JPH08237214A - 新同期ディジタルハイアラーキのための中継装置および中継システム - Google Patents

新同期ディジタルハイアラーキのための中継装置および中継システム

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JPH08237214A
JPH08237214A JP7035035A JP3503595A JPH08237214A JP H08237214 A JPH08237214 A JP H08237214A JP 7035035 A JP7035035 A JP 7035035A JP 3503595 A JP3503595 A JP 3503595A JP H08237214 A JPH08237214 A JP H08237214A
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浩之 松尾
Yoshinori Nakamura
善律 中村
Hiroshi Yoshida
洋 吉田
Kouji Tanonaka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新同期ディジタルハイアラーキ(SDH)の
ための中継装置および中継システムに関し、中継装置内
の瞬断を防止し、かつ高次群(STM−nレベル)配列
上のビット位相変動を吸収でき、更に回路規模の小型化
を可能とするSDHによる中継装置を提供することを目
的とする。 【構成】 SDHにおける高次群信号を入力して、入力
信号から抽出したクロックにより所定の終端処理をした
後、高次群信号のフレームを再生して出力する中継装置
において、入力信号から抽出したクロックにより自中継
装置内のPLL発振器出力を同期引込みし、終端処理を
した信号を前記入力信号から抽出したクロックにより書
き込み、発振器の出力クロックにより読み出す記憶手段
を設け、発振器の出力クロックにより記憶手段から読み
だした高次群信号のフレームを再生して出力するように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NNI(Network Node
Interface)に準拠した新同期ディジタルハイアラーキ
(SDH(Synchronous Digital Hiarachy))における
高次群(STM(Synchronous Transport Module)−n
レベル)信号の中間中継(再生)を行う中継装置(Rege
nerator(REG装置))に関するものである。
【0002】図15に示すようにREG 装置は、端局装置
(LTE)間あるいはADM(Add/Drop Multiplex装
置)間に設置され、STM−n(nは1、4、又は1
6)レベルの光伝送システム(Line/Ring)内で信号の
中間中継(再生)を行なう。
【0003】そして、該伝送レベル(STM−n)信号
の終端・送出(再生)を行うことにより、信号レベルの
増幅(再生)、伝送区間の回線障害検出・回線状態監
視、及び障害検出状態通知(MS−AIS(Multiplex
Section-Alarm Indication Signal))を行なうことがで
き、更に、Regenerator-Section 区間のOrder-Wire/Us
er-CH /DCC通信が可能となるものである。
【0004】また、装置内タイミングに関しては、通常
動作(In-frame)時には伝送路からの入力信号に同期し
たクロックによりフレームを再生し、伝送路の障害発生
時にはクロックを装置内発振器(OSC)クロックに切
替え、該装置内発振器のクロックにより送出信号のフレ
ームを再生し、次段以降のREG/LTE装置に対しM
S−AISを送出するようにする。
【0005】図16にSTM−nのフレームとSOH(Se
ction Overhead)の構成を示す。図において、R−SO
H及びM−SOHはそれぞれ、REG装置およびLTE
装置で終端/送出するSOH部分を示し、Payload 部分
に主信号が挿入される。図17はR−SOHの各バイトの
中身を示す。
【0006】
【従来の技術】図22は第1の従来例のREG装置の構成
図である。図において、受信側では光/電気変換部(O
/E)1で光伝送路から受信したSTM−nレベル(n
=1、4、又は16)の光信号を電気信号に変換し、同
信号の周波数成分(クロック)を抽出する。該変換後の
STM−nレベル信号に対してフレーム同期部2でフレ
ーム同期をとってフレーム同期を確立することにより、
受信側カウンタ3を起動する。
【0007】デスクランブラ4でスクランブルされたデ
ータを元に戻し、R-SOH 抽出部8でR-SOH バイトを抽出
して、ローカル受信部9でOderwire、User-CH 、RS-DCC
の内容を読み出す。また、BIP-8 演算部6でBIP-8 のパ
リティ演算を行い、この結果等によりモニタ部7で回線
状態の監視を行なう。更に、回線障害検出部(ALM-DET)
5で回線障害等を検出して、後述するセレクタ(SE
L)11の切り替え等のための制御信号を出力する。
【0008】送信側では、通常動作時(回線障害が無い
とき)は、R-SOH 挿入部14で該受信タイミングに同期し
たクロックによりOderwire、User-CH 、RS-DCC等の内容
15及びBIP-8 演算部18のBIP-8 演算結果をR-SOHバイト
に書込み、スクランブラ17でスクランブルをかけ、電気
/光変換部(E/O)19で光信号に変換して光伝送路に
送出する。
【0009】また、回線障害検出部(ALM-DET)5で回線
障害を検出した時には、SEL11を装置内発振器(OS
C)10側に切り替え、OSC10の出力により送信側カウ
ンタ12で作られるタイミングクロックにより、送信側の
各回路を動作させる。
【0010】同時に、MS-AIS発生部13でアラーム信号(M
S-AIS)を生成してフレーム上にマッピング(収容)した
後(即ち、全データをall "H" 固定にした後)、R-SOH
挿入部14で前記R-SOH (Oderwire/User-CH /RS-DCC
等)バイトへの書き込みを行い、スクランブラ17、及び
E/O19を介して光伝送路に送出する。
【0011】しかしながら、上述した装置では、入力信
号から抽出したクロックとOSC10で生成するクロック
が非同期であるため、OSC10への切替え時に瞬断が発
生し、後段のREG/LTE装置に対して、OOF(Ou
t of frame、フレーム同期はずれ)を発生させてしま
う。
【0012】次段以降の各REG装置内にはフレーム同
期保護機能(前方保護、後方保護など)を備えているた
め、このような瞬断の発生により各REGでOOFが発
生し、結果として、LTE装置に対して回線障害の通知
(MS-AIS)が遅れるという問題がある。
【0013】図23は第2の従来例のREG装置の構成図
である。高速(大容量)のSTM−nレベルの入力信号
に対してREG装置内でディジタル信号処理を行なうた
めには低速化が必要であり、このためO/E変換後に直
列/並列変換部(S/P)20で直列の入力信号をmビッ
トの並列信号に変換する(mは例えば8)。
【0014】このmビットの並列信号を例えば4段〜5
段のシフトレジスタ21に入力して、フレームパターン検
出部(FP検出部)22で(4〜5)×mビット分の並列
信号を同時監視することにより、フレーム同期パターン
を検出し、検出パルスを出力する。
【0015】同期検出部23では、上記フレームパターン
検出部22の出力位相を監視し、受信側カウンタ24の出力
の位相と比較し不一致の時にはカウンタ動作を停止させ
る(ハンティング)等の制御を行い、保護回路25にパタ
ーン一致情報とタイミングを書き込み、同期確立時には
IF(In frame) 、同期外れのときにはOOF(Out of
frame)の信号を保護回路25から出力するようにする。
【0016】シフトレジスタ21のmビット並列出力の各
場合に対して、配列補正部26でR-SOH のフレームの先頭
ビットが先頭になるように配列補正を行なう。図18に、
A1、A1、A2、及びA2の直列のフレーム信号(各
8ビット)を、図のタイミング〜により8ビット並
列に変換した場合の存在し得る同期パターンを示すが、
図の〜の時にはのパターンになるように配列補正
する。
【0017】配列補正された出力に対して、図23に点線
で囲んで示す処理部27で、STM−nレベルでの終端
(デスクランブル、R-SOH バイトの抽出) 及び挿入(R-
SOH バイトの書込み、BIP-8 演算、スクランブル) の各
処理を施す。
【0018】この場合、フレーム同期を確立して配列補
正部26で配列補正し、処理部27で上記処理を施した出力
をそのままP/S変換して伝送路に送出すると、高次群
配列上(後述するP/S29の出力)のビット位相変動が
発生して、後段のREG/LTE装置へOOFが波及す
る。
【0019】このため、配列再補正部28により、STM
−nレベルでの終端/挿入を施されたm並列信号に対し
て、S/P20の出力のm並列信号並びとなるように配列
の再補正を行い、配列再補正部28の出力をP/S29、E
/O19を介して光伝送路に送出する。
【0020】しかしながら、上述したような配列の再補
正では配列補正部26の出力信号に対して、S/P20の出
力並びへの単純な並び替え動作のため、フリーラン(一
定周期)のP/S変換部29の入力端で対応するm並列信
号中の位相変動により高次群配列上のビット位相変動が
起こり得るため、後段のREG/LTE装置へのOOF
の波及を抑制できなくなってしまう。
【0021】また、m並列信号についてフレーム同期パ
ターンを検出する場合に、タイミングのとりかたにより
m組の場合が存在する。この場合、フレーム同期パター
ンがm並列信号の2段(2タイムスロット)又は3段
(3タイムスロット)にまたがって存在することがあ
り、図23のFP検出部22から出力するフレームパターン
の検出パルスの位相が2段と3段の場合とで1タイムス
ロットずれてくる。この結果、配列補正部26で行う並び
替えも正確でなくなる。
【0022】更に、S/P20の出力のm並列信号に対し
て、高次群配列上で(4〜5)×mビット分に相当する
並列信号(フレーム同期パターン)を同時監視すること
によりフレーム同期パターンを検出しているために、m
並列中にAll"0"、All"1"となる系が存在する場合があり
得る(図18参照)。この場合、該系が入力断状態に陥っ
た時にも同期検出部23ではフレーム同期パターンとして
誤検出してしまう。
【0023】図24は第3の従来例のREG装置の構成図
である。基本機能は図22と同様であるが、図24は通常動
作時の伝送路からの入力タイミング、MS-AIS送出時の装
置内OSC10の出力の(自走)タイミングでの伝送路送
出機能を詳細に示すものである。
【0024】図24において、O/E1により光伝送路か
らの光信号を電気信号に変換するとともに、該信号周波
数(例えば600 MHz)に一致した周波数のクロックを
抽出する。このクロックによりPG30で該周波数のクロ
ックとともに分周したクロック(例えば25MHz)を出
力して、該クロックにより受信側各回路のSTM−nレ
ベル信号の終端処理を行なう。
【0025】通常動作時は、PG30の出力クロックが受
信側カウンタ3に加えられるとともに、セレクタ(SE
L)11、送信側カウンタ12を介してクロック乗換器(C
K−SW、例えばFF)35にクロックとして加えられ、
R-SOH 挿入部14でR−SOHバイトに書き込まれスクラ
ンブラ17でスクランブルされたデータを、該クロックの
タイミングにより一時記憶する。
【0026】また、PG30の出力クロックは、SEL11
を介して位相比較器(PC)31にも加えられ、PLL内
のVCXO33の出力信号を分周した信号と位相比較し、
該PG30のクロックに位相同期したPLL内のPG34の
出力クロック(25MHz)により、CK−SW35に一時
記憶したデータを読み出す。そして、該PG34の出力ク
ロック(600 MHz)によりP/S変換し、E/O19を
介して光伝送路に送出する。
【0027】一方、アラーム発生時には、SEL11が装
置内OSC10側に切り替えられ、OSC10の出力により
送信側カウンタ12で作られるクロック(25MHz)によ
り、送信側データがクロック乗換器35に入力され一時記
憶される。そして、PLL内のPG34の出力クロックに
より読み出される。
【0028】光伝送路への送出段では光出力の異常を監
視しており、送出信号を駆動するクロック系の断検出等
によってレーザーのシャットダウン(消灯)が施され
る。従来のREG装置では、図のPG30の出力、OSC
10の出力、PG34の出力が装置構成ユニットの故障アラ
ームとして監視対象となり、同時に光出力異常の監視に
も適用される。
【0029】即ち、PG34が故障した場合、CK−SW
35からのデータの読み出し、及びP/S29に対して駆動
するクロックが断状態となり、all"H"あるいはall"L"
のデータに固定された形となって、E/O19からの光出
力が例えばall"H"の時には点灯しっぱなしとなる。
【0030】また、PG34が正常であっても、PG30、
OSC10が故障した場合には、送信側カウンタ12の出力
が停止することで、CK−SW35への書き込みデータが
all"H"あるいはall"L"に固定されて、これがPG34の出
力クロックによって読み出され、前記同様に光出力が固
定されてしまうことがある。
【0031】このため、PG34の出力に対しては常時、
MS-AISの未送出時にはPG30、MS-AISの送出時にはOS
C10の出力を監視するための機能が必要となり、これを
前記装置構成ユニットの故障アラームの監視対象となる
各クロック系の断検出とは別に保有しなくてはならず、
回路規模が増加するという問題が生じていた。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
構成においては、図22の場合には、回線障害発生時に、
装置内OSCへの切替えで瞬断が発生し、結果としてL
TE装置に対する回線障害の通知(MS-AIS) が遅れると
いう問題があった。
【0033】更に、MS-AISの通知状態から回線障害の復
旧により該MS-AIS情報を出力している中継装置(例えば
#1の中継装置とする)の同期復帰によって、該中継装
置(#1)はMS-AIS情報の出力を解除し復旧した高次群
信号のフレームの再生を行う。一方、該中継装置より下
位の各中継装置(#2〜)は、前記中継装置(#1)が
MS-AIS情報の出力を解除した時点から、前記中継装置
(#1)が行うMS-AIS解除後の高次群信号のフレームの
再生により発生するフレーム同期パターンによってフレ
ーム同期復帰を順に行っていくために、中継システム内
の障害復旧が遅れるという問題があった。
【0034】図23の場合には、S/P変換した信号の並
び替え動作により並列信号中に位相変動が生じ、再配列
時に高次群信号にビット位相の変動が起こり得るため、
後段のREG/LTE装置にOOFが波及するという問
題があった。
【0035】また、図24の場合には、PG30、及びOS
C10等が故障した場合には例えばall"H"の光データを出
力することから、この光出力異常の監視のために、通常
動作(AIS 送出なし)時はPG30の出力を、MS-AIS送出
期間中はOSC10の出力を監視する機能が必要となり、
回路規模が増加するという問題があった。
【0036】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、REG装置内の瞬断を防止し、かつ高次群
(STM−nレベル)配列上のビット位相変動を吸収で
き、更に回路規模の小型化を可能とする新同期ディジタ
ルハイアラーキのための中継装置を提供することを目的
とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記問題点は以下に示す
装置の構成によって解決される。 (請求項1) 新同期ディジタルハイアラーキ(SD
H)における高次群信号を入力して、該入力信号から抽
出したクロックにより所定の終端処理をした後、該高次
群信号のフレームを再生して出力する中継装置におい
て、前記入力信号から抽出したクロックにより自中継装
置内のPLL発振器出力を同期引込みし、前記終端処理
をした信号を前記入力信号から抽出したクロックにより
書き込み、該発振器の出力クロックにより読み出す記憶
手段を設け、該発振器の出力クロックにより前記高次群
信号のフレームを再生して出力するように構成する。
【0038】(請求項2) 新同期ディジタルハイアラ
ーキ(SDH)における高次群信号を入力して、該入力
信号から抽出したクロックにより自中継装置内のPLL
発振器出力を同期引込みするPLL回路と、前記入力信
号から抽出したクロックにより前記入力信号を書き込
み、前記PLL発振器の出力クロックにより読み出す記
憶手段とを有し、前記記憶手段から読み出した高次群信
号に対して、前記PLL発振器の出力クロックにより所
定の終端処理をした後、前記高次群信号のフレームを再
生して出力するように構成する。
【0039】(請求項3) 請求項1及び請求項2に記
載の高次群信号のフレームを再生する際に、通常は前記
入力信号に対してフレーム同期を確立した時のフレーム
の位置を示すタイミング信号を用いて前記フレームを再
生し、同期はずれを検出した時には、該フレームの位置
を示すタイミング信号を用いずにフレームを再生して出
力するように構成する。
【0040】(請求項4) 新同期ディジタルハイアラ
ーキ(SDH)における高次群の直列信号を入力してm
ビット並列のN段からなる信号に変換して出力する直列
/並列変換部と、該mビット並列のN段からなる信号に
ついて、基準となるフレームパターンを含む可能な複数
個のフレームパターンのうち任意のフレームパターンに
よりフレーム同期をとり、該フレーム同期がとれたとき
には検出信号を出力するフレーム同期検出部とを有する
中継装置において、所定のフレームパターンでフレーム
同期がとれたときには、前記検出信号を所定ビット遅延
して出力する検出信号遅延手段を前記フレーム同期検出
部の出力に設ける。
【0041】(請求項5) 新同期ディジタルハイアラ
ーキ(SDH)における高次群信号を入力してフレーム
同期をとり、該入力信号から抽出したクロックにより所
定の終端処理をした後、該高次群信号のフレームを再生
して出力する中継装置が複数個縦続に接続された中継シ
ステムにおいて、同期はずれを最先に検出した中継装置
は、前記入力信号に対して前記所定の終端処理と高次群
信号のフレームの再生を行わずに出力し、同期はずれを
検出した時点から所定時間経過後、前記高次群信号のフ
レームを再生し該フレームのR−SOHの空きスロット
にMS−AIS情報を挿入して出力し、該中継装置より
下位の各中継装置は、同期はずれを検出して前記入力信
号に対して前記所定の終端処理と高次群信号のフレーム
の再生を行わずに出力し、該MS−AIS情報を出力し
ている中継装置の高次群信号のフレーム再生によるフレ
ームパターンを受信することで、フレーム同期を確立し
て所定の終端処理を行うが、同時に該MS−AIS情報
を検出した時点で、前記高次群信号のフレームの再生処
理の中で、フレーム同期パターンの書き込みを除く前記
高次群信号のフレームの再生処理を行って出力するよう
に構成する。
【0042】(請求項6) 新同期ディジタルハイアラ
ーキ(SDH)における高次群信号を入力してフレーム
同期をとり、該入力信号から抽出したクロックにより所
定の終端処理をした後、該高次群信号のフレームを再生
して出力する中継装置であって、同期はずれを検出した
ときは、該入力信号に対して該所定の終端処理と該高次
群信号のフレームの再生を行わずに出力し、同期はずれ
を検出した時点から所定時間経過後、該高次群信号のフ
レームを再生し該フレームのR−SOHの空きスロット
にMS−AIS情報を挿入し、該MS−AIS情報を検
出した時点で前記高次群信号のフレームを再生する中
で、フレーム同期パターンの書き込みを行わずその他R
−SOHの挿入等の再生処理を行って出力するように構
成する。
【0043】(請求項7) 新同期ディジタルハイアラ
ーキ(SDH)における高次群の直列信号を入力してm
ビット並列のN段からなる信号に変換して出力する直列
/並列変換部と、該mビット並列のN段からなる信号に
ついて、基準となるフレームパターンを含む可能な複数
個のフレームパターンのうち任意のフレームパターンに
よりフレーム同期をとるフレーム同期検出部とを有する
中継装置において、前記直列/並列変換部の出力のmビ
ット並列の信号に対する所定の終端処理・フレーム再生
処理に使用される制御信号に対して、前記フレーム同期
検出部で複数個のフレームパターンのうち同期確立した
フレームパターンの並びに並び替える制御信号並び替え
手段を設ける。
【0044】(請求項8) 新同期ディジタルハイアラ
ーキ(SDH)における高次群信号を入力して、該入力
信号から抽出したクロックによりフレーム同期をとって
所定の終端処理を行う中継装置であって、通常は該入力
信号から抽出したクロックにより、またフレーム同期が
とれない時は自中継装置内の第1の発振器出力により、
自中継装置内のPLLの第2の発振器出力を同期引込み
し、該第2の発振器の出力クロックにより、所定の終端
処理をした該高次群信号のフレームを再生して出力する
ように構成する。
【0045】(請求項9) 新同期ディジタルハイアラ
ーキ(SDH)における高次群の直列信号を入力してm
ビット並列のN段からなる信号に変換して出力する直列
/並列変換部と、該mビット並列のN段からなる信号に
ついて、基準となるフレームパターンを含む可能な複数
個のフレームパターンのうち任意のフレームパターンに
よりフレーム同期をとるフレーム同期検出部と、該直列
/並列変換部の出力のmビット並列のN段からなる信号
に対して、該基準となるフレームパターンの並びに並べ
替える配列補正部と、通常は該配列補正部の出力信号に
対して所定の終端処理と高次群信号のフレームを再生し
て出力し、該フレーム同期検出部でフレームはずれを検
出したときには該配列補正部の出力信号に対して所定の
終端処理と高次群信号のフレームの再生を行わずに出力
する終端処理・フレーム再生部と、該終端処理・フレー
ム再生部の出力に対して、該フレーム同期検出部で該基
準となるフレームパターンで同期がとれた時にはそのま
ま、また該フレーム同期検出部で該基準となるフレーム
パターン以外のフレームパターンで同期がとれた時には
所定タイムスロットだけ遅延させた後、該直列/並列変
換部の出力信号と同じ並びになるように再度並び替える
配列再補正部とで構成する。
【0046】(請求項10) 新同期ディジタルハイアラ
ーキ(SDH)における高次群の直列信号を入力してm
ビット並列のN段からなる信号に変換して出力する直列
/並列変換部と、該mビット並列のN段からなる信号の
フレームパターンによりフレーム同期をとるフレーム同
期検出部とを有する中継装置において、前記直列/並列
変換部の出力から入力信号の断を検出する信号断検出手
段を設け、フレーム同期検出部でフレーム同期がとれた
と見えたときでも、該信号断検出手段で入力信号の断を
検出したときはフレーム同期はずれと判定するように構
成する。
【0047】(請求項11 ) 前記信号断検出手段は、
存在し得る複数個のフレームパターンのうち同期のとれ
たパターンについて、該パターンに含まれる"1" 連続、
又は"0" 連続のビット位置を選択し、入力信号の断の有
無を判定するように構成する。
【0048】
【作用】
(請求項1) 例えば伝送路の障害発生により入力信号
から抽出したクロックが不安定になった場合にも、PL
L発振器の自走周波数によるクロックを用いてメモリか
ら読みだしたデータに対して高次群信号のフレームを再
生して出力できるため、瞬断の発生を防止することがで
きる。
【0049】(請求項2) 請求項1ではPLL発振器
の位相変動により次段の中継装置の受信側で高次群信号
のスリップが発生するのを記憶手段により防止するのに
対し、本請求項2では記憶手段により自中継装置内の受
信側で高次群信号のスリップ発生を防止することができ
る。
【0050】(請求項3) 同期はずれを検出したとき
には、受信側で発生するハンティング動作の送信側への
影響を遮断することで、次段以降の中継装置に対する同
期はずれ等の波及を防止することができる。
【0051】(請求項4) フレーム同期パターンが、
例えばmビット並列信号の2段(2タイムスロット)、
又は3段(3タイムスロット)にまたがる場合がある
と、フレーム同期がとれたときに出力する検出信号は、
3段にまたがる場合には2段の場合に比べて1ビット遅
延して出力することになる。
【0052】このため、検出信号遅延手段により、2段
にまたがる場合には1ビット遅延して出力することによ
り、すべての場合について、例えば後段の回路でmビッ
ト並列信号に対する配列の補正を行って出力する場合
に、フレーム同期パターンの位相を揃えて出力すること
ができる。
【0053】(請求項5)及び(請求項6) 同期はず
れを最先に検出した中継装置より下位の各中継装置で
は、前記中継装置の出力しているMS−AIS情報に付
随するフレーム同期パターンを受信してフレーム同期を
確立するが、該中継装置が出力するMS−AIS情報を
検出すると同時にフレーム同期パターンの書き込みを行
わないために、該中継装置がMS−AIS情報を出力し
ているフレーム同期パターンがそのまま下位の各中継装
置で通過することになる。
【0054】この結果、障害復旧後最先に復旧してMS
−AISの送出を解除したフレームに対して、下位の各
中継装置が該フレーム上の同じフレーム同期パターンを
受信することになるため、同時に復旧することができ、
例えばこれらの中継装置の最後尾に接続された端局装置
では早期に回線障害の発生等を認識することができる。
【0055】(請求項7) 制御信号並び替え手段にお
いて、直列/並列変換部の出力のmビット並列の信号に
対する所定の終端処理・フレーム再生処理に使用される
制御信号自体を、フレーム同期検出部で同期確立したフ
レームパターンの並びに並び替えることにより、従来例
(図23) で述べた配列補正部、配列再補正部を使用しな
くてすませることができる。
【0056】(請求項8) PLLの第2の発振器の出
力クロックにより高次群信号のフレームを再生するの
で、第1の発振器が故障しても、例えばスクランブラ等
を施すことにより、高次群信号の光出力がall"H"レベル
(点灯しっぱなし)となることはない。この結果、クロ
ック系の監視の対象としては、PLLの第2の発振器の
出力監視だけですませることができる。
【0057】(請求項9) フレーム同期検出部で基準
となるフレームパターン以外のフレームパターンで同期
がとれた時には、配列再補正部において、終端処理・フ
レーム再生部の出力に対して、所定のタイムスロットだ
け遅延させた後、直列/並列変換部の出力信号と同じ並
びになるように再度並び替える。
【0058】この結果、例えば伝送路の障害発生により
フレーム同期検出部でフレームはずれを検出して、終端
処理・フレーム再生部で所定の終端処理と高次群信号の
フレームの再生を行わない状態からフレーム同期がとれ
て復旧した場合にも、配列再補正部の出力の高次群信号
のビット位相の変動を防止することができる。
【0059】(請求項10) 及び(請求項11) フレーム
同期検出部でフレーム同期がとれたと見えたときでも、
信号断検出手段で入力信号の断を検出したときはフレー
ム同期はずれと判定するため、疑似同期を防止すること
ができる。
【0060】
【実施例】図1は本第1の発明の第1の実施例のREG
装置の構成図である。図において、光/電気変換部(O
/E)1、フレーム同期部2、受信側カウンタ3、デス
クランブラ4、回線障害検出部(ALM-DET) 5、BIP-8 演
算部6、モニタ部7、R-SOH 抽出部8は、図22に示した
第1の従来例と同様のSTM−nレベルの終端処理を行
なうため、その説明を省略する。
【0061】本実施例が従来例(図22)と異なる点は、
回線の障害発生時にクロック乗換えを行なうためのレジ
スタ(データメモリ)を設け、回線障害発生時に、従来
あった瞬断の発生をなくするようにしたことである。以
下に詳細に説明する。
【0062】通常動作時(回線障害無し)には、伝送路
入力側クロックに同期した受信側カウンタ3の出力クロ
ックにより、デスクランブルされた主信号データが該メ
モリ36に書き込まれる。PLL内のVCXO33により送
信側カウンタ12でクロックが生成され、該送信側カウン
タ12の出力クロックが受信側カウンタ3の出力クロック
により位相同期され、送信側カウンタ12の出力クロック
(実際は受信側カウンタ3より1/2クロック分遅れた
位相)により、該メモリ36から主信号データが読み出さ
れる。
【0063】また、通常動作時は、受信側カウンタ3で
フレームのビット位置を示すフレームタイミング(F
T)信号を出力し、ANDゲート37を介して送信側カウ
ンタ12に加えている。そして、送信側カウンタ12の出力
クロックにより、メモリ36から読み出した主信号データ
に対してR−SOHの挿入、スクランブル等の処理を行
い、STM−nレベルのフレームを生成して、E/O19
を介して光伝送路に送出する。
【0064】回線障害の検出時には、フレーム同期部2
から"H" レベルのOOF(フレーム同期はずれ)信号を
出力し、これが反転されてANDゲート37に加えられる
ため、FT信号が送信側カウンタ12に入力するのを遮断
される。この結果、送信側カウンタ12の出力クロックは
入力側クロックの影響を受けることなく、STM−nレ
ベルのフレーム送信処理を施すことができる。
【0065】この結果、伝送路入力側クロックの不定
(断状態等)によるVCXO33の位相の変動をメモリ36
で吸収でき、瞬断の発生を防止することが可能となる。
更に、受信側OOF発生時に受信側カウンタ3で発生す
るハンティング動作の送信側カウンタ12への影響を遮断
することで、次段REG/LTE装置に対するOOFの
波及、並びにそれにより発生するOder-wire /User-CH
/DCC 回線断を防止することができる。
【0066】図2は本第1の発明の第2の実施例のRE
G装置の構成図である。同図は、上記図1と同様に、P
LL内のVCXO33の出力により送信側カウンタ12で生
成されるクロックを伝送路入力側クロックに同期させる
構成であるが、受信側のSTM−nレベルの終端処理を
行う回路の前段にメモリ36' を設け、メモリ36' により
クロック乗換えを行なうものである。
【0067】即ち、伝送路入力信号から抽出したクロッ
ク(PG30の出力)により入力データをメモリ36' に書
き込み、該伝送路入力側クロックに同期したPLL内の
受信側カウンタ3’の出力クロックにより、該メモリ3
6' からデータを読み出す。そして、読み出したデータ
に対してフレーム同期部2でフレーム同期をとり、デス
クランブラ4、R-SOH 抽出部8等でSTM−nレベル信
号の終端処理を行う。
【0068】又、PLL内のVCXO33の出力により生
成される送信側カウンタ12の出力クロックにより、ST
M−nレベルの送信信号のフレームを生成し、回線障害
発生時には、フレーム同期部2から出力するOOF信号
により、受信側カウンタ3’から送信側カウンタ12に加
えられるFT信号を遮断するのは、図1の場合と同じで
ある。この結果、図1では、VCXO33の位相変動によ
り次段REG装置の受信側でデータ信号のスリップが発
生するのをメモリ36により防止するのに対し、図2の構
成では、メモリ36' により自REG装置内の受信側でデ
ータ信号のスリップ発生を防止することができる。
【0069】図3は本第2の発明の実施例のREG装置
の構成図である。図において、直列/並列変換部(S/
P)20、フレームパターン検出部(FP検出部)22、同
期検出部23、保護回路25、受信側カウンタ24、R-SOH の
抽出/挿入等の処理部27、並列/直列変換部(P/S)
29は、図23に示す第2の従来例と同様の処理内容であ
る。
【0070】従来例(図23)では、FP検出部22から出
力するフレームパターンの検出パルスの位相が、フレー
ム同期パターンがm並列信号の2段の場合と3段にまた
がる場合とで1タイムスロットずれてくるという問題が
あった。この位相のずれを調整するために、本実施例で
はフレームパターン調整部(FP調整部)38を設ける。
【0071】図20、及び図21はm=24、即ち24並列信号
でのとり得るケースの一例を示す。例えば、STM−4
レベルの信号で、図3のシフトレジスタ21から24ビット
(=3バイト)並列信号が出力される場合で、かつフレ
ーム同期パターンとして図19に斜線で示すように、R-SO
H のフレームの先頭から11〜12バイト(A1、A1)、
及び13〜14バイト(A2、A2)が使用される場合に
は、フレーム同期タイミングのとり方により24通りの同
期パターンが存在し得る。
【0072】図20のケース(1) は配列補正部26で配列補
正が不要な場合で基準となるパターンを示し、ケース
(2) はケース1に対して1ビットずれた場合を示してお
り、いずれも同期パターンが2タイムスロットにまたが
っている。また、図21のケース(10)はケース(1) に対し
て9ビットずれた場合であり、同期パターンが3タイム
スロットにまたがっている。
【0073】このため、図4にタイムチャートで示すよ
うに、ケース(1) 及びケース(2) 〜(9) については、フ
レーム同期パターンを検出したときにFP検出部22から
出力する検出パルス(図4の)が、t+5のタイムス
ロットであるのに対し、ケース(10)〜ケース(16)につい
ては、t+6のタイムスロットになっている。
【0074】本発明では、FP調整部38で、ケース(1)
及びケース(2) 〜(9) に対して検出パルスを1タイムス
ロット(=1ビット)遅延させて出力するようにする
(図4の)。
【0075】この結果、各ケースについて、受信側カウ
ンタ24に対する位相関係を一定に保ち、m並列信号の配
列補正部26、配列再補正部28において生ずる位相変動要
因を吸収することができる。また、配列補正部26に対し
てm並列信号を抽出するシフトレジスタ21は最小限(2
段)のままで正常に動作させることができ、REG装置
内のTransmission-delay(伝送遅延量)を小さくでき
る。
【0076】図5は本第3の発明の実施例のREG装置
の構成図、図6は図5の実施例におけるLOF(Loss o
f frame)発生時の各REGの動作タイムチャート、図7
は図5の実施例における回線障害復旧時の各REGの動
作タイムチャートである。
【0077】回線障害の発生により該当するREG装置
ではOOF(フレーム同期外れ)信号が発生し、後段の
REG装置でもOOFが発生し波及する。このため、L
TE装置で回線障害発生の認識が遅れることになり、こ
れを防止するために、図5に示すスルー制御部39を設け
た。
【0078】一般にREG装置では、M−SOHに書き
込まれたAISを認識できない。そこで、図6に示すよ
うに、回線障害を検出したREG装置(1) では、例えば
5フレーム分前方保護をとることによりフレーム同期は
ずれを確認し、OOF信号を出力するとともに、以後例
えば3msの間、STM−nレベルでの終端およびフレ
ーム再生の処理を行わないようにする。(この動作をデ
ィジタルスルーと称する)。
【0079】そして3mS経過後、自REG装置(1) 内
の発振器のクロックによりSTM−nレベルでのフレー
ムを再生するが、この場合、従来のようなMS-AIS生成に
よる全フレームをall "H" に固定した上にR-SOH を挿入
する動作に比べて、R-SOH 上の所定の空きスロット位置
に対しては何も挿入しないことで、先に生成したall"H"
の情報が該スロット位置に収容されたことになる。
【0080】後段の各REG装置(2) 、(3) 、・・・で
も、5フレームの前方保護によりフレーム同期はずれを
確認すると、REG装置(1) と同様にディジタルスルー
動作に入る。その後、MS-AISを送出と同時に再生したS
TM−nフレーム上のフレーム同期パターンに追随し
て、2フレームの後方保護を行ってフレーム同期を確立
(In-frame)する。
【0081】この時に同期復帰するREG装置(2) 、
(3) 、・・・では、REG装置(1) が生成するフレーム
同期パターンによって同期するが、同時にREG装置
(1) より出力されるR-SOH 上の所定の空きスロットに収
容されているAIS情報を認識したときに、通常の場合
と異なり、該フレーム同期パターンの書き込みを行わな
い。(通常REG装置では、同期確立時に行うフレーム
の再生処理でフレーム同期パターンの書き込みを行
う。) この結果、REG装置(2) 、(3) 、・・・では、REG
装置(1) が発生するフレーム同期パターンがそのまま伝
達されることになる。
【0082】この結果、各REG装置(2) 、(3) 、・・
・では、REG装置(1) が回線障害復旧後に見える正常
なフレーム同期パターンを受信することで、2フレーム
の後方保護を行ってフレーム同期を確立し、3ms時間
経過後にMS-AIS情報出力の解除を行い、自REG装置内
の発振器のクロック・タイミングから通常状態であるR
EG装置(1) 受信のクロック・タイミングに切り戻し
て、再生したフレーム上のフレーム同期パターンを同時
に受信することになる。
【0083】この結果、各REG装置(2) 、(3) 、・・
・が同時に5フレームの前方保護、2フレームの後方保
護を経て同時復帰することになり、末端のLTE装置で
は早期に回線障害の復旧を認識することができる。
【0084】尚、図6において、“有効”/“無効”は
次段REG装置に対してフレームの“有”/“無”を、
“有効”はAIS送出フレームを、それぞれ示す。
尚、図7において、“有効”/“無効”は次段REG装
置に対してフレームの“有”/“無”を示す。また、
“有効”はMS−AIS受信フレームを、“有効”
はNorm(復旧)受信フレームを、それぞれ示す。
【0085】図8は本第4の発明の実施例のREG装置
の構成図である。同図は、第2の従来例の図23に示すよ
うな配列補正部26、配列再補正部28を削除し、mビット
並列の配列情報(FP検出部22、保護回路25の出力) 、
並びに同期確立後の受信側カウンタ24の出力によるフレ
ーム制御(位相監視)により、従来処理部27での並列処
理(デスクランブル、R-SOH 終端、R-SOH 付加、BIP-8
演算、スクランブル)に必要な配列補正を行なわず、S
/P20の出力の並びのまま処理するための並列位相監視
・制御部(CH制御部)40を設けたものである。
【0086】具体的には、CH制御部40において、シフ
トレジスタ21の出力のmビット並列の信号に対する所定
の終端処理・フレーム再生処理に使用される制御信号自
体に対して、FP検出部22で同期を確立したフレームパ
ターンの並びに並び替えを行う。
【0087】この結果、配列補正部26等が存在する場合
に生じ得る高次群配列上(STM−nレベル)のビット
位相変動を防止することができ、回線障害の検出と復旧
時間の短縮を図ることができ、Transmission-delay(伝
送遅延量)を最小限に抑えることが可能となる。
【0088】図9は本第5の発明の実施例のREG装置
の構成図であり、第3の従来例の図24に示すSTM−n
レベル信号の送出端でのクロック乗換器(CK−SW)
35を、STM−nレベルの終端処理の直後に設けたもの
である。そして、回線障害の発生によりSEL11が入力
側クロック(PG30の出力)からOSC10の出力に切り
替えられた場合にも、PLL内のPG34の出力クロック
により、クロック乗換器(CK−SW)35' に一時保持
したデータを読み出し、STM−nレベルのフレーム送
信処理を同PG34の出力(送信側カウンタ12の出力)に
より行なう。
【0089】この結果、PG30、又はOSC10が故障し
てCK−SW35' への入力データが張りついても( 例え
ばall"H"等)、送信カウンタ12は正常動作しているの
で、スクランブラ17等により光出力はall"H"(点灯しぱ
なっし)とはならない。したがって、PG34の出力監視
だけですませることができ、またシステム動作であるA
IS送出動作の有無の影響を削除することが可能とな
る。
【0090】図10は本第6の発明の実施例のREG装置
の構成図であり、図11は図10の要部の詳細構成図であ
る。図23に示す第2の従来例において説明したように、
OOFの発生でディジタル・スルーの動作から同期復帰
した場合に、配列再補正部28の出力端で高次群配列上の
ビット位相の変動が起こり得るため、後段のREG/L
TE装置にOOFが波及する。これを解決するために本
実施例を提案する。
【0091】本実施例の場合も前述した本第2の発明の
実施例の場合と同様に、m=24、即ち24並列信号の場合
について説明する。前述したように、図20のケース(1)
は配列補正部26で配列補正が不要な場合で基準となるパ
ターンを示し、ケース(2) はケース(1) に対して1ビッ
トずれた場合を示している。
【0092】図11において、S/P2で直列(シリア
ル)の入力信号を24本の並列信号(DT23〜DT00) に
変換し、シフトレジスタ21に入力する。シフトレジスタ
21には2段直列接続したDフリップフロップ(FF)42
及びFF43が上記24並列信号(DT23〜DT00) に対応
して24組並列に設けられ、初段及び2段目のFF42及び
FF43からの合計48本の出力(DT23-1〜DT00-1及び
DT23-2〜DT00-2)が配列補正部26に入力される。
【0093】配列補正部26は、24本の入力信号から1個
の信号を選択するスイッチ(SW)が24個並列に設けら
れ、各SWには前記同期パターンのケース(1) 〜(24)の
場合に対応して、上記48本の入力信号から24本の信号が
選択して入力されている。
【0094】各SWからは、それぞれ図示するようにD
T-23 〜DT-00 が出力される。各SWには、保護
回路25からのフレーム同期確立時のパターン識別信号
(ケース(1) 〜ケース(24)) により、図10のSW制御部
41から上記各SW内の入/出力を切替え選択するための
制御信号(SEL信号)が加えられる。
【0095】例えばケース(1) で同期がとれた時、また
はディジタルスルー動作時には、各SWはシフトレジス
タ21の2段目のFF43の出力(DT23-2〜DT00-2)を
選択出力する。
【0096】また、ケース(2) の場合には、入力DT22
〜DT00に対してDT23の入力(3-8) が1タイムスロッ
ト(TS)ずれているため(図20のケース(2) 参照)、
DT22〜DT00についてはシフトレジスタ21の2段目の
FF43の出力(DT22-2〜DT00-2)を選択してDT
-23 〜DT-01 として出力し、入力DT23に対しての
み1段目のFF42の出力のDT23-1を選択してDT-0
0 として出力する。
【0097】他のケースでフレーム同期を確立した場合
も類似の方法で各SWで選択し出力する。次に図11の配
列再補正部28の場合、上記配列補正部26から出力され、
処理部27を介して入力される24本の信号に対して、入力
部にFF44が24個並列に設けられる。そして、このFF
44の入力端および出力端からの合計48本の信号が配列再
補正部28に加えられる。配列再補正部28も上記配列補正
部26と類似の24組並列のスイッチ(図示しない)が設け
られる。
【0098】各SW(図示しない)は、ケース(1) 〜ケ
ース(24)に対応して、48本の信号から24本が選択して入
力されており、各24本の入力信号から1個の信号を選択
出力する。
【0099】例えばケース(1) の場合、各SW(図示し
ない)はFF44の入力端の信号(DT23-1〜DT00
-1)を選択してOUT-23 〜OUT-00 として出力す
る。また、ケース(2) の場合は、DT00に対応する信号
についてだけFF44の出力(DT00-2) をOUT-23
として選択出力し、DT23〜DT01に対応する信号につ
いてはFF44の入力端の信号(DT23-1〜DT01-
1) を選択しOUT-22 〜OUT-00 として出力する。
【0100】この結果、フレームパターンの高次群(S
TM−n)レベルでのビット位相が配列補正部26、配列
再補正部28での制御タイミングのずれにより変動するこ
とを抑制することができる。
【0101】図12は本第7の発明の実施例のREG装置
の構成図であり、フレーム同期回路と監視系回路の構成
を示している。図において、mビットの並列信号が例え
ば4段のシフトレジスタ21に入力される。そして高次群
配列(STM−n)上でm×4ビットに相当する信号デ
ータについて、フレームパターン検出部(FP検出部)
45-1〜45-mにおいて同時監視することにより、mが例え
ば8の場合、図18に示すような8個のパターンのうちの
いずれか1個のフレーム同期パターンを検出して、検出
パルスを出力する。
【0102】ORゲート46でFP検出部45-1〜45-8の出
力の論理和を求めることにより、上記8個のうちいずれ
か1個のフレーム同期パターンの検出パルスを同期検出
部23' に加える。同時にフレーム同期のとれたパターン
番号(図18の〜のパターンのうちの1つのパターン
番号)を2進化符号変換部(Bin Cod)47により2進化符
号に変換し、パターン監視部48に加える。
【0103】同期検出部23' では、ORゲート46の出力
の位相を監視し、フレームカウンタ24との位相不一致に
よるカウンタ動作停止(ハンティング)等の制御を行な
う。パターン監視部48では、2進化符号変換部47の出力
をフレーム周期に監視し、保護回路25ではパターン監視
部48の出力とORゲート46の出力により同期保護をと
る。配列補正部26は、パターン監視部48の出力の制御信
号により、mビット並列データの並び替えを行なう。
【0104】以上の構成と機能は従来例のフレーム同期
方式と同じものであるが、本発明の実施例では、監視系
選択部49と信号断検出部50を設け、監視系選択部49でパ
ターン監視部48の出力により、mビット(今の場合8ビ
ット)並列の入力信号に対し監視すべき系(ビット位
置)を選択し、信号断検出部50で該系の入力信号断の検
出("0" 連続、"1" 連続の検出)を行なう。
【0105】そして、保護回路25で同期がとれたと見え
たときも、監視系選択部49、信号断検出部50の出力によ
り信号断と判断したときは、同期はずれと判定する。以
下に詳細に説明する。
【0106】図13は図12における監視系選択部と信号断
検出部の詳細構成図であり、図14はそのタイムチャート
である。図13において、セレクタ(SEL)53にはシフ
トレジスタ21からm(今の場合、8)ビット並列の信号
が入力される。そして、パターン監視部48から出力さ
れ、デコーダ(DEC)52により2進数から10進数(8
本)に変換された、フレーム同期のとれたパターンの番
号(2進数)(図18の1〜8のうちのいずれか1つ)に
より、セレクタ53で"0" 連続、"1" 連続の監視すべき系
を選択する。
【0107】例えば、図18においてフレーム同期のとれ
たパターンが並列パターンの場合には、セレクタ(S
EL)53は"1" ("H"レベル)連続の監視が必要な系とし
て1ビット目を、また"0" ("L"レベル)連続の監視が必
要な系として6ビット目を選択して、それぞれ出力、
出力として出力する。
【0108】SEL53の出力を、アンプ54を介してF
F56のリセット端子(R)に加え、タイマ(図示しな
い)からの監視用のクロックをFF56のクロック(C)
端子に加えることにより、信号断の検出を行う。このタ
イマのクロックは、被検出信号の数十〜数百フレーム分
に相当する長い周期であり、かつ装置のクロックとは非
同期である。図14の(1) 参照) 通常動作時は、SEL53の出力は主信号あるいはSO
Hのデータで"1" と"0" の混じったものであり、FF56
はリセットされたりされなかったりを繰り返す(図14の
(2) のたて縞部分)。なお、このFF56は、リセット端
子(R)に"0"が加えられたときだけリセットされ、"1"
のときはリセットされない特性を有する。
【0109】回線障害が発生した場合でSEL53の出力
が"1" 連続のときには、FF56はリセットされず、F
F56のD端子に入力されている"1"("H" レベル)がタイ
マ(図示しない)からのクロックにより出力されて、O
Rゲート58を介してFF59から"1" ("H"レベル信号)
(固定)を出力し、タイマ(図示しない)からの次のク
ロックでアラームとして"H" レベル(固定)を出力する
(図14の(4) および(5)参照)。
【0110】一方、SEL53の出力は、インバータ55
を介して符号を反転してFF57のリセット端子に加えら
れる。上述した出力の場合と異なり、出力が"0" 連
続のときには、FF57はリセットされず、タイマ(図示
しない)のクロックによりFF57のD端子に入力されて
いる"1" ("H"レベル)が出力されて、ORゲート58を介
してFF59からアラームとして"H" レベル(固定) を出
力する。
【0111】この結果、保護回路25において図18の例え
ばの並列パターンで同期がとれたと見えたときも、た
またまの並列パターンの1ビット目が"1" 、6ビット
目が"0" を連続して出力する場合には、FF59の出力は
"H" レベル固定となって信号断と判断され、擬似同期を
防止することができる。
【0112】また、監視系選択部49を設けることで、並
列数mの増加による回路規模の増加を最小限に抑えるこ
とができる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、S
DH装置間光伝送(STM−nレベル)システム内の回
線障害の検出と復旧時間を短縮でき、また同回線上のOd
er-wire /User-CH /DCC 通信断の防止が可能となる。
この結果、システム内回線の冗長切替え(回線保護)機
能の品質を高めたSDH伝送路システムの高品位化を図
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本第1の発明の第1の実施例のREG装置の
構成図、
【図2】は本第1の発明の第2の実施例のREG装置の
構成図、
【図3】は本第2の発明の実施例のREG装置の構成
図、
【図4】は図3の実施例の動作説明図、
【図5】は本第3の発明の実施例のREG装置の構成
図、
【図6】は図5の実施例におけるLOF(Loss of fram
e)発生時の各REGの動作タイムチャート、
【図7】は図5の実施例における回線障害復旧時の各R
EGの動作タイムチャート、
【図8】は本第4の発明の実施例のREG装置の構成
図、
【図9】は本第5の発明の実施例のREG装置の構成
図、
【図10】は本第6の発明の実施例のREG装置の構成
図、
【図11】は図10における要部の詳細構成図、
【図12】は本第7の発明の実施例のREG装置の構成
図、
【図13】は図12における監視系選択部と信号断検出部
の詳細構成図、
【図14】は図13の動作タイムチャート、
【図15】は一例のREG装置を使用した伝送システム
の構成図、
【図16】は一例のSTM−nのフレームとSOH構成
図、
【図17】は一例のR−SOHの各バイトの中身を示す
図、
【図18】は一例の8並列信号上のフレーム同期パター
ンを示す図、
【図19】は一例のSTM−4レベルで使用されるフレ
ーム同期バイトを示す図、
【図20】は一例の24並列信号でのとり得るケースを示
す図(その1)、
【図21】は一例の24並列信号でのとり得るケースを示
す図(その2)、
【図22】は第1の従来例のREG装置の構成図、
【図23】は第2の従来例のREG装置の構成図、
【図24】は第3の従来例のREG装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1は光/電気変換部(O/E)、 2はフレーム同期
部、3、3’は受信側カウンタ、 4はデスクランブ
ラ、5はアラーム検出部(ALM-DET)、 6はBIP-8 演算
部、7はモニタ、 8はR-SOH 抽出部、 9はローカル
受信部、10はOSC、 11はセレクタ(SEL)、 12
は送信側カウンタ、13はMS-AIS発生部、 14はR-SOH 挿
入部、 15は 16はR-SOH インタフェース、 17はスクランブラ、 18
はBIP-8 演算部、19は電気/光変換部(E/O)、 20
は直列/並列変換部(S/P)、21はシフトレジスタ、
22はフレームパターン検出部、 23は同期検出部、24
は受信側カウンタ、 25は保護回路、 26は配列補正
部、 27は 28は配列再補正部、 29は並列/直列変換部(P/
S)、30はパルス発生器(PG)、 31は位相比較部
(PC)、32は低域フィルタ(LPF)、 33はVCXO、
34はPG、35、35'はクロック乗換器(CK-SW)、 3
6、36' はメモリ、37はANDゲート、 38はフレーム
パターン(FP)調整部、39はスルー制御部、 40はCH
制御部、 41はSW制御部、42、43、44はFF、 45-1
〜45-mはFP検出部、 46はORゲート、47は2進数符
号変換部、 48はパターン監視部、 49は監視系選択
部、50は信号断検出部、 51はORゲート、 52はデコ
ーダ、 50はセレクタ、54はアンプ、 55はインバー
タ、 56、57はFF、 58はORゲート、59はFFを示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 洋 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 田之中 康次 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新同期ディジタルハイアラーキ(SD
    H)における高次群信号を入力して、該入力信号から抽
    出したクロックにより所定の終端処理をした後、該高次
    群信号のフレームを再生して出力する中継装置におい
    て、 前記入力信号から抽出したクロックにより自中継装置内
    のPLL発振器出力を同期引込みし、 前記終端処理をした信号を前記入力信号から抽出したク
    ロックにより書き込み、該発振器の出力クロックにより
    読み出す記憶手段を設け、 該発振器の出力クロックにより該記憶手段から読みだし
    た前記高次群信号のフレームを再生して出力する構成と
    したことを特徴とする新同期ディジタルハイアラーキの
    ための中継装置。
  2. 【請求項2】 新同期ディジタルハイアラーキ(SD
    H)における高次群信号を入力して、該入力信号から抽
    出したクロックにより自中継装置内のPLL発振器出力
    を同期引込みするPLL回路と、 前記入力信号から抽出したクロックにより前記入力信号
    を書き込み、前記PLL発振器の出力クロックにより読
    み出す記憶手段とを有し、 前記記憶手段から読み出した高次群信号に対して、前記
    PLL発振器の出力クロックにより所定の終端処理をし
    た後、前記高次群信号のフレームを再生して出力する構
    成としたことを特徴とする新同期ディジタルハイアラー
    キのための中継装置。
  3. 【請求項3】 前記高次群信号のフレームを再生する際
    に、 通常は前記入力信号に対してフレーム同期を確立した時
    のフレームの位置を示すタイミング信号を用いて前記フ
    レームを再生し、 同期はずれを検出した時には、該フレームの位置を示す
    タイミング信号を用いずにフレームを再生して出力する
    構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の新同期ディジタルハイアラーキのための中継装置。
  4. 【請求項4】 新同期ディジタルハイアラーキ(SD
    H)における高次群の直列信号を入力してmビット並列
    のN段からなる信号に変換して出力する直列/並列変換
    部と、 該mビット並列のN段からなる信号について、基準とな
    るフレームパターンを含む可能な複数個のフレームパタ
    ーンのうち任意のフレームパターンによりフレーム同期
    をとり、該フレーム同期がとれたときには検出信号を出
    力するフレーム同期検出部とを有する中継装置におい
    て、 所定のフレームパターンでフレーム同期がとれたときに
    は、前記検出信号を所定ビット遅延して出力する検出信
    号遅延手段を前記フレーム同期検出部の出力に設けたこ
    とを特徴とする新同期ディジタルハイアラーキのための
    中継装置。
  5. 【請求項5】 新同期ディジタルハイアラーキ(SD
    H)における高次群信号を入力してフレーム同期をと
    り、該入力信号から抽出したクロックにより所定の終端
    処理をした後、該高次群信号のフレームを再生して出力
    する中継装置が複数個縦続に接続された中継システムに
    おいて、 同期はずれを最先に検出した中継装置は、前記入力信号
    に対して前記所定の終端処理と高次群信号のフレームの
    再生を行わずに出力し、同期はずれを検出した時点から
    所定時間経過後、前記高次群信号のフレームを再生し該
    フレームのR−SOHの空きスロットにAIS情報を挿
    入して出力し、 該中継装置より下位の各中継装置は、同期はずれを検出
    して前記入力信号に対して前記所定の終端処理と高次群
    信号のフレームの再生を行わずに出力し、該AIS情報
    を出力している上位の中継装置の再生しているフレーム
    によりフレーム同期を確立して所定の終端処理を行うと
    ともに、R−SOHの空きスロットに挿入されているA
    IS情報を検出して、所定の高次群信号のフレームの再
    生処理の中でフレーム同期パターンの書き込みを除く該
    フレームの再生処理を行って出力する構成としたことを
    特徴とする新同期ディジタルハイアラーキのための中継
    システム。
  6. 【請求項6】 新同期ディジタルハイアラーキ(SD
    H)における高次群信号を入力してフレーム同期をと
    り、該入力信号から抽出したクロックにより所定の終端
    処理をした後、該高次群信号のフレームを再生して出力
    する中継装置であって、 同期はずれを検出したときは、該入力信号に対して該所
    定の終端処理と該高次群信号のフレームの再生を行わず
    に出力し、 同期はずれを検出した時点から所定時間経過後、該高次
    群信号のフレームを再生し該フレームのR−SOHの空
    きスロットにAIS情報を挿入し、 同期確立後に所定の終端処理と同時に該AIS情報を検
    出した時点で、前記高次群信号のフレームの再生処理の
    内、フレーム同期パターンの書き込みを除く該フレーム
    の再生処理を行って出力する構成としたことを特徴とす
    る新同期ディジタルハイアラーキのための中継装置。
  7. 【請求項7】 新同期ディジタルハイアラーキ(SD
    H)における高次群の直列信号を入力してmビット並列
    のN段からなる信号に変換して出力する直列/並列変換
    部と、 該mビット並列のN段からなる信号について、基準とな
    るフレームパターンを含む可能な複数個のフレームパタ
    ーンのうち任意のフレームパターンによりフレーム同期
    をとるフレーム同期検出部とを有する中継装置におい
    て、 前記直列/並列変換部の出力のmビット並列の信号に対
    する所定の終端処理・フレーム再生処理に使用される制
    御信号に対して、前記フレーム同期検出部で複数個のフ
    レームパターンのうち同期確立したフレームパターンの
    並びに並び替える制御信号並び替え手段を設けたことを
    特徴とする新同期ディジタルハイアラーキのための中継
    装置。
  8. 【請求項8】 新同期ディジタルハイアラーキ(SD
    H)における高次群信号を入力して、該入力信号から抽
    出したクロックによりフレーム同期をとって所定の終端
    処理を行う中継装置であって、 通常は該入力信号から抽出したクロックにより、またフ
    レーム同期がとれない時は自中継装置内の第1の発振器
    出力により、自中継装置内のPLLの第2の発振器出力
    を同期引込みし、 該第2の発振器の出力クロックにより、所定の終端処理
    をした該高次群信号のフレームを再生して出力する構成
    としたことを特徴とする新同期ディジタルハイアラーキ
    のための中継装置。
  9. 【請求項9】 新同期ディジタルハイアラーキ(SD
    H)における高次群の直列信号を入力してmビット並列
    のN段からなる信号に変換して出力する直列/並列変換
    部と、 該mビット並列のN段からなる信号について、基準とな
    るフレームパターンを含む可能な複数個のフレームパタ
    ーンのうち任意のフレームパターンによりフレーム同期
    をとるフレーム同期検出部と、 該直列/並列変換部の出力のmビット並列のN段からな
    る信号に対して、該基準となるフレームパターンの並び
    に並べ替える配列補正部と、 通常は該配列補正部の出力信号に対して所定の終端処理
    と高次群信号のフレームを再生して出力し、該フレーム
    同期検出部でフレームはずれを検出したときには該配列
    補正部の出力信号に対して所定の終端処理と高次群信号
    のフレームの再生を行わずに出力する終端処理・フレー
    ム再生部と、 該終端処理・フレーム再生部の出力に対して、該フレー
    ム同期検出部で該基準となるフレームパターンで同期が
    とれた時にはそのまま、また該フレーム同期検出部で該
    基準となるフレームパターン以外のフレームパターンで
    同期がとれた時には所定タイムスロットだけ遅延させた
    後、該直列/並列変換部の出力信号と同じ並びになるよ
    うに再度並び替える配列再補正部とを有することを特徴
    とする新同期ディジタルハイアラーキのための中継装
    置。
  10. 【請求項10】 新同期ディジタルハイアラーキ(SD
    H)における高次群の直列信号を入力してmビット並列
    のN段からなる信号に変換して出力する直列/並列変換
    部と、該mビット並列のN段からなる信号のフレームパ
    ターンによりフレーム同期をとるフレーム同期検出部と
    を有する中継装置において、 前記直列/並列変換部の出力から入力信号の断を検出す
    る信号断検出手段を設け、 フレーム同期検出部でフレーム同期がとれたと見えたと
    きでも、該信号断検出手段で入力信号の断を検出したと
    きはフレーム同期はずれと判定する構成としたことを特
    徴とする新同期ディジタルハイアラーキのための中継装
    置。
  11. 【請求項11】 前記信号断検出手段は、存在し得る複
    数個のフレームパターンのうち同期のとれたパターンに
    ついて、該パターンに含まれる"1" 連続、又は"0" 連続
    のビット位置を選択し、入力信号の断の有無を判定する
    構成としたことを特徴とする請求項10記載の新同期ディ
    ジタルハイアラーキのための中継装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008042288A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Fujitsu Ltd 信号処理装置及び信号処理方法

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