JP2001168827A - データ送受信システム、データ受信装置およびデータ送信装置 - Google Patents

データ送受信システム、データ受信装置およびデータ送信装置

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JP2001168827A
JP2001168827A JP35507099A JP35507099A JP2001168827A JP 2001168827 A JP2001168827 A JP 2001168827A JP 35507099 A JP35507099 A JP 35507099A JP 35507099 A JP35507099 A JP 35507099A JP 2001168827 A JP2001168827 A JP 2001168827A
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JP
Japan
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tributary
signal
data
circuit
frame
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JP35507099A
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Inventor
Koichi Takizawa
晃一 滝澤
Kazuo Kubo
和夫 久保
Hiroshi Ichibagase
広 一番ヶ瀬
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to US09/734,618 priority patent/US6959011B2/en
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/16Time-division multiplex systems in which the time allocation to individual channels within a transmission cycle is variable, e.g. to accommodate varying complexity of signals, to vary number of channels transmitted
    • H04J3/1605Fixed allocated frame structures
    • H04J3/1611Synchronous digital hierarchy [SDH] or SONET
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0602Systems characterised by the synchronising information used
    • H04J3/0605Special codes used as synchronising signal
    • H04J3/0608Detectors therefor, e.g. correlators, state machines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信側において各トリビュタリ間のフレーム
位相を揃えることなく、高速なトリビュタリ同期をおこ
なうデータ送受信システムを得ること。 【解決手段】 データ送信装置10が、直並列変換回路
101により多重分離された複数のトリビュタリ信号を
符号化回路102によりフレーム化し、遅延回路103
によりトリビュタリ信号間の同期としてビット同期のみ
をおこなった信号を並直列変換回路104により多重化
して伝送路110上に送信する。そして、データ受信装
置20が、その伝送路110上の信号を受信し、直並列
変換回路105により多重分離したトリビュタリ信号毎
に、トリビュタリ同期回路106によって、そのトリビ
ュタリ信号の示すデータが蓄えられ、各トリビュタリ信
号のフレームビットの検出と基準フレームパルスとに基
づいたタイミングで、上記データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、伝送するデータ
を多重分離して符号化および復号化処理をおこなうデー
タ通信方式において、伝送するデータを伝送前後におい
て一致させるためにトリビュタリ信号間を同期させるデ
ータ送受信システム、データ受信装置およびデータ送信
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】国際的なデジタル通信網の拡大にともな
い、CCITT(国際電信電話諮問委員会)では、デジ
タル通信の信号多重化に際して階層的にチャネルを多重
化する規則としてSDH(Synchronous D
igital Hierarcy:同期ディジタルハイ
アラーキ)を勧告し、デジタル通信の相互接続を目指し
ている。
【0003】このSDHはSTM(Synchrono
us Transfer Module:同期伝送モジ
ュール)と呼ばれるモジュールを多重化してデジタル通
信をおこなうものであり、CCITTでは、STM−1
(同期伝送モジュールレベル1、ビットレート155.
52Mb/s)、STM−4(同期伝送モジュールレベ
ル4、ビットレート622.08Mb/s)、STM−
16(同期伝送モジュールレベル16、ビットレート
2.48832Gb/s)等のSTMに関して勧告して
いる。
【0004】特に、SDHは、近年の広帯域通信ネット
ワークの構築において重要な技術の一つであるATM
(Asymchronous Transfer Mo
de:非同期転送モード)を導入する上での基盤となる
多重通信方式である。
【0005】このような通信方式に対応した従来の同期
多重変換装置として、たとえば特開平5―175953
号の公報に「同期検出回路」が開示されている。図8
は、この従来の同期検出回路の概略構成を示すブロック
図であり、特に、上記したSTM―4多重信号に対して
同期検出をおこなう回路を示している。
【0006】図8において、従来の同期検出回路は、直
列STM−4多重信号705を8ビット並列のSTM−
4多重信号706に変換するビット直並列変換回路70
1と、この多重信号706を8ビット並列の4つのST
M−1信号707a、707b、707cおよび707
dに変換するバイト直並列変換回路702と、各トリビ
ュタリのSTM−1信号707a、707b、707c
および707dのフレームパタンを検出してビットシフ
ト信号701a、702a、703aおよび704aと
フレームパタン検出信号701b、702b、703b
および704bを出力する第1〜第4フレームパタン検
出回路731〜734と、各フレームパタン検出回路7
31〜734から入力したビットシフト信号701a〜
704aに基づいてビット直並列変換回路701にビッ
トシフト命令709aを出力するビットシフト制御回路
708と、各フレームパタン検出回路731〜734か
ら入力したフレームパタン検出信号701b〜704b
に基づいてバイト直並列変換回路702にトリビュタリ
シフト命令704jを出力する同期制御回路704と、
ビットシフト制御回路708および同期制御回路704
の出力を入力する論理積回路709とを備えている。
【0007】つぎに、この同期検出回路の動作について
説明する。まず、各フレームパタン検出回路731〜7
34が、バイト直並列変換回路702によって多重分離
された各STM−1信号707a〜707d毎に、すな
わち各トリビュタリ毎にそのSTM−1信号のビットず
れを検出し、ビットシフト制御回路708にビットシフ
ト信号701a〜704aを出力する。
【0008】ビットシフト制御回路708では、これら
ビットシフト信号701a〜704aの値が互いに一致
するかを判定し、0意外の値で一致する場合に、ビット
進み判定信号708bを同期制御回路704に送信し、
同時にその値に相当するパルス708aを論理積回路7
09に送信する。
【0009】一方、同期制御回路704には、各フレー
ムパタン検出回路731〜734の出力するフレームパ
タン検出信号701b〜704bが入力される。同期制
御回路704は、これらフレームパタン検出信号701
b〜704bに基づいてトリビュタリ同期のずれを判定
し、そのずれに相当するパルスをトリビュタリシフト命
令704jとしてバイト直並列変換回路702へと出力
する。
【0010】また、同期制御回路704では、これらフ
レームパタン検出信号701b〜704bとビットシフ
ト制御回路708から出力されたビット進み判定信号7
08bとに基づいて同期外れ状態を検出し、同期外れ信
号704kを論理積回路709に送信する。よって、論
理積回路709は、ビット進み値を示すパルス708a
と同期外れ信号704kとを入力し、これら信号の論理
積演算の結果をビット直並列変換回路701へと出力す
ることになる。これは、ビット直並列変換回路701
が、同期外れの状態においてビットシフト命令709a
を入力することを意味する。
【0011】よって、ビット直並列変換回路701およ
びバイト直並列変換回路702が、それぞれ上記したビ
ットシフト命令709aおよびトリビュタリシフト命令
704jを入力し、各信号に応じて同期引き込み動作を
おこなうことによって、トリビュタリ同期が確立され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の同期検出回路によれば、フレームパタン検出信
号701b〜704bの発生タイミングによってトリビ
ュタリずれの量を検出し、この量に相当するパルスをト
リビュタリシフト命令704jとしてバイト直並列変換
回路702に入力することにより、トリビュタリずれの
補正を実現しており、前提として、直列STM−4多重
信号705を受信する際に、各トリビュタリのフレーム
ビットが揃っている必要がある。
【0013】図9は、従来の同期検出回路の動作におい
て、データに含まれるフレームビット位置を説明するた
めの説明図である。図9に示すように、上述した同期検
出回路を搭載した受信装置とともにデータ送受信システ
ムを構築する送信装置側において、各トリビュタリ信号
801a、801b、801cおよび801dに、同時
刻にフレームビット802が挿入される。よって、並直
列変換により多重化された信号803内では各トリビュ
タリ信号のフレームビットは所定の位置に配置される。
【0014】そして、受信装置側において直並列変換さ
れる際、その変換のタイミングにより各トリビュタリ信
号のフレームビット位置にずれが生じる。上述した同期
検出回路は、これら各トリビュタリ信号のビットずれを
検出することによって、本来分配されるトリビュタリ信
号を判別しており、この情報をもとに直並列変換回路の
タイミングを調整してトリビュタリ同期を実現してい
る。
【0015】従って、従来の同期検出回路によりトリビ
ュタリ同期を実現するためには、送信装置側において各
トリビュタリ信号のフレームビットの位相を揃えて出力
する必要がある。
【0016】ところが、通信の高速化が進むにつれ、デ
バイスの位相ばらつきや製造、実装のばらつきによる並
列信号の位相スキューが無視できなくなり、更に通信の
高速化が進めば各トリビュタリ信号間のフレームの位相
ばらつきが1ビット以上の位相差を持つような場合に
は、送信装置内の並直列変換回路においてトリビュタリ
信号のフレーム位相を揃えて並直列変換することが困難
になるという問題が生じる。
【0017】一方、上述した同期検出回路を受信装置に
導入したデータ送受信システムでは、送信装置側で各ト
リビュタリ信号間のフレーム位相がずれた状態で並直列
変換し伝送してしまうと、受信装置において正常なトリ
ビュタリ同期が取れず、元の信号を再生することはでき
ない。
【0018】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、データ送信側において各トリビ
ュタリ間のフレーム位相を揃えることなく、高速なトリ
ビュタリ同期を実現することが可能なデータ送受信シス
テム、データ受信装置およびデータ送信装置を得ること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明にかかるデータ送受信シ
ステムにあっては、伝送信号を低速な複数のトリビュタ
リ信号に多重分離し、該トリビュタリ信号毎にフレーム
を形成した後、高速の直列信号に多重化して伝送路に送
信するデータ送信装置と、該伝送路から受信した信号を
低速な複数のトリビュタリ信号に多重分離し、該トリビ
ュタリ信号に対してトリビュタリ同期をおこなった後、
高速な直列信号に多重化して、前記伝送信号を再生する
データ受信装置と、から構成されるデータ送受信システ
ムにおいて、前記データ送信装置が、前記フレームを形
成する際に、前記フレームに該フレームの境界を示すフ
レームビットを挿入し、フレームを形成した後に、前記
トリビュタリ信号間においてビット同期のみをおこな
い、前記データ受信装置が、前記トリビュタリ信号毎
に、該トリビュタリ信号により示されるデータを蓄える
とともに、該トリビュタリ信号の前記フレームビットの
検出とトリビュタリ信号間に対して共通に発せられる基
準フレームパルスとに基づいたタイミングで前記蓄えら
れたデータを出力することにより、前記トリビュタリ同
期をおこなうことを特徴とする。
【0020】この発明によれば、データ送信装置が、フ
レーム形成されたトリビュタリ信号間の同期としてビッ
ト同期のみをおこなった信号を伝送路上に送信し、デー
タ受信装置が、その信号を受信して多重分離したトリビ
ュタリ信号毎に、そのトリビュタリ信号により示される
データを蓄え、各トリビュタリ信号のフレームビットの
検出と基準フレームパルスとに基づいたタイミングで、
上記したデータを出力することによりトリビュタリ同期
を達成するので、送信側においてフレーム同期をおこな
わずとも、受信側においてフレームの位相を揃えること
ができる。
【0021】つぎの発明にかかるデータ送受信システム
にあっては、前記データ送信装置が、前記伝送信号を複
数のトリビュタリ信号に多重分離する第1の直並列変換
回路と、前記トリビュタリ信号毎に、当該トリビュタリ
信号を識別するトリビュタリID情報と前記フレームビ
ットとを含むフレームを形成する符号化回路と、前記符
号化回路によりフレーム形成された各トリビュタリ信号
毎に、前記ビット同期をおこなう遅延回路と、前記遅延
回路によりビット同期のおこなわれた各トリビュタリ信
号を高速の直列信号に多重化して伝送路に送信する第1
の並直列変換回路と、を備え、前記データ受信装置が、
前記伝送路に送信された高速の直列信号を複数のトリビ
ュタリ信号に多重分離する第2の直並列変換回路と、前
記トリビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号により示
されるデータを蓄えるとともに、該トリビュタリ信号の
前記フレームビットおよび前記トリビュタリID情報を
検出し、当該フレームビットの検出と前記トリビュタリ
信号間に対して共通して発せられる基準フレームパルス
とに基づいて前記蓄えられたデータを出力するトリビュ
タリ同期回路と、前記トリビュタリ同期回路によりトリ
ビュタリ同期のおこなわれた各トリビュタリ信号の示す
データを、前記トリビュタリID情報に基づいて入れ替
えるデータ入替回路と、前記データ入替回路により入れ
替えられた前記トリビュタリ信号に対し、前記符号化回
路による符号化に対応した復号化をおこなう復号化回路
と、前記復号化回路により復号化された各トリビュタリ
信号を高速な直列信号に多重化し、前記伝送信号を再生
する第2の並直列変換回路と、を備えたことを特徴とす
る。
【0022】この発明によれば、データ送信装置が、第
1の直並列変換回路、符号化回路、遅延回路および第1
の並直列変換回路により、順に伝送信号のトリビュタリ
信号への多重分離、フレーム形成、ビット同期および多
重化送信をおこない、データ受信装置が、第2の直並列
変換回路、トリビュタリ同期回路、データ入替回路、復
号化回路および第2の並直列変換回路により、順に伝送
信号のトリビュタリ信号への多重分離、フレームビット
の検出と基準フレームパルスとに基づいたタイミングに
よる各トリビュタリ信号の出力、トリビュタリID情報
に基づくデータの入れ替え、フレーム形成に対する復号
化および再度の多重化による伝送信号の再生をおこなう
ことで、受信側でトリビュタリ同期を達成するので、デ
ータ送信装置においてフレーム同期をおこなわずとも、
データ受信装置のトリビュタリ同期回路においてフレー
ムの位相を揃え、伝送信号を再生することができる。
【0023】つぎの発明にかかるデータ送受信システム
にあっては、前記トリビュタリ同期回路が、前記トリビ
ュタリ信号毎に前記フレームビットを検出してフレーム
パルスを出力するフレームビット検出部と、前記基準フ
レームパルスを生成する基準フレームパルス生成部と、
前記トリビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号の示す
データを蓄えるとともに、前記データを、前記基準フレ
ームパルスおよび前記フレームパルスに基づくタイミン
グにより前記トリビュタリ信号間のフレームビットの位
相が揃った状態で出力するバッファと、を備えたことを
特徴とする。
【0024】この発明によれば、トリビュタリ同期回路
が、トリビュタリ信号の示すデータをバッファに蓄積
し、フレームビット検出部により出力されるフレームパ
ルスと、基準フレームパルス生成部により生成される基
準フレームパルスと、に定まるタイミングによって、上
記したバッファに蓄えられたデータを取り出すことで、
各トリビュタリ信号をトリビュタリ信号間のフレームビ
ットの位相が揃った状態で出力させることができる。
【0025】つぎの発明にかかるデータ送受信システム
にあっては、前記データ送信装置が、前記伝送信号を複
数のトリビュタリ信号に多重分離する第1の直並列変換
回路と、前記トリビュタリ信号毎に、当該トリビュタリ
信号を識別するトリビュタリID情報と前記フレームビ
ットとを含むフレームを形成する符号化回路と、前記符
号化回路によりフレーム形成された各トリビュタリ信号
毎に、前記ビット同期をおこなう遅延回路と、前記遅延
回路によりビット同期のおこなわれた各トリビュタリ信
号を高速の直列信号に多重化して前記伝送路に送信する
第1の並直列変換回路と、を備え、前記データ受信装置
が、前記伝送路に送信された高速の直列信号を複数のト
リビュタリ信号に多重分離する第2の直並列変換回路
と、前記複数のトリビュタリ信号の示すデータ間を、デ
ータ入替制御信号に基づいて入れ替えるデータ入替回路
と、前記データ入替回路により入れ替えられた前記トリ
ビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号の前記フレーム
ビットを検出してフレームパルスを出力し前記トリビュ
タリID情報を検出してトリビュタリID信号を出力す
るとともに、該トリビュタリ信号に対して前記符号化回
路による符号化に対応した復号化をおこなう復号化回路
と、前記トリビュタリID信号の示すトリビュタリID
情報が所定のID情報と一致するか否かを判定し、一致
しない場合に前記データ入替制御信号を出力するデータ
入替制御回路と、前記トリビュタリ信号毎に、該トリビ
ュタリ信号により示されるデータを一時的に蓄えるとと
もに、前記フレームパルスと前記トリビュタリ信号間に
対して共通して発せられる基準フレームパルスとに基づ
いて前記蓄えられたデータを出力するトリビュタリ同期
回路と、前記トリビュタリ同期回路によりトリビュタリ
同期のおこなわれた各トリビュタリ信号を高速な直列信
号に多重化し、前記伝送信号を再生する第2の並直列変
換回路と、を備えたことを特徴とする。
【0026】この発明によれば、データ送信装置が、第
1の直並列変換回路、符号化回路、遅延回路および第1
の並直列変換回路により、順に伝送信号のトリビュタリ
信号への多重分離、フレーム形成、ビット同期および多
重化送信をおこない、データ受信装置が、第2の直並列
変換回路、データ入替回路、復号化回路、データ入替制
御回路、トリビュタリ同期回路および第2の並直列変換
回路により、順に伝送信号のトリビュタリ信号への多重
分離、データ入替制御信号に基づくデータの入れ替え、
フレームビットの検出によるフレームパルスの出力とト
リビュタリID情報の検出によるトリビュタリID信号
の出力とフレーム形成に対する復号化、上記したフレー
ムパルスと基準フレームパルスとに基づいたタイミング
による各トリビュタリ信号の出力、トリビュタリID情
報に基づくデータの入れ替え、上記したトリビュタリI
D信号に基づく上記データ入替制御信号の出力、上記し
たフレームパルスと基準フレームパルスとに基づいたタ
イミングによる各トリビュタリ信号の出力および再度の
多重化による伝送信号の再生をおこなうことで、受信側
でトリビュタリ同期を達成するので、データ送信装置に
おいてフレーム同期をおこなわずとも、データ受信装置
のトリビュタリ同期回路においてフレームの位相を揃
え、伝送信号を再生することができる。
【0027】つぎの発明にかかるデータ送受信システム
にあっては、前記復号化回路が、前記データ入替回路に
より入れ替えられた前記トリビュタリ信号毎に、該トリ
ビュタリ信号の前記フレームビットを検出してフレーム
パルスを生成するフレームビット検出部と、前記フレー
ムパルスに基づいたタイミングで、前記トリビュタリ信
号の前記トリビュタリID情報を検出してトリビュタリ
ID信号を生成するトリビュタリID情報検出部と、前
記フレームパルスに基づいたタイミングで、前記トリビ
ュタリ信号に対して前記符号化回路による符号化に対応
した復号化をおこなう復号化部と、を備え、前記フレー
ムパルス、前記トリビュタリID信号および前記復号化
のおこなわれたトリビュタリ信号を出力することを特徴
とする。
【0028】この発明によれば、復号化回路が、フレー
ムビット検出部によりフレームビットを検出してフレー
ムパルスを出力し、そのフレームパルスに基づいたタイ
ミングで、トリビュタリID情報検出部によりトリビュ
タリID情報を検出してトリビュタリID信号を生成す
るととともに復号化部によりフレーム形成に対する復号
化をおこなうので、次段のトリビュタリ同期回路へ復号
化後のトリビュタリ信号とともに上記フレームパルスを
供給することが可能となる。
【0029】つぎの発明にかかるデータ送受信システム
にあっては、前記トリビュタリ同期回路が、前記基準フ
レームパルスを生成する基準フレームパルス生成部と、
前記トリビュタリ信号毎に、前記フレームビットを書き
込むための所定のアドレスと前記フレームパルスとに基
づいて定まるアドレスに順に該トリビュタリ信号の示す
データを蓄えるとともに、前記データを、前記基準フレ
ームパルスに基づくタイミングにより前記所定のアドレ
スから出力するバッファと、を備えたことを特徴とす
る。
【0030】この発明によれば、トリビュタリ同期回路
が、バッファ中のフレームパルスにより定まるアドレス
から順に、トリビュタリ信号の示すデータを蓄え、基準
フレームパルス生成部により生成される基準フレームパ
ルスに基づくタイミングで、そのデータを上記したアド
レスから順に取り出すので、そのアドレスを、たとえば
フレームビットが書き込まれる番地とすることで、各ト
リビュタリ信号をトリビュタリ信号間のフレームビット
の位相が揃った状態で出力させることができる。
【0031】つぎの発明にかかるデータ送受信システム
にあっては、前記データ送信装置が、前記遅延回路に代
えて、前記符号化回路によりフレーム形成された各トリ
ビュタリ信号毎に、前記トリビュタリ信号間において共
通のクロック信号に対する該トリビュタリ信号の位相ず
れを検出し、検出した位相ずれに応じて前記トリビュタ
リ信号を遅延させることでビット同期をおこなうビット
同期回路を、備えたことを特徴とする。
【0032】この発明によれば、データ送信装置が、ビ
ット同期をおこなう回路として、トリビュタリ信号間に
おいて共通なクロック信号に対する位相ずれを検出し、
検出した位相ずれに応じて各トリビュタリ信号を遅延さ
せるビット同期回路を用いることができる。
【0033】つぎの発明にかかるデータ受信装置にあっ
ては、伝送信号を低速な複数のトリビュタリ信号に多重
分離し、該トリビュタリ信号毎にフレームを形成した
後、高速の直列信号に多重化して伝送路に送信するデー
タ送信装置とともにデータ送受信システムを構成し、か
つ前記高速の直列信号を低速な複数のトリビュタリ信号
に多重分離し、該トリビュタリ信号に対してトリビュタ
リ同期をおこなった後、高速な直列信号に多重化して、
前記伝送信号を再生するデータ受信装置において、前記
トリビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号により示さ
れるデータを蓄えるとともに、該トリビュタリ信号から
前記フレームの境界を示すフレームビットを検出し、検
出したフレームビットとトリビュタリ信号間に対して共
通に発せられる基準フレームパルスとに基づいたタイミ
ングで前記蓄えられたデータを出力することにより、前
記トリビュタリ同期をおこなうことを特徴とする。
【0034】この発明によれば、伝送路から受信した信
号を複数のトリビュタリ信号に多重分離し、各トリビュ
タリ信号毎に、そのトリビュタリ信号により示されるデ
ータを蓄え、各トリビュタリ信号のフレームビットの検
出と基準フレームパルスとに基づいたタイミングで、上
記したデータを出力することによりトリビュタリ同期を
達成するので、送信側においてフレーム同期をおこなわ
れていない信号に対してもフレームの位相を揃えること
ができる。
【0035】つぎの発明にかかるデータ受信装置にあっ
ては、前記伝送路に送信された高速な信号を複数のトリ
ビュタリ信号に多重分離する直並列変換回路と、前記ト
リビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号により示され
るデータを蓄えるとともに、該トリビュタリ信号の前記
フレームビットおよび該トリビュタリ信号を識別するト
リビュタリID情報を検出し、当該フレームビットの検
出と前記トリビュタリ信号間に対して共通して発せられ
る基準フレームパルスとに基づいて前記蓄えられたデー
タを出力するトリビュタリ同期回路と、前記トリビュタ
リ同期回路によりトリビュタリ同期のおこなわれた各ト
リビュタリ信号の示すデータを、前記トリビュタリID
情報に基づいて入れ替えるデータ入替回路と、前記デー
タ入替回路により入れ替えられた前記トリビュタリ信号
に対し、前記符号化回路による符号化に対応した復号化
をおこなう復号化回路と、前記復号化回路により復号化
された各トリビュタリ信号を高速な直列信号に多重化
し、前記伝送信号を再生する並直列変換回路と、を備え
たことを特徴とする。
【0036】この発明によれば、直並列変換回路、トリ
ビュタリ同期回路、データ入替回路、復号化回路および
並直列変換回路により、順に伝送信号のトリビュタリ信
号への多重分離、フレームビットの検出と基準フレーム
パルスとに基づいたタイミングによる各トリビュタリ信
号の出力、トリビュタリID情報に基づくデータの入れ
替え、フレーム形成に対する復号化および再度の多重化
による伝送信号の再生をおこなうことで、受信側でトリ
ビュタリ同期を達成するので、データ送信装置において
フレーム同期がおこなわれていない信号に対しても、デ
ータ受信装置のトリビュタリ同期回路においてフレーム
の位相を揃え、伝送信号を再生することができる。
【0037】つぎの発明にかかるデータ受信装置にあっ
ては、前記トリビュタリ同期回路が、前記トリビュタリ
信号毎に前記フレームビットを検出してフレームパルス
を出力するフレームビット検出部と、前記基準フレーム
パルスを生成する基準フレームパルス生成部と、前記ト
リビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号の示すデータ
を蓄えるとともに、前記データを、前記基準フレームパ
ルスおよび前記フレームパルスに基づくタイミングによ
り前記トリビュタリ信号間のフレームビットの位相が揃
った状態で出力するバッファと、を備えたことを特徴と
する。
【0038】この発明によれば、トリビュタリ同期回路
が、トリビュタリ信号の示すデータをバッファに蓄積
し、フレームビット検出部により出力されるフレームパ
ルスと、基準フレームパルス生成部により生成される基
準フレームパルスと、に定まるタイミングによって、上
記したバッファに蓄えられたデータを取り出すことで、
各トリビュタリ信号をトリビュタリ信号間のフレームビ
ットの位相が揃った状態で出力させることができる。
【0039】つぎの発明にかかるデータ受信装置にあっ
ては、前記伝送路に送信された高速の直列信号を複数の
トリビュタリ信号に多重分離する直並列変換回路と、前
記複数のトリビュタリ信号の示すデータ間を、データ入
替制御信号に基づいて入れ替えるデータ入替回路と、前
記データ入替回路により入れ替えられた前記トリビュタ
リ信号毎に、該トリビュタリ信号の前記フレームビット
を検出してフレームパルスを出力し前記トリビュタリI
D情報を検出してトリビュタリID信号を出力するとと
もに、該トリビュタリ信号に対して前記符号化回路によ
る符号化に対応した復号化をおこなう復号化回路と、前
記トリビュタリID信号の示すトリビュタリID情報が
所定のID情報と一致するか否かを判定し、一致しない
場合に前記データ入替制御信号を出力するデータ入替制
御回路と、前記トリビュタリ信号毎に、該トリビュタリ
信号により示されるデータを一時的に蓄えるとともに、
前記フレームパルスと前記トリビュタリ信号間に対して
共通して発せられる基準フレームパルスとに基づいて前
記蓄えられたデータを出力するトリビュタリ同期回路
と、前記トリビュタリ同期回路によりトリビュタリ同期
のおこなわれた各トリビュタリ信号を高速な直列信号に
多重化し、前記伝送信号を再生する並直列変換回路と、
を備えたことを特徴とする。
【0040】この発明によれば、直並列変換回路、デー
タ入替回路、復号化回路、データ入替制御回路、トリビ
ュタリ同期回路および並直列変換回路により、順に伝送
信号のトリビュタリ信号への多重分離、データ入替制御
信号に基づくデータの入れ替え、フレームビットの検出
によるフレームパルスの出力とトリビュタリID情報の
検出によるトリビュタリID信号の出力とフレーム形成
に対する復号化、上記したフレームパルスと基準フレー
ムパルスとに基づいたタイミングによる各トリビュタリ
信号の出力、トリビュタリID情報に基づくデータの入
れ替え、上記したトリビュタリID信号に基づく上記デ
ータ入替制御信号の出力、上記したフレームパルスと基
準フレームパルスとに基づいたタイミングによる各トリ
ビュタリ信号の出力および再度の多重化による伝送信号
の再生をおこなうことで、受信側でトリビュタリ同期を
達成するので、データ送信装置においてフレーム同期を
おこなわれてない信号に対しても、データ受信装置のト
リビュタリ同期回路においてフレームの位相を揃え、伝
送信号を再生することができる。
【0041】つぎの発明にかかるデータ受信装置にあっ
ては、前記復号化回路が、前記データ入替回路により入
れ替えられた前記トリビュタリ信号毎に、該トリビュタ
リ信号の前記フレームビットを検出してフレームパルス
を生成するフレームビット検出部と、前記フレームパル
スに基づいたタイミングで、前記トリビュタリ信号の前
記トリビュタリID情報を検出してトリビュタリID信
号を生成するトリビュタリID情報検出部と、前記フレ
ームパルスに基づいたタイミングで、前記トリビュタリ
信号に対して前記符号化回路による符号化に対応した復
号化をおこなう復号化部と、を備え、前記フレームパル
ス、前記トリビュタリID信号および前記復号化のおこ
なわれたトリビュタリ信号を出力することを特徴とす
る。
【0042】この発明によれば、復号化回路が、フレー
ムビット検出部によりフレームビットを検出してフレー
ムパルスを出力し、そのフレームパルスに基づいたタイ
ミングで、トリビュタリID情報検出部によりトリビュ
タリID情報を検出してトリビュタリID信号を生成す
るととともに復号化部によりフレーム形成に対する復号
化をおこなうので、次段のトリビュタリ同期回路へ復号
化後のトリビュタリ信号とともに上記フレームパルスを
供給することが可能となる。
【0043】つぎの発明にかかるデータ受信装置にあっ
ては、前記トリビュタリ同期回路が、前記基準フレーム
パルスを生成する基準フレームパルス生成部と、前記ト
リビュタリ信号毎に、前記フレームビットを書き込むた
めの所定のアドレスと前記フレームパルスとに基づいて
定まるアドレスに順に該トリビュタリ信号の示すデータ
を蓄えるとともに、前記データを、前記基準フレームパ
ルスに基づくタイミングにより前記所定のアドレスから
出力するバッファと、を備えたことを特徴とする。
【0044】この発明によれば、トリビュタリ同期回路
が、バッファ中のフレームパルスにより定まるアドレス
から順に、トリビュタリ信号の示すデータを蓄え、基準
フレームパルス生成部により生成される基準フレームパ
ルスに基づくタイミングで、そのデータを上記したアド
レスから順に取り出すので、そのアドレスを、たとえば
フレームビットが書き込まれる番地とすることで、各ト
リビュタリ信号をトリビュタリ信号間のフレームビット
の位相が揃った状態で出力させることができる。
【0045】つぎの発明にかかるデータ送信装置にあっ
ては、伝送信号を低速な複数のトリビュタリ信号に多重
分離し、該トリビュタリ信号毎にフレームを形成した
後、高速の直列信号に多重化して伝送路に送信するデー
タ送信装置において、前記伝送信号を複数のトリビュタ
リ信号に多重分離する直並列変換回路と、前記トリビュ
タリ信号毎に、当該トリビュタリ信号を識別するトリビ
ュタリID情報と前記フレームビットとを含むフレーム
を形成する符号化回路と、前記符号化回路によりフレー
ム形成された各トリビュタリ信号毎に、前記トリビュタ
リ信号間において共通のクロック信号に対する該トリビ
ュタリ信号の位相ずれを検出し、検出した位相ずれに応
じて前記トリビュタリ信号を遅延させることでビット同
期をおこなうビット同期回路と、前記ビット同期回路に
よりビット同期のおこなわれた各トリビュタリ信号を高
速の直列信号に多重化して伝送路に送信する並直列変換
回路と、を備えたことを特徴とする。
【0046】この発明によれば、ビット同期をおこなう
回路として、トリビュタリ信号間において共通なクロッ
ク信号に対する位相ずれを検出し、検出した位相ずれに
応じて各トリビュタリ信号を遅延させるビット同期回路
を用いることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下に、この発明にかかるデータ
送受信システム、データ受信装置およびデータ送信装置
の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、
この実施の形態によりこの発明が限定されるものではな
い。
【0048】実施の形態1.まず、実施の形態1にかか
るデータ送受信システム、データ受信装置およびデータ
送信装置について説明する。実施の形態1にかかるデー
タ送受信システムは、データ送信装置において複数のト
リビュタリ信号毎にフレームビットを挿入するとともに
各フレームビット間の位相を揃えることなくトリビュタ
リ信号間のビット同期のみをおこなった後に多重化して
データを送信し、データ受信装置においてその多重化さ
れたデータをトリビュタリ信号毎に分離し、各トリビュ
タリ信号をフレームビットの検出とともに共通のフレー
ムパルスの生成タイミングで取り出すことによって、ト
リビュタリ同期をおこなうことを特徴としている。
【0049】図1は、実施の形態1にかかるデータ送受
信システムの概略構成を示すブロック図である。図1に
示すデータ送受信システムは、複数のトリビュタリの多
重化によって構成された高速信号を伝送路110に送信
するデータ送信装置10と、その高速信号を受信して元
のデータに再生するデータ受信装置20と、から構成さ
れる。
【0050】図1において、データ送信装置10は、信
号111を複数のトリビュタリ信号112a〜112n
に分配する直並列変換回路101と、各トリビュタリ信
号毎にフレームビットとトリビュタリID情報とを含ん
だフレームを形成する符号化回路102と、符号化回路
102によりフレーム化された各トリビュタリ信号のビ
ット位相を揃える遅延回路103と、遅延回路103に
よりビット位相が揃った各トリビュタリ信号を直列の高
速信号113に変換する並直列変換回路104と、を備
えて構成される。
【0051】また、データ受信装置20は、直列の高速
信号113を各トリビュタリ信号114a〜114nに
分配する直並列変換回路105と、直並列変換回路10
5により分配された各トリビュタリ信号114a〜11
4n間の信号のフレーム位相を揃えるトリビュタリ同期
回路106と、トリビュタリ同期回路106によりフレ
ーム位相が揃った各トリビュタリ信号114a〜114
n間でデータの入れ替えをおこなうデータ入替回路10
7と、データ入替回路107から出力された各トリビュ
タリ信号114a〜114n毎に、データの復号化をお
こなう復号化回路108と、復号化回路108で復号化
された各トリビュタリ信号114a〜114nを並直列
変換し元のデータ信号115に再生する並直列変換回路
109と、を備えて構成される。
【0052】図2は、上記したトリビュタリ同期回路1
06の概略構成を示すブロック図である。図2におい
て、トリビュタリ同期回路106は、各トリビュタリ信
号114a〜114nにおいて挿入されているフレーム
ビットの位置を検出するフレームビット検出部202
と、各トリビュタリ信号を蓄えるバッファ201と、バ
ッファ201に蓄えられたトリビュタリ信号を出力する
タイミングとなる基準フレームパルス211を生成する
基準フレームパルス生成部203と、を備えて構成され
ている。
【0053】つぎに、上記したデータ送信装置10とデ
ータ受信装置20とから構成されるデータ送受信システ
ムの動作について説明する。まず、データ伝送の対象と
なる信号111が、データ送信装置10の直並列変換回
路101に入力され、より低速の並列信号に変換され
て、複数のトリビュタリ信号112a〜112nとして
出力される。
【0054】符号化回路102では、上記した各トリビ
ュタリ信号から、フレームビットとトリビュタリID情
報を含んだオーバヘッドとともに、規定されたバイト数
のフレームを構成する。
【0055】符号化回路102によりフレーム化された
各トリビュタリ信号は、それぞれ遅延回路103に入力
される。遅延回路103は、次段の並直列変換回路10
4に入力される並列信号のビットの位相を揃えるための
回路、換言すればビットクロックの同期をおこなう回路
である。すなわち、この遅延回路103により、各トリ
ビュタリ信号により示されるデータは、所定のパルス幅
を有するビット単位での比較または調整を容易にする。
【0056】そして、遅延回路103によりビット位相
が揃った各トリビュタリ信号は、並直列変換回路104
によって並直列変換され、高速信号113として伝送路
110に送信される。すなわち、データ送信装置10に
おいては、ビット位相同期のみをおこない、上述した従
来の送信装置のようにフレームビットに基づくフレーム
位相同期をおこなわない。
【0057】一方、データ受信装置20では、伝送路1
10から受信した高速信号113を、直並列変換回路1
05に入力する。直並列変換回路105では、高速信号
113を各トリビュタリ信号114a〜114nに並列
変換することで多重分離する。そして、直並列変換回路
105により並列変換された各トリビュタリ信号は、ト
リビュタリ同期回路106に入力される。
【0058】トリビュタリ同期回路106では、図2に
示すように、各トリビュタリ信号の示すデータをバッフ
ァ201に随時書き込むとともに、それらトリビュタリ
信号をそれぞれフレームビット検出部202に入力す
る。フレームビット検出部202では、入力されたトリ
ビュタリ信号からフレームビットの位置を検出し、その
検出結果と、基準フレームパルス生成部203から出力
される基準フレームパルス211と、に基づいたタイミ
ングを示す信号をバッファ201に入力する。
【0059】ここで、基準フレームパルス生成部203
により生成される基準フレームパルス211は、各バッ
ファ201に書き込まれたデータをトリビュタリ同期回
路106から同時に出力させるためのタイミングを示す
信号である。各フレームビット検出部202間において
検出されるフレームビットのタイミングは、通常互いに
異なっているが、各トリビュタリ信号を示すデータはそ
れぞれバッファ201に蓄えられているため、そのバッ
ファ201からのデータの出力タイミングを調整するこ
とにより、各トリビュタリ信号を、フレームビットの位
相を揃えて出力させることができる。
【0060】その出力タイミングを決定する基準となる
ものが、上記した基準フレームパルス211である。よ
って、基準フレームパルス211の発生タイミングから
所定数経たビットパルスの位置に、バッファ201中の
データのフレームビットが位置するようなタイミング
で、そのバッファ201のデータを取り出すことによ
り、トリビュタリ信号のフレーム位相同期、すなわちト
リビュタリ同期が達成される。
【0061】なお、各フレームビット検出部202によ
って検出されたフレームビット位置を示す信号は、後段
のデータ入替回路107および復号化回路108にも入
力される。
【0062】そして、トリビュタリ同期回路106によ
りフレーム位相同期が確立された各トリビュタリ信号
は、データ入替回路107に入力される。データ入替回
路107では、各トリビュタリ信号からトリビュタリI
D情報を検出し、検出したトリビュタリID情報に従っ
た順に各トリビュタリ信号を入れ替える。
【0063】図3は、実施の形態1にかかるデータ送受
信システムの動作において、データに含まれるフレーム
ビット位置を説明するための説明図である。図3に示す
ように、データ送信装置10側において、各トリビュタ
リ信号801a、801b、801cおよび801d
は、それぞれフレームビット802が挿入されるが、フ
レーム位相同期はおこなわれずに上述したビット同期の
みがおこなわれた状態で多重化信号803として送信さ
れる。
【0064】データ受信装置20側においては、この多
重化信号803が多重分離される際、その変換のタイミ
ングにより各トリビュタリ信号のフレームビット位置に
ずれが生じるが、もともとトリビュタリ信号間のフレー
ムビット位置は一致していないため、ここでは問題とな
らない。そして、この状態において、上述したトリビュ
タリ同期回路106によって、フレームビットの位相が
揃えられ、つづいてデータ入替回路107によるデータ
入れ替えがおこなわれる。
【0065】データ入替回路107により正しい順に入
れ替えられた各トリビュタリ信号は、復号化回路108
に入力される。復号化回路108では、入力した各トリ
ビュタリ信号を、データ送信装置10においておこなわ
れた符号化に対して復号化した後、並直列変換回路10
9に入力する。並直列変換回路109では、復号化され
た各トリビュタリ信号を再度多重化して元のデータ信号
115に戻す。
【0066】以上に説明したとおり、実施の形態1にか
かるデータ送受信システムによれば、伝送させる信号を
複数のトリビュタリ信号に多重分離して符号化した後に
再び多重化し、高速信号113として送信する際に、遅
延回路103によるビット同期のみをおこなう送信装置
10と、伝送路110から受信した上記高速信号113
を複数のトリビュタリ信号に多重分離し、各トリビュタ
リ信号のフレームビットを検出するとともに基準フレー
ムパルスに基づいて各トリビュタリ信号のフレーム位相
を揃え、データ入替回路107および復号化回路108
を介して元の伝送信号を再生するデータ受信装置20
と、から構成されるので、データ送信装置10側におい
て並直列変換回路104への入力位相調整が任意のビッ
トでおこなうことが可能となり、デバイスのばらつきに
よる位相差が1ビット以上であっても正常なデータ伝送
をおこなえ、高速な通信にも対応できる。
【0067】実施の形態2.つぎに、実施の形態2にか
かるデータ送受信システム、データ受信装置およびデー
タ送信装置について説明する。図4は、実施の形態2に
かかるデータ送受信システムの概略構成を示すブロック
図である。
【0068】実施の形態2にかかるデータ送受信システ
ムは、図1に示したデータ受信装置20に代えて、直並
列変換回路105の後段に順に、データ入替回路30
7、復号化回路308、トリビュタリ同期回路306が
設けられたデータ受信装置30を備え、データ入替回路
307およびトリビュタリ同期回路306が、復号化回
路308において検出される各トリビュタリ信号のフレ
ームビットおよびトリビュタリID情報に基づいて動作
することを特徴としている。
【0069】よって、図4においては、データ受信装置
30のみが、実施の形態1にかかるデータ送受信システ
ムを構成するデータ受信装置20と異なり、データ送信
装置10については同構成および同動作であるため、こ
こではその説明を省略する。
【0070】図4においてデータ受信装置30は、直列
の高速信号113を各トリビュタリ信号114a〜11
4nに多重分離する直並列変換回路105と、直並列変
換回路105により多重分離された各トリビュタリ信号
114a〜114n間のデータの入れ替えを、後述する
データ入替制御信号322に基づいておこなうデータ入
替回路307と、データ入替回路307から出力された
各トリビュタリ信号のフレームビットを検出してフレー
ムパルスを出力するとともに、各トリビュタリ信号毎に
トリビュタリID情報の検出および復号化をおこなう復
号化回路308と、上記したフレームパルスに基づいて
復号化回路308から出力された各トリビュタリ信号の
フレーム位相を揃えるトリビュタリ同期回路306と、
各トリビュタリ信号を並直列変換し元のデータ信号11
5に再生する並直列変換回路109と、を備えて構成さ
れる。
【0071】図5は、上記した復号化回路308の概略
構成を示すブロック図である。図5において、復号化回
路308は、各トリビュタリ信号114a〜114nに
おいて挿入されているフレームビットの位置を検出して
フレームパルスを出力するフレームビット検出部401
と、上記したフレームパルスに基づくタイミングで各ト
リビュタリ信号からトリビュタリID情報を検出するト
リビュタリID情報検出部402と、上記したフレーム
パルスに基づくタイミングで各トリビュタリ信号114
a〜114nを復号化し、それぞれトリビュタリ信号1
14a’〜114n’として出力する復号化部403
と、を備えて構成されている。
【0072】また、図6は、上記したトリビュタリ同期
回路306の概略構成を示すブロック図である。図6に
おいて、トリビュタリ同期回路306は、復号化回路3
08から出力されたトリビュタリ信号114a’〜11
4n’を各信号毎に蓄えるバッファ501と、バッファ
501に蓄えられたトリビュタリ信号を出力するタイミ
ングとなる基準フレームパルス521を生成する基準フ
レームパルス生成部502と、を備えて構成されてい
る。
【0073】つぎに、上記したデータ受信装置30の動
作について説明する。データ受信装置30では、まず、
伝送路110から受信した高速信号113を、直並列変
換回路105に入力する。直並列変換回路105では、
高速信号113を各トリビュタリ信号114a〜114
nに並列変換することで多重分離する。そして、直並列
変換回路105により並列変換された各トリビュタリ信
号は、データ入替回路307に入力される。
【0074】データ入替回路307では、後述するデー
タ入替制御回路309から出力されるデータ入替制御信
号322を入力し、そのデータ入替制御信号322が示
すトリビュタリID情報に従った順に各トリビュタリ信
号を入れ替える。
【0075】復号化回路308では、図5に示すよう
に、入力した各トリビュタリ信号をそれぞれフレームビ
ット検出部401に入力する。フレームビット検出部4
01では、入力されたトリビュタリ信号からフレームビ
ットの位置を検出し、その検出結果としてフレームパル
ス414a〜414nを出力する。各フレームパルス4
14a〜414nは、トリビュタリID情報検出部40
2、復号化部403、および、次段のトリビュタリ同期
回路306に入力される。
【0076】トリビュタリID情報検出部402では、
フレームビット検出部を通過した各トリビュタリ信号か
ら上記したフレームパルスに基づいてトリビュタリID
情報を検出し、トリビュタリID信号321として出力
する。このトリビュタリID信号321は、図4に示す
ように、データ入替制御回路309に入力される。デー
タ入替制御回路309では、トリビュタリID信号32
1によって示されるトリビュタリID情報が、所定のI
Dと一致するか否かを判定し、一致しない場合には、デ
ータ入替制御信号322をデータ入替回路307へと出
力する。
【0077】トリビュタリID情報検出部402を通過
した各トリビュタリ信号は、復号化部403に入力され
る。復号化部403では、入力したトリビュタリ信号
を、データ送信装置10においておこなわれた符号化に
対して復号化した後、次段のトリビュタリ同期回路30
6へと出力する。
【0078】そして、トリビュタリ同期回路306で
は、図6に示すように、復号化回路308から出力され
た各トリビュタリ信号114a’〜114n’の示すデ
ータを、各バッファ501に随時書き込む。また、基準
フレームパルス生成部502は、基準フレームパルス5
21を各バッファ501に入力する。
【0079】ここで、基準フレームパルス生成部502
により生成される基準フレームパルス521は、実施の
形態1において説明した基準フレームパルス211と同
様に、各バッファ501に書き込まれたデータをトリビ
ュタリ同期回路306から同時に出力させるためのタイ
ミングを示す信号である。
【0080】トリビュタリ同期回路306において特徴
となる点は、各バッファ501が、フレームパルスをも
入力し、入力されたトリビュタリ信号を示すデータの書
き込み先となる同バッファ内のアドレスを、上記フレー
ムパルスを基準に決定していることである。たとえば、
トリビュタリ信号を示すデータのうち、フレームパルス
とともに入力された部分については、特定のアドレス
(たとえば、フレームビットを書き込むためのアドレ
ス)に書き込むようにし、その後続くデータを、その特
定のアドレスから連続したアドレスまたは所定関係にあ
るアドレスに書き込むようにする。
【0081】そして、各バッファ501は、基準フレー
ムパルス生成部502から出力された基準フレームパル
ス521を入力した際に、上記した特定アドレスから順
にデータを読み出すことにより、フレームビットの位相
が揃ったトリビュタリ信号114a”〜114n”を出
力することができる。すなわち、バッファ501によっ
てフレームビットの位置ずれを吸収することができ、こ
れによりトリビュタリ同期が実現される。
【0082】つづいて、フレーム位相が揃えられた各信
号114a”〜114n”信号は、並直列変換回路10
9に入力され、再度多重化されて元のデータ信号115
に戻される。
【0083】以上に説明したとおり、実施の形態2にか
かるデータ送受信システムによれば、データ受信装置3
0が、伝送路110から受信した上記高速信号113を
複数のトリビュタリ信号に多重分離し、各トリビュタリ
信号のフレームビットを検出するとともにトリビュタリ
ID情報を検出して、検出したトリビュタリID情報の
フィードバック入力に基づいてデータ入れ替えをおこな
い、検出したフレームビットにより定まるアドレスを先
頭にトリビュタリ信号を書き込むバッファ501から、
基準フレームパルスに基づいて各トリビュタリ信号を読
み出すことでフレーム位相を揃え、その後、元の伝送信
号を再生するので、バッファ501においてトリビュタ
リ信号間のフレーム位相差を吸収することができ、実施
の形態1と同様に、デバイスのばらつきによる位相差が
1ビット以上であっても正常なデータ伝送をおこなえ、
高速な通信にも対応することができる。
【0084】実施の形態3.つぎに、実施の形態3にか
かるデータ送受信システム、データ受信装置およびデー
タ送信装置について説明する。実施の形態3にかかるデ
ータ送受信システムは、データ送信装置において、実施
の形態1に示した遅延回路103に代えて、後述するビ
ット同期回路を用いた点が、上述した実施の形態1およ
び2と異なる。よって、実施の形態3にかかるデータ送
受信システムを構成するデータ受信装置は、実施の形態
1または2に示したデータ受信装置20または30によ
って置換され、ここではそれらの説明を省略する。
【0085】図7は、実施の形態3にかかるビット同期
回路の概略構成を示すブロック図である。図7におい
て、ビット同期回路601は、符号化回路102から出
力されたトリビュタリ信号112の位相を監視する位相
監視部603と、位相監視部603から出力される位相
ずれ信号611に基づいてトリビュタリ信号112の遅
延時間を制御する可変遅延部602と、を備えて構成さ
れる。
【0086】つぎに、このビット同期回路601の動作
について説明する。図7において、符号化回路102に
より符号化されたトリビュタリ信号112は、位相監視
部603および可変遅延部602に入力される。位相監
視部603では、ビット同期回路601に入力されるク
ロック612に対してのトリビュタリ信号112の位相
ずれを監視し、その位相ずれを示す位相ずれ信号611
を出力する。
【0087】一方、可変遅延部602では、トリビュタ
リ信号112を入力するとともに、位相監視部603か
ら出力された位相ずれ信号を入力し、その位相ずれ信号
が示す位相ずれが解消される時間だけ、トリビュタリ信
号112を遅延させて出力する。
【0088】このビット同期回路601は、実施の形態
1に示した遅延回路103と同様に、各トリビュタリ信
号112a〜112n毎に設けられるため、結局、上記
した共通のクロックに基づいた位相ずれの補正により、
複数のトリビュタリ信号112a〜112n間のビット
位相が揃えられる。
【0089】なお、このビット同期回路601を設けた
データ送信装置においても、実施の形態1に示したデー
タ送信装置10と同様に、ビット同期回路601による
ビット位相同期だけをおこない、フレーム位相同期をお
こなう必要はない。
【0090】以上に説明したとおり、実施の形態3にか
かるデータ送受信システムによれば、データ送信装置に
おいて、複数のトリビュタリ信号のビット同期位相をお
こなうのに、共通のクロック612に基づいて検出した
トリビュタリ信号112の位相ずれに基づいて、トリビ
ュタリ信号112の遅延時間を制御するビット同期回路
を備えているので、熱やノイズ等の混入または高速信号
から低速信号への変換タイミングのずれ等により変動し
た複数のトリビュタリ間の位相ずれに対しても、即座に
補正をおこなうことができ、データ送信において安定し
たビット同期を実現することができる。
【0091】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明によれ
ば、データ送信装置が、フレーム形成されたトリビュタ
リ信号間の同期としてビット同期のみをおこなった信号
を伝送路上に送信し、データ受信装置が、その信号を受
信して多重分離したトリビュタリ信号毎に、そのトリビ
ュタリ信号により示されるデータを蓄え、各トリビュタ
リ信号のフレームビットの検出と基準フレームパルスと
に基づいたタイミングで、上記したデータを出力するこ
とによりトリビュタリ同期を達成するので、送信側にお
いてフレーム同期をおこなわずとも、受信側においてフ
レームの位相を揃えることができ、通信システムの高速
化に対してデバイスのばらつきや設計のばらつきによる
1ビット以上の位相ずれが発生しても柔軟に対応するこ
とが可能となるという効果を奏する。
【0092】つぎの発明によれば、データ送信装置が、
第1の直並列変換回路、符号化回路、遅延回路および第
1の並直列変換回路により、順に伝送信号のトリビュタ
リ信号への多重分離、フレーム形成、ビット同期および
多重化送信をおこない、データ受信装置が、第2の直並
列変換回路、トリビュタリ同期回路、データ入替回路、
復号化回路および第2の並直列変換回路により、順に伝
送信号のトリビュタリ信号への多重分離、フレームビッ
トの検出と基準フレームパルスとに基づいたタイミング
による各トリビュタリ信号の出力、トリビュタリID情
報に基づくデータの入れ替え、フレーム形成に対する復
号化および再度の多重化による伝送信号の再生をおこな
うことで、受信側でトリビュタリ同期を達成するので、
データ送信装置においてフレーム同期をおこなわずと
も、データ受信装置のトリビュタリ同期回路においてフ
レームの位相を揃え、伝送信号を再生することができ、
通信システムの高速化により各トリビュタリ間のフレー
ムの位相ばらつきが1ビット以上の位相差を持つような
場合にも、トリビュタリ同期をおこなうことができると
いう効果を奏する。
【0093】つぎの発明によれば、トリビュタリ同期回
路が、トリビュタリ信号の示すデータをバッファに蓄積
し、フレームビット検出部により出力されるフレームパ
ルスと、基準フレームパルス生成部により生成される基
準フレームパルスと、に定まるタイミングによって、上
記したバッファに蓄えられたデータを取り出すことで、
各トリビュタリ信号をトリビュタリ信号間のフレームビ
ットの位相が揃った状態で出力させることができ、高速
なトリビュタリ同期を実現することが可能となるという
効果を奏する。
【0094】つぎの発明によれば、データ送信装置が、
第1の直並列変換回路、符号化回路、遅延回路および第
1の並直列変換回路により、順に伝送信号のトリビュタ
リ信号への多重分離、フレーム形成、ビット同期および
多重化送信をおこない、データ受信装置が、第2の直並
列変換回路、データ入替回路、復号化回路、データ入替
制御回路、トリビュタリ同期回路および第2の並直列変
換回路により、順に伝送信号のトリビュタリ信号への多
重分離、データ入替制御信号に基づくデータの入れ替
え、フレームビットの検出によるフレームパルスの出力
とトリビュタリID情報の検出によるトリビュタリID
信号の出力とフレーム形成に対する復号化、上記したフ
レームパルスと基準フレームパルスとに基づいたタイミ
ングによる各トリビュタリ信号の出力、トリビュタリI
D情報に基づくデータの入れ替え、上記したトリビュタ
リID信号に基づく上記データ入替制御信号の出力、上
記したフレームパルスと基準フレームパルスとに基づい
たタイミングによる各トリビュタリ信号の出力および再
度の多重化による伝送信号の再生をおこなうことで、受
信側でトリビュタリ同期を達成するので、このように復
号化後のトリビュタリ信号に対しても高速なトリビュタ
リ同期をおこなうことができるという効果を奏する。
【0095】つぎの発明によれば、復号化回路が、フレ
ームビット検出部によりフレームビットを検出してフレ
ームパルスを出力し、そのフレームパルスに基づいたタ
イミングで、トリビュタリID情報検出部によりトリビ
ュタリID情報を検出してトリビュタリID信号を生成
するととともに復号化部によりフレーム形成に対する復
号化をおこなうので、次段のトリビュタリ同期回路へ復
号化後のトリビュタリ信号とともに上記フレームパルス
を供給することが可能となり、トリビュタリ同期回路の
同期動作においてトリビュタリID情報の検出によって
生じる遅延の影響を与えることがなくなるという効果を
奏する。
【0096】つぎの発明によれば、トリビュタリ同期回
路が、バッファ中のフレームパルスにより定まるアドレ
スから順に、トリビュタリ信号の示すデータを蓄え、基
準フレームパルス生成部により生成される基準フレーム
パルスに基づくタイミングで、そのデータを上記したア
ドレスから順に取り出すので、そのアドレスを、たとえ
ばフレームビットが書き込まれる番地とすることで、各
トリビュタリ信号をトリビュタリ信号間のフレームビッ
トの位相が揃った状態で出力させることができ、受信側
においてフレーム同期がおこなわれていない信号に対し
てもトリビュタリ同期が可能となるという効果を奏す
る。
【0097】つぎの発明によれば、データ送信装置が、
トリビュタリ信号間において共通なクロック信号に対す
る位相ずれを検出し、検出した位相ずれに応じて各トリ
ビュタリ信号を遅延させるビット同期回路によって、ビ
ット同期をおこなうので、設計の段階で送信時に生じる
遅延量の調整範囲を考慮する必要がなくなり、ビット位
相のずれの変動に対しても柔軟に対応できるという効果
を奏する。
【0098】つぎの発明によれば、伝送路から受信した
信号を複数のトリビュタリ信号に多重分離し、各トリビ
ュタリ信号毎に、そのトリビュタリ信号により示される
データを蓄え、各トリビュタリ信号のフレームビットの
検出と基準フレームパルスとに基づいたタイミングで、
上記したデータを出力することによりトリビュタリ同期
を達成するので、送信側においてフレーム同期をおこな
われていない信号に対してもフレームの位相を揃えるこ
とができ、通信システムの高速化に対してデバイスのば
らつきや設計のばらつきによる1ビット以上の位相ずれ
が発生しても柔軟に対応することが可能となるという効
果を奏する。
【0099】つぎの発明によれば、直並列変換回路、ト
リビュタリ同期回路、データ入替回路、復号化回路およ
び並直列変換回路により、順に伝送信号のトリビュタリ
信号への多重分離、フレームビットの検出と基準フレー
ムパルスとに基づいたタイミングによる各トリビュタリ
信号の出力、トリビュタリID情報に基づくデータの入
れ替え、フレーム形成に対する復号化および再度の多重
化による伝送信号の再生をおこなうことで、受信側でト
リビュタリ同期を達成するので、データ送信装置におい
てフレーム同期がおこなわれていない信号に対しても、
データ受信装置のトリビュタリ同期回路においてフレー
ムの位相を揃え、伝送信号を再生することができ、通信
システムの高速化により各トリビュタリ間のフレームの
位相ばらつきが1ビット以上の位相差を持つような場合
にも、トリビュタリ同期をおこなうことができるという
効果を奏する。
【0100】つぎの発明によれば、トリビュタリ同期回
路が、トリビュタリ信号の示すデータをバッファに蓄積
し、フレームビット検出部により出力されるフレームパ
ルスと、基準フレームパルス生成部により生成される基
準フレームパルスと、に定まるタイミングによって、上
記したバッファに蓄えられたデータを取り出すことで、
各トリビュタリ信号をトリビュタリ信号間のフレームビ
ットの位相が揃った状態で出力させることができ、高速
なトリビュタリ同期を実現することが可能になるという
効果を奏する。
【0101】つぎの発明によれば、直並列変換回路、デ
ータ入替回路、復号化回路、データ入替制御回路、トリ
ビュタリ同期回路および並直列変換回路により、順に伝
送信号のトリビュタリ信号への多重分離、データ入替制
御信号に基づくデータの入れ替え、フレームビットの検
出によるフレームパルスの出力とトリビュタリID情報
の検出によるトリビュタリID信号の出力とフレーム形
成に対する復号化、上記したフレームパルスと基準フレ
ームパルスとに基づいたタイミングによる各トリビュタ
リ信号の出力、トリビュタリID情報に基づくデータの
入れ替え、上記したトリビュタリID信号に基づく上記
データ入替制御信号の出力、上記したフレームパルスと
基準フレームパルスとに基づいたタイミングによる各ト
リビュタリ信号の出力および再度の多重化による伝送信
号の再生をおこなうことで、受信側でトリビュタリ同期
を達成するので、このように復号化後のトリビュタリ信
号に対しても高速なトリビュタリ同期をおこなうことが
できるという効果を奏する。
【0102】つぎの発明によれば、復号化回路が、フレ
ームビット検出部によりフレームビットを検出してフレ
ームパルスを出力し、そのフレームパルスに基づいたタ
イミングで、トリビュタリID情報検出部によりトリビ
ュタリID情報を検出してトリビュタリID信号を生成
するととともに復号化部によりフレーム形成に対する復
号化をおこなうので、次段のトリビュタリ同期回路へ復
号化後のトリビュタリ信号とともに上記フレームパルス
を供給することが可能になり、トリビュタリ同期回路の
同期動作においてトリビュタリID情報の検出によって
生じる遅延の影響を与えることがなくなるという効果を
奏する。
【0103】つぎの発明によれば、トリビュタリ同期回
路が、バッファ中のフレームパルスにより定まるアドレ
スから順に、トリビュタリ信号の示すデータを蓄え、基
準フレームパルス生成部により生成される基準フレーム
パルスに基づくタイミングで、そのデータを上記したア
ドレスから順に取り出すので、そのアドレスを、たとえ
ばフレームビットが書き込まれる番地とすることで、各
トリビュタリ信号をトリビュタリ信号間のフレームビッ
トの位相が揃った状態で出力させることができ、受信側
においてフレーム同期がおこなわれていない信号に対し
てもトリビュタリ同期が可能になるという効果を奏す
る。
【0104】つぎの発明によれば、トリビュタリ信号間
において共通なクロック信号に対する位相ずれを検出
し、検出した位相ずれに応じて各トリビュタリ信号を遅
延させるビット同期回路によって、ビット同期をおこな
うので、設計の段階で送信時に生じる遅延量の調整範囲
を考慮する必要がなくなり、ビット位相のずれの変動に
対しても柔軟に対応できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかるデータ送受信システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1にかかるデータ送受信システム
のトリビュタリ同期回路の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 実施の形態1にかかるデータ送受信システム
の動作において、データに含まれるフレームビット位置
を説明するための説明図である。
【図4】 実施の形態2にかかるデータ送受信システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図5】 実施の形態2にかかるデータ送受信システム
の復号化回路の概略構成を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態2にかかるデータ送受信システム
のトリビュタリ同期回路の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図7】 実施の形態3にかかるビット同期回路の概略
構成を示すブロック図である。
【図8】 従来における同期検出回路の概略構成を示す
ブロック図である。
【図9】 従来における同期検出回路の動作において、
データに含まれるフレームビット位置を説明するための
説明図である。
【符号の説明】
10 データ送信装置、20,30 データ受信装置、
101,105 直並列変換回路、102 符号化回
路、103 遅延回路、104,109 並直列変換回
路、106,306 トリビュタリ同期回路、107,
307 データ入替回路、108,308 復号化回
路、110 伝送路、201,501 バッファ、20
2,401 フレームビット検出部、203,502
基準フレームパルス生成部、309 データ入替制御回
路、402 トリビュタリID情報検出部、403 復
号化部、601 ビット同期回路、602 可変遅延
部、603 位相監視部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一番ヶ瀬 広 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA01 KK03 KK12 MM04 MM08 MM12 MM16 NN23 SS04 SS06 SS14 SS16 SS24 5K047 AA01 CC02 GG23 HH13 JJ06 MM03 MM13 MM24

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送信号を低速な複数のトリビュタリ信
    号に多重分離し、該トリビュタリ信号毎にフレームを形
    成した後、高速の直列信号に多重化して伝送路に送信す
    るデータ送信装置と、該伝送路から受信した信号を低速
    な複数のトリビュタリ信号に多重分離し、該トリビュタ
    リ信号に対してトリビュタリ同期をおこなった後、高速
    な直列信号に多重化して、前記伝送信号を再生するデー
    タ受信装置と、から構成されるデータ送受信システムに
    おいて、 前記データ送信装置は、前記フレームを形成する際に、
    前記フレームに該フレームの境界を示すフレームビット
    を挿入し、フレームを形成した後に、前記トリビュタリ
    信号間においてビット同期のみをおこない、 前記データ受信装置は、前記トリビュタリ信号毎に、該
    トリビュタリ信号により示されるデータを蓄えるととも
    に、該トリビュタリ信号の前記フレームビットの検出と
    トリビュタリ信号間に対して共通に発せられる基準フレ
    ームパルスとに基づいたタイミングで前記蓄えられたデ
    ータを出力することにより、前記トリビュタリ同期をお
    こなうことを特徴とするデータ送受信システム。
  2. 【請求項2】 前記データ送信装置は、 前記伝送信号を複数のトリビュタリ信号に多重分離する
    第1の直並列変換回路と、 前記トリビュタリ信号毎に、当該トリビュタリ信号を識
    別するトリビュタリID情報と前記フレームビットとを
    含むフレームを形成する符号化回路と、 前記符号化回路によりフレーム形成された各トリビュタ
    リ信号毎に、前記ビット同期をおこなう遅延回路と、 前記遅延回路によりビット同期のおこなわれた各トリビ
    ュタリ信号を高速の直列信号に多重化して伝送路に送信
    する第1の並直列変換回路と、 を備え、 前記データ受信装置は、 前記伝送路に送信された高速の直列信号を複数のトリビ
    ュタリ信号に多重分離する第2の直並列変換回路と、 前記トリビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号により
    示されるデータを蓄えるとともに、該トリビュタリ信号
    の前記フレームビットおよび前記トリビュタリID情報
    を検出し、当該フレームビットの検出と前記トリビュタ
    リ信号間に対して共通して発せられる基準フレームパル
    スとに基づいて前記蓄えられたデータを出力するトリビ
    ュタリ同期回路と、 前記トリビュタリ同期回路によりトリビュタリ同期のお
    こなわれた各トリビュタリ信号の示すデータを、前記ト
    リビュタリID情報に基づいて入れ替えるデータ入替回
    路と、 前記データ入替回路により入れ替えられた前記トリビュ
    タリ信号に対し、前記符号化回路による符号化に対応し
    た復号化をおこなう復号化回路と、 前記復号化回路により復号化された各トリビュタリ信号
    を高速な直列信号に多重化し、前記伝送信号を再生する
    第2の並直列変換回路と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ送受
    信システム。
  3. 【請求項3】 前記トリビュタリ同期回路は、 前記トリビュタリ信号毎に前記フレームビットを検出し
    てフレームパルスを出力するフレームビット検出部と、 前記基準フレームパルスを生成する基準フレームパルス
    生成部と、 前記トリビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号の示す
    データを蓄えるとともに、前記データを、前記基準フレ
    ームパルスおよび前記フレームパルスに基づくタイミン
    グにより前記トリビュタリ信号間のフレームビットの位
    相が揃った状態で出力するバッファと、 を備えたことを特徴とする請求項2に記載のデータ送受
    信システム。
  4. 【請求項4】 前記データ送信装置は、 前記伝送信号を複数のトリビュタリ信号に多重分離する
    第1の直並列変換回路と、 前記トリビュタリ信号毎に、当該トリビュタリ信号を識
    別するトリビュタリID情報と前記フレームビットとを
    含むフレームを形成する符号化回路と、 前記符号化回路によりフレーム形成された各トリビュタ
    リ信号毎に、前記ビット同期をおこなう遅延回路と、 前記遅延回路によりビット同期のおこなわれた各トリビ
    ュタリ信号を高速の直列信号に多重化して前記伝送路に
    送信する第1の並直列変換回路と、 を備え、 前記データ受信装置は、 前記伝送路に送信された高速の直列信号を複数のトリビ
    ュタリ信号に多重分離する第2の直並列変換回路と、 前記複数のトリビュタリ信号の示すデータ間を、データ
    入替制御信号に基づいて入れ替えるデータ入替回路と、 前記データ入替回路により入れ替えられた前記トリビュ
    タリ信号毎に、該トリビュタリ信号の前記フレームビッ
    トを検出してフレームパルスを出力し前記トリビュタリ
    ID情報を検出してトリビュタリID信号を出力すると
    ともに、該トリビュタリ信号に対して前記符号化回路に
    よる符号化に対応した復号化をおこなう復号化回路と、 前記トリビュタリID信号の示すトリビュタリID情報
    が所定のID情報と一致するか否かを判定し、一致しな
    い場合に前記データ入替制御信号を出力するデータ入替
    制御回路と、 前記トリビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号により
    示されるデータを一時的に蓄えるとともに、前記フレー
    ムパルスと前記トリビュタリ信号間に対して共通して発
    せられる基準フレームパルスとに基づいて前記蓄えられ
    たデータを出力するトリビュタリ同期回路と、 前記トリビュタリ同期回路によりトリビュタリ同期のお
    こなわれた各トリビュタリ信号を高速な直列信号に多重
    化し、前記伝送信号を再生する第2の並直列変換回路
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ送受
    信システム。
  5. 【請求項5】 前記復号化回路は、前記データ入替回路
    により入れ替えられた前記トリビュタリ信号毎に、 該トリビュタリ信号の前記フレームビットを検出してフ
    レームパルスを生成するフレームビット検出部と、 前記フレームパルスに基づいたタイミングで、前記トリ
    ビュタリ信号の前記トリビュタリID情報を検出してト
    リビュタリID信号を生成するトリビュタリID情報検
    出部と、 前記フレームパルスに基づいたタイミングで、前記トリ
    ビュタリ信号に対して前記符号化回路による符号化に対
    応した復号化をおこなう復号化部と、 を備え、 前記フレームパルス、前記トリビュタリID信号および
    前記復号化のおこなわれたトリビュタリ信号を出力する
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ送受信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記トリビュタリ同期回路は、 前記基準フレームパルスを生成する基準フレームパルス
    生成部と、 前記トリビュタリ信号毎に、前記フレームビットを書き
    込むための所定のアドレスと前記フレームパルスとに基
    づいて定まるアドレスに順に該トリビュタリ信号の示す
    データを蓄えるとともに、前記データを、前記基準フレ
    ームパルスに基づくタイミングにより前記所定のアドレ
    スから出力するバッファと、 を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載のデ
    ータ送受信システム。
  7. 【請求項7】 前記データ送信装置は、前記遅延回路に
    代えて、 前記符号化回路によりフレーム形成された各トリビュタ
    リ信号毎に、前記トリビュタリ信号間において共通のク
    ロック信号に対する該トリビュタリ信号の位相ずれを検
    出し、検出した位相ずれに応じて前記トリビュタリ信号
    を遅延させることでビット同期をおこなうビット同期回
    路を、備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    一つに記載のデータ送受信システム。
  8. 【請求項8】 伝送信号を低速な複数のトリビュタリ信
    号に多重分離し、該トリビュタリ信号毎にフレームを形
    成した後、高速の直列信号に多重化して伝送路に送信す
    るデータ送信装置とともにデータ送受信システムを構成
    し、かつ前記高速の直列信号を低速な複数のトリビュタ
    リ信号に多重分離し、該トリビュタリ信号に対してトリ
    ビュタリ同期をおこなった後、高速な直列信号に多重化
    して、前記伝送信号を再生するデータ受信装置におい
    て、 前記トリビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号により
    示されるデータを蓄えるとともに、該トリビュタリ信号
    から前記フレームの境界を示すフレームビットを検出
    し、検出したフレームビットとトリビュタリ信号間に対
    して共通に発せられる基準フレームパルスとに基づいた
    タイミングで前記蓄えられたデータを出力することによ
    り、前記トリビュタリ同期をおこなうことを特徴とする
    データ受信装置。
  9. 【請求項9】 前記伝送路に送信された高速な信号を複
    数のトリビュタリ信号に多重分離する直並列変換回路
    と、 前記トリビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号により
    示されるデータを蓄えるとともに、該トリビュタリ信号
    の前記フレームビットおよび該トリビュタリ信号を識別
    するトリビュタリID情報を検出し、当該フレームビッ
    トの検出と前記トリビュタリ信号間に対して共通して発
    せられる基準フレームパルスとに基づいて前記蓄えられ
    たデータを出力するトリビュタリ同期回路と、 前記トリビュタリ同期回路によりトリビュタリ同期のお
    こなわれた各トリビュタリ信号の示すデータを、前記ト
    リビュタリID情報に基づいて入れ替えるデータ入替回
    路と、 前記データ入替回路により入れ替えられた前記トリビュ
    タリ信号に対し、前記符号化回路による符号化に対応し
    た復号化をおこなう復号化回路と、 前記復号化回路により復号化された各トリビュタリ信号
    を高速な直列信号に多重化し、前記伝送信号を再生する
    並直列変換回路と、 を備えたことを特徴とする請求項8に記載のデータ受信
    装置。
  10. 【請求項10】 前記トリビュタリ同期回路は、 前記トリビュタリ信号毎に前記フレームビットを検出し
    てフレームパルスを出力するフレームビット検出部と、 前記基準フレームパルスを生成する基準フレームパルス
    生成部と、 前記トリビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号の示す
    データを蓄えるとともに、前記データを、前記基準フレ
    ームパルスおよび前記フレームパルスに基づくタイミン
    グにより前記トリビュタリ信号間のフレームビットの位
    相が揃った状態で出力するバッファと、 を備えたことを特徴とする請求項9に記載のデータ受信
    装置。
  11. 【請求項11】 前記伝送路に送信された高速の直列信
    号を複数のトリビュタリ信号に多重分離する直並列変換
    回路と、 前記複数のトリビュタリ信号の示すデータ間を、データ
    入替制御信号に基づいて入れ替えるデータ入替回路と、 前記データ入替回路により入れ替えられた前記トリビュ
    タリ信号毎に、該トリビュタリ信号の前記フレームビッ
    トを検出してフレームパルスを出力し前記トリビュタリ
    ID情報を検出してトリビュタリID信号を出力すると
    ともに、該トリビュタリ信号に対して前記符号化回路に
    よる符号化に対応した復号化をおこなう復号化回路と、 前記トリビュタリID信号の示すトリビュタリID情報
    が所定のID情報と一致するか否かを判定し、一致しな
    い場合に前記データ入替制御信号を出力するデータ入替
    制御回路と、 前記トリビュタリ信号毎に、該トリビュタリ信号により
    示されるデータを一時的に蓄えるとともに、前記フレー
    ムパルスと前記トリビュタリ信号間に対して共通して発
    せられる基準フレームパルスとに基づいて前記蓄えられ
    たデータを出力するトリビュタリ同期回路と、 前記トリビュタリ同期回路によりトリビュタリ同期のお
    こなわれた各トリビュタリ信号を高速な直列信号に多重
    化し、前記伝送信号を再生する並直列変換回路と、 を備えたことを特徴とする請求項8に記載のデータ受信
    装置。
  12. 【請求項12】 前記復号化回路は、前記データ入替回
    路により入れ替えられた前記トリビュタリ信号毎に、該
    トリビュタリ信号の前記フレームビットを検出してフレ
    ームパルスを生成するフレームビット検出部と、 前記フレームパルスに基づいたタイミングで、前記トリ
    ビュタリ信号の前記トリビュタリID情報を検出してト
    リビュタリID信号を生成するトリビュタリID情報検
    出部と、 前記フレームパルスに基づいたタイミングで、前記トリ
    ビュタリ信号に対して前記符号化回路による符号化に対
    応した復号化をおこなう復号化部と、 を備え、 前記フレームパルス、前記トリビュタリID信号および
    前記復号化のおこなわれたトリビュタリ信号を出力する
    ことを特徴とする請求項11に記載のデータ受信装置。
  13. 【請求項13】 前記トリビュタリ同期回路は、 前記基準フレームパルスを生成する基準フレームパルス
    生成部と、 前記トリビュタリ信号毎に、前記フレームビットを書き
    込むための所定のアドレスと前記フレームパルスとに基
    づいて定まるアドレスに順に該トリビュタリ信号の示す
    データを蓄えるとともに、前記データを、前記基準フレ
    ームパルスに基づくタイミングにより前記所定のアドレ
    スから出力するバッファと、 を備えたことを特徴とする請求項11または12に記載
    のデータ受信装置。
  14. 【請求項14】 伝送信号を低速な複数のトリビュタリ
    信号に多重分離し、該トリビュタリ信号毎にフレームを
    形成した後、高速の直列信号に多重化して伝送路に送信
    するデータ送信装置において、 前記伝送信号を複数のトリビュタリ信号に多重分離する
    直並列変換回路と、 前記トリビュタリ信号毎に、当該トリビュタリ信号を識
    別するトリビュタリID情報と前記フレームビットとを
    含むフレームを形成する符号化回路と、 前記符号化回路によりフレーム形成された各トリビュタ
    リ信号毎に、前記トリビュタリ信号間において共通のク
    ロック信号に対する該トリビュタリ信号の位相ずれを検
    出し、検出した位相ずれに応じて前記トリビュタリ信号
    を遅延させることでビット同期をおこなうビット同期回
    路と、 前記ビット同期回路によりビット同期のおこなわれた各
    トリビュタリ信号を高速の直列信号に多重化して伝送路
    に送信する並直列変換回路と、 を備えたことを特徴とするデータ送信装置。
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