JP3246423B2 - 網同期装置 - Google Patents

網同期装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交換網のクロッ
クを伝送網のクロックに従属同期させて伝送する網同期
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信網の構成要素は交換網と伝送網であ
り、その構成要素の1つである伝送網は、PDHのみで
あった。このPDHは、スタッフ同期、すなわち複数の
トリビュタリー信号の微妙な速度差を多重化速度に合わ
せるために、冗長ビットを挿入する方法を使用した伝送
装置および伝送路を指す、一方、近年、通信網へ同期デ
ィジタルハイアラキー(以下、SDHという)によるデ
ィジタル通信の信号多重化技術が導入されてきたことに
伴い、交換機の同期方法の見直しが必要となってきた。
すなわち、従来は、交換機間の同期がPDHを介して交
換網独自の同期網を形成していたが、SDHの導入によ
り、SDH網と交換網との間の同期が必要となってき
た。
【0003】また、SDHでは多重方式としてポインタ
ー多重方式を採り、ポインターにより各トリビュタリー
信号の先頭位置を示すことで多重を実現している。SD
Hは原理的には情報の伝送には同期を必要としないが、
「タイミングを転送する」機能に関しては網同期なしに
は実現できない。その理由は、網同期がとられていない
場合、ポインター多重方式では読み出しクロックと各ト
リビュタリー信号との速度を埋め合わせるために、ポイ
ンター操作を行う。しかし、ポインター操作を行うとポ
インタージャスティフィケーションジッター(ワンダ
ー)が発生する。しかし、ポインタージャスティフィケ
ーションジッターは長周期であるため、除去が困難であ
る。このためキャリアー信号とトリビュタリー信号との
間に速度差を生じないよう、網同期が必要となる。ポイ
ンタージャスティフィケーションジッターについては例
えば、ディジタル ネットワーク シンクロナイゼーシ
ョン(Digital Network Synchr
onization),アイイーイーイー コミュニケ
ーションズ マガジン,4月(IEEE Commun
ications Magazine,April)1
995に記載されている。
【0004】現在はPDHとSDHが混在しているが、
PDHとSDHが同期していれば、理論的にはポインタ
ー操作は発生しないが、実際には同期伝送路上の温度変
化に伴い、僅かなポインター操作が必要となり、ジッタ
ーが生じる。それ故、キャリアー信号からクロックを抽
出することが望ましいが、現実の網では、交換機は必ず
しもキャリアー信号からクロック信号を抽出できるとは
限らない。それはバックボーンネットワークから伸びる
末端伝送路が、SDHを使用するほど大容量でない場合
が多く、末端伝送路をPDHだけで構成した場合、交換
機へのクロックの供給はPDHを通してなされなければ
ならないからである。この場合、クロック信号を転送す
るためだけのPDHの専用線が必要になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の網同期装置にあっては、トリビュタリー信号には
ポインタージャスティフィケーションジッターが含まれ
ているため、あるデータが送信側交換機からSDH網、
PDH網を経て受信側交換機に至る場合、PDH網に入
る直前のSDH伝送装置と受信側交換機との間の同期を
とるのに、SDH伝送装置内のキャリアー信号からクロ
ック信号を抽出することができず、代わりにトリビュタ
リー信号からクロック信号を抽出する場合に、受信側交
換機に収容されている加入者端末は劣化した同期信号を
受信してしまうという課題があった。
【0006】なお、かかる課題を解決するため、SDH
伝送装置内のトリビュタリー信号伝送路上にタイミング
差分を吸収するためのバッファ装置を設置し、キャリア
ー信号から抽出されるクロック信号にもとづきトリビュ
タリー信号を送出し、受信側交換機にて該トリビュタリ
ー信号を受信することによりキャリアー信号のクロック
信号を転送する方法が考えられるが、この方法には遅延
が発生するという別の課題があった。
【0007】また、前記SDH伝送装置はキャリアー信
号から抽出されるクロック信号の出力端子をトリビュタ
リー信号とは別に持つために、キャリアー信号からクロ
ック信号を抽出すべく、SDH伝送装置のクロック出力
端子からの信号を伝送するために、PDH伝送路内の1
つのディジタルトランクを専用して占用する必要がある
という課題があった。
【0008】また、クロック転送方法として、非同期伝
送モード(ATM)技術において使用される送信データ
列のクロック転送方法であるシンクロナス レジデュア
ルタイム スタンプ(SRTS)法とアダプティブ ク
ロック法の2つあるが、SRTS法は送信端末と受信端
末間の同期を目的としたものであり、網内のクロックや
タイミング差分の転送には、ユーザー部のデータを網が
参照しなければならないため、不適当である。一方、ア
ダプティブクロック法はSRTS法と異なり送信側と受
信側とで網クロックが同一である必要はないが、受信側
で再生したクロックにジッターが多く含まれるという課
題があった。
【0009】この発明は、前記課題を解決するものであ
り、受信側SDH伝送装置および受信側交換機間の同期
を、受信側交換機におけるクロック補正情報の挿入,抽
出によるクロック補正によって高精度に実現できる網同
期装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、請
求項1の発明にかかる網同期装置は、受信側SDH伝送
装置に、キャリアー信号とトリビュタリー信号とのタイ
ミング差分を検出するタイミング差分検出回路と、該タ
イミング差分検出回路で検出したタイミング差分にもと
づいてクロック補正情報を生成してPDH伝送路を通し
て前記受信側交換機に送出するクロック補正情報生成回
路とを設け、受信側交換機に、前記クロック補正情報が
持つ補正すべき時間とその方向の情報にもとづいて、受
信側交換機内のクロック信号を補正して前記受信側SD
H伝送装置内のクロックに従属同期させるクロック補正
回路を設けたものである。
【0011】また、請求項2の発明にかかる網同期装置
は、前記クロック補正情報の転送に、PCM30チャネ
ル方式またはPCM24チャネル方式のフレーム構成に
おける1つのメッセージチャネルのみを使用するように
したものである。
【0012】また、請求項3の発明にかかる網同期装置
は、前記受信側SDH伝送装置と前記受信側交換機との
間に、前記クロック補正情報生成回路からのクロック補
正情報を前記クロック補正回路へ転送する共通線信号網
を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図1は、この発明の網同期装置を
示すブロック図であり、同図において、11は主クロッ
ク、12は各送信端末からのデータ列の交換処理を行う
送信側交換機、121は交換処理時のタイミングを供給
するクロック、14は送信側交換機12からのデータ
列、すなわちトリビュタリー信号を伝送するトリビュタ
リー信号伝送路、1311はキャリアー信号からトリビ
ュタリー信号を分離・抽出する入力側多重化装置、13
12は複数のトリビュタリー信号を多重する出力側多重
化装置、131はこれらの入力側多重化装置1311と
出力側多重化装置1312とから構成される多重化装
置、11は伝送網の同期の源を供給する主クロック、1
32は主クロック11から供給されるクロック信号をク
ロック133に転送するクロック転送路、133は主ク
ロック11に従属同期してクロック121と出力側多重
化装置1312にクロック信号を供給するクロックであ
る。
【0014】また、15はクロック133からのクロッ
ク信号をクロック121に転送するためのクロック転送
路、134,135はクロック133からのクロック信
号を入力側多重化装置1311および出力側多重化装置
1312に転送するためのクロック転送路、13はこれ
ら多重化装置131、クロック転送路132,134,
135、クロック133とから構成される送信側SDH
伝送装置、17はこの送信側SDH伝送装置13と同様
の機能を持つ受信側SDH伝送装置、18は入力側多重
化装置1711においてキャリアー信号から分離される
トリビュタリー信号、およびクロック173とそのトリ
ビュタリー信号との間のタイミング差分情報を転送する
ためのPDH伝送路、19は受信側SDH伝送装置17
から受信するトリビュタリー信号の交換処理を行う受信
側交換機、191はPDH伝送装置内を通るクロック補
正情報をクロック192に転送するクロック伝送路、1
92は交換処理時のタイミングを供給するクロックであ
る。
【0015】図2は図1に示す送信側SDH伝送装置1
3および受信側SDH伝送装置17の他の形態を示し、
23は受信側SDH伝送装置13に対応する受信側SD
H伝送装置、25は受信側SDH伝送装置17に対応す
る受信側交換機である。また、21はキャリアー信号と
図1に示す主クロック11とを伝送するSDH伝送路、
234はキャリアー信号から交換機25宛のトリビュタ
リー信号を分離する多重化装置、235はそのトリビュ
タリー信号を、多重化装置234から多重装置255ま
での区間伝送するトリビュタリー信号伝送路、22は図
1に示す主クロック11から供給されるクロック信号を
転送するクロック転送路、231は主クロック11に従
属同期してキャリアー信号とトリビュタリー信号との間
のタイミングの差分を検出するための基準を与えるクロ
ック、232はタイミング差分を検出するタイミング差
分検出回路、233は検出されたタイミング差分に従っ
てクロック補正情報を生成し、ディジタルクロスコネク
ト装置236に送信するクロック補正情報生成回路、2
36はクロック補正情報生成回路233より受信するク
ロック補正情報をトリビュタリー信号の中の予め規定し
たメッセージチャネルに挿入する機能を担うディジタル
クロスコネクト装置である。
【0016】また、24は受信側SDH伝送装置23と
受信側交換機25との間の伝送路を提供するPDH網、
251はクロック補正情報の入ったチャネルを分離し、
クロック補正情報を送信する機能を担うディジタルクロ
スコネクト装置、252はディジタルクロスコネクト装
置251からクロック補正情報を受信し、補正の指示信
号を送信するタイミング制御回路、253はタイミング
制御回路252から補正すべき時間とその方向(進める
か、遅らせるか)の情報(指示信号)を受信し、クロッ
ク254を補正するクロック補正回路、254は各受信
トリビュタリー信号を多重化する多重化装置255およ
び集線装置257にクロック信号を供給する前記のクロ
ック、257は各トリビュタリー信号の交換を行うディ
ジタルスイッチ回路および加入者線を集線する前記の集
線装置である。
【0017】図3は欧州のCEPT系システムにおけ
る、PCM30チャネル方式のフレーム構成を示してい
る。これは32個のタイムスロットTS0〜TS31
と、フレーム同期用チャネル311とで1つのフレーム
F1を構成しており、タイムスロットTS1〜TS1
5,TS17〜TS31がメッセージ用チャネルに割り
当てられている。タイムスロットTS0はフレーム同期
用チャネルに割り当てられている。そして、ここではメ
ッセージチャネルの中の例えばタイムスロットTS31
を、クロック補正情報転送用チャネル311として割り
当てた場合を示してある。また、このような1フレーム
単位のクロック補正情報転送用チャネル311にもとづ
いて、前記タイミング差分の検出を行えるようにしてい
る。
【0018】また、図4は米国のAT&T系システムに
おける、PCM24チャネル方式のフレーム構成を示し
ている。これは24個のタイムスロットCH1〜CH2
4と1ビットのフレーム同期用ビット411とで1つの
フレームF2を構成している。そして、ここではメッセ
ージチャネルの中の例えばCH24を、クロック補正情
報転送用チャネル412として割り当てた場合を示して
ある。そして、このような1フレーム単位のクロック補
正情報転送用チャネル411にもとづいて、前記タイミ
ング差分の検出を行うことができる。
【0019】次に動作について説明する。まず、図1に
示すように送信側交換機12から受信側交換機19へデ
ータ列が伝送される場合を説明する。各送信端末からの
データ列は、送信側交換機12を通って送信側SDH伝
送装置13においてトリビュタリー信号がキャリアー信
号へ多重化される。このキャリアー信号はシンクロナス
トランスポートモジュール−n(STM−n)信号とも
呼ばれ、n=1,4,16で、STM−1はSDH網に
おける基本速度(155.52Mbit/s)となる。
そしてこのキャリアー信号はSDH伝送路16を通って
受信側SDH伝送装置17に至る。ここでキャリアー信
号の中に多重化されている複数のトリビュタリー信号の
中から、受信側交換機19に伝送されるべきものを分離
する。分離されたトリビュタリー信号は受信側SDH伝
送装置17からPDH伝送路18を通って受信側交換機
19にて受信される。受信時のトリビュタリー信号の読
み出しはクロック191に同期して行われる。ここまで
はユーザデータの流れを説明したが、以下に同期情報の
流れを説明する。
【0020】まず、クロック133とクロック173は
各々クロック転送路132,172を通してクロック信
号を受信することにより、主クロック11に従属同期し
ている。クロック121はクロック転送路15を通して
クロック信号を受信することにより、クロック133に
従属同期している。受信側SDH伝送装置17におい
て、入力信号であるキャリアー信号と出力信号であるト
リビュタリー信号とのタイミングの差分をクロック17
3にもとづいて計測し、そのタイミングの差分情報をP
DH伝送路18を通るトリビュタリー信号内に挿入す
る。その具体的な場所の一例として、図3に示すように
タイムスロットTS31をクロック補正情報転送用チャ
ネル311として使用する。このタイムスロットTS3
1がメッセージチャネルとして使われるのを防止するた
めには、このタイムスロットTS31を常にビジー状態
に設定しておく必要がある。
【0021】こうして、クロック補正情報を含んだトリ
ビュタリー信号が交換機19に伝送される。交換機19
ではPDH伝送路18を通るトリビュタリー信号からク
ロック補正情報を抽出し、クロック転送路191経由で
該クロック補正情報をクロック192へ転送する。この
クロック補正情報にもとづいてクロック192を補正す
ることにより、受信側SDH伝送装置17内のクロック
173に従属同期させる。従来技術では、クロック19
2をクロック173に従属同期させるためには、クロッ
ク173からクロック192へのクロック転送路が必要
であった。
【0022】次に、図1における受信側SDH伝送装置
17と受信側交換機19との間の処理の詳細を、これら
に対応する図2の受信側SDH伝送装置23および受信
側交換機25との間の処理にて説明する。キャリアー信
号は、受信側SDH伝送路21を通って受信側SDH伝
送装置23内の多重化装置234において、各トリビュ
タリー信号へと分離される。そのうちの1つがPDH網
24を介して受信側交換機25に伝送される。受信側交
換機25では受信したトリビュタリー信号を多重化装置
255にて多重化し、ディジタルスイッチ回路256に
て交換処理を行い、集線装置257にて受信側交換機2
5に収容される各加入者端末にデータを送信する。
【0023】図1に示す主クロック11からのクロック
信号はSDH伝送路21からクロック転送路22を通っ
てクロック231に転送される。タイミング差分検出回
路232ではクロック231のクロックとトリビュタリ
ー信号伝送路235内のトリビュタリー信号から抽出し
たクロック信号とを比較し、タイミングの差分を速度差
の形で検出し、その結果をクロック補正情報生成回路2
33に送信する。クロック補正情報生成回路233は、
受信したタイミング差分からクロック補正情報を「−
1」,「±0」,「+1」のいずれかの値として生成す
る。タイミング差分がクロック補正を必要としない範囲
内であれば「±0」を、範囲外であれば「−1」か「+
1」を生成する。ここで生成される「±1」は、図3に
示す1個分のフレームF1に相当する。すなわち、クロ
ック231のクロック信号に対してトリビュタリー信号
から抽出したクロック信号が1フレーム分遅れていると
きは「+1」、一致しているときは「±0」、1フレー
ム分進んでいるときは「−1」を生成する。
【0024】ディジタルクロスコネクト装置236では
クロック補正情報生成回路233から受信したクロック
補正情報をトリビュタリー信号内の、例えば図3に示す
クロック補正情報転送用チャネル311に挿入する。ク
ロック補正情報が挿入されたトリビュタリー信号は、受
信側SDH伝送装置23からPDH網24内のPDH伝
送路を通って受信側交換機25に至る。受信側交換機2
5内のディジタルクロスコネクト装置251では、受信
したトリビュタリー信号のクロック補正情報転送用チャ
ネル311からクロック補正情報を抽出し、タイミング
制御回路252に送信する。タイミング制御回路252
は受信したクロック補正情報を元に、例えば「+1」の
ときはクロック信号を1フレーム分、すなわち、125
μs進める指示をクロック補正回路253に対して出
す。クロック補正回路253はタイミング制御回路25
2からの指示に従って、クロック254を補正する。
【0025】なお、前記実施の形態では、キャリアー信
号とトリビュタリー信号とのタイミング差分を、1フレ
ーム単位のクロック補正情報に変換する場合を示した
が、比較するキャリアー信号とトリビュタリー信号各々
のフレーム同期用チャネル位置の時間差を測定し、その
時間差の値を直接トリビュタリー信号に挿入するように
してもよい。例えば、予め時間差の単位がμsであるこ
とをSDH伝送装置と交換機との間で決めておき、時間
差が100μsであれば「100」という数値だけを転
送する。
【0026】図5はこの発明の実施の他の形態を示すブ
ロック図である。これは、図2の一部を変更した構成を
持ち、受信側SDH伝送装置23の多重化装置234と
受信側交換機25の多重化装置255とを、図2に示し
たディジタルクロスコネクト装置236,251および
PDH網24を除き、SDH伝送路536にて直接接続
し、さらに、クロック補正情報生成回路233,252
どうしを、共通線信号装置534,551および共通線
信号網54を介して相互に接続したものである。これに
よれば、タイミング差分検出回路232で検出したタイ
ミング差分に応じたクロック補正情報が、その共通線信
号網54を介してクロック補正回路253に伝えられ、
受信側交換機25におけるクロック254のクロック補
正を行うことができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、網同
期の保持に不可決な同期情報の転送を、クロック信号そ
のものでなく、タイミング差分から生成するクロック補
正情報という形で行うことにより、通常のデータ転送用
のディジタルトランクの1チャネルを使用するだけでよ
く、従来のように、受信側SDH伝送装置と受信側交換
機との同期をとるのにPDH伝送路内の1つのディジタ
ルトランクを専用線として占有する必要がなくなるとい
う効果が得られる。また、クロック補正情報の挿入や抽
出といった処理で受信側交換機のクロック信号の補正を
容易に行うことができ、このため受信側交換機に収容さ
れる加入者端末が精度のよい同期信号を受信できるとい
う効果が得られる。かくして、遠隔地の受信側交換機の
ようにトリビュタリー信号からしかクロック信号を抽出
できない場合においても、タイミング差分から生成する
クロック補正情報の転送によって、キャリアー信号から
クロック信号を抽出する場合と同様の同期精度が得られ
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態によるは網同期装置
を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す網同期装置の要部を詳細に示すブ
ロック図である。
【図3】 この発明におけるクロック補正情報の転送用
チャネルを持ったCEPT系PCM30チャネル方式の
フレーム構成を示す説明図である。
【図4】 この発明におけるクロック補正情報の転送用
チャネルを持ったAT&T系PCM24チャネル方式の
フレーム構成を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の他の形態による網同期装置
の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
12 送信側交換機 13 送信側SDH伝送装置 16 SDH伝送路 17,23 受信側SDH伝送装置 19,25 受信側交換機 54 共通線信号網 232 タイミング差分検出回路 233 クロック補正情報生成回路 253 クロック補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 7/00 - 7/16 H04J 3/00 - 3/06 H04L 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信端末から送信側交換機を介して得ら
    れるデータ列であるトリビュタリー信号をキャリアー信
    号へ多重化させる送信側SDH伝送装置と、 該送信側SDH伝送装置からSDH伝送路を介して得ら
    れたキャリアー信号中に多重化されたトリビュタリー信
    号を受信側SDH伝送装置にて分離して取り出した後
    に、前記トリビュタリー信号の読み出しをクロック信号
    に同期して行わせる受信側交換機とを備えた網同期装置
    であって、 前記受信側SDH伝送装置に設けられて、前記キャリア
    ー信号とトリビュタリー信号とのタイミング差分を検出
    するタイミング差分検出回路と、 該タイミング差分検出回路で検出したタイミング差分に
    もとづいてクロック補正情報を生成してPDH伝送路を
    通して前記受信側交換機に送出するクロック補正情報生
    成回路と、 前記受信側交換機に設けられて、前記クロック補正情報
    が持つ補正すべき時間とその方向の情報にもとづいて、
    前記受信側交換機内のクロック信号を補正して前記受信
    側SDH伝送装置内のクロックに従属同期させるクロッ
    ク補正回路とを備えたことを特徴とする網同期装置。
  2. 【請求項2】 前記クロック補正情報の転送に、PCM
    30チャネル方式またはPCM24チャネル方式のフレ
    ーム構成における1つのメッセージチャネルのみを使用
    することを特徴とする請求項1に記載の網同期装置。
  3. 【請求項3】 前記受信側SDH伝送装置と前記受信側
    交換機との間に、前記クロック補正情報生成回路からの
    クロック補正情報を前記クロック補正回路へ転送する共
    通線信号網を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    網同期装置。
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