JP2000191633A - スルホン化脂肪酸エステルの製造方法 - Google Patents

スルホン化脂肪酸エステルの製造方法

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JP2000191633A
JP2000191633A JP2000000471A JP2000000471A JP2000191633A JP 2000191633 A JP2000191633 A JP 2000191633A JP 2000000471 A JP2000000471 A JP 2000000471A JP 2000000471 A JP2000000471 A JP 2000000471A JP 2000191633 A JP2000191633 A JP 2000191633A
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ディー. ホブダ キース
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着色が少なく、副生成物が少ない脂肪酸エス
テル及びその誘導体のスルホン化の方法、並びに漂白及
び中和方法を提供する。 【構成】 スルホン化部分10に於ける流下液膜式反応
器12で脂肪酸アルキルエステル原料をスルホン化し、
かつこの粗製の生成物を、漂白システム32に於ける回
路34で粗製生成物の重量基準で約40重量%までのア
ルコールの共存で漂白する。この漂白/アルコール添加
の行程は90℃以上の温度で、非金属又は鉄分の少ない
合金製装置で行う。得られる生成物をその後液体塩基又
は金属炭酸塩で中和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は概ね脂肪酸エステル及び
その誘導体のスルホン化に関し、より詳細には、脂肪酸
エステルのスルホン化の方法、並びに漂白及び中和方法
に関し、スルホン化生成物を得るものである。
【0002】
【従来の技術】脂肪酸エステル及びその誘導体のスルホ
ン酸塩は、その優れた表面活性と硬水に対する抵抗性と
により、湿潤剤及び洗浄剤として商業的に有用なもので
ある。過剰の気体の三酸化硫黄を脂肪酸又はその誘導体
と反応させてスルホン酸を生成するスルホン化法は、こ
の分野では周知のことである。このような方法で得られ
る生成物からのスルホン酸は概して暗色であり市販用と
して適さないため、例えば過酸化水素で処理するなどし
て生成物を漂白していることもまた知られている。この
漂白生成物は次に苛性ソーダで中和されている。
【0003】周知の漂白法は数例に限られている。例え
ば、従来の実験によれば漂白は90℃以下でしなければ
ならないことが知られている。一般的に漂白温度は約7
0℃から約80℃の間が採用されている。例えば、メチ
ルエステルスルホン酸を過酸化水素とステンレス鋼製装
置内で反応させる実験で、漂白系を75℃以上に加熱す
ると生成物は低い温度で漂白したものより暗色であっ
た。高い温度では急速に発熱して過酸化水素全量が急速
に消費され、過酸化水素が全て消費されてしまうと酸の
色調が時間と共に濃くなった。
【0004】先行技術によれば、スルホン化法及び漂白
法は反応混合物に脂肪族アルコールを添加することで改
善できるとしている。例えば、Ogashiらは米国特許第
3,997,575号(1976年12月14日)にお
いて、スルホン酸の漂白行程で約20重量%までのアル
コールを利用することを開示している。アルコールの割
合を多くすることは、これが反応混合物の粘度を下げて
粘性混合物の局所的温度上昇を防止できるため望ましい
ことに思われるが、諸々の理由から一般には好ましくな
いとされている。アルコール量を多くすれば、中和生成
物からの遊離アルコールの除去及び生成物の脱臭を必要
とするアルコールの不愉快な悪臭の除去が難しい等の問
題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】周知の漂白法(及びこ
れに対応する中和法)によると、所望どおり薄く着色し
た反応生成物と一緒に、望ましくない副生成物が形成さ
れることがある。例えば、中和生成物に未反応の過酸化
水素、過酸化水素の分解による酸素、ジメチルエーテル
や他のエーテル、及び過酸化有機物も含まれる。これら
の物質はその後の貯蔵、処理中に危害をもたらすことが
ある。
【0006】脂肪酸及びその誘導体のスルホン酸塩の製
造時に遭遇する他の問題は、高活性のスルホン酸塩ペー
スト(すなわち55重量%以上の表面活性中和スルホン
酸塩を含む)と共に、少量だが好ましくない副生成物の
二塩(di-salt)(6重量%以下)が生成されることで
ある。従来、金属水酸化物と水とによる中和は約35重
量%までの活性濃度では簡単に行われていたが、より高
い活性濃度を得ようとすれば二塩の収量が非常に高くな
った。また、アルコール濃度、中和温度、中和pH等の
因子が連続中和法に及ぼす厳しさがこれまで知られてい
なかった。
【0007】本発明の目的は上記一以上の問題点を克服
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明に
よれば、脂肪酸アルキルエステルの供給原料のスルホン
化、粗製生成物の漂白及び得られる生成物の中和の行程
群からなるスルホン化法が提供される。この方法は下記
手段の一以上を採用することにより達成される。
【0009】第一の手段では、本発明の方法の漂白行程
を非金属又は鉄分の少ない耐食合金製の装置を利用して
行う。このような装置を用いることにより、90℃以上
の漂白温度で連続的に行われる。
【0010】第二の手段では、漂白操作を粗製スルホン
酸の重量基準で少なくとも約21重量%のアルコールを
共に添加して行う。
【0011】第三の手段では、中和行程は固体塩基をア
ルコール溶液又はスラリーにして行う。
【0012】本発明の他の目的及び利点は、図面及び特
許請求範囲に関連する下記の詳細な説明から当業者には
明らかであろう。
【0013】
【実施例】<行程の概観>図1について説明すると、本
発明は脂肪酸アルキルエステル原料の空気スルホン化、
並びに9で示す連続処理システム内で得られた生成物の
漂白及び中和の行程を有している。システム9のうちの
スルホン化部分10には流下液膜式反応器12、気液流
を分離するサイクロン14及び熟成器16が設けられ
る。原料は導管18から、空気/三酸化硫黄SO3の混
合物は導管20から、それぞれ反応器12内に供給され
る。反応混合物は導管22を介し反応器12を流出して
サイクロン14内に流入し、ここで分離ガスがベント2
4から排出される。反応液の循環流は熱交換器26とポ
ンプ27とを設けた導管25を介してサイクロン14か
ら反応器12に供給される。
【0014】反応液は循環出口28から反応器16に供
給され、ここで酸の熟成がなされる。粗製の酸は次に導
管29を介して移送され、導管30からの漂白剤と共に
32で示した非金属製漂白システム内に導入される。こ
のシステム32は熱交換器36とポンプ37とを設けた
循環回路34を含み、これにはさらに熟成器38を含ん
でいてもよい。漂白剤には過酸化物、好ましくは過酸化
水素又はオゾンがよい。
【0015】漂白に加えて、漂白システム32ではさら
に反応行程が行われ、導管40から回路34の反応混合
物中にアルコールが添加される。このアルコールは炭素
原子が1〜4個の第一又は第二アルコール、又はその混
合物とし、好ましくはエタノール及び/又はメタノール
である。特にメタノールが好適である。アルコール量は
好ましくは粗製スルホン酸基準で約40重量%までがよ
い。循環出口導管42を流出する生成物はその後漂白熟
成器38で熟成される。
【0016】システム32内での漂白及び最終反応行程
は好ましくは約90℃以上の温度で行われるのがよく、
特に好適な操作温度は約110℃までの範囲である。
【0017】最後に、導管44を介して熟成器38を流
出する生成物は中和される。本発明の方法による中和行
程は液体又は固体の塩基で行われる。ここで言う液体塩
基とは水性又は非水性のものである。図1に示すとお
り、液体塩基を使用する中和システム46にはラインミ
キサー47、熱交換器48及びポンプ49が設けられて
いる。導管50からの苛性ソーダ等の液体塩基及び必要
により導管52から水がシステム46内に供給される。
このシステム46は回路式反応器であって導管54を介
しこのシステムを出て行く最終生成物が器内を循環す
る。本発明の中和行程には好ましくは金属炭酸塩、さら
に好ましくは炭酸ソーダを利用する。 <化学についての説明>これに限定しないが、Smith,F.
D.とStirton,A.J.が「パルミチン酸アルキル及びアルキ
ルステアリン酸のαスルホン化"JAOCS、44巻、45頁
(1967)で提唱し、そして「モスクワにおける表面
活性剤に関する第7回国際会議議事録」の1巻、224
〜237頁(1976)でOkumura, O., Sakatani, T.
及びJaman, I., Tri-Meshdunarが「三酸化硫黄による脂
肪酸エステルのスルホン化のメカニズム及びα−スルホ
脂肪酸エステルの特性」で確認した、スルホン化法(及
び副反応)のメカニズムは本発明の方法の詳細を理解す
る際の手助けになるものと信じる。
【0018】図1について説明したとおり、本発明の方
法の最初の行程は化1で示す式を有する脂肪酸エステル
原料をスルホン化することからなる。ここでRはC4
らC2 2まで(好ましくはC10からC18までのアルキ
ル)、R1はC1からC8まで(好ましくはC1及びC2
である。
【0019】
【化1】
【0020】例えば、下記の反応で示したメチルエステ
ル(I)のような脂肪酸エステルに三酸化硫黄を添加し
た当初には、混合無水物又は付加生成物であってスルホ
ン酸塩とは断定できない中間体(II)が形成される。
【0021】
【化2】
【0022】中間体(II)の形成により炭素原子αをカ
ルボニル基に活性化させ、遊離の三酸化硫黄SO3が反
応して下記のようにスルホン酸塩と三酸化硫黄との付加
生成物又は混合無水物である他の中間体(III)を形成
する。
【0023】
【化3】
【0024】この中間体(III)は徐々に三酸化硫黄S
3を分離してα−スルホメチルエステル(IV)と遊離
の三酸化硫黄SO3を形成する。分離した三酸化硫黄S
3は行程当初の脂肪酸メチルエステル(I)又は中間体
(II)との反応に利用される。
【0025】
【化4】
【0026】上記の行程は律速的である。工業的反応速
度にするには、充分過剰量の三酸化硫黄SO3を添加し
てスルホン化反応を完結に導く中間体(III)をかなり
の量生成させるようにし、必要な遊離の三酸化硫黄SO
3はゆっくり形成させることである。このため、反応混
合物中での三酸化硫黄SO33に対する供給原料のモル
比は好ましくは約1対1.1から約1対1.5まで(最
適には約1対1.1から約1対1.3まで)とする。
【0027】他の副生成物の反応、例えば着色物質の形
成、三酸化硫黄SO3の還元による二酸化硫黄SO2及び
オレフィンの形成、又は内部のオレフィンからのスルト
ンの形成、によりまた三酸化硫黄SO3が消費される。
このため、90%以上程度のスルホン化を達成するには
脂肪酸メチルエステルあたり少なくとも1.1モルの三
酸化硫黄SO3が必要である。
【0028】一旦許容レベルのスルホン化が行われても
多量の中間体(III)がなお存在する。中間体(III)の
三酸化硫黄SO3の脱離による反応をさせるには相当な
時間が必要であり、多量の三酸化硫黄SO3が存在する
ため非常に多くの副生成物の反応が生じることになる。
副生成物の反応を低減させ処理時間を大幅に短縮させる
ために、アルコール、最適にはメタノールを反応混合物
に添加して過剰の三酸化硫黄SO3と早急に反応させ、
下記反応式により所望のα−スルホメチルエステル酸及
び重硫酸メチルを生成させる。
【0029】
【化5】
【0030】スルホン化途中又は以後の最終生成物の品
質は一般に色調、及び抽出性オイル、揮発性オイル、メ
チルエステルスルホン酸(IV)、及び中間体(III)の
濃度により測定される。研究者によれば、中間体(II
I)は下記反応式で示すように中和中にエステル結合の
開裂で加水分解生成物を形成することが解った。
【0031】
【化6】
【0032】この物質(V)はスルホン酸塩とカルボン
酸塩による望ましくない二塩、又はα−スルホカルボン
酸(ASCA)である。
【0033】副生成物の反応時に形成される着色物質の
構造は解明されつつある。二重結合の共役及びスルホン
酸、スルトン、カルボニル基等の電子リッチな置換基が
強力な光吸収の原因である。過酸化水素による生成物の
漂白はグリコールへの加水分解を伴うオレフィンのエポ
キシ化と両立する。過酸化水素はまた種々の分解反応に
より水や酸素になり易い。
【0034】漂白行程で水が存在するとまたメチルエス
テルスルホン酸か、その中間体のいずれかが加水分解を
おこす原因となる。メチルエステルスルホン酸が加水分
解されるとスルホン化カルボン酸又は二酸(di-acid)
(VI)が下記反応により形成される。
【0035】
【化7】
【0036】存在する水の中には遊離の三酸化硫黄SO
3と反応して硫酸を形成するため加水分解が低減され、
そして存在する過剰のメタノールが逆反応をおこして再
びエステル化する。酸の形で分析すると二酸(VI)は中
間体(III)と区別できない。二酸(VI)と中間体(II
I)は中和の際二塩(V)を形成する。
【0037】漂白系内ではメチルエステルに関連した反
応だけではない。メタノールと遊離の三酸化硫黄SO3
又は中間体(III)との反応で形成される重硫酸メチル
はメタノールと反応して下記のようにジメチル硫酸を形
成する。
【0038】
【化8】
【0039】ジメチル硫酸塩はさらにメタノールと反応
して下記反応式により重硫酸メチルとジメチルエーテル
を形成する。
【0040】
【化9】
【0041】重硫酸メチルはさらに反応し、このサイク
ルを繰り返す。この反応は試剤の一つが使い果たされる
か、又は反応が冷却され中和されれば停止する。ジメチ
ルエーテルは中性のMES中で観察された。
【0042】二塩(V)はまた下記により、苛性ソーダ
等の塩基の存在でメチルエステルスルホン酸(IV)又は
中性塩の加水分解により形成される。
【0043】
【化10】
【0044】加水分解の速度はpHが9以上、及び高い
温度で速くなる(W. SteinとH. Baumanによる「スルホ
ン化脂肪酸とエステル:製造方法、特性及び用途」、JO
ACS、52巻、327頁、(1975年9月))。中和
時スルホン酸と塩基を非常に急速かつ充分に混合させる
ことは、過度の加水分解が生じる局所的な高いpH値と
温度の発生を回避するために必要である。
【0045】炭酸ソーダは苛性ソーダより弱い塩基であ
るため、本発明の方法では炭酸ソーダ等の金属炭酸塩を
使用するのが有利である。また中和の水の半分量を生成
し、低い中和熱を有する。メチルエステルスルホン酸
(IV)が炭酸ソーダで中和されて中性のメチルエステル
スルホン酸塩、すなわち下記反応でα−スルホメチルエ
ステルナトリウムSASME(VII)が形成されると、
加水分解に導くあらゆる条件が低減される。
【0046】
【化11】
【0047】<スルホン化>図1について説明すると、
本発明による方法の始めのスルホン化行程には流下薄膜
式反応器12と熟成器16を使用する空気スルホン化を
採用するのが好ましい。流下薄膜式反応器12でおよそ
75%のスルホン化が達成可能である。熟成器16は温
度制御しかつステンレス鋼等の適当な材料で製作した邪
魔板式プラグ流れ式反応器が好適である。
【0048】本発明による好ましいスルホン化反応で
は、これまで文献では規定しなかった熟成条件と中性生
成物の関係を考慮している。熟成条件の度合いと中間生
成物の色調又は望ましくない副生成物である二塩の収量
との間には弱い相関関係しかないことが解った。しか
し、下記実施例5で充分説明するとおり、酸熟成行程の
結果の粗製生成物中に存在する石油エーテル抽出性(P
EE)オイルと、本発明により調製した中性生成物中の
PEEオイルとの間には統計的にかなりの関係がありそ
うである。
【0049】酸PEEと最終中性PEEとは、中性PE
Eが熟成酸中のPEEより一貫して低く、熟成時間及び
温度が増加すると最小値であることが解った。事実、熟
成酸中のPEEレベルは本発明により調製した中性生成
物中のPEEレベルのおよそ二倍であった。このよう
に、熟成酸中の抽出性オイルに基づきスルホン化の度合
を選択するのは行程には重要なことでなく、事実不必要
に高い色調及び潜在的に低い収量をもたらすことがあっ
た。
【0050】このため、スルホン化と次の熟成行程とは
遊離オイルが所望の用途に見合う充分低い値であり、か
つ最高の収量、最低の色調及び最低の三酸化硫黄SO3
使用量を示すような最終中性生成物が得られるよう制御
されるべきである。
【0051】上記の関係を考慮して、本発明による好適
なスルホン化では、ヨウ素価が0.5以下であるメチル
エステル原料を三酸化硫黄SO3とのモル比約1対1.
5(特に好適な割合は約1対1.25)で反応させ、次
いで約80℃から約95℃(特に好適な温度は約85
℃)で約30分間プラグ流れで熟成させるものである。
<漂白とアルコール添加>本発明の方法における漂白及
びアルコール添加行程は、図1に示すように反応回路及
びプラグ流れ熟成器を連続的に使用して遂行する。ま
た、漂白反応は半回分式(図2参照)か又は連続反応
(図3参照)で遂行され、ガス状副生成物は還流メタノ
ールで連続的に取り除かれる。漂白行程が連続か半回分
式かに拘わらず、粗製スルホン酸で湿らされる漂白装置
の面は非金属又は鉄分の低い合金材料で製作される。
【0052】漂白システムを非金属製にして操作温度を
高くすれば、所望する色調の製品を作るに必要な漂白時
間は4時間から16時間が45分から2時間に短縮でき
ることが解った。例えば、不動態化した316ステンレ
ス鋼(SS)を使用し温度を80℃以上にして漂白する
と、色調はそれ程減退せず過酸化水素が急速に分解し
た。
【0053】不動態化した316ステンレス鋼SSを使
用し低い温度で操作すれば、許容できる色調の生成物が
得られが、非常に長時間(4時間以上)の漂白が必要と
なる。これに対し、ポリマー(例えばテフロン)をコー
トした装置及び鉄分の低い合金(例えばハステロイ合金
C)を316ステンレス鋼(SS)に代替えすると、少な
くとも110℃までの操作温度で4時間の漂白時間が約
1時間以下に短縮できる。漂白温度を110℃以上にす
ることも可能であり、場合により採用できる。しかし、
漂白温度が高くなるに伴い所望しない二塩の量がまた増
加するようである。
【0054】最も好ましい漂白性能は高濃度の過酸化水
素(すなわち、できるだけ水分含量が少ないもの)を有
する漂白液で得られた。このため過酸化水素濃度が少な
くとも約50重量%である漂白液が好ましい。(別に注
釈がなければここで記載する%はすべて重量単位であ
る。)本発明による好ましい漂白行程は、熟成器16か
らの熟成スルホン酸に、50%の過酸化水素を約1重量
%から約4重量%(特に約3重量%が好適)と、アルコ
ール好ましくはメタノールを約20重量%から約40重
量%(特に約30重量%が好適)とを活性添加すること
からなる。これらの添加量はスルホン酸の重量を基準と
し、これは脂肪酸エステルと三酸化硫黄との供給総量と
同じである。
【0055】このアルコール添加量は控え目に述べてあ
る。アルコールを40%以上のレベルにすると漂白操作
と次の中和行程での副生成物の二塩の形成がより低下す
ることが解った。例えば、行程中のメタノール添加レベ
ルが20%から30%まで増加すると、中性生成物中の
二塩は約8.5%から約5.5%まで低下した。
【0056】また漂白時にメタノール添加量が増加する
と、反応混合物の粘度が低下して漂白行程(図1参照)
で利用するプラグ流れ熟成器中の伝熱が改善できること
になる。また高レベルのメタノール添加により、漂白行
程に還流(図2及び図3参照)を利用した時の反応混合
物の泡立ちが低減される。さらに、中和行程で金属炭酸
塩を利用し時にはメタノールにより所望の蒸気分離が可
能になる。
【0057】本発明の方法ではアルコール添加量を40
重量%以上にすることができる。しかしアルコール添加
量が増すと運転費が嵩むので望ましいことではない。
【0058】図1について説明すると、漂白及び最終反
応(アルコール添加)行程は二段階で遂行される。第一
段階は非金属製循環回路である漂白回路34で優位にな
される。回路34は好適にはプラスチック又は黒鉛で製
作し、回路中の熱交換器36は非金属製又は鉄分の低い
高合金(例えばハステロイ合金C)製とする。導管2
8、30、及び40からの反応物は計量されて、漂白の
大部分とスルホン酸への急速な変換がなされている回路
34内に連続的に注入される。漂白反応の第二段階はプ
ラグ流れ熟成器38中で行われ、これも非金属製で発熱
反応の反応温度を制御する伝熱面を備えている。
【0059】図1に示した漂白回路及びプラグ流れ熟成
器を漂白行程に使用する場合、漂白回路34中の好適な
温度は約70℃から約85℃の範囲である。本発明によ
るプラグ流れ熟成器38の好適な操作温度範囲は約91
℃から約110℃(特に約98℃から約102℃が好
適)である。約80%の色調の低下と非常に急速なエネ
ルギーの放出が回路34中で生じる。
【0060】ガス状副生成品を還流メタノールで連続的
に取り除く、本発明の半回分式漂白行程を、図2に60
で表すシステムで図示してある。図1で説明し及びボッ
クス61で表したスルホン化及び熟成行程からの反応混
合物は、導管62を介して加圧反応器64内に流入す
る。加熱用ジャケット66又はトレースが容器64を取
り巻きこの容器64に一定最低限の熱を供給する。アル
コール源68はまたこれを反応混合物が流れる導管62
と連結する導管70により容器64に供給される。ま
た、過酸化水素源72は導管74を介して直接容器64
に供給される。システム60は容器64に設けた攪拌機
76と、導管80、81を経由して容器64に連結した
還流コンデンサ78とを備えている。廃ガスは弁86で
制御されるベント84を介してシステム60から除去さ
れる。反応混合物は容器64に連結する導管88を経由
しシステム60から流出する。
【0061】ジャケット66は容器64に一定最低限の
熱を供給して最低限のアルコールを還流させ、酸素濃度
が漂白操作中常時約5%以下になることを保証する。還
流アルコールは反応混合物を冷却し、かつここから連続
的に副生成物を取り除くのである。
【0062】処理の開始及び終了には不活性ガスでパー
ジすることが必要である。このために、本発明の方法に
よる炭酸塩中和時に生成される炭酸ガス、又はその他の
適当な除去ガスを容器内に添加する。反応容器64内の
圧力は反応混合物の温度が所望値を維持するよう制御さ
れる。不活性ガスはまたコンデンサー78の排出側でシ
ステム60に連結する導管90を経由して添加され、コ
ンデンサー78付近で爆発性混合物が形成されるのを防
止している。炭酸塩中和時の炭酸ガス、又は窒素ガス等
の他の不活性ガス、又はスルホン化反応器からの酸素の
希薄な廃ガスがこれに適しており、導管90を介し添加
される。
【0063】図2に示す本発明の半回分式漂白行程の操
作温度は約90℃から約110℃、好適には約98℃か
ら約105℃の温度範囲にする。還流により非常に能率
的な伝熱、等温に近い操作条件及び図1で説明した回路
式漂白行程よりも高い操作温度を可能にする。
【0064】図2に示したシステム60において、反応
混合物で湿れる漂白装置はすべて非金属又は鉄分の低い
合金材料で製作されている。しかし、非常な発熱性の漂
白反応の伝熱がステンレス鋼製のコンデンサー78及び
ベント内でなされるため、この装置は図1で示した本発
明の方法に必要な回路及びプラグ流れ熟成器の装置より
安価である。小規模プラント用には半回分式漂白と中和
の組合わせが連続法に比較して非常に経済的であろう。
【0065】ガス状副生成物を還流メタノールで連続的
に取り除く本発明の連続漂白行程を図3に100で表し
たシステムで図示してある。図1で説明した及びボック
ス101で表したスルホン化及び熟成行程からの反応混
合物は、導管102、混合器104、導管106、第二
混合器108を介して、一連の加圧反応器110、11
1、112及び113内に流入する。加熱用ジャケット
又はトレース115はそれぞれ容器110〜113を取
り巻き、これら容器に一定最低限の熱を供給する。アル
コール源118はまた反応混合物が流れる導管102と
連結する導管120を経由して容器110〜113に供
給される。また、過酸化水素源122は導管106と連
結する導管124を経由して容器110〜113に供給
される。反応混合物とアルコールは混合器104内で混
合され、その後混合器108内で過酸化水素と混合され
る。
【0066】システム100には導管130、131を
介し容器110〜113と連結した還流コンデンサ12
8が設けられている。アルコールは導管131を経由し
容器110に還流する。廃ガスは弁136で制御される
ベント134を介してシステム100から放出される。
反応混合物は容器113と連結した導管138経由でシ
ステム100を流出する。
【0067】ジャケット115は容器110〜113に
一定最低限の熱を供給して最低限のアルコールを還流さ
せ、酸素濃度が漂白操作中常時約5%以下になることを
保証する。還流アルコールは反応混合物を冷却し、かつ
混合物から連続的に副生成物を取り除くのである。
【0068】行程の開始及び終了には不活性ガスでパー
ジすることが必要である。このために、本発明の方法の
炭酸塩中和時に生成される炭酸ガス又はその他の適当な
除去ガスを容器に添加する。反応容器110〜113内
の圧力は反応混合物の温度が所望値を維持するように制
御される。また不活性ガスはコンデンサー128の排出
側でシステム100と連結した導管140を経由して添
加され、コンデンサー128付近で爆発性混合物が形成
されるのを防止している。炭酸塩中和時の炭酸ガス、又
は窒素ガス等の他の不活性ガス、又はスルホン化反応器
からの酸素の希薄な廃ガスがこれに適しており、導管1
40を介し添加される。
【0069】図3に示す本発明の連続漂白行程の操作温
度は約90℃から約110℃、好適には約98℃から約
105℃の温度範囲とする。還流により非常に能率的な
伝熱、等温に近い操作条件及び図1で説明した回路式漂
白行程の場合よりも高い操作温度を可能にする。
【0070】図1及び図2で説明した漂白システムと同
様、図3に示したシステム100で反応混合物で湿れる
漂白装置はすべて非金属材料又は鉄分の低い耐食性合金
で製作される。しかし、半回分式と同様に、発熱漂白反
応の伝熱がステンレス鋼製のコンデンサー128及びベ
ント内で行われる。
【0071】図2及び図3に図示した本発明の半回分式
及び連続式の利点は、副生成物の酸素及びエーテルが装
置から連続的に除去されて行程の安全性が改善されるこ
とである。
【0072】凝縮液を容器64(図2)か容器100
(図3)に還流させず、凝縮液を同量の無水メタノール
に置き換えることにより、水もまた漂白混合物から取り
除くことができる。この操作は50重量%の過酸化水素
が使用できない場合には望ましい。
【0073】過酸化水素、有機性過酸化物等を含む残留
過酸化物は、これらを二酸化硫黄、その塩又は酸等の還
元剤と反応させて分解することができる。残留過酸化物
のこのような分解はできれば漂白行程後、生成物の中和
途中又は直後に早急に行なうことが望ましい。
【0074】さらに、生成物が乾燥されるか又は溶剤が
取り除かれる場合は、痕跡程度の有機性過酸化物が以後
の精製行程で濃縮しないように注意すべきである。蒸留
を採用する場合は少量の水性還元剤を蒸溜塔の上部付近
に添加し蓄積される過酸化物と反応させる。その後低揮
発性又は不揮発性の還元剤は塔内を流下し、過酸化物が
蓄積される可能性を除去する。塔底物により還元剤が過
剰か否かを絶えず試験することができる。 <金属水酸化物による中和>本発明のスルホン化法にお
ける中和行程は、スルホン酸を液体の金属水酸化物と反
応させることにより遂行できる。苛性ソーダ等の金属水
酸化物で中和すると二塩の正味生成量の低い(約1重量
%以下)「高活性」(活性スルホン酸塩が55重量%以
上)のスルホン化ペーストが中和中に生成される。「高
活性」なる語は反応混合物中の好適な表面活性成分が多
量(すなわち、この場合はスルホン酸塩が多量)である
場合に使用される。
【0075】本発明の金属水酸化物(特に濃度が48重
量%以上の苛性ソーダが好適)による中和の好適な操作
条件は、中和pH範囲が約4から9(特に約5.5が好
適)、中和温度は約40℃から約70℃(特に約50℃
が好適)、そして中和システムに流入する反応混合物中
のアルコール(特にメタノールが好適)含量が約20重
量%から約40重量%(特に約30重量%が好適)の場
合である。
【0076】本発明のスルホン化法における中和行程
は、図4の142で表すシステム内で遂行される。スル
ホン酸及び液体金属水酸化物はそれぞれ導管148、1
49を経由して循環回路145に流入する。アルコール
は導管150を介し回路145に添加される。回路14
5は図1の漂白回路と同様であるが高剪断混合器152
を備えている。低いpH又は特に高いpHで水系中の生
成物は加水分解をおこす不安定性があるため適当なpH
制御と混合が必要である。中和混合生成物は酸素やエー
テル等の廃ガスをベント156から取り除く脱ガス器1
54を介し回路145から移送される。ベントの流れ
は、爆発雰囲気が形成されるのを回避するように制御さ
れなければならない。次に、中和生成物は158で一般
的に表した過酸化物を分解する装置まで移送される。生
成物は攪拌機162を有する容器160内で導管164
からの二酸化硫黄SO2、その塩基又は酸(例えばS
2、H2SO3、NaHSO3及びNa2SO3)等の還元
剤と混合される。得られる生成物は導管166を介して
容器から流出させて混合器168に送液し、生成物のp
Hを制御するため導管170からの50%NaOH等の
塩基と混合される。生成物は貯蔵又はさらに処理するた
め導管172を介してこの処理装置から移送される。 <金属炭酸塩による中和>本発明のスルホン化法におけ
る中和行程は、スルホン酸を固体の金属炭酸塩と反応さ
せることで遂行できる。炭酸ソーダ等の金属炭酸塩で中
和すれば、二塩の正味生成量が実質的にないに等しい
(約1重量%以下)高活性(活性スルホン酸塩が60重
量%以上)のスルホン化ペーストが中和中に生成され
る。本発明の金属炭酸塩による中和の好適な操作条件
は、アルコール、好適にはメタノールを少なくとも20
重量%存在させて遂行させることを含んでおり、その結
果、機械的脱ガスが必要でない中和行程となっている。
【0077】固体の金属炭酸塩(濃厚ソダー灰)による
中和は、他の塩基より安価であるので望ましい。金属炭
酸塩を中和行程で利用すると、反応混合物中の水分が少
なくなり、ピークのpH値が低くなる。また炭酸ソーダ
は中和時の中和熱が金属水酸化物の場合より低いので有
利である。
【0078】反応混合物の漂白及び中和途中に、酸素及
びエーテル類が形成される。これらのガスは機械的脱ガ
ス又はストリッピングにより反応システムから除去しな
ければならない。金属炭酸塩による中和では、好都合に
もスルホン化全行程での安全性が改善できる。中和中に
酸素を取り除くに充分な量の炭酸ガスが反応混合物から
生成される。炭酸ガスは反応器の至る所で生成されるた
め、酸素の除去が非常に能率的となる。さらに、行程中
に形成される炭酸ガスは不活性雰囲気でジメチルエーテ
ルをほぼ完全に除去する。酸素の沸点はジメチルエーテ
ルの沸点(−23℃)より低いため、酸素はジメチルエ
ーテルより多量に除去される。
【0079】金属炭酸塩を使用する本発明のスルホン化
法の中和行程は、図5の182で示すシステムで遂行さ
れる。スルホン酸と炭酸塩供給源183からの固体の金
属炭酸塩とは、それぞれ導管188、189を経由し
て、攪拌機186を有する容器184に流入する。アル
コールは導管190を介し容器184に添加される。容
器184は酸と塩基が連続的に添加できる連続攪拌式タ
ンク反応器が好ましい。この方法では反応生成物は発生
する炭酸ガスを速やかに分離するのに充分低い粘度であ
ることが必要であり、このためシステム182に流入す
る脂肪酸エステルスルホン酸塩ペーストには20重量%
以上のアルコール、好ましくはメタノールが必要であ
る。
【0080】容器184に循環回路192を連結し、こ
の回路で反応物はポンプ/粉砕機194を経由して循環
されさらに混合される。炭酸ガス、酸素及び他のガスは
ベント196を介して容器184から除去される。中和
生成物はその後導管198を介し図4で既述した処理装
置158に移送される。
【0081】炭酸塩による中和及び過酸化物の分解は、
図6に200で一般的に表したシステムに図示したと同
じ容器内で遂行される。中和反応器に還元剤を単に添加
し、その出口で酸化還元電位を制御するだけで、図5に
示す第二容器160及びpH制御を省略することができ
る。
【0082】特に、図6のシステム200は、金属炭酸
塩を使用する本発明のスルホン化法の中和行程を図示し
たものであり、ここではスルホン酸と炭酸塩供給源20
2からの固体の金属炭酸塩とは、それぞれ導管208と
209を経由して攪拌機206を有する容器204に流
入する。容器204は酸と塩基を連続的に添加できる連
続攪拌式タンク反応器が好ましい。この方法ではまた、
反応生成物は発生するCO2を速やかに分離するのに充
分低い粘度であることが必要であり、このためシステム
200内に流入する脂肪酸エステルスルホン酸塩ペース
トには20重量%以上のアルコール、好ましくはメタノ
ールが必要である。
【0083】二酸化硫黄又はその酸、塩基等の還元剤
を、導管212を経由して容器204に添加し、系内で
過剰の過酸化水素と反応させる。容器204に循環回路
214を連結し、この回路で反応混合物はポンプ/粉砕
機216を経由して循環されさらに混合される。炭酸ガ
ス、酸素、ジメチルエーテル、窒素及び他のガスはベン
ト218を介して容器204から除去される。
【0084】容器204の流出側に別のpH調整行程が
必要であるため、導管222を介して流出する生成物は
混合器224に送液されて、ここで導管226からの5
0%苛性ソーダ等の塩基と混合される。このpH制御で
生成物中の重炭酸塩のレベルが低くなり、操作の融通性
がよくなる。pH調整した生成物は貯蔵又はさらに処理
するため導管228を介して処理装置から移送される。
【0085】図5及び図6に説明した装置は、金属水酸
化物や酸化マグネシウム等の水系で改善された性能を有
する他の固体塩基を使用する中和行程で利用可能であ
る。さらに種々の有機酸がこの要領で中和され、水分が
少なくかつ高い活性を有する生成物が得られる。
【0086】固体の金属炭酸塩を使用する本発明の中和
方法は、最後の乾燥行程で溶剤を含まない形にしたい場
合に特に適している。アルコール溶剤はより揮発性があ
り、これを取り除くには水よりもエネルギーが少なくて
よい。また、加水分解し易い材料は金属炭酸塩の塩基で
中和した場合により安定である。乾燥が必要であるが水
性ペースト中で非常に粘性のある材料は、この中和法で
簡単に処理できる。水で形成される極めて粘性のゲル相
はこのようにして回避され、乾燥前及び途中のペースト
は低い粘性を有する。 <実施例>下記の詳細な実施例により本発明をさらに説
明するが、これに限定されるものではない。 (実施例1) α−スルホメチルエステルナトリウム
(SASME)の調製−苛性ソーダによる中和 (供給原料)下記原料を本発明の中和脂肪酸エステルスル
ホン酸塩の調製に利用した。
【0087】原料の脂肪酸エステルはHenkel/Enemyで製
造され、商品名ME−AS−16で販売されるパームス
テアリンメチルエステルであった。その仕様とメチルエ
ステルの炭素分布を表1に示す。
【0088】
【表1】
【0089】SO3は乾燥気流(露点−55℃)でSO2
を触媒酸化して生成させた。
【0090】漂白用に50重量%の工業グレードの過酸
化水素を使用した。低濃度の過酸化水素は蒸留水で50
重量%の過酸化水素を希釈した。工業グレード(水分5
00ppm以下)のメタノールを漂白系に添加した。
【0091】処理に於ける中和部分に使用した液体塩基
は、工業グレードの50重量%の苛性ソーダ又は乾燥ソ
ーダ灰であった。 (方法)図1を参照して、スルホン化実験は流下薄膜式反
応器12と熟成器16とを有するパイロットプラントで
行った。反応器12は名目上の内径が0.6インチ、長
さ4.5フィートのジャケット付き管体で、これを垂直
に設置した。導管18からの液体のパームステアリンメ
チルエステル(各表ではMEとして言及している)原料
を管反応器12の内壁に分散させ、導管20からの三酸
化硫黄SO3と空気とを管体中央に導入した。気体と液
体が管を流下するに伴い、三酸化硫黄SO3は吸収され
て錯体を形成し或いは反応した。反応器の底部において
反応液の循環流は10対1の割合で管体を流下する液体
に導入した。循環流にはメチルエステル(ME)、メチ
ルエステル/三酸化硫黄錯体(ME:SO3)、α−ス
ルホメチルエステル(ASME)及びα−スルホメチル
エステル/三酸化硫黄錯体(ASME:SO3)が、二
酸化硫黄、カルボン酸、スルホン酸及び重硫酸メチルと
共に含まれていた。その後これら気体と液体は、液体を
分離するサイクロン14に流入され、気体はベント24
を介しスラバー系に導かれた。液体はさらにギアーポン
プ経由で熱交換器26を介して再循環させ、回路温度が
所望熟成温度と同じになるよう制御した。
【0092】酸熟成はその後一又は二基のジャケット付
きプラグ流れ反応器16で行った。メチルエステルの変
換に充分な必要熟成温度に調節した。熟成器16内の温
度を約80℃から約95℃の範囲とし、熟成器16内に
おける粗製酸の滞留時間は約30分であった。
【0093】粗製酸はその後導管28を介して漂白装置
32に移送し、パイロットプラントへの供給メチルエス
テルと三酸化硫黄SO3との重量基準で、約3重量%の
過酸化水素(50%)と約30重量%のメタノールで処
理した。
【0094】使用した漂白装置のパイロットプラントに
は非金属製の漂白回路34とプラグ流れ熟成反応器38
とが含まれている。漂白回路はポリマーコート(テフロ
ン)したステンレス鋼製のパイプで、黒鉛板(ALFA LAV
AL)を有する遠心ポンプとフレーム式熱交換器とを有し
ている。メタノールと過酸化水素H22を計量してポリ
マーコート(テフロン)した遠心ポンプ(DURCO 1 1/
2 x 6)の手前で回路34に供給し、その後熱交換器
36内に移送し、ここでかなりの反応熱が除去された。
回路34はポリマーコート(テフロンPFA)した冷却コ
イルを有する二基のプラグ流れ熟成反応器38(ポリマ
ーコート(テフロン)した)の一基に接続してあり、こ
こで反応は完結する。熟成反応器中の反応混合物の滞留
時間は、この処理中に於ける有機物と空気/三酸化硫黄
SO3の供給速度を変えることにより制御した。回路及
び熟成器内の温度はおよそ99℃に維持した。
【0095】得られたASMEは導管44を介して移送
し、その後回路反応器46内で連続的に中和した。AS
MEと50%苛性ソーダは環状供給管の別の流路に導入
し、中和メチルエステルスルホン酸塩の循環流に供給し
た。回路46は順送りキャビティーポンプ(Lederle SP
FL IN)の確実な排出により循環させた。回路の温度は
中和回路のジャケット管中の水温を調節することにより
制御した。pHは50%苛性ソーダの供給速度を調節す
るフィードバックコントローラで制御した。
【0096】行程の流れの組成、操作条件及び実験時間
を下記表2及び表3に記載した。
【0097】
【表2】
【0098】
【表3】
【0099】本実施例でスルホン酸塩の色調を測定する
ため利用した比色計は、No.42青色フィルターを使
用するKlett-Summerson比色計であった。Klett比色計は
スルホン酸塩の色調を測定するため一般に使用されてい
る。スルホン酸塩の色調を測定する方法はASTM D
3673−87 第32節と実質的に同じであるが、試
験の細部が僅かに相違するためその方法を下記に説明す
る:漂白メチルエステルスルホン酸塩の溶液はいずれも
黄色で、他のスルホン酸塩と比較して青色光を強力に吸
収する。C10からC22までの脂肪酸メチルエステル
スルホン酸塩とスルホン酸は、漂白の有無に拘わらずこ
の方法で分析可能である。 装置:Klett-Summerson比色計、青色フィルターNo.
42、40×20mmセル、ガラス栓付き100ml目盛り
シリンダー。 試薬:イソプロパノール(試薬グレード)、希釈イソプ
ロパノール:1リットルイソプロパノール(試薬グレー
ド)と1リットルの水(蒸留水又は脱イオン水)とを混
合。 酸試料の操作手順: 1.未漂白試料0.1gを秤量して栓付き100ml目
盛りシリンダーに入れる。漂白試料の0.4gから1.
0gを秤量する。
【0100】2.イソプロパノールを入れて100ml
にする。必要なら加温、振盪して溶解させる。
【0101】3.40mmパスを使用し、使用溶剤で比
色計をゼロ調整する。試料でKlettセルを洗浄し、試料
を満たして測定する。 中性試料の操作手順: 1.漂白試料5.0gを秤量してガラス栓付き100m
l目盛りシリンダーに入れる。
【0102】2.希釈イソプロパノールを入れて100
mlとする。必要により加温、振盪して溶解させる。
【0103】3.40mmパスを使用し、使用溶剤で比色
計をゼロ調整する。試料でKlettセルを洗浄し、試料を
満たして測定する。
【0104】
【数1】
【0105】表2で示すとおり、最終生成物は5%スル
ホン酸塩基準で100Klettより低い色調であった。
【0106】他の実験結果を下記表4に要約する。
【0107】
【表4】
【0108】(実施例2)SASMEの調製−中和の比
較 本実施例のSASMEは実施例1で説明したと同じ原料
で調製した。以後、別に注釈がなければ、中和行程を除
いて、SASMEはまた、実施例1で説明したと同じ方
法及び同じ装置とプロセスパラメータにより調製した。
【0109】パイロットプラントで漂白したASMEに
つき実験室で二つの実験を行い、炭酸ソーダによる中和
を評価した。各実験共に漂白プラグ流れ熟成器からのA
SMEをガラス製櫂形攪拌翼を有する1リットルの真空
ジャケット付き反応器内で回分式で中和した。出入口ノ
ズル付き循環ジャケットを真空ジャケットと反応器内壁
との間に配置した。循環ジャケットの流体はエチレング
リコールと水との50/50混合物である。比較のた
め、二つの実験でそれぞれ調製した酸試料を実施例1で
説明した方法により液体苛性ソーダで中和した。
【0110】実験室での二つの実験ではASMEを炭酸
ソーダのスラリーに添加した。第一実験のASMEはメ
タノールを24重量%添加し、第二実験のASMEはメ
タノールを34重量%添加した。メタノールの添加量を
変えたことにより酸の特性が変わり、第一の酸はこれを
反応器に送液するのに60℃まで加熱する必要があった
が、第二の酸は室温で液体であった。
【0111】第一中和実験では、炭酸ソーダNa2CO3
の43.8gとメタノールの131.4gのスラリーを
反応器内で錨形攪拌機を用いて450から550rpmで
攪拌した。その後400gの漂白酸を炭酸塩スラリーに
20分間で添加した。反応器のジャケットを43℃に設
定し、反応器ピーク温度は46℃であった。添加終了後
反応器を20分間で60℃まで加温した。最終混合物は
酸性であり、pHを上げるため炭酸ソーダを追加した。
【0112】第二中和実験では、炭酸ソーダNa2CO3
の36.5gと第一中和からの中性材料336gとのス
ラリーを反応器に添加した。その後283gの漂白酸を
炭酸塩スラリーに15分間で添加した。反応器の混合、
温度及び発熱は第一中和実験の場合と実質的に同じであ
った。
【0113】表5には、炭酸ソーダ及び苛性ソーダで中
和した二つの実験の分析の要約を示す。
【0114】
【表5】
【0115】両方の実験では、炭酸ソーダ中和生成物は
苛性ソーダ中和試料に比較して粘度が非常に低かった。
密度の値は中和中に生じる脱ガスのレベルを示してい
る。苛性ソーダ中和での密度測定はパイロットプラント
中和装置の排出側で大気圧下で行った。
【0116】炭酸ガスの分離は、炭酸ソーダ使用により
反応器で容易に生じ、反応器表面に非常に少量の泡立ち
があった。中和時の炭酸ガス生成量は、元の三酸化硫黄
添加量のモル数のおよそ半分に等しかった。炭酸ガスは
中和反応器内の至る所で生成されるため、漂白行程中に
形成される酸素が非常に能率的に除去されたことは間違
いない。
【0117】また、ジメチルエーテルも回分式反応器内
で取り除かれた。分析の結果、各実験中に形成されるジ
メチルエーテルのおよそ99%は回分式炭酸塩中和中に
除去されることが解った。
【0118】5%スルホン酸塩基準で100Klett以下
の色調のものが炭酸ソーダ中和実験の各中性生成物で観
察された。 (実施例3)漂白実験 メチルエステルスルホン酸を漂白する最初の実験を不動
態化316ステンレス鋼製装置内で実施した。この実験
により漂白系を75℃以上に加温すると、低い温度の場
合より暗い色調になることが解った。高い温度で操作す
れば急速に発熱し、かつ過酸化水素の総量が消費され
る。過酸化水素がすべて消費されると酸の色調は時間と
共に増した。
【0119】説明のため図7には、65℃、72℃及び
80℃での実験結果を比較してある。これら実験の材料
は、実施例1の流下薄膜式反応器内で三酸化硫黄SO3
に対するメチルエステルのモル比を1対1.5として、
獣脂のメチルエステルをスルホン化したものである。酸
を90℃で10分間熟成し、その後35%過酸化水素2
重量%をメタノール10%と一緒に72℃の漂白回路に
添加した。漂白回路からの生成物はSUS316ステン
レス鋼製防爆(Paar bomb)反応器内で回分式で熟成し
た。酸の色調は65℃より72℃の場合で急速に低下し
た。しかし、80℃の色調は約10分間は低かったがそ
の後増え始めた。これらの実験の温度は±2℃で制御し
た。
【0120】明らかに、ステンレス鋼の不動態化表面
は、過酸化水素の分解に触媒作用をする面を形成する僅
かに水和した酸混合物で浸食されつつあった。
【0121】比較のため、図8にはガラス中での70
℃、80℃及び90℃における回分式漂白の結果を示
す。これら実験の材料は、実施例1の流下薄膜式反応器
内で三酸化硫黄SO3に対するメチルエステルのモル比
を1対1.3にしてパームステアリンのメチルエステル
をスルホン化したものである。酸は85℃で27分間熟
成し、その後50%の過酸化水素4重量%とメタノール
20重量%とを70℃の漂白回路に添加した。漂白回路
からの生成物は温度制御した水浴中の500mlの三つ口
フラスコ内で回分式で熟成した。酸の色調は、70℃よ
り80℃の場合で僅かに速く低下した。しかし、90℃
の色調は低い温度より急速に低下した。これら実験の温
度はまた±2℃で制御した。
【0122】図9は、図8に示したと同じ三つの実験に
ついて、漂白酸の色調と、残留過酸化物%との関係を示
している。これらの三つのカーブは、過酸化水素の消費
量と色調の低下との関係が同じであることを示してお
り、過酸化水素の分解がこれ以上起こらないことを表し
ている。 (実施例4)漂白実験:メタノールの添加 漂白及び中和におけるメタノール添加の効果を測定する
ため、実施例1で説明したと同じ原料、装置及びパラメ
ータによるSASMEを調製する実験室での四つの実験
を行った。各実験は、漂白行程時に異なる量のメタノー
ルを添加する以外は、実施例1で説明した方法に沿い実
施した。各実験の漂白熟成温度は100℃で熟成時間は
60分であった。過酸化水素(50重量%)は酸基準で
約3重量%で添加した。
【0123】各実験からの漂白生成物の試料は、実験室
内でメタノール中炭酸ソーダで中和した。各実験につ
き、連続式パイロットプラントでの苛性ソーダ中和の結
果と比較したこれらの実験の結果及び二塩の収量を表6
に記載する。標準偏差の結果は自由度5で四回の繰り返
しから求めた。
【0124】
【表6】
【0125】メタノール添加量が増加すれば二塩の収量
が劇的に低下することが、図6から明らかである。 (実施例5)抽出性オイルの実験 典型的なパーム油由来のパームステアリンメチルエステ
ル(Henkel ME-AS-16)につき、応答カラー及び石油エ
ーテル抽出性オイル(PEE)に及ぼすモル比、熟成温
度及び時間の効果を調べるため一連の実験を実施した。
スルホン化は実施例1の流下薄膜式反応器で実施し、熟
成はパール(Paar)攪拌反応器により回分式で実施し
た。三酸化硫黄SO3に対するメチルエステルのモル比
が1対1.1、1.3及び1.5並びに熟成温度70
℃、80℃及び90℃の全ての組合わせにつき、それぞ
れ熟成時間2分から124分の間の11種類の試料につ
いて実施した。
【0126】実験の結果を図10に示す。図10は、モ
ル比、熟成温度及び時間の広い範囲で同一の生成物品質
が得られることを示している。試験材料ではモル比1.
1が臨界レベル以下であり、高いモル比のものと比較し
て低レベルの変換(より高いオイル)にある。二つの高
いモル比のものでは、熟成温度と時間の組合わせの全部
について抽出性オイルと色調の間に実質的に同じ関係が
得られた。 (実施例6)処理過程中のオイル変更 表7には、実施例5で使用したと同じパームステアリン
メチルエステル原料につき、スルホン化、漂白及び中和
の分析結果を示してある。原料は三酸化硫黄SO3に対
するメチルエステルのモル比を1対1.25にして実施
例1のパイロットプラントでスルホン化した。漂白は5
0%の過酸化水素2.5重量%とメタノールを20重量
%添加して実施した。中和は、50重量%の苛性ソーダ
で行った。行程は実施例1の説明と同様にして行った。
【0127】
【表7】
【0128】この実験から、熟成メチルエステルスルホ
ン酸中の抽出性オイルを基準にスルホン化の度合いを厳
密に選択すると、不必要に高い色調となり潜在的に低い
収量が得られることが解る。漂白酸中に5%以上の抽出
性オイルが実質的に存在する場合でも、揮発性オイルは
極く少量であり、実質的に未反応のメチルエステルがな
いことを表している。揮発性オイルをさらに少なくすれ
ば、メチルエステル原料はすべて実質的に反応するた
め、色調及び他のスルホン化副生成物がかなり増加する
だろう。さらに、抽出性オイルの中には多分漂白及び特
に中和時スルトンの加水分解でスルホン酸塩に変換され
るものがある。図7の収量を吟味すると、この挙動が容
易に理解できる。それは、より高いレベルの抽出性オイ
ルは、中性ペースト中で所望されるよりも、熟成スルホ
ン酸中で受け入れられるということを意味している。不
揮発性オイルの約50%が多くの場合この行程中に水溶
性に変換されることが解った。 (実施例7)金属水酸化物による中和 苛性ソーダNaOHで中和されるASMEに対する中和
温度、中和pH及びアルコール添加総量の効果を測定す
るため、表8に掲示した因子を一定にして、実施例1で
説明した行程の統計学的実験計画を実施した。
【0129】
【表8】
【0130】表9には因子及び調査範囲を記載する。
【0131】
【表9】
【0132】多数の実験を行いその間に種々の分析的、
物理的データを収集した。応答を解析し、最適条件への
モデルの予測を表10に示してある。
【0133】
【表10】
【0134】また実験のモデル応答を図11〜図13に
示す。これらの図は、X及びY軸の二つの因子の値によ
る等高線として、異なる経度と緯度値に対する高度を示
す地形図によく似た、二塩の正味収量を示す等高プロッ
トである。調査に使用した実験計画の応答モデルは二次
的(quadratic)であり、そして計画した実験で特徴づ
けられる領域の大きさ及び形状を理解しておくことは、
実験データの範囲外の計画から生じたモデルの使用を回
避するために重要である。モデルは系の機械的又は化学
的挙動を本質的に説明するよう計画されていないため、
適合するデータ範囲以外のモデルの予測は、系の潜在的
挙動とは関係していない。従って、データの範囲外の領
域は無視すべきである。
【0135】図11はpHとメタノール添加量%(対
酸)を関数として苛性ソーダ中和における二塩の正味の
収量%を示している。図12は二塩の収量%に及ぼす中
和剤温度(℃)とメタノール添加量%(対酸)の効果を
示している。図13は二塩の収量%に及ぼす中和装置の
pHと中和装置の温度(℃)の効果を示している。これ
らのデータは、メタノール添加量の増加に伴う二塩の正
味収量の低下を示している。その効果は、pH値6.0
以上、温度50℃以上で最も顕著である。
【0136】前記の詳細な説明は専ら理解を明確にする
ために示したもので、本発明の範囲内での変形例が当業
者には明らかであるように、不必要な制限をするもので
ないことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスルホン化工程を図解した行程系統図
であって、プラグ流れ式熟成による漂白及び液体塩基に
よる中和が含まれる。
【図2】本発明の半回分式漂白行程を図解した行程系統
図であって、ガス状副生成物を還流メタノールで連続的
に取り除くものである。
【図3】本発明の連続式漂白行程を図解した行程系統図
であって、ガス状副生成物を連続的に取り除くものであ
る。
【図4】本発明の中和行程を図解した行程系統図であっ
て、液体塩基を使用してガス状副生成物を除去し残留過
酸化物を分解するものである。
【図5】本発明の中和行程を図解した行程系統図であっ
て、固体塩基を使用してガス状副生成物を除去し残留過
酸化物を分解するものである。
【図6】本発明の中和行程を図解した行程系統図であっ
て、固体塩基を使用してガス状副生成物を除去し残留過
酸化物を分解するものである。
【図7】実施例3のステンレス鋼製反応器における漂白
温度65℃、72℃及び80℃での漂白メチルエステル
スルホン酸の色調(5%klett)対漂白時間(分)の関
係を表すグラフである。
【図8】実施例3のガラス製反応器における漂白温度7
0℃、80℃及び90℃での漂白メチルエステルスルホ
ン酸の色調(5%klett)対漂白時間(分)の関係を表
すグラフである。
【図9】実施例3のガラス反応器における漂白行程の温
度70℃、80℃及び90℃での漂白メチルエステルス
ルホン酸の色調(5%klett)対反応混合物中に残留す
る過酸化水素%の関係を表すグラフである。
【図10】実施例5における種々の温度及びメチルエス
テル原料に対する三酸化硫黄の種々のモル比での、メチ
ルエステルスルホン酸中の抽出性オイル%対処理された
酸の色調(5%klett)の関係を表すグラフである。
【図11】実施例7の実験に基づくモデル応答を表す等
高線プロットで、pH及びメタノール添加%の関数とし
て50℃での苛性ソーダ中和における二塩の正味形成量
を表す。
【図12】実施例7の実験に基づくモデル応答を表す等
高線プロットで、温度及びメタノール添加%の関数とし
てpH6での苛性ソーダ中和における二塩の正味形成量
を表す。
【図13】実施例7の実験に基づくモデル応答を表す等
高線プロットで、中和装置のpH及び温度を関数として
メタノール添加30%での苛性ソーダ中和における二塩
の正味形成量を表すものである。
【符号の説明】
10 スルホン化部分 12 流下液膜式反応器 14 サイクロン 16 熟成器 26 熱交換器 28 循環出口 34 循環回路 37 ポンプ 38 熟成器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機酸の中和方法であって、中和をアル
    コールの存在下において固体塩基で行うことを包含する
    有機酸の中和方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、前記中
    和の間の前記アルコール量は粗製スルホン酸の重量基準
    で21重量%から40重量%までの範囲である有機酸の
    中和方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の方法であって、
    前記アルコールを除去し、かつ再使用のため回収する有
    機酸の中和方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の方法であって、
    有機酸を中和前に漂白し、かつさらに残留漂白剤及び有
    機過酸化物を還元剤と反応させることを包含する有機酸
    の中和方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載の方法で
    あって、金属炭酸塩が中和に使用される有機酸の中和方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法であって、前記固
    体の金属炭酸塩が炭酸ソーダである有機酸の中和方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6に記載の方法であって、
    前記アルコールは1〜4個の炭素原子を有する第一アル
    コール、3〜4個の炭素原子を有する第二アルコール及
    びこれらの混合物からなる群から選択されたものである
    有機酸の中和方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の方法であって、前記ア
    ルコールがメタノール及びエタノールからなる群から選
    択されたものである有機酸の中和方法。
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