JP2000190815A - シ―トベルトシステム - Google Patents

シ―トベルトシステム

Info

Publication number
JP2000190815A
JP2000190815A JP10369758A JP36975898A JP2000190815A JP 2000190815 A JP2000190815 A JP 2000190815A JP 10369758 A JP10369758 A JP 10369758A JP 36975898 A JP36975898 A JP 36975898A JP 2000190815 A JP2000190815 A JP 2000190815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt tension
belt
vehicle
mode
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10369758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3865182B2 (ja
Inventor
Hiroaki Fujii
藤居弘昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takata Corp filed Critical Takata Corp
Priority to JP36975898A priority Critical patent/JP3865182B2/ja
Priority to US09/461,048 priority patent/US6374168B1/en
Priority to GB9930099A priority patent/GB2345032B/en
Priority to DE19962800A priority patent/DE19962800B4/de
Priority to DE29922608U priority patent/DE29922608U1/de
Publication of JP2000190815A publication Critical patent/JP2000190815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3865182B2 publication Critical patent/JP3865182B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/44Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/44Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions
    • B60R2022/4473Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions using an electric retraction device
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • B60R2022/4666Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by electric actuators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】乗員の保護性および快適性をより効果的にかつ
より十分に発揮することのできるシートベルトシステム
を提供する。 【解決手段】シートベルトシステム1は、シートベルト
リトラクタ2と、シートベルトリトラクタ2を制御する
ことでベルト張力を制御するベルト張力制御装置3と、
所定のベルト張力となるようにこのベルト張力制御装置
3を制御するCPU4とから構成され、更に、CPU4
には、衝突予知検出手段5と、ロールオーバ検出手段6
と、ドライバの状態検出手段7と、デモンストレーショ
ン手段8と、ベルト張力による乗員への通知手段9と、
制御条件設定手段10とが接続されている。そして、各
手段5,6,7,8,9,10からの出力信号に基づいて、
CPU4がベルト張力制御装置3を作動制御してベルト
張力を制御することで、乗員は保護されるとともに、ベ
ルト張力の体感により各情報を知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
車両に搭載され、乗員をシートベルトにより拘束保護す
るためのシートベルトシステムの技術分野に属し、特
に、車両の運転状態等に応じてシートベルトのベルト張
力を制御するベルト制御装置を備えているシートベルト
システムの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術分野】例えば自動車等の車両の座席に付設
されるシートベルトシステムはシートベルトリトラクタ
を備えており、このシートベルトリトラクタは、一般
に、ぜんまいばねによりシートベルトを常時巻き取り方
向に付勢して、ベルト装着時にはベルトが乗員に密着さ
せるとともに、ベルト装着解除時にはシートベルトを巻
き取り、格納するようになっている。また、このシート
ベルトリトラクタは、車両衝突時などの緊急時にはシー
トベルトの引出を阻止することにより、乗員の慣性によ
る前方移動を阻止している。
【0003】このように、従来のシートベルトシステム
では、シートベルトがばねにより常時ベルト巻き取り方
向に付勢されているだけでベルト張力が制御されないた
め、シートベルトの引出時にベルト引出力が大きくなっ
てシートベルトの取扱いが軽快でないばかりでなく、装
着時にばねの付勢力で乗員が締め付けられるので、乗員
は圧迫感を抱くようになる。
【0004】そこで、ベルト引出時にはシートベルトの
引出力を小さくするとともに装着状態ではシートベルト
の締め付けを小さくして装着時の乗員の快適性を向上
し、更に、衝突予知検出手段により車両衝突の可能性が
高いと判断されたときには装着時に締め付けを大きくし
て乗員の保護性を向上するように、ベルト張力を制御す
ることが、特開平9−132113号公報において提案
されている。このシートベルトシステムによれば、ベル
ト張力が車両の運転状況に応じて制御されるので、乗員
の保護がより効果的に図られるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の公開
公報のシートベルトシステムでは、車両のベルト張力
を、ベルト引出時、シートベルトの装着時あるいは衝突
予知検出手段による車両衝突の可能性が大の判断の時だ
けベルト張力を制御するようになっている。しかしなが
ら、車両に乗車する際、あるいは車両の走行中等には、
これらの時以外にも、ベルト張力を大きくあるいは小さ
く制御することが求められる場合が多々あり、このよう
な従来のシートベルトシステムでは、乗員の保護性およ
び快適性を必ずしも十分に発揮できているとは言えな
い。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、乗員の保護性および快適性
をより効果的にかつより十分に発揮することのできるシ
ートベルトシステムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、シートベルトのベルト張力を
制御するベルト張力制御装置を少なくとも備えているシ
ートベルトシステムにおいて、ベルト装着者の状態を検
出しその検出信号を出力するベルト装着者の状態検出手
段と、このベルト装着者の状態検出手段からの前記検出
信号に基づいて、前記ベルト張力制御装置を作動制御す
る中央処理装置(CPU)とを備えていることを特徴と
している。
【0008】また、請求項2の発明は、前記ベルト装着
者の状態が、ベルト装着者の心拍数、血圧、体温、およ
び生体電位の少なくとも1つの量で表され、前記CPU
は、前記ベルト装着者の状態を表す量が大きいほど前記
ベルト張力が大きくなるように前記ベルト張力制御装置
を制御することを特徴としている。更に、請求項3の発
明は、前記ベルト装着者は車両の運転者であり、前記ベ
ルト装着者の状態が車両運転動作で表されることを特徴
としている。
【0009】更に、請求項4の発明は、前記車両運転動
作がアクセルペダル解放速度、ブレーキペダル踏込速
度、ブレーキペダル踏力およびステアリング操作角の少
なくとも1つの量で表され、前記CPUが、前記車両運
転動作を表す量が大きいほど前記ベルト張力が大きくな
るように前記ベルト張力制御装置を制御することを特徴
としている。
【0010】更に、請求項5の発明は、シートベルトの
ベルト張力を制御するベルト張力制御装置を少なくとも
備えているとともに、ベルト張力制御にベルト張力が異
なる所定数のモードが設定されているシートベルトシス
テムにおいて、ベルト装着者によって操作されて前記モ
ードの1つが選択されたときそのモードのモード疑似信
号を出力するデモンストレーション手段と、このベルト
張力制御装置から出力されたモード疑似信号に基づい
て、ベルト張力がこのモード疑似信号のモードに対応す
るベルト張力に設定されるように前記ベルト張力制御装
置を作動制御する中央処理装置(CPU)とを備えてい
ることを特徴としている。
【0011】更に、請求項6の発明は、前記ベルト張力
制御に設定されているモードが、ベルト装着時にベルト
装着者がベルト張力により圧迫感を受けない状態に設定
されるコンフォートモードと、接近する障害物があるが
この障害物との回避が可能であると判断されたときに設
定される警告モードと、接近する障害物があってしかも
この障害物との回避が不可能であると判断されたときに
設定されるプリリワインドモードが少なくとも設定され
ており、前記CPUが設定されたモードに対応したベル
ト張力となるように前記ベルト張力制御装置を作動制御
することを特徴としている。
【0012】更に、請求項7の発明は、シートベルトの
ベルト張力を制御するベルト張力制御装置を少なくとも
備えているシートベルトシステムにおいて、種々の情報
を異なるベルト張力で通知する通知信号を出力するベル
ト張力による乗員への通知手段と、この通知手段からの
前記通知信号に基づいて、前記ベルト張力制御装置を作
動制御する中央処理装置(CPU)とを備えていること
を特徴としている。
【0013】更に、請求項8の発明は、前記種々の情報
が、車両のコーナー走行情報、路面凹凸情報、雨滴情
報、エンジン回転数情報、車両速度情報、ヘッドライト
点灯情報、急加速情報、各種インジケータ点灯情報、ア
ンチロック制御システム作動情報、トラクションコント
ロールシステム作動情報、ナビゲーションシステムによ
る目的地到着情報、サスペンションコントロールシステ
ムにおけるスポーティモード設定情報、およびミッショ
ンコントロールシステムにおけるドライビングレンジの
スポーティモード設定情報、の少なくとも1つであり、
前記CPUが、車両のコーナー走行情報に基づいて車両
がコーナーを走行していると判断した時、路面凹凸情報
に基づいて車両が凹凸路面を走行していると判断した
時、雨滴情報に基づいて車両が雨天走行していると判断
した時、エンジン回転数情報に基づいて、エンジンが基
準エンジン回転数より高い高速回転をしていると判断し
た時、車両速度情報に基づいて、車両が基準車両速度よ
り高い高速走行をしていると判断した時、ヘッドライト
点灯情報に基づいてヘッドライトが点灯していると判断
した時、急加速情報に基づいて車両が急加速したと判断
した時、各種インジケータ点灯情報に基づいて各種イン
ジケータの少なくとも1つが点灯したと判断した時、ア
ンチロック制御システム作動情報に基づいてアンチロッ
ク制御が行われていると判断した時、トラクションコン
トロールシステム作動情報に基づいてトラクションコン
トロールが行われていると判断した時、ナビゲーション
システムによる目的地到着情報に基づいて車両が目的地
に到着したと判断した時、サスペンションコントロール
システムにおけるスポーティモード設定情報に基づいて
サスペンションがスポーティモードに設定されたと判断
した時、ミッションコントロールシステムにおけるドラ
イビングレンジのスポーティモード設定情報に基づいて
ミッションがドライビングレンジのスポーティモードに
設定されたと判断した時は、それぞれ前記ベルト張力が
大きくなるように前記ベルト張力制御装置を制御するこ
とを特徴としている。
【0014】更に、請求項9の発明は、シートベルトの
ベルト張力を制御するベルト張力制御装置を少なくとも
備えているとともに、ベルト張力制御にベルト張力が異
なる所定数のモードが設定されているシートベルトシス
テムにおいて、前記ベルト張力制御の各モードの条件を
設定する設定信号を出力する制御条件設定手段と、この
制御条件設定手段からの前記設定信号に基づいて、前記
モードの条件を設定する中央処理装置(CPU)とを備
えていることを特徴としている。
【0015】更に、請求項10の発明は、前記モードの
条件設定が、前記ベルト張力制御のモードにおける各値
の設定、前記ベルト張力制御のモードの成立条件の設
定、および前記ベルト張力制御のモードにおいて発生さ
れるモード音の設定の少なくとも1つであることを特徴
としている。
【0016】更に、請求項11の発明は、請求項1、請
求項5、請求項7、および請求項9のシートベルトシス
テムの少なくとも2つ以上が組み合わされていることを
特徴としている。
【0017】更に、請求項12の発明は、車両の周囲の
障害物を検出し前記CPUに出力する衝突予知検出手段
および車体のロールオーバを検出し前記CPUに出力す
るロールオーバ検出手段の少なくとも1つを備え、前記
CPUは出力信号に基づいて前記ベルト張力制御装置を
制御することを特徴としている。
【0018】
【作用】このように構成された本発明に係るシートベル
トシステムにおいては、ベルト張力制御がベルト装着者
の状態に応じて行われるようになる。これにより、ベル
ト装着者がより効果的に保護される。また、モード疑似
信号で、ベルト張力制御の各モードにおけるベルト張力
が体感されるようになる。これにより、ベルト装着者に
よって、現在設定されているベルト張力制御モードが確
実に知られるようになる。更に、ベルト張力で、車両自
体の状態、車両の走行状態、あるいは車両に搭載されて
いる各制御システムの設定状態が確実にかつ簡単に知ら
れるようになる。更に、ベルト装着者によってベルト張
力制御モードの条件が設定されることで、ベルト装着者
はベルト張力を自らの好みで設定されるようになる。こ
うして、本発明のシートベルトシステムにおいては、乗
員の保護性および快適性がより効果的にかつより十分に
発揮されるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明のシートベルトシ
ステムの実施の形態の一例を模式的に示す図である。
【0020】図1に示すように、この例のシートベルト
システム1は、基本的には、シートベルトの巻取りを行
うとともに、車体に所定の減速度が作用されたときシー
トベルトの引出しを阻止するシートベルトリトラクタ2
と、シートベルトリトラクタ2のシートベルト巻取りを
制御することによりシートベルトのベルト張力を制御す
るベルト張力制御装置3と、所定のベルト張力となるよ
うにこのベルト張力制御装置3を制御する制御部である
中央処理装置(以下、CPUともいう)4とから構成さ
れ、更に、CPU4には、衝突予知検出手段5と、ロー
ルオーバ検出手段6と、ドライバ(本発明のベルト装着
者に相当)の状態検出手段7と、デモンストレーション
手段8と、ベルト張力による乗員(本発明のベルト装着
者に相当)への通知手段9と、制御条件設定手段10と
が接続されている。
【0021】シートベルトリトラクタ2は従来周知の一
般的なリトラクタであり、リールを付勢するぜんまいば
ね等のスプリング手段の付勢力でシートベルトの巻取り
を行うとともに、車体に所定の減速度が作用されたとき
減速度感知手段が作動することでシートベルトの引出し
を阻止するものである。
【0022】ベルト張力制御装置3は、前述の各公報に
開示されているようにモータの駆動トルクでシートベル
トリトラクタ2のリールを直接回転させてシートベルト
の巻取りおよび引出しを行うことにより、ベルト張力の
制御を行うものである。なお、このベルト張力制御装置
3は、モータでリトラクタ2のリールを直接回転させる
だけではなく、リールを付勢するぜんまいばね等のスプ
リング手段の付勢力をモータで制御することにより、ベ
ルト張力を制御するものでもよい。要は、モータ等の駆
動手段の駆動トルクでベルト張力を直接にまたは間接に
制御するものであればどのようなものでもよい。
【0023】CPU4は、衝突予知検出手段5、ロール
オーバ検出手段6、ドライバの状態検出手段7、デモン
ストレーション手段8、およびベルト張力による乗員へ
の通知手段9からの出力信号に基づいてベルト張力を演
算するとともに、演算結果に応じたベルト張力となるよ
うにベルト張力制御信号をベルト張力制御装置3に出力
するようになっている。
【0024】図2に示すように、衝突予知検出手段5は
車両速度検出センサ11と障害物検知および距離検出セ
ンサ12とを備え、車両速度検出センサ11からの車両
速度の検出信号と、障害物検知および距離検出センサ1
2からの障害物の検知信号およびその障害物と自車との
相対距離の検出信号とがそれぞれCPU4に入力される
ようになっている。
【0025】車両速度検出センサ11は、車両の前進時
の車両速度、車両の側方への移動時の車両速度および後
進時の車両速度を検出するものであり、それらの車両速
度毎にそれぞれ速度検出センサが設けられている。これ
らの速度検出センサとして、速度を検出できるものであ
れば従来からあるどのような速度計でもよく、例えばそ
の車両に装着されているスピードメータを兼用すること
もできる。
【0026】また、障害物検知および距離検出センサ1
2は、車両の前方、側方および後方における他車等の障
害物を検知するとともに、その障害物と自車との相対距
離を検出するものである。この障害物検知および距離検
出センサ12としては、前述の公報に開示されているよ
うな、超音波やレーダ等を用いることができる。
【0027】そして、CPU4は、これらの車両速度情
報および障害物との相対距離情報に基づいて、自車が障
害物に衝突の可能性の有無およびこの可能性の高低を判
断し、自車が障害物に衝突の可能性がないと判断したと
きはシートベルトのベルト張力が小さな張力となるベル
ト張力制御信号を、また、自車が障害物に衝突の可能性
があるがこの衝突をドライバーによって回避できると判
断したときはシートベルトのベルト張力が衝突の可能性
のないときの張力よりは大きな張力となるベルト張力制
御信号を、更に、自車が障害物に衝突の可能性があり、
しかもこの衝突をドライバーによっては回避できないと
判断したときはシートベルトのベルト張力が衝突の回避
ができるときの張力よりはるかに大きな張力となるベル
ト張力制御信号を、それぞれベルト張力制御装置3に出
力するようになっている。ベルト張力制御装置3は、こ
のCPU4からの出力信号に応じてシートベルトリトラ
クタ2を作動し、ベルト張力を所定の張力となるように
制御するようになっている。
【0028】なお、障害物との衝突の可能性の有無およ
びこの可能性の高低の各判断は、一例として、車両速度
の基準値および相対距離の基準値を予め設定しておき、
車両速度および相対距離がともにそれぞれの基準値以上
となったことを検出して行う方法がある。もちろん、こ
れに限定されるものではなく、他の判断方法でもよい。
【0029】図3に示すように、ロールオーバ(転回)
検出手段6は車体減速度検出センサ13と車体傾斜角度
検出センサ14とを備え、車体減速度検出センサ13か
らの車体減速度の検出信号と、車体傾斜角度検出センサ
14からの車体傾斜角度の検出信号とがそれぞれCPU
4に入力されるようになっている。
【0030】車体減速度検出センサ13は、車両の前後
方向の車体減速度および車両の左右方向の車体減速度を
検出するものであり、それらの車体減速度毎にそれぞれ
減速度検出センサが設けられている。これらの減速度検
出センサとして、減速度を検出できるものであれば従来
からあるどのような減速度計でもよい。また、前述の速
度検出センサ11からの速度信号をCPU4で演算して
減速度を求めるようにすることもできる。
【0031】また、車体傾斜角度検出センサ14は車両
の前後左右方向の少なくとも一方向の傾斜を検出するも
のである。この車体傾斜角度検出センサ14としては、
例えば前述の公開公報に開示されているロールオーバ検
知センサを用いることができる。この公開公報のロール
オーバ検知センサは、通常に正立しかつ車体がどの方向
でも所定角以上傾斜すると傾斜するスタンディングウェ
イトの中心軸方向の貫通孔に光を通し、スタンディング
ウェイトが傾斜し、この貫通孔を通る光が受光されなく
なったとき、車体の傾斜を検出するものである。もちろ
ん、車体傾斜角度検出センサ14は車体の傾斜を検出す
るものであれば、従来のどのような傾斜計を用いること
もできる。
【0032】そして、CPU4は、これらの車体減速度
情報および車体の傾斜角情報に基づいて、車体がロール
オーバしているかどうかを判断し、車体がロールオーバ
していると判断された場合は、ベルト張力を所定の大き
な張力に設定するベルト張力制御信号をベルト張力制御
装置3に出力するようになっている。その場合、車体減
速度および車体傾斜角がそれぞれ大きくなるほど、ベル
ト張力が大きくなるようにベルト張力制御信号が設定さ
れる。ベルト張力制御装置3は、前述と同様に、このC
PU4からの出力信号に応じてシートベルトリトラクタ
2を作動して、車体のロールオーバ時にはベルト張力が
所定の張力となるように制御するようになっている。
【0033】図4に示すように、ドライバー状態検出手
段7は心拍数検出センサ15と、血圧検出センサ16
と、体温検出センサ17と、生体電位検出センサ18
と、車両運転動作検出センサ19と、車体加減速度検出
センサ13′とを備え、心拍数検出センサ15からのド
ライバーの心拍数の検出信号と、血圧検出センサ16か
らのドライバーの血圧の検出信号と、体温検出センサ1
7からのドライバーの体温の検出信号と、生体電位検出
センサ18からのドライバーの生体電位の検出信号と、
車両運転動作検出センサ19からのドライバーの車両運
転動作の検出信号と、車体加減速度検出センサ13′か
らの車体加減速度の検出信号とがそれぞれCPU4に入
力されるようになっている。
【0034】心拍数検出センサ15はドライバーの心拍
数を検出するものである。この心拍数検出センサ15と
して、例えば心臓音を聴取するマイクロホーンを用いる
ことができるが、ドライバーの心拍数を電気信号として
検出することができるものであれば従来からあるどのよ
うな心拍数計でもよい。また、腕の脈拍を検出してもよ
い。更に、CPU4のメモリには、ドライバーの通常時
の心拍数より所定値大きな基準心拍数を予め格納してお
く。この心拍数のメモリ動作は、ドライバーが計器板に
設けられたメモリ操作キーで行うようにすることもでき
るし、また、車両購入時に車両販売者が予め行うように
することもできる。更に、メモリ操作キーでメモリに格
納されている基準心拍数を簡単に変更することができる
ようになっている。
【0035】そして、ドライバーが障害物との衝突の可
能性あるいはロールオーバ等の車体状況等の緊急状態を
察知したとき、ドライバーの心拍数が増大するが、CP
U4は、心拍数検出センサ15からの心拍数情報に基づ
いて、ドライバーの心拍数が基準心拍数以上になったと
判断した場合は、ドライバーが緊急状態を察知したとし
て、ベルト張力を所定の大きな張力に設定するベルト張
力制御信号をベルト張力制御装置3に出力するようにな
っている。すると、ベルト張力制御装置3はシートベル
トリトラクタ2を作動してベルト張力を所定の張力とな
るように制御する、これにより、ドライバーが緊急状態
を察知したときは、ベルト張力が大きくなってドライバ
ーの保護性が向上する。
【0036】なお、基準心拍数に代えて、CPU4のメ
モリに予めドライバーの通常時の心拍数を前述と同様に
して格納しておき、ドライバーの現在の心拍数がこの通
常時の心拍数より大きくなったとき、現在の心拍数と通
常時の心拍数との差が大きくなるのに応じてベルト張力
を大きくするようにすることもできる。
【0037】血圧検出センサ16はドライバーの血圧を
検出するものである。この血圧検出センサ16として
は、ドライバーの血圧を電気信号として検出することが
できるものであれば従来からあるどのような血圧計でも
よい。また、CPU4のメモリには、予め、ドライバー
の通常時の血圧値より所定値大きな基準血圧値を格納し
ておく。これらの血圧のメモリ動作は、前述と同様にド
ライバーが計器板に設けられたメモリ操作キーで行うよ
うにすることもできるし、また、車両購入時に車両販売
者が予め行うようにすることもできる。更に、メモリ操
作キーでメモリに格納されている基準血圧値を簡単に変
更することができるようになっている。
【0038】そして、ドライバーが障害物との衝突の可
能性あるいはロールオーバ等の車体状況等の緊急状態を
察知したとき、ドライバーの血圧が上昇するが、CPU
4は血圧検出センサ16からの血圧情報に基づいて、ド
ライバーの血圧値が基準血圧値以上になったと判断した
場合は、ドライバーが緊急状態を察知したとして、ベル
ト張力を所定の大きな張力に設定するベルト張力制御信
号をベルト張力制御装置3に出力するようになってい
る。すると、ベルト張力制御装置3はシートベルトリト
ラクタ2を作動してベルト張力を所定の張力となるよう
に制御する。これにより、ドライバーが緊急状態を察知
したときは、ベルト張力が大きくなってドライバーの保
護性が向上する。
【0039】なお、基準血圧値に代えて、CPU4のメ
モリに予めドライバーの通常時の血圧値を前述と同様に
して格納しておき、ドライバーの現在の血圧値がこの通
常時の血圧値より大きくなったとき、現在の血圧値と通
常時の血圧値との差が大きくなるのに応じてベルト張力
を大きくするようにすることもできる。
【0040】体温検出センサ17はドライバーの体温を
検出するものである。この体温検出センサ17として
は、ドライバーの体温を電気信号として検出することが
できるものであれば従来からあるどのような体温計でも
よい。また、CPU4のメモリには、予めドライバーの
通常時の体温より所定値大きな基準体温を格納してして
おく。この体温のメモリ動作は、前述の心拍数や血圧の
場合と同様にして行うことができる。
【0041】そして、ドライバーが前述のような緊急状
態を察知したとき、ドライバーの体温が上昇するが、C
PU4は、体温検出センサ17からの体温情報に基づい
て、ドライバーの体温が基準体温以上になったと判断し
た場合は、ドライバーが緊急状態を察知したとして、ベ
ルト張力を所定の大きな張力に設定するベルト張力制御
信号をベルト張力制御装置3に出力するようになってい
る。すると、前述と同様にベルト張力制御装置3はシー
トベルトリトラクタ2を作動してベルト張力を所定の張
力となるように制御する。これによっても、ドライバー
が緊急状態を察知したときは、ベルト張力が大きくなっ
てドライバーの保護性が向上する。低温検出センサ17
としては、例えば赤外線感知センサ等を用いることがで
きる。
【0042】なお、基準体温に代えて、CPU4のメモ
リに予めドライバーの平熱での体温を前述と同様にして
格納しておき、ドライバーの現在の体温がこの平熱での
体温より大きくなったとき、現在の体温と平熱での体温
との差が大きくなるのに応じてベルト張力を大きくする
ようにすることもできる。
【0043】生体電位検出センサ18はドライバーの生
体電位、具体的には電圧変化を検出するものである。こ
の生体電位検出センサ18としては、ドライバーの電圧
変化を検出することができるものであれば従来からある
どのような電圧計でもよい。また、CPU4のメモリに
は、予めドライバーの通常時の生体電位より所定値大き
な基準生体電位値を格納しておく。この生体電位のメモ
リ動作は、前述の各場合と同様にして行うことができ
る。
【0044】そして、ドライバーが前述のような緊急状
態を察知したとき、ドライバーの生体電位が上昇する
が、CPU4は、生体電位検出センサ18からの生体電
位情報に基づいて、ドライバーの生体電位が基準生体電
位以上になったと判断した場合は、ドライバーが緊急状
態を察知したとして、ベルト張力を所定の大きな張力に
設定するベルト張力制御信号をベルト張力制御装置3に
出力するようになっている。これによっても、シートベ
ルトリトラクタ2が作動されてベルト張力が大きくなる
ように制御され、ドライバーが緊急状態を察知したとき
は、ベルト張力が大きくなってドライバーの保護性が向
上する。
【0045】なお、基準生体電位に代えて、CPU4の
メモリに予めドライバーの通常時の生体電位を前述と同
様にしてメモリしておき、ドライバーの現在の生体電位
がこの通常時の生体電位より大きくなったとき、現在の
生体電位と通常時の生体電位との差が大きくなるのに応
じてベルト張力を大きくするようにすることもできる。
【0046】車両運転動作検出センサ19はドライバー
の車両運転動作を検出するものである。ドライバーの車
両運転動作を表すものとしては、アクセルペダル解放速
度、ブレーキペダル踏込速度、ブレーキペダル踏力、お
よびステアリング操作速度があり、これらを検出する車
両運転動作検出センサ19としては、それぞれ、アクセ
ルペダル解放速度検出センサ、ブレーキペダル踏込速度
検出センサ、ブレーキペダル踏力検出センサ、およびス
テアリング操作速度検出センサがある。これらのセンサ
はいずれも従来周知のセンサを用いることができる。
【0047】また、CPU4のメモリには、基準アクセ
ルペダル解放速度、基準ブレーキペダル踏込速度、基準
ブレーキペダル踏力、基準ステアリング操作速度、基準
車体加速度、および基準車体減速度が前述と同様にして
格納されている。
【0048】そして、CPU4は、これらの車体加減速
度情報およびそれぞれのドライバーの車両運転動作情報
に基づいて、ドライバーが前述の車両運転動作を行った
かどうかを判断し、所定の車体加減速度状態でドライバ
ーが車両運転動作を行ったと判断された場合は、ベルト
張力を所定の大きな張力に設定するベルト張力制御信号
をベルト張力制御装置3に出力するようになっている。
具体的には、アクセルペダル解放速度が基準アクセルペ
ダル解放速度以上であると判断された場合は急ブレーキ
の可能性が高いとして、ブレーキペダル踏込速度が基準
ブレーキペダル踏込速度以上で、車体加速度が基準車体
加速度以上であると判断された場合は急ブレーキである
として、ブレーキペダル踏力が基準ブレーキペダル踏力
以上で、車体減速度が基準車体減速度以上であると判断
された場合は急ブレーキであるとして、あるいはステア
リング操作速度が基準ステアリング操作速度以上である
と判断された場合は急ハンドルであるとして、それぞれ
ベルト張力が所定の大きな張力となるようにベルト張力
制御信号が設定される。ベルト張力制御装置3は、前述
と同様に、このCPU4からの出力信号に応じてシート
ベルトリトラクタ2を作動して、所定の車体加減速度状
態でドライバーが車両運転動作を行ったと判断された場
合には、ベルト張力が所定の張力となるように制御す
る。なお、ドライバーの車両運転動作情報は、これらの
各情報を単独で用いることもできるし、これらの各情報
のいくつかを適宜組み合わせて用いることもできる。
【0049】このドライバーの状態検出手段からのドラ
イバーの状態の情報によるベルト張力制御では、ドライ
バーがもともと意識しているので、仮に誤作動があって
もドライバーにとって煩わしくなることはない。
【0050】図5に示すように、デモンストレーション
手段8はベルト張力制御モード疑似信号出力手段20か
ら構成され、ベルト張力制御モード疑似信号出力手段2
0からのベルト張力制御モード疑似信号がCPU4に入
力されるようになっている。
【0051】このベルト張力制御モード疑似信号出力手
段20はドライバー等の乗員によって操作されることに
より、乗員の所望するベルト張力制御モードの疑似信号
を出力するようになっている。ベルト張力制御モード
は、前述の公開公報に開示されているコンフォートモー
ド、警告モードおよびプリリワインドモードがある。こ
れらのモードの詳細はこの公開公報を見れば理解できる
が、簡単に説明すると、コンフォートモードはシートベ
ルト装着状態での通常走行時にベルト張力が乗員に圧迫
感を受けさせない程度の張力に設定されるモードであ
り、また、警告モードは障害物が接近しつつあるがこの
障害物を回避可能であると判断された場合にベルト張力
がコンフォートモードでのベルト張力よりかなり大きな
張力に設定されるモードであり、プリリワインドモード
は障害物が接近しつつありしかもこの障害物を回避不能
であると判断された場合にベルト張力が警告モードでの
ベルト張力よりははるかに大きな張力に設定されるモー
ドである。
【0052】ベルト張力制御モード疑似信号出力手段2
0としては、計器板等の車体に設けられた操作キーを用
いることができる。また、リモコン操作盤を用いること
もできるし、ナビゲーションシステムの画面上の操作用
ソフトキーを用いることもできる。
【0053】そして、CPU4は、乗員によって操作さ
れたベルト張力制御モード疑似信号出力手段20からの
ベルト張力制御モード情報に基づいて、ベルト張力を乗
員の選択したモードにおける張力に設定するベルト張力
制御信号をベルト張力制御装置3に出力するようになっ
ている。ベルト張力制御装置3は、前述と同様に、この
CPU4からの出力信号に応じてシートベルトリトラク
タ2を作動して、模擬的にベルト張力が乗員の選択した
モードにおける張力となるように制御する。これによ
り、乗員は各モードにおけるベルト張力がどの程度のも
のであるかを体験できるようになる。
【0054】図6に示すように、ベルト張力による乗員
への通知手段9はコーナ検出センサ21と、路面凹凸検
出センサ22と、雨滴検出センサ23と、タコメータ2
4と、スピードメータ25と、ヘッドライト点灯検出セ
ンサ26と、ブースト計27と、各種インジケータ点灯
検出センサ28と、アンチロックブレーキ制御システム
(以下、ABSともいう)作動検出センサ29と、トラ
クションコントロールシステム(以下、TRCともい
う)作動検出センサ30と、ナビゲーションシステムに
よる目的地到着の検出センサ31と、サスペンションコ
ントロールシステムからのスポーティモード設定の検出
センサ32と、ミッションシステムからのドライビング
レンジにおけるスポーティモード設定の検出センサ33
とを備えている。そして、コーナ検出センサ21からの
車両のコーナリングによる車体の傾斜の検出信号と、路
面凹凸検出センサ22からの路面凹凸の検出信号と、雨
滴検出センサ23からの雨滴の検出信号と、タコメータ
24からのエンジン回転数の検出信号と、スピードメー
タ25からの車両速度の検出信号と、ヘッドライト点灯
検出センサ26からのヘッドライト点灯の検出信号と、
ブースト計27からの車体の急加速の検出信号と、各種
インジケータ点灯検出センサ28からの各種インジケー
タ点灯の検出信号と、ABS作動検出センサ29からの
ABS作動の検出信号と、TRC作動検出センサ30か
らのTRC作動の検出信号と、目的地到着の検出センサ
31からの目的地到着信号と、サスペンションコントロ
ールシステムからのスポーティモード設定の検出センサ
32からのスポーティモード設定の検出信号と、ミッシ
ョンシステムからのドライビングレンジにおけるスポー
ティモード設定の検出センサ33からのスポーティモー
ド設定の検出信号とが、それぞれCPU4に入力される
ようになっている。
【0055】コーナ検出センサ21は、車両のコーナリ
ング走行を検出するものである。例えば、車両がコーナ
リング走行する際に車体が傾斜することから、この車体
の傾斜を検出することで車両のコーナリングを検出する
ことができる。このコーナ検出センサ21として、例え
ば前述のロールオーバ検出手段6に接続された車体傾斜
角度検出センサ14を用いることができるが、車体の傾
斜角度を検出することができるものであれば従来からあ
るどのような傾斜角計でもよい。
【0056】そして、車両がコーナリング走行している
際に車体が傾斜するが、CPU4は、コーナ検出センサ
21からの車体傾斜情報に基づいて車両がコーナリング
走行を行っていると判断した場合は、ベルト張力を所定
の大きな張力に設定するベルト張力制御信号をベルト張
力制御装置3に出力するようになっている。すると、ベ
ルト張力制御装置3はシートベルトリトラクタ2をベル
ト張力が大きくなるように作動制御する。これにより、
車両がコーナリング走行を行っているときはベルト張力
が大きくなるので、ドライバー等の乗員はこの大きくな
ったベルト張力を体感して、車両のコーナリング走行を
知ることができる。なお、車体の傾斜を検出することに
代えて、車両の左右方向の速度を検出してベルト張力を
制御することで、車両のコーナリングを知ることもでき
る。
【0057】路面凹凸検出センサ22は路面凹凸を検出
するものである。この路面凹凸検出センサ22として
は、例えば、車体の上下方向の振動を検出する振動計を
用いることができる。また、CPU4のメモリには、予
め基準路面振幅値を格納しておく。この基準路面振幅値
のメモリ動作は、前述と同様にドライバーが計器板に設
けられたメモリ操作キーで行うようにすることもできる
し、また、車両購入時に車両販売者が予め行うようにす
ることもできる。
【0058】そして、車両が凹凸の激しい路面を走行し
ているときは、車体が上下に振動するが、CPU4は、
路面凹凸検出センサ22の振動計で検出された振幅が基
準路面振幅値以上になったとき、車両が凹凸の激しい路
面を走行していると判断し、ベルト張力を所定の大きな
張力に設定するベルト張力制御信号をベルト張力制御装
置3に出力するようになっている。すると、ベルト張力
制御装置3はシートベルトリトラクタ2をベルト張力が
大きくなるように作動制御する。これにより、車両が凹
凸の激しい路面を走行しているときはベルト張力が大き
くなるので、ドライバー等の乗員は確実に保護されると
ともに、この大きくなったベルト張力を体感して、車両
の凹凸の激しい路面走行を知ることができる。
【0059】なお、車体の振動を検出することに代え
て、加減速度計を用いて車体の上下方向の加減速度を検
出してベルト張力を制御することで、車両の凹凸の激し
い路面走行時の乗員を保護できるとともに、この凹凸路
面走行を知ることもできる。
【0060】雨滴検出センサ23は、雨が降ってきて例
えばフロントガラス等の車体に付着する雨滴を検出する
ものである。この雨滴検出センサ23として、雨が降っ
てきたときワイパを自動的に作動させるワイパシステム
において用いられている雨滴検出センサ等の雨滴を検出
することができるものであれば従来からあるどのような
雨滴検出センサでもよい。
【0061】そして、雨が降ってくると車体に雨滴が付
着するが、CPU4は、雨滴検出センサ23からの雨滴
情報に基づいて雨が降ってきたと判断した場合は、ベル
ト張力を所定の大きな張力に設定するベルト張力制御信
号をベルト張力制御装置3に出力するようになってい
る。すると、ベルト張力制御装置3はシートベルトリト
ラクタ2をベルト張力が大きくなるように作動制御す
る。これにより、車両に雨滴が付着するとベルト張力が
大きくなるので、ドライバー等の乗員は確実に保護され
るとともに、この大きくなったベルト張力を体感して、
雨が降ってきたことを知ることができる。
【0062】また、CPU4のメモリには、予め基準エ
ンジン回転数を格納しておく。この基準エンジン回転数
のメモリ動作は、前述と同様にしてドライバーが行うこ
ともできるし、また、車両購入時に車両販売者が予め行
うこともできる。
【0063】そして、CPU4は、タコメータ24で検
出されたエンジン回転数が基準エンジン回転数以上にな
ったとき、このタコメータ24からのエンジン回転数情
報に基づいてエンジンが高速回転していると判断し、ベ
ルト張力を所定の大きな張力に設定するベルト張力制御
信号をベルト張力制御装置3に出力するようになってい
る。すると、ベルト張力制御装置3はシートベルトリト
ラクタ2をベルト張力が大きくなるように作動制御す
る。これにより、エンジン回転が高速回転しているとき
はベルト張力が大きくなるので、ドライバー等の乗員は
確実に保護されるとともに、この大きくなったベルト張
力を体感して、エンジンが高速で回転していること知る
ことができる。
【0064】更に、CPU4のメモリには、予め基準車
両速度を格納しておく。この基準車両速度のメモリ動作
も、前述と同様にしてドライバーが行うこともできる
し、また、車両購入時に車両販売者が予め行うこともで
きる。
【0065】そして、CPU4は、スピードメータ25
で検出された車両速度が基準車両速度以上になったと
き、このスピードメータ25からの車両速度情報に基づ
いて車両が高速走行していると判断し、ベルト張力を所
定の大きな張力に設定するベルト張力制御信号をベルト
張力制御装置3に出力するようになっている。すると、
ベルト張力制御装置3はシートベルトリトラクタ2をベ
ルト張力が大きくなるように作動制御する。これによ
り、車両の高速走行しているときはベルト張力が大きく
なるので、ドライバー等の乗員は確実に保護されるとと
もに、この大きくなったベルト張力を体感して、車両が
高速走行していることを知ることができる。
【0066】ヘッドライト点灯検出センサ26は、ヘッ
ドライトが点灯していることを検出するものである。こ
のヘッドライト点灯検出センサ26としては、ヘッドラ
イト点灯時にこのヘッドライトに印加する電圧を検出す
る電圧計を用いることができるし、また、ヘッドライト
点灯時にこのヘッドライトに流れる電流を検出する電流
計を用いることができる。
【0067】そして、CPU4は、電圧計によるヘッド
ライトへの印加電圧の検出時、また、電流計によるヘッ
ドライトに流れる電流の検出時、ヘッドライト点灯検出
センサ26からのヘッドライト点灯情報に基づいて車両
の外が暗くなってヘッドライトが点灯したと判断したと
きは、ベルト張力を所定の大きな張力に設定するベルト
張力制御信号をベルト張力制御装置3に出力するように
なっている。すると、ベルト張力制御装置3はシートベ
ルトリトラクタ2をベルト張力が大きくなるように作動
制御する。これにより、車両のヘッドライト点灯時には
ベルト張力が大きくなるので、ドライバー等の乗員は確
実に拘束されて保護されるとともに、この大きくなった
ベルト張力を体感して、ヘッドライトが点灯しているこ
とを知ることができ、例えばヘッドライトの消灯忘れを
防止できる。
【0068】なお、CPU4は、直接、ヘッドライトの
オン・オフスイッチのオン信号でベルト張力制御信号を
ベルト張力制御装置3に出力することもできる。この場
合には、ヘッドライト点灯検出センサ26はヘッドライ
トのオン・オフスイッチで構成される。このようにすれ
ば電圧計や電流計が不要となるので、特別な部品を必要
とすることなく、ヘッドライト点灯走行時での乗員保護
のシステムが安価にかつ簡単になる。
【0069】更に、CPU4のメモリには、予め基準加
速度を格納しておく。この基準加速度のメモリ動作も、
前述と同様にしてドライバーが行うこともできるし、ま
た、車両購入時に車両販売者が予め行うこともできる。
【0070】そして、CPU4は、ブースト計27で検
出された車体加速度が基準加速度以上になったとき、こ
のブースト計27からの加速度情報に基づいて車両が急
加速したと判断し、ベルト張力を所定の大きな張力に設
定するベルト張力制御信号をベルト張力制御装置3に出
力するようになっている。すると、ベルト張力制御装置
3はシートベルトリトラクタ2をベルト張力が大きくな
るように作動制御する。これにより、車両の急加速時に
はベルト張力が大きくなるので、ドライバー等の乗員は
確実に拘束されて保護されるとともに、この大きくなっ
たベルト張力を体感して、車両が急加速したことを知る
ことができる。
【0071】各種インジケータ点灯検出センサ28は、
従来から一般に車両の計器板等に設けられている、例え
ば燃料残量インジケータ、水温インジケータ、半ドアイ
ンジケータ、あるいはオイルインジケータ等の各種イン
ジケータが点灯していることを検出するものである。こ
れらの各種インジケータ点灯検出センサ28としては、
各種インジケータ点灯時にこれらの各種インジケータに
印加する電圧を検出する電圧計を用いることができる
し、また、各種インジケータ点灯時にこれらの各種イン
ジケータに流れる電流を検出する電流計を用いることが
できる。
【0072】そして、CPU4は、電圧計による各種イ
ンジケータへの印加電圧の検出時、また、電流計による
各種インジケータに流れる電流の検出時、各種インジケ
ータ点灯検出センサ28からのインジケータ点灯情報に
基づいてインジケータが点灯したと判断したときは、ベ
ルト張力を所定の大きな張力に設定するベルト張力制御
信号をベルト張力制御装置3に出力するようになってい
る。すると、ベルト張力制御装置3はシートベルトリト
ラクタ2をベルト張力が大きくなるように作動制御す
る。これにより、車両のインジケータ点灯時にはベルト
張力が大きくなるので、ドライバー等の乗員は確実に拘
束されて保護されるとともに、インジケータが点灯した
ことを知ることができ、各種インジケータのうち、点灯
したインジケータが通知する項目について注意を喚起す
ることができるようになる。
【0073】なお、CPU4は、直接、インジケータの
点灯信号でベルト張力制御信号をベルト張力制御装置3
に出力することもできる。この場合には、各種インジケ
ータ点灯検出センサ28は各種インジケータが通知する
項目について検出するセンサ(例えば、燃料残量検出計
等)で構成される。このようにすれば電圧計や電流計が
不要となるので、特別な部品を必要とすることなく、ベ
ルト張力による各種インジケータ点灯の通知システムが
安価にかつ簡単になる。
【0074】ABS作動検出センサ29は、ABSが搭
載された車両において、車両制動時に制動車輪がロック
しABSが作動してロックが解消するようにアンチロッ
ク制御(以下、ABS制御ともいう)が行われたとき、
このABS作動を検出するものである。このABS作動
検出センサ29としては、ブレーキ圧を調整するABS
モジュレータ(電磁弁からなる)の作動を検出するも
の、例えば、ABS作動時にこのABSモジュレータに
印加する電圧を検出する電圧計を用いることができる
し、また、ABS作動時にこのABSモジュレータに流
れる電流を検出する電流計を用いることができる。更に
は、ABSモジュレータの弁体の移動を検出するセンサ
を用いることもできる。
【0075】そして、CPU4は、電圧計によるABS
モジュレータへの印加電圧の検出時、電流計によるAB
Sモジュレータに流れる電流の検出時、あるいはABS
モジュレータの弁体の移動検出時に、ABS作動検出セ
ンサ29からのABS作動情報に基づいてABSが作動
していると判断したときは、ベルト張力を所定の大きな
張力に設定するベルト張力制御信号をベルト張力制御装
置3に出力するようになっている。すると、ベルト張力
制御装置3はシートベルトリトラクタ2をベルト張力が
大きくなるように作動制御する。これにより、車両のA
BS作動時にはベルト張力が大きくなるので、ABS制
御中にドライバー等の乗員は確実に拘束されて保護され
るようになるとともに、ABSが作動していることを知
ることができる。
【0076】なお、CPU4は、直接、ABSのCPU
からABSモジュレータへ出力されるオン信号でベルト
張力制御信号をベルト張力制御装置3に出力することも
できる。この場合には、ABS作動検出センサ29はA
BSのCPUで構成される。このようにすれば電圧計や
電流計が不要となるので、特別な部品を必要とすること
なく、ABS作動時での乗員保護システムが安価にかつ
簡単になる。
【0077】TRC作動検出センサ30は、TRCが搭
載された車両において、車両の発進時や急加速時に駆動
輪が空転しTRCが作動して空転を解消するようにトラ
クションコントロール(以下、TRC制御ともいう)が
行われたとき、このTRC作動を検出するものである。
従来のTRC制御は、駆動輪のブレーキ制御、エンジン
の出力制御、変速機の制御あるいはそれらのいくつかの
組合せた制御で行われている。
【0078】そこで、TRC作動検出センサ30として
は、TRC制御が駆動輪のブレーキ制御で行われるシス
テムの場合は、前述のABSと同様に、ブレーキ圧を調
整するTRCモジュレータ(電磁弁からなる)の作動を
検出するもの、例えば、TRC作動時にこのTRCモジ
ュレータに印加する電圧を検出する電圧計を用いること
ができるし、また、TRC作動時にこのTRCモジュレ
ータに流れる電流を検出する電流計を用いることができ
る。更には、TRCモジュレータの弁体の移動を検出す
るセンサを用いることもできる。
【0079】そして、CPU4は、電圧計によるTRC
モジュレータへの印加電圧の検出時、電流計によるTR
Cモジュレータに流れる電流の検出時、あるいはTRC
モジュレータの弁体の移動検出時に、TRC作動検出セ
ンサ30からのTRC作動情報に基づいてTRCが作動
していると判断したときは、ベルト張力を所定の大きな
張力に設定するベルト張力制御信号をベルト張力制御装
置3に出力するようになっている。すると、ベルト張力
制御装置3はシートベルトリトラクタ2をベルト張力が
大きくなるように作動制御する。これにより、車両のT
RC作動時にはベルト張力が大きくなるので、TRC制
御中にドライバー等の乗員は確実に拘束されて保護され
るようになるとともに、TRCが作動していることを知
ることができる。
【0080】なお、CPU4は、直接、TRCのCPU
からTRCモジュレータへ出力されるオン信号でベルト
張力制御信号をベルト張力制御装置3に出力することも
できる。この場合には、TRC作動検出センサ30はT
RCのCPUで構成される。このようにすれば電圧計や
電流計が不要となるので、特別な部品を必要とすること
なく、TRC作動時での乗員保護のシステムが安価にか
つ簡単になる。
【0081】また、TRC作動検出センサ30として、
TRC制御がエンジンの出力制御で行われるシステムの
場合は、アクセルペダル踏込検出センサ、前述のタコメ
ータ24、燃料噴射制御装置への制御信号を検出する前
述と同様の電圧計や電流計等の検出センサを用いること
ができる。もちろん、TRCのCPUから燃料噴射制御
装置への制御信号それ自体を用いることもでき、この場
合にはTRCのCPUがTRC作動検出センサ30とし
て用いられる。
【0082】そして、CPU4は、アクセルペダル踏込
が検出されかつタコメータ24が検出するエンジン出力
回転数がアクセルペダル踏込に応じた回転数まで上昇し
ないことを検出したとき、電圧計により燃料噴射制御装
置への印加電圧がTRC制御として制御されていること
が検出されたとき、電流計により燃料噴射制御装置に流
れる電流がTRC制御として制御されていることが検出
されたとき、あるいはTRCのCPUから燃料噴射制御
装置へTRC制御信号が出力されたことが検出されたと
きに、このTRC作動検出センサ30からのTRC作動
情報に基づいてTRCが作動していると判断すると、ベ
ルト張力を所定の大きな張力に設定するベルト張力制御
信号をベルト張力制御装置3に出力するようになってい
る。すると、ベルト張力制御装置3はシートベルトリト
ラクタ2をベルト張力が大きくなるように作動制御す
る。これにより、車両のTRC作動時にはベルト張力が
大きくなるので、TRC制御中にドライバー等の乗員は
確実に拘束されて保護されるようになるとともに、TR
Cが作動していることを知ることができる。
【0083】更に、TRC制御が変速機の変速制御で行
われるシステムの場合は、TRCのCPUから変速制御
システムへの制御信号それ自体を用いることができ、こ
の場合、TRC作動検出センサ30として、TRCのC
PUを用いることができる。
【0084】そして、CPU4は、TRCのCPUから
TRC制御信号が出力されたことが検出されたときに、
このTRC作動検出センサ30からのTRC作動情報に
基づいてTRCが作動していると判断すると、ベルト張
力を所定の大きな張力に設定するベルト張力制御信号を
ベルト張力制御装置3に出力するようになっている。す
ると、ベルト張力制御装置3はシートベルトリトラクタ
2をベルト張力が大きくなるように作動制御する。これ
により、車両のTRC作動時にはベルト張力が大きくな
るので、TRC制御中にドライバー等の乗員は確実に拘
束されて保護されるようになるとともに、TRCが作動
していることを知ることができる。
【0085】ナビゲーションシステムによる目的地到着
の検出センサ31は、ナビゲーションシステムが搭載さ
れた車両において、ナビゲーションシステムを作動させ
て車両を運転しているとき、乗員によってナビゲーショ
ンシステムに設定された目的地への車両到着をナビゲー
ションシステムが表示したことを検出するものである。
この目的地到着の検出にあたっては、ナビゲーションシ
ステムのCPUからの表示信号を用いることができ、こ
の場合、目的地到着の検出センサ31として、ナビゲー
ションシステムのCPUを用いることができる。
【0086】そして、CPU4は、ナビゲーションシス
テムのCPUから表示信号が出力されたことが検出され
たときに、この目的地到着の検出センサ31からの目的
地到着情報に基づいて車両が目的地に到着したと判断す
ると、ベルト張力を所定の大きな張力に設定するベルト
張力制御信号をベルト張力制御装置3に出力するように
なっている。すると、ベルト張力制御装置3はシートベ
ルトリトラクタ2をベルト張力が大きくなるように作動
制御する。これにより、車両の目的地到着時にはベルト
張力が大きくなるので、乗員は自車が目的地に到着した
ことを知ることができる。
【0087】サスペンションコントロールシステムにお
けるスポーティモード設定の検出センサ32は、サスペ
ンションコントロールシステムが搭載された車両におい
て、このシステムがスポーティモードに設定されたこと
を検出するものである。このスポーティモード設定の検
出にあたっては、サスペンションコントロールシステム
のCPUからのスポーティモード設定信号を用いること
ができ、この場合、スポーティモード設定の検出センサ
32として、サスペンションコントロールシステムのC
PUを用いることができる。
【0088】そして、CPU4は、サスペンションコン
トロールシステムのCPUからスポーティモード設定信
号が出力されたことが検出されたときに、このスポーテ
ィモード設定の検出センサ32からのスポーティモード
設定情報に基づいてサスペンションコントロールシステ
ムがスポーティモードに設定されたと判断すると、ベル
ト張力を所定の大きな張力に設定するベルト張力制御信
号をベルト張力制御装置3に出力するようになってい
る。すると、ベルト張力制御装置3はシートベルトリト
ラクタ2をベルト張力が大きくなるように作動制御す
る。これにより、サスペンションのスポーティモード設
定時にはベルト張力が大きくなるので、サスペンション
のスポーティモード設定中にはドライバー等の乗員は確
実に拘束されて保護されるようになるとともに、サスペ
ンションがスポーティモードに設定されていることを知
ることができる。
【0089】ミッションコントロールシステムにおける
ドライビングレンジ(以下、Dレンジともいう)のスポ
ーティモード設定の検出センサ32は、ミッションコン
トロールシステムが搭載された車両において、このシス
テムにおけるDレンジがスポーティモードに設定された
ことを検出するものである。このスポーティモード設定
の検出にあたっては、ミッションコントロールシステム
のCPUからのスポーティモード設定信号を用いること
ができ、この場合、スポーティモード設定の検出センサ
33として、ミッションコントロールシステムのCPU
を用いることができる。
【0090】そして、CPU4は、ミッションコントロ
ールシステムのCPUからスポーティモード設定信号が
出力されたことが検出されたときに、このスポーティモ
ード設定の検出センサ33からのスポーティモード設定
情報に基づいてミッションコントロールシステムがDレ
ンジにおけるスポーティモードに設定されたと判断する
と、ベルト張力を所定の大きな張力に設定するベルト張
力制御信号をベルト張力制御装置3に出力するようにな
っている。すると、ベルト張力制御装置3はシートベル
トリトラクタ2をベルト張力が大きくなるように作動制
御する。これにより、ミッションのDレンジにおけるス
ポーティモード設定時にはベルト張力が大きくなるの
で、ミッションのスポーティモード設定中にはドライバ
ー等の乗員は確実に拘束されて保護されるようになると
ともに、ミッションがスポーティモードに設定されてい
ることを知ることができる。
【0091】図7に示すように、制御条件設定手段10
はベルト張力制御モードの各値設定信号出力手段34
と、ベルト張力制御モードの成立条件設定信号出力手段
35と。ベルト張力制御モードの設定音発生信号出力手
段36とを備え、ベルト張力制御モードの各値設定信号
出力手段34からの各値設定信号と、ベルト張力制御モ
ードの成立条件設定信号出力手段35からの成立条件設
定信号と、ベルト張力制御モードの設定音発生信号出力
手段36からの設定音発生信号とがそれぞれCPU4に
入力されるようになっている。
【0092】ベルト張力制御モードの各値設定信号出力
手段34は、ドライバー等の乗員によって操作され、ベ
ルト張力制御における各モードにおける各値を設定する
各値設定信号を制御条件設定手段10に出力し、設定し
た各値をCPU4のメモリに格納するものである。これ
を具体的に説明すると、ベルト張力制御システムにおい
て、前述のように例えばコンフォートモード、警告モー
ドおよびプリリワインドモード等の各モードが設定され
ている場合、例えば、システムをこれらのモードに設定
するためのその乗員の所望する動作時間および動作速
度、各モードにおける乗員が所望するベルト張力、およ
びシステムを各モードにおける乗員が所望する制御パタ
ーンの各値が、乗員が自ら各値設定信号出力手段34を
操作することにより設定できるようになっている。各値
設定信号出力手段34としては、インストルメントパネ
ル等の車体に例えばディスプレイ画面を設け、この画面
上のソフトキーで構成することができる。その場合、動
作時間、動作速度およびベルト張力はテンキーで具体的
に数字で設定することもできるし、動作時間として
「短」,「中」,「長」の3つの時間を、また、動作速度
として「速」,「中」,「遅」の3つの速度を、更に、ベ
ルト張力として「強」,「中」,「弱」の3つの張力を、
それぞれCPU4のメモリに予め格納しておき、乗員が
ディスプレイ画面上のソフトキーでそれらのうち望むも
のを選択設定するようにすることもできる。
【0093】これにより、乗員はベルト張力制御の各モ
ードにおける、動作時間、動作速度、ベルト張力、およ
び制御パターン等の各値を所望のものに簡単に設定する
ことができるようになる。
【0094】ベルト張力制御モードの成立条件設定信号
出力手段35は、ドライバー等の乗員によって操作さ
れ、ベルト張力制御における各モードにおける成立条件
を設定するモード成立条件設定信号をCPU4に出力す
るものであり、設定されたモード成立条件がCPU4の
メモリに格納されるようになっている。すなわち、前述
の公開公報に開示されている乗員拘束保護システムのよ
うに、ベルト張力制御システムにおいて、例えばコンフ
ォートモード、警告モードおよびプリリワインドモード
等の各モードが設定されている場合、システムがこれら
の各モードの1つに設定されてそのモードが実行される
には、各モード毎に成立条件が設定される必要がある。
そこで、前述の各値設定の場合と同様に、乗員が、ディ
スプレイ画面上のソフトキーで、例えば自車の車両速
度、障害物との相対距離、障害物との相対速度等のその
モードが設定されるための成立条件を所望の条件に設定
することができるようになっている。
【0095】ベルト張力制御モードのモード音設定信号
出力手段36は、ドライバー等の乗員によって操作さ
れ、ベルト張力制御における各モードの1つが実行され
るときにそのモードに対応して発生するモード音を設定
するモード音設定信号をCPU4に出力し、設定された
モード音をCPU4のメモリに格納するものである。す
なわち、ベルト張力制御システムにおいて、前述のよう
に例えばコンフォートモード、警告モードおよびプリリ
ワインドモード等の各モードが設定されている場合で、
各モードを実行するときにそのモードに対応してモード
音が発生されるようになっている場合、乗員が、そのモ
ード音を好みに応じた音に設定できるようになってい
る。具体的には、乗員が、CPU4のメモリに擬音ある
いは録音した所望の音を予め格納するとともに、車体上
の操作キーまたはディスプレイ画面上のソフトキーで、
各モードとメモリされた各音とを対応させるための設定
が行われるようになっている。また、メモリされた音は
乗員の各キー操作によって簡単に変更できる、すなわち
既にメモリされている音を消して新たに別の好みの音を
メモリすることができるようになっている。これによ
り、システムがベルト張力制御のあるモードに設定され
かつ実行されると、そのモードに対応した音が発生され
るので、乗員は実行されているモードを確実に知ること
ができるようになる。しかも、発生するモード音が自分
の好みの音であるので、乗員は気分よくこの音を聞くこ
とができる。
【0096】なお、この制御条件設定手段10として
は、リモコン操作盤を用いることもできるし、ナビゲー
ションシステムの画面上の操作用ソフトキーを用いるこ
ともできる。
【0097】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のシートベルトシステムによれば、ベルト張力制御をベ
ルト装着者の状態に応じて行うようにしているので、乗
員をより効果的に保護できるようになる。また、ベルト
張力制御の各モードにおけるベルト張力をベルト装着者
が自らモード疑似信号を出力させることにより体感で知
ることができるので、現在設定されているベルト張力制
御モードを確実に知ることができる。更に、ベルト張力
により、車両自体の状態、車両の走行状態、あるいは車
両に搭載されている各制御システムの設定状態を確実に
かつ簡単に知ることができる。更に、ベルト装着者が自
らベルト張力制御モードの条件を設定できるようにして
いるので、ベルト装着者がベルト張力を自らの好みでせ
っていすることができるようになる。こうして、本発明
のシートベルトシステムによれば、乗員の保護性および
快適性をより効果的にかつより十分に発揮させることが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシートベルトシステムの実施の形態
の一例を模式的に示す図である。
【図2】 図1に示す例の衝突予知検出手段について説
明する図である。
【図3】 図1に示す例のロールオーバ検出手段につい
て説明する図である。
【図4】 図1に示す例のドライバーの状態検出手段に
ついて説明する図である。
【図5】 図1に示す例のデモンストレーション手段に
ついて説明する図である。
【図6】 図1に示す例のベルト張力による乗員への通
知手段について説明する図である。
【図7】 図1に示す例の制御条件設定手段について説
明する図である。
【符号の説明】
1…シートベルトシステム、2…シートベルトリトラク
タ、3…ベルト張力制御装置、4…中央処理装置(CP
U)、5…衝突予知検出手段、6…ロールオーバ検出手
段、7…ドライバーの状態検出手段、8…デモンストレ
ーション手段、9…ベルト張力による乗員への通知手
段、10…制御条件設定手段、11…車両速度検出セン
サ、12…障害物検知および距離検出センサ、13…車
体減速度検出センサ、13′…車体加減速度検出セン
サ、14…車体傾斜角度検出センサ、15…心拍数検出
センサ、16…血圧検出センサ、17…体温検出セン
サ、18…生体電位検出センサ、19…車両運転動作検
出センサ、20…ベルト張力制御モード疑似信号出力手
段、21…コーナ検出センサ、22…路面凹凸検出セン
サ、23…雨滴検出センサ、24…タコメータ、25…
スピードメータ、26…ヘッドライト点灯検出センサ、
27…ブースト計、28…各種インジケータ点灯検出セ
ンサ、29…ABS作動検出センサ、30…TRC作動
検出センサ、31…ナビゲーションシステムによる目的
地到着の検出センサ、32…サスペンションコントロー
ルシステムにおけるスポーティモード設定の検出セン
サ、33…ミッションコントロールシステムにおけるド
ライビングレンジのスポーティモード設定の検出セン
サ、34…ベルト張力制御モードの各値設定信号出力手
段、35…ベルト張力制御モードの成立条件設定信号出
力手段、36…ベルト張力制御モードのモード音設定信
号出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 22/28 B60R 21/00 624B 624E

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルトのベルト張力を制御するベ
    ルト張力制御装置を少なくとも備えているシートベルト
    システムにおいて、 ベルト装着者の状態を検出しその検出信号を出力するベ
    ルト装着者の状態検出手段と、このベルト装着者の状態
    検出手段からの前記検出信号に基づいて、前記ベルト張
    力制御装置を作動制御する中央処理装置(CPU)とを
    備えていることを特徴とするシートベルトシステム。
  2. 【請求項2】 前記ベルト装着者の状態は、ベルト装着
    者の心拍数、血圧、体温、および生体電位の少なくとも
    1つの量で表され、前記CPUは、前記ベルト装着者の
    状態を表す量が大きいほど前記ベルト張力が大きくなる
    ように前記ベルト張力制御装置を制御することを特徴と
    する請求項1記載のシートベルトシステム。
  3. 【請求項3】 前記ベルト装着者は車両の運転者であ
    り、前記ベルト装着者の状態は車両運転動作で表される
    ことを特徴とする請求項1または2記載のシートベルト
    システム。
  4. 【請求項4】 前記車両運転動作はアクセルペダル解放
    速度、ブレーキペダル踏込速度、ブレーキペダル踏力お
    よびステアリング操作角の少なくとも1つの量で表さ
    れ、前記CPUは、前記車両運転動作を表す量が大きい
    ほど前記ベルト張力が大きくなるように前記ベルト張力
    制御装置を制御することを特徴とする請求項3記載のシ
    ートベルトシステム。
  5. 【請求項5】 シートベルトのベルト張力を制御するベ
    ルト張力制御装置を少なくとも備えているとともに、ベ
    ルト張力制御にベルト張力が異なる所定数のモードが設
    定されているシートベルトシステムにおいて、 ベルト装着者によって操作されて前記モードの1つが選
    択されたときそのモードのモード疑似信号を出力するデ
    モンストレーション手段と、このベルト張力制御装置か
    ら出力されたモード疑似信号に基づいて、ベルト張力が
    このモード疑似信号のモードに対応するベルト張力に設
    定されるように前記ベルト張力制御装置を作動制御する
    中央処理装置(CPU)とを備えていることを特徴とす
    るシートベルトシステム。
  6. 【請求項6】 前記ベルト張力制御に設定されているモ
    ードは、ベルト装着時にベルト装着者がベルト張力によ
    り圧迫感を受けない状態に設定されるコンフォートモー
    ドと、接近する障害物があるがこの障害物との回避が可
    能であると判断されたときに設定される警告モードと、
    接近する障害物があってしかもこの障害物との回避が不
    可能であると判断されたときに設定されるプリリワイン
    ドモードが少なくとも設定されており、前記CPUは設
    定されたモードに対応したベルト張力となるように前記
    ベルト張力制御装置を作動制御することを特徴とする請
    求項5記載のシートベルトシステム。
  7. 【請求項7】 シートベルトのベルト張力を制御するベ
    ルト張力制御装置を少なくとも備えているシートベルト
    システムにおいて、 種々の情報を異なるベルト張力で通知する通知信号を出
    力するベルト張力による乗員への通知手段と、この通知
    手段からの前記通知信号に基づいて、前記ベルト張力制
    御装置を作動制御する中央処理装置(CPU)とを備え
    ていることを特徴とするシートベルトシステム。
  8. 【請求項8】 前記種々の情報は、車両のコーナー走行
    情報、路面凹凸情報、雨滴情報、エンジン回転数情報、
    車両速度情報、ヘッドライト点灯情報、急加速情報、各
    種インジケータ点灯情報、アンチロック制御システム作
    動情報、トラクションコントロールシステム作動情報、
    ナビゲーションシステムによる目的地到着情報、サスペ
    ンションコントロールシステムにおけるスポーティモー
    ド設定情報、およびミッションコントロールシステムに
    おけるドライビングレンジのスポーティモード設定情
    報、の少なくとも1つであり、 前記CPUは、車両のコーナー走行情報に基づいて車両
    がコーナーを走行していると判断した時、路面凹凸情報
    に基づいて車両が凹凸路面を走行していると判断した
    時、雨滴情報に基づいて車両が雨天走行していると判断
    した時、エンジン回転数情報に基づいて、エンジンが基
    準エンジン回転数より高い高速回転をしていると判断し
    た時、車両速度情報に基づいて、車両が基準車両速度よ
    り高い高速走行をしていると判断した時、ヘッドライト
    点灯情報に基づいてヘッドライトが点灯していると判断
    した時、急加速情報に基づいて車両が急加速したと判断
    した時、各種インジケータ点灯情報に基づいて各種イン
    ジケータの少なくとも1つが点灯したと判断した時、ア
    ンチロック制御システム作動情報に基づいてアンチロッ
    ク制御が行われていると判断した時、トラクションコン
    トロールシステム作動情報に基づいてトラクションコン
    トロールが行われていると判断した時、ナビゲーション
    システムによる目的地到着情報に基づいて車両が目的地
    に到着したと判断した時、サスペンションコントロール
    システムにおけるスポーティモード設定情報に基づいて
    サスペンションがスポーティモードに設定されたと判断
    した時、ミッションコントロールシステムにおけるドラ
    イビングレンジのスポーティモード設定情報に基づいて
    ミッションがドライビングレンジのスポーティモードに
    設定されたと判断した時は、それぞれ前記ベルト張力が
    大きくなるように前記ベルト張力制御装置を制御するこ
    とを特徴とすることを特徴とする請求項7記載のシート
    ベルトシステム。
  9. 【請求項9】 シートベルトのベルト張力を制御するベ
    ルト張力制御装置を少なくとも備えているとともに、ベ
    ルト張力制御にベルト張力が異なる所定数のモードが設
    定されているシートベルトシステムにおいて、 前記ベルト張力制御の各モードの条件を設定する設定信
    号を出力する制御条件設定手段と、この制御条件設定手
    段からの前記設定信号に基づいて、前記モードの条件を
    設定する中央処理装置(CPU)とを備えていることを
    特徴とするシートベルトシステム。
  10. 【請求項10】 前記モードの条件設定は、前記ベルト
    張力制御のモードにおける各値の設定、前記ベルト張力
    制御のモードの成立条件の設定、および前記ベルト張力
    制御のモードにおいて発生されるモード音の設定の少な
    くとも1つであることを特徴とする請求項9記載のシー
    トベルトシステム。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項5、請求項7、およ
    び請求項9のシートベルトシステムの少なくとも2つ以
    上が組み合わされていることを特徴とするシートベルト
    システム。
  12. 【請求項12】 車両の周囲の障害物を検出し前記CP
    Uに出力する衝突予知検出手段および車体のロールオー
    バを検出し前記CPUに出力するロールオーバ検出手段
    の少なくとも1つを備え、前記CPUは出力信号に基づ
    いて前記ベルト張力制御装置を制御することを特徴とす
    る請求項1ないし11のいずれか1記載のシートベルト
    システム。
JP36975898A 1998-12-25 1998-12-25 シートベルトシステム Expired - Fee Related JP3865182B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36975898A JP3865182B2 (ja) 1998-12-25 1998-12-25 シートベルトシステム
US09/461,048 US6374168B1 (en) 1998-12-25 1999-12-15 Seat belt system
GB9930099A GB2345032B (en) 1998-12-25 1999-12-20 A seat belt system
DE19962800A DE19962800B4 (de) 1998-12-25 1999-12-23 Sitzgurtsystem
DE29922608U DE29922608U1 (de) 1998-12-25 1999-12-23 Sitzgurtsystem

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36975898A JP3865182B2 (ja) 1998-12-25 1998-12-25 シートベルトシステム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006238991A Division JP4247918B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 ベルト張力のデモンストレーション装置およびこれを備えたシートベルトシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000190815A true JP2000190815A (ja) 2000-07-11
JP3865182B2 JP3865182B2 (ja) 2007-01-10

Family

ID=18495255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36975898A Expired - Fee Related JP3865182B2 (ja) 1998-12-25 1998-12-25 シートベルトシステム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6374168B1 (ja)
JP (1) JP3865182B2 (ja)
DE (2) DE19962800B4 (ja)
GB (1) GB2345032B (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120694A (ja) * 2000-08-10 2002-04-23 Takata Corp シートベルトリトラクタ
WO2006118061A1 (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha ロールオーバ判定装置
US7299118B2 (en) 2002-10-24 2007-11-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle occupant protection apparatus
JP2007535439A (ja) * 2004-04-30 2007-12-06 ダイムラークライスラー・アクチェンゲゼルシャフト 自動車の安全に関する構成部品の制御方法、及び予防的に作動する安全システムを備えた自動車
JP2008514474A (ja) * 2004-09-24 2008-05-08 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 予防的に作動する保護システムを備えた自動車
JP2008519721A (ja) * 2004-11-10 2008-06-12 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 自動車内の予防的に作動する保護システムのための方法
EP1939046A1 (en) 2003-10-29 2008-07-02 Nissan Motor Co., Ltd. Passenger protection device
JP2009126209A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Denso Corp 運転姿勢矯正装置
JP2018138411A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 株式会社東海理化電機製作所 シートベルト装置
JP2020147257A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 株式会社Subaru 乗員保護機能を有する車両

Families Citing this family (83)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4467688B2 (ja) * 1999-01-19 2010-05-26 タカタ株式会社 シートベルト巻取装置
DE19957802A1 (de) * 1999-12-01 2001-06-07 Trw Repa Gmbh Gurtaufrollersystem
DE10005010C2 (de) * 2000-02-04 2002-11-21 Daimler Chrysler Ag Verfahren und Sicherheits-Rückhalteeinrichtung zum Zurückhalten eines Insassen auf einem Fahrzeugsitz
US6726249B2 (en) * 2000-05-26 2004-04-27 Takata Corporation Motorized seat belt retractor
US6906621B2 (en) * 2001-02-06 2005-06-14 Mazda Motor Corporation Occupant protection system for vehicle
DE10121386C1 (de) * 2001-05-02 2002-08-29 Daimler Chrysler Ag Verfahren zum Ansteuern eines reversiblen Insassenschutzmittels in einem Kraftfahrzeug
JP3601511B2 (ja) * 2001-12-18 2004-12-15 トヨタ自動車株式会社 シートベルト装置
DE10202047A1 (de) * 2002-01-18 2003-07-24 Siemens Ag Sicherheitsgurt
JP2005526657A (ja) * 2002-03-22 2005-09-08 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両における拘束手段を制御する方法および装置
JP3912260B2 (ja) * 2002-10-31 2007-05-09 日産自動車株式会社 車両用シートベルト装置
JP3966161B2 (ja) * 2002-10-31 2007-08-29 日産自動車株式会社 車両用シートベルト装置
JP3926748B2 (ja) * 2003-01-24 2007-06-06 本田技研工業株式会社 シートベルト装置
DE10312104A1 (de) * 2003-03-19 2004-09-30 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zur Ansteuerung von Rückhaltemitteln
US7233235B2 (en) * 2004-01-07 2007-06-19 Robert Bosch Gmbh Apparatus and method for using vehicle status information in safety restraint systems
US7185546B2 (en) * 2004-06-14 2007-03-06 Ascenx Systems and methods for measuring belt tension
JP4458526B2 (ja) * 2004-07-21 2010-04-28 タカタ株式会社 シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置
DE102004037704B4 (de) * 2004-08-04 2014-07-10 Daimler Ag Kraftfahrzeug mit einem präventiv wirkenden Schutzsystem
GB2424982A (en) * 2005-04-07 2006-10-11 Autoliv Dev Seatbelt pretensioner dependent on steering rate
DE102005019705A1 (de) * 2005-04-28 2006-11-02 Bayerische Motoren Werke Ag Fahrerassistenzsystem zur Ausgabe zumindest einer Information
US7263750B2 (en) 2005-06-09 2007-09-04 Amsafe, Inc. Buckle assembly having single release for multiple belt connectors
DE102005048991A1 (de) * 2005-10-11 2007-04-12 Daimlerchrysler Ag Sicherheitssystem für ein Fahrzeug
JP2007176424A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Takata Corp シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、シートベルト装置付車両
JP2007176423A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Takata Corp シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、シートベルト装置付車両
JP2007276540A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Honda Motor Co Ltd 車両の乗員拘束装置
GB2442502A (en) * 2006-10-05 2008-04-09 Autoliv Dev Progressive application of vehicle passenger reversible restraints in response to condition of road ahead
DE102006051786B3 (de) * 2006-11-03 2008-04-24 Daimler Ag Verfahren zur Ansteuerung eines reversiblen Gurtstraffers eines Sicherheitsgurtes in einem Kraftfahrzeug
US20090069983A1 (en) * 2007-09-10 2009-03-12 Todd Humbert Occupant restraint systems for use in military land vehicles and other vehicles
DE102007050260A1 (de) 2007-10-20 2009-04-23 Daimler Ag Aktivierung von Insassenschutzsystemen eines Fahrzeugs
US8303043B2 (en) 2008-09-29 2012-11-06 Amsafe, Inc. (Phoenix Group) Tensioning apparatuses for occupant restraint systems and associated systems and methods
US8469401B2 (en) 2009-02-23 2013-06-25 Amsafe, Inc. Seat harness pretensioner
DE102009049195A1 (de) * 2009-10-13 2011-04-21 Daimler Ag Verfahren für eine fahrdynamische Adaption einer Insassenfixierung
US8393645B2 (en) 2009-11-02 2013-03-12 Amsafe Commercial Products, Inc. Devices for adjusting tension in seat belts and other restraint system webs, and associated methods
US8683666B2 (en) 2009-11-04 2014-04-01 Amsafe Commercial Products, Inc. Restraint system buckle components having tactile surfaces, and associated methods of use and manufacture
JP2011152896A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Bosch Corp 緊急制動装置
US8627554B1 (en) 2010-05-03 2014-01-14 Amsafe, Inc. (Phoenix Group) Buckle assemblies with swivel and dual release features and associated methods of use and manufacture
US8777323B2 (en) 2010-07-20 2014-07-15 Amsafe, Inc. Restraint harnesses and associated methods of use and manufacture
USD661619S1 (en) 2010-09-15 2012-06-12 Amsafe Commercial Products, Inc. Buckle assembly
DE102010053962B4 (de) * 2010-12-09 2020-03-05 Daimler Ag Verfahren und eine Vorrichtung zur Ansteuerung mindestens eines Insassenschutzmittels eines Fahrzeuges
US20130009391A1 (en) * 2011-04-07 2013-01-10 Amsafe Commercial Products, Inc. Personal restraint systems for use in recreational utility vehicles and other vehicles
US9022483B2 (en) 2012-06-07 2015-05-05 Shield Restraint Systems, Inc. Seatbelt buckle tongue assembly
US10173677B2 (en) * 2012-08-16 2019-01-08 Jaguar Land Rover Limited System and method for controlling vehicle speed to enhance occupant comfort
EP2958453A4 (en) 2013-02-19 2016-07-27 Amsafe Inc BUCKET ASSEMBLIES WITH LIFTING CLOSURES AND ASSOCIATED METHODS AND SYSTEMS
US9277788B2 (en) 2013-02-19 2016-03-08 Amsafe, Inc. Dual release buckle assemblies and associated systems and methods
US9775410B2 (en) 2014-12-16 2017-10-03 Shield Restraint Systems, Inc. Web adjusters for use with restraint systems and associated methods of use and manufacture
US9781977B2 (en) 2015-08-11 2017-10-10 Shield Restraint Systems, Inc. Interlocking web connectors for occupant restraint systems and associated methods of use and manufacture
US10496766B2 (en) 2015-11-05 2019-12-03 Zoox, Inc. Simulation system and methods for autonomous vehicles
US9612123B1 (en) 2015-11-04 2017-04-04 Zoox, Inc. Adaptive mapping to navigate autonomous vehicles responsive to physical environment changes
US9606539B1 (en) 2015-11-04 2017-03-28 Zoox, Inc. Autonomous vehicle fleet service and system
US9910441B2 (en) 2015-11-04 2018-03-06 Zoox, Inc. Adaptive autonomous vehicle planner logic
US10745003B2 (en) 2015-11-04 2020-08-18 Zoox, Inc. Resilient safety system for a robotic vehicle
US9734455B2 (en) 2015-11-04 2017-08-15 Zoox, Inc. Automated extraction of semantic information to enhance incremental mapping modifications for robotic vehicles
US11283877B2 (en) 2015-11-04 2022-03-22 Zoox, Inc. Software application and logic to modify configuration of an autonomous vehicle
US10000124B2 (en) 2015-11-04 2018-06-19 Zoox, Inc. Independent steering, power, torque control and transfer in vehicles
US9507346B1 (en) 2015-11-04 2016-11-29 Zoox, Inc. Teleoperation system and method for trajectory modification of autonomous vehicles
US9632502B1 (en) 2015-11-04 2017-04-25 Zoox, Inc. Machine-learning systems and techniques to optimize teleoperation and/or planner decisions
WO2017079341A2 (en) 2015-11-04 2017-05-11 Zoox, Inc. Automated extraction of semantic information to enhance incremental mapping modifications for robotic vehicles
US10401852B2 (en) 2015-11-04 2019-09-03 Zoox, Inc. Teleoperation system and method for trajectory modification of autonomous vehicles
US9958864B2 (en) 2015-11-04 2018-05-01 Zoox, Inc. Coordination of dispatching and maintaining fleet of autonomous vehicles
US9701239B2 (en) 2015-11-04 2017-07-11 Zoox, Inc. System of configuring active lighting to indicate directionality of an autonomous vehicle
US9916703B2 (en) 2015-11-04 2018-03-13 Zoox, Inc. Calibration for autonomous vehicle operation
US9754490B2 (en) 2015-11-04 2017-09-05 Zoox, Inc. Software application to request and control an autonomous vehicle service
US9802661B1 (en) 2015-11-04 2017-10-31 Zoox, Inc. Quadrant configuration of robotic vehicles
US9878664B2 (en) 2015-11-04 2018-01-30 Zoox, Inc. Method for robotic vehicle communication with an external environment via acoustic beam forming
US9804599B2 (en) 2015-11-04 2017-10-31 Zoox, Inc. Active lighting control for communicating a state of an autonomous vehicle to entities in a surrounding environment
US10248119B2 (en) 2015-11-04 2019-04-02 Zoox, Inc. Interactive autonomous vehicle command controller
US10334050B2 (en) 2015-11-04 2019-06-25 Zoox, Inc. Software application and logic to modify configuration of an autonomous vehicle
US9720415B2 (en) 2015-11-04 2017-08-01 Zoox, Inc. Sensor-based object-detection optimization for autonomous vehicles
US10604259B2 (en) 2016-01-20 2020-03-31 Amsafe, Inc. Occupant restraint systems having extending restraints, and associated systems and methods
US9814282B2 (en) 2016-02-02 2017-11-14 Shield Restraint Systems, Inc. Harsh environment buckle assemblies and associated systems and methods
DE102016215059A1 (de) 2016-08-12 2018-02-15 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Fahrerlebnis-Einstellsystem sowie Verfahren zum Betreiben eines Fahrerlebnis-Einstellsystems sowie Fahrdynamikeinstellsystem
US10357083B2 (en) 2016-09-16 2019-07-23 Shield Restraint Systems, Inc. Buckle assemblies and associated systems and methods for use with child seats and other restraint systems
DE112018000714T5 (de) 2017-02-07 2019-11-14 Shield Restraint Systems, Inc. Gewebebandjustiereinrichtung
US10338594B2 (en) * 2017-03-13 2019-07-02 Nio Usa, Inc. Navigation of autonomous vehicles to enhance safety under one or more fault conditions
US10423162B2 (en) 2017-05-08 2019-09-24 Nio Usa, Inc. Autonomous vehicle logic to identify permissioned parking relative to multiple classes of restricted parking
US10369974B2 (en) 2017-07-14 2019-08-06 Nio Usa, Inc. Control and coordination of driverless fuel replenishment for autonomous vehicles
US10710633B2 (en) 2017-07-14 2020-07-14 Nio Usa, Inc. Control of complex parking maneuvers and autonomous fuel replenishment of driverless vehicles
US11022971B2 (en) 2018-01-16 2021-06-01 Nio Usa, Inc. Event data recordation to identify and resolve anomalies associated with control of driverless vehicles
DE102018207977B4 (de) * 2018-05-22 2023-11-02 Zf Friedrichshafen Ag Innenüberwachung für Sicherheitsgurteinstellung
US11124152B2 (en) 2018-11-20 2021-09-21 Shield Restraint Systems, Inc. Buckle assemblies for use with child seats and other personal restraint systems
KR102621247B1 (ko) * 2018-12-07 2024-01-08 현대자동차주식회사 차량, 차량 제어 방법 및 안전 벨트 장치
DE102019214892A1 (de) * 2019-09-27 2021-04-01 Joyson Safety Systems Germany Gmbh Gurtaufroller
CN112660064B (zh) * 2020-12-30 2022-12-02 大众问问(北京)信息科技有限公司 车辆中的安全带控制方法、装置、计算机设备和存储介质
DE102021002923B3 (de) 2021-06-03 2022-12-15 Volker Mittelstaedt Verfahren zum Betrieb einer Sicherheitsgurtvorrichtung mit reversiblem Gurtstraffer

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6116639A (en) * 1994-05-09 2000-09-12 Automotive Technologies International, Inc. Vehicle interior identification and monitoring system
JPS6015240A (ja) 1983-07-04 1985-01-25 Nippon Soken Inc シートベルト装置
JPH06150199A (ja) * 1992-11-13 1994-05-31 Mitsubishi Electric Corp 車両予防安全装置
US5610817A (en) * 1993-02-08 1997-03-11 Breed Automotive Technology, Inc. Passenger restraint system with an electronic crash sensor
JP2946995B2 (ja) 1993-03-31 1999-09-13 日産自動車株式会社 乗物用シートベルト装置
US5558370A (en) 1995-03-30 1996-09-24 Automotive Systems Laboratory, Inc. Electronic seat belt tensioning system
US5605202A (en) 1995-06-07 1997-02-25 Itt Automotive, Inc. Apparatus and method for enhancing performance of an occupant restraint system in a vehicle
JP4142750B2 (ja) 1995-09-08 2008-09-03 タカタ株式会社 車両の乗員拘束保護システム
US5765774A (en) 1996-04-05 1998-06-16 Takata Corporation Seat belt retractor employing ultrasonic motor
FR2765358B1 (fr) 1997-06-30 2000-01-14 Peugeot Systeme de controle du fonctionnement d'organes de securite embarques a bord d'un vehicule automobile
GB2335890B (en) 1997-12-16 2002-05-29 Nsk Ltd Automotive passenger restraint and protection apparatus and seatbelt protraction and retraction amount detecting device
FR2773528B1 (fr) * 1998-01-13 2000-03-31 Peugeot Systeme de controle du fonctionnement d'organes de securite implantes a bord d'un vehicule automobile et associes a des elements de siege de ce vehicule
DE19811865A1 (de) * 1998-03-18 1999-09-23 Siemens Ag Verfahren zum Steuern des Betriebs von Kraftfahrzeug-Insassenschutzeinrichtungen

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120694A (ja) * 2000-08-10 2002-04-23 Takata Corp シートベルトリトラクタ
US7299118B2 (en) 2002-10-24 2007-11-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle occupant protection apparatus
EP1939046A1 (en) 2003-10-29 2008-07-02 Nissan Motor Co., Ltd. Passenger protection device
US7720585B2 (en) 2003-10-29 2010-05-18 Nisson Motor Co., Ltd. Variable passenger restraint controlled system
JP2007535439A (ja) * 2004-04-30 2007-12-06 ダイムラークライスラー・アクチェンゲゼルシャフト 自動車の安全に関する構成部品の制御方法、及び予防的に作動する安全システムを備えた自動車
JP4838793B2 (ja) * 2004-04-30 2011-12-14 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 自動車の安全に関する構成部品の制御方法、及び自動車
JP2008514474A (ja) * 2004-09-24 2008-05-08 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 予防的に作動する保護システムを備えた自動車
JP4874979B2 (ja) * 2004-09-24 2012-02-15 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 予防的に作動する保護システムを備えた自動車
JP2008519721A (ja) * 2004-11-10 2008-06-12 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 自動車内の予防的に作動する保護システムのための方法
WO2006118061A1 (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha ロールオーバ判定装置
JP2009126209A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Denso Corp 運転姿勢矯正装置
JP2018138411A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 株式会社東海理化電機製作所 シートベルト装置
JP2020147257A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 株式会社Subaru 乗員保護機能を有する車両
JP7245683B2 (ja) 2019-03-15 2023-03-24 株式会社Subaru 乗員保護機能を有する車両

Also Published As

Publication number Publication date
DE19962800B4 (de) 2012-07-26
GB2345032A (en) 2000-06-28
JP3865182B2 (ja) 2007-01-10
DE29922608U1 (de) 2000-03-30
US6374168B1 (en) 2002-04-16
DE19962800A1 (de) 2000-06-29
GB2345032B (en) 2002-09-11
GB9930099D0 (en) 2000-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3865182B2 (ja) シートベルトシステム
JP6482096B2 (ja) 運転者の挙動に応答するシステムおよび方法
US6394495B1 (en) Seat belt tightener
JP2722746B2 (ja) 自動ブレーキ装置
US7069134B2 (en) Vehicle control system and method of operating the same
US7696863B2 (en) Method and device for warning the driver of a motor vehicle
US20060162985A1 (en) System for crash prediction and avoidance
US20040080204A1 (en) Vehicle occupant protection apparatus
JP4247918B2 (ja) ベルト張力のデモンストレーション装置およびこれを備えたシートベルトシステム
JP2005262927A (ja) シートベルト装置
JP4006038B2 (ja) 自動車のブレーキ制御システムの作動状態の視覚表示装置
JP3687156B2 (ja) 自動車用追突警報装置
JPH0569785A (ja) 車両用警報装置
JP2002168620A (ja) 車両のロール角度検出装置及び車両のロールオーバ防止装置
JP3992936B2 (ja) 車両のロールオーバ防止装置
US20040263326A1 (en) Brake early warning system and method of use
JP3970533B2 (ja) 車両のロールオーバ防止装置
JP3925642B2 (ja) 運転支援装置
JP3736003B2 (ja) 車両用警報装置
WO2003062013A1 (en) Brake early warning system and method of use
JP2543468Y2 (ja) 自動車のエアバッグ装置
WO2024218847A1 (ja) 情報提示装置
JP2005170134A (ja) 車両の停車支援装置
EP3446918B1 (en) Method and system for activating a child mode in an automobile
KR0145812B1 (ko) 자동차의 충돌방지장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060208

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060526

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060526

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060904

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316354

SZ02 Written request for trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316Z02

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316354

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316354

SZ02 Written request for trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316Z02

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees