JP4910846B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機に関し、より詳細には、例えば缶入り飲料、瓶入り飲料、ペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度状態に維持して収容し、かつ販売する自動販売機の改良に関する。
従来、例えば缶入り飲料、瓶入り飲料、ペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度状態に維持して収容し、かつ販売する自動販売機として次のようなものが知られている。
すなわち、自動販売機本体となる本体キャビネットの内部に上下に区画された2つの室を有する自動販売機である。かかる自動販売機では、上側の室(以下、上室ともいう)は、収容する商品を加熱して所望の温度状態に維持するホット室として、下側の室(以下、下室ともいう)は、収容する商品を冷却して所望の温度状態に維持するコールド室として用いられている。
このように上室をホット室、下室をコールド室として用いる場合、一方の室から他方の室へ熱が伝達されることを抑制するために、互いの室の境界に断熱構造を採用する必要がある。特に、上室の最前側にある商品を受け取って商品取出口に搬送し、かつ下室の最前列にある商品を受け取って商品取出口に搬送するような搬送機構を有する場合には、当該搬送機構が移動する搬送域においても、上室に対応する領域と、下室に対応する領域との境界に断熱構造を採用する必要がある。
そのため、従来の自動販売機では、搬送機構を構成する搬送バケットを左右方向に移動させるためのX軸搬送部の下部に搬送域での断熱を目的として可動仕切板を設け、該X軸搬送部の上下方向に沿っての移動に従い、可動仕切板も上下方向に沿って移動するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−331232号公報
ところで、上記自動販売機とは別個に、自動販売機本体となる本体キャビネットの内部に、商品収容室と商品保管室とが左右に区画されて設けられた自動販売機が知られている。商品収容室は、本体キャビネット内部の例えば右方側に配設され、断熱構造を有している。この商品収容室は、商品を前後方向に沿って一列に並べて収納する商品収容コラムを上下段、左右列に配列して、商品を所望の温度状態(冷却、もしくは加熱した状態)に維持して収容するものである。商品保管室は、本体キャビネット内部の例えば左方側に配設され、商品を常温状態で保管するためのものである。この商品保管室は、商品を前後方向に沿って一列に並べて収納する商品保管コラムを上下段、左右列に配列して、商品を保管するものである。
このように商品収容室と商品保管室とが左右に並設された本体キャビネットを有する自動販売機では、商品搬送指令が与えられた場合に、商品保管室の指定された商品保管コラムの例えば最後側にある商品を受け取り、商品収容室の指定された商品収容コラムの例えば最後側に該商品を搬送する搬送手段が設けられていることがある。このような搬送手段を有する場合、当該搬送手段の搬送域において、商品収容室に対応する領域と、商品保管室に対応する領域との境界に断熱構造を採用することが必要になる。
しかしながら、上記特許文献1に提案されているような可動仕切板を該自動販売機に適用する場合には、可動仕切板を左右方向に沿って移動させるための機構が必要となる。このような機構は、搬送手段の移動に合わせて可動仕切板を移動させる必要があるために構造が複雑なものになるだけでなく、かかる機構を設置するために過大なスペースを要するという問題がある。尚、かかる問題は、商品収容室と商品保管室とが左右に区画されてなる自動販売機だけでなく、自動販売機本体の内部で左右に区画され、かつ互いに異なる温度域で商品を収納する複数の室を有する自動販売機にも同様の問題があることは言うまでもない。
本発明は、上記実情に鑑みて、自動販売機本体の内部に左右に区画された一の室と他の室とを必要最小限のスペースで、かつ簡単な構造で断熱し、しかも搬送手段による搬送を許容する自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、自動販売機本体の内部で左右に区画された複数の室と、商品搬送指令が与えられた場合に一の室から他の室に商品を搬送する搬送手段とを備えた自動販売機において、前記搬送手段は、商品の受け取りおよび払い出しを行う搬送バケットと、前記商品搬送指令が与えられた場合に予め決められた待機位置に位置する前記搬送バケットを上下方向および左右方向に移動させるX−Y搬送機構とを有してなり、前記搬送手段の搬送バケットの搬送域に進退移動する態様で揺動可能に配設され、進出移動してその上限位置となる進出位置にある場合には前記一の室と他の室との前記搬送域を通じての連通を遮断して断熱する一方、退避移動した場合には前記一の室と他の室との前記搬送域を通じての連通を許容する断熱扉体と、前記断熱扉体を前記搬送手段に連関させ、前記搬送バケット前記待機位置にある場合には前記断熱扉体を前記進出位置に位置させる一方、前記商品搬送指令により前記搬送バケット前記待機位置から前記X−Y搬送機構により上下方向に沿って移動する場合には前記断熱扉体を退避移動させる連関手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項に係る自動販売機は、上述した請求項において、前記搬送域における前記一の室に対応した領域と前記他の室に対応した領域との境界上に配設され、予め決められた高さレベルで左右方向に沿って移動する前記搬送バケットの通過を許容する開口部を有して成る板状体と、前記開口部を開閉可能とする態様で前記板状体に係合手段を介して揺動可能に配設されたフラッパ部材とを備え、前記係合手段は、常態においては前記フラッパ部材を基準位置に位置させて前記開口部を閉成させる一方、前記フラッパ部材が前記搬送バケットに当接された場合には、該搬送バケットの移動に従ってフラッパ部材を揺動させて前記開口部を開成させることを特徴とする。
また、本発明の請求項に係る自動販売機は、上述した請求項において、前記係合手段は、前記フラッパ部材に当接した前記搬送バケットが前記開口部を通過した場合には、該フラッパ部材が自重により揺動して前記基準位置に戻ることを許容することを特徴とする。
また、本発明の請求項に係る自動販売機は、上述した請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記連関手段は、前記断熱扉体の揺動中心となる軸部において、該軸部の下端側の一端と、該一端よりも上方でかつ該軸部の周方向に90度異なる位置にある他端との間で前記軸部の表面より連続して突出する態様で形成された一条の凸部と、前記凸部が進入可能な溝部を有し、該溝部に前記凸部が進入することにより該凸部と係合状態になり、かつ前記搬送手段に設けられた係合体とを有してなり、前記搬送バケットが前記待機位置にある場合には、前記係合体を前記凸部の一端との間で係合状態にさせる一方、前記搬送バケットが商品搬送指令が与えられることにより上方向に向けて移動する場合には、前記搬送バケットの移動に従って前記係合体を前記凸部との間での係合状態を保持させたままで移動させ、該凸部の他端との係合状態が解除された後は、前記係合体をフリーな状態にさせることを特徴とする。
また、本発明の請求項に係る自動販売機は、上述した請求項において、前記連関手段は、商品搬送後の前記搬送バケットが前記待機位置に向けて下方に移動する場合、フリーな状態にある前記係合体を前記凸部の他端との間で係合状態にさせ、該係合状態を保持させたまま前記搬送バケットの移動に従って前記係合体を移動させることを特徴とする。
また、本発明の請求項に係る自動販売機は、上述した請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記連関手段は、前記断熱扉体の揺動中心となる軸部において、該軸部の下端側の一端と、該一端よりも上方でかつ該軸部の周方向に90度異なる位置にある他端との間で前記軸部の表面より連続して突出する態様で形成された一条の凸部と、前記凸部が進入可能な溝部を有し、該溝部に前記凸部が進入することにより該凸部と係合状態になる係合片と、前記係合片を常時上方に向けて移動する態様で付勢する付勢手段とを有してなり、前記搬送バケットが前記待機位置にある場合には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記係合片を前記凸部の一端との間で係合状態にさせる一方、前記搬送バケットが商品搬送指令が与えられることにより上方向に向けて移動する場合には、前記付勢手段の付勢力により前記係合片を前記凸部との間での係合状態を保持させたままで移動させることを特徴とする。
また、本発明の請求項に係る自動販売機は、上述した請求項において、前記連関手段は、商品搬送後の前記搬送バケットが前記待機位置に向けて下方に移動する場合、前記係合片を前記凸部との間での係合状態を保持させたまま前記付勢手段の付勢力に抗して前記搬送バケットの移動に従って移動させることを特徴とする。
また、本発明の請求項に係る自動販売機は、上述した請求項1〜のいずれか一つにおいて、前記一の室は、商品を前後方向に沿って一列に並べて収納する複数のコラムを上下段、左右列に配列し、該商品を常温状態で保管する商品保管室であり、前記他の室は、商品を前後方向に沿って一列に並べて収納する複数のコラムを上下段、左右列に配列し、該商品を所望の温度状態に維持して収容する商品収容室であることを特徴とする。
また、本発明の請求項に係る自動販売機は、上述した請求項8において、前記搬送手段は、前記商品保管室の指定されたコラムの最後側の商品を受け取り、前記商品収容室の指定されたコラムの後端部まで搬送することを特徴とする。
本発明の自動販売機によれば、断熱扉体が搬送手段の搬送域に進退移動する態様で揺動可能に配設され、進出移動してその上限位置となる進出位置にある場合には一の室と他の室との搬送域を通じての連通を遮断して断熱する一方、退避移動した場合には一の室と他の室との搬送域を通じての連通を許容し、連関手段が断熱扉体を搬送手段に連関させ、搬送手段が予め決められた待機位置にある場合には断熱扉体を進出位置に位置させる一方、搬送手段が商品搬送指令により駆動する場合には断熱扉体を退避移動させるので、複雑な構造にすることなく、また断熱扉体の揺動に必要なスペースだけ確保すればよいので、必要最小限のスペースがあれば足りる。従って、本体キャビネットの内部に左右に区画された一の室と他の室とを必要最小限のスペースで、かつ簡単な構造で断熱し、しかも搬送手段による搬送を許容することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図3は、それぞれ本発明の実施の形態における自動販売機を簡略的に示すものであり、図1は正面図、図2は断面平面図、図3は図2におけるA−A線断面図(断面側面図)であり、この実施の形態において、自動販売機の左側および右側とは、自動販売機の後方側から見た状態、すなわち利用者に対面する自動販売機側から見た状態を示すものとする。ここに例示する自動販売機1は、例えば缶入り飲料、瓶入り飲料、ペットボトル入り飲料等の商品を冷却もしくは加熱した状態で販売するもので、自動販売機1本体である本体キャビネット2を備えている。
本体キャビネット2は、前面が開口した直方状の形態を成しており、その内部は大きく3つに区画されて機械室3、商品保管室10および商品収容室20が設けてある。
機械室3は、底壁4(図3および図4参照)により区画された最も下部の室であり、種々の機器等が配設してある。特に本実施の形態に関連するものとしては、図には明示しないが圧縮機および凝縮器が配設してある。
商品保管室10は、底壁4により区画されるとともに、後述する左断熱側板22により区画された室であって、底壁4と天壁5(図3および図4参照)との間における左方側の室である。この商品保管室10の内部には、複数の商品保管コラム(商品収納コラム)11が上下段、左右列に配列して設けてある。商品保管コラム11は、それぞれ前後方向に沿って延在し、前方から後方に向けて漸次高さが低くなる態様で傾斜して設けてある。また、商品保管コラム11は、それぞれ商品を起立姿勢で前後方向に沿って一列に並べて収納している。このような商品保管室10は、各商品保管コラム11に収納される商品を常温にて保管するものである。
上記商品保管コラム11のそれぞれの後端部には、収納商品を一つずつ搬出する搬出機構(図示せず)が設けてある。ここに搬出機構は、駆動モータ、ソレノイド等の動力源から切り離した駆動部を有さないものであり、後述する搬送ユニット30を構成する搬送バケット32が指定された商品保管コラム11にアクセスした場合に、搬送ユニット30を構成する電動式駆動機構から動力が伝達されて駆動するものである。
商品収容室20は、底壁4により区画されるとともに、後述する左断熱側板22により区画された室であって、底壁4と天壁5(図3および図4参照)との間における右方側の室である。つまり、商品保管室10は区画された左方側に設けてある一方、商品収容室20は区画された右方側に設けてあり、これら商品保管室10および商品収容室20は本体キャビネット2の内部において左右に区画されている。この商品収容室20は、所定個所に断熱板を配設することにより断熱室を形成している。より詳細に説明すると、商品収容室20は、断熱天板、断熱底板(ともに図示せず)、断熱後板21および左右一対の断熱側板(左断熱側板22および右断熱側板23)を配設することにより形成された室である。ここで図2から明らかなように、左断熱側板22の後端部分は、後述する搬送ユニット30の搬送域30aに突出してあり、断熱後板21との間には該搬送ユニット30を構成するX軸搬送部が通過するための間隙Sが設けてある。
また、商品収容室20の内部には、図には明示しないが、上述した圧縮機および凝縮器と冷媒配管を通じて連結された蒸発器が設けてあるとともに、ヒータが設けてある。蒸発器は、圧縮機および凝縮器とともに冷凍サイクルを構成して商品収容室20の内部雰囲気を冷却するものであり、ヒータは、駆動する場合に商品収容室20の内部雰囲気を加熱するものである。
このような商品収容室20の内部には、複数の商品収容コラム(商品収納コラム)24が上下段、左右列に配列してある。より詳細に説明すると、商品収容コラム24はそれぞれ前後方向に沿って延在し、後方から前方に向けて高さが漸次低くなる態様で傾斜して設けてある。また、商品収容コラム24はそれぞれ商品を起立姿勢で前後方向に沿って一列に並べて収納している。
上記商品収容コラム24のそれぞれの前端部には、収納商品を一つずつ搬出する搬出機構(図示せず)が設けてある。ここに搬出機構は、駆動モータ、ソレノイド等の動力源から切り離した駆動部を有さないものであり、後述する販出ユニット40を構成する販出バケット42が指定された商品収容コラム24にアクセスした場合に、販出ユニット40を構成する電動式駆動機構から動力が伝達されて駆動するものである。
一方、本体キャビネット2には扉体6が設けてある。扉体6は、外扉6aおよび内扉6bを有してなるものである。外扉6aは本体キャビネット2の前面開口を覆うためのもので、本体キャビネット2の一側縁部に開閉可能となる態様でヒンジ結合してある。この外扉6aの前面側には表示部7aや商品取出口7bが設けてある。表示部7aは、商品サンプルイメージを表示するとともに、個々の商品サンプルイメージに対応して商品選択ボタン(図示せず)が設けてある。商品取出口7bは、外扉6aの前面側の略中央となる位置に設けてあり、利用者が商品を取り出すための開口となる。また、この外扉6aの前面には硬貨投入口7c、紙幣挿入口7d、返却レバー7e、金額表示器7fおよび硬貨返却口7gが設けてある一方、該外扉6aの後面側には貨幣処理部(図示せず)が設けてある。
内扉6bは断熱構造を有し、商品収容室20の前面を覆うためのものである。この内扉6bは、外扉6aよりも内方となる位置において本体キャビネット2の一側縁部に開閉可能に配設してある。この内扉6bには、商品取出口7bに対応する部位に商品搬出口(図示せず)が設けてある。
上記本体キャビネット2には、搬送ユニット30および販出ユニット40が配設してある。搬送ユニット30は、商品保管室10の商品保管コラム11に保管してある商品を商品収容室20の商品収容コラム24に搬送するものであり、X−Y搬送機構31および搬送バケット32を備えて構成してある。
X−Y搬送機構31は、搬送バケット32を搭載して該搬送バケット32を上下方向(Y方向)および左右方向(X方向)に移動させるものである。このX−Y搬送機構31は周知のものであり、左右方向に延在するX軸搬送部311が上下方向に延在し、かつ左右一対のY軸搬送部312に連結されて構成してある。X軸搬送部311は、搭載する搬送バケット32をX軸方向、すなわち左右方向に沿って移動可能に案内支持してある。Y軸搬送部312は、X軸搬送部311をY軸方向、すなわち上下方向に沿って移動可能に案内支持してある。つまり、Y軸搬送部312はX軸搬送部311に搭載される搬送バケット32を上下方向に沿って移動させるものである。
このようなX−Y搬送機構31には、上記搬送バケット32を指定した商品収納コラム(商品保管コラム11、商品収容コラム24)の位置に移動して停止させるために位置検知手段(図示せず)が備えてあり、与えられた商品搬送指令により指定された商品保管コラム11および商品収容コラム24の位置に移送するようにしてある。
搬送バケット32は、商品保管コラム11から商品を起立姿勢の状態で受け取り、該商品を起立姿勢のまま商品収容コラム24に払い出すものである。
また、そのような構成の搬送ユニット30には図示しない電動式駆動機構が設けてある。電動式駆動機構は、上述したように商品保管コラム11の搬出機構に駆動力を伝達して該搬出機構を駆動させるものである。
販出ユニット40は、商品収容室20の前方側に設けてあり、商品収容室20に収容されている商品を商品取出口7bに対応する位置、すなわち商品搬出口の後方位置(以下、搬出位置ともいう)に搬送するためのものである。この販出ユニット40は、X−Y搬送機構41および販出バケット42を備えて構成してある。
X−Y搬送機構41は、販出バケット42を搭載して該販出バケット42を上下方向(Y方向)および左右方向(X方向)に移動させるものである。このX−Y搬送機構41は周知のものであり、左右方向に延在するX軸搬送部411が上下方向に延在し、かつ左右一対のY軸搬送部412に連結されて構成してある。X軸搬送部411は、搭載する販出バケット42をX軸方向、すなわち左右方向に沿って移動可能に案内支持してある。Y軸搬送部412は、X軸搬送部411をY軸方向、すなわち上下方向に沿って移動可能に案内支持してある。つまり、Y軸搬送部412はX軸搬送部411に搭載される販出バケット42を上下方向に沿って移動させるものである。
このようなX−Y搬送機構41には、上記販出バケット42を指定した商品収納コラム(商品収容コラム24)の位置に移動して停止させるために位置検知手段(図示せず)が備えてあり、与えられた商品販売指令により指定された商品収容コラム24の位置に移送し、その後搬出位置に移送するようにしてある。
販出バケット42は、商品収容コラム24から商品を起立姿勢の状態で受け取り、該商品を起立姿勢のまま搬出位置に移送するものである。
また、そのような構成の販出ユニット40には図示しない電動式駆動機構が設けてある。電動式駆動機構は、上述したように商品収容コラム24の搬出機構に駆動力を伝達して該搬出機構を駆動させるものである。
上記自動販売機1においては、本体キャビネット2の内部の後方側に断熱扉体51が設けてあるとともに、左断熱側板22の後端部分に開口部221およびフラッパ部材222が設けてある。以下、これらについて適宜図を用いて説明する。
断熱扉体51は、断熱構造を有するものであり搬送ユニット30の搬送域30a、すなわち搬送バケット32が通過可能な領域、つまりX軸搬送部311がY軸搬送部312により搬送されることにより移動可能な領域の前後幅に略等しい幅の扉部52を有している。この扉部52の上端および下端からは、軸部53,54がそれぞれの中心軸(軸心)が同一直線上となる態様で上方向および下方向に突出して設けてある。軸部53,54が天壁5と底壁4とに軸支されることにより、断熱扉体51は軸部53,54の軸心回りに揺動可能となる態様で配設してある。より詳細に説明すると、断熱扉体51は搬送ユニット30の搬送域30aに進退移動する態様で揺動可能に配設してある。つまり、この断熱扉体51は進出移動してその上限位置となる進出位置(図2および図3参照)と、退避移動してその上限位置となる退避位置(図4参照)との間で揺動可能に配設してある。
かかる断熱扉体51の下側の軸部(以下、下側軸部ともいう)54には、図3および図4に示すように一条の凸部55が設けてある。凸部55は、下側軸部54の下端側の一端55aと、該一端55aよりも上方でかつ下側軸部54の周方向に90度異なる位置にある他端55bとの間で下側軸部54の表面より連続して突出する態様で形成したものである。より詳細には、凸部55は、図3に示すように断熱扉体51が進出位置にある場合には、一端55aが前方側を臨み、かつ他端55bが右方側を臨んでおり、図4に示すように断熱扉体51が退避位置にある場合には、一端55aが左方側を臨み、かつ他端55bが前方側を臨むよう形成してある。
このように下側軸部54に形成された凸部55は、図5に示すように搬送ユニット30を構成するX−Y搬送機構31のX軸搬送部311の後方側に設けられた係合体33と係合可能となっている。
図6は、X軸搬送部に設けられた係合体を示すものであり、(a)は平面図であり、(b)は背面図である。ここに例示する係合体33は、後方を臨む部位に上下方向に延在する溝部34を有している。つまり、溝部34は後方に開口する態様で上下方向に延在している。また、溝部34は凸部55が進入可能な大きさ、すなわち凸部55の幅よりも僅かに大きい幅を有している。この溝部34に凸部55が進入することにより、係合体33は該凸部55と係合状態になる。
上記係合体33は、図5に示すように搬送ユニット30を構成する搬送バケット32が所定の待機位置にある場合に、溝部34に凸部55の一端55aが進入する個所に配設してある。ここで、係合体33はX軸搬送部311の後方側に設けられているため、搬送バケット32が待機位置にある場合とは、搬送バケット32が待機すべき高さレベルの位置にある場合を意味している。このとき、凸部55の一端55aは前方側を臨むことになり、断熱扉体51は進出位置にある。
開口部221は、左断熱側板22の後端部分の所定個所、すなわち搬送ユニット30の搬送域30aに対応する領域であって予め決められた高さレベルに設けてある矩形状のものである。具体的には、断熱扉体51の下側軸部54よりも上方側に設けてある。この開口部221は、上記高さレベルにおいてX軸搬送部311により搬送されて左右方向に沿って移動する搬送バケット32の通過を許容するものである。
フラッパ部材222は、図7に示すように上下方向に延在する態様で配設された軸状部223の軸心回りに揺動可能となる態様で設けてあり、揺動することにより上記開口部221を開閉するものである。より詳細に説明すると、フラッパ部材222は、係合部材(係合手段)224を介して次のように左断熱側板22に揺動可能に配設してある。係合部材224は、図4および図7に示すように、開口部221の下端縁部に設けてある。この係合部材224は、前方から後方に向けて漸次高さが低くなる態様で傾斜するものである。そして、係合部材224は、図7に示すように平面状の底部224aと、この底部224aの左端縁および右端縁のそれぞれから左斜上方および右斜上方に延在する左側部224bおよび右側部224cとが設けて構成してある。
かかる係合部材224は、常態においては、フラッパ部材222の下端部を左側部224bと右側部224cとに挟まれた領域、すなわち底部224aの上方域に配置させている。このようにフラッパ部材222は、下端部が係合部材224における底部224aの上方域に配置する場合には基準位置にあり、この基準位置にある場合には、開口部221を閉成している。
以上説明したような構成を有する本発明の実施の形態における自動販売機1では、次のようにして商品保管室10に保管している商品を商品収容室20に搬送する。
まず、搬送バケット32が待機位置にある場合について説明する。搬送バケット32が待機位置にある場合、該搬送バケット32を搭載するX軸搬送部311に配設された係合体33は、凸部55の一端55aと係合状態になっている(図5参照)。すなわち、凸部55の一端55aが係合体33の溝部34に進入している。かかる場合には、凸部55の一端55aが前方側、凸部55の他端55bが右方側を臨むことになり、断熱扉体51は進出位置にある。断熱扉体51が進出位置にあることにより、該断熱扉体51は、左断熱側板22と断熱後板21との間の間隙Sを覆うだけでなく、左断熱側板22の後端部分(搬送ユニット30の搬送域30aに突出している部分)を左方から覆うことになり、これにより商品保管室10と商品収容室20との搬送ユニット30の搬送域30aを通じての連通を遮断して断熱することになる。また、かかる場合にフラッパ部材222は、係合部材224により基準位置に位置しており、これにより開口部221を閉成している。
上記搬送バケット32が待機位置にあって商品搬送指令が与えられた場合、搬送ユニット30においてX−Y搬送機構31を構成するY軸搬送部312によりX軸搬送部311が搬送される結果、図8に示すように搬送バケット32およびX軸搬送部311が上方に向けて移動する。このようにX軸搬送部311が上方に移動すると、該X軸搬送部311に設けられた係合体33は上方に移動することになるが、その際凸部55との係合状態を保持したままで移動し、凸部55の他端55bとの係合状態が解除された後は、フリーな状態になる。ところで、係合体33が凸部55の他端55bと係合状態にある場合には、係合体33の溝部34が後方を臨む態様で設けられている関係上、凸部55の他端55bは前方側を臨むことになり、断熱扉体51は退避位置にある。つまり、係合体33が凸部55と係合状態を保持したまま上方に向けて移動することにより、断熱扉体51は、進出位置から退避位置まで揺動、すなわち進出位置から退避移動することになる。このように断熱扉体51が退避移動すると、商品保管室10と商品収容室20との搬送ユニット30の搬送域30aを通じての連通を許容することになる。そして、断熱扉体51が退避位置にあると、左断熱側板22に設けた開口部221およびフラッパ部材222が左方から露出した状態になることは言うまでもない。
この断熱扉体51は、係合体33がフリーな状態になった場合、すなわち凸部55と係合体33との係合状態が解除された後は、左右方向に延在するX軸搬送部311により断熱扉体51は退避位置のままとなる。
一方、係合体33がフリーな状態となった後Y軸搬送部312により搬送されて上方に移動する搬送バケット32は、位置検出手段により指定された商品保管コラム11にアクセスし、該商品保管コラム11から商品を受け取る。そして、Y軸搬送部312によりX軸搬送部311とともに上下方向に搬送されて予め決められた高さレベルとなった後、該X軸搬送部311により搬送されて右方に向けて移動する。このように搬送バケット32が特定の高さレベルにおいて右方に向けて移動すると、その後に左断熱側板22に設けたフラッパ部材222と当接し、当接した後も右方に向けて移動する。
かかる搬送バケット32に当接されたフラッパ部材222は、右方に向けて揺動することになる。ここで、フラッパ部材222は上述したように係合部材224を介して左断熱側板22に配設してあることから、フラッパ部材222は、図9および図10に示すようにその下端部が係合部材224の右側部224cの延在端縁224c1を摺動しながら揺動することになる。このようにフラッパ部材222が揺動する結果、開口部221は開成される。
搬送バケット32は、フラッパ部材222に当接して該フラッパ部材222を揺動させることにより開成状態となった開口部221を通過し、商品収容室20に進入する。その後指定された商品収容コラム24にアクセスし、搬送した商品を該商品収容コラム24に払い出す。
ところで、搬送バケット32が開口部221を通過した後は、フラッパ部材222は、係合部材224が前方から後方に向けて漸次高さが低くなる態様で傾斜していることから該フラッパ部材222の自重により左方に向けて揺動しその後基準位置に戻る。これにより開口部221を再び閉成する。
一方、指定された商品収容コラム24に商品を払い出した搬送バケット32は、Y軸搬送部312によりX軸搬送部311とともに再び上下方向に搬送されて特定の高さレベルとなった後、該X軸搬送部311により搬送されて左方に向けて移動する。このように搬送バケット32が特定の高さレベルにおいて左方に向けて移動すると、その後に開口部221を閉成するフラッパ部材222と当接し、当接した後も左方に向けて移動する。
かかる搬送バケット32に当接されたフラッパ部材222は、左方に向けて揺動することになる。そして、フラッパ部材222は、その下端部が係合部材224の左側部224bの延在端縁を摺動しながら揺動することになる。このようにフラッパ部材222が揺動する結果、開口部221は開成される。
搬送バケット32は、フラッパ部材222に当接して該フラッパ部材222を揺動させることにより開成状態となった開口部221を通過し、商品保管室10に戻る。
ところで、搬送バケット32が開口部221を通過した後は、フラッパ部材222は、係合部材224が前方から後方に向けて漸次高さが低くなる態様で傾斜していることから該フラッパ部材222の自重により右方に向けて揺動しその後基準位置に戻る。これによりフラッパ部材222は開口部221を再び閉成する。
商品保管室10に戻った搬送バケット32は、その後Y軸搬送部312によりX軸搬送部311とともに搬送されて下方に向けて移動する。このようにX軸搬送部311が下方に移動すると、該X軸搬送部311に設けられた係合体33は下方に移動することになり、その後凸部55の他端55bが溝部34に進入して該凸部55と係合状態になり、その係合状態を保持したままで下方に移動することになる。
そして、搬送バケット32が待機位置に戻ることによりX軸搬送部311に設けられた係合体33は、凸部55の一端55aと係合状態になる。
つまり、係合体33が凸部55と係合状態を保持したまま下方に向けて移動することにより、断熱扉体51は、退避位置から進出位置まで揺動、すなわち退避位置から進出移動することになる。このように断熱扉体51が進出移動し、その上限位置となる進出位置にあると、断熱扉体51は、再び商品保管室10と商品収容室20との搬送ユニット30の搬送域30aを通じての連通を遮断して断熱することになる。以上により商品搬送指令に応じた商品の搬送を完了する。
以上説明したように本発明の実施の形態における自動販売機1においては、断熱扉体51に配設した凸部55と、X軸搬送部311に設けられた係合体33とにより、断熱扉体51を搬送ユニット30に連関させ、搬送ユニット30(搬送バケット32)が予め決められた待機位置にある場合には断熱扉体51を進出位置に位置させる一方、搬送ユニット30が商品搬送指令により駆動する場合には断熱扉体51を退避移動させる連関手段を構成している。
そして、本発明の実施の形態の自動販売機1によれば、断熱扉体51が搬送ユニット30の搬送域30aに進退移動する態様で揺動可能に配設され、進出移動して進出位置にある場合には商品保管室10と商品収容室20との搬送域30aを通じての連通を遮断して断熱する一方、退避移動した場合には商品保管室10と商品収容室20との搬送域30aを通じての連通を許容し、断熱扉体51に設けた凸部55と搬送ユニット30に設けた係合体33が係合状態になることにより、断熱扉体51を搬送ユニット30に連関させ、搬送ユニット30が予め決められた待機位置にある場合には断熱扉体51を進出位置に位置させる一方、搬送ユニット30が商品搬送指令により駆動する場合には断熱扉体51を退避移動させるので、複雑な構造にすることなく、また断熱扉体51の揺動に必要なスペースだけ確保すればよいので、必要最小限のスペースがあれば足りる。従って、本体キャビネット2の内部に左右に区画された商品保管室10と商品収容室20とを必要最小限のスペースで、かつ簡単な構造で断熱し、しかも搬送ユニット30による搬送を許容することができる。特に、断熱扉体51を揺動させるのに個別のアクチュエータ等を必要とせず、運転コストが過大になる虞れもない。
上記自動販売機1によれば、左断熱側板22の後端部分を搬送ユニット30の搬送域30aに突出する態様で設け、この後端部分に開口部221と、該開口部221を開閉するためのフラッパ部材222とが設けてあるので、商品収容室20から商品保管室10に冷気や暖気が漏れることを抑制することができる。特に、フラッパ部材222を左断熱側板22に係合する係合部材224は、常態においてはフラッパ部材222を基準位置に位置させて開口部221を閉成させる一方、フラッパ部材222が搬送バケット32に当接された場合には、該搬送バケット32の移動に従ってフラッパ部材222を揺動させて開口部221を開成させるので、フラッパ部材222を揺動させるのに個別のアクチュエータ等を必要とせず、運転コストが過大になる虞れがない。また、部品点数が過大になることもない。
以上本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更を行うことができる。例えば、上記実施の形態では、断熱扉体51の軸部54に設けた凸部55と、搬送ユニット30(X軸搬送部311)に設けた係合体33とにより連関手段を構成していたが、本発明では次のようにして連関手段を構成しても良い。
図11〜図13は、それぞれ本発明の実施の形態の変形例である自動販売機の要部を示すものである。ここに例示する自動販売機1では、断熱扉体51の下側軸部54の左方側、すなわち搬送ユニット30の搬送域30aのうち商品保管室10に対応する領域に係合装置60が設けてある。尚、ここに例示する断熱扉体51は、上記実施の形態における断熱扉体51と基本的に同じであるが、凸部55の配設個所のみが異なっている。具体的には、凸部55は、断熱扉体51が進出位置にある場合には、一端55aが左方側を臨み、かつ他端55bが前方側を臨んでおり、断熱扉体51が退避位置にある場合には、一端55aが後方側を臨み、かつ他端55bが左方側を臨むよう形成してある。
係合装置60は、前面が開口した装置本体60aの内部に係合片61と、コイルバネ62と、接触板63とを備えて構成してある。
係合片61は、右方側に開口し、上下に延在する溝部64を有している。この係合片61は、支持体65に一体的に形成してある。支持体65は、図12に示すように装置本体60aの内部において上下に延在する2本のロッドRに挿通され、該ロッドRの延在方向(上下方向)に沿って移動可能となっている。
コイルバネ62は、ロッドRに挿通される態様で配設してあり、支持体65を常時上方に向けて付勢する付勢手段である。
接触板63は、例えば鋼板を屈曲加工して形成したものであり、上下方向に延在する垂下部63aと、垂下部63aの下端縁より前方に延在する前方水平部63bと、垂下部63aの上端縁より後方に延在する後方水平部63cとを有している。後方水平部63cには、ロッドRが貫通するための貫通孔63c1が形成してあり、かかる貫通孔63c1がロッドRに貫通されることにより後方水平部63cは支持体65の上方側に配設される。つまり、接触板63は、支持体65とともにコイルバネ62により常時上方に向けて付勢されている。前方水平部63bは、図には明示しない搬送ユニット30を構成するX軸搬送部311の下面に接触するものである。
このような係合装置60の動作について説明する。搬送バケット32が待機位置にある場合、X軸搬送部311は、接触板63の前方水平部63b上に載置することになり、接触板63および支持体65は、コイルバネ62の付勢力に抗して最も下方側の下限位置に位置している(図11および図12参照)。このとき、支持体65に一体的に形成された係合片61は、断熱扉体51の凸部55の一端55aに係合している。つまり、係合片61の溝部64は、右方側に開口していることから凸部55の一端55aは左方側を臨んでおり、断熱扉体51は進出位置にある。
そして、搬送ユニット30においてY軸搬送部312によりX軸搬送部311が搬送されて上方に向けて移動すると、支持体65および接触板63は、コイルバネ62の付勢力により上方に向けて移動する。このとき、係合片61は凸部55との係合状態を保持したままで移動して、コイルバネ62による付勢限界となる上限位置に位置すると凸部55の他端55bと係合することになる(図13参照)。ここで、係合片61が凸部55の他端55bと係合状態にある場合には、係合片61の溝部64が右方を臨む態様で設けられている関係上、凸部55の他端55bは左方側を臨むことになり、断熱扉体51は退避位置にある。つまり、係合片61が凸部55と係合状態を保持したまま上方に向けて移動することにより、断熱扉体51は、進出位置から退避位置まで揺動、すなわち進出位置から退避移動することになる。
その後、X軸搬送部311がY軸搬送部312により搬送されて下方に移動すると、X軸搬送部311が接触板63の前方水平部63b上に載置される態様で接触し、そのままコイルバネ62の付勢力に抗して接触板63を下方に押圧する結果、該接触板63とともに下方に移動する支持体65に設けられた係合片61は、凸部55と係合状態を保持したままで下方に向けて移動する。そして、搬送バケット32が待機位置に戻ると、係合片61は凸部55の一端55aと係合状態になり、断熱扉体51は進出位置となる。
以上説明したように凸部55と係合装置60とで連関手段を構成することによっても上述した実施の形態における自動販売機1と同様の作用効果を奏することができる。特に、係合装置60を利用して連関手段を構成する場合には、係合装置60を構成する係合片61を凸部55に常時係合させておくので、確実に断熱扉体51を揺動させることができる。
以上のように、本発明に係る自動販売機は、缶入り飲料、瓶入り飲料およびペットボトル入り飲料等の商品を販売するのに有用である。
図1は、本発明の実施の形態における自動販売機を簡略的に示す正面図である。 図2は、本発明の実施の形態における自動販売機を簡略的に示す断面平面図である。 図3は、図2におけるA−A線断面図(断面側面図)である。 図4は、図2におけるA−A線断面図(断面側面図)である。 図5は、図3および図4における要部を示す説明図である。 図6は、X軸搬送部に設けられた係合体を示す図である。 図7は、左断面側板の開口部の下端部分を後方側から見た説明用背面図である。 図8は、図3および図4における要部を示す説明図である。 図9は、左断面側板の開口部の下端部分を後方側から見た説明用背面図である。 図10は、左断面側板の開口部の下端部分を後方側から見た説明用背面図である。 図11は、本発明の実施の形態の変形例である自動販売機の要部を示す斜視図である。 図12は、本発明の実施の形態の変形例である自動販売機の要部を示す斜視図であり、接触板を取り外したものである。 図13は、本発明の実施の形態の変形例である自動販売機の要部を示す斜視図である。
符号の説明
1 自動販売機
2 本体キャビネット
10 商品保管室
11 商品保管コラム
20 商品収容室
24 商品収容コラム
30 搬送ユニット
31 X−Y搬送機構
311 X軸搬送部
312 Y軸搬送部
32 搬送バケット
33 係合体
34 溝部
51 断熱扉体
52 扉部
54 軸部
55 凸部

Claims (9)

  1. 自動販売機本体の内部で左右に区画された複数の室と、
    商品搬送指令が与えられた場合に一の室から他の室に商品を搬送する搬送手段と
    を備えた自動販売機において、
    前記搬送手段は、商品の受け取りおよび払い出しを行う搬送バケットと、前記商品搬送指令が与えられた場合に予め決められた待機位置に位置する前記搬送バケットを上下方向および左右方向に移動させるX−Y搬送機構とを有してなり、
    前記搬送手段の搬送バケットの搬送域に進退移動する態様で揺動可能に配設され、進出移動してその上限位置となる進出位置にある場合には前記一の室と他の室との前記搬送域を通じての連通を遮断して断熱する一方、退避移動した場合には前記一の室と他の室との前記搬送域を通じての連通を許容する断熱扉体と、
    前記断熱扉体を前記搬送手段に連関させ、前記搬送バケット前記待機位置にある場合には前記断熱扉体を前記進出位置に位置させる一方、前記商品搬送指令により前記搬送バケット前記待機位置から前記X−Y搬送機構により上下方向に沿って移動する場合には前記断熱扉体を退避移動させる連関手段と
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記搬送域における前記一の室に対応した領域と前記他の室に対応した領域との境界上に配設され、予め決められた高さレベルで左右方向に沿って移動する前記搬送バケットの通過を許容する開口部を有して成る板状体と、
    前記開口部を開閉可能とする態様で前記板状体に係合手段を介して揺動可能に配設されたフラッパ部材と
    を備え、
    前記係合手段は、常態においては前記フラッパ部材を基準位置に位置させて前記開口部を閉成させる一方、前記フラッパ部材が前記搬送バケットに当接された場合には、該搬送バケットの移動に従ってフラッパ部材を揺動させて前記開口部を開成させることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記係合手段は、前記フラッパ部材に当接した前記搬送バケットが前記開口部を通過した場合には、該フラッパ部材が自重により揺動して前記基準位置に戻ることを許容することを特徴とする請求項2に記載の自動販売機。
  4. 前記連関手段は、
    前記断熱扉体の揺動中心となる軸部において、該軸部の下端側の一端と、該一端よりも上方でかつ該軸部の周方向に90度異なる位置にある他端との間で前記軸部の表面より連続して突出する態様で形成された一条の凸部と、
    前記凸部が進入可能な溝部を有し、該溝部に前記凸部が進入することにより該凸部と係合状態になり、かつ前記搬送手段に設けられた係合体と
    を有してなり、
    前記搬送バケットが前記待機位置にある場合には、前記係合体を前記凸部の一端との間で係合状態にさせる一方、前記搬送バケットが商品搬送指令が与えられることにより上方向に向けて移動する場合には、前記搬送バケットの移動に従って前記係合体を前記凸部との間での係合状態を保持させたままで移動させ、該凸部の他端との係合状態が解除された後は、前記係合体をフリーな状態にさせることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動販売機。
  5. 前記連関手段は、商品搬送後の前記搬送バケットが前記待機位置に向けて下方に移動する場合、フリーな状態にある前記係合体を前記凸部の他端との間で係合状態にさせ、該係合状態を保持させたまま前記搬送バケットの移動に従って前記係合体を移動させることを特徴とする請求項4に記載の自動販売機。
  6. 前記連関手段は、
    前記断熱扉体の揺動中心となる軸部において、該軸部の下端側の一端と、該一端よりも上方でかつ該軸部の周方向に90度異なる位置にある他端との間で前記軸部の表面より連続して突出する態様で形成された一条の凸部と、
    前記凸部が進入可能な溝部を有し、該溝部に前記凸部が進入することにより該凸部と係合状態になる係合片と、
    前記係合片を常時上方に向けて移動する態様で付勢する付勢手段と
    を有してなり、
    前記搬送バケットが前記待機位置にある場合には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記係合片を前記凸部の一端との間で係合状態にさせる一方、前記搬送バケットが商品搬送指令が与えられることにより上方向に向けて移動する場合には、前記付勢手段の付勢力により前記係合片を前記凸部との間での係合状態を保持させたままで移動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動販売機。
  7. 前記連関手段は、商品搬送後の前記搬送バケットが前記待機位置に向けて下方に移動する場合、前記係合片を前記凸部との間での係合状態を保持させたまま前記付勢手段の付勢力に抗して前記搬送バケットの移動に従って移動させることを特徴とする請求項6に記載の自動販売機。
  8. 前記一の室は、商品を前後方向に沿って一列に並べて収納する複数のコラムを上下段、左右列に配列し、該商品を常温状態で保管する商品保管室であり、
    前記他の室は、商品を前後方向に沿って一列に並べて収納する複数のコラムを上下段、左右列に配列し、該商品を所望の温度状態に維持して収容する商品収容室であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の自動販売機。
  9. 前記搬送手段は、前記商品保管室の指定されたコラムの最後側の商品を受け取り、前記商品収容室の指定されたコラムの後端部まで搬送することを特徴とする請求項8に記載の自動販売機。
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