JP2000191591A - エステル類の調製法 - Google Patents
エステル類の調製法Info
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Abstract
ず、また触媒として有害で腐食性のある硫酸や、高価な
樹脂を用いない、環境負荷の小さいエステル類の製造法
の開発である。 【解決手段】 本発明は、アセチル化剤として酢酸を用
い、触媒として粘土類を用いる、アルコール類からのエ
ステル類の調製法に関するものであり、再使用可能な天
然モンモリロナイト/金属イオン交換粘土触媒を用い
て、脂肪族、芳香族、又は塩素化炭化水素の溶媒中、3
0〜140℃、0.02〜3.0時間、炭素数1〜10
の、脂肪族、非環式、環式、複素環式、α,β−不飽
和、及び芳香族アルコール類と酢酸を、1:3〜11の
モル比で反応させて、一段階でエステル類を調製し、対
応するエステル類を簡単な操作法で回収することを含む
ものである。
Description
て酢酸を用い、触媒として粘土類を用いる、アルコール
類からのエステル類の製造法に関するものである。
用い、触媒として粘土類を用いる、C1〜C10の、芳香
族アルコール類、脂肪族アルコール類、α,β−不飽和
アルコール類、環式アルコール類及び複素環式アルコー
ル類からエステル類を製造する、環境負荷の小さい方法
に関するものであり、本発明では、試薬として高価な無
水酢酸を用いず、また触媒として、腐食性で有毒の硫酸
やスルホン酸、又は高価な樹脂を用いない。この方法に
よれば、硫酸やスルホン酸の中和により生じる塩類の廃
棄や、高価な無水酢酸の使用が全く必要無い。
ズ、薬品、可塑剤、香料、食品保存料、化粧品、医薬品
などの合成中間体として、また溶媒及びキラル補助剤と
して非常に重要な化学物質である。工業的には、エステ
ル化は一般に、有害で有毒かつ腐食性のある硫酸及びそ
の誘導体、又は高価なイオン交換樹脂の存在下で行われ
る。等モル量のアルコール類とカルボン酸類から生成す
るエステルの収率を最大にするには、通常、硫酸、トシ
ルクロリド、無水トリフルオロ酢酸、ポリリン酸エステ
ル、ジシクロヘキシルカルボジイミト、グラファイト等
の縮合剤を、2〜15モル当量用いる。不均一系酸性及
び超酸性触媒は、その活性、選択性、再使用性、非腐食
性、また均一系触媒に伴う廃棄物処理が事実上無いこと
から、一部の反応において有用であることが実証されて
いる。
バキア国特許第254,048号(Cl.C07C 6
9/14)によれば、硫酸触媒の存在下、還流温度79
〜80℃において、酢酸でブタノールをエステル化した
ところ、89〜90%の収率で酢酸ブチルが得られた。
また、1993年2月3日公開、中国特許第1,06
8,520号(Cl.B01J 23/10)によれ
ば、触媒として硫酸処理した微粉状希土類化合物を用い
て、140℃以上、100〜142時間、酢酸でイソペ
ンチルアルコールをエステル化し、酢酸イソペンチルを
得た。上記の方法の問題点は、反応時間が長く、反応温
度が高く、また腐食性の硫酸を用いるため、反応終了後
の塩基での中和により生じた廃棄物の処理が必要である
ことである。 固体酸、固体超酸及び陽イオン交換樹脂
は、エステル化法において非常に効果的な触媒である。
1971年6月29日登録、米国特許第3,590,0
73号(Cl.260−476R;C07C)によれ
ば、常温、0.5ml/分の速度で、アンバーリスト(A
mberlyst) −15(硫酸処理陽イオン交換樹脂)のカラ
ムを通し、酢酸でtert−ブタノールをエステル化し
たところ、25%の酢酸tert−ブチルが得られた。
1982年12月8日公開、ヨーロッパ特許第66,0
59号(Cl.C07C 69/14)によれば、触媒
として強酸イオン交換体の存在下、垂直反応器中で、炭
素数2〜5のアルコール類を酢酸と反応させて、対応す
るエステル類を得た。1981年7月27日公開、ルー
マニア国特許第72,739号(Cl.C07C 69
/14)によれば、陽イオン交換樹脂の存在下、酢酸で
β−フェニルエチルエタノールのエステル化を行った。
上記の方法の問題点は、触媒として高価な樹脂を用い、
炭素数1〜5の基質にしか応用できず、反応温度が高
く、また転化率が低く収率が悪いことである。
1978(12)929−30によれば、ナフィオン(N
afion)−Hの存在下で4時間、1級及び2級アルコール
類を酢酸でエステル化したところ、中程度の収率(40
〜60%)であった。この方法の問題点は、中程度の収
率と高価な樹脂触媒を用いることである。J.Org.
Chem.1996,61,4560によれば、無水p
−ニトロ安息香酸の存在下、カルボン酸でアルコール類
をエステル化し、またトリフルオロメタンスルホン酸ス
カンジウム(トリフラート)触媒を用いて、酸無水物で
アルコール類をアシル化したところ、0.5〜5時間
で、1%以下〜95%以上という収率であった。この方
法の問題点は、合成トリフラート触媒と、アセチル化剤
として無水酢酸を用いることである。また他の報文、C
hem.Comm.1996,2625によれば、無水
酢酸(アセチル化剤)と触媒としてトリフルオロメタン
スルホン酸トリメチルシリル(トリフラート)の存在
下、様々なアルコール類をアセチル化した。収率は、
0.007〜2時間で、55〜100%であった。この
方法の問題点は、合成トリフラート触媒と、アセチル化
剤として無水酢酸を用いること、及び収率が低いことで
ある。最後に、Ind.Eng.Chem.Res.1
994,33,2198によれば、アンバーリスト−1
5、フィルトロール(Filtrol) −24、スルホン化ジル
コニア、DTPA/シリカ及びDTPA/炭素などの様
々な固体酸触媒と、アセチル化剤として酢酸を用いて、
酢酸フェネチル及び酢酸シクロヘキシルを生成させた。
しかし、DTPAでは3時間でフェネチルアルコールを
100%転化したが、アンバーリスト−15では、9
5.5%を転化するのに5時間を要した。この方法の問
題点は、触媒として高価な樹脂を用い、反応時間が長い
ことである。
いて、実験室及び商業規模では全く異なる方法が用いら
れているが、伝統的な均一系触媒反応は、分離と再使用
の問題から、あまり好まれていない。現在の主流は、安
価に利用できる原料、特に粘土類からの固体酸類の開発
である。
セチル化剤として酢酸を用い、触媒として粘土類を用い
る、アルコール類からのエステル類の製造法を提供する
ことであり、この方法により先に述べた問題点を回避す
ることができる。
に適合し得る、非腐食性かつ安価な不均一系固体酸触媒
の使用である。
カノール、2−オクタノール、アミルアルコール、イソ
アミルアルコール、2−ペンタノール、シンナミルアル
コール、ベンジルアルコール、trans−2−ヘキセ
ン−1−オール、シクロヘキサノール、シクロペンタノ
ール、1−フェニルエタノール、p−メトキシ−1−フ
ェニルエタノール、p−メチル−1−フェニルエタノー
ル及びフルフリルアルコールなどの、脂肪族、非環式、
環式、複素環式、α,β−不飽和及び芳香族アルコール
類といった、様々な基質を用いることのできる方法を提
供することである。
う方法を提供するものである。
い方法を提供するものである。
酸を用い、触媒として粘土類を用いる、アルコール類か
らのエステル類の製造法を提供するものであって、この
方法は、再使用可能な天然モンモリロナイト/金属イオ
ン交換粘土触媒を用いて、脂肪族、芳香族、又は塩素化
炭化水素の溶媒中又は溶媒を使用せずに、少なくとも3
0〜140℃、0.02〜3.0時間、炭素数1〜10
の、脂肪族、非環式、環式、複素環式、α,β−不飽
和、及び芳香族アルコール類と、酢酸を、1:3〜11
のモル比で反応させて、一段階でエステル類を調製し、
対応するエステル類を簡単な操作法で回収することを含
むものである。このとき、金属イオン交換粘土触媒は、
Fe3+−モンモリロナイト、Cu2+−モンモリロナイ
ト、Zn2+−モンモリロナイト、Al3+−モンモリロナ
イト、Ce3+−モンモリロナイト又はZr4+−モンモリ
ロナイトなどである。
手できる粘土類、又はFe3+、Cu2+、Zn2+、A
l3+、Ce3+又はZr4+−モンモリロナイトなどの金属
イオン交換粘土類より選んだ。
のアルコール類を用い、オクタノール、デカノール、2
−オクタノール、アミルアルコール、イソアミルアルコ
ール、2−ペンタノール、シンナミルアルコール、ベン
ジルアルコール、trans−2−ヘキセン−1−オー
ル、シクロヘキサノール、シクロペンタノール、1−フ
ェニルエタノール、p−メトキシ−1−フェニルエタノ
ール、p−メチル−1−フェニルエタノール及びフルフ
リルアルコールより選んだ。
クロロエタン、酢酸、及びクロロベンゼン及びトルエン
などの芳香族炭化水素より選んだ。
触媒を分離し、余剰の酢酸をNaHCO3 飽和溶液での
処理により中和し、またロータリーエバポレータで濃縮
して芳香族炭化水素を除き、対応するエステル類を回収
した。
て酢酸を用い、触媒として粘土類/改質粘土類を用い、
溶媒中/又は溶媒を使用せず(溶媒存在下又は不在
下)、30℃で0.02〜2.5時間反応させて、アル
コール類からエステル類を調製し、対応するエステル類
を簡単な操作法で回収するものである。用いる粘土触媒
は、金属イオン交換モンモリロナイト/天然モンモリロ
ナイト粘土類より選ぶ。
コール類を酢酸(アセチル化剤)でアセチル化するため
の触媒として、天然より豊富に入手できるモンモリロナ
イトを、望ましくは実施例1bに示したように、更なる
精製をすることなく使用する点である。天然モンモリロ
ナイトの活性は、市販のK10モンモリロナイト(酸処
理モンモリロナイト−フルカ(Fluka) )より合成した、
Cu2+−モンモリロナイト(Cu2+−交換K10モンモ
リロナイト)に匹敵する。このようなK10モンモリロ
ナイトは、その酸性強度が高いため、アルコールと酢酸
から対応するエステルを生成する代わりに、多くの副生
物(エーテル類、オレフィン類(脱水化物)、重合物、
反応に用いた芳香族溶媒のアルキル化)を生じてしま
う。K10モンモリロナイトを金属イオンで交換し、触
媒の酸性強度を変えることにより、所望のエステルを限
定的に生成するようになることが分かった。工業的に
は、エステル化は一般に、硫酸及び樹脂(イオン交換し
た)触媒の存在下で行われる。樹脂は高価であり、徐々
に失活する。またその剛性のため、生成物からの触媒の
除去/分離がしばしば問題となる。このため、何度も使
用しても活性が一定であり、安価に入手できる粘土、天
然モンモリロナイトは、上記の問題点を解決するもので
ある。
を、実施例1に示される方法で調製し、実施例2〜21
に示されるように、酢酸(アセチル化剤)でのアルコー
ル類のエステル化に用いた。
って、本発明の範囲を限定しようとするものではない。
ながらK10−モンモリロナイト80gを加えた。16
〜30時間撹拌を続け、K10−モンモリロナイトの交
換容量を飽和させた。粘土懸濁液を遠心分離にかけ、上
澄み液を捨てた。廃棄する水からCl−イオンが検出さ
れなくなるまで洗浄を繰り返した。粘土を120℃のオ
ーブン中で一夜乾燥し、乳鉢で細かく擂り潰した。
ケミカル ワークス(Neelakanth chemical works) より
入手した天然モンモリロナイト)を120℃で24時間
乾燥して使用した。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、ベンジルアルコール
(5ミリモル、0.54g)と酢酸(50ミリモル、3
g)の溶液を反応させた。反応終了後(後にTLCを行
った)、反応混合物に酢酸エチル10mlを加え、触媒
をろ過した。ろ液をNaHCO3飽和溶液で処理し(3
×10cm3)、次に水で洗った(2×10cm3)。得
られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ロータリ
ーエバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋な生成物
(0.73g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、ベンジルアルコール
(5ミリモル、0.54g)と酢酸(50ミリモル、3
g)の溶液を反応させた。反応終了後(後にTLCを行
った)、反応混合物に酢酸エチル10mlを加え、触媒
をろ過した。ろ液をNaHCO3 飽和溶液で処理し(3
×10cm3)、次に水で洗った(2×10cm3)。得
られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ロータリ
ーエバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋な生成物
(0.74g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、80℃の還流温度で、trans−2−ヘキ
セン−1−オール(2ミリモル、0.2g)のジクロロ
エタン(5cm3)溶液と、酢酸(6ミリモル、0.3
6g)を反応させた。反応終了後(後にTLCを行っ
た)、触媒をろ過して、ろ液をNaHCO3飽和溶液で
処理し(2×5cm3)、次に水で洗った(2×10c
m3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋
な生成物(0.275g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、trans−2−ヘ
キセン−1−オール(5ミリモル、0.5g)と、酢酸
(50ミリモル、3g)の溶液を反応させた。反応終了
後(後にTLCを行った)、反応混合物に酢酸エチル1
0mlを加え、触媒をろ過した。ろ液をNaHCO3飽
和溶液で処理し(3×10cm3)、次に水で洗った
(2×10cm3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発さ
せて、純粋な生成物(0.69g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、110℃の還流温度で、オクタノール(2ミ
リモル、0.26g)のトルエン(5cm3)溶液と、
酢酸(6ミリモル、0.36g)を反応させた。反応終
了後(後にTLCを行った)、触媒をろ過して、ろ液を
NaHCO3飽和溶液で処理し(2×5cm3)、次に水
で洗った(2×10cm3)。得られた溶液を無水硫酸
ナトリウム上で乾燥し、ロータリーエバポレータで溶媒
を蒸発させて、純粋な生成物(0.34g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、オクタノール(5ミ
リモル、0.65g)と、酢酸(50ミリモル、3g)
の溶液を反応させた。反応終了後(後にTLCを行っ
た)、反応混合物に酢酸エチル10mlを加え、触媒を
ろ過した。ろ液をNaHCO3飽和溶液で処理し(3×
10cm3)、次に水で洗った(2×10cm3)。得ら
れた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ロータリー
エバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋な生成物(0.
845g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、110℃の還流温度で、デカノール(2ミリ
モル、0.32g)のトルエン(5cm3)溶液と、酢
酸(6ミリモル、0.36g)を反応させた。反応終了
後(後にTLCを行った)、触媒をろ過してろ液をNa
HCO3飽和溶液で処理し(2×5cm3)、次に水で洗
った(2×10cm3)。得られた溶液を無水硫酸ナト
リウム上で乾燥し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸
発させて、純粋な生成物(0.4g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、デカノール(5ミリ
モル、0.79g)と、酢酸(50ミリモル、3g)の
溶液を反応させた。反応終了後(後にTLCを行っ
た)、反応混合物に酢酸エチル10mlを加え、触媒を
ろ過した。ろ液をNaHCO3飽和溶液で処理し(3×
10cm3)、次に水で洗った(2×10cm3)。得ら
れた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ロータリー
エバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋な生成物(0.
98g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、2−オクタノール
(5ミリモル、0.65g)と、酢酸(50ミリモル、
3g)の溶液を反応させた。反応終了後(後にTLCを
行った)、反応混合物に酢酸エチル10mlを加え、触
媒をろ過した。ろ液をNaHCO3飽和溶液で処理し
(3×10cm3)、次に水で洗った(2×10c
m3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋
な生成物(0.84g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、アミルアルコール
(5ミリモル、0.44g)と、酢酸(50ミリモル、
3g)の溶液を反応させた。反応終了後(後にTLCを
行った)、反応混合物に酢酸エチル10mlを加え、触
媒をろ過した。ろ液をNaHCO3飽和溶液で処理し
(3×10cm3)、次に水で洗った(2×10c
m3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋
な生成物(0.647g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、イソアミルアルコー
ル(5ミリモル、0.44g)と、酢酸(50ミリモ
ル、3g)の溶液を反応させた。反応終了後(後にTL
Cを行った)、反応混合物に酢酸エチル10mlを加
え、触媒をろ過した。ろ液をNaHCO3飽和溶液で処
理し(3×10cm3)、次に水で洗った(2×10c
m3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋
な生成物(0.64g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、2−ペンタノール
(5ミリモル、0.44g)と、酢酸(50ミリモル、
3g)の溶液を反応させた。反応終了後(後にTLCを
行った)、反応混合物に酢酸エチル10mlを加え、触
媒をろ過した。ろ液をNaHCO3飽和溶液で処理し
(3×10cm3)、次に水で洗った(2×10c
m3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋
な生成物(0.5g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、シンナミルアルコー
ル(5ミリモル、0.67g)と、酢酸(50ミリモ
ル、3g)の溶液を反応させた。反応終了後(後にTL
Cを行った)、反応混合物に酢酸エチル10mlを加
え、触媒をろ過した。ろ液をNaHCO3飽和溶液で処
理し(3×10cm3)、次に水で洗った(2×10c
m3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋
な生成物(0.87g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、シクロヘキサノール
(5ミリモル、0.50g)と、酢酸(50ミリモル、
3g)の溶液を反応させた。反応終了後(後にTLCを
行った)、反応混合物に酢酸エチル10mlを加え、触
媒をろ過した。ろ液をNaHCO3飽和溶液で処理し
(3×10cm3)、次に水で洗った(2×10c
m3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋
な生成物(0.69g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、シクロペンタノール
(5ミリモル、0.43g)と、酢酸(50ミリモル、
3g)の溶液を反応させた。反応終了後(後にTLCを
行った)、反応混合物に酢酸エチル10mlを加え、触
媒をろ過した。ろ液をNaHCO3飽和溶液で処理し
(3×10cm3)、次に水で洗った(2×10c
m3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋
な生成物(0.63g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、130℃の還流温度で、1−フェニルエタノ
ール[α−メチルベンジルアルコール](2ミリモル、
0.24g)のクロロベンゼン(5cm3)溶液と、酢
酸(6ミリモル、0.36g)を反応させた。反応終了
後(後にTLCを行った)、触媒をろ過して、ろ液をN
aHCO3飽和溶液で処理し(2×5cm3)、次に水で
洗った(2×10cm3)。得られた溶液を無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、ロータリーエバポレータで溶媒を
蒸発させて、純粋な生成物(0.310g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、130℃の還流温度で、p−メトキシ−1−
フェニルエタノール(2ミリモル、0.304g)のク
ロロベンゼン(5cm3)溶液と、酢酸(6ミリモル、
0.36g)を反応させた。反応終了後(後にTLCを
行った)、触媒をろ過して、ろ液をNaHCO3飽和溶
液で処理し(2×5cm3)、次に水で洗った(2×1
0cm3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾
燥し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発させて、純
粋な生成物(0.350g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、110℃の還流温度で、p−メチル−1−フ
ェニルエタノール(2ミリモル、0.272g)のトル
エン(5cm3)溶液と、酢酸(6ミリモル、0.36
g)を反応させた。反応終了後(後にTLCを行っ
た)、触媒をろ過して、ろ液をNaHCO3飽和溶液で
処理し(2×5cm3)、次に水で洗った(2×10c
m3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発させて、純粋
な生成物(0.34g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、p−メチル−1−フ
ェニルエタノール(5ミリモル、0.68g)と、酢酸
(50ミリモル、3g)の溶液を反応させた。反応終了
後(後にTLCを行った)、反応混合物に酢酸エチル1
0mlを加え、触媒をろ過した。ろ液をNaHCO3飽
和溶液で処理し(3×10cm3)、次に水で洗った
(2×10cm3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発さ
せて、純粋な生成物(0.87g)を得た。
(0.1g)触媒の存在下、2口の丸底フラスコ(50
ml)中、116℃の還流温度で、フルフリルアルコー
ル(5ミリモル、0.49g)と、酢酸(50ミリモ
ル、3g)の溶液を反応させた。反応終了後(後にTL
Cを行った)、反応混合物に酢酸エチル10mlを加
え、触媒をろ過した。ろ液をNaHCO3飽和溶液で処
理し(3×10cm3)、次に水で洗った(2×10c
m3)。得られた溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、ロータリーエバポレータで溶媒を蒸発させて、粗生
成物(0.686g)を得た。これをカラムクロマトグ
ラフィで精製し、純粋な生成物(0.4g)とした。
様々なアルコール類からエステル類を限定的に生成する
効果的な触媒であり、また、その活性はCu2+−交換K
10モンモリロナイトに匹敵することが分かった(実施
例2〜9)。
価な無水酢酸を全く使用しない。
族、α,β−不飽和、環式及び複素環式アルコール類)
のアセチル化において、無水酢酸に代えて、アセチル化
剤として酢酸を用いた。
ル化において、有害で腐食性のある硫酸や、高価な樹脂
に代えて、触媒として粘土類を用いた。
が開発された。
収率も高い。
作法が簡単である。
きる。
では処理問題が生じない。4回使用後も触媒の活性は変
わらなかった。
環境に対し安全である。
Claims (9)
- 【請求項1】 アセチル化剤として酢酸を用い、触媒と
して粘土類を用いる、アルコール類からのエステル類の
調製法であって、再使用可能な天然モンモリロナイト/
金属イオン交換粘土触媒を用いて、脂肪族炭化水素、芳
香族炭化水素、又は塩素化炭化水素の溶媒中、30〜1
40℃で、0.02〜3.0時間、炭素数1〜10の脂
肪族アルコール類、非環式アルコール類、環式アルコー
ル類、複素環式アルコール類、α,β−不飽和アルコー
ル類及び芳香族アルコール類を、酢酸と、1:3〜11
のモル比で反応させて、一段階でエステル類を調製し、
対応するエステル類を簡単な操作法で回収することを含
むことを特徴とするエステル類の調製法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の調製法であって、用い
られる粘土触媒が、金属イオンで交換したモンモリロナ
イト/天然モンモリロナイト粘土であることを特徴とす
るエステル類の調製法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の調製法であって、交換
する金属イオンが、Fe3+、Cu2+、Zn2+、Al3+、
Ce3+又はZr4+から選ばれることを特徴とするエステ
ル類の調製法。 - 【請求項4】 請求項1に記載の調製法であって、アセ
チル化剤として用いられる酢酸の量が、3〜11ミリモ
ル/基質であることを特徴とするエステル類の調製法。 - 【請求項5】 請求項1に記載の調製法であって、炭素
数1〜10のアルコール類を用いることを特徴とするエ
ステル類の調製法。 - 【請求項6】 請求項1に記載の調製法であって、用い
られるアルコール類が、芳香族、脂肪族、α,β−不飽
和、環式及び複素環式アルコール類、オクタノール、デ
カノール、2−オクタノール、アミルアルコール、イソ
アミルアルコール、2−ペンタノール、シンナミルアル
コール、ベンジルアルコール、trans−2−ヘキセ
ン−1−オール、シクロヘキサノール、シクロペンタノ
ール、1−フェニルエタノール、p−メトキシ−1−フ
ェニルエタノール、p−メチル−1−フェニルエタノー
ル及びフルフリルアルコールから選ばれることを特徴と
するエステル類の調製法。 - 【請求項7】 請求項1に記載の調製法であって、用い
られる溶媒が、芳香族炭化水素から選ばれることを特徴
とするエステル類の調製法。 - 【請求項8】 請求項1に記載の調製法であって、溶媒
が、ジクロロエタン、トルエン、クロロベンゼン及び酢
酸から選ばれることを特徴とするエステル類の調製法。 - 【請求項9】 請求項1に記載の調製法であって、ろ過
により触媒を分離し、余剰の酢酸をNaHCO3溶液で
の処理によって中和し、またロータリーエバポレータで
濃縮して溶媒を除くことによりエステル類を回収するこ
とを特徴とするエステル類の調製法。
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