JP2000194431A - 安定化電源回路 - Google Patents

安定化電源回路

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JP2000194431A
JP2000194431A JP10367723A JP36772398A JP2000194431A JP 2000194431 A JP2000194431 A JP 2000194431A JP 10367723 A JP10367723 A JP 10367723A JP 36772398 A JP36772398 A JP 36772398A JP 2000194431 A JP2000194431 A JP 2000194431A
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Ichiro Yokomizo
伊知郎 横溝
Isao Yamamoto
勲 山本
Hiroyuki Tomita
拓之 冨田
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低電圧かつ低消費電力の負荷において負荷電流
が素子のリーク電流に対応するような小さな値になって
も出力トランジスタの特性のばらつきに影響されること
なく、安定な出力電圧を発生させることができる安定化
電源回路を提供することにある。 【解決手段】電流増幅回路の電流出力段トランジスタの
リーク電流を吸収するリーク電流吸収回路が出力と基準
電圧ラインとの間に設けられ、抵抗回路に発生する電
圧、負荷に出力される電圧および差動増幅回路の出力電
圧のいずれかを受けて出力される電圧のレギュレーショ
ン範囲の上限以上の所定の電圧以上になったときにリー
ク電流を吸収するリーク電流吸収回路を備えていて、リ
ーク電流が電流出力段トランジスタのリーク電流のばら
つきの最大値に実質的に等しいか、リーク電流を吸収す
るオーダにおいて最大値より大きいである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、安定化電源回路
に関し、詳しくは、低電圧駆動のMOS出力トランジス
タを有する定電流型の安定化電源回路において、低電圧
かつ低消費電力の負荷において負荷電流が素子のリーク
電流に対応するような小さな値になってもMOS出力ト
ランジスタの特性のばらつきに影響されることなく、安
定な出力電圧を発生させることができるような出力段に
MOSFETを用いる安定化電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の出力段にMOSトランジスタを有
するIC化された安定化電源回路としては、例えば、図
5に示すようなCMOS構成の差動増幅回路10とPチ
ャネルMOSトランジスタQ1による電流ブースタ回路
11とからなる定電流回路を利用したものを挙げること
ができる。この回路において、12は、定電圧を発生す
る出力端子であり、トランジスタQ1は、ソースが電源
ラインVDDに接続され、ドレインが出力端子12に接続
されている。13は、差動増幅回路10の(−)入力に
加えられる基準電圧Vrを発生する電源である。差動増
幅回路10は、内部に差動アンプと定電流源とを有して
いて、電流ブースタ回路11の負荷として出力端子12
とグランドGNDとの間に抵抗R1,R2の直列回路が挿
入されている。なお、Lは、出力端子12に接続される
各種回路としての負荷である。
【0003】ここで、抵抗R2の端子電圧は、差動増幅
回路10の(+)入力に帰還され、抵抗R2に発生する
端子電圧が基準電圧Vrに一致するように差動増幅回路
10が動作して出力端子12に定電圧Voが発生する。
この定電圧Voは、 Vo=(r1+r2)・Vr/r2 となる。ただし、r1は抵抗R1の抵抗値、r2は抵抗R2
の抵抗値である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】低電圧かつ低消費電力
の装置では、このような安定化電源回路において、例え
ば、r1=2.5MΩ、r2=0.5MΩとし、基準電圧
Vr=0.5Vとした場合、出力段トランジスタQ1のリ
ーク電流が3μAであったとすると、抵抗R2の端子電
圧は、1.5Vであり、この電圧が差動増幅回路10の
(+)入力に帰還されて本来なら差動増幅回路10によ
り出力段MOSトランジスタQ1の電流値を低減する制
御がなされるべきであるが、出力段MOSトランジスタ
Q1の電流値をリーク電流値以下には制御ができないた
めに、出力端子12の電圧Voは、リーク電流と抵抗R
1+抵抗R2の抵抗値3.0MΩ(=2.5MΩ+0.5
MΩ)により決定される電圧9Vになってしまい、この
とき制御されるべき目標電圧Voが、例えば3.0Vと
すると、これにならず、非常に高い電位になる。
【0005】このように前記の安定化電源回路ではリー
ク電流に対応するあるいはこの近傍にある負荷電流にお
いてはリーク電流を下限としてそれ以上電流を絞ること
ができず、しかも、レギュレーション制御ができない問
題がある。出力段MOSトランジスタQ1は、その素子
特性のばらつきにより、ゲート電圧に関係なく、ドレイ
ン−ソース間に数μA程度のリーク電流が発生する。例
えば、携帯電話、PHS、GSM(グローバル・システ
ム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ)、ポケ
ット形ゲーム機、PDA(パーソナル・デジタル・アシ
スタンス)等の低電圧かつ低消費電力の装置では、負荷
電流がこのリーク電流に対応するか、それよりも小さく
なる場合もある。このような負荷電流が流れる場合に
は、前記のような構成の安定化電源回路では、出力段M
OSトランジスタの特性のばらつきにより、負荷電流が
流れてもリーク電流によって出力電圧Voが設定電圧よ
りも高くなり、正常な安定化動作をせずに、負荷側の回
路が誤動作する問題が生じる。この発明の目的は、この
ような従来技術の問題点を解決するものであって、低電
圧かつ低消費電力の負荷において負荷電流が素子のリー
ク電流に対応するような小さな値になっても出力トラン
ジスタの特性のばらつきに影響されることなく、安定な
出力電圧を発生させることができる安定化電源回路を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明の安定化電源回路の構成は、電流増幅
回路の電流出力段トランジスタのリーク電流を吸収する
リーク電流吸収回路が出力と基準電圧ラインとの間に設
けられ、抵抗回路に発生する電圧、負荷に出力される電
圧および差動増幅回路の出力電圧のいずれかを受けて出
力される電圧のレギュレーション範囲の上限以上の所定
の電圧以上になったときにリーク電流を吸収するリーク
電流吸収回路を備えていて、リーク電流が電流出力段ト
ランジスタのリーク電流のばらつきの最大値に実質的に
等しいか、リーク電流を吸収するオーダにおいて最大値
より大きいものである。
【0007】
【発明の実施の形態】このように、抵抗回路に発生する
電圧、負荷に出力される電圧および差動増幅回路の出力
電圧のいずれかを受けて出力される電圧のレギュレーシ
ョン範囲の上限以上の所定の電圧以上になったときにリ
ーク電流を吸収するリーク電流吸収回路を設けることに
より、負荷にリーク電流に近い電流が流れてもリーク電
流値以上の電流が電流出力段トランジスタから流出する
ことになるので、電流出力段トランジスタの電流値は、
リーク電流以下とはならない。これにより制御可能な状
態が維持される。このとき、負荷に流れる電流は、リー
ク電流以下の小さな値であってもレギュレーション制御
され、出力電圧は、レギュレーション範囲の上限の方向
に移行してこの付近にまで戻す抑制がなされる。そし
て、負荷にリーク電流以上の制御を必要とするさらに大
きな電流が流れたときには、通常のレギュレーション範
囲の動作状態になる。その結果、低電圧かつ低消費電力
の負荷において負荷電流が素子のリーク電流に対応する
ような小さな値になっても出力トランジスタの特性のば
らつきに影響されることなく、安定な出力電圧を発生さ
せる安定化電源回路を実現することができる。
【0008】
【実施例】図1は、この発明を適用した安定化電源回路
の一実施例のブロック図であり、図2は、その他の実施
例のブロック図、図3および図4は、さらに他の実施例
のブロック図である。なお、図5と同等の構成要素は同
一の符号で示す。図1において、1は、安定化電源回路
であり、出力電圧Vo検出用の抵抗分圧回路の図5の抵
抗R1に換えて抵抗R3と抵抗R4の直列回路が設けら
れ、出力端子12とグランドGND間にリーク電流吸収
回路2が設けられている。ここで、抵抗R3と抵抗R4と
の合計抵抗値は、2,5MΩ程度であり、抵抗R2は、
0.5MΩ程度である。リーク電流吸収回路2は、出力
端子12に接続された抵抗R5と、この抵抗R5を介して
出力端子12に接続されたnチャネルMOSトランジス
タQ2とを有し、トランジスタQ2は、ドレイン側が抵抗
R5に接続され、ソース側がグランドGND側に接続さ
れ、ゲートが前記抵抗R3と抵抗R4の接続点Nに接続さ
れている。
【0009】ところで、リーク電流により制御ができな
くなる場合には、リーク電流により出力電圧VOが通常
の制御電圧よりもはるかに大きな電圧になる。そこで、
ここでは、この電圧を前記接続点Nの電圧として検出し
てリーク電流を吸収する。先に従来技術の図5において
説明したように、3V程度の出力電圧において、リーク
電流によるときには、出力電圧が9Vにも達する。出力
端子12の電圧レギュレーション範囲が通常3.0V±
1V程度とすれば、前記の接続点Nの電圧を、例えば、
4.0V程度に設定する。なお、この検出電圧は、出力
電圧Voがレギュレーション範囲の上限以上にある所定
の電圧になるようなときに発生するような電圧を選択す
ればよい。もちろん、この場合のある所定の電圧は、負
荷Lとしての各種回路が誤動作をしない範囲の電圧であ
る。上記の検出電圧4.0Vは、その上流に抵抗R3が
あるので、出力電圧Voは、4.0V以上の状態にあっ
てレギュレーション範囲の上限以上の状態になっている
はずである。もちろん、誤動作する電圧より低い電圧で
ある。リーク電流吸収回路2は、そのトランジスタQ2
がONしたときに流れる電流が出力段MOSトランジス
タQ1の素子特性のばらつきにおいて最大リーク電流あ
るいはそれ以上のリーク電流(ただし、このリーク電流
程度のオーダ)に対応するような電流が流れるように設
定され、接続点Nの電圧が検出電圧4.0Vに設定され
たときにONになるようにする。
【0010】その動作を説明すると、負荷Lに流れる電
流が減少してリーク電流に近くなり、やがてリーク電流
の領域に入ると、抵抗R3と抵抗R4の接続点Nの電圧が
リーク電流により上昇して検出電圧4.5Vを超える。
このとき、トランジスタQ2がONしてリーク電流は、
リーク電流吸収回路2によりリーク電流が吸収される。
これにより出力電圧Voは、レギュレーション範囲の上
限方向へと戻り、レギュレーション範囲に入る。このと
き負荷Lに流れる電流とリーク電流吸収回路2に流れる
電流の和の全電流値は、リーク電流より大きくなるの
で、負荷Lに流れる電流がレギュレーション範囲におい
て制御が可能になる。この場合、MOSトランジスタQ
1の素子特性のばらつきがリーク電流の小さい方にあっ
た場合には、リーク電流吸収回路2に流れるばらつきの
最大リーク電流が流れることにより差動増幅回路10に
は負帰還がこのときかかりレギュレーションの動作範囲
に入った状態になっている。前記のようなリーク電流の
吸収が行われるのは、さらに少ない電流が出力されたと
きである。逆にMOSトランジスタQ1の素子特性のば
らつきがリーク電流が最大の状態にあった場合には、リ
ーク電流吸収回路2に流れるばらつきの最大リーク電流
が流れることにより次に少しでも負荷Lに電流が流れた
ときに差動増幅回路10に負帰還がかかりそのときにレ
ギュレーションの動作状態に入る。
【0011】その結果、負荷Lにリーク電流に対応する
ような微少な電流が流れて安定化電源のレギュレーショ
ン動作が行われ、出力端子12の電圧が必要以上に高く
なることはなく、MOSトランジスタQ1の素子特性の
ばらつきに影響されることはない。なお、このリーク電
流以上の大きな電流が出力端子12から流出したときに
は、接続点Nの電圧は、前記の制御範囲よりさらに低下
してトランジスタQ2は、OFFになる。このときに
は、リーク電流が吸収されなくてもレギュレーションの
動作をする電流値が負荷に流れているので問題が生じな
い。
【0012】図2は、差動増幅回路10の出力電圧に応
じてリーク電流吸収回路2を動作させるものである。抵
抗R5が差動増幅回路10の出力とグランドGNDとの
間に設けられ、差動増幅回路10の出力電圧がMOSト
ランジスタQ2のゲートに加えられる。トランジスタQ2
は、ドレイン側がPNP形バイポーラトランジスタQ3
のベースに接続され、ソース側がグランドGND側に接
続されている。トランジスタQ3は、エミッタが出力端
子12に接続され、コレクタが抵抗R6を介してグラン
ドGNDに接続されている。この例では、トランジスタ
Q3のエミッタ・コレクタ間にリーク電流を流して吸収
する。そのドライブをMOSトランジスタQ2により行
う構成になっている。これにより帰還回路(抵抗R1と
抵抗R2の抵抗分圧回路)とは独立にリーク電流吸収回
路2を駆動することができるので、帰還回路の設計の自
由度が増す。なお、抵抗R1,R2の抵抗値は、図5の場
合と同様である。
【0013】その動作を説明すると、出力端子12から
流出する電流値が小さくなり、リーク電流程度になる
と、リーク電流により抵抗R1と抵抗R2の抵抗分圧回路
から大きな電圧値の帰還電圧信号が生じ、これを受けて
差動増幅回路10の出力は、出力電流を絞り込むため
に、MOSトランジスタQ1をOFFする方向に制御
し、そのために高い電圧を発生する。この高い電圧値を
抵抗R5が受ける。出力電圧Voがレギュレーション範囲
の上限以上にある所定の電圧以上になると、この電圧が
検出電圧となり、MOSトランジスタQ2のゲートに加
えられ、出力電圧Voがレギュレーション範囲の上限以
上にある所定の電圧以上になったことが検出される。こ
の検出により、このトランジスタQ2がONになり、そ
の結果、トランジスタQ3がONして出力端子12から
リーク電流がグランドGNDとへと流れ、吸収される。
【0014】出力端子12から流出する電流値がリーク
電流値より大きくなると、抵抗R1と抵抗R2の抵抗分圧
回路から、その電流値に応じた電圧値の帰還電圧信号を
受けて差動増幅回路10の出力は、前記より低い電圧信
号になる。その結果、前記の検出電圧が低下してMOS
トランジスタQ2とトランジスタQ3とがOFFする方向
に制御される。一方、このときMOSトランジスタQ1
をOFFからONにする方向に制御するので、このとき
には、出力電圧Voのレギュレーション範囲の上限方向
へと戻り、レギュレーション範囲に入る。このような状
態で負荷Lの電流がリーク電流値よりもさらに増加すれ
ばリーク電流を吸収しなくても、レギュレーションの動
作をする電流値が負荷に流れる。また、リーク電流値に
近づけば、前記と同様な動作が繰り返される。
【0015】図3は、別途検出回路を設けて検出信号を
発生させるものである。リーク電流吸収回路3は、出力
端子12とグランドGND間に設けられている。その内
部回路としては図1あるいは図2のリーク電流吸収回路
2を使用してもよいし、他の同様な回路を用いてもよ
い。なお、この例では、図5の抵抗分圧回路の抵抗R2
に換えて抵抗R7と抵抗R8の直列回路が設けられてい
る。リーク電流吸収回路3を駆動する検出信号を発生す
る検出回路4は、差動増幅回路4aと基準電圧発生回路
4bとからなるコンパレータであり、前記抵抗R7と抵
抗R8の接続点Mに差動増幅回路4aの(+)入力が接
続され、(−)入力に基準電圧発生回路4bから基準電
圧Vrefを受ける。そして、前記の例と同様に出力電圧
Voがレギュレーション範囲の上限以上にある所定の電
圧以上になると、それが検出回路4により検出されてそ
の検出信号によりリーク電流吸収回路3が動作して出力
端子12から流れ出すリーク電流がリーク電流吸収回路
3により吸収される。このとき、前記の基準電圧発生回
路4bの基準電圧Vrefは、出力電圧Voが4V〜5V程
度になるときに検出できるように設定する。このことで
電圧レギュレーションの上限を越えたときにリーク電流
吸収回路3が動作してリーク電流を吸収し、正常な電圧
レギュレーション範囲に入ることができる。
【0016】図4は、図3の実施例において、信号の入
力側である差動増幅回路4aの(+)入力を出力端子1
2に接続されて出力電圧Voがレギュレーション範囲の
上限以上にある所定の電圧以上になることを直接検出す
るようにした例である。これとは別に、図4の差動増幅
回路4aの(+)入力を図1と同様に図5の抵抗R1に
換えて抵抗R3と抵抗R4の直列回路を設けて、抵抗R3
と抵抗R4の接続点Nに接続するようにしてもよい。そ
れぞれにおいて、基準電圧発生回路4bの基準電圧Vre
fは、出力電圧Voが4V〜5V程度になるときに検出で
きるように設定すればよい。なお、いずれの場合もリー
ク電流吸収回路3は、出力段MOSトランジスタQ1の
素子特性のばらつきにおいて最大リーク電流あるいはそ
れ以上のリーク電流に対応するような電流を吸収する回
路になっている。以上説明してきたが、実施例では、出
力段トランジスタがMOSトランジスタであるが、出力
段トランジスタがバイポーラトランジスタであっても同
様にこの発明が適用できることはもちろんである。ま
た、実施例では、出力電圧Voに対する基準電位として
グランドGNDの電位を採用している基準電位はグラン
ドGNDの電位に限定されるものではない。
【0017】
【発明の効果】このようにこの発明にあっては、抵抗回
路に発生する電圧、負荷に出力される電圧および差動増
幅回路の出力電圧のいずれかを受けて出力される電圧の
レギュレーション範囲の上限以上の所定の電圧以上にな
ったときにリーク電流を吸収するリーク電流吸収回路を
設けることにより、負荷にリーク電流に近い電流が流れ
てもリーク電流値以上の電流が電流出力段トランジスタ
から流出することになるので、電流出力段トランジスタ
の電流値は、リーク電流以下とはならない。これにより
制御可能な状態が維持される。その結果、低電圧かつ低
消費電力の負荷において負荷電流が素子のリーク電流に
対応するような小さな値になっても出力トランジスタの
特性のばらつきに影響されることなく、安定な出力電圧
を発生させる安定化電源回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明を適用した安定化電源回路の
一実施例のブロック図である。
【図2】図2は、この発明を適用した安定化電源回路の
他の実施例のブロック図である。
【図3】図3は、さらに他の実施例のブロック図であ
る。
【図4】図4は、この発明を適用した安定化電源回路の
検出回路を用いる一実施例のブロック図である。
【図5】図5は、従来の安定化電源回路の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…安定化電源回路、2,3…リーク電流吸収回路、4
…検出回路、4a,10は、差動増幅回路、4b…基準
電圧発生回路、10…差動増幅回路、11…電流ブース
タ回路、12…出力端子、13…基準電圧電源、Q1〜
Q3…FET、R1〜R8…抵抗、Vr…基準電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 拓之 京都市右京区西院溝崎町21番地ローム株式 会社内 Fターム(参考) 5G065 BA01 EA01 GA06 HA04 HA08 LA02 MA09 NA02 NA05 5H430 BB01 BB05 BB09 BB11 BB12 EE06 EE12 EE17 FF04 FF07 FF13 FF17 GG01 HH03 JJ04 JJ07 LA22 LA24 5J091 AA01 AA58 CA11 CA15 FA11 HA10 HA17 HA18 HA25 KA00 KA02 KA11 KA24 MA11 MA21 SA13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動増幅回路とその出力を受けてそれを電
    流増幅する電流増幅回路とを有し、前記電流増幅回路の
    負荷が接続される出力に前記負荷と並列に抵抗回路を設
    けてこの抵抗回路を介して前記負荷に出力される電圧の
    一部又は全部を前記差動増幅回路の一方の入力に帰還
    し、他方の入力に定電圧を加えて前記抵抗回路に定電流
    を流すことで前記負荷に出力される電圧が一定になるよ
    うに安定化する安定化電源回路において、 前記電流増幅回路の電流出力段トランジスタのリーク電
    流を吸収するリーク電流吸収回路が前記出力と基準電圧
    ラインとの間に設けられ、前記抵抗回路に発生する電
    圧、前記負荷に出力される電圧および前記差動増幅回路
    の出力電圧のいずれかを受けて前記出力される電圧のレ
    ギュレーション範囲の上限以上の所定の電圧以上になっ
    たときに前記リーク電流を吸収するリーク電流吸収回路
    を備え、前記リーク電流が前記電流出力段トランジスタ
    のリーク電流のばらつきの最大値に実質的に等しいか、
    前記リーク電流を吸収するオーダにおいて前記最大値よ
    り大きいことを特徴とする安定化電源回路。
  2. 【請求項2】さらに前記抵抗回路に発生する電圧、前記
    負荷に出力される電圧および前記差動増幅回路の出力電
    圧のいずれかが所定値以上であることを検出する検出回
    路を設け、前記基準電圧ラインは、グランド電位であ
    り、前記リーク電流吸収回路は、この検出回路の検出信
    号に応じて動作する請求項1記載の安定化電源回路。
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