JP2000188649A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2000188649A
JP2000188649A JP10365202A JP36520298A JP2000188649A JP 2000188649 A JP2000188649 A JP 2000188649A JP 10365202 A JP10365202 A JP 10365202A JP 36520298 A JP36520298 A JP 36520298A JP 2000188649 A JP2000188649 A JP 2000188649A
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Yuichi Naoi
裕一 直井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数回線収容可能な低消費電力ファクシミリ
装置において、消費電力をさらに低下させる。 【解決手段】 第1の回線制御とファクシミリ装置全体
の制御を行い、低消費電力モードを有する第1の制御部
と、第2の回線制御と通信データを第1の制御部に転送
する機能を有し、低消費電力モードを有する第2の制御
部とを有する。第1の回線のみの着信、送信およびコピ
ー動作の場合は、第1の制御部を低消費電力モードから
立ち上げて受信動作を行う。また、第2の回線のみの着
信の場合には、第2の制御部のみを低消費電力モードか
ら立ち上げて受信動作を行うとともに、受信中あるいは
受信終了後に第1の制御部を低消費電力モードから立ち
上げて、第2の制御部からの受信データを第1の制御部
に転送し、画像のプリントアウトを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の回線を収容
可能なマルチポートファクシミリ装置に関し、特に一定
の動作状態の場合(送受信、オペレーション等)以外の
状態において、消費電力を極力低減させる機能を有する
ファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の回線を収容可能なファクシ
ミリ装置が各種開発されてきている。これは、ファクシ
ミリ装置において、従来の1回線が使用されている場合
に、他の回線でファクシミリ送受信をすることができ、
通信ボリュームの大きいオフィスなどの環境では非常に
有用なものである。
【0003】また、近年、ファクシミリ装置において、
低消費電力化が要望され、海外では消費電力の規格を制
定し、管理する動きも出てきている。
【0004】これに対し、常時システムが動作状態にあ
るファクシミリ装置では消費電力が大きいことに鑑み、
送受信時とオペレーション時以外の時間は、システムを
休止させるようにして低消費電力化を図ったファクシミ
リ装置が提案されている。
【0005】以下に、1回線収容可能な低消費電力ファ
クシミリ装置の従来例について説明する。
【0006】まず、このような機能を有するファクシミ
リ装置は、オペレータがオペレーションをする場合と、
ファクシミリ受信時に、メイン電源に起動信号を与え、
電力を供給するしくみとなっている。
【0007】図4は、このような従来のファクシミリ装
置の構成例を示すブロック図である。
【0008】本図において、ファクシミリ制御部(ファ
クシミリシステム)100は、本ファクシミリ装置全体
の制御を司るものであり、回線制御部200は、電話回
線の接続制御を行うものである。また、オペレーション
パネル(オペパネ)部300は、オペレータが各種のキ
ー操作を行うためのものであり、画像読取り部500
は、原稿を読み取るためのイメージセンサや原稿搬送機
構を含むものである。主電源400は、このファクシミ
リ装置の各部に電力を供給するものである。
【0009】このファクシミリ装置は、通常、画像デー
タの送信時には、原稿をイメージセンサで読み取り、読
み取った画像をファクシミリ制御部100で圧縮し、回
線制御部200を介して相手局に伝送する。ここで、伝
送する相手局は、オペパネ部300から入力する。
【0010】また、画像データの受信時には、回線から
の呼出信号(CI信号)を検出し、回線制御部200は
回線を相手機に接続させ、相手機からの画像データを取
り込む。また、取り込んだ画像データは伸長し、プリン
ト部900により用紙にプリントアウトを行う。
【0011】システム全体を動作状態にするか休止状態
にするかの制御は、ファクシミリ制御部100によって
行われる。そして、ファクシミリ制御部100の一部で
ある低消費電力制御部600は、システムが休止状態の
場合においても動作可能となっている。
【0012】この低消費電力制御部600は、それぞれ
回線制御部200からハンドセットのオフフックとCI
検出の要因が、画像読取り部500から原稿センサ出力
が、オペパネ部300からキー入力信号が主電源起動要
因として入力されている。
【0013】それぞれの入力要因の検出回路は、システ
ムが休止状態になっている場合においても動作可能とな
っている。
【0014】ファクシミリ装置は、送受信時とオペレー
ション時以外はスタンバイ状態として低消費電力状態と
なり、低消費電力制御部600は、以上の要因を監視
し、各要因が生じた時点でシステムを起動する。
【0015】ファクシミリ制御部100は、通常動作可
能な状態の場合、以上の要因を監視し、各要因がある一
定時間生じない場合に、システムを自ら休止させ、低消
費電力モード制御部600に制御を移管し、システムを
休止させる。
【0016】次に、複数回線収容可能なファクシミリ装
置の従来例について説明する。
【0017】図5は、従来の複数回線収容可能なファク
シミリ装置の構成例を示すブロック図である。図示のよ
うに、このファクシミリ装置では、ファクシミリ制御部
100の一部機能を含む第2のファクシミリ制御部70
0と、第2の回線を接続する第2の回線制御部800と
を新たに設け、複数回線の制御を可能とするものであ
る。
【0018】この第2のファクシミリ制御部700、お
よび回線制御部800は、第2の回線のみを制御し、第
2の回線への送信データは、第1のファクシミリ制御部
100により符号化された状態で第2のファクシミリ制
御部700に転送され、第2のファクシミリ制御部70
0のモデムによって信号化され第2の回線制御部800
を介して回線に出力される。
【0019】逆に受信データは、第2の回線制御部80
0より第2のファクシミリ制御部700のモデムに入力
され、受信データとして符号化された状態で第1のファ
クシミリ制御部100に転送され、第1のファクシミリ
制御部100によりデコードされ、プリント部900に
より印字出力される。
【0020】また第2の回線制御部800からのCI検
出の要因は、主電源起動要因として第1のファクシミリ
制御部100の低消費電力制御部600に入力されてい
る。この入力要因の検出回路は、システムが休止状態に
なっている場合においても通電され、動作可能となって
いる。
【0021】ファクシミリ装置は、送受信時とオペレー
ション時以外はスタンバイ状態として低消費電力状態と
なり、低消費電力制御部600は以上の要因を監視し、
各要因が生じた時点でシステムを起動する。
【0022】第1のファクシミリ制御部100は、通常
動作可能な状態の場合、以上の要因を監視し、各要因が
ある一定時間生じない場合に、システムを自ら休止さ
せ、低消費電力制御部600に制御を移管し、システム
を休止させる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
ファクシミリ装置では、スタンバイ状態での消費電力を
低減できる。
【0024】しかし、仮に第2の回線のみで受信する場
合、ファクシミリシステムの起動は第1のファクシミリ
制御部100が行うため、第2の回線のみで通信してい
るのかどうかがわからず、第1のファクシミリ制御部1
00側の不要な部分まで動作状態としてしまい、無駄に
電力を消費するという問題がある。
【0025】逆に、第1の回線のみで受信する場合、電
源の起動は第1のファクシミリ制御部100が行い、第
1の回線のみで通信しているのかどうかがわからず、第
2のファクシミリ制御部700側の不要な部分まで動作
状態としてしまい、無駄に電力を消費するという問題が
ある。
【0026】そこで本発明は、複数回線収容可能な低消
費電力ファクシミリ装置において、各回線に対応する制
御部毎に適正な低消費電力化を行い、消費電力をさらに
低下させることが可能なファクシミリ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数回線収納
可能であるとともに、非動作時に消費電力を低減する機
能を有するファクシミリ装置において、第1の公衆回線
を接続可能な第1の回線制御部と、第2の公衆回線を接
続可能な第2の回線制御部と、第1の回線制御部の制御
を行い、低消費電力時には、低消費電力モードから立ち
上げるための起動要因を監視する手段を除く機能を停止
させる手段を有し、ファクシミリの通常動作時には、読
み取り、プリント、画像蓄積、通信の各制御を行う第1
のファクシミリ制御部と、第2の回線制御部の制御を行
い、低消費電力時には、低消費電力モードから立ち上げ
るための起動要因を監視する手段を除く機能を停止さ
せ、ファクシミリの通常動作時には、通信動作を行い、
その通信データを第1のファクシミリ制御部に転送する
手段を有する第2のファクシミリ制御部とを有し、第1
の回線のみの着信、送信およびコピー動作の場合には、
第1のファクシミリ制御部および第1の回線制御部を低
消費電力モードから立ち上げて受信動作を行い、第2の
回線のみの着信の場合には、第2のファクシミリ制御部
および第2の回線制御部のみを低消費電力モードから立
ち上げて受信動作を行うとともに、受信中あるいは受信
終了後に第1のファクシミリ制御部および第1の回線制
御部を低消費電力モードから立ち上げて、第2のファク
シミリ制御部からの受信データを第1のファクシミリ制
御部に転送し、画像のプリントアウトを行うことを特徴
とする。
【0028】
【発明の実施の形態および実施例】(第1実施例)図1
は、本発明の第1実施例によるファクシミリ装置の構成
を示すブロック図である。
【0029】この実施例では、ファクシミリ装置全体の
制御を行う第1のファクシミリ制御部1と、第1の回線
との接続制御を行う第1の回線制御部2と、各種キー操
作を行うためのオペレーションパネル(オペパネ)部3
と、原稿の読み取りを行うためのイメージセンサを含む
画像読取り部4と、受信した画像をプリントするプリン
ト部6と、システム全体に電源を供給する主電源5とを
有する。
【0030】また、本実施例のファクシミリ装置は、2
回線を収容したファクシミリ装置であるので、第1の回
線制御部2と同様の機能を有し、第2の回線を接続する
第2の回線制御部7と、それを制御する第2のファクシ
ミリ制御部8とを有する。
【0031】第1のファクシミリ制御部1と第2のファ
クシミリ制御部8は、特定のインターフェースで接続さ
れ、データのやり取りが可能となっている。
【0032】そして、本実施例における第1のファクシ
ミリ制御部1と第2のファクシミリ制御部8には、それ
ぞれにクロック制御部を設け、各ファクシミリ制御部
1、8自身に供給するクロック出力を制御可能となって
おり、このクロックを制御することにより、スリープモ
ード(低消費電力状態)へ移行する動作を行うものであ
る。
【0033】また、第1の回線制御部2は、公衆回線接
続用の端子と、これと並列に外付け電話機が接続できる
端子を有するとともに、公衆回線からのCI信号(呼出
信号)および外付け電話機のオフフック検出回路を有す
る。オフフック検出回路からは、その検出結果が出力さ
れており、回線上の呼出信号を検出する、あるいは付属
のハンドセットをオフフックすることによりアクティブ
となる。
【0034】一方、第2の回線制御部7は、上記第1の
回線制御部2に示したものと同様の機能を有するが、こ
の第2の回線制御部7においては、電話機の接続端子を
有していない。
【0035】オペレーションパネル部3からはキー入力
の要因が出力されており、オペレーションパネル部3上
のあるキーを押すことによりアクティブとなる。
【0036】原稿読取り部4からは原稿センサの要因が
出力されており、原稿読取り部4に原稿がセットされた
場合にアクティブとなる。
【0037】第2の回線制御部7からは呼出信号の検出
要因が、第2のファクシミリ制御部8に入力されるとと
もに、第2のファクシミリ制御部8より第1のファクシ
ミリ制御部2の起動要因が第1のファクシミリ制御部1
に入力されている。
【0038】また、第1のファクシミリ制御部1より第
2のファクシミリ制御部2の起動要因が第2のファクシ
ミリ制御部2に入力される。
【0039】第1の回線制御部2からの呼び出し信号の
検出要因、電話機オフフック要因、キー入力、原稿セン
サ、第2のファクシミリ制御部からの起動要因の各要因
は、OR(論理和)処理され、起動要因として第1のフ
ァクシミリ制御部1に入力される。
【0040】図2は、本実施例における第1のファクシ
ミリ制御部1と第2のファクシミリ制御部8との間の通
信シーケンスを示す説明図である。
【0041】まず、第1の回線を使用したファクシミリ
送信の場合、スキャナから読み込まれた画像は二値化さ
れ、第1のファクシミリ制御部1によりMHあるいはM
R、MMR符号等に変換される。
【0042】変換されたデータは第1のファクシミリ制
御部1中の第1のモデムによりアナログ信号に変換され
送信相手先に接続された第1の回線制御部2から公衆回
線に出力される。
【0043】次に、第1の回線を使用したファクシミリ
受信の場合、相手からの着信信号(CI信号)を第1の
回線制御部2のCI検出回路が検出し、相手と回線を接
続する。
【0044】第1のファクシミリ制御部1中の第1のモ
デムは、相手先からのアナログ信号をデータに変換し、
このデータは符号化されているため第1のファクシミリ
制御部により復号化され、画像データとなりプリンタ部
6から画像として出力される。
【0045】以上の第1の回線を用いた動作において、
第2のファクシミリ制御部2側は、例えば図2(1)に
示すようにスタンバイ(低消費電力状態)のままであ
る。
【0046】これに対し、第2の回線を使用したファク
シミリ送信の場合、スキャナ4から読み込まれた画像
は、二値化され第1のファクシミリ制御部1でMHある
いはMR、MMR符号等に変換される。符号データは、
第2のファクシミリ制御部8に転送され、第2のファク
シミリ制御部8にある第2のモデムによりアナログ信号
に変換され、送信相手先に接続された第2の回線制御部
7より公衆回線に出力される。
【0047】次に、第2の回線を使用したファクシミリ
受信の場合、図2(2)に示すように、相手からの着信
信号(CI信号)を第2の回線制御部7のCI検出回路
が検出し、相手と回線を接続する。
【0048】そして、第2のファクシミリ制御部8内の
第2のモデムは、相手先からのアナログ信号をデータに
変換し、このデータは第2のファクシミリ制御部8によ
り、第1のファクシミリ制御部1に転送される。このデ
ータは符号化されているため第1のファクシミリ制御部
1により復号化され、画像データとなりプリンタ部6か
ら画像として出力される。
【0049】また、本実施例のファクシミリ装置が低消
費電力状態に入る場合、第1のファクシミリ制御部1、
第2のファクシミリ制御部8は、それぞれのクロック制
御部によって各ファクシミリ制御部1、8のクロックを
止め、スリープモードへと移行する。
【0050】このとき第1のファクシミリ制御部1にあ
るキー入力、原稿センサ、第1の回線制御部2からのC
I信号、電話機のオフフック、第2のファクシミリ制御
部8からの起動信号の各要因検出回路は動作しており、
また、第2のファクシミリ制御部8にある回線制御部7
の呼び出し信号検出回路、および第1のファクシミリ制
御部1からの起動信号の各要因検出回路も同様に動作可
能となっている。
【0051】そして、キー入力、原稿センサ、第1の回
線からの呼び出し信号および電話機オフフックの各要因
により低消費電力状態から立ち上がる場合、第1のファ
クシミリ制御部1がこれを感知し、立ち上げ動作を行
う。
【0052】この場合、オペレータが送信動作で第2の
回線を指定しない限り、第2のファクシミリ制御部8お
よび第2の回線制御部7にクロックは供給されない、そ
のため第2のファクシミリシステムはスリープモードの
状態のままである。
【0053】仮にオペレータが送信動作で第2の回線を
指定する、あるいは第1の回線で通信中に送信動作を行
いたい場合、図2(3)に示すように、第1のファクシ
ミリ制御部1より第2のファクシミリ制御部8に起動信
号が送出され、これにより第2のファクシミリ制御部8
がスリープモードから立ち上がる。
【0054】また、第2の回線からの呼び出し信号によ
り低消費電力状態から立ち上がる場合、図2(2)に示
すように、第2の回線制御部7が回線からの呼び出し信
号を検出し、これを第2のファクシミリ制御部8が感知
し、自ら立ち上げ動作を行い、通常の着信動作を行う。
【0055】この場合、オペレータが送信動作で第1の
回線を指定する、あるいは第1の回線に呼び出し信号が
こない限り、第1のファクシミリ制御部1および第1の
回線制御部2にクロックは供給されない。そのため第1
のファクシミリシステムはスリープモードの状態のまま
である。
【0056】受信された画像データは、第2のファクシ
ミリ制御部8中のメモリに符号データのまま格納され
る。
【0057】そして、受信終了後、第2のファクシミリ
制御部8は、第1のファクシミリ制御部1に入力されて
いる第1のファクシミリ制御部1の起動要因をアクティ
ブとして第1のファクシミリ制御部1および第1の回線
制御部2をスリープモードから立ち上げ、第2のファク
シミリ制御部8からの受信データを第1のファクシミリ
制御部1に転送し、これを第1のファクシミリ制御部1
により復号して画像のプリントアウトを行う。
【0058】また、第2のファクシミリ制御部8および
第2の回線制御部7は、第2のファクシミリ制御部8か
らの受信データを第1のファクシミリ制御部1に転送終
了後、自身のクロック制御部によりクロックを止め、直
ちにスリープモードへと移行する。
【0059】(第2実施例)図3は、本発明の第2実施
例によるファクシミリ装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図1と共通の構成については同一符号により
説明する。
【0060】この実施例では、ファクシミリ装置全体の
制御を行う第1のファクシミリ制御部1と、第1の回線
との接続制御を行う第1の回線制御部2と、各種キー操
作を行うためのオペレーションパネル(オペパネ)部3
と、原稿の読み取りを行うためのイメージセンサを含む
画像読取り部4と、受信した画像をプリントするプリン
ト部6と、システム全体に電源を供給する主電源5とを
有する。
【0061】また、本実施例のファクシミリ装置は、2
回線を収容したファクシミリ装置であるので、第1の回
線制御部2と同様の機能を有し、第2の回線を接続する
第2の回線制御部7と、それを制御する第2のファクシ
ミリ制御部8とを有する。
【0062】第1のファクシミリ制御部1と第2のファ
クシミリ制御部8は、特定のインターフェースで接続さ
れ、データのやり取りが可能となっている。
【0063】そして、本実施例における第1のファクシ
ミリ制御部1と第2のファクシミリ制御部8は、それぞ
れに電源制御部を設け、各ファクシミリ制御部1、8自
身に供給する電源を制御可能となっており、この電源を
制御することにより、スリープモード(低消費電力状
態)へ移行する動作を行うものである。
【0064】また、第1の回線制御部2は、公衆回線接
続用の端子と、これと並列に外付け電話機が接続できる
端子を有するとともに、公衆回線からのCI信号(呼出
信号)および外付け電話機のオフフック検出回路を有す
る。オフフック検出回路からは、その検出結果が出力さ
れており、回線上の呼出信号を検出する、あるいは付属
のハンドセットをオフフックすることによりアクティブ
となる。
【0065】一方、第2の回線制御部7は、上記第1の
回線制御部2に示したものと同様の機能を有するが、こ
の第2の回線制御部7においては、電話機の接続端子を
有していない。
【0066】オペレーションパネル部3からはキー入力
の要因が出力されており、オペレーションパネル部3上
のあるキーを押すことによりアクティブとなる。
【0067】原稿読取り部4からは原稿センサの要因が
出力されており、原稿読取り部4に原稿がセットされた
場合にアクティブとなる。
【0068】第2の回線制御部7からは呼出信号の検出
要因が、第2のファクシミリ制御部8に入力されるとと
もに、第2のファクシミリ制御部8より第1のファクシ
ミリ制御部2の起動要因が第1のファクシミリ制御部1
に入力されている。
【0069】また、第1のファクシミリ制御部1より第
2のファクシミリ制御部2の起動要因が第2のファクシ
ミリ制御部2に入力される。
【0070】第1の回線制御部2からの呼び出し信号の
検出要因、電話機オフフック要因、キー入力、原稿セン
サ、第2のファクシミリ制御部からの起動要因の各要因
は、OR(論理和)処理され、起動要因として第1のフ
ァクシミリ制御部1に入力される。
【0071】入力された起動要因は、電源制御部に入力
され、これにより第1のファクシミリシステムは低消費
電力モードから立ち上がる。当然、これらの起動要因を
監視する回路および電源制御部には、低消費電力モード
時においても電源が供給されている。
【0072】図2は、本実施例における第1のファクシ
ミリ制御部1と第2のファクシミリ制御部8との間の通
信シーケンスを示す説明図である。
【0073】まず、第1の回線を使用したファクシミリ
送信の場合、スキャナから読み込まれた画像は二値化さ
れ、第1のファクシミリ制御部1によりMHあるいはM
R、MMR符号等に変換される。
【0074】変換されたデータは第1のファクシミリ制
御部1中の第1のモデムによりアナログ信号に変換され
送信相手先に接続された第1の回線制御部2から公衆回
線に出力される。
【0075】次に、第1の回線を使用したファクシミリ
受信の場合、相手からの着信信号(CI信号)を第1の
回線制御部2のCI検出回路が検出し、相手と回線を接
続する。
【0076】第1のファクシミリ制御部1中の第1のモ
デムは、相手先からのアナログ信号をデータに変換し、
このデータは符号化されているため第1のファクシミリ
制御部により復号化され、画像データとなりプリンタ部
6から画像として出力される。
【0077】以上の第1の回線を用いた動作において、
第2のファクシミリ制御部2側は、例えば図2(1)に
示すようにスタンバイ(低消費電力状態)のままであ
る。
【0078】これに対し、第2の回線を使用したファク
シミリ送信の場合、スキャナ4から読み込まれた画像
は、二値化され第1のファクシミリ制御部1でMHある
いはMR、MMR符号等に変換される。符号データは、
第2のファクシミリ制御部8に転送され、第2のファク
シミリ制御部8にある第2のモデムによりアナログ信号
に変換され、送信相手先に接続された第2の回線制御部
7より公衆回線に出力される。
【0079】次に、第2の回線を使用したファクシミリ
受信の場合、図2(2)に示すように、相手からの着信
信号(CI信号)を第2の回線制御部7のCI検出回路
が検出し、相手と回線を接続する。
【0080】そして、第2のファクシミリ制御部8内の
第2のモデムは、相手先からのアナログ信号をデータに
変換し、このデータは第2のファクシミリ制御部8によ
り、第1のファクシミリ制御部1に転送される。このデ
ータは符号化されているため第1のファクシミリ制御部
1により復号化され、画像データとなりプリンタ部6か
ら画像として出力される。
【0081】また、本実施例のファクシミリ装置が低消
費電力状態に入る場合、第1のファクシミリ制御部1、
第2のファクシミリ制御部8は、それぞれの電源制御部
によって各ファクシミリ制御部1、8の低消費電力モー
ド時の監視回路、および電源制御部以外への電源の供給
を止め、スリープモードへと移行する。
【0082】このとき第1のファクシミリ制御部1にあ
るキー入力、原稿センサ、第1の回線制御部2からのC
I信号、電話機のオフフック、第2のファクシミリ制御
部8からの起動信号の各要因検出回路は動作しており、
また、第2のファクシミリ制御部8にある回線制御部7
の呼び出し信号検出回路、および第1のファクシミリ制
御部1からの起動信号の各要因検出回路も同様に動作可
能となっている。
【0083】そして、キー入力、原稿センサ、第1の回
線からの呼び出し信号および電話機オフフックの各要因
により低消費電力状態から立ち上がる場合、第1のファ
クシミリ制御部1がこれを感知し、立ち上げ動作を行
う。
【0084】この場合、オペレータが送信動作で第2の
回線を指定しない限り、第2のファクシミリ制御部8お
よび第2の回線制御部7に電源は供給されない、そのた
め第2のファクシミリシステムはスリープモードの状態
のままである。
【0085】仮にオペレータが送信動作で第2の回線を
指定する、あるいは第1の回線で通信中に送信動作を行
いたい場合、図2(3)に示すように、第1のファクシ
ミリ制御部1より第2のファクシミリ制御部8に起動信
号が送出され、これにより第2のファクシミリ制御部8
がスリープモードから立ち上がる。
【0086】また、第2の回線からの呼び出し信号によ
り低消費電力状態から立ち上がる場合、図2(2)に示
すように、第2の回線制御部7が回線からの呼び出し信
号を検出し、これを第2のファクシミリ制御部8が感知
し、自ら立ち上げ動作を行い、通常の着信動作を行う。
【0087】この場合、オペレータが送信動作で第1の
回線を指定する、あるいは第1の回線に呼び出し信号が
こない限り、第1のファクシミリ制御部1および第1の
回線制御部2に電源は供給されない。そのため第1のフ
ァクシミリシステムはスリープモードの状態のままであ
る。
【0088】受信された画像データは、第2のファクシ
ミリ制御部8中のメモリに符号データのまま格納され
る。
【0089】そして、受信終了後、第2のファクシミリ
制御部8は、第1のファクシミリ制御部1に入力されて
いる第1のファクシミリ制御部1の起動要因をアクティ
ブとして第1のファクシミリ制御部1および第1の回線
制御部2をスリープモードから立ち上げ、第2のファク
シミリ制御部8からの受信データを第1のファクシミリ
制御部1に転送し、これを第1のファクシミリ制御部1
により復号して画像のプリントアウトを行う。
【0090】また、第2のファクシミリ制御部8および
第2の回線制御部7は、第2のファクシミリ制御部8か
らの受信データを第1のファクシミリ制御部1に転送終
了後、自身の電源制御部により電源を止め、直ちにスリ
ープモードへと移行する。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数回線収容可能な低消費電力ファクシミリ装置におい
て、各回線に対応する制御部毎に適正な低消費電力化を
行い、消費電力をさらに低下させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による2回線対応の低消費
電力ファクシミリ装置を示すブロック図である。
【図2】上記実施例における第1、第2ファクシミリ制
御部間の通信シーケンスを示す説明図である。
【図3】本発明の第2実施例による2回線対応の低消費
電力ファクシミリ装置を示すブロック図である。
【図4】従来の低消費電力ファクシミリ装置を示すブロ
ック図である。
【図5】従来の2回線対応の低消費電力ファクシミリ装
置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…第1のファクシミリ制御部、 2…第1の回線制御部、 3…オペレーションパネル部、 4…画像読取り部、 5…主電源、 6…プリント部、 7…第2の回線制御部、 8…第2のファクシミリ制御部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数回線収納可能であるとともに、非動
    作時に消費電力を低減する機能を有するファクシミリ装
    置において、 第1の公衆回線を接続可能な第1の回線制御部と、 第2の公衆回線を接続可能な第2の回線制御部と、 第1の回線制御部の制御を行い、低消費電力時には、低
    消費電力モードから立ち上げるための起動要因を監視す
    る手段を除く機能を停止させる手段を有し、ファクシミ
    リの通常動作時には、読み取り、プリント、画像蓄積、
    通信の各制御を行う第1のファクシミリ制御部と、 第2の回線制御部の制御を行い、低消費電力時には、低
    消費電力モードから立ち上げるための起動要因を監視す
    る手段を除く機能を停止させ、ファクシミリの通常動作
    時には、通信動作を行い、その通信データを第1のファ
    クシミリ制御部に転送する手段を有する第2のファクシ
    ミリ制御部とを有し、 第1の回線のみの着信、送信およびコピー動作の場合に
    は、第1のファクシミリ制御部および第1の回線制御部
    を低消費電力モードから立ち上げて受信動作を行い、 第2の回線のみの着信の場合には、第2のファクシミリ
    制御部および第2の回線制御部のみを低消費電力モード
    から立ち上げて受信動作を行うとともに、受信中あるい
    は受信終了後に第1のファクシミリ制御部および第1の
    回線制御部を低消費電力モードから立ち上げて、第2の
    ファクシミリ制御部からの受信データを第1のファクシ
    ミリ制御部に転送し、画像のプリントアウトを行うこと
    を特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 第1のファクシミリ制御部は、第2のファクシミリ制御
    部を低消費電力モードから立ち上げる手段を有し、また
    第2のファクシミリ制御部は、第1のファクシミリ制御
    部を低消費電力モードから立ち上げる手段を有すること
    を特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 第2のファクシミリ制御部は、第2の回線のみの着信の
    場合に、第2のファクシミリ制御部および第2の回線制
    御部のみを低消費電力モードから立ち上げて受信動作を
    行い、次いで第1のファクシミリ制御部および第1の回
    線制御部を低消費電力モードから立ち上げて、第2のフ
    ァクシミリ制御部からの受信データを第1のファクシミ
    リ制御部に転送し終えるまでに、受信データを格納する
    メモリ手段を有することを特徴とするファクシミリ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 第2のファクシミリ制御部および第2の回線制御部は、
    第2のファクシミリ制御部からの受信データを第1のフ
    ァクシミリ制御部に転送終了後、直ちに低消費電力モー
    ドに移行することを特徴とするファクシミリ装置。
JP10365202A 1998-09-18 1998-12-22 ファクシミリ装置 Pending JP2000188649A (ja)

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