JP2010277280A - 商品収納装置 - Google Patents

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JP2010277280A JP2009128213A JP2009128213A JP2010277280A JP 2010277280 A JP2010277280 A JP 2010277280A JP 2009128213 A JP2009128213 A JP 2009128213A JP 2009128213 A JP2009128213 A JP 2009128213A JP 2010277280 A JP2010277280 A JP 2010277280A
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Yorihito Inagaki
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Abstract

【課題】可動支持側板の支持構造部分等のメンテナンスや修理に要する時間の短縮化を図ることができる商品収納装置を提供すること。
【解決手段】左右一対のラック支持側板23間に上下方向に沿って複数段設けた商品ラック20と、商品ラック20の前方域を移動可能に配設し、任意の商品収納コラム21との間で商品の受け渡しが可能となるバケット30Bを駆動するバケット駆動手段30と、商品ラック20の前方域を上下に区画する態様で配置し、バケット30Bを上方に向けて駆動するバケット駆動手段30が下方より当接した場合に、バケット駆動手段30とともに上方に向けて移動する可動断熱仕切板40とを備え、可動断熱仕切板40は、バケット30Bを上下方向に沿って移動させる機構を支持する搬送支持側板321及びラック支持側板23とは別個に配設した専用の左右一対の仕切支持側板42間に上下方向に沿って移動可能に配設したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、商品収納装置に関し、より詳細には、複数の商品収納コラムを左右方向に沿って並設した商品ラックに対してバケットを通じた商品の受け渡しを行う商品収納装置に関するものである。
自動販売機には、商品を収納する商品収納コラムと、商品の搬送を行うバケットとを備えて構成したものがある。商品収納コラムは、複数の商品を整列した状態で収納する一方、ベンドメックが駆動した場合にはその前端部から商品を1つずつ払い出すものである。一般的な自動販売機では、商品ラックに複数の商品収納コラムが左右方向に沿って並設され、更にこの商品ラックが左右一対のラック支持側板間に上下方向に沿って複数段設けられている。バケットは、商品収納コラムとの間において商品の受け渡しを行うもので、商品ラックの前方域を移動可能に配設されている。より詳細に説明すると、バケットは、バケット駆動手段により商品ラックの前方域を上下左右に移動可能に配設されている。バケット駆動手段は、バケットを左右方向に沿って移動させることが可能なX軸搬送機構と、このX軸搬送機構を含む上記バケットを上下方向に沿って移動させるY軸搬送機構とを備えて構成されている。Y軸搬送機構は、左右一対のラック支持側板に設けられた左右一対の搬送支持側板間に上下方向に沿って移動可能に支持されている。
また、上記自動販売機においては、商品ラックの前方域を上下に区画する可動断熱仕切板を備えたものが知られている。可動断熱仕切板は、商品ラック間に固定配設された固定断熱仕切板とともに、自身が区画する上方域と下方域とを異なる温度帯に維持させるものである。この可動断熱仕切板は、バケットを上方に向けて駆動するバケット駆動手段が下方より当接した場合に、該バケット駆動手段とともに上方に向けて移動することができるよう搬送支持側板に配設されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−10925号公報
ところが、上記自動販売機では、可動断熱仕切板が、搬送支持側板(ラック支持側板)に設けられているために、可動断熱仕切板の支持構造部分等のメンテナンスや修理を行う場合に、一対のラック支持側板を自動販売機本体から取り出す必要がある。このようにラック支持側板を自動販売機から取り出すということは、各商品ラックを構成する商品収納コラムに整列した状態で収納された商品を取り出す必要があり、メンテナンスや修理が煩雑なものとなり、メンテナンスや修理に要する時間の長大化を招来する虞れがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、可動支持側板の支持構造部分等のメンテナンスや修理に要する時間の短縮化を図ることができる商品収納装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る商品収納装置は、それぞれが複数の商品収納コラムを左右方向に沿って並設してなり、左右一対のラック支持側板間に上下方向に沿って複数段設けた商品ラックと、前記商品ラックの前方域を移動可能に配設し、任意の商品収納コラムに対して対向配置された場合に当該商品収納コラムとの間において商品の受け渡しが可能となるバケットと、受け渡しを行う商品収納コラムが指定された場合に前記バケットを駆動することにより、該当する商品収納コラムに対してバケットを対向配置させるバケット駆動手段と、所望の前記商品ラック間に固定配設して自身が区画する上方域と下方域とを異なる温度帯に維持させる固定断熱仕切板と、前記固定断熱仕切板の前方域において前記商品ラックの前方域を上下に区画する態様で配置し、前記バケットを上方に向けて駆動する前記バケット駆動手段が下方より当接した場合に、該バケット駆動手段とともに上方に向けて移動する可動断熱仕切板とを備えた商品収納装置において、前記可動断熱仕切板は、前記バケット駆動手段のうち前記バケットを上下方向に沿って移動させる機構を支持する搬送支持側板及び前記ラック支持側板とは別個に配設した専用の左右一対の仕切支持側板間に上下方向に沿って移動可能に配設したことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る商品収納装置は、上述した請求項1において、前記可動断熱仕切板は、前記商品ラックの前方域を上下に区画する場合には水平姿勢となる一方、前記バケット搬送手段とともに上方に向けて移動する場合には自身の後端部が上方に向けて揺動することにより前端部に向かうに連れて漸次下方に傾斜した傾斜姿勢となることを特徴とする。
本発明によれば、可動断熱仕切板は、バケット駆動手段のうちバケットを上下方向に沿って移動させる機構を支持する搬送支持側板及びラック支持側板とは別個に配設した専用の左右一対の仕切支持側板間に上下方向に沿って移動可能に配設したので、可動断熱仕切板の支持構造部分等のメンテナンスや修理を行う場合に、バケット駆動手段、並びに商品ラックに収納された商品を取り出すことなく、仕切支持側板を取り出すだけで作業を行うことができ、場合により仕切支持側板を取り付けた状態でも作業を行うことができる。これにより、作業が煩雑なものとならず、可動支持側板の支持構造部分等のメンテナンスや修理に要する時間の短縮化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である商品収納装置が適用された自動販売機の内部構造を示す斜視図である。 図2は、商品収容庫に設けた要部を抜き出して示す斜視図である。 図3は、図2に示した状態から商品ラックを取り外した状態を示す斜視図である。 図4は、図3に示した可動断熱仕切板及びその支持構造を模式的に示す斜視図である。 図5は、図4に示した可動断熱仕切板の要部を模式的に示した平面図である。 図6は、図3に示したバケット駆動手段及び可動断熱仕切板の要部を示す側面図であり、一方の仕切支持側板のみを示している。 図7は、図3に示したバケット駆動手段及び可動断熱仕切板の要部を示す側面図であり、一方の仕切支持側板のみを示している。 図8は、図6及び図7に示した仕切支持側板の上端部を拡大して示す側面図であり、一方の仕切支持側板のみを示している。
以下、添付図面を適宜参照しながら本発明に係る商品収納装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である商品収納装置が適用された自動販売機の内部構造を示す斜視図である。ここで例示する自動販売機は、例えば缶入り飲料、ペットボトル入り飲料、紙パック入り飲料等の商品を冷却、若しくは加熱した状態で販売するもので、本体キャビネット1を備えている。
本体キャビネット1は、前面が開口した直方状をなすもので、内部が2つに区画されて上側が商品収容庫2、下側が機械室3となっている。商品収容庫2は、その内部を予め設定された温度状態に保持する室であり、商品収容庫2を構成する壁部材はそれぞれ断熱材によって形成してある。また、図には明示していないが、商品収容庫2の下部には、冷凍サイクルを構成する蒸発器等、内部雰囲気を冷却するための冷却手段が設けてあるとともに、商品収容庫2の上部には、電熱ヒータ等、内部雰囲気を加熱するための加熱手段が設けてある。
上記機械室3には、上記蒸発器とともに冷凍サイクルを構成する冷凍機(圧縮機及び凝縮器)や各種制御機器等が設けてある。
上記本体キャビネット1の前面には、内扉4及び外扉5が設けてある。内扉4は、断熱ガラス等の透明板を嵌め込んで形成したものであり、商品収容庫2の前面を覆うのに十分な大きさを有している。この内扉4は閉移動して商品収容庫2の前面を閉塞する場合には、該商品収容庫2の前面を構成する断熱部材である。
この内扉4の透明板の中央部右側下方域には、矩形状の商品搬出口6が形成されるとともに、該商品搬出口6を開閉するための搬出フラッパ7が設けられている。搬出フラッパ7は、下端が自由端となる態様で前後方向に揺動可能に軸支され、常態においては自身の自重により商品搬出口6を閉成するものである。
外扉5は、本体キャビネット1の前面開口を開閉するためのものであり、必要に応じて断熱材を用いて構成してあり、断熱ガラス等の透明板を嵌め込んでなるウインドウを有している。従って、当該自動販売機は外扉5のウインドウを介して内部を視認可能ないわゆるビュータイプのものである。また、外扉5の正面には、図には明示しないが、販売商品を選択するための商品選択ボタンや、貨幣を投入するための入金口等、商品を自動販売する際に必要となる構成が配設してある。尚、本明細書において、左方向は、自動販売機を正面から見た場合の左側の方向を指し、右方向は、自動販売機を正面から見た場合の右側の方向を指すものとして説明する。
このような商品収容庫2には、商品収納装置10として、商品ラック20と、バケット駆動手段30と、可動断熱仕切板40とが設けてある。図2は、商品収容庫2に設けた要部を抜き出して示す斜視図である。この図2も適宜用いながら説明する。
商品ラック20は、複数の商品収納コラム21を左右方向に沿って並設することによって構成したもので、個々の商品収納コラム21に画成した商品収納通路22に複数の商品を前後方向に整列した状態で収納することが可能である。このような商品ラック20は、商品収容庫2において左右一対となる態様で取り付けたラック支持側板23間に架け渡される態様で上下方向に沿って複数段設けてある。
上記商品ラック20を支持するラック支持側板23は、例えば板金等を適宜加工して構成した長尺状の板状体であり、互いの一面(内面)が対向する態様で設けてある。具体的には、商品収容庫2を構成する天板や底板等に例えばネジ等の取付部材を介して取り付けて設けてある。
かかるラック支持側板23に支持された商品ラック20の各商品収納コラム21は、図には明示しないが、前後に平行配置したローラに無端状のベルトを掛け回した搬送機構を備え、搬送ベルトの上面に商品を載置して収納している。このような各商品収納コラム21の前端部には商品の払い出しを制御するベンドメックが設けてある。ベンドメックは、駆動モータ、ソレノイド等の動力源から切り離した駆動部を有さないものであり、後述するバケット30Bが指定の商品収納コラム21に対向配置された場合にバケット30Bを載置する載置台312に内蔵される電動式駆動機構からの動力が伝達されて駆動するものである。
バケット駆動手段30は、X軸搬送機構31とY軸搬送機構32との組立体として構成したものである。X軸搬送機構31は、本体キャビネット1の内部であって商品ラック20の前方域において左右方向に沿って延在するレール部材311を備え、X軸モータの駆動によりレール部材311の延在方向(左右方向)に沿って搭載するバケット30Bを移動させるものである。このX軸搬送機構31におけるバケット30Bを載置する載置台312には、電動式駆動機構(図示せず)が内蔵してある。かかる電動式駆動機構は、指定された商品収納コラム21にバケット30Bが対向配置された場合に、該商品収納コラム21の前端部のベンドメックに駆動力を伝達して駆動力を与えるものである。
Y軸搬送機構32は、左右一対の搬送支持側板321に設けたものである。図には明示しないが、これら搬送支持側板321の上端部近傍にはプーリが回転自在となる態様で配設してある。このプーリには、長尺状の索状体であるベルトが掛け回してあり、このベルトの一端にはウエイターが接続され、他端には上記レール部材311を保持するための保持側板322が接続されている。そして、Y軸搬送機構32は、Y軸モータの駆動によりプーリが回転し、これにより保持側板322に保持されるレール部材311、並びにバケット30Bを搭載するX軸搬送機構31を上下方向に沿って移動させるものである。ここで、保持側板322には、傾斜突起板323が配設してある。傾斜突起板323は、保持側板322の上縁部から上方に突出しており、その上縁部の一部が後方に向かうに連れて漸次高くなる態様で傾斜している。
次に可動断熱仕切板40について説明する。図3は、図2に示した状態から商品ラック20を取り外した状態を示す斜視図である。かかる図3も適宜参照しながら可動断熱仕切板40について説明する。
可動断熱仕切板40は、商品ラック20の前方域を上下に区画するもので、所望の商品ラック20間に固定配設された固定断熱仕切板41とともに商品収容庫2の内部を上下に区画するものである。ここで固定断熱仕切板41は、平板状の断熱材であり、図示の例では上から2段目の商品ラック20と上から3段目の商品ラック20との間において、両側部がラック支持側板23に、かつ後端部が商品収容庫2の背面に支持されて固定配設してある。
上記可動断熱仕切板40は、図2及び図3に示すように自身が水平姿勢になる場合に、商品ラック20の前方域を上下に区画することができるのに十分な大きさを有している。そして、可動断熱仕切板40は、図4にも示すように、左右一対の仕切支持側板42間に上下方向に沿って移動可能に配設してある。
より詳細に説明すると次のようになる。まず、仕切支持側板42は、例えば板金等を適宜加工して構成した長尺状の板状体であり、互いの一面(内面)が対向する態様で設けてある。具体的には、上記ラック支持側板23や上記搬送支持側板321とは別個に、内面が商品ラック20の前方域を臨む態様で商品収容庫2を構成する枠材等に例えばネジ等の取付部材を介して取り付けて設けてある。かかる仕切支持側板42のそれぞれの内面には、上下方向に沿って延在する係合溝421が形成してあり、該係合溝421の下端は、ネジ部材422により取り付けた固定金423により閉塞してある。
次に、可動断熱仕切板40の両側部の前方側には、図5に示すように係合突部401が突設してある。係合突部401は、例えば段付きネジを締結することにより構成されるものであり、可動断熱仕切板40から最も離隔した部分が拡径部402となっている。
この係合突部401の拡径部402が仕切支持側板42の係合溝421に上方より進入することにより、可動断熱仕切板40は、係合溝421の延在方向、すなわち上下方向に沿って移動可能に配設してある。尚、上述したように係合溝421の下端は固定金423に閉塞されていることから、可動断熱仕切板40は、係合突部401の拡径部402が該固定金423に当接することによりそれ以上下方に向けて移動することが規制される。また、固定金423は、単に係合溝421の下端を閉塞しているだけでなく、自身に係合突部401が当接することにより下方への移動が規制された可動断熱仕切板40が、図6にも示すように、上記固定断熱仕切板41の配設高さに一致して、該固定断熱仕切板41とともに商品収納通路22を上下に区画することができるように取付位置が調整してある。このように固定金423に係合突部401の拡径部402が当接した状態にある可動断熱仕切板40は、後端縁部の全域に亘って配設した樹脂製の後ガイド片403が固定断熱仕切板41の前端縁部の全域に亘って配設した支持片(図示せず)に載置することにより、水平姿勢となる。ここで、可動断熱仕切板40の前端縁部にも全域に亘って樹脂製の前ガイド片404が配設してある。これら前ガイド片404及び後ガイド片403は、可動断熱仕切板40が固定断熱仕切板41と商品収容庫2を上下に区画する際に、その気密性を向上させるために設けたものである。
図4及び図6に示すように、それぞれの仕切支持側板42の上端部において上記係合溝421を形成する長尺平板424には、係止部材43がビス等により取り付けてある。より詳細には、最上段の商品ラック20よりも上方域に取り付けてある。係止部材43は、上方に開口するU字状の係止溝431が形成してある。この係止溝431は、開放された係合溝421の上端に連続する態様で形成してある。
上記のように構成した自動販売機では、可動断熱仕切板40を下方に移動させ、固定断熱仕切板41とともに商品収容庫2を上下に区画させる。このような状態において冷却手段及び加熱手段が駆動することにより、商品収容庫2のうち、可動断熱仕切板40及び固定断熱仕切板41により区画された上方域に収納した商品が加熱した状態に保持される一方、可動断熱仕切板40及び固定断熱仕切板41により区画された下方域に収納した商品が冷却した状態に保持されることになる。
そして、商品選択ボタンを通じて商品の選択情報及び入金口を通じて投入された貨幣の入金情報がそれぞれ所定の販売条件を充足すると、バケット駆動手段30が駆動することにより、選択した商品を収納した商品収納コラム21に対してバケット30Bが対向配置される。
ここで選択した商品が冷却した状態に保持された商品(コールド商品)である場合には、可動断熱仕切板40による断熱区画を維持した状態で、バケット30Bが対向配置され、該バケット30Bを載置する載置台312に内蔵される電動式駆動機構が該当する商品収納コラム21のベンドメックを駆動する。これによりコールド商品が1つだけバケット30Bに移載される。コールド商品が移載されたバケット30Bは、バケット駆動手段30の駆動により商品搬出口6に移動し、かかる商品搬出口6から払い出されて利用者は商品取出口に移動したコールド商品を外部に取り出すことが可能になる。
選択した商品が加熱した状態で保持された商品(ホット商品)である場合には、バケット30Bを固定断熱仕切板41よりも上方に向けて移動させることが必要になり、可動断熱仕切板40に下方からY軸搬送機構32を構成する保持側板322に配設された傾斜突起板323が当接することになる。この傾斜突起板323に当接された可動断熱仕切板40は、図7に示すように、該傾斜突起板323の傾斜縁部に載置し、すなわち、係合突部401の軸心回りに後端部が上方に向かう態様で揺動して傾斜縁部に載置し、傾斜姿勢のまま、バケット30B(保持側板322)の上方への移動とともに上方に移動する。その後、バケット30Bが対向配置され、該バケット30Bを載置する載置台312に内蔵される電動式駆動機構が該当する商品収納コラム21のベンドメックを駆動する。これによりホット商品が1つだけバケット30Bに移載される。ホット商品が移載されたバケット30Bは、バケット駆動手段30の駆動により商品搬出口6に移動する。この結果、商品搬出口6から払い出されて利用者は商品取出口に移動したホット商品を外部に取り出すことが可能になる。
その後、可動断熱仕切板40は、バケット30Bが待機位置に移動するために下方に向けて移動する保持側板322とともに下方に向けて移動し、係合突部401の拡径部402が固定金423に当接して下方に向けての移動が規制され、傾斜突起板323の載置状態からも解放されて元の水平姿勢となり、固定断熱仕切板41とともに商品収容庫2を上下に区画する。
このように上述した自動販売機では、可動断熱仕切板40が、ラック支持側板23及び搬送支持側板321とは別個に商品収容庫2に配設された専用の左右一対の仕切支持側板42に設けたものであるので、可動断熱仕切板40の支持構造部分等のメンテナンスや修理を行う場合に、左右一対の仕切支持側板42を本体キャビネット1(商品収容庫2)に固定しているネジ等の締付力を解除して取り外すことができる。つまり、商品ラック20及びバケット駆動手段30を商品収容庫2に設置したままで仕切支持側板42を取り外すことができる。このため、従来のように商品ラック20を構成する商品収納コラム21に収納された商品まで取り出す必要がない。
ところで、上記自動販売機において、すべての商品収納コラム21に収納した商品を単一の温度帯、例えば商品を冷却した状態でコールド商品として販売する場合には、可動断熱仕切板40を収納する必要がある。
このように可動断熱仕切板40を収納する場合には、バケット駆動手段30(Y軸搬送機構32)により保持側板322の傾斜突起板323に可動断熱仕切板40を載置させて上方に向けて移動、あるいは作業者の手動により上方に向けて移動させる。上方に向けて移動させた可動支持側板は、作業者に把持された状態で、自身の係合突部401(拡径部402)が係合溝421の上端から離脱され、後方に向けて僅かに移動させてから、図8に示すように、該係合突部401の拡径部402を係止部材43の係止溝431に上方より進入させて該係止部材43に係止される。このとき可動断熱仕切板40の後端部は、ラック支持側板23に予め設けてある図示せぬ載置部材に載置されることになり、可動断熱仕切板40は、商品収容庫2の上方域、より詳細には最上段の商品ラック20の上方域に収納される。
可動断熱仕切板40を収納した後、冷却手段を駆動させることにより、すべての商品収納コラム21に収納した商品を単一の温度帯に保持することができ、商品選択ボタンの操作等によりかかる商品(コールド商品)を販売することが可能になる。
以上説明したように、本発明の実施の形態である商品収納装置10によれば、可動断熱仕切板40が、バケット駆動手段30のY軸搬送機構32を支持する搬送支持側板321及びラック支持側板23とは別個に配設した専用の左右一対の仕切支持側板42間に上下方向に沿って移動可能に配設したので、可動断熱仕切板40の支持構造部分等のメンテナンスや修理を行う場合に、バケット駆動手段30、並びに商品ラック20に収納された商品を取り出すことなく、仕切支持側板42を取り出すだけで作業を行うことができ、場合により商品収容庫2に取り付けた状態でも作業を行うことができる。これにより、作業が煩雑なものとならず、作業に要する時間の短縮化を図ることができる。特に、自動販売機の設置先での作業に要する時間を短縮化させることができ、有用である。
また、上記商品収納装置10によれば、係止部材43が、仕切支持側板42のそれぞれの上端部において自身に形成された係止溝431が係合溝421の上端に連続する態様で配設してなり、上方に向けて移動した可動断熱仕切板40の係合突部401が係止溝431に進入した場合に、該可動断熱仕切板40を係止するので、作業者が片手のみで作業を行うことが可能になり、可動断熱仕切板40を収納させる際の取扱操作性の向上を図ることができる。これにより、機械設置作業時間の低減化、庫内運転温度変更時の付帯作業時間の低減化を図ることができる。
尚、上述した実施の形態では、自動販売機に適用する商品収納装置10を例示しているが、複数の商品収納コラム21を左右方向に並設した商品ラック20に対してバケット30Bを通じた商品の受け渡しを行うものであれば、必ずしも自動販売機である必要はない。
以上のように、本発明に係る商品収納装置は、例えば缶入り飲料、ペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機に有用である。
1 本体キャビネット
2 商品収容庫
3 機械室
4 内扉
5 外扉
10 商品収納装置
20 商品ラック
21 商品収納コラム
22 商品収納通路
23 ラック支持側板
30 バケット駆動手段
30B バケット
31 X軸搬送機構
311 レール部材
32 Y軸搬送機構
321 搬送支持側板
322 保持側板
323 傾斜突起板
40 可動断熱仕切板
401 係合突部
402 拡径部
403 後ガイド片
404 前ガイド片
41 固定断熱仕切板
42 仕切支持側板
421 係合溝
423 固定金
424 長尺平板
43 係止部材
431 係止溝

Claims (2)

  1. それぞれが複数の商品収納コラムを左右方向に沿って並設してなり、左右一対のラック支持側板間に上下方向に沿って複数段設けた商品ラックと、
    前記商品ラックの前方域を移動可能に配設し、任意の商品収納コラムに対して対向配置された場合に当該商品収納コラムとの間において商品の受け渡しが可能となるバケットと、
    受け渡しを行う商品収納コラムが指定された場合に前記バケットを駆動することにより、該当する商品収納コラムに対してバケットを対向配置させるバケット駆動手段と、
    所望の前記商品ラック間に固定配設して自身が区画する上方域と下方域とを異なる温度帯に維持させる固定断熱仕切板と、
    前記固定断熱仕切板の前方域において前記商品ラックの前方域を上下に区画する態様で配置し、前記バケットを上方に向けて駆動する前記バケット駆動手段が下方より当接した場合に、該バケット駆動手段とともに上方に向けて移動する可動断熱仕切板と
    を備えた商品収納装置において、
    前記可動断熱仕切板は、前記バケット駆動手段のうち前記バケットを上下方向に沿って移動させる機構を支持する搬送支持側板及び前記ラック支持側板とは別個に配設した専用の左右一対の仕切支持側板間に上下方向に沿って移動可能に配設したことを特徴とする商品収納装置。
  2. 前記可動断熱仕切板は、前記商品ラックの前方域を上下に区画する場合には水平姿勢となる一方、前記バケット搬送手段とともに上方に向けて移動する場合には自身の後端部が上方に向けて揺動することにより前端部に向かうに連れて漸次下方に傾斜した傾斜姿勢となることを特徴とする請求項1に記載の商品収納装置。
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