JP2000188578A - 多重化方式 - Google Patents

多重化方式

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JP2000188578A
JP2000188578A JP10365602A JP36560298A JP2000188578A JP 2000188578 A JP2000188578 A JP 2000188578A JP 10365602 A JP10365602 A JP 10365602A JP 36560298 A JP36560298 A JP 36560298A JP 2000188578 A JP2000188578 A JP 2000188578A
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宮本  裕
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模を増大させず、伝送速度の高速化,
多重ラインレートの向上でき、かつ、フレームのマーク
率の変動に対応できる多重化方式を提供する。 【解決手段】 固定ヘッダと周期的フレーム構造とを有
するm個の低速チヤンネルを時分割多重して送信する多
重装置および、多重化信号を受信して時分割分離する分
離装置、多重装置と分離装置の間に伝送路を介して配置
され、伝送された信号を再生中継する中間中継装置とを
有している。多重装置が、各低速チャンネルごとに相互
相関が小さく自己相関の大きい異なるm個のスクランブ
ル符号、あるいは、m個の互いに直交するスクランブル
符号を対応させ、当該低速チャンネルに当該スクランブ
ル符号を用い、当該低速チャンネルと同一の伝送速度で
スクランブルするスクランブル部SCR1〜SCRmを有し、分
離装置がデスクランブル時に当該スクランブル符号の同
期をとるSCR同期部CR1〜CRmを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超高速時分割多重
通信システムおけるチャンネルの多重化方式に関する。
【0002】
【従来の技術】時分割多重方式の従来技術として、SDH
(Synchronous Digital Hierarchy)多重方式がある。
SDH多重方式の代表的な特徴は、以下に示す4点があ
る。 (1)ラインレートがフレーム周波数(8kHz)の整数倍
に設定され、各ノード間の周波数同期を取ることが可能
である。 (2)各ノードからの低速信号のペイロードを多重化ノ
ードにおけるフレームにマッピングする場合におい
て、”ポインタ”を導入し、フレーム位相同期はとら
ず、フレーム位置とは独立ペイロードの始まる位置を指
定することを行い、フレーム位相同期にともなう遅延を
短縮した。
【0003】(3)64kbit/sの音声情報を直接多重分離
できるように、8ビットを単位としたバイト多重が採用
されている。 (4)バス、ライン、セクションという監視区間と、個
々に対応したオーバヘッドにより、各監視区間での故障
点評定が容易となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高速の
SDH多重化方式を実現する上で、(1)から(3)の
点における回路実現の困難さ、及び(4)の性質の変化
に関する以下に示す〜の課題がある。
【0005】 SDH多重方式では、フレーム同期をとる
ために、各フレーム先頭にマーク率が異なるA1/A2バイ
トを設けてSDHの基本フレーム周期(125μs)により伝
送する。この周期は伝送速度によらず一定であるため、
多重化された信号容量が大容量になるほど、ラインレー
トとフレーム周波数(8kHz)との差が大きくなり、回路
規模と高速性能とが同時要求されるために実現が困難と
なる。
【0006】 A1/A2バイトはマーク率が3/4,1/4と大
きく変動し、ラインレートが高くなるのに比例して、マ
ーク率の大きく変化するビット数が増え、分離装置側で
安定なタイミング抽出を行う回路の実現が難しくなる。
【0007】 バイト多重は、m個の入力される低速
チャンネルのタイムスロットを8ビット毎に入れ替え
(タイムスロット変換)ることで、ビット多重が行われ
る。パイト多重処理をはじめ、ポインタ処理及びオーバ
ヘッドの挿入終端処理は、通常、信号処理が行えるクロ
ックレート(〜100MHz)まで並列に分離された後に行わ
れるため、多重ラインレートが高くなるに従い、並列数
の増大と多重分離比が増え、回路規模が増大する。
【0008】 最近では多重化される信号として64kb/
sを基本にした電話以外のバスが増え、IPをペースとし
た、2.4G程度のパスが今後増える傾向にある。IP(Inter
netProtocol)などを乗せる信号フォーマットは、SDHフ
レームの上に直接IPをマッピングする場合や、SDHフレ
ームの上にATMフレームを介してマッピングする場合な
ど様々である。このため、SDHのフレームを基本にはし
ているものの、ペイロードの信号は、マーク率変動が従
来の電話トラヒックの類推では予想ができないものが多
い。
【0009】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、回路規模を増大させることなく、伝送速度の高速
化及び多重ラインレートの向上が行え、かつ、フレーム
のマーク率の変動に対応することが可能な多重化方式を
提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、m×nの多重化された高速信号(多重化信号)に
おいてフレームを有しない構成とした。すなわち、高速
信号としては、周期的なフレームを有せず、多重化され
た低速信号のみがフレームを有する構成とし、多重分離
には、ハードウェアの規模が小さいビットインターリー
ブ多重分離を用いた。本願発明の多重装置には、低速信
号を分離して並列展開して信号処理するかわりに、低速
信号のラインレートでの処理が可能で、低速信号の多重
分離には、簡単なスクランブルをかけるスクランブル手
段が用いられ、これらスクランブルされた低速信号をビ
ット多重する多重手段を有している。
【0011】ここで、当該スクランブルに用いる符号
は、各低速信号チャネル数だけ用意し、各符号間で相互
相関が小さく自己相関の大きい異なる符号を用いる。ス
クランブルされた信号は、多重化信号段ではフレーム構
造をもたないため,多重化信号のマーク率は平均化さ
れ、の問題との問題が回避される。
【0012】分離装置においては、フレーム構造をもた
ないビット多重された多重化信号から、低速信号を分離
する手段として、ビット分離する分離手段と、多重装置
で使用された当該スクランブル符号を用いてデスクラン
ブルする手段と、デスクランブルされた低速信号が、も
とのSDHのA1/A2バイトによるフレーム構造を持っている
かどうかの識別手段と1:mビット分離されたチャンネ
ルポートの順列を周期的に1ビットずつ変化させていく
チャンネル選択手段を用いる。
【0013】フレーム構造を持っているかどうかのチャ
ンネル識別機能は、分離された後、既存のSDH回路技術
を用いたフレーム検出回路で実現できるため、の問題
が回避される。また、チャンネル選択されたあとで、既
存のSDH回路技術により、ポインタ処理/オーバヘッド
の終端を各チャンネルごとに行うことが可能でありの
問題も回避される。
【0014】請求項1記載の発明は、固定ヘッダと周期
的フレーム構造とを有するm個の低速チャンネル(伝送
速度n)を時分割多重して送信する多重装置および、多
重化された信号を受信して時分割分離する分離装置、多
重装置と分離装置の間に伝送路を介して配置され、伝送
された信号を再生中継する中間中継装置とから構成され
る多重化方式において、各低速チャンネルごとに相互相
関が小さく自己相関の大きい異なるm個のスクランブル
符号、あるいは、m個の互いに直交するスクランブル符
号を対応させ、当該低速チャンネルに当該スクランブル
符号を用いて、当該低速チャンネルと同一の伝送速度で
スクランブルをかけるスクランブル手段、およびスクラ
ンブルされた当該低速チャンネルをm:1ビット多重し、
多重チャンネルの高速信号を出力する多重手段とを有す
る多重装置と、前記高速信号を1:mビット分離し、分離
結果を低速チャンネルとして出力する分離手段と、当該
スクランブル符号を用いてこの低速チャンネルをデスク
ランブルするデスクランブル手段と、デスクランブル時
に当該スクランブル符号の同期をとる同期手段と、デス
クランブルされた低速チャンネルの信号が当該低速チャ
ンネルの固定ヘッダの有無を検出し、周期的フレーム構
造をもっているか否かを識別する識別手段と、1:mビ
ット分離された低速チャンネルのポートの順列を周期的
に1ビットずつ変化させていくチャンネル選択手段とを
有する中間中継装置と、入力された前記多重チャンネル
から前記低速チャンネルを1:m分離する分離手段と、
前記スクランブル符号を用いて前記低速チャンネルの信
号をデスクランブルするデスクランブル手段と、このデ
スクランブル時に当該スクランブル符号の同期をとる同
期手段と、前記低速チャンネルの固定ヘッダを検出する
ことにより、デスクランブルされた低速チャンネルの信
号が、周期的フレーム構造をもっているか否かを識別す
る識別手段と、各低速チャンネルごとに前記スクランブ
ル符号を対応させ、当該低速チャンネルにスクランブル
をかけるスクランブル手段と、スクランブルされた当該
低速チャンネルをm:1ビット多重する多重手段と、
1:mビット分離された低速チャンネルのポートの順列
を周期的に1ビットずつ変化させていくチャンネル選択
手段とを有する分離装置とを具備することを特徴とする
多重化方式。
【0015】請求項2記載の発明は、固定ヘッダと周期
的フレーム構造とを有するm個の低速チャンネル(伝送
速度n)を時分割多重して送信する多重装置および、多
重化された信号を受信して時分割分離する分離装置とか
ら構成される多重化方式において、各低速チャンネルご
とに相互相関が小さく自己相関の大きい異なるm個のス
クランブル符号、あるいは、m個の互いに直交するスク
ランブル符号を対応させ、当該低速チャンネルに当該ス
クランブル符号を用いて、当該低速チャンネルと同一の
伝送速度でスクランブルをかけるスクランブル手段、お
よびスクランブルされた当該低速チャンネルをm:1ビッ
ト多重し、多重チャンネルの高速信号を出力する多重手
段とを有する多重装置と、入力された前記多重チャンネ
ルから前記低速チャンネルを1:m分離する分離手段
と、前記スクランブル符号を用いて前記低速チャンネル
の信号をデスクランブルするデスクランブル手段と、こ
のデスクランブル時に当該スクランブル符号の同期をと
る同期手段と、前記低速チャンネルの固定ヘッダを検出
することにより、デスクランブルされた低速チャンネル
の信号が、周期的フレーム構造をもっているか否かを識
別する識別手段と、各低速チャンネルごとに前記スクラ
ンブル符号を対応させ、当該低速チャンネルにスクラン
ブルをかけるスクランブル手段と、スクランブルされた
当該低速チャンネルをm:1ビット多重する多重手段
と、1:mビット分離された低速チャンネルのポートの
順列を周期的に1ビットずつ変化させていくチャンネル
選択手段とを有する分離装置と、を具備することを特徴
とする多重化方式。
【0016】請求項3の発明は、請求項1における多重
化方式において、低速信号としてSDHのオーバヘッド
を有する信号を使用し、前記多重装置の前記スクランブ
ル手段の入力部とラインレートを変更するクロック乗り
換え部との間に配置され、低速入力SDH信号のセクシ
ョンオーバヘッドの使用可能バイトにチャンネル選択情
報および、チャンネル切換情報を書き込むチャンネル切
換制御手段と、低速信号のオーバヘッド部にアクセスし
て当該使用可能バイトを終端し、チャンネル切替制御信
号を挿入するオーバヘッド終端挿入手段とを有する当該
多重装置と、前記識別手段とスクランブル手段との間に
配置され、低速信号のオーバヘッド部にアクセスして当
該使用可能バイトを終端し、チャンネル切替制御信号を
読み出すオーバヘッド終端挿入手段と、当該チャンネル
切替制御信号に従い、チャンネル切換制御信号を生成し
て当該m×mスイッチ手段を制御するチャンネル切換制
御手段と、m個の入力ポートとm個の出力ポートの接続
状態を入力制御信号に従い任意に切り替えることが可能
なm×mスイッチ手段とを有する当該中間中継装置と、
前記分離装置において識別手段の出力部に挿入され、低
速信号のオーバヘッド部にアクセスして当該使用可能バ
イトを終端し、チャンネル切替制御信号を読み出すオー
バヘッド終端挿入手段と、当該チャンネル切換制御信号
に従い、チャンネル切替制御信号を生成して当該m×m
スイッチ手段を制御するチャンネル切換制御手段と、m
個の入力ポートとm個の出力ボートとの接続状態を入力
制御信号に従い任意に切り替えることが可能なm×mス
イッチ手段とを有する当該分離装置とを具備することを
特徴とする多重化方式。
【0017】請求項4の発明は、請求項2における多重
化方式において、低速信号としてSDHのオーバヘッド
を有する信号を使用し、前記多重装置の前記スクランブ
ル手段の入力部とラインレートを変更するクロック乗り
換え部との間に配置され、低速入力SDH信号のセクシ
ョンオーバヘッドの使用可能バイトにチャンネル選択情
報および、チャンネル切換情報を書き込むチャンネル切
換制御手段と、低速信号のオーバヘッド部にアクセスし
て当該使用可能バイトを終端し、チャンネル切替制御信
号を挿入するオーバヘッド終端挿入手段とを有する当該
多重装置と、前記分離装置において識別手段の出力部に
挿入され、低速信号のオーバヘッド部にアクセスして当
該使用可能バイトを終端し、チャンネル切替制御信号を
読み出すオーバヘッド終端挿入手段と、当該チャンネル
切換制御信号に従い、チャンネル切替制御信号を生成し
て当該m×mスイッチ手段を制御するチャンネル切換制
御手段と、m個の入力ポートとm個の出力ボートとの接
続状態を入力制御信号に従い任意に切り替えることが可
能なm×mスイッチ手段とを有する当該分離装置とを具
備することを特徴とする多重化方式。
【0018】請求項5の発明は、請求項1または請求項
2に記載の多重化方式において、スクランブル符号とし
て段数の異なるM系列の擬似ランダム符号を用いたスク
ランブル手段とデスクランブル手段を用いたことを特徴
とする多重化方式。
【0019】請求項6の発明は、請求項1または請求項
2に記載の多重化方式において、当該低速チャンネルの
固定ヘッダを検出し、低速信号入力が周期的フレーム構
造をもっているかどうかを識別する識別手段として、S
DH多重フレーム構造の内A1/A2バイトを検出を利用す
ることを特徴とする多重化方式。
【0020】請求項7の発明は、請求項3または請求項
4に記載の多重化方式において、チャンネル切換信号を
書き込むオーバヘッドフレームバイトとして、SDHフ
レームのセクションオーバヘッドのDCCバイトまたは
JOバイトを用いることを特徴とする多重化方式。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。ここで、m(mは自然数)個
の低速チャンネル(伝送速度n(nは自然数))を時分
割多重及び分離し、また再生中継する多重化方式を考え
る。
【0022】<第一の実施形態>図1〜図3は本発明の
第一の実施形態による多重化方式の構成を示すブロック
図である。図1は、第一の実施形態による多重化方式に
用いられる多重装置の構成を示すブロック図である。図
2は、第一の実施形態による多重化方式に用いられる中
間中継装置の構成を示すブロック図である。図3は、第
一の実施形態による多重化方式に用いられる分離装置の
構成を示すブロック図である。
【0023】図1において、伝送符号復調器D1〜伝送
符号復調器Dmは、図示しないネットワークノードから
各々送信された低速信号(ラインレートn)を伝送路C
1〜伝送路Cmを介して入力し、復調した後にクロック乗
り換え部2へ出力する。クロック乗り換え部2は、伝送
符号復調器D1〜伝送符号復調器Dmから各々入力され
る、固定ヘッダと周期的フレーム構造とを有するm個の
チャンネルの低速信号(受信電気信号)を記憶し、自ノ
ードのクロックで再度読み出す。これにより、クロック
乗り換え部2は、受信電気信号に含まれるジッタ及びワ
ンダを吸収する。
【0024】そして、スクランブル部SCR1〜スクラ
ンブル部SCRmは、各々m個のチャンネルの受信電気
信号を、m個の相互相関が小さく、自己相関の大きい異
なるスクランブル符号、またはm個の互いに直交するス
クランブル符号でスクランブルする。そして、スクラン
ブル部SCR1〜スクランブル部SCRmは、それぞれス
クランブルした受信電気信号をm:1bit多重部3へ
出力する。これにより、m:1bit多重部3は、入力
される受信電気信号をビットインタリーブ多重し、ライ
ンレートmxnの時分割電気多重信号とし出力する。そ
して、伝送符号変調器4は、光電気変換などにより、前
記時分割電気多重信号を伝送符号として変調し、変調さ
れた伝送符号を伝送路C2に送信する。
【0025】次に、図2において、伝送符号復調器10
は、伝送路C3から入力される伝送符号を時分割電気多
重信号(ラインレート:mxn)に復調し、1:mbi
t分離部11へ出力する。1:mbit分離部11は、
入力される時分割電気多重信号を取り出し、m個の低速
信号(ラインレート:n)にビットインタリーブ分離
し、分離された低速信号をデスクランブラDSCR1〜
デスクランブラDSCRmへ出力する。
【0026】デスクランブラDSCR1〜デスクランブ
ラDSCRmは、各々に入力される分離された低速信号
を、図1の多重装置と同じチャンネル順で割り当てられ
たm個のスクランブル符号を用いてデスクランブルし、
次段のSCR同期部SC1〜SCR同期部SCmへ各々出
力する。SCR同期部SC1〜SCR同期部SCmは、入
力される1:mbit分離部11において分離された低
速信号が、正しいチャンネル位置に出力されているか否
かの判定を行う。
【0027】このとき、SCR(スクランブル)同期部
SC1〜SCR同期部SCmは、低速信号が、正しいチャ
ンネル位置に出力されていなかった場合、m個のデスク
ランブルされた低速信号がスクランブル符号とデスクラ
ンブル符号があっていないため、図1の多重装置からの
スクランブルされた時分割電気多重信号が正しく分離さ
れ、復元されていないことを検出する。
【0028】また、SCR同期部SC1〜SCR同期部
SCmは、チャンネルの同期が取れていない非同期状態
を示す制御信号をチャンネル選択制御部13へ出力す
る。チャンネル選択制御部13は、SCR同期部SC1
〜SCR同期部SCmから入力される制御信号に基づ
き、1:mbit分離部11へ、1ビットずつ分離位相
を変化させるように制御信号を送出し、SCR同期部S
C1〜SCR同期部SCmにおいて低速信号のフレームの
検出ができるまで分離位相を変化させる。
【0029】SCR同期部SC1〜SCR同期部SCm
は、分離された低速信号が正しいチャンネル位置に出力
された場合、全てのm個の低速信号チャンネルポートか
ら、図1の多重装置におけるスクランブルされた低速信
号がフレーム検出部FR1〜フレーム検出部FRmへ出力
される。フレーム検出部FR1〜フレーム検出部FRm
は、図1の多重装置におけるスクランブルされた低速信
号が周期的なフレーム構造をもっている場合、固定ヘッ
ダを検出でき、正常に分離されていることが検出され、
チャンネル毎にパスが確立する。
【0030】スクランブル部SR1〜スクランブル部S
Rmは、正常に分離された低速信号(ラインレートn)
を、図1の多重装置と同じチャンネル順で割り当てられ
たm個スクランブル符号を用いて、再びスクランブル
し、m:1bit多重部12へ出力する。m:1bit
多重部12は、入力されるm個の低速信号をビットイン
ターリーブ多重し、多重化された時分割電気多重信号
(ラインレートm×n)を伝送符号変調器14へ出力す
る。伝送符号変調器14は、図1の伝送符号変調器4と
同様に変調して伝送路C4に送出する。
【0031】次に、図3において、伝送符号復調器20
は、伝送路C5から入力される時分割電気多重信号を復
調して、1:mbit分離部21へ出力する。1:mb
it分離部21は、入力される時分割電気多重信号をm
個の低速信号(ラインレート:n)に分離し、各々チャ
ンネル毎にデスクランブル部DR1〜デスクランブル部
DRmへ出力する。
【0032】デスクランブル部DR1〜デスクランブル
部DRmは、各々入力される分離された低速信号を、図
1の多重装置と同じチャンネル順で割り当てられたm個
スクランブル符号によりデスクランブルし、各々対応す
るSCR(スクランブル)同期部CR1〜SCR同期部
CRmへ出力する。SCR同期部CR1〜SCR同期部C
Rmは、入力される1:mbit分離部11において分
離された低速信号が、正しいチャンネル位置に出力され
ているか否かの判定を行う。
【0033】このとき、SCR同期部CR1〜SCR同
期部CRmは、低速信号が、正しいチャンネル位置に出
力されていなかった場合、m個のデスクランブルされた
低速信号がスクランブル符号とデスクランブル符号があ
っていないため、図1の多重装置からのスクランブルさ
れた時分割電気多重信号が正しく分離され、復元されて
いないことを検出する。
【0034】また、SCR同期部CR1〜SCR同期部
CRmは、チャンネルの同期が取れていない非同期状態
を示す制御信号をチャンネル選択制御部22へ出力す
る。チャンネル選択制御部22は、SCR同期部CR1
〜SCR同期部CRmから入力される制御信号に基づ
き、1:mbit分離部21へ、1ビット分ずつ分離位
相を変化させるように制御信号を送出し、SCR同期部
CR1〜SCR同期部CRmにおいて低速信号のフレーム
の検出ができるまで分離位相を変化させる。
【0035】SCR同期部SC1〜SCR同期部SCm
は、分離された低速信号が正しいチャンネル位置に出力
された場合、全てのm個の低速信号チャンネルポートか
ら、図1の多重装置におけるスクランブルされた低速信
号がフレーム検出部FRR1〜フレーム検出部FRRmへ
出力される。フレーム検出部FRR1〜フレーム検出部
FRRmは、図1の多重装置におけるスクランブルされ
た低速信号が周期的なフレーム構造をもっている場合、
固定ヘッダを検出でき、正常に分離されていることが検
出され、チャンネル毎にパスが確立する。
【0036】また、フレーム検出部FRR1〜フレーム
検出部FRRmは、各々正常に分離されている低速信号
をクロック乗り換え部23へ出力する。クロック乗り換
え部23は、入力される低速信号のラインレートをm×
nからnに変換し、チャンネル毎に伝送符号変調器DC
1〜伝送符号変調器DCmへ出力する。伝送符号変調器D
C1〜伝送符号変調器DCmは、入力される低速信号を変
調し、図示しないネットワークノードに伝送路C6を介
して送信する。
【0037】次に、図4は、図1に示すスクランブル部
SCR1〜スクランブル部SCRmと、図2に示すスクラ
ンブル部SR1〜スクランブル部SRmとの構成例を示す
概念図である。この図において、31及び33は、加算
器(イクスクルーシブオア)であり、32はシフトレジ
スタである。この回路は、M系列の疑似ランダムパター
ンの次数をkとして、k=3のM系列の符号を用いて低
速信号にスクランブルをかけるスクランブル回路を示し
ている。
【0038】加算器33は、加算器31とシフトレジス
タ32とで生成した疑似ランダムパターン(スクランブ
ル符号)を、入力される低速信号へ加算することで、入
力される低速信号へスクランブルをかける。このとき、
低速信号がSDH信号で有る場合には、k=7以外の疑
似ランダム信号を用い、SDH信号のペイロードのスク
ランブル符号と相関を持たないようにする。
【0039】次に、図5は、図2に示すデスクランブル
部DSCR1〜デスクランブル部DSCRmと、図3に示
すデスクランブル部DR1〜デスクランブル部DRmとの
構成例を示す概念図である。この図において、35及び
37は、加算器(イクスクルーシブオア)であり、36
はシフトレジスタである。この回路は、M系列の疑似ラ
ンダムパターンの次数をkとして、k=3のM系列の符
号を用いてスクランブルがかけられた低速信号のスクラ
ンブルを解除するデスクランブル回路を示している。
【0040】加算器37は、加算器35とシフトレジス
タ36とで生成した疑似ランダムパターン(デスクラン
ブル符号)と入力される低速信号との排他的論理和をと
ることで、入力される低速信号へデスクランブルをかけ
る。このとき、低速信号がSDH信号で有る場合には、
k=7以外の疑似ランダム信号を用い、SDH信号のペ
イロードのスクランブル符号と相関を持たないようにす
る。
【0041】次に、図6を用いて図2のSCR同期部S
C1〜SCR同期部SCm、及び図3のSCR同期部CR
1〜SCR同期部CRmの構成を説明する。図6は、SC
R同期部SC1(SCR同期部SC2〜SCR同期部SC
m、SCR同期部CR1〜SCR同期部CRm)の構成を
示すブロック図である。
【0042】図6におけるSCR同期部SC1には、例
えば図1のスクランブル部SCR1のスクランブル符号
M0発生回路50で生成されたスクランブル符号M0と、
任意の入力データ信号a(低速信号)とがイクスクルー
シブオア51で排他的論理和をとることで、スクランブ
ルされたスクランブル信号bが各構成を介して入力され
る。そして、スクランブル信号bは、SCR同期部SC
1において、スクランブル信号b1及びスクランブル信号
b2に2分岐される。
【0043】そして、分岐された一方のスクランブル信
号b1は、イクスクルーシブオアEXOR1により、スク
ランブル符号M0発生回路60で生成されたスクランブ
ル符号M0と排他的論理和が取られる。ここで、スクラ
ンブル符号M0の位相が、スクランブル信号b1のスクラ
ンブル位相と同期すると、イクスクルーシブオアEXO
R1の出力するデスクランブル信号cは、元の入力デー
タ信号aと一致して、入力データ信号aが復元される。
【0044】次に、スクランブル信号b2とデスクラン
ブル信号cとの排他的論理和をイクスクルーシブオアE
XOR2において取ると、イクスクルーシブオアEXO
R2は、データ信号d(スクランブル符号M0の位相とス
クランブル信号b1の位相との同期が取れた場合、スク
ランブル符号M0)を出力する。従って、データ信号d
とスクランブル符号M0との排他的論理和をイクスクル
ーシブオアEXOR3において取ると、スクランブル符
号M0の位相とスクランブル信号b1の位相との同期が取
れた場合、出力信号eは’0’出力となる。
【0045】以上、述べたように、例えば、SCR同期
部SC1は、スクランブルされた任意の入力データ信号
aから、デスクランブル部DR1の同期を検出すること
が出来る。従って、イクスクルーシブオアEXOR3の
出力信号eが’0’出力となるまで、スクランブル位相
制御回路61により、スクランブル符号M0発生回路6
0のスクランブル符号M0の発生の位相を変化させるこ
とにより、スクランブル符号M0の位相とスクランブル
信号b1の位相との同期位相を検出することが可能とな
る。
【0046】次に、図7および図8を参照し、第一の実
施形態の応用例を説明する。図7は、多重装置であり、
スクランブル部SRM1〜スクランブル部SRMmには図
4に示す構成の回路が用いられている。他の構成は、図
1と同様である。
【0047】図8は、分離装置であり、図3のデスクラ
ンブル部DR1〜デスクランブル部DRmの代わりに、ス
クランブル部DS1〜スクランブル部DSmが設けられて
いる。また、このデスクランブル部DS1〜デスクラン
ブル部DSmの入力側には、各々スイッチBS2〜スイッ
チBSmが設けられ、デスクランブル部DS1〜デスクラ
ンブル部DSmの出力側には、各々スイッチAS2〜スイ
ッチASmが設けられている。他の構成は、図3と同様
である。
【0048】例えば、図7の多重装置と図8の分離装置
とが対向して接続されているとする。また、多重される
チャンネルの番号は、ビットインタリーブ多重化された
信号の時問軸上の順番で順に割り当てられている。以
下、図7及び図8を用いて多重装置Tと分離装置Bとの
動作を説明する。
【0049】1)まず、多重装置Tにおいて、m個のス
クランブル部SRM1〜スクランブル部SRMmは、入力
される低速信号(ラインレート:n)をm個の異なるM
系列の疑似ランダム信号によりスクランブルして出力す
る。そして、m個の低速信号は、m:1bit多重部3
において、ラインレート:m×nの高速信号(時分割電
気多重信号)としてビットインターリーブ多重される。
そして、伝送符号変調器4は、多重化された高速信号を
伝送路C2へ出力する。
【0050】2)次に、受信側、すなわち分離装置Bで
は、伝送路C5及び伝送符号復調器20を介して入力さ
れる前記高遠信号を低速信号へ、1:mbit分離部2
1においてビットインターリーブ分離する。ビットイン
ターリーブ分離方式では、分周回路の分周タイミングに
より分離タイミングが周期的にm通りある。このため、
所要の信号を所要の分離チャンネルに分離するために、
チャンネル識別とチャンネル選択とを行う必要がある。
【0051】まず、デスクランブル部DS1〜デスクラ
ンブル部DSmは、全てのチャンネルのSCR同期制御
部RM1〜SCR同期制御部RMmにおいて、分離された
低速信号を多重装置Tのチャンネル1に対応するある一
つのスクランブル符号M1(これは、あらかじめ決めて
おく)でデスクランブルする。
【0052】このとき、SCR同期制御部RM2〜SC
R同期制御部RMmには、各々スイッチBS2〜スイッチ
BSmと、スイッチAS2〜スイッチASmとにより、全
てデスクランブル部DS1が接続されている。従って、
SCR同期制御部RM1〜SCR同期制御部RMmには、
各々スクランブル符号M1でデスクランブルされた各チ
ャンネルの低速信号が入力される。ここで、スイッチA
S2〜スイッチASmは、各々SCR同期制御部RM2〜
SCR同期制御部RMmにより制御される。
【0053】そして、SCR同期制御部RM1〜SCR
同期制御部RMmのいずれかにおいて、例えばSCR同
期制御部RM3(チャンネル3の位相)において、入力
される低速信号に対して同期が確立できたとする。これ
により、SCR同期制御部RM3は、チャンネル選択制
御部22によりチャンネル選択され、チャンネル選択制
御部22へ同期確立の確認信号を送る。
【0054】3)チャンネル選択制御部22では、1:
mbit分離部21の位相(チャンネル1がSCR同期
制御部RM3)と目的の位相(チャンネル1がSCR同
期制御部RM1)の位相差を計算し、分離クロックの位
相を所要ビット分シフトさせ、目的のチャンネルに移動
させる。すなわち、チャンネル1がSCR同期制御部R
M1において、同期が確立でき、多重装置Tの低速信号
が復元でるきようにする。
【0055】4)再度、選択された分離装置Bの分離さ
れた低速信号のチャンネル1をでスクランブル部DS1
によりデスクランブルする。そして、デスクランブルさ
れた低速信号の同期が確立でき、復元できることをSC
R同期制御部RM1で確認する。そして、SCR同期制
御部RM1は、チャンネル選択制御部22へ同期確立信
号を送り、チャンネル選択のための分離位相をロックす
る。
【0056】5)分離装置Bのチャンネル1以外のチャ
ンネルのSCR同期制御部RM2〜SCR同期制御部R
Mmにおいては、デスクランブルに用いているスクラン
ブル符号をM1から各チャンネルに対応したスクランブ
ル符号M2〜スクランブル符号Mmにそれぞれ切り替え
る。そして、SCR同期制御部RM2〜SCR同期制御
部RMmは、それぞれのチャンネルでデスクランブルの
同期を確立し、確立した同期における位相を保持する。
【0057】このとき、SCR同期制御部RM2〜SC
R同期制御部RMmには、各々スイッチBS2〜スイッチ
BSmと、スイッチAS2〜スイッチASmとにより、各
々対応するスクランブル部DS2〜スクランブル部DSm
が接続されている。従って、SCR同期制御部RM1〜
SCR同期制御部RMmには、各々スクランブル符号M1
〜スクランブル符号Mmでデスクランブルされた各チャ
ンネルの低速信号が入力される。
【0058】そして、分離装置Bにおける各チャンネル
の同期が確立され、デスクランブル部DS1〜デスクラ
ンブル部DSmの同期保持後、多重装置T側において、
スクランブル部SRM1〜スクランブル部SRMmへ転送
するデータを有する低速信号が入力される。そして、
m:1bit多重部3は、ビットインターリーブ多重
し、高速信号として伝送符号変調器4を介して伝送路C
2へ送信する。
【0059】6)分離装置Bにおいて、前記高速信号が
入力され、1:mbit分離部21により分離され低速
信号とされ、デスクランブル部DS1〜デスクランブル
部DSmによりデスクランブルされる。そして、A1/A2フ
レーム検出回路F1〜A1/A2フレーム検出回路Fmは、デ
スクランブルされた各々の低速信号が、SDHフレーム
のマーク率3/4のA1バイト(11110110)と、マーク率1/4の
A2バイト(00101000)とからなる固定ヘッダを有している
か否かの検出を行う。
【0060】次に、A1/A2フレーム検出回路F1〜A1/A2
フレーム検出回路Fmは、フレームの検出が確認された
後、各々クロック乗り換え部23に対して多重分離パス
を確立、すなわちm個の多重分離パスを確立する。
【0061】従って、SDHフレ−ムの検出は、全て分
離されたあとの低速信号で行われているため、A1/A2フ
レーム検出回路F1〜A1/A2フレーム検出回路Fmの実現
は容易になる。また、スクランブル符号としてPN信号を
用いているため、フレーム検出回路F1〜A1/A2フレーム
検出回路Fmは、シフトレジスタと簡単な乗算器で構成
できる。
【0062】<第二の実施形態>図9〜図11は本発明
の第二の実施形態による多重化方式の構成を示すブロッ
ク図である。図9は、第二の実施形態による多重化方式
に用いられる多重装置の構成を示すブロック図である。
図10は、第二の実施形態による多重化方式に用いられ
る中間中継装置の構成を示すブロック図である。図11
は、第二の実施形態による多重化方式に用いられる分離
装置の構成を示すブロック図である。
【0063】第二の実施形態と第一の実施形態との構成
の違いは、第一の実施形態ではチャンネルの方路や、多
重装置での実装状態は固定されている場合を考えてい
る。一方、第二の実施形態は、低速インタフェース信号
のオーバヘッドバイトを用いて、本願発明の多重化方式
を用いた伝送システムの各ノードにチャンネル選択情報
とチャンネル切換惰報と低速インタフェースの実装情報
とを分配して、チャンネル方路の切替が端局で設定でき
る点である。以下に、第二の実施形態の構成の説明を行
うが、第一の実施形態と同一の符号を付している構成要
素の説明は省略する。
【0064】図9に示す多重装置において、クロック乗
り換え部2は、図示しない各ネットワークノードから送
信される固定ヘッダと周期的フレーム構造とを有するm
個のチャンネルの低速信号(ラインレートn)を、伝送
路C1及び伝送符号復調器D1〜伝送符号復調器Dmを介
して受信する。そして、受信された受信信号は、オーバ
ーヘッド終端部B1〜オーバヘッド終端部Bmに入力され
る。これにより、オーバヘッド終端部B1〜オーバヘッ
ド終端部Bmは、各々入力される前記受信信号のオーバ
ヘッドを終端し、この受信信号の誤り率がB1バイトに
よりモニタされる。そして、受信信号である低速信号の
DCCバイトを読込み、チャンネル選択切替制御手段7
へ出力する。次に、クロック乗り換え部2は、受信した
電気信号である低速信号をストアし、自ノードのクロッ
クで再度読み出すことにより、受信した低速信号におけ
るジッタ及びワンダを吸収する。
【0065】そして、クロック乗り換え部2は、mチャ
ンネルの低速信号を各々オーバヘッド挿入部H1〜オー
バヘッド挿入部Hmへ出力する。次に、オーバヘッド挿
入部H1〜オーバヘッド挿入部Hmは、各々入力される低
速信号のフレームのオーバヘッド部へ、各ネットワーク
ノードにおけるチャンネル切替情報及びチャンネル実装
情報を書き込む。そして、オーバヘッド挿入部H1〜オ
ーバヘッド挿入部Hmは、オーバヘッド部へ情報が書き
込まれた低速信号を各々スクランブル部SCR1〜スク
ランブル部SCRmへ出力する。
【0066】これにより、スクランブル部SCR1〜ス
クランブル部SCRmは、入力される低速信号をm個の
直交するスクランブル符号で各々スクランブルし、m:
1bit多重部3へ出力する。そして、m:1bit多
重部3は、入力されるm個のラインレートがnの低速信
号を、ラインレートがmxnの高速な時分割電気多重信
号にビットインターリーブ多重する。この結果、m:1
bit多重部3は、光電気変換などの変調を行う伝送符
号変調器4を介して時分割電気多重信号を伝送路C2へ
送信する。
【0067】図10に示す中間中継装置において、伝送
符号復調器10は、伝送路C3から入力される時分割電
気多重信号(ラインレート:mxn)を復調し、1:m
bit分離部11へ出力する。そして、1:mbit分
離部11は、入力される時分割電気多重信号をm個の低
速信号(ラインレート:n)に分離し、各々デスクラン
ブル部DSCR1〜デスクランブル部DSCRmへ出力す
る。
【0068】次に、デスクランブル部DSCR1〜デス
クランブル部DSCRmは、各々入力される低速信号を
図9の多重装置でのスクランブルに用いられた、この多
重装置と同じチャンネル順で割り当てられたm個のスク
ランブル符号を用いてデスクランブルされる。そして、
デスクランブル部DSCR1〜デスクランブル部DSC
Rmは、デスクランブルした低速信号を各々SCR同期
部SC1〜SCR同期部SCmへ出力する。
【0069】次に、SCR同期部SC1〜SCR同期部
SCmは、1:mbit分離部11において分離された
各々の低速信号が正しいチャンネル位量に出力されてい
るか否かの判定を行う。このとき、SCR同期部SC1
〜SCR同期部SCmが低速信号が正しいチャンネル位
量に出力されていないことを検出した場合、m個のデス
クランブルされた低速信号は、デスクランブル時に用い
られたデスクランブル符号がスクランブル符号と対応し
ていないため、図9の多重装置におけるスクランブルさ
れた低速信号が復元されない。
【0070】このため、SCR同期部SC1〜SCR同
期部SCmは、各チャンネルの非同期状態が示される制
御信号がチャンネル選択制御部17へ出力される。そし
て、チャンネル選択制御部17は、入力される制御信号
に基づき、1:mbit分離部11へ1ビットずつ分離
の位相を変化させる制御信号を出力する。このように、
SCR同期部SC1〜SCR同期部SCmは、フレーム検
出部FR1〜フレーム検出部FRmにおいてフレーム検出
ができるまで、1:mbit分離部11を制御し、各々
の低速信号の出力される分離位相を変化させる。
【0071】これにより、分離された低速信号が正しい
チャンネル位置において出力された場合、全てのm個の
低速信号は、対応したチャンネルから図9の多重装置に
おけるスクランブルされる前の低速信号として出力され
る。このため、フレーム検出部FR1〜フレーム検出部
FRmは、図9の多重装置におけるスクランブル前の低
速信号が周期的なフレーム構造をもっている場合、固定
ヘッダを検出でき、正常に分離されていることが検出さ
れ、オーバヘッド終端部OBH1〜オーバーヘッド終端
部OBHmに対してパスを確立する。
【0072】そして、オーバヘッド終端部OBH1〜オ
ーバヘッド終端部OBHmは、入力される正常にデスク
ランブルされた低速信号へ、図9の多重装置において書
き込まれた自ノードでのチャンネル切替情報及びチャン
ネル実装情報を読み出す。次に、オーバヘッド終端部O
BH1〜オーバヘッド終端部OBHmは、読み出したチャ
ンネル切替情報及びチャンネル実装情報を、チャンネル
切替制御部19へ出力する。
【0073】これにより、チャンネル切替制御部19
は、入力されるチャンネル切換情報に基づき、m×mス
イッチ部16へ接続情報を出力する。そして、m×mス
イッチ部16は、内部のスイッチの切換状態を確定す
る。この結果、m×mスイッチ部16は、内部の接続が
確定されたスイッチにより、入力される低速信号の各々
の方路を選択し、この方路(すなわち、スクランブル部
SR1〜スクランブル部SRm)へ各々の低速信号を出力
する。
【0074】そして、スクランブル部SR1〜スクラン
ブル部SRmは、入力される低速信号(ラインレートn)
を、図9の多重装置と同じチャンネル順で割り当てられ
たm個のスクランブル符号を用いて、再びスクランブル
し、m:1bit多重部12へ出力する。次に、m:1
bit多重部12は、入力されるラインレートがnのm
個の低速信号をビットインターリーブ多重し、時分割電
気多重信号(ラインレートm×n)とする。そして、
m:1bit多重部12は、時分割電気多重信号を伝送
符号変調器14を介して伝送路C4に送出する。
【0075】図11に示す分離装置において、伝送符号
復調器20は、伝送路C5から時分割電気多重信号を受
信し、復調した後に1:mbit分離部21へ出力す
る。そして、1:mbit分離部21は、入力されるラ
インレート:m×nの分割電気多重信号を、m個の低速
信号(ラインレート:n)に分離し、この低速信号を各
々デスクランブル部DR1〜デスクランブル部DRmへ出
力する。
【0076】次に、デスクランブル部DR1〜デスクラ
ンブル部DRmは、各々入力される低速信号を図9の多
重装置でのスクランブルに用いられた、この多重装置と
同じチャンネル順で割り当てられたm個のスクランブル
符号を用いてデスクランブルされる。そして、デスクラ
ンブル部DR1〜デスクランブル部DRmは、デスクラン
ブルした低速信号を各々SCR同期部CR1〜SCR同
期部CRmへ出力する。
【0077】次に、SCR同期部CR1〜SCR同期部
CRmは、1:mbit分離部21において分離された
各々の低速信号が正しいチャンネル位量に出力されてい
るか否かの判定を行う。このとき、SCR同期部CR1
〜SCR同期部CRmが低速信号が正しいチャンネル位
量に出力されていないことを検出した場合、m個のデス
クランブルされた低速信号は、デスクランブル時に用い
られたデスクランブル符号がスクランブル符号と対応し
ていないため、図9の多重装置におけるスクランブルさ
れた低速信号が復元されない。
【0078】このため、SCR同期部CR1〜SCR同
期部CRmは、各チャンネルの非同期状態が示される制
御信号がチャンネル選択制御部25へ出力される。そし
て、チャンネル選択制御部25は、入力される制御信号
に基づき、1:mbit分離部21へ1ビットずつ分離
の位相を変化させる制御信号を出力する。このように、
SCR同期部CR1〜SCR同期部CRmは、フレーム検
出部FRR1〜フレーム検出部FRRmにおいてフレーム
検出ができるまで、1:mbit分離部21を制御し、
各々の低速信号の出力される分離位相を変化させる。
【0079】これにより、分離された低速信号が正しい
チャンネル位置において出力された場合、全てのm個の
低速信号は、対応したチャンネルから図9の多重装置に
おけるスクランブルされる前の低速信号として出力され
る。このため、フレーム検出部FRR1〜フレーム検出
部FRRmは、図9の多重装置におけるスクランブル前
の低速信号が周期的なフレーム構造をもっている場合、
固定ヘッダを検出でき、正常に分離されていることが検
出され、オーバヘッド終端部B1〜オーバーヘッド終端
部Bmに対してパスを確立する。
【0080】そして、オーバヘッド終端部B1〜オーバ
ヘッド終端部Bmでは、分離された各低速信号のリピー
タセクションオーバヘッド領域のB1バイト等を用いて
誤り率をモニタする。次に、オーバヘッド終端部B1〜
オーバヘッド終端部Bmは、各々に入力される低速信号
のDCCバイトを読み出し、チャンネル切替制御部27
へ出力する。
【0081】前記各低速信号は、クロック乗り換え部2
3において、伝送符号から抽出された伝送路クロックか
ら自ノードのクロックに乗せ換えられ、伝送路C5にお
いて生じたクロックのジッタ及びワンダを吸収する。そ
して、オーバヘッド挿入部H1〜オーバヘッド挿入部Hm
は、各々、低速信号の誤り率をモニタするためのB1バ
イト、及びフレーム検出のためのA1/A2バイトを再生
し、m×mスイッチ部29へ出力する。
【0082】正常にデスクランブルされた信号は、各々
オーバヘッド挿入部H1〜オーバヘッド挿入部Hmにおい
て、多重装置で書き込まれた自ノードでのチャンネル切
換情報,チャンネル実装情報を説み出し、チャンネル切
換制御部27に出力する。チャンネル切替制御部では、
チャンネル切換情報を下にmxmスイッチ部に接続信号
を送り切替状態を確定する。そして、m×mスイッチ部
29から出力されたmチャンネルの信号は、各々のネッ
トワークノードに送信される。
【0083】また、上述した低速信号のフレームのDC
Cバイト(Data Communication C
hannel)には、各ネットワークノード番号、各ネ
ットワークノードにおけるm×mスイッチ部(例えば、
図10のm×mスイッチ部16や図11のm×mスイッ
チ部29)の接続状態、及び各ネットワークノードにお
ける実装状態が書き込まれる。
【0084】例えば、上述の図9の多重装置において、
m個のSDH低速信号をビットインターリーブ多重化し、
時分割電気多重信号を生成したとする。m個のSDH低速
信号のリピータセクションオーバヘッド領域のDCCバ
イトは各々3バイトあるので、データリンク容量として
は、192Kbit/secとなるが、多重装置は、低速イン
ターフェースとして、1枚しか実装しない場合もある。
従って、基本的には192Kbit/secのみで各ネットワ
ークノード番号、各ネットワークノードにおけるm×m
スイッチ部(例えば、図10のm×mスイッチ部16や
図11のm×mスイッチ部29)の接続状態、及び各ネ
ットワークノードにおける実装状態が設定できるよう
に、調整して設定する。
【0085】以上、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。
【0086】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、高
速信号がフレーム構造を有しない構成であるため、多重
化された高速信号のマーク率が平均化されるので、信号
SDH多重方式を高速化する場合に安定なタイミング抽
出が行える回路が実現できる。また、本発明によれば、
スクランブルに必要なスクランブル符号が使用される低
速チャンネルの数だけ用意し、各スクランブル符号間で
相互相関が小さく、自己相関の大きい異なるスクランブ
ル符号が用いられるため、新しいデータトラヒックにも
対応可能な信号を多重化した場合の安定クロック伝送を
可能とするスクランブルが可能な高速時分割多重方式を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態による多重化方式に
おける多重装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第一の実施形態による多重化方式に
おける中間中継装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第一の実施形態による多重化方式に
おける分離装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第一の実施形態による多重化方式に
おけるスクランブル部の構成を示す概念図である。
【図5】 本発明の第一の実施形態による多重化方式に
おけるデスクランブル部の構成を示す概念図である。
【図6】 本発明の第一の実施形態による多重化方式に
おけるSCR同期回路の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第一の実施形態による多重化方式に
おける多重装置の応用例の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 本発明の第一の実施形態による多重化方式に
おける分離装置の応用例の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】 本発明の第二の実施形態による多重化方式に
おける多重装置の構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明の第二の実施形態による多重化方式
における中間中継装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 本発明の第二の実施形態による多重化方式
における分離装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2、23 クロック乗り換え部 3、12 m:1bit多重部 4、14、DC1〜DCm 伝送符号変調器 7 チャンネル選択切替制御手段 10、20、D1〜Dm 伝送符号復調器 11、21 1:mbit分離部 13、17、22、25 チャンネル選択制御部 19、27 チャンネル切替制御部 B1〜Bm、OBH1〜OBHm オーバヘッド終端部 H1〜Hm オーバヘッド挿入部 SCR1〜SCRm、SR1〜SRm スクランブル部 DSCR1〜DSCRm、DR1〜DRm デスクランブル
部 FR1〜FRm、FRR1〜FRRm フレーム検出部 SC1〜SCm、CR1〜CRm SCR同期部 C1、C2、C3、C4、C5、C6 伝送路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ヘッダと周期的フレーム構造とを有
    するm個の低速チャンネル(伝送速度n)を時分割多重
    して送信する多重装置および、多重化された信号を受信
    して時分割分離する分離装置、多重装置と分離装置の間
    に伝送路を介して配置され、伝送された信号を再生中継
    する中間中継装置とから構成される多重化方式におい
    て、 各低速チャンネルごとに相互相関が小さく自己相関の大
    きい異なるm個のスクランブル符号、あるいは、m個の
    互いに直交するスクランブル符号を対応させ、当該低速
    チャンネルに当該スクランブル符号を用いて、当該低速
    チャンネルと同一の伝送速度でスクランブルをかけるス
    クランブル手段、およびスクランブルされた当該低速チ
    ャンネルをm:1ビット多重し、多重チャンネルの高速信
    号を出力する多重手段とを有する多重装置と、 前記高速信号を1:mビット分離し、分離結果を低速チャ
    ンネルとして出力する分離手段と、当該スクランブル符
    号を用いてこの低速チャンネルをデスクランブルするデ
    スクランブル手段と、デスクランブル時に当該スクラン
    ブル符号の同期をとる同期手段と、デスクランブルされ
    た低速チャンネルの信号が当該低速チャンネルの固定ヘ
    ッダの有無を検出し、周期的フレーム構造をもっている
    か否かを識別する識別手段と、1:mビット分離された
    低速チャンネルのポートの順列を周期的に1ビットずつ
    変化させていくチャンネル選択手段とを有する中間中継
    装置と、 入力された前記多重チャンネルから前記低速チャンネル
    を1:m分離する分離手段と、前記スクランブル符号を
    用いて前記低速チャンネルの信号をデスクランブルする
    デスクランブル手段と、このデスクランブル時に当該ス
    クランブル符号の同期をとる同期手段と、前記低速チャ
    ンネルの固定ヘッダを検出することにより、デスクラン
    ブルされた低速チャンネルの信号が、周期的フレーム構
    造をもっているか否かを識別する識別手段と、各低速チ
    ャンネルごとに前記スクランブル符号を対応させ、当該
    低速チャンネルにスクランブルをかけるスクランブル手
    段と、スクランブルされた当該低速チャンネルをm:1
    ビット多重する多重手段と、1:mビット分離された低
    速チャンネルのポートの順列を周期的に1ビットずつ変
    化させていくチャンネル選択手段とを有する分離装置と
    を具備することを特徴とする多重化方式。
  2. 【請求項2】 固定ヘッダと周期的フレーム構造とを有
    するm個の低速チャンネル(伝送速度n)を時分割多重
    して送信する多重装置および、多重化された信号を受信
    して時分割分離する分離装置とから構成される多重化方
    式において、 各低速チャンネルごとに相互相関が小さく自己相関の大
    きい異なるm個のスクランブル符号、あるいは、m個の
    互いに直交するスクランブル符号を対応させ、当該低速
    チャンネルに当該スクランブル符号を用いて、当該低速
    チャンネルと同一の伝送速度でスクランブルをかけるス
    クランブル手段、およびスクランブルされた当該低速チ
    ャンネルをm:1ビット多重し、多重チャンネルの高速信
    号を出力する多重手段とを有する多重装置と、 入力された前記多重チャンネルから前記低速チャンネル
    を1:m分離する分離手段と、前記スクランブル符号を
    用いて前記低速チャンネルの信号をデスクランブルする
    デスクランブル手段と、このデスクランブル時に当該ス
    クランブル符号の同期をとる同期手段と、前記低速チャ
    ンネルの固定ヘッダを検出することにより、デスクラン
    ブルされた低速チャンネルの信号が、周期的フレーム構
    造をもっているか否かを識別する識別手段と、各低速チ
    ャンネルごとに前記スクランブル符号を対応させ、当該
    低速チャンネルにスクランブルをかけるスクランブル手
    段と、スクランブルされた当該低速チャンネルをm:1
    ビット多重する多重手段と、1:mビット分離された低
    速チャンネルのポートの順列を周期的に1ビットずつ変
    化させていくチャンネル選択手段とを有する分離装置
    と、 を具備することを特徴とする多重化方式。
  3. 【請求項3】 請求項1における多重化方式において、
    低速信号としてSDHのオーバヘッドを有する信号を使
    用し、 前記多重装置の前記スクランブル手段の入力部とライン
    レートを変更するクロック乗り換え部との間に配置さ
    れ、低速入力SDH信号のセクションオーバヘッドの使
    用可能バイトにチャンネル選択情報および、チャンネル
    切換情報を書き込むチャンネル切換制御手段と、低速信
    号のオーバヘッド部にアクセスして当該使用可能バイト
    を終端し、チャンネル切替制御信号を挿入するオーバヘ
    ッド終端挿入手段とを有する当該多重装置と、 前記識別手段とスクランブル手段との間に配置され、低
    速信号のオーバヘッド部にアクセスして当該使用可能バ
    イトを終端し、チャンネル切替制御信号を読み出すオー
    バヘッド終端挿入手段と、当該チャンネル切替制御信号
    に従い、チャンネル切換制御信号を生成して当該m×m
    スイッチ手段を制御するチャンネル切換制御手段と、m
    個の入力ポートとm個の出力ポートの接続状態を入力制
    御信号に従い任意に切り替えることが可能なm×mスイ
    ッチ手段とを有する当該中間中継装置と、 前記分離装置において識別手段の出力部に挿入され、低
    速信号のオーバヘッド部にアクセスして当該使用可能バ
    イトを終端し、チャンネル切替制御信号を読み出すオー
    バヘッド終端挿入手段と、当該チャンネル切換制御信号
    に従い、チャンネル切替制御信号を生成して当該m×m
    スイッチ手段を制御するチャンネル切換制御手段と、m
    個の入力ポートとm個の出力ボートとの接続状態を入力
    制御信号に従い任意に切り替えることが可能なm×mス
    イッチ手段とを有する当該分離装置とを具備することを
    特徴とする多重化方式。
  4. 【請求項4】 請求項2における多重化方式において、
    低速信号としてSDHのオーバヘッドを有する信号を使
    用し、 前記多重装置の前記スクランブル手段の入力部とライン
    レートを変更するクロック乗り換え部との間に配置さ
    れ、低速入力SDH信号のセクションオーバヘッドの使
    用可能バイトにチャンネル選択情報および、チャンネル
    切換情報を書き込むチャンネル切換制御手段と、低速信
    号のオーバヘッド部にアクセスして当該使用可能バイト
    を終端し、チャンネル切替制御信号を挿入するオーバヘ
    ッド終端挿入手段とを有する当該多重装置と、 前記分離装置において識別手段の出力部に挿入され、低
    速信号のオーバヘッド部にアクセスして当該使用可能バ
    イトを終端し、チャンネル切替制御信号を読み出すオー
    バヘッド終端挿入手段と、当該チャンネル切換制御信号
    に従い、チャンネル切替制御信号を生成して当該m×m
    スイッチ手段を制御するチャンネル切換制御手段と、m
    個の入力ポートとm個の出力ボートとの接続状態を入力
    制御信号に従い任意に切り替えることが可能なm×mス
    イッチ手段とを有する当該分離装置とを具備することを
    特徴とする多重化方式。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の多重化
    方式において、スクランブル符号として段数の異なるM
    系列の擬似ランダム符号を用いたスクランブル手段とデ
    スクランブル手段を用いたことを特徴とする多重化方
    式。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2に記載の多重化
    方式において、当該低速チャンネルの固定ヘッダを検出
    し、低速信号入力が周期的フレーム構造をもっているか
    どうかを識別する識別手段として、SDH多重フレーム
    構造の内A1/A2バイトを検出を利用することを特徴とす
    る多重化方式。
  7. 【請求項7】 請求項3または請求項4に記載の多重化
    方式において、チャンネル切換信号を書き込むオーバヘ
    ッドフレームバイトとして、SDHフレームのセクショ
    ンオーバヘッドのDCCバイトまたはJOバイトを用い
    ることを特徴とする多重化方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2016098742A1 (ja) * 2014-12-15 2017-04-27 三菱電機株式会社 送信装置、通信装置および信号伝送システム
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