来例と同一である。前述の構成において、この
発明の自動販売機の扉支持装置である扉支持装置40,
44を備えた自動販売機の販売動作は、前記した従来例
と同一であるので、保守作業の際に扉2を開閉するとき
の扉支持装置40,44各部の動作および機能について
以下述べる。
【0026】図1に示す実施例において、保守作業の
際、扉2を解錠後に扉2を前方に引くと、回動軸41は
回動軸27およびリンク42を介して扉2に引かれて溝
形成部材34の案内溝33に沿い前方に移動するので、
車輪31で設置面4上に支持しながら扉2を前方に移動
できる。また扉2をケース1の前方に引きながら側方に
押すと、回動軸41は回動軸27およびリンク42を介
して扉2に引かれて前方に移動し、同時にリンク42は
回動軸27,41を支点として回動するので、車輪31
で設置面4上に支持しながら扉2をケース1の外側面に
沿ってこのケース1の側方に移動できる。この際の車輪
31の動作は、扉2の進行方向に回動軸32を軸として
回動し、設置面4上を回転軸28を軸として回転移動す
るので、レバー29を回動操作しブレーキ30で車輪3
1を制動することにより、必要な位置まで移動させた扉
2を設置面4上に保持できる。また、扉2を閉じるとき
には、上記の逆の手順で操作することにより、扉2を元
位置に復帰させることができる。
【0027】図2の実施例において、保守作業の際、扉
2を解錠後に扉2を前方に引くと、この扉2で回動軸2
7を介して前方に引かれるリンク38の回動軸27側端
が、一対のリンク37が互に回動して前方に移動するの
で、車輪31で設置面4上に支持しながら扉2を前方に
移動できる。また扉2をケース1の前方に引きながら側
方に押すと、この扉2で回動軸27を介して前方に引か
れるリンク38の回動軸27側端が、一対のリンク37
が互に回動して前方に移動し、同時に回動軸27を支点
として回動するので、車輪31で設置面4上に支持しな
がら扉2をケース1の外側面に沿ってこのケース1の側
方に移動できる。この際の車輪31の動作は、前述の図
1の実施例の場合と同様であり、レバー29を回動操作
しブレーキ30で車輪31を制動して、必要な位置まで
移動させた扉2を設置面4上に保持できる。また、扉2
を閉じるときには、上記の逆の手順で操作することによ
り、扉2を元位置に復帰させることができる。
【0028】したがって、機体3に隣接し扉2を開く際
に障害となる、図示しない建造物の外壁面,内壁面など
の、図示しない障害物を避けながら扉2をケース1の外
側面に沿って開くことができる。これにより、前後の幅
が機体3の左右の幅と同じ幅の空間が機体3の前方に無
いあるいは、左右の幅が機体3の左右の幅と同じ幅の空
間が機体3の側方に無い設置空間に自動販売機を設置し
ても使用できるとともに、扉2を十分開放して保守作業
を行うことができる。
【0029】
【発明の効果】この発明は、上記構成により、扉をケー
スの外側面に沿わせて移動できるので、機体に隣接し扉
を開く際に障害となる、建造物の外壁面,内壁面などの
障害物を避けながら扉を開くことができ、前後の幅が機
体の左右の幅と同じ幅の空間が機体の前方に無くても、
また左右の幅が機体の左右の幅と同じ幅の空間が機体の
側方に無くても扉を十分開放できる。
【0030】また、扉の下端に車輪を設けるものとした
ので、設置面上を回転する車輪で扉を設置面上に支持し
ながら、扉を水平面内で移動若しくは回動あるいは、移
動および回動でき、扉をケースの外側面に沿って容易に
移動できる。さらに、車輪の回転を制動するブレーキを
備えるものとしたので、開いた扉をその位置で設置面上
に保持でき、保守作業中に扉が外力により移動するのを
防止できる。
【0031】その結果、自動販売機を隅に設置して支障
無くかつこの自動販売機の使用上は差し支えない手頃な
広さの、保守作業の際に扉を開放できず自動販売機を従
来設置できなかった設置空間を持つ、屋内であるビル内
の仕切られた炊事場,湯沸室などの狭い部屋にも自動販
売機を設置できるとともに、保守作業の際に開放した扉
が周囲の交通の障害になるのを防止できるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施例の自動販売機の扉支持
装置の構成を示し、(A)が左側面図、(B)が(A)
の平面図、(C)が(B)の扉開放時の扉支持装置各部
の動作を示す説明図
【図2】この発明の異なる実施例の自動販売機の扉支持
装置の構成および、扉を開く際の扉支持装置各部の動作
を示す平面図
【図3】この発明の対象となる自動販売機を示し、
(A)が外観を示す前方斜右上から見た斜視図、(B)
が(A)の扉および貯蔵庫扉を開放した状態の前方斜右
上から見た斜視図
【図4】自動販売機の扉支持装置の一つの従来例の構成
を示し、(A)は平面図、(B)が左側面図
【図5】自動販売機の扉支持装置の異なる従来例の構成
を示す平面図
【符号の説明】
1 ケース 2 扉 3 機体 27 回動軸 30 ブレーキ 31 車輪 35 回動軸 37 リンク 38 リンク 41 回動軸 42 リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 9/10 E05D 15/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面が開口するケースとこの開口を覆い開
    閉自在な扉とから構成される機体を有し、各種商品を販
    売する自動販売機の扉支持装置において、ケースの上部
    に前後方向に移動自在に設けられた左右一対の軸長方向
    が鉛直なケース側回動軸と、扉の上部に設けられた左右
    一対の軸長方向が鉛直な扉側回動軸と、一端がケース側
    回動軸に支持され、他端が扉側回動軸に支持される左右
    一対のリンクとを備えることを特徴とする自動販売機の
    扉支持装置。
  2. 【請求項2】前面が開口するケースとこの開口を覆い開
    閉自在な扉とから構成される機体を有し、各種商品を販
    売する自動販売機の扉支持装置において、ケースの上部
    に設けられた左右一対の軸長方向が鉛直なケース側回動
    軸と、扉の上部に設けられた左右一対の軸長方向が鉛直
    な扉側回動軸と、一端がケース側回動軸に支持される左
    右一対の第1のリンクと、他端が扉側回動軸に支持され
    る左右一対の第2のリンクと、第1のリンクの他端と第
    2のリンクの一端とをそれぞれ回動自在に連結する左右
    一対の軸長方向が鉛直な回動軸とを備えることを特徴と
    する自動販売機の扉支持装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の自動販売
    機の扉支持装置において、扉の下端に機体が設置される
    設置面上に扉を支持するための車輪を設けることを特徴
    とする自動販売機の扉支持装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の自動販売機の扉支持装置に
    おいて、車輪の回転を制動するブレーキを備えることを
    特徴とする自動販売機の扉支持装置。
JP24837593A 1993-10-05 1993-10-05 自動販売機の扉支持装置 Expired - Fee Related JP3271392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24837593A JP3271392B2 (ja) 1993-10-05 1993-10-05 自動販売機の扉支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24837593A JP3271392B2 (ja) 1993-10-05 1993-10-05 自動販売機の扉支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07105440A JPH07105440A (ja) 1995-04-21
JP3271392B2 true JP3271392B2 (ja) 2002-04-02

Family

ID=17177171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24837593A Expired - Fee Related JP3271392B2 (ja) 1993-10-05 1993-10-05 自動販売機の扉支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3271392B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07105440A (ja) 1995-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5730316A (en) Multiple-product merchandising machine
US6378324B1 (en) Thermally regulated storage container
US4927051A (en) Multiple-product merchandising machine
US6170285B1 (en) Vending machine
US5285926A (en) Multiple-product merchandising machine
US5048717A (en) Multiple-product merchandizing machine
AU2007339736A1 (en) Amusement machine
US11127240B2 (en) Vending machine
US9633503B2 (en) Vendor
EP1556839B1 (en) Drum type vending machine
JP3271392B2 (ja) 自動販売機の扉支持装置
EP3842364A1 (en) Conveyance mechanism of item vending machine
KR101900731B1 (ko) 냉장육 및 냉동육 자동판매기
US2968518A (en) Multiple merchandising vending machine
JP3228015B2 (ja) 自動販売機
JPH10312491A (ja) 商品自動販売機
JP4039860B2 (ja) 自動販売機の商品取出口構造
WO2002012806A2 (en) A thermally regulated storage container
KR100460643B1 (ko) 자동판매기
JP2000194922A (ja) 移動仕切り装置を備えた自動販売機
JP2562795Y2 (ja) 自動販売機の商品収納装置
JPH10241029A (ja) 自動販売装置
JP2776008B2 (ja) 自動販売機の投入硬貨搬送装置
JPH08124007A (ja) ショーケース一体型自動販売機
JP3669189B2 (ja) 庫内仕切り装置を備えた自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080125

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees