JP2000194220A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2000194220A
JP2000194220A JP10373144A JP37314498A JP2000194220A JP 2000194220 A JP2000194220 A JP 2000194220A JP 10373144 A JP10373144 A JP 10373144A JP 37314498 A JP37314498 A JP 37314498A JP 2000194220 A JP2000194220 A JP 2000194220A
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roller
fixing
fixing device
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Osamu Watanabe
督 渡辺
Yasushi Takeuchi
寧 武内
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    • G02B26/02Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the intensity of light
    • G02B26/026Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the intensity of light based on the rotation of particles under the influence of an external field, e.g. gyricons, twisting ball displays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
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    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • G03G15/2057Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating relating to the chemical composition of the heat element and layers thereof
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K10/00Organic devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching; Organic capacitors or resistors having a potential-jump barrier or a surface barrier
    • H10K10/40Organic transistors
    • H10K10/46Field-effect transistors, e.g. organic thin-film transistors [OTFT]

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイアス電圧印加を行うことなく、転写材上
に形成されている現像剤像を構成する現像剤が定着ロー
ラ等の回転体表面に転移するオフセット現象の発生を抑
制することができる定着装置を提供すること。 【構成】 互いに圧接しながら回転する一対の定着ロー
ラ1と加圧ローラ5(回転体)で転写材Pを挟圧搬送す
るためのニップ部を形成し、該ニップ部で転写材Pに形
成されている未定着現像剤像を加熱及び加圧することに
よって未定着現像剤像を転写材Pに永久画像として定着
させる定着装置において、前記定着ローラ1の加圧ロー
ラ5と接する離型層10を形成し、該離型層10にエレ
クトレット処理を施す。本発明によれば、離型層10が
永久分極を起こして外部に電界を発生し、該離型層10
が現像剤と同極性の電位に制御されるため、バイアス電
圧を印加しなくてもオフセット現象の発生が抑制され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装
置に備えられる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写装置等の画像形成装
置に備えられた定着装置は、図4示すように、定着ロー
ラ1とこれに当接して回転する加圧ローラ5を備えてい
る。定着ローラ1は、外周面が離型層2等で被覆されて
いる中空の芯金3で構成されており、芯金3の内部には
ヒータ4が配置されている。
【0003】又、前記加圧ローラ5は芯金6の外周面を
弾性層7で覆って構成されており、この加圧ローラ5は
定着ローラ1と互いに協働して転写材Pを挟圧して搬送
するためのニップ部を形成する。
【0004】そして、定着ローラ1の周囲には、転写材
Pの定着ローラ1への巻き付きを防ぐための不図示の分
離爪と定着ローラ1の表面温度を検知する温度検知素子
8が配置されている。温度検知素子8は、定着ローラ1
の表面温度を示す温度検知信号を出力し、該温度検知信
号は不図示の温度制御回路に与えられる。すると、温度
制御回路は温度検知信号に基づいて前記ヒータ4の動作
をオンオフ制御し、このヒータ4のオンオフ動作によっ
て定着ローラ1の表面温度が所定の温度に保持される。
【0005】而して、定着時には、未定着トナー像を担
持した転写材Pは定着ローラ1と加圧ローラ5との間の
ニップ部に差し込まれる。そして、転写材Pがニップ部
を通過している間、該転写材P上の未定着トナー像は熱
及び圧力によって転写材P上に融着され、転写材Pには
永久画像が形成される。
【0006】しかし、転写材P上の未定着トナー像を形
成するトナーの一部が定着ローラ1の表面に転移し、定
着ローラ1の表面にトナーが付着することがある(所謂
オフセット現象)。定着ローラ1の表面に付着したトナ
ーは次に送られて来る転写材Pに再び付着し、転写材P
はトナーによって汚染される。
【0007】上記オフセット現象の発生の原因として、
トナーと定着ローラ1との物理的結合力及び静電気力が
考えられる。トナーと定着ローラ1との物理的結合力を
原因とするオフセット現象の発生は、定着ローラ1表面
の滑らかさを増すことによって抑えられ、又、定着ロー
ラ1の表面エネルギーを低下させることによって抑えら
れる。従って、定着ローラ1表面に形成されている離型
層2によってトナーと定着ローラ1との物理的結合力を
原因とするオフセット現象の発生を抑制することができ
る。
【0008】これに対し、オフセット現象の発生原因と
なる静電気力は、摩擦、剥離等によって帯電している定
着ローラ1、加圧ローラ5、転写材P等が形成する電界
中において帯電粉体であるトナーに作用する静電気力で
あり、トナーと定着ローラ1との間に作用する引力、ト
ナーと加圧ローラ5との間に作用する斥力又はトナーと
転写材Pとの間に作用する斥力によってトナーが定着ロ
ーラ1表の面に転移する。
【0009】上記電気的作用によるオフセット現象の発
生を抑制するために、トナー像を形成するトナーが有す
る電荷と同極性の電圧を定着ローラ1に印加し、該定着
ローラ1と加圧ローラ5との間に形成される電界によっ
てトナーの転移を阻止する方法が提案されている(特願
平2−013906号において)。
【0010】上記提案に係る方法が採用されている定着
装置の例を図5に示す。尚、図5は定着装置要部の構成
図であり、本図においては図4に示したものと同一要素
には同一符号を付している。
【0011】図5に示す定着装置には、トナー像を形成
するトナーが有する電荷と同極性のバイアス電圧を定着
ローラ1の芯金3に印加する電源101が設けられてい
る。この定着装置では、定着ローラ1の芯金3へのバイ
アス電圧の印加によって該定着ローラ1と加圧ローラ5
との間のニップ部において電界が形成され、バイアス電
圧と同極性の電荷を有するトナーの定着ローラ1の離型
層2への転移が防がれる。
【0012】又、バイアス電圧を印加することによって
定着ローラ1表面の電位が安定し、該定着ローラ1と加
圧ローラ5の間に作用する電界が安定する。因に、バイ
アス電圧の印加を行わない場合は、加圧ローラ5との摺
動摩擦や転写材Pからの電荷供与による離型層2のチャ
ージアップが発生する。この際、現像剤に含まれる反転
電荷を有する成分(反転トナーと称する)や転写材P中
に含まれる現像剤と逆極性の槙料等の定着ローラ1への
付着によるオフセットが発生し、電荷のリークによる静
電ノイズの発生等の問題が発生する。このため、バイア
ス電圧の印加を行って定着ローラ1の表面電位を安定さ
せる必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように定着ローラにバイアス電圧を印加する場合、以下
のような問題があった。
【0014】1)バイアス電圧のリークを防ぐために、
定着ローラ周辺の金属部材との沿面距離を確保しなけれ
ばならず、装置全体の小型化が困難であった。
【0015】2)バイアス電圧を印加するための電極や
高圧電源を設ける必要があるため、コストアップを招
く。
【0016】3)バイアス電圧を印加する電極とローラ
との接点がブラシ等で形成されるために接触不良が発生
することがあり、バイアス電圧印加の効果が得られなか
ったり、ノイズの発生の原因になっていた。
【0017】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、バイアス電圧印加を行うこと
なく、転写材上に形成されている現像剤像を構成する現
像剤が定着ローラ等の回転体表面に転移するオフセット
現象の発生を抑制することができる定着装置を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、互いに圧接しながら回転す
る一対の回転体で転写材を挟圧搬送するためのニップ部
を形成し、該ニップ部で前記転写材に形成されている未
定着現像剤像を加熱及び加圧することによって未定着現
像剤像を前記転写材に永久画像として定着させる定着装
置において、前記回転体の少なくとも一方に他方の回転
体と接する離型層を形成し、該離型層にエレクトレット
処理を施したことを特徴とする。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記離型層をエレクトレット処理されたフ
ッ素樹脂で構成したことを特徴とする。
【0020】従って、本発明によれば、回転体の少なく
とも一方に他方の回転体と接する離型層を形成し、該離
型層にエレクトレット処理を施したため、離型層が永久
分極を起こして外部に電界を発生し、該離型層が現像剤
と同極性の電位に制御され、この結果、バイアス電圧を
印加しなくてもオフセット現象の発生が抑制される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0022】<実施の形態1>図1は本発明に係る定着
装置要部の構成図である。
【0023】本発明に係る定着装置は、定着ローラ1と
これに当接して回転する加圧ローラ5を有しており、定
着ローラは1は外周面が離型層10で被覆された中空の
芯金3で構成されている。そして、定着ローラ1の外径
寸法は20mmに設定され、その芯金3の内部にはヒー
タ4が配置されている。尚、本実施の形態では、離型層
10の厚さ寸法は30μmに設定され、芯金3はアルミ
ニウム材製の中空円筒部材から成り、その肉厚は3mm
に設定されている。
【0024】又、前記加圧ローラ5は芯金6を有し、該
芯金6の外周面は弾性層7で覆われている。本実施の形
態では、弾性層7は界面活性剤が分散されたシリコンゴ
ム材出構成されており、この弾性層7は導電フィラーの
添加によって導電化され、加圧ローラ5の表面は芯金6
を介して接地されている。尚、弾性層7の厚さ寸法は4
mmに設定され、その体積抵抗値は1010〜1012Ωc
mである。又、加圧ローラ5の外径寸法は16mmに設
定され、該加圧ローラ5は定着ローラ1と互いに協働し
て転写材Pを挟圧して搬送するためのニップ部を形成す
る。
【0025】更に、定着ローラ1の周囲には、該定着ロ
ーラ1の表面温度を検知する温度検知素子8が配置され
ている。この温度検知素子8は定着ローラ1の表面温度
を示す温度検知信号を出力し、該温度検知信号は不図示
の温度制御回路に与えられる。すると、温度制御回路は
温度検知信号に基づいて前記ヒータ4の動作をオンオフ
制御し、ヒータ4のオンオフ動作によって定着ローラ1
の表面温度が所定の温度に保持される。
【0026】次に、前記定着ローラ1の離型層2のエレ
クトレット処理について説明する。
【0027】エレクトレット処理を行うことができる材
料としては、例えばPEA(四フッ化エチレン−パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE
(ポリ四フッ化エチレン)、FEP(四フッ化エチレン
−六フッ化プロピレン共重合体)、ポリプロピレン、マ
イラ、シリコーン、エポキシ樹脂、ポリ−1−オレフィ
ン類、ポリスチレン、ポリアミド、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリビニルハライド、ポリアルキルメタクリレート
等の樹脂が挙げられるが、この中でも定着ローラや加圧
ローラの離型層として通常使用されるPTFE、FE
P、PFA等のフッ素樹脂を使用することが好ましい。
【0028】上記材料をポリマーエレクトレット化する
製法としては、 (1)ポリマーを軟化点又はガラス転移温度間で加熱
し、これに直流高電圧を印加しながら冷却する方法。 (2)ポリマーをガラス転移温度以上に加熱してコロナ
荷電を行いながら冷却する方法。 (3)ポリマー表面に真空中で10〜40kVの低エネ
ルギー電子線を照射する方法。 (4)ポリマーを高温度で強い静磁場を作用させながら
冷却する方法。 等が知られている。
【0029】エレクトレット処理がなされた離型層を有
するローラの成形法としては、例えば押出成形又は射出
成形途中に前記製法を加えて樹脂フィルムに成形した
後、芯金に接着しても良く、或は予め芯金上に成形され
た樹脂塗膜に前記製法の処理を行っても良い。この際、
芯金上の離型層の膜厚は10μm〜300μm、好まし
くは30μm〜200μmが望ましい。
【0030】本実施の形態では、定着ローラ1の離型層
10としてPFAを用いた。即ち、芯金3の表面にディ
スパージョン塗装や粉体塗装等の通常の方法でPFAを
塗膜した後、定着ローラ1を250℃で加熱しながら負
コロナ帯電(−5μA/cm2 )を20分間行った後、
急速冷却する処理を5回繰り返してエレクトレット処理
された膜厚30μmのPFA離型層10を得た。尚、本
実施の形態に係る定着ローラ1は弾性層を持たないが、
弾性層を持ちその上に離型層を持つ定着ローラを用いて
も良い。
【0031】上記定着ローラ1を用いた定着装置(定着
装置(b)とする)に、負極性を持つトナー像を担持し
た転写材Pを1000枚通紙し、定着ローラ1及び加圧
ローラ5に付着したトナーのオフセット量を測定したと
ころ、表1に示すようにエレクトレット処理されたもの
はしないもの(定着装置(a)とする)に比べて著しく
オフセット量が減少している。これは、エレクトレット
処理によってPFAの離型層10が常に安定的に負に帯
電して負極性の電位となり、加圧ローラ5から定着ロー
ラ1の方向への電界が発生したため、負帯電性トナーが
付着しなくなったことによるものであると考えられる。
【0032】次に、厚さ50μmのPFAチューブを2
50℃に加熱した後、300Vの直流電圧を印加しなが
ら冷却する方法を何度か繰り返す方法によりエレクトレ
ット処理した後、図2に示すような離型層9を形成した
加圧ローラ5を作製した。そして、この加圧ローラ5を
定着装置に組み込み(定着装置(c)とする)、同じ条
件でオフセット量を測定したところ、表1に示すように
オフセット量は更に減少していた。これは、加圧ローラ
5の表面が安定して正に帯電していたため、加圧ローラ
5から定着ローラ1の方向に向かう電荷の大きさが増し
たためであると考えられる。
【0033】 ※電界の大きさが負の場合は逆向きの電界 <実施の形態2>次に、本発明の実施の形態2を図3に
基づいて説明する。
【0034】図3は実施の形態2に係る定着装置の概略
断面図であり、同図において、25はエンドレスベルト
状フィルムから成る耐熱性ベルトであり、これは駆動ロ
ーラ26と従動ローラ27及び両ローラ26,27間の
下方にヒータ支持体21に保持された加熱体20との間
に巻装張設されている。
【0035】従動ローラ27は耐熱性フィルム25のテ
ンションローラを兼ねており、耐熱性ベルト25は駆動
ローラ26の時計方向回転駆動に伴って時計方向に所定
の速度(即ち、不図示の画像形成部側から搬送されて来
る未定着トナー像Tを上面に担持した被加熱部材として
の転写材Pの搬送速度と同じ周速度)をもってシワや蛇
行及び速度遅れなく回転駆動される。
【0036】加圧ローラ28はシリコンゴム等の離型性
の良いゴム弾性層を有するローラであって、これは前記
耐熱性ベルト25の下行側フィルム部分を挟ませて加熱
体20の下面に対して付勢手段により例えば総圧4〜1
0kgの当接圧をもって対向圧接させ、転写材Pの搬送
方向に順方向の反時計方向に回転する。
【0037】又、加熱体20は厚み1.0mm、幅1
0.0mm、長さ350mmの良熱伝導体(例えばアル
ミナ、窒化アルミニウム等)の基板上に電気抵抗材料を
幅2.5mm、長さ300mmに塗工したものであり、
この電気抵抗材料に通電することによって熱エネルギー
を発生させる。
【0038】更に、上記加熱体20の基板の背面には、
温度検知手段としての温度センサ29が装着されてお
り、この温度センサ29には通電制御手段である不図示
の通電制御部が接続されている。尚、通電制御部は、画
像形成動作の実行中に加熱体20の基板が所定の設定温
度(温調温度)になるように、温度センサ29によって
検知された温度に応じて加熱体20へ供給する電力を制
御するものである。
【0039】ヒータ支持体21は例えばPPS(ポロフ
ェニレンサルファイド)、PAI(ポリアミドイミ
ド)、PI(ポリイミド)、PEEK(ポリエーテルエ
ーテルケトン)、液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂やこれ
らの樹脂とセラミクス・金属・ガラス等の複合材料等で
構成されている。
【0040】回転駆動される耐熱性ベルト25は繰り返
してトナー画像の加熱定着に供されるため、耐熱性と離
型性及び耐久性に優れた一般的には総厚100μm以下
(好ましくは40μm以下)の薄肉のものが使用され
る。例えばポリイミド、ポリエーテルイミド、PES、
PFA等の耐熱樹脂の単層フィルム或は複合層フィルム
(例えば20μm厚フィルム)の少なくとも画像当接面
側にPAF等のフッ素樹脂に前記方法を用いてエレクト
レット処理を施した離型性コート層を10μm厚に施し
たもの等が使用される。
【0041】而して、本実施の形態のようにエレクトレ
ット処理された離型性コート層を有する耐熱性ベルト2
5を使用することによってオフセットは大幅に低減され
た。このように本発明はベルトを用いた定着装置に対し
ても適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、互いに圧接しながら回転する一対の回転体で転
写材を挟圧搬送するためのニップ部を形成し、該ニップ
部で前記転写材に形成されている未定着現像剤像を加熱
及び加圧することによって未定着現像剤像を前記転写材
に永久画像として定着させる定着装置において、前記回
転体の少なくとも一方に他方の回転体と接する離型層を
形成し、該離型層にエレクトレット処理を施したため、
バイアス電圧印加を行うことなく、転写材上に形成され
ている現像剤像を構成する現像剤が定着ローラ等の回転
体表面に転移するオフセット現象の発生を抑制すること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る定着装置要部の構
成図である。
【図2】離型層をエレクトレット処理した加圧ローラの
拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る定着装置の概略断
面図である。
【図4】従来の定着ローラ要部の構成図である。
【図5】従来の定着ローラ要部の構成図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ(回転体) 5 加圧ローラ(回転体) 9,10 離型層 25 耐熱性ベルト(回転体) 28 加圧ローラ(回転体) P 転写材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接しながら回転する一対の回転
    体で転写材を挟圧搬送するためのニップ部を形成し、該
    ニップ部で前記転写材に形成されている未定着現像剤像
    を加熱及び加圧することによって未定着現像剤像を前記
    転写材に永久画像として定着させる定着装置において、 前記回転体の少なくとも一方に他方の回転体と接する離
    型層を形成し、該離型層にエレクトレット処理を施した
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記離型層をエレクトレット処理された
    フッ素樹脂で構成したことを特徴とする請求項1記載の
    定着装置。
JP10373144A 1996-07-19 1998-12-28 定着装置 Pending JP2000194220A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10373144A JP2000194220A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 定着装置
EP99126011A EP1016942B1 (en) 1998-12-28 1999-12-27 Fixing device comprising two rotary members
DE69925451T DE69925451T2 (de) 1998-12-28 1999-12-27 Fixiervorrichtung mit zwei rotierenden Elementen
US09/565,417 US6323989B1 (en) 1996-07-19 2000-05-05 Electrophoretic displays using nanoparticles

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10373144A JP2000194220A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 定着装置

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JP (1) JP2000194220A (ja)
DE (1) DE69925451T2 (ja)

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