JPH02158783A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH02158783A
JPH02158783A JP31534188A JP31534188A JPH02158783A JP H02158783 A JPH02158783 A JP H02158783A JP 31534188 A JP31534188 A JP 31534188A JP 31534188 A JP31534188 A JP 31534188A JP H02158783 A JPH02158783 A JP H02158783A
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JP
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sheet
image
sheet material
toner image
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Pending
Application number
JP31534188A
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English (en)
Inventor
Shigeo Kimura
茂雄 木村
Hiromitsu Hirabayashi
弘光 平林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複写機・レーザビームプリンタ・ファクシミ
リ・マイクロフィルムリーグプリンタ・画像表示(デイ
スプレィ)装置・記録機等に関する。
更に詳しくは、所謂転写定着式(転写同時定着式)の画
像形成装置に関する。
(従来の技術) 転写定着式の画像形成装置はシート材(像担持体)上に
目的の画像情報に対応した未定着の可転写画像を形成担
持させ、そのシート材の画像面に転写材を供給してシー
ト材面の担持画像を転写材面側へ転写させると同時に定
着させ、次いで転写材をシート材面から分離して画像形
成部としてアウトプットさせる方式のものである。
シート材面に対する未定着の可転写画像の形成は、転写
(間接)方式もしくは直接方式の電子写真法・静電記録
法・磁気記録法等の従来公知の適宜の画像形成プロセス
手段を用いて行なうことができる。
シート材上に形成担持させた未定着の可転写画像を転写
材面に転写すると同時に定着する手段は、所定の温度に
維持された加熱ローラによりシート材側の担持画像を転
写材面に加熱溶融化させつつ加圧被着させるか(加熱ロ
ーラ転写定着式)、シート材と転写材とを圧力ローラで
強く圧迫させて圧力転写定着させる(圧力ローラ転写定
着式)ことによりなされている。
転写材分離後のシート材は繰返して画像形成に供される
この転写定着式は一般的な転写方式、即ち電子写真感光
体や静電記録誘電体等の画像担持体面に形成した未定着
の可転写画像を転写材面に転写させて画像担持体面から
分離させ1次いでその分離後の未定着転写画像が乗って
いる転写材を定着手段に搬送して画像定着させる方式、
もしくはエレクトロファックス紙や静電記録紙等の記録
材に直接的に未定着画像を形成担持させ、その記録材を
定着手段に搬送して画像定着させる方式に比べて次のよ
うな利点がある。
■乱れやすく不安定状態の未定着画像を乗せた転写材な
り記録材なりを画像転写部又は画像形成部から定着手段
部まで搬送させる過程を必要としないので転写材の搬送
が容易かつ安定である。
■上述の一般的な転写方式において画像担持体面側の可
転写画像を転写材面へ転写放電器で転写させる場合、転
写部へ給紙される転写材の電気抵抗値が転写材の種類、
環境変化等により転写材側々に異なったり、変動を生じ
るために転写不良をみやすいなどの問題を有しているが
、転写定着式においては画像担持体面側の可転写画像を
二次的像担持体として用いたシート材面に転写放電器で
二次転写させる場合でも、そのシート材として好適な電
気抵抗値を有し、環境安定性に優れたものを予め選定で
き、それを転写材に対する画像転写シート材として繰返
して使用できるから1画像転写条件が常に一定化され、
上記のような転写材に対する画像転写の場合の如き問題
を生じない。
(発明が解決しようとする問題点) ところで転写定着式における問題点の1つとして下記の
ことが挙げられる。即ちシート材上に形成担持させた未
定着の可転写画像を転写材面に転写すると同時に定着す
る手段としての前記加熱ローラ転写定着式酸いは圧力ロ
ーラ転写定着式の何れの場合もシート材上の画像の一部
が転写されずにシート材面側に残るのでシート材を繰返
して画像形成に供するためには転写材分離後のシート材
面をクリーニング処理するための複雑なりリーニング手
段・装置を具備させる必要があった。又シート材上の画
像の一部が転写されずにシート材上に残ることは即ちそ
れだけ転写材側への画像転写効率が低くなることなので
、アウトプット画像の画質低下の大きな一因となってい
た。又圧力ローラ転写定着式ではシート材が強い圧迫負
担変形を受けるので、その繰返し使用寿命が短いという
問題もある。
本発明は同じく転写定着式の画像形成装置であるが、上
記のような問題点を解消した実用性のある装置を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、 耐熱性のシート材上に目的の画像情報に対応した。加熱
定着性トナーによる未定着のトナー画像を形成担持させ
る画像形成手段と、 上記シート材面に上記画像形成手段で形成担持させたト
ナー画像をシート材のトナー画像担持面に対して転写材
を密着させて転写材面に転写定着させる転写定着手段を
有し、 上記転写定着手段は。
■転写材を密着させたシート材のトナー画像担持面のト
ナー画像を該担持面側とは反対側のシート材面側に配設
した加熱体によりシート材を介して加熱して軟化・溶融
させる加熱工程と、■その軟化・溶融トナー画像をシー
ト材と転写材とを引続き密着させたまま冷却固化させる
冷却工程と、 ■シート材と転写材とを分離させる分離工程との順次実
行部を有している、 ことを特徴とする画像形成IIt置、 である。
(作用) 耐熱性のシート材上に目的の画像情報に対応した、加熱
定着性トナーによる未定着のトナー画像を形成担持させ
る画像形成は、転写方式もしくは直接方式の電子写真法
・静電記録法・磁気記録法等の従来公知の適宜の画像形
成プロセス手段を用いて行なうことができる。
而して本発明装置における転写定着手段は前記のように
加熱工程・冷却工程・分離工程の順次実行部を有してお
り、未定着トナー画像を形成担持させたシート材とその
シート材のトナー画像担持面に供給した転写材は互いに
密着して加熱工程・冷却工程を順次に受ける、即ちシー
ト材面側のトナー画像が転写材面側に転写定着される0
次いでそのトナー画像の転写定着を受けた転写材がシー
ト材面から分離されて画像形成物としてアウトプットさ
れる。
■加熱工程 加熱工程は前記したように転写材を密着させたシート材
のトナー画像担持面のトナー画像を該トナー画像担持面
側とは反対側のシート材面側に配設した加熱体によりシ
ート材を介して加熱するもので、該加熱体によりトナー
画像をトナーの融点以上の温度で加熱することによりト
ナー画像は軟化・溶融化して転写材面に対する良好な定
着性を生じる。
この場合トナー画像をサンドイッチに挟んで互いに密着
したシート材と転写材は加熱体とこれに対向してシート
材と転写材とを密着させる対向部材間に良好に抑圧密着
されて加熱体制の熱がシート材の肉゛厚を介してトナー
画像に効果的に熱伝達されることにより短い時間の加熱
によってトナーは十分に軟化・溶融されて転写材面に対
する良好な定着性が得られる。特にトナー画像の表層部
(シート材との界面側)はトナー融点を大きく上回って
加熱されて完全に軟化・溶融する。
一方この加熱工程での転写材自体の昇温は実際上極めて
小さく熱エネルギーの無駄が少ない、つまり実質的に転
写材自体は加熱せず、トナーのみを効果的に加熱軟化・
溶融して低電力でトナー画像の加熱定着を良好に実行で
きる。
ここで本発明で記述されるトナーの軟化拳溶融に関して
注記する。トナーの「融点」と便宜的に表現している温
度とは、トナーが定着するために最低必要な温度を意味
しており、その定着下限温度で、溶融といえる程粘度が
低下する場合や、軟化といった程度の粘度低下の場合が
ある。したがって定着する際に溶融と便宜的に表現して
いる場合でも、実際には軟化といった程度の粘度低下を
示している場合がある0本発明ではこのような場合も含
む、同様に、トナーが冷却固定したと便宜的に表現して
いる場合も、トナーによっては固化とはいえず高粘度化
といった方が適切である場合がある0本発明ではこのよ
うな場合も含む。
■冷却工程 シート材に密着して加熱工程部を順次に通過するトナー
画像加熱軟化・溶融済みの転写材部分は加熱工程部通過
後もシート材面に密着させたままの搬送を引続きしばら
く続行させ、この間を冷却工程として前・記加熱工程で
軟化・溶融させたトナーの熱を放熱させてトナーを冷却
固定させる。
この冷却固化でトナーの凝集力は非常に大きくなって一
団となって挙動することになり、又転写材側に対する粘
着・固着力が増大する一方、シート材側に対するそれは
極めて低下していく、転写材に対してはトナーは前記加
熱工程で加熱軟化・溶融された際加熱体とその対向部材
によって加圧されるため、少なくともトナー画像の一部
は転写材表面層に浸透し、その浸透分の冷却固化による
アンカー効果で冷却固化トナーの転写材側に対する粘着
・固着力が増大する。
■分離工程 上記の冷却工程によりトナー画像の冷却固化がなされた
後、シート材面から転写材を順次に分離させる、この分
離時にはトナー画像は冷却固化で転写材に対する粘着・
固着力が十分に大きく、シート材に対するそれは極めて
小さい状態となっているから1画像転写定着済みの転写
材部分はシート材面に対するトナーオフセットを発生す
ることなく容易に順次に分離されていく。
即ちシート材面のトナー画像は実質的に略100%の転
写効率で転写材面に対して転写定着され、シート材面に
残りを生ぜず、転写材分離後のシート材面はそのまま引
続いて繰返して画像形成に供することが可能な清浄面状
態にある。従ってシート材を繰返して画像形成に供する
ために転写材分離後のシート材面をクリーニング処理す
るための複雑なシート材クリーニング手段−装置を配設
する必要性がなく、定着手段の構成を簡素化することが
でき、ひいては画像形成装置の全体的小型化・低コスト
化を図ることが可能となる。
又シート材面から転写材面へのトー画像の転写定着が略
100%の転写効率でなされるので高画質のトナー画像
形成物がアウトプットされる。
(実施例) 〈実施例i>(第1・2図) 第1図は本発明の一実施例装置の概略構成図を示してい
る0本例の画像形成装置は原稿載置台往復動型・回転ド
ラム型・転写定着式の電子写真複写機である。
100は装置機筺、lは該機筺の上面板100a上に配
設したガラス板等の透明板部材よりなる往復動型の原稿
載置台であり、機筺上面板100a上を図面上左方a、
右方a′に夫々所定の速度で往復移動駆動される。
Gは原稿であり、複写すべき画像面側を下向きにして原
稿蔵置台lの上面に所定の載置基準に従って載置し、そ
の上に原稿圧着板1aをかぶせて押え込むことによりセ
ットされる。
100bは機筺上面板100a面に原稿tc載置台の往
復移動方向とは直角の方向(紙面に垂直の方向)を長子
として開口された原稿照明部としてのスリット開口部で
ある0M稿載置台l上に載置セットした原稿Gの下向き
画像面は原稿載置台lの左方aへの往動移動過程で左辺
側から右辺側にかけて順次にスリット開口部100bの
位置を通過していき、その通過過程でランプ7の光Ll
をスリット開口部100b、透明な原稿蔵置台lを通し
て受けて照明走査される。その照明走査光の原稿面反射
光が短焦点小径結像素子アレイ21反射ミラー2aによ
って感光ドラム3面に結像露光される。
感光ドラム3は例えば酸化亜鉛感光層・有機半導体感光
層等の感光層が被覆処理され、中心支軸3aを中心に所
定の周速度で矢示すの時計方向に回転駆動され、その回
転過程で帯電器4により正極性又は負極性の−様な帯電
処理を受け、その−様帯電面に前記の原稿画像の結像露
光(スリット露光)を受史ることにより感光ドラム3面
には結像露光した原稿画像に対応した静電潜像が順次に
形成されていく。
本実施例装置においては感光ドラム3面に原稿画像の正
像の静電潜像を形成するように上記アレイ2とミラー2
aからなる光学系が設計されている。
ドラム3面に形成された静電潜像は現像器5により加熱
で軟化溶融する樹脂等より成るトナーにて順次に顕像化
されていく。
8は感光ドラム3の下面側に左右の並行ローラ10・9
間に懸回張設したエンドレスの耐熱性シートである(以
下転写定着シート、又はシートと記す)、該転写定着シ
ート8は矢示の反時計方向Cに感光ドラム3の回転周速
度と同一速度をもって回動駆動される。又該転写定着シ
ート8の上行側シート部81の外面を感光ドラム3の最
下面部に対して接触もしくは僅小な隙間を存して対向さ
せである。11はシート8のドラム3に対する上記接触
部又は対向部の内面側に配設した転写放電器である。
転写定着シート8は耐熱性・トナー離型性・強靭性を有
する薄肉(例えば数#Lm〜数10101Lの単層又は
所望の表面処理やラミネート処理をした複合層シート(
もしくはフィルム)である0本実施例ではポリイミド等
のシートに摺動容易化・離型化処理をし施した例えば約
25gm厚のプラスチックシートであり、感光ドラム3
の有効画像形成域の幅寸法又はそれ以上の幅寸法を有し
ている。
16は転写定着シート8の下行側シート部82の内面に
接触させて配設した加熱体としての加熱ローラであり、
本実施例のものは中空のアルミニウムローラであり、そ
の中空内に挿入配設したハロゲンランプ17によって加
熱昇温する。
20はエンドレス転写定着シート8の下側に左右の並行
ローラ18・19間に懸回張設したエンドレスのバック
アップベルトであり、転写定着シートの回動周速度と等
しい速度で矢示の時計方向dに回動駆動される。バック
アップベルト20を懸回張設した左側のローラ18は前
記加熱ローラ16に対向する加圧ローラとして作用し1
表層をゴム等の弾性体で形成してあり、加熱ローラ16
との間にシート8・ベル)20を挟んで所定の当接圧(
例えばA4#で総圧4〜8kg)を得ている。右側のロ
ーラ19はシート8を懸回張設した右側のローラ9との
間にシート8φベルト20を挟んで所定の当接圧をもっ
ている。
13は転写材Ptff1載収納したカセットであり、転
写材Pは所定のタイミングで回転駆動される給送ローラ
15によりカセット13内から1枚宛分離給送され、中
継ぎローラ対21・レジストローラ対22を含むシート
パス23を介して前記加熱ローラ16・加圧ローラ18
の対向圧接部におけるシート8とベルト18との間に向
けて所定のタイミングで給送される。
而して前述したように感光ドラム3面に形成された顕画
像としてのトナー画像は感光ドラム3と同一周速度で回
動駆動されている転写定着シート8の外面に転写放電器
11により順次に転写されていく、このトナー画像転写
はシート8として所望適切な抵抗値を有し、環境安定性
に優れたものを繰返して使用できるから、常に安定に高
転写効率をもってなされる。トナー画像転写後の感光ド
ラム3面はクリーニング器6によって紙粉等の付着異物
の除去がなされて清浄化されて繰返して画像形成に供さ
れる。
シート8の外面に転写されたトナー画像は引続くシート
8の回動駆動により下向きになって第2図の部分拡大図
のように加熱ローラ16と加圧ローラ18との圧接部N
へ搬送されて進入する。
一方転写材Pはシート8の転写トナー画像の先端が圧接
部Nの部位に到達したとき転写材Pの先端もその部位に
到達して両者一致(レジスト)するようにタイミングと
りされて同期給送され、圧接部Nのシート8とベルト1
8との間に進入してシート8のトナー画像Ta面に密着
して圧接部Nを挟圧力を受けつ通過していく。
この圧接部Nの通過過程を加熱工程として前記(作用)
の0項で説明したトナー画像の軟化・溶融Tbが短い時
間で効果的になされて転写材2面に対するトナー画像の
良好な定着性が得られる。
圧接部Nを通過した転写部分はローラ9とローラ19と
の対向部間を通過するまでの間シート8面に引続き密着
したまま搬送されていく、その間転写材Pはその裏面が
バックアップベルト20で支えられてシート8との密着
が維持される。
この搬送過程を冷却工程として前記(作用)の0項で説
明した軟化拳溶融トナーTbの熱が放熱されてトナーの
冷却固化Tcがなされる。この冷却工程のトナーの放熱
は本例の場合は自然放熱冷却であるが、放熱フィンや送
風手段等の配設による強制放熱冷却にすることもできる
。トナーの冷却は転写材Pがローラ9・19の対向部に
到達するまでの間に十分になされて転写材2面に対する
粘着・固着力が十分に大きく、シート8面に対するそれ
は極めて小さい状態になる。
そして上記のようにトナーの冷却固化のなされた転写材
Pはローラ9・19の対向部を通過するときシート8が
曲率の大きい(曲率の強い、半径の小さい)ローラ9に
沿って転写材から急激に離れる方向に走行方向が転向さ
れることにより該シート8面から容易に順次に分離して
い〈排紙ローラ対24に中継ぎされて排紙トレイ25へ
画像形成物(コピー)として排出されていく。
この分離時点までにはトナーは十分に冷却固化していて
上述したように転写材P面に対するトナ・−の粘着・固
着力が十分に大きく、シート8に対するそれは極めて小
さい状態となっているからシート8面からの転写材Pの
分離はシート8面に対するトナーオフセットを実質的に
発生することなく容易に順次になされる。
即ちシート8面のトナー画像は実質的に略100%の転
写効率で転写材P面に対して転写定着され、シート8の
外面に残りを生ぜず、転写材P分離後のシート8の外面
は繰返して画像形成(画像転写)に供することが可能な
清浄面状態にある。従ってシート8を繰返して画像形成
に供するために転写材分離後のシート8面をクリーニン
グ処理するための複雑なりリーニング手段・装置を配設
する必要性がなく、定着手段の構成を簡素化することが
でき、ひいては画像形成装置全体の小型化会低コスト化
を図ることが可能となる。又シート8面から転写材P面
へのトナー画像の転写定着が略100%の転写効率でな
されるので高画質のトナー画像形成物がアウトプットさ
れる。
また従来の装置では加熱ローラが高温側に変動した場合
にトナーに凝集力が一層低下した状態でシートと転写材
とが分離するためにトナーの一部がシート上に残るとい
う問題が生じそれを防ぐために加熱ローラを最適な温度
に維持する必要があり、複雑な温度制御を必要としたり
、加熱ローラあるいは加熱体の熱容量を大きくしなけれ
ばならなかった1本発明のおいては本実施例で明らかな
ように加熱時に加熱ローラが高温側に変動しても、軟化
・溶融トナーは分離時には放熱固化しているので、その
ような問題を生じないため、加熱ローラの熱容量は小さ
くても良い、従って画像形成装置の待機時間を短くでき
、又消費電力も小さくすることが可能である0機内昇温
も小さいので小型化が可能である。
〈実施例2〉(第3−4図) 本例の画像形成装置は、帯電器4により正極性又は負極
性の−様な帯電処理を受けた感光ドラム3面を、目的の
画像情報に対応した時系列画素信号に対応して点滅制御
されるLEDアレイ60で露光走査して目的画像の正像
潜像を書き込みする方式のものである。前述実施例1の
装置と共通する構成部材、部分は同一の符号を付して再
度の説明を省略する。
本実施例装置においては、加熱体26として実施例1の
過熱ローラ16に代えて、転写定着シー)13面に接す
る下面に線状もしくは帯状に発熱体26aを具備させ、
その表面に摺動保護層を設けたものを用いている0発熱
体26は熱容量が小さく、パルス状に通電されてその都
度瞬時に2600C前後まで昇温する。又実施例1にお
けるようなバックアップベルト20は具備させていない
27はシートパス23の途中部に配設した、給送転写材
Pの先端・後端通過検知センナであり。
発熱体26aは該センサ27の給送転写材先端検知信号
、同後端検知信号によりタイミングを取って必要時に通
電を受ける。
感光ドラム3面に形成されたトナー画像は回動駆動され
ている転写定着シート8の外面に転写され、その転写ト
ナー画像が加熱体26と加圧ローラ18との圧接部Nを
加熱工程部として加熱軟化・溶融されて転写材P面に対
して転写定着化される。
圧接部Nを通過した転写材部分はローラ19の位数まで
シート8の下面に密着して搬送され、この搬送過程を冷
却工程として圧接部Nで軟化・溶融化されたトナーが冷
却固化していく。
トナー加熱工程部である圧接部Nの加熱体26の発熱体
26aは通電により瞬時に昇温するので定着装置は加熱
体26を加熱しつつ待機する必要がない、また発熱時間
が短いことによって急激な温度勾配が生ずる為加圧ロー
ラ18や転写材は昇温しに<〈、転写材P上のトナーは
発熱体26aの発熱が停止するとともに急激に冷却され
る。
すなわち1本実施例では加熱体21と加圧ローラ24の
圧接部Nにおいて、トナー画像は完全溶融された後、再
び冷却されるので圧接部Nを通過するときはすでにトナ
ーの凝集力が大きくなっており、実施例1で使用したよ
うなバックアップベルトはなくても良い、またトナー画
像が冷却固化するのに要する時間も短いので、小型化が
可能である。
ローラ9の位置まで搬送された転写材Pはローラ9の曲
率が大きい為、自然に容易にシート8面から分離する。
ローラ9の曲率を大きくできない場合は、第4図例に示
すような分離部材9aを使用するのも良い、又分離爪等
を用いて強制分離しても良い。
本実施例では、低熱容量の発熱体26aをパルス状に通
電発熱させているので、■ウェイトレスである、■機内
昇温か少ない(加熱スタンパイネ要)、■圧接部におけ
る冷却が可能で小型化が可能である。
画像情報前送み手段としてのLEDアレイ60はレーザ
ビームスキャナ、その他の光学手段を用いても良い。
〈実施例3〉(第5・6図) 本例はフルカラー画像(もしくは多色画像)を出力させ
る画像形成装置であり、目的のカラー画像の色分解像を
感光ドラム3面に順次に露光する手段61.複数の成分
色現像器5a・5b・5Cを有している。又ローラ18
・19を含むバックアップベルト20は回動アーム機構
28により転写定着シート8の下面に対して第5図のよ
うに圧接した第1状態と、第6図のように離間されて非
接触の第2状態に位置移動制御される。前述実施例1の
装置と共通する構成部材Φ部分には同一の符号を付して
再度の説明を省略する。
バックアップベルト20は、はじめはシート8から離間
させた第2状態(第6図)に保持されていて、この状態
において、感光ドラム3面に対して目的カラー画像の第
1の色分解像に対応する画像についての潜像形成、現像
1回動駆動されているシート8に対する転写が実行され
、以下第2゜第3の色分解像に対応する上記と同様のプ
ロセスが繰返して実行されることにより、シート8の外
面に対して最終的に各色分解像に対応するトナー画像の
重畳転写により目的カラー画像に対応したカラー画像が
合成されて形成担持される。
そして最終の色分解像に対応するトナー画像のシート8
に対する重畳転写が実行されると、バックアップベル)
20が第5図の第1状態に変換されて回動駆動されると
共に、転写材Pが加熱ローラ16と加圧ローラ18の圧
接部Nにおけるシート8とバックアップベルトとの間に
タイミング取りされて給送され、シート8面側の上記合
成カラートナー画像の転写材Pに対する転写定着が前記
実施例1と同様に加熱工程・冷却工程・分離工程の順次
実行で実行され、フルカラー画像形成物が排出トレイ2
5へ出力される。
従来のカラー画像形成装置は同一の転写材Pを感光ドラ
ムの転写部に複数回回動搬送してその都度トナー画像を
転写させて最終的に合成カラー画像を形成させる方式で
あるが、転写材は形状、厚さ、物正などがさまざまであ
り、このような転写材を複数回回動させると、個々の転
写画像が互いにズレる(色ズレ)という不都合が生じる
ことがあった0本実施例では同一性状の転写定着シート
8にトナー画像を重畳転写させて合成カラートナー画像
を形成させた後に、その合成カラートナー画像を転写材
P面に一度に転写定着させるので上記のような色ズレ発
生の問題が解消される。
また本実施例のようなフルカラー装置にあっては、複数
種のトナーを混色する為に、トナーを十分に軟化溶融さ
せる必要があり、従来装置では、トナーの過溶融による
転写不良との関係から高精度の温度制御を必要としてい
た。しかし本実施例装置では、冷却後分離のためトナー
像を十分に加熱してもトナー画像はシート8上に残るこ
となく転写材に転写定着される。従って残留トナーを除
去するための複雑なりリーニング装置を必要とせず、又
高品質の画像が得られる。
また表面の滑らかなシート8をを使用することによって
、転写定着した画像に光沢を持たせることが可能で、非
常に美しい画像となり、フルカラー装置に適している。
〈実施例4〉(第7図) 本例は静電記録方式の画像形成装置である。
8aは耐熱性で且つ電荷保持能力を有する絶縁性ツエン
ドレスベルトシートであり、ローラ9a* 10a間に
懸回張設されていて矢示eの時計方向に回動駆動される
。42は静電記録ヘッドであり、イオン源とイオン流制
御部からなり、シート8aの外面に目的の画像情報の鏡
像に対応する静電潜像を形成する。その形成潜像は現像
器5によって加熱溶融する樹脂等より成るトナーにて顕
像化される。
26Φ18はシート8aの下行側シートを挟ませてシー
トの内面側と外面側に対向させて配設した加熱体と加圧
ローラであり、その対向圧接部Nのシート8と加圧ロー
ラ18との間にカセット13内の転写材Pがタイミング
取りされて給送される。
而して実施例2と同様に加熱体26の低熱容量の発熱体
26aに対してパルス通電が転写材Pの給送とタイミン
グ取りされて所要時間行なわれ。
加熱体26と加圧ローラ18との圧接部Nにおいてシー
ト8と給送転写材Pとの間に挟まれて転写材に密着して
いるトナー画像の加熱軟化・溶融がなされ1次いで該圧
接部Nを通過した転写材はシート8に密着したままロー
ラloaまで搬送され、その間において軟化・溶融トナ
ーの冷却固化がなされる。ローラ10aまで搬送された
転写材は該ローラ10aの曲率により自然に容易にシー
ト8面から分離して排出トレイ25へ出力される。
本実施例装置の場合も実施例1・2・3のものと同様に
シート8面のトナー画像は実質的に略100%の転写効
率で転写材P面に転写定着され、シート8を繰返して画
像形成に供するために転写材分離後のシート8面をクリ
ーニング処理する必要性がなく、複雑なりリーニング手
段は不必要であり、機内昇温も小さいので、小型化が可
能である。
転写材分離後のシート8面は除電器49により除電熟埋
されて再び静電潜像の形成が可能な状態となる。
〈実施例5〉(第8図) 実施例1〜4の装置は何れもシート8としてエンドレス
のベルトタイプにして回動駆動させて繰返して使用する
構成のものであるが、本例はシート8として送出し軸5
1にロール巻に巻回した有端の帯状シートを用い、これ
を巻取り軸52で巻取り走行させて、感光ドラム3面の
トナー画像を該シート面に転写させ、その転写トナー画
像を転写材P面に本発明に従って転写定着させるように
構成したものである。
送出し軸sl側のシート8が巻取り軸52偏にほとんど
全て巻取られて使用されたら新しいロール巻シートと交
換する(巻取り交換式)、このような巻取り交換式の場
合はシート8はシートの耐久性に関係なく薄肉化が可能
となり、低電力化することができる。即ちシート8とし
ては例えば安価なPETシート(ポリエステルシート、
又はフィルム)を基材として耐熱熱理を施した肉厚例え
ば12.5pm程度又はそれ以下の薄肉のものを用いる
ことができる。
シート8面へのトナーオフセットは前述のように実質的
に生じないので、シート8の使用に件なう熱変形や劣化
が小さければ巻取り軸52側へ巻取られた使用済みのシ
ートを適時に送出し軸24側へ巻戻し制御して、或いは
巻取り軸側と送出し軸側とを反転交換するなどして複数
回繰返して使用することもできる(巻戻し繰返し使用式
)。
巻取り交換式、巻戻し使用式、エンドレス回動式の何れ
の場合もシート8は定着装置の所定部所に着脱自在のカ
ートリッジ構成にすることによりシート8に新旧交換作
業等、シートの扱い性が容易化して好ましい。
(発明の効果) 以上のように本発明に依れば転写定着式の画像形成装置
についてシート材に形成担持させたトナー画像を転写材
側へ略完全に転写定着させてシート材面には残留オフセ
ットトナー分を生じさせないようにすることができ、そ
の結果シート材についての複雑なりリーニング手段の配
設の必要性がなくなり、定着手段の構成を簡素化するこ
とができ、ひいては画像形成装置の全体的な小型化・低
コスト化を図ることが可能となり、又高画質のトナー画
像形成物を出力させることができる。そして転写材の搬
送が容易となり、長期に亘って安定な画像形成が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例装置の概略構成図、第2図はその
部分拡大図、第3図は第2の実施例装置の概略構成図、
第4図はその変形例の部分図、第5図は第3の実施例装
置の概略構成図、第6図はその部分図、第7図は第4の
実施例装置の概略構成図、第8図は第5の実施例装置の
概略構成図である。 3は感光ドラム、5は現像器、8はシート材、16・2
6は加熱体、18は加圧ローラ、Pは転写材。 特許出願人  キャノン株式会社 代  理  人 高架 幸雄 J ÷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性のシート材上に目的の画像情報に対応した
    、加熱定着性トナーによる未定着のトナー画像を形成担
    持させる画像形成手段と、 上記シート材面に上記画像形成手段で形成担持させたト
    ナー画像をシート材のトナー画像担持面に対して転写材
    を密着させて転写材面に転写定着させる転写定着手段を
    有し、 上記転写定着手段は、 [a]転写材を密着させたシート材のトナー画像担持面
    のトナー画像を該担持面側とは反対側のシート材面側に
    配設した加熱体によりシート材を介して加熱して軟化、
    溶融させる加熱工程と、 [b]その軟化・溶融トナー画像をシート材と転写材と
    を引続き密着させたまま冷却固化させる冷却工程と、 [c]シート材と転写材とを分離させる分離工程との順
    次実行部を有している、 ことを特徴とする画像形成装置。
JP31534188A 1988-12-13 1988-12-13 画像形成装置 Pending JPH02158783A (ja)

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