JP3979365B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機に関し、より詳細には、商品収容庫の内部に架設された商品収納ラックを支持する構造に工夫を施した自動販売機に関する。
缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機においては、前面が開口した自動販売機本体の内部に断熱構造の商品収容庫が設けられているとともに、この商品収容庫の内部に商品を収納するための商品収納ラックが設けられており、商品収容庫の内部雰囲気を加熱、もしくは冷却することによって商品収納ラックに収納させた商品を所望の温度状態に維持するようにしている。例えばホット飲料を販売する場合には、商品収容庫の内部を加熱ヒータにより55℃程度に加熱する一方、コールド商品を販売する場合には、商品収容庫の内部を冷却ユニットにより5℃程度に冷却しており、利用者の選択した商品をそれぞれ最適販売温度で提供するようにしている。
商品収納ラック400は、図15に示したように、例えばサーペンタイン式のラックであり、一対の側板410と、これら側板410の間に上下方向に延在する蛇行状の商品収納域(図示せず)を画成する湾曲形状の案内部材420と、商品収納域に連ねた商品ローディング用のトップトレー440と、商品収納域の下端に配設したベンド機構(図示せず)と、ベンド機構に対向する通路規制板450とを備えて構成してある。このような商品収納ラック400は、側板410の上端部に設けた取付金具460を介して、自動販売機本体の上壁に敷設した支持レール部材(図示せず)に吊り下げられた状態で係止してある。
また、図16に示したように、商品収納ラック400の下端部の前面には、固定金具490が取り付けてある。かかる固定金具490の前面には、支持梁800が商品収容庫の左右の側壁200a,200bの間に架け渡された状態で組み付けてある。このことについてより詳細に説明すると次のようになる。支持梁800は、固定金具490に対向する前端部810と、該前端部810の両端から後方に延設された後延部820と、該後延部820の先端から下方に延設された下延部830と、該下延部830の先端から前方に延設された爪部840とが連続して形成されて構成してある。この爪部840の先端部分は、所定の角度で側壁側に屈曲してある。このような支持梁800の爪部840を、商品収容庫の左右の側壁200a,200bの所定の位置に配設した係止部材900の開口部910に進入させることにより、該支持梁800は、商品収容庫の左右の側壁200a,200bの間に架け渡された状態で組み付けられている。
そして、支持梁800の前端部810を商品収納ラック400の固定金具490に締結ネジSにより締結させることにより、商品収納ラック400は、上部にて吊り下げ支持されるとともに、下部にて左右、前後の振れ止めがなされた状態で、商品収容庫の内部に架設されている(例えば、特許文献1)。
特開2000−259940号公報
ところが、上記自動販売機では、支持梁800を商品収容庫の左右の側壁200a,200bの間に組み付ける場合には、次のような問題があった。つまり、図17に示したように、支持梁800を一度任意の角度だけ傾けて爪部840を係止部材900の開口部910の上方に位置させ、図中の矢印の方向に徐々に傾けて起立させていき、爪部840および下延部830を開口部910から内部に進入させることにより、支持梁800と係止部材900とを係合させていた。そのため、作業者は、支持梁800の爪部840および下延部830が係止部材900の開口部910から内部に進入するために支持梁800を必要な角度だけ傾ける必要があり、しかも爪部840が開口部910の上方に位置することを目視しながら確認しなければならなかったので、支持梁800の組み付け作業は煩わしいものであった。
本発明は、上記実情に鑑みて、支持梁の組み付け作業を簡単に行うことができる自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、前面が開口した自動販売機本体の内部に配設された商品収容庫と、前記商品収容庫の内部に架設された商品収納ラックと、前記商品収容庫の側壁に配設された係止部材と、前記係止部材に係合した状態で前記商品収容庫の前面に位置し、前記商品収納ラックの下端部の前面に締結するための支持梁とを備えた自動販売機において、前記係止部材は、前記商品収容庫の側壁から突出した態様で前後方向に貫通する係止孔を有し、前記支持梁は、前記商品収納ラックの下端部の前面に対向し、該前面に締結するための前端部と、前記前端部に連続して形成され、前記係止部材と係合するための係合部とを備え、前記係合部は、前記支持梁が前方側の下方に向けて揺動した場合に、前記係止孔の前方側の開口縁下部と、前記係止孔の内表面の上部とに当接することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、上記請求項1において、前記係合部は、前記前端部の両端から下方に延設された下延部と、前記下延部から後方に延設され、かつ前記係止孔を貫通する後延部と、前記後延部から上方に延設された上延部とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の自動販売機によれば、係止部材の係止孔が前後方向に貫通してあるので、支持梁を何ら傾けることなく前方から進入させることができ、しかも支持梁が前方側の下方に向けて揺動した場合でも、係合部が、係止孔の前方側の開口縁下部と、該係止孔の内表面の上部とに当接することにより、支持梁は係止部材に係合して落下する虞れはない。従って、支持梁の組み付け作業を簡単に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項2に記載の自動販売機によれば、係止部材の係止孔が前後方向に
貫通してあるので、支持梁を何ら傾けることなく前方から進入させることができ、しかも支持梁が前方側の下方に向けて揺動した場合でも、後延部が係止孔の前方側の開口縁下部に当接し、かつ上延部が係止孔の内表面の上部に当接することにより、支持梁は係止部材に係合して落下する虞れはない。従って、支持梁の組み付け作業を簡単に行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施例について詳細に説明する。尚、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例に係る自動販売機を概念的に示したものである。ここで例示する自動販売機は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を冷却、もしくは加熱した状態で販売するもので、自動販売機本体10を備えている。
自動販売機本体10は、図2に示すように、複数の金属板を適宜組み合わせることによって構成したもので、前面が開口した箱状に構成してある。より具体的には、上壁11、一対の側壁12、底壁13、背壁14を接合することによって箱状の自動販売機本体10を構成するようにしている。一対の側壁12は、それぞれ底壁13よりも下方に延在しており、互いの間に台座壁15を接合してある。
自動販売機本体10には、その内部に断熱構造の商品収容庫20が設けてある。本実施例では、図2に示すように、上壁11、一対の側壁12、底壁13、背壁14の内壁面にそれぞれ予め板状に成形した断熱ボード21を配設することにより、これら断熱ボード21によって囲まれる空間に商品収容庫20を構成するようにしている。断熱ボード21は、図には明示していないが、発泡ウレタン等の断熱材によって成形した板状部材の表裏両面にそれぞれ面材として樹脂フィルムやクラフト紙を貼着したものである。
この商品収容庫20の内部には、図3〜図5に示すように、上端部に前方フレーム材22および後方フレーム材23を介して複数のラック支持フレーム30が左右方向に沿って並設してある。
ラック支持フレーム30は、後述する商品収納ラック40を保持するためのもので、それぞれが一対の縦フレーム材31の間に複数の横フレーム材32を架設することによって予め格子状に構成してある。
縦フレーム材31は、図5に示すように、長尺平板状の縦材水平部31aと、縦材水平部31aの一端縁部から直角に屈曲した長尺平板状の縦材垂下部31bとを有したもので、横断面がL字状を成している。縦フレーム材31における縦材水平部31aの前端部には、それぞれネジ孔31cが設けてある。各ラック支持フレーム30の縦フレーム材31は、互いに縦材水平部31aの他端縁を対向させる態様で相互に平行に配設してある。
それぞれの縦フレーム材31の後端部には、規制手段として載置部31dおよび係合部31eが設けてある。載置部31dは、図6の(a)に示すように、縦材垂下部31bの下縁よりも上方となる位置に設けた下方に向く下面である。係合部31eは、載置部31dよりも後方側に位置する部位から下方に向けて突設した舌片状部分である。これら載置部31dおよび係合部31eは、いずれも縦フレーム材31の縦材垂下部31bと同一の板厚に構成してある。
横フレーム材32は、長尺平板状の横材水平部32aと、横材水平部32aの一端縁部から直角に屈曲した長尺平板状の横材垂下部32bと、横材垂下部32bの延在縁部から横材水平部32aに対して平行に延在した後に該横材水平部32aに向けて直角に屈曲した係止部32cとを有したもので、横材水平部32aの各端部をそれぞれ縦フレーム材31における縦材水平部31aの上面に接合させ、互いに平行となる態様で一対の縦フレーム材31に接合してある。
尚、本実施例では、互いに左右幅の異なる3種類のラック支持フレーム30を備えるものを例示している。これら3種類のラック支持フレーム30は、横フレーム材32の長さのみが異なるもので、個々の詳細構成は互いに同一である。
ラック支持フレーム30を保持する前方フレーム材22および後方フレーム材23は、金属によって成形した長尺部材であり、それぞれ複屈曲した横断面形状を成している。具体的には、長尺平板状を成す基部22a,23aと、基部22a,23aの両側縁部からそれぞれ同一方向に向けて直角に屈曲した長尺平板状を成す一対の側部22b,23bと、各側部22b,23bの延在縁部から互いに離隔する方向に向けて直角に屈曲した長尺平板状を成す一対のフランジ部22c,23cとを有し、横断面がいわゆるハット形状と称される前方フレーム材22および後方フレーム材23を構成してある。
前方フレーム材22は、フランジ部22cを介して上壁11の前縁部下面に接合してあり、該上壁11の下面から下方に向けて突出するとともに、左右方向に沿って延在している。後方フレーム材23は、フランジ部23cを介して背壁14の上縁部前面に接合してあり、該背壁14の前面から前方に向けて突出するとともに、左右方向に沿って延在している。前方フレーム材22の後方側に位置する側部22bと後方フレーム材23の基部23aとの間には、上述したラック支持フレーム30の縦フレーム材31よりも短い長さが確保してある。
尚、前方フレーム材22および後方フレーム材23を自動販売機本体10に接合する方法としては、例えば溶接やネジ止めを適用すれば良い。これらの接合方法は、いずれか一方を適用しても良いし、両者を併用するようにしても良い。
これら前方フレーム材22および後方フレーム材23には、互いに対応する部位にスリット22d,23dが設けてある。
前方フレーム材22に設けたスリット(以下、単に前方スリット22dという)は、図7に示すように、後方側に位置する側部22bに設けた矩形開口部22d1と、該水平挿入部に連続する態様で基部22aに設けた溝状部22d2とを有するもので、3つのラック支持フレーム30を並設した場合に、それぞれの縦フレーム材31に対応する位置に形成してある。前方スリット22dの矩形開口部22d1は、縦フレーム材31の縦材水平部31aを挿入することのできる大きさを有している。前方スリット22dの溝状部22d2は、縦フレーム材31の縦材水平部31aを矩形開口部22d1に挿入した際に縦材垂下部31bを挿入することのできる大きさおよび位置に前後方向に沿って設けてある。この溝状部22d2は、図6の(a)に示すように、縦フレーム材31の縦材垂下部31bを前端部まで挿入した場合に、縦フレーム材31の後端部を後方フレーム材23から離隔させるだけの長さを有している。
後方フレーム材23に設けたスリット(以下、単に後方スリット23dという)は、図8に示すように、基部23aと上方側に位置する側部23bとに亘る部位に溝状に設けたもので、縦フレーム材31の縦材垂下部31bを挿入することのできる大きさに形成してある。
また、図7に示すように、前方フレーム材22の基部22aには、前方スリット22dにおける矩形開口部22d1の前方となる位置にそれぞれネジ挿通孔22eが設けてある一方、後方フレーム材23のフランジ部23cには、図3に示すように、ナット部材23eが設けてある。ネジ挿通孔22eは、ラック支持フレーム30の縦フレーム材31を後方フレーム材23との間に掛け渡した際に、該縦フレーム材31のネジ孔31cに対応する部位に設けたものである。ナット部材23eは、自動販売機を設置する際に、転倒防止用ボルトBを螺合するためのもので、後方フレーム材23の両端部に溶着してある。
上述した前方フレーム材22および後方フレーム材23との間にラック支持フレーム30を保持させる場合には、図6の(a)に示すように、まず、各縦フレーム材31の前端部を前方フレーム材22の前方スリット22dに挿入し、縦フレーム材31の後端部を後方フレーム材23から離隔した位置に配置させる。
この状態から、図6の(b)に示すように、縦フレーム材31の後端部に設けた係合部31eを後方フレーム材23の後方スリット23dに挿入し、その後、図6の(c)に示すように、係合部31eを後方フレーム材23の内部に位置させるとともに、載置部31dを介して縦フレーム材31の後端部を後方フレーム材23に載置させる。
図6の(c)に示す状態においては、縦フレーム材31の後端部を後方フレーム材23の後方スリット23dから脱落する方向へ移動させようとした場合、当該縦フレーム材31の係合部31eが後方フレーム材23の基部23aに当接係合することによってその移動が阻止されることになる。一方、縦フレーム材31の前端部を前方フレーム材22の前方スリット22dから脱落する方向へ移動させようとした場合には、縦フレーム材31の縦材垂下部31bが後方フレーム材23の基部23aに当接することによってその移動が阻止されることになる。従って、図6の(c)に示す状態においては、ラック支持フレーム30から手を離し、かつ振動や衝撃が加えられた場合にも、ラック支持フレーム30が不用意に脱落する虞れはない。
最後に、前方フレーム材22のネジ挿通孔22eを通じて縦フレーム材31のネジ孔31cに固定ネジ24を螺合させれば、前方フレーム材22および縦フレーム材31の互いに重なり合う重合部分が相互に固定され、ラック支持フレーム30を自動販売機本体10における上壁11の下面から離隔する態様で商品収容庫20の内部に取り付けることが可能となる。
これらの間、上記自動販売機によれば、縦フレーム材31と横フレーム材32とを予め格子状に構成してあるため、一度の操作によって一対の縦フレーム材31を前方フレーム材22と後方フレーム材23との間に架設することが可能となる。さらに、上述したように、縦フレーム材31の両端部をそれぞれ前方フレーム材22の前方スリット22dおよび後方フレーム材23の後方スリット23dに挿入載置させれば、不用意な脱落を招来することなく、ラック支持フレーム30を仮に組み付けることが可能となる。これらの結果、ラック支持フレーム30の取付作業をきわめて容易に行うことができるようになる。
このようにして商品収容庫20の内部に配設されたラック支持フレーム30には、図9に示すように、隣接するラック支持フレーム30の相互間に断熱仕切板50が配設してある。つまり、隣接するラック支持フレーム30の間には、縦フレーム材31の縦材垂下部31bが対向して配置されることになり、これら縦材垂下部31bの相互間に断熱仕切板50の上端部が挟装保持されることになる。断熱仕切板50は、商品収容庫20の内部に複数の室を画成するためのもので、断熱ボードの適宜箇所に金属製の補強金具を取り付けることによって構成してある。図には明示していないが、本実施例では、断熱ボードの下方部、上縁部にそれぞれ上縁補強金具を取り付けた2枚の断熱仕切板50を配設することによって商品収容庫20の内部に3つの独立した室を画成するようにしている。
断熱仕切板50によって画成されたそれぞれの室には、商品収納ラック40が配設してある。商品収納ラック40は、図10に示したように、一対の側板41と、これら側板41の間に上下方向に延在する蛇行状の商品収納域43を画成する湾曲形状の案内部材42と、商品収納域43に連ねた商品ローディング用のトップトレー44と、商品収納域43の下端に配設したベンド機構(図示せず)と、ベンド機構に対向する通路規制板45とを備えて構成してある。このような商品収納ラック40は、商品収納域43に商品を収納する一方、商品払出指令が与えられた場合に対応する商品の払い出しを行う。本実施例では、それぞれの室に複数の商品収納域43を有した商品収納ラック40を前後に配設するようにしている。
それぞれの商品収納ラック40は、側板41の上端部に設けた取付金具46をラック支持フレーム30の横フレーム材32に係止させ、さらにこれら取付金具46およびラック支持フレーム30の横フレーム材32をネジ47によって互いに螺着することにより、ラック支持フレーム30に吊下保持させてある。
また、図11に示したように、商品収納ラック40の下端部の前面には、固定金具49が取り付けてある。かかる固定金具49の前面には、支持梁80が商品収容庫20のそれぞれの室の側壁20a,20bの間に架け渡された状態で組み付けてある。このことについてより詳細に説明すると次のようになる。
支持梁80は、固定金具49に対向する前端部81と、この前端部81の両端から下方に延設された下延部82と、この下延部82の先端から後方に延設された後延部83と、この後延部83の先端から上方に延設された上延部84とが連続して形成されて構成してある。
その一方、商品収容庫20における各室の両側壁20a,20bの内表面の所定個所には、係止部材90が配設してある。かかる係止部材90は、各側壁20a,20bの内表面から突出した態様で前後方向に貫通する係止孔91を有している。
ここで、支持梁80と係止部材90との関係について述べることにする。図12に示したように、支持梁80の下延部82の先端部分から上延部84の先端部分までの直線距離Lは、係止部材90の係止孔91の開口部の縦径Rよりも大きくしてある。また、支持梁80の上延部84の長さは、係止孔91の開口部の縦径Rよりも小さくしてある。
支持梁80の後延部83および上延部84を、図13に示したように、係止部材90の係止孔91に前方から挿通させ、その状態を維持して支持梁80を上方に移動させる。このような状態で作業者が支持梁80から手を離して該支持梁80が前方側の下方に向けて揺動した場合でも、すなわち支持梁80がフリーな状態になって該支持梁80が前方側の下方に向けて揺動した場合でも、上記直線距離Lが上記縦径Rよりも大きいので、図14に示したように、該支持梁80の後延部83が係止孔91の前方側の開口縁下部に当接し、かつ上延部84が該係止孔91の後方側の開口延上部に当接することにより、両者は係合して支持梁80が落下する虞れはない。このように支持梁80と係止部材90が係合することにより、支持梁80は、商品収容庫20のそれぞれの室の側壁20a,20bの間に架け渡された状態で組み付けられることになる。
そして、支持梁80の前端部81を商品収納ラック40の固定金具49に締結ネジSにより締結させることにより、商品収納ラック40は、上部にて吊り下げ支持されるとともに、下部にて左右、前後の振れ止めがなされた状態で、商品収容庫40の内部に架設される。
尚、図1中の符号48は、商品収納ラック40から払い出された商品を案内するべく室の後方から前方に向けて低く傾斜するように配設した商品シュータである。また、図には明示していないが、各室の内部において商品シュータ48より下方となる領域には、商品収納ラック40に収納した商品を所望の温度に維持するための冷却ユニットや加熱ヒータが設けてある。
一方、上記自動販売機には、図1に示すように、外扉60、並びに本発明の扉体である内扉70が設けてある。外扉60は、自動販売機本体10の前面開口を覆うためのもので、外扉60の一側縁部に開閉可能に配設してある。図には明示していないが、この外扉60の前面には、商品を販売する際に必要となるディスプレイウィンドウ、商品選択押ボタン、紙幣挿通口、硬貨投入口、返却レバー、金額表示器、硬貨返却口、商品取出口61が設けてある。
内扉70は、外扉60の上部内面に設けた断熱体62とともに商品収容庫20の前面を覆うためのもので、外扉60よりも内方となる位置において自動販売機本体10の一側縁部に開閉可能に配設してある。この内扉70は、商品収容庫20の各室に対応した下端部に商品搬出口扉71を備えた商品搬出口72を備えており、商品収納ラック40から商品が商品シュータ48に払い出された場合に商品搬出口72を通じて商品を外部に搬出することが可能である。
以上のような構成の自動販売機によれば、係止部材90の係止孔91が前後方向に貫通してあるので、支持梁80を何ら傾けることなく前方から進入させることができる。また、支持梁80の下延部82の先端部分から上延部84の先端部分までの直線距離Lが、係止部材90の係止孔91の開口部の縦径Rよりも大きくしてあるので、該支持梁80がフリーな状態になっても、後延部83が係止孔91の前方側の開口縁下部に当接し、かつ上延部84が該係止孔91の後方側の開口延上部に当接することにより、支持梁80は係止部材90に係合して落下する虞れはない。従って、支持梁80の組み付け作業を簡単に行うことができる。
また、上記自動販売機によれば、自動販売機本体10の内壁面に前方フレーム材22および後方フレーム材23を突設し、これら前方フレーム材22および後方フレーム材23を介して自動販売機本体10の上壁11から離隔する態様でラック支持フレーム30を配設しているため、内箱を要することなく断熱構造の商品収容庫20を構成することができるとともに、商品収納ラック40を保持することができる。また、商品収納ラック40を保持するラック支持フレーム30は、断熱仕切板50によって仕切られた室ごとに分割構成されたものであるため、これらが熱の移動経路となることもない。従って、例えば商品収容庫20の内部において商品を加熱している室と、商品を冷却している室との間での熱の授受を可及的に抑制することができ、消費電力を著しく低減することが可能となる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。例えば、上記の実施例においては、支持梁80がフリーな状態になった場合に、上延部84が係止孔91の後方側の開口縁上部に当接していたが、本発明では、上延部84の先端部分が係止孔91の内表面の上部に当接しても良い。これによっても、上記実施例と同様の作用効果を奏することができる。
以上のように、本発明に係る自動販売機は、例えば缶入り飲料、瓶入り飲料、紙パック入り飲料およびペットボトル入り飲料等の各種商品を冷却した状態、あるいは加温した状態で販売に有用である。
本発明の実施例である扉体を適用した自動販売機を概念的に示す斜視図である。 図1に示した自動販売機の外扉および商品収容庫の構成を示す概念図である。 図1に示した自動販売機の要部断面側面図である。 図1に示した自動販売機に適用されるラック支持フレームの取付構造を示す斜視図である。 図1に示した自動販売機に適用されるラック支持フレームを上方側から見た斜視図である。 図1に示した自動販売機においてラック支持フレームの取付手順を示す概念図である。 図1に示した自動販売機においてラック支持フレームの前端部と前方フレーム材との接続状態を示す拡大斜視図である。 図1に示した自動販売機においてラック支持フレームの後端部と後方フレーム材との接続状態を示す拡大斜視図である。 図1に示した自動販売機に適用されるラック支持フレームを下方側から見た斜視図である。 図3に示した商品収納ラックを示した斜視図である。 図10に示した商品収納ラックの要部を示した分解斜視図である。 図11に示した支持梁および係止部材を示した説明図である。 支持梁と係止部材との係合について示した説明図である。 支持梁と係止部材との係合について示した説明図である。 従来の自動販売機を構成する商品収納ラックを示した斜視図である。 図15に示した商品収納ラックの要部を示した分解斜視図である。 支持梁と係止部材との係合について示した説明図である。
符号の説明
10 自動販売機本体
11 上壁
12 側壁
13 底壁
14 背壁
15 台座壁
20 商品収容庫
21 断熱ボード
22 前方フレーム材
22a 基部
22b 側部
22c フランジ部
22d 前方スリット
22d1 矩形開口部
22d2 溝状部
22e ネジ挿通孔
23 後方フレーム材
23a 基部
23b 側部
23c フランジ部
23d 後方スリット
23e ナット部材
24 固定ネジ
30 ラック支持フレーム
31 縦フレーム材
31a 縦材水平部
31b 縦材垂下部
31c ネジ孔
31d 載置部
31e 係合部
32 横フレーム材
32a 横材水平部
32b 横材垂下部
32c 係止部
40 商品収納ラック
41 側板
42 案内部材
43 商品収納域
44 トップトレー
45 通路規制板
46 取付金具
47 ネジ
48 商品シュータ
49 固定金具
50 断熱仕切板
60 外扉
61 商品取出口
62 断熱体
70 内扉
71 商品搬出口扉
72 商品搬出口
73 扉本体
80 支持梁
81 前端部
82 下延部
83 後延部
84 上延部
90 係止部材
91 係止孔
B 転倒防止用ボルト

Claims (2)

  1. 前面が開口した自動販売機本体の内部に配設された商品収容庫と、
    前記商品収容庫の内部に架設された商品収納ラックと、
    前記商品収容庫の側壁に配設された係止部材と、
    前記係止部材に係合した状態で前記商品収容庫の前面に位置し、前記商品収納ラックの下端部の前面に締結するための支持梁と
    を備えた自動販売機において、
    前記係止部材は、前記商品収容庫の側壁から突出した態様で前後方向に貫通する係止孔を有し、
    前記支持梁は、
    前記商品収納ラックの下端部の前面に対向し、該前面に締結するための前端部と、
    前記前端部に連続して形成され、前記係止部材と係合するための係合部と
    を備え、
    前記係合部は、前記支持梁が前方側の下方に向けて揺動した場合に、前記係止孔の前方側の開口縁下部と、前記係止孔の内表面の上部とに当接することを特徴とする自動販売機。
  2. 前記係合部は、
    前記前端部の両端から下方に延設された下延部と、
    前記下延部から後方に延設され、かつ前記係止孔を貫通する後延部と、
    前記後延部から上方に延設された上延部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。

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