JP3282707B2 - クロスコネクト回路およびこれを用いた端局装置 - Google Patents

クロスコネクト回路およびこれを用いた端局装置

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JP3282707B2
JP3282707B2 JP22946195A JP22946195A JP3282707B2 JP 3282707 B2 JP3282707 B2 JP 3282707B2 JP 22946195 A JP22946195 A JP 22946195A JP 22946195 A JP22946195 A JP 22946195A JP 3282707 B2 JP3282707 B2 JP 3282707B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Mr行×Mc列か
らなるメインフレーム構造の伝送路符号信号を送受信す
る端局装置に関する。これに加え、本発明はこの端局装
置に使用するクロスコネクト回路に関し、SDH(Sync
hronous Digital Hierarchy) 伝送装置において、複数
のSTM−N(Synchronous Transport Module Level-
N;Nは信号速度に応じた値であって、0,1,4,1
6,64の何れかの値をとる)入力信号を、AU−3又
はAU−4(Administrative Unit level-3 or 4)単位
に入れ替えて、複数のSTM−N出力信号へ変換するク
ロスコネクト(方路入れ替え)技術ないしは挿入分離
(Add Drop)技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ITU−T(国際電気通信連合の電気通
信標準化部門)の勧告書G.707,G.708,G.
709で規定されたSDHフレームにおいて、AUは管
理バイトと情報バイトVC (Vitural Container)から
構成されている。情報バイトVCの領域には、さらに、
所定単位の低速度の情報が多重化されて詰め込まれてい
る。上述したように、AUにはAU−3単位とAU−4
単位とが存在するが、以下の説明では、AU−3単位を
例に挙げて説明することとする。
【0003】従来の技術による情報バイトVCの方路入
れ替えの処理は、STM−Nフレームの入力信号に対応
して、1フレームないし2フレーム分の情報を所定のメ
モリに書き込み、方路入れ替え制御信号に応じて当該メ
モリから情報バイトVC単位のデータを読み出して、送
信するSTM−Nフレーム信号の指定されたAU位置へ
マッピングしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の装置
においては、以下に示すような問題を生じていた。 (1)クロスコネクトする入出力信号線数が増加する
と、それぞれの入出力線数に対応してフレーム蓄積用の
メモリ量が増大し、装置規模が大きくなってしまう。ま
た、フレーム蓄積用のメモリを介在するので、このよう
なクロスコネクト端局装置が複数配備された伝送網にお
いては、信号が端局装置を通過する毎に遅れが生じて、
信号の伝搬遅延時間が大きくなってしまう。
【0005】(2)クロスコネクトのためには、時間ス
イッチと空間スイッチを組み合わせたスイッチ・マトリ
クスが必要であり、スイッチ・マトリクス内で競合(衝
突)が起こらないような構成とする必要があった。本発
明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的
は、信号伝搬遅延が少なく、クロスコネクトに必要なメ
モリ量を削減して回路規模を縮小するとともに、不特定
多数の信号がランダムに入力されるATM(Asynchrono
us Tranfer Mode ;ITU−T I.432 で規定され
た非同期転送モード)装置等においても、競合による情
報欠落が発生しないクロスコネクト回路およびこれを用
いた端局装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、所定数のビットを単位と
してSr行×Sc列で表現されるサブフレームと、該サ
ブフレームを管理するCm列の管理情報バイトとを方路
入れ替えするクロスコネクト回路であって、前記Sr行
×Sc列のサブフレームとCm列の管理情報バイト
とを合わせたSr行×(Sc+Cm)列のフレーム構造
を、(Sc+Cm)の長さのパケットデータへ変換する
パケット生成手段と、前記パケットデータにアドレスを
付与するための制御を行う回線制御手段と、前記回線制
御手段により指定された前記アドレスを、前記パケット
生成手段が生成した前記パケットデータのアドレス部分
へ書き込むアドレス付与手段と、前記パケットデータに
付与されたアドレスに基づいて、該パケットデータを対
応する出力端子へ振り分けるパケットスイッチ手段と、
前記パケットスイッチ手段で振り分けられたパケットデ
ータから前記アドレス部分を取り除いて、該パケットデ
ータの情報部分を抽出するパケット分解手段と、前記サ
ブフレームを生成するために必要とされる管理情報を、
前記情報部分に付加して、サブフレームを再生するサブ
フレーム生成手段とを具備したことを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記回線制御手段は、クロスコネク
ト回路の外部から予め一意に設定された方路設定に基づ
いて、前記パケットデータにアドレスを付与するための
制御を行うことを特徴としている
【0008】また、請求項記載の発明は、所定数のビ
ットを単位としてMr行×Mc列で表現されるビット配
列を持つメインフレームを有し、該メインフレームの特
定のCm列には管理情報バイト群を有し、該管理情報バ
イト群を除いた部分に、Sr行×Sc列で表現されるサ
ブフレームを複数個収容した伝送路符号を送受信する端
局装置において、受信した前記メインフレーム信号か
ら、前記サブフレームと該サブフレームを管理する管理
情報バイトを一つの単位として分離するフレーム分離手
段と、前記フレーム分離手段が生成した前記サブフレー
ムと該サブフレームを管理する管理情報バイトとを方路
入れ替えする請求項1又は2に記載されたクロスコネク
ト回路と、前記クロスコネクト回路から出力されるサブ
フレームをもとにしてメインフレームを生成するフレー
ム多重化手段とを具備し、入力されたn本のメインフレ
ーム信号を、m本のメインフレーム出力信号へサブフレ
ーム単位に方路変更することを特徴としている。
【0009】また、請求項記載の発明は、請求項
載の発明において、前記メインフレームとして、ITU
−Tの勧告書G.707,G.708,G.709で規
定されるSDHフレームを用いることを特徴としてい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。なお、本実施形態において
は、STM−NのうちのN=1の場合,すなわちSTM
−1の場合,について説明することとする。図1は、同
実施形態による端局装置の構成を示すブロック図であ
る。この端局装置には、図の左側に示すようにn本のS
TM−1入力信号IN#1〜IN#nが入力され、最終
的に、図の右側に示すm本のSTM−1出力信号OUT
#1〜OUT#mが出力される。
【0011】この端局装置は、STM−1受信部1-1〜
1-n,データHW交換部2,STM−1送信部3-1〜3
-mに大別される。STM−1受信部1-1〜1-n,STM
−1送信部3-1〜3-mと、データHW交換部2における
1:3分離回路9-1〜9-n,パケットアセンブリ回路1
0-1〜10-n,パケット分解回路13-1〜13-m,3:
1多重化回路14-1〜14-m(何れも詳細は後述)は、
それぞれが同一の構成となっている。そこで、以下に述
べる構成の説明においては、STM−1受信部1-1,S
TM−1送信部3-1,1:3分離回路9-1,パケットア
センブリ回路10-1,パケット分解回路13-1,3:1
多重化回路14-1についてのみ説明することとする。
【0012】まず、STM−1受信部1-1は、入力バッ
ファ回路4-1,フレーム同期回路5-1,SOH(セクシ
ョンオーバーヘッド)終端部6-1からなる。また、SO
H終端部6-1は、デスクランブル・B1バイト検出回路
7-1とポインタ処理・誤り検出回路8-1から構成されて
いる。
【0013】入力バッファ回路4-1は、STM入力信号
IN#1をバッファして出力する。フレーム同期回路5
-1は、入力バッファ回路4-1の出力信号からフレーム同
期信号を検出してフレーム同期をとる。デスクランブル
・B1バイト検出回路7-1は、フレーム同期回路5-1の
出力のデスクランブル処理,図2に示すSTM−1フレ
ームのSOH部(詳細は次に述べる)に含まれるB1バ
イトの検出などの終端処理を行う。ポインタ処理・誤り
検出回路8-1は、クロックCKを使用することで、デス
クランブル・B1バイト検出回路7-1の出力を装置内ク
ロックのデータ信号へ乗せ換えとポインタ処理,STM
−1フレームのSOH部に含まれるB2バイトを用いた
符号誤り検出などを行う。
【0014】ここで、図2にSTM−1フレームの詳細
な構造を示す。この図において、STM−1の最初の9
列はSOHと呼ばれる。また、STM−1フレームから
SOHを除いた領域をペイロードと呼ぶ。さらに、H
1,H2,H3の各バイトを含む列は、AU−3ポイン
タと呼ばれる。なお、上述したB1バイトやB2バイト
を含めて、この図に記載された各バイトの意味は、すべ
て国際標準で規定されているものである。たとえば、B
1バイトは中継器相互間,又は,中継器と伝送端局装置
との間の符号誤り監視に用いるバイトであって、B2バ
イトは伝送端局装置相互間の符号誤り監視に用いるバイ
トである。
【0015】また、図3にはAU−3と該AU−3に対
応するSOHのバイト構造を示してある。この図におい
て、固定スタッフと呼ばれる2列の領域,太線枠で囲ま
れた9行×85列(87−2=85列)のVC−3と呼
ばれる領域,H1とH2とH3からなるAU−3ポイン
タの領域とを合わせたものが、AU−3の領域である。
ちなみに、上述したAU−4の領域は、図2に示すA
U−3ポインタの領域と、9行×261バイトのペイロ
ードとを合わせた部分を指す。
【0016】一方、1:3分離回路9-1は、装置内クロ
ックへ乗せ換えられた図2の形式のSTM−1フレーム
信号を、バイト単位の3本のAU−3データ信号へ分離
する。ここで、このAU−3データ信号への分離である
が、図2に示すように3個のAU−3はSTM−1のフ
レーム上で3バイト毎にマッピングされていることか
ら、フレーム同期がとれている状態では、各行について
3バイト毎にデータを抽出する回路を用いることによ
り、AU−3単位で分離することができる。
【0017】また、STM−1からAU−3単位のデー
タを分離するにあたっては、H1,H2,H3を除くS
OH領域を識別して分離するのに、カウンタ回路等の制
御を要する。従って、回路を簡単化するためには、常に
3バイト毎に分離を行う回路構成が考えられる。なお、
3バイト毎に分離した後に低速度動作となった状態にお
いて、AU−3ポインタの領域以外のSOHバイト部分
に、パリティ等の装置内監視情報を付加して、装置内を
転送中の符号誤りを検出することも可能である。
【0018】他方、パケットアセンブリ(Packet Assem
bly)回路10-1 は、1:3分離回路9-1の出力を固定
長のパケットデータへ変換する。ここで、パケットデー
タとしては、(1)現在、ITU等で検討が進められて
いるATMの53バイトのセルを用いる方法と、(2)
AU−3データが9行×90列(Sr行×Sc列)の行
列構造をしていることを考慮して、長さ90バイトを単
位とするパケットを用いる方法とが考えられる。
【0019】まず、ATMセル構造を用いる上記の
(1)の方法について説明する。なお、この方法に関し
ては図4が参考となる。周知のように、ATMセルは5
3バイトのうち48バイトを情報信号の転送に使用し、
それ以外の5バイトを管理バイトとしている。そこで、
この方法によれば、AU−3データをATMセルの48
バイトの領域へ乗せることになる。
【0020】この乗せ換えには、クロック速度が2のべ
き乗となるように、速度変換回路(図示略)を介してA
U−3データの情報を48バイトへ変換する。ここで、
クロック速度は必ずしも2のべき乗である必要はない
が、2のべき乗とした方が速度変換回路の回路構成が簡
単になるという利点がある。そして、ATMセルの最初
の5バイト中の所定部分に、パケットの宛先(アドレ
ス)を書き込み、スイッチ部11(詳細は後述)へ入力
する。なお、ATMセルの最初の5バイトのアドレスと
48バイトの情報信号以外のバイトの部分に、装置内監
視情報を書き込むことも可能である。
【0021】次に、AU−3の1行分の長さのパケット
へ変換する上記の(2)の方法について説明する。な
お、この方法に関しては図5が参考となる。この方法で
は、AU−3の1行の長さが90バイトであることか
ら、これを単位とするパケットに変換するものである。
ここで、データの構造がパケット化前とパケット化後と
で同じであることから、上記の(1)の方法のような速
度変換処理は不要となる。また、AU−3の最初の3バ
イトはSOHの管理バイトであり、この部分のうちの
1:3分離回路9-1で書き込まれた装置内監視情報部以
外のバイトに、パケットの宛先(アドレス)と装置内監
視情報とを書き込んで、スイッチ部11へ入力する。
【0022】一方、スイッチ部(パケット振り分け部)
11は、制御部12(詳細は次に述べる)によって予め
決められた送信先の宛先(アドレス)と、パケットアセ
ンブリ回路10-1〜10-nから送られてきたパケットの
宛先(アドレス)とを照合して、これらパケットを当該
スイッチ部11の出力端子へ振り分ける。なお、スイッ
チ部11において、図における左側が入力端子,右側が
出力端子である。
【0023】制御部12の主な機能は次のようなもので
ある。第1に、STM−1入力信号IN#1〜IN#n
のそれぞれに対するAU−3フレーム位相をもとに、送
信STM−1フレームへ組み立てた時の当該AU−3デ
ータのポインタ値を計算して、STM−1送信部3-1〜
3-mにポインタ値を指示する。第2に、本端局装置の外
部から指定された方路設定命令に従って、当該パケット
化されたAU−3データへスイッチ部11で使う宛先
(アドレス)を付与するように、パケットアセンブリ回
路10-1を制御する。
【0024】パケット分解(Packet De-Assembly)回路
13-1は、スイッチ部11の出力端子から送られるパケ
ットデータに対して、パケット化と逆の方法によりデー
タの抽出を行う。すなわち、上述した(1)の方法によ
ってパケット化されている場合には、ATMセルの最初
の5バイトを分離して、残りの48バイトから情報デー
タを抽出する。また、装置内監視情報をもとにして、デ
ータの符号誤りを検出する。さらに、AU−3のデータ
へ変換するために速度変換を行って、AU−3フレーム
構造を組み立てる。
【0025】一方、上述した(2)の方法でパケット化
されている場合には、最初の3バイトにアドレスと装置
内監視情報が存在することから、アドレス部分以外を後
段にそのまま伝達する。また、パケットデータの構造と
AU−3のデータ構造とが同じであることから、上述し
たように速度の変換は不要となる。そして、このように
して抽出されたデータが、AU−3フレーム構造へ組み
立てられる。
【0026】次に、3:1多重化回路14-1は、パケッ
ト分解回路13-1により組み立てられたAU−3フレー
ム構造のデータ3個を、指定されたAU−3順にバイト
単位で多重化して、STM−1フレーム構造のデータを
組み立てる。なお、上記のパケット分解回路13-1で行
った装置内監視情報による符号誤りの検出を、ここでも
行うことが可能である。
【0027】次に、SOH挿入部15-1は、ポインタ挿
入部16-1とスクランブラ回路17-1から構成されてい
る。ポインタ挿入部16-1は、入力側におけるポインタ
処理・誤り検出回路8-1〜8-nで得られたポインタ値,
本装置の出力側で生成されるSTMフレーム位相,スイ
ッチ部11で選択された各AU−3のフレーム位相を制
御部で計算した結果を、3:1多重化回路14-1が生成
したSTM−1フレーム構造のデータ中のH1,H2,
H3の部分に、ポインタ値として書き込む。また、これ
に加えて、STMフレームでのB2バイト計算を行う。
【0028】スクランブラ回路17-1は、ポインタ挿入
部16-1が出力したデータのスクランブル処理やB1バ
イト処理などを行う。出力バッファ回路18-1は、スク
ランブラ回路17-1の出力信号をバッファして、STM
−1出力信号OUT#1として出力する。
【0029】次に、上記構成によるクロスコネクト回路
およびこれを用いた端局装置の動作を説明する。まず、
STM−1入力信号IN#1は、入力バッファ回路4-1
を経て、フレーム同期回路5-1によってフレーム同期が
取られる。次いで、フレーム同期回路5-1の出力は、デ
スクランブル・B1バイト検出回路7-1でB1バイト検
出,デスクランブル等の終端処理が行われ、引き続い
て、ポインタ処理・誤り検出回路8-1により、装置内ク
ロックへのデータ信号の乗せ換えとポインタ処理,B2
バイトによる符号誤り検出などが行われる。
【0030】そして、ここまでの処理は、従来からある
STM信号の終端処理と同じである。他方、制御部12
は、各入力信号のAU−3フレーム位相をもとに、送信
STM−1フレームへ組み立てた時の当該AU−3デー
タのポインタ値を計算しておく。
【0031】次に、装置内クロックへ乗せ換えられたS
TM−1フレーム信号は、1:3分離回路9-1で3本の
AU−3データ信号へ分離され、AU−3ポインタ領域
以外のSOHバイトの部分に、装置内監視情報が付与さ
れる。そして、1:3分離回路9-1の出力は、パケット
アセンブリ回路10-1によって固定長のパケットデータ
へ変換され、スイッチ部11へ送出される。その際、制
御部12は、パケット化されたAU−3データに宛先を
付与するように、パケットアセンブリ回路10-1を制御
する。
【0032】ここで、上述した(1)の方法では、AT
Mセルの管理バイトにパケットの宛先が書き込まれ、さ
らに、AU−3データがATMセルの48バイトへ変換
される。また、このとき、ATMセルの管理バイトのア
ドレス部と48バイトの情報信号以外の部分に装置内監
視情報が書き込まれる。一方、上述した(2)の方法で
は、AU−3の1行の長さを単位とするパケットに変換
される。AU−3のSOHの管理バイトのうち、1:3
分離回路9-1で装置内監視情報が書き込まれた部分以外
に、パケットの宛先と装置内監視情報が書き込まれる。
【0033】このようにして、STM−1入力信号IN
#2〜IN#nについても、STM−1入力信号IN#
1と同様の処理が施されて、スイッチ部11へ入力され
る。次に、スイッチ部11は、制御部12が予め決定し
た送信先の宛先と、入力されたパケットの宛先とを照合
して、これらのパケットを該スイッチ部11の出力端子
へ振り分ける。
【0034】次に、スイッチ部11から出力されたパケ
ットデータから、パケット分解回路13-1によりデータ
が抽出される。すなわち、上記の(1)の方法によれ
ば、ATMセルの管理バイトが分離されて残りの48バ
イトから情報データが抽出され、装置内監視情報を用い
てデータの符号誤りが検出される。この後、速度変換が
なされてAU−3のフレーム構造へ組み立てられる。一
方、上述した(2)の方法によれば、パケットデータの
最初の3バイトに含まれるアドレス部分以外のデータが
抽出されてAU−3フレームの構造へ組み立てられると
ともに、装置内監視情報を用いてデータの符号誤りが検
出される。
【0035】次いで、これらのAU−3フレーム構造の
データは、3:1多重化回路14-1によって、指定され
たAU−3順でバイト単位に多重化され、STM-1フレ
ーム構造のデータへ組み立てられる。また、これに加え
て、装置内監視情報を用いた符号誤りの検出がなされ
る。さらに、ポインタ挿入部16-1においては、入力側
のポインタ処理・誤り検出回路で得られたポインタ値,
本装置の出力側で生成されるSTMフレーム位相,スイ
ッチ部11で選択されたAU−3のフレーム位相が制御
部12で計算されて、その結果の値が、H1,H2,H
3のポインタ値として上記のSTM−1フレーム構造の
データに書き込まれる。また、これに加えてB2バイト
の計算も行われる。
【0036】次に、ポインタ挿入部16-1の出力は、ス
クランブラ回路17-1でスクランブルがかけられると共
にB1バイト処理がなされ、出力バッファ回路18-1か
らSTM−1出力信号OUT#1として出力される。こ
のようにして、スイッチ部11からパケット分解回路1
3-2〜13-mへ振り分けられたパケットデータについて
も、パケット分解回路13-1へ送られたパケットデータ
と同様の処理が施され、それぞれがSTM−1出力信号
OUT#2〜OUT#mとしてバッファ回路18-1〜1
8-mより出力される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2
載の発明によれば、Sr行×Sc列のサブフレームと
サブフレームを管理するCm列の管理情報バイトとを合
わせたSr行×(Sc+Cm)列のフレーム構造を、
(Sc+Cm)の長さのパケットデータへ変換し、アド
レスを付与し、当該アドレスに基づいてパケットデータ
を振り分けて、振り分けられたパケットデータから情報
部分を抽出し、これに管理情報を付加してサブフレーム
を再生するようにしたので、サブフレーム単位のクロス
コネクト機能を実現できるとともに、回路の信号伝搬遅
延を少なくでき、さらに、クロスコネクトを行うのに必
要とされるメモリを省略して回路規模を小さくすること
ができるという効果が得られる。また、請求項2記載の
発明では、予めクロスコネクト回路の方路設定が外部か
らの設定に基づいて一意に決められているので、不特定
多数の信号がランダムに入力されるATM装置等に使用
しても、競合による情報欠落等が発生しないという効果
が得られる。
【0038】また、請求項3又は4記載の発明によれ
ば、受信したメインフレーム信号からサブフレームと管
理情報バイトを分離し、請求項1又は2記載のクロスコ
ネクト回路によって方路入れ替えを行い、得られるサブ
フレームからメインフレームを生成するようにしたの
で、SDH伝送装置,特に,STM−Nフレーム構造を
持つ信号を取り扱う場合に、信号伝搬遅延が少なく回路
規模の小さな端局装置を構成でき、また、不特定多数の
信号がランダムに入力されるATM装置等において、競
合による情報欠落等の発生しない端局装置を実現できる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による端局装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】 STM−1フレームのフレーム構造を表わし
た図である。
【図3】 AU−3と該AU−3に対応するSOHバイ
トの構造を表わした図である。
【図4】 同実施形態において、AU−3フレームをA
TMの53バイトセルへマッピングする方法を説明した
図である。
【図5】 同実施形態において、AU−3の1列を単位
長とするパケットへのマッピング方法を説明した図であ
る。
【符号の説明】
1-1〜1-n…STM−1受信部、2…データHW交換
部、3-1〜3-m…STM−1送信部、4-1〜4-n…入力
バッファ回路、5-1〜5-n…フレーム同期回路、6-1〜
6-n…SOH終端部、7-1〜7-n…デスクランブラ・B
1バイト検出回路、8-1〜8-n…ポインタ処理・誤り検
出回路、9-1〜9-n…1:3分離回路、10-1〜10-n
…パケットアセンプリ回路、11…スイッチ部、12…
制御部、13-1〜13-m…パケット分解回路、14-1〜
14-m…3:1多重化回路、15-1〜15-m…SOH挿
入部、16-1〜16-m…ポインタ挿入部、17-1〜17
-m…スクランブラ回路、18-1〜18-m…出力バッファ
回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 - 3/26 H04L 12/56

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数のビットを単位としてSr行×S
    c列で表現されるサブフレームと、該サブフレームを管
    理するCm列の管理情報バイトとを方路入れ替えするク
    ロスコネクト回路であって、 前記Sr行×Sc列のサブフレームとCm列の管理
    情報バイトとを合わせたSr行×(Sc+Cm)列のフ
    レーム構造を、(Sc+Cm)の長さのパケットデータ
    へ変換するパケット生成手段と、 前記パケットデータにアドレスを付与するための制御を
    行う回線制御手段と、 前記回線制御手段により指定された前記アドレスを、前
    記パケット生成手段が生成した前記パケットデータのア
    ドレス部分へ書き込むアドレス付与手段と、 前記パケットデータに付与されたアドレスに基づいて、
    該パケットデータを対応する出力端子へ振り分けるパケ
    ットスイッチ手段と、 前記パケットスイッチ手段で振り分けられたパケットデ
    ータから前記アドレス部分を取り除いて、該パケットデ
    ータの情報部分を抽出するパケット分解手段と、 前記サブフレームを生成するために必要とされる管理情
    報を、前記情報部分に付加して、サブフレームを再生す
    るサブフレーム生成手段と を具備したことを特徴とするクロスコネクト回路。
  2. 【請求項2】 前記回線制御手段は、クロスコネクト回
    路の外部から予め一意に設定された方路設定に基づい
    て、前記パケットデータにアドレスを付与するための制
    御を行うことを特徴とする請求項1記載のクロスコネク
    ト回路
  3. 【請求項3】 所定数のビットを単位としてMr行×M
    c列で表現されるビット配列を持つメインフレームを有
    し、該メインフレームの特定のCm列には管理情報バイ
    ト群を有し、該管理情報バイト群を除いた部分に、Sr
    行×Sc列で表現されるサブフレームを複数個収容した
    伝送路符号を送受信する端局装置において、 受信した前記メインフレーム信号から、前記サブフレー
    ムと該サブフレームを管理する管理情報バイトを一つの
    単位として分離するフレーム分離手段と、 前記フレーム分離手段が生成した前記サブフレームと該
    サブフレームを管理する管理情報バイトとを方路入れ替
    えする請求項1又は2に記載されたクロスコネクト回路
    と、 前記クロスコネクト回路から出力されるサブフレームを
    もとにしてメインフレームを生成するフレーム多重化手
    段と を具備し、 入力されたn本のメインフレーム信号を、m本のメイン
    フレーム出力信号へサブフレーム単位に方路変更するこ
    とを特徴とする端局装置。
  4. 【請求項4】 前記メインフレームとして、ITU−T
    の勧告書G.707,G.708,G.709で規定さ
    れるSDHフレームを用いることを特徴とする請求項
    記載の端局装置。
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