JPH10247882A - Sdh伝送装置 - Google Patents

Sdh伝送装置

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JPH10247882A
JPH10247882A JP5059597A JP5059597A JPH10247882A JP H10247882 A JPH10247882 A JP H10247882A JP 5059597 A JP5059597 A JP 5059597A JP 5059597 A JP5059597 A JP 5059597A JP H10247882 A JPH10247882 A JP H10247882A
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JP
Japan
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signal
virtual container
sdh
multiplexed
speed
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Application number
JP5059597A
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English (en)
Inventor
Norio Sugano
典夫 菅野
Yukio Hirano
幸男 平野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の既存の低速データとそれ以外の網同期
がとれていない任意の低速データをSDHの高次バーチ
ャルコンテナに収容し伝送するに当たり、単純な構成で
各種ネットワーク形態をサポートするとともに、将来的
な構成の変更及び拡張等に対しても極めて柔軟に対応で
き、従来よりも極めて経済的な伝送装置を得る。 【解決手段】 低速入力インタフェース2aあるいは2
bに低速データ信号が入力され、それぞれ終端される。
低速データ信号中、正味のデータは速度変換用メモリ3
a、3bに入力される。次に、仮想コンテナフレームカ
ウンタ9から生成される仮想コンテナフレーム中のタイ
ムスロット位置を示すアドレス信号8の多重予定タイム
スロットの位置で速度変換用メモリ3aから仮想コンテ
ナ多重化バス6に出力するよう、読み出し制御信号4
a、4bが出力するよう制御信号読み出し専用メモリ
(ROM)7にデータを蓄積させ動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、低速既存インタ
フェース信号(PDH:Plesiochronous
Digital Hierarchy)あるいは低次
群の同期ディジタルハイアラーキ(SDH:Synch
ronous Digital Hierarchy)
インタフェース信号を多重して伝送するITU−T(I
nternational Telecommunic
ation Union Telecommunica
tion Standardization Sect
or)の国際標準勧告に準拠した同期ディジタルハイア
ラーキ(SDH:Synchronous Digit
al Hierarchy)伝送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図15はオーム社刊「SDH伝送方式」
pp.43に掲載されている通常のSDH多重化の構造
を示すSDH多重化構造図である。従来、各種の低速既
存インタフェース信号をITUーTの国際標準勧告に準
拠した同期ディジタルハイアラーキに多重化して伝送す
る場合、図15に示される多重化構造を採り多重化され
てきた。例えば、1.5Mb/s系情報の場合、Cー1
1として定義され、規格化された箱(規格化された伝送
容量)のコンテナ(C:Container)105に
収容される。
【0003】次に、このコンテナ105に誤り監視転送
機能等を持つパスオーバーヘッド(POH:Path
Over Head)を付加しVCー11として定義さ
れた低次バーチャルコンテナ(Lower order
VC:Virtual Container)106
にマッピングして収容される。次に、高次バーチャルコ
ンテナ(Higher order VC:Virtu
al Container)との多重化情報のフレーム
位相の時間差を、アドレスで表示するトリビュタリユニ
ット(TU:Tributary Unit)ポインタ
を前記低次バーチャルコンテナに付加し、TU−11と
して定義されたトリビュタリユニット107を生成す
る。
【0004】次に、TU−11を4個束ねてTUG−2
で定義されたトリビュタリユニットグループ108を生
成する。以下、前記手順と同じようにパスオーバヘッド
を付加し7個束ねて、VCー3で定義された高次バーチ
ャルコンテナ109を、管理ポインター(AUーPT
R:Administrative Unit Poi
nter)を付加しAU−3で定義された管理ユニット
(AU:Administrative Unit)1
10を、さらに3個束ねてAUGで定義された管理ユニ
ットグループ111を、さらにN個束ねてSTM−N
(Synchronous Transport Mo
dule Level N)で定義された同期転送モジ
ュール112を最終的に生成し伝送フレームとして伝送
してきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来から
の多重化構成をとった場合、既存低速信号を上記の様な
高次バーチャルコンテナに収容し伝送するに当たり、何
重ものパスオーバーヘッドの付加と各種ポインタ付加の
信号処理操作が入るため、伝送装置の構成が複雑にな
り、かつまたハードウエアの規模も大きくなり複数の装
置から構成されるようになる場合もあり、ひいては高価
格なシステムになり経済的な通信サービス提供の実現の
大きな障害になつていた。
【0006】この発明はこのような問題を解決するため
になされたもので、各種の既存の低速信号とそれ以外の
網同期がとれていない任意の低速信号を高次バーチャル
コンテナに収容し伝送するに当たり、単純な構成でしか
も標準勧告化及び非標準化も含め、各種ネットワーク形
態とをサポートするとともに、将来的な構成の変更及び
拡張等に対しても極めて柔軟に対応でき、さらに従来よ
りも極めて経済的に実現でき低コストで通信サービスを
提供する伝送装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るSDH
伝送装置は、伝送路からの低速データ信号を仮想コンテ
ナフレームに多重化するSDH送信端局装置と、仮想コ
ンテナフレームに多重化された信号を多重分離するSD
H受信端局装置と、仮想コンテナフレームに多重化され
た信号を中継するSDH中間中継装置と、仮想コンテナ
フレームに多重化された信号に特定の信号を挿入したり
多重化された信号から特定の信号を分離するSDH挿入
分離型多重変換装置とを備え、前記SDH送信端局装置
は、網同期した64kb/sの任意の整数倍の伝送速度
を持つ連続低速入力信号を入力する複数の入力インタフ
ェースと、該入力インタフェースに設けられた速度変換
メモリ回路を介して入力する仮想コンテナ多重バスと、
前記メモリから前記多重バスへの読み出し制御を仮想コ
ンテナフレームを構成する64kb/s容量のバイト単
位の多重タイムスロットを基本単位として任意に制御す
る制御信号発生用読み出し専用メモリと、該読み出し専
用メモリ駆動用に供給するため、上記仮想コンテナフレ
ームを基本としてシーケンシャルにアドレスを発生する
アドレス発生回路とを備えたものである。
【0008】また、第2の発明に係るSDH伝送装置
は、伝送路からの低速データ信号を仮想コンテナフレー
ムに多重化するSDH送信端局装置と、仮想コンテナフ
レームに多重化された信号を多重分離するSDH受信端
局装置と、仮想コンテナフレームに多重化された信号を
中継するSDH中間中継装置と、仮想コンテナフレーム
に多重化された信号に特定の信号を挿入したり多重化さ
れた信号から特定の信号を分離するSDH挿入分離型多
重変換装置とを備え、前記SDH受信端局装置は、仮想
コンテナ多重分離バスと、同多重分離バスから速度変換
メモリ回路を介して網同期した64kb/sの任意の整
数倍の伝送速度を持つ連続低速信号を出力する複数の出
力インタフェースと、前記多重分離バスから前記速度変
換メモリへの書き込み制御を仮想コンテナフレームを構
成する64kb/s容量のバイト単位の多重タイムスロ
ットを基本単位として任意に制御する制御信号発生用書
き込み専用メモリ(ROM)と、該書き込み専用メモリ
駆動用に供給するため、前記仮想コンテナフレームを基
本としてシーケンシャルにアドレスを発生するアドレス
発生回路とを備えたものである。
【0009】また、第3の発明に係るSDH伝送装置
は、伝送路からの低速データ信号を仮想コンテナフレー
ムに多重化するSDH送信端局装置と、仮想コンテナフ
レームに多重化された信号を多重分離するSDH受信端
局装置と、仮想コンテナフレームに多重化された信号を
中継するSDH中間中継装置と、仮想コンテナフレーム
に多重化された信号に特定の信号を挿入したり多重化さ
れた信号から特定の信号を分離するSDH挿入分離型多
重変換装置とを備え、前記SDH中間中継装置は、SD
H受信セクション処理部によって受信SDH信号より分
離された仮想コンテナ信号が供給される仮想コンテナ多
重分離バスをSDH送信セクション処理部へ接続するも
のである。
【0010】また、第4の発明に係るSDH伝送装置
は、伝送路からの低速データ信号を仮想コンテナフレー
ムに多重化するSDH送信端局装置と、仮想コンテナフ
レームに多重化された信号を多重分離するSDH受信端
局装置と、仮想コンテナフレームに多重化された信号を
中継するSDH中間中継装置と、仮想コンテナフレーム
に多重化された信号に特定の信号を挿入したり多重化さ
れた信号から特定の信号を分離するSDH挿入分離型多
重変換装置とを備え、前記SDH中間中継装置は、受信
SDH信号より分離された仮想コンテナ信号が供給され
る仮想コンテナ多重分離バスと、送信SDH信号を生成
するための仮想コンテナ多重バスと、該仮想コンテナ多
重バスと前記仮想コンテナ多重分離バスとの両方のバス
を64kb/s容量のバイト単位の多重タイムスロット
を基本単位として任意に制御するバスインターコネクシ
ョンスイッチと、該バスインターコネクションスイッチ
の接続を64kb/s容量のバイト単位の多重タイムス
ロットを基本単位として任意に制御する制御信号発生用
書き込み専用メモリ(ROM)と、該書き込み専用メモ
リ駆動用に供給するため、上記仮想コンテナフレームを
基本としてシーケンシャルにアドレスを発生するアドレ
ス発生回路とを備えたものである。
【0011】また、第5の発明に係るSDH伝送装置
は、伝送路からの低速データ信号を仮想コンテナフレー
ムに多重化するSDH送信端局装置と、仮想コンテナフ
レームに多重化された信号を多重分離するSDH受信端
局装置と、仮想コンテナフレームに多重化された信号を
中継するSDH中間中継装置と、仮想コンテナフレーム
に多重化された信号に特定の信号を挿入したり多重化さ
れた信号から特定の信号を分離するSDH挿入分離型多
重変換装置とを備え、前記SDH 挿入分離型多重変換
装置は、入力されたSDHフレーム信号に対して仮想コ
ンテナの多重分離を行う仮想コンテナ多重分離バスと、
該多重分離バスから多重分離された仮想コンテナに対し
て速度変換を行う第1の速度変換メモリ回路と、該速度
変換メモリを介して網同期した64kb/sの任意の整
数倍の伝送速度を持つ連続低速信号を出力する複数の出
力インタフェースと、網同期した64kb/sの任意の
整数倍の伝送速度を持つ連続低速入力信号を入力する複
数の入力インタフェースと、該入力インタフェースから
の連続低速入力信号に対して速度変換を行い仮想コンテ
ナを作成する第2の速度変換メモリ回路と、該第2の速
度変換メモリからの仮想コンテナを入力する仮想コンテ
ナ多重バスと、該仮想コンテナ多重バスと前記仮想コン
テナ多重分離バスとの両方のバスを64kb/s容量の
バイト単位の多重タイムスロットを基本単位として任意
に制御するバスインターコネクションスイッチと、該バ
スインターコネクションスイッチの接続を64kb/s
容量のバイト単位の多重タイムスロットを基本単位とし
て任意に制御する制御信号発生用書き込み専用メモリ
(ROM)と、該書き込み専用メモリ駆動用に供給する
ため、上記仮想コンテナフレームを基本としてシーケン
シャルにアドレスを発生するアドレス発生回路とを備え
たものである。
【0012】また、第6の発明に係るSDH伝送装置
は、網同期がとれていない非同期の複数の任意の低速信
号の入力インタフェースを備え、通常の多重タイムスロ
ットと非同期多重速度整合用にスタッフ多重タイムスロ
ットとスタッフ多重制御情報を収容するスタッフ制御バ
イトでデータを構成し、多重バスに出力し伝送するスタ
ッフ制御部を有し、任意の速度の非同期低速信号を多重
するものである。
【0013】また、第7の発明に係るSDH伝送装置
は、通常の多重タイムスロットと非同期多重速度整合用
にスタッフ多重タイムスロットとスタッフ多重制御情報
を収容するスタッフ制御バイトで構成された多重データ
を、前記スタッフ制御バイトの情報をもとに多重分離バ
スより分離し低速信号の出力インタフェース信号として
再生出力する低速インタフェースを備えたものである。
【0014】また、第8の発明に係るSDH伝送装置
は、網同期がとれていない非同期低速信号を多重伝送す
るために通常の多重タイムスロットと非同期多重速度整
合用にスタッフ多重タイムスロットとスタッフ多重制御
情報を収容するスタッフ制御タイムスロットで構成され
た多重データを、前記スタッフ制御タイムスロットの制
御情報をもとに多重分離バスより分離し低速の出力イン
タフェース信号として再生出力する低速インタフェース
が、前記多重データ中の非同期低速データをメモリに書
き込む書き込み制御回路と、前記スタッフ多重制御情報
のコード化情報を復号するスタッフ情報復号回路と、平
滑化クロックを生成する平滑化クロック生成回路と、元
の非同期低速データのクロック信号を再生する位相同期
発振器(PLO:Phase Locked Osci
llator)と、この平滑化されたクロック信号をも
とに低速データ信号を連続データとして再生するメモリ
と、メモリからの信号に対して出力終端処理を施し非同
期低速信号データとして再生する出力インタフェースと
を備えたものである。
【0015】また、第9の発明に係るSDH伝送装置
は、網同期がとれていない非同期低速信号を多重伝送す
るために通常の多重タイムスロットと非同期多重速度整
合用にスタッフ多重タイムスロットとスタッフ多重制御
情報を収容するスタッフ制御タイムスロットで構成され
た多重データを、前記スタッフ制御タイムスロットの制
御情報をもとに多重分離バスより分離し低速の出力イン
タフェース信号として再生出力する低速インタフェース
が、前記スタッフ制御タイムスロットの情報に基づき前
記伝送SDHの1フレーム中に多重される非同期データ
数を各フレームごとに算出し、任意の整数倍の前記SD
Hフレーム間の合計値を算出する第1の計数器と、電圧
制御発振器(VCO:Voltage Control
led Oscillator)の出力クロック数を計
数する第2の計数器と、前記第1の計数器の計数値と前
記第2の計数器の計数値の差分を生成する減算器と、該
減算器の減算値に基づいて格納した前値保持値を制御補
正する加算器と、該加算器の出力値を前記電圧制御発振
器に供給するためのアナログ制御電圧に変換するディジ
タル/アナログ(D/A)変換器とを備え、ディジタル
処理形式の位相同期ループにより送信側非同期データク
ロックに同期したデスタッフメモリ読み出し平滑クロッ
クを再生するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明に係るSDH伝送装置
の一実施の形態を示すSDH送信端局装置の構成図であ
る。図1において1a、1bはそれぞれ64kb/sの
任意の整数倍の伝送速度を持つ連続入力信号を入力する
複数の低速入力インタフェース、2a、2bは入力信号
終端等を行う入力インタフェース回路である。3a、3
bは多重化速度変換用メモリである。4a、4bはメモ
リ読み出し制御信号、5a、5bはメモリ出力信号であ
る。6は仮想コンテナ(VC:VirtualCont
ainer)多重化バス、7は制御信号読み出し専用メ
モリ(ROM:Read Only Memory)、
8は制御信号読み出し専用メモリアドレス信号、9は仮
想コンテナフレームカウンタである。
【0017】また、図2は基本SDH伝送フレームであ
るSTMー1(Synchronous Transp
ort Module Level 1)のフレーム構
成(9行×270列)と実際の正味の伝送データである
ペイロード部を構成する本発明の対象となる仮想コンテ
ナフレームを示す図である。
【0018】また、図3は仮想コンテナフレームとフレ
ーム内のバイト単位(64kb/s容量)の多重タイム
スロット位置を示すアドレス関係と各部の主要動作波形
を示す説明図である。図中、CHaはチャネルaを、C
Hbはチャネルbを示す。
【0019】次に、この実施の形態の動作を説明する。
図1において、送信端局装置では、網同期した64kb
/sの任意の整数倍の伝送速度を持つ連続入力信号は低
速入力インタフェース1aあるいは1bに入力され、そ
れぞれ終端される。この入力信号中、正味のデータ(例
えば、1.5Mb/sインタフェースでは1536kb
/s、6.3Mb/sでは6144kb/s)は速度変
換用メモリ3a、3bに入力される。
【0020】次に、図3に示されるようにチャネルaの
低速入力インタフェース1aに1.5Mb/s信号を収
容する場合、バイト単位の多重タイムスロットで24個
を占有する。図3に示す仮想コンテナフレームの#1〜
#24を用い1.5Mb/s信号を収容する場合、図1
に示す仮想コンテナフレームカウンタ9から生成され、
仮想コンテナフレーム中のタイムスロット位置を示すア
ドレス信号8の#1〜#24でメモリ3aから仮想コン
テナ多重化バス6へ出力するよう、読み出し制御信号4
aを図3の4aに示すごとく出力するよう制御信号読み
出し専用メモリ7にデータを蓄積すればよい。このと
き、図3の5aに示すように、メモリ3aよりデータが
出力される。
【0021】さらに、チャネルbの低速入力インタフェ
ース1bに6.3Mb/s信号を収容する場合、バイト
単位の多重タイムスロットでスロット#25〜スロット
#120の96個を占有する。チャネルbに続き、図3
に示す仮想コンテナフレームの#25〜#120を用い
6.3Mb/s信号を収容する場合、図1に示す仮想コ
ンテナフレームカウンタ9から生成され、仮想コンテナ
フレーム中のタイムスロット位置を示すアドレス信号8
の#25〜#120でメモリ3bから仮想コンテナ多重
化バス6に出力するよう、同じように読み出し制御信号
4bを図3の4bに示すごとく出力するよう制御信号読
み出し専用メモリ7にデータを蓄積すればよい。このと
き、図3の5bに示すように、メモリ3bよりデータが
出力される。以上により、仮想コンテナ多重化バス6で
は図3の6に示す合成出力データが生成される。
【0022】以上のようにこの実施の形態によれば、制
御信号読み出し専用メモリ7のデータを任意に設定する
ことにより、網同期した64kb/sの任意の整数倍の
伝送速度を持つ連続入力信号を柔軟に仮想コンテナに多
重することができるという効果を奏する。
【0023】実施の形態2.図4は、この発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示す受信端局装置の構
成図である。図4において10a、10bはそれぞれ6
4kb/sの任意の整数倍の伝送速度を持つ連続出力信
号を出力する複数の低速出力インタフェース、11a、
11bは多重分離速度変換用メモリ、12a、12bは
出力信号終端等を行う出力インタフェース回路、13
a、13bはメモリ読み出し制御信号、14は仮想コン
テナ多重分離バス、15は制御信号読み出し専用メモリ
(ROM)、16は制御信号読み出し専用メモリアドレ
ス信号、17は仮想コンテナフレームカウンタである。
【0024】また、図5は図4に示すSDH受信端局装
置における各部のタイミングチャートである。図中、C
Haはチャネルaを、CHbはチャネルbを示す。
【0025】次に、図4に示すSDH受信端局装置の動作
を図5を用いて説明する。図4において、受信セクショ
ン処理部(図示せず)を経由して仮想コンテナ多重分離
バス14に図5に示す仮想コンテナ多重分離バス分離信
号が供給される。このフレーム位相に同期して仮想コン
テナフレームカウンタ17が動作する。バス上の信号と
して図5に示すようにチャネルaインタフェースに出力
する信号として1.5Mb/sが#1〜#24に、チャ
ネルbインタフェースに出力する信号として6.3Mb
/sが#25〜#120に多重されているとする。この
場合、チャネルaインタフェースの読み出し制御信号を
図5の13aのごとく出力するよう制御信号読み出し専
用メモリ15にデータを蓄積すればよい。
【0026】このとき、仮想コンテナ多重分離バス14
より図5のチャネルaメモリ入力としてメモリ11aに
1.5Mb/sのデータが選択的に書き込まれる。次
に、メモリ内のデータは網同期のとれたクロックにより
読み出され出力インタフェース12aで送信終端処理が
施され低速出力信号として出力される。必要に応じてク
ロック信号も出力される。
【0027】以上のように、この実施の形態によれば、
制御信号読み出し専用メモリ15のデータを任意に設定
することにより網同期した64kb/sの任意の整数倍
の伝送速度を持つ連続入力信号を柔軟に仮想コンテナか
ら多重分離することができるという効果を奏する。
【0028】実施の形態3.図6は、この発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示すSDH中間中継装
置の構成図である。図6において18は受信セクション
処理部、19は仮想コンテナ多重分離バス、20は送信
セクション処理部である。
【0029】次に、図6に示すSDH中間中継装置の動
作を説明する。伝送路から受信されたSDHフレーム信
号は受信セクション処理部18によってSDHの終端が
施され、仮想コンテナ多重分離バス19へ仮想コンテナ
フレーム信号が出力される。仮想コンテナ多重分離バス
19はこの信号をそのまま送信セクション処理部20へ
供給する。送信セクション処理部20は仮想コンテナ多
重分離バス19からの信号に対してSDH送信終端処理
を施し、再び中継信号として伝送路へ送信する。
【0030】この実施の形態によれば、以上の構成によ
り受信端局装置及び送信端局装置の機能を最小限の機能
単位で流用する中間中継装置が実現されるという効果を
奏する。
【0031】実施の形態4.図7は、この発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示す中間中継装置の構
成図である。図7において、21はSDHの終端を行う
受信セクション処理部、22は仮想コンテナ多重分離バ
ス、23はバスインターコネクションスイッチ、24は
仮想コンテナ多重化バスである。25は送信セクション
処理部である。
【0032】次に、図7に示す中間中継装置の動作を説
明する。伝送路から受信されたSDHフレーム信号は受
信セクション処理部21によってSDHの終端が施さ
れ、仮想コンテナ多重分離バス22へ仮想コンテナフレ
ーム信号が出力される。次に、この信号はバスインター
コネクションスイッチ23によって中継され仮想コンテ
ナ多重化バス24に入力される。
【0033】バスインターコネクションスイッチ23は
仮想コンテナフレームのバイト単位の多重タイムスロッ
トごとにバス間の接続を制御可能であるが、この場合仮
想コンテナフレームの全区間にわたり接続されるよう制
御される。また、仮想コンテナ多重化バス24が入力し
た信号はそのまま送信セクション処理部25へ供給す
る。送信セクション処理部25は仮想コンテナ多重化バ
ス24からの信号に対してSDH送信終端処理を施し、
再び中継信号として送信する。
【0034】この実施の形態によれば、以上の構成によ
り将来必要に応じ低速入出力信号の挿入分離の機能拡張
が可能となる中間中継装置が実現されるという効果を奏
する。
【0035】実施の形態5.図8は、この発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示すSDH挿入分離型
多重変換装置(ADM:Add Drop Multi
plexer)の構成図である。図8において、26は
分離低速信号出力インタフェース、27は速度変換メモ
リ、28は出力終端を行う出力インタフェース回路、2
9はメモリ書き込み制御信号、30はSDH受信セクシ
ョン処理部である。
【0036】また、31は仮想コンテナ多重分離バス、
32は制御信号読み出し専用メモリ(ROM)、33は
制御信号読み出し専用メモリアドレス信号、34は仮想
コンテナフレームカウンタ、35はバスインターコネク
ションスイッチ、36はバスインターコネクションスイ
ッチ制御信号、37はバスインターコネクションスイッ
チ出力である。
【0037】38はメモリ読み出し制御信号、39はメ
モリ出力信号、40は仮想コンテナ多重化バス、41は
挿入低速信号入力インタフェース、42は入力終端を行
う入力インタフェース回路、43は速度変換を行うメモ
リ、44はSDH送信セクション処理部である。
【0038】また、図9は図8に示すSDH挿入分離型
多重変換装置の各主要機能部の動作信号のタイミングチ
ャートである。図9(a)において、45はSDH挿入
分離型多重変換装置である。図中、CHaはチャネルa
を、CHbはチャネルbを、CHcはチャネルcを示
す。
【0039】次に、図8に示すSDH挿入分離型多重変換
装置の動作を図9を用いて説明する。図9(a)に示す
ように3台のSDH挿入分離型多重変換装置45a、4
5b、45cが接続されており、中間の装置の動作を示
す。信号としてはチャネルaの1.5Mb/sの低速信
号が分離され、チャネルcの6.3Mb/sの低速信号
がパススルーされ、新たにチャネルbの1.5Mb/s
の低速信号が挿入される場合を示している。
【0040】図8において、受信されたSDHフレーム
信号は受信セクション処理部30によってSDHの終端
が施され、仮想コンテナ多重分離バス31へ仮想コンテ
ナフレーム信号が出力される。出力信号は図9に示され
るようにチャネルaの1.5Mb/sの信号が#1〜#
24のタイムスロットに、チャネルcの6.3Mb/s
の信号が#25〜#120のタイムスロットに多重され
ている。出力される仮想コンテナフレームの位相に同期
して仮想コンテナフレームカウンタ34が動作し、図9
(b)に示されるようにフレームカウンタアドレス信号
33が出力される。
【0041】チャネルaインタフェースのメモリ読み出
し制御信号29を図9(b)の29に示すごとく制御信
号読み出し専用メモリ32から出力するよう制御信号読
み出し専用メモリ32にデータを蓄積すればよい。この
制御信号29により、仮想コンテナ多重分離バス31よ
り速度変換メモリ27に図9に示すようにチャネルaメ
モリ入力信号として1.5Mb/sのデータが選択的に
書き込まれる。次に、メモリ27内のデータは網同期の
とれたクロックにより読み出され、出力インタフェース
28によって送信終端処理が施され低速出力信号として
出力される。必要に応じてクロック信号も出力される。
【0042】チャネルcの多重データを多重分離せず仮
想コンテナ多重化バスにパススルーして中継するために
は、バスインターコネクションスイッチ35にちょうど
仮想コンテナフレーム内のチャネルcの多重データのタ
イムスロット#25〜#120の位置に図9(b)に示
す接続命令の制御信号36を供給するよう制御信号読み
出し専用メモリ(ROM)32にデータを蓄積すればよ
い。
【0043】バスインターコネクションスイッチ35は
トライステートバッファゲート等で構成され、バイト単
位の多重タイムスロット単位で任意に両方のバス間の接
続を制御できる。制御信号36に従い、バスインターコ
ネクションスイッチ出力37にはチャネルcの多重デー
タの部分のみが出力され、仮想コンテナフレーム中の他
のデータ部分についてはアイソレートされる。
【0044】これにより、受信セクション処理回路3
0、仮想コンテナ多重分離バス31を介して入力された
SDHフレーム信号の内、チャネルcの多重データの部
分のみがバスインターコネクションスイッチ35、仮想
コンテナ多重化バス40、SDH送信セクション処理回
路44を介して伝送路へ出力される。
【0045】次に、新たにチャネルbの1.5Mb/s
の信号が#1〜#24のタイムスロットに挿入多重され
る。このとき低速入力インタフェース41に網同期した
1.5Mb/sの連続入力信号が入力され、入力インタ
フェース回路42で終端される。
【0046】入力信号中、正味のデータは速度変換用メ
モリ43に入力される。図9(b)の仮想コンテナフレ
ームの#1〜#24を用い収容する場合、仮想コンテナ
フレームカウンタ34から生成される仮想コンテナフレ
ーム中のタイムスロット位置を示すアドレス信号33の
#1〜#24でメモリ43から仮想コンテナ多重化バス
40に出力するよう、読み出し制御信号を図9(b)の
38に示すごとく出力するよう制御信号読み出し専用メ
モリ32にデータを蓄積すればよい。
【0047】このとき、図9(b)の39に示されるよ
うに、メモリ43よりチャネルbのデータが出力され
る。このようにして、仮想コンテナ多重化バス40は図
9の40に示すようにチヤネルcとチャネルbの合成信
号を生成する。この合成信号は送信セクション処理部4
4によって送信終端処理され次段のSDH挿入分離型多
重変換装置45cへ送出される。
【0048】この実施の形態によれば、以上の構成によ
り、仮想コンテナフレーム中の各バイト単位の多重タイ
ムスロットごとに、データの分離、パススルー、挿入の
制御を制御信号読み出し専用メモリ32のデータの内容
により自由に設定できるSDH挿入分離型多重変換装置
が簡易な構成で実現できるという効果を奏する。
【0049】実施の形態6.図10はこの発明に係るS
DH伝送装置における非同期低速入力信号の仮想コンテ
ナフレーム内での多重データフレームの構成を示すフレ
ーム構成図である。また、図11はこの発明に係るSD
H伝送装置の別の実施の形態を示すSDH送信端局装置
及び挿入分離型多重変換装置の構成図である。図11に
おいて、46は入力信号を終端する低速信号インタフエ
ース回路、47は網同期がとれていない非同期低速信号
入力インタフェース、48は速度変換用メモリ、49は
網同期がとれた伝送フレーム周期を計数基本周期とし入
力非同期信号の発生クロック数をカウントするクロック
計数器である。
【0050】また、50は計数値をもとに入力パルスと
クロック周波数との同期化を図るために情報を伴わない
余分のパルスであるスタッフ情報を収容多重化するスタ
ッフ処理を行い受信側に処理内容を通報するためのスタ
ッフ情報符号化回路、51はスタッフ制御情報に応じメ
モリの読み出し制御信号を供給する読み出し制御回路、
52は仮想コンテナフレーム周期ごとにスタッフ符号化
情報をフレーム中の予め決められたスタッフ制御バイト
に多重するバス出力バッフア回路、53は仮想コンテナ
多重化バス、54は制御信号読み出し専用メモリ、55
は仮想コンテナフレームカウンタである。
【0051】次に、図11に示すSDH送信端局装置及
び挿入分離型多重変換装置の動作について図10を用い
て説明する。網同期がとれていない伝送信号と非同期関
係にある低速データが入力インタフェース47に入り受
信終端される。制御データを除く正味のデータはメモリ
48に入力される。この時網同期がとれた伝送路側のク
ロックをもとに生成されている仮想コンテナフレーム周
期にメモリに入力されるデータ数は入力される低速デー
タ信号速度が非同期関係にあるため一定値にならず、平
均値もバイト単位で64kb/sの整数にならない。
【0052】このため、あるフレームでは図10のフレ
ーム構成で示されている多重データ#1〜#nが収容さ
れ、不足分を補うために次からの或るフレームではスタ
ッフバイトを収容多重しなければならない場合が生じ
る。この場合、網同期がとれている伝送路側のクロック
安定度と入力非同期データクロック安定度の兼合いによ
り図10に示すスタッフバイトの必要個数(m)が決定
される。この場合、クロック計数回路49は仮想コンテ
ナフレーム周期ごとに非同期入力データのクロック数
(フレーム周期にメモリに入力されるデータ数と同じ)
をカウントする。
【0053】非同期のため2個以上の個数の組合わせが
発生する。両方のクロックの安定度を考慮して個数の組
合わせが決定されると最少の個数の必要タイムスロット
を多重データ#nとしてそれ以外の必要スタッフバイト
数mを決定する。この計数値の組合わせはスタッフ情報
符号化回路50によって符号化されバス出力バッファ5
2に一旦蓄積された後、フレーム中の予め決められたス
タッフ制御バイトに多重するよう読みだし制御専用メモ
リ54からの読み出し制御信号により仮想コンテナ多重
化バス53に出力される。
【0054】次に、クロック計数器49の個数値に対応
しメモリよりデータを読み出させる制御信号の組み合わ
せを発生できるよう制御信号読み出し専用メモリ(RO
M)54の複数出力の内容を設定しておき、計数器49
のクロック計数値に対応しメモリからの異なる読み出し
制御信号を読み出し制御回路51が選択しメモリ51の
読み出し制御信号として供給する。
【0055】この実施の形態によれば、以上の構成によ
り非同期低速データ信号はスタッフバイトの使用を調整
しながら円滑に仮想コンテナフレームに多重されるとと
もにスタッフバイトの使用状況の情報もスタッフ制御バ
イトの中に挿入され受信側へ転送されるという効果を奏
する。このような構成により、仮想コンテナフレームで
網同期がとれていない任意の伝送容量の低速データ信号
を収容して伝送する送信装置が構成される。
【0056】この実施の形態によれば、SDH伝送装置
は収容する低速インタフェース信号として網同期がとれ
ていない任意の伝送速度の信号を多重収容するため、デ
ータの多重タイムスロット、非同期周波数差吸収用スタ
ッフ多重タイムスロット、スタッフ制御バイトを備える
ことにより、バーチャルコンテナ容量いっぱいまでの任
意の低速信号を収容多重化することが可能になるという
効果を奏する。
【0057】実施の形態7.図12はこの発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示すSDH受信端局装
置及び挿入分離型多重変換装置の構成図である。図12
において、56は非同期低速信号出力インタフェース、
57は多重分離速度変換用メモリ、58は出力信号終端
等を行う出力インタフェース回路、59はメモリ書き込
み制御信号、60は制御信号読み出し専用メモリからの
複数の読み出し制御信号によって復号されたスタッフ情
報に対応した制御信号を選択してメモリに供給する書き
込み制御回路である。
【0058】また、61は伝送されてくる仮想コンテナ
フレーム中のスタッフ制御バイト中のスタッフ情報を読
み出し制御信号によって復号するスタッフ情報復号回
路、62は仮想コンテ多重分離バス、63はスタッフ制
御のモードにそれぞれ対応した複数のメモリ書き込み制
御信号、64はスタッフ情報読み込み制御信号、65は
デスタッフクロック再生回路、66は連続クロックを再
生する位相同期発振器、67は仮想コンテナフレームカ
ウンタ、68は制御信号読み出し専用メモリ(ROM)
である。また、図10はこの実施の形態でも用いられ
る。
【0059】次に、図12に示すSDH受信端局装置及
び挿入分離型多重変換装置の動作について図10を用い
て説明する。図10に示す仮想コンテナフレームに多重
化された非同期低速データは仮想コンテナ多重分離バス
62に出力される。このフレーム位相に同期して仮想コ
ンテナフレームカウンタ67が動作する。非同期低速デ
ータの先頭のスタッフ制御バイトを書き込み制御信号6
4によりスタッフ情報復号回路61に書き込みコード化
情報を復号する。
【0060】この情報をもとにスタッフ制御の各モード
にそれぞれ対応した複数のメモリ書き込み制御信号63
の中からいずれか1つを書き込み制御回路60が選択し
てメモリ書き込み制御信号59として供給し、仮想コン
テナフレーム中の非同期低速データを制御しながら脱落
なくメモリ57に書き込む。次に、デスタッフクロック
再生回路65はメモリ書き込み制御信号をもとに伝送ク
ロックからマスク処理によりバースト状のデスタッフク
ロックを再生する。
【0061】次に、次段の位相同期発振器66はこのデ
スタッフクロックを入力し元の非同期低速データのクロ
ック信号を再生する。このクロック信号をもとに多重分
離速度変換用メモリ57より低速データ信号を連続デー
タとして取り出し、次段の出力インタフェース回路58
に供給する。この出力インタフェース回路58は出力終
端処理を施し非同期低速信号データとして取り出す。必
要に応じてクロック信号も出力する。以上の構成によ
り、仮想コンテナフレームで網同期がとれていない任意
の伝送容量の低速データ信号を収容して伝送する受信装
置を構成することができる。
【0062】この実施の形態によれば、SDH伝送装置
はデータの多重タイムスロット、非同期周波数差吸収用
スタッフ多重タイムスロット、スタッフ制御バイトから
なるバーチャルコンテナー内に多重されたデータから、
スタッフ制御バイト信号の情報をもとに、多重分離バス
よりもとの非同期低速信号を多重分離することが可能と
なるという効果を奏する。
【0063】実施の形態8.図13はこの発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示すSDH受信端局装
置及び挿入分離型多重変換装置の構成図である。図13
において、69は非同期低速信号出力インタフェース、
70は多重分離速度変換用メモリ、71は出力信号終端
等を行う出力インタフェース回路、72はメモリ書き込
み制御信号、73は制御信号読み出し専用メモリからの
複数の読み出し制御信号から復号されたスタッフ情報に
対応した制御信号を選択しメモリに供給する書き込み制
御回路である。
【0064】また、74は伝送されてくる仮想コンテナ
フレーム中のスタッフ制御バイト中のスタッフ情報を復
号するスタッフ情報復号回路、75は仮想コンテナ多重
分離バス、76はスタッフ制御のモードにそれぞれ対応
した複数のメモリ書き込み制御信号、77はスタッフ情
報書き込み制御信号、78は平滑化クロック生成回路、
79は連続クロックを再生する位相同期発振器、80は
仮想コンテナフレームカウンタ、81は制御信号読み出
し専用メモリ(ROM)、82は制御信号読み出し専用
メモリ8からの平均化クロック生成マスク処理制御信号
である。また、図10もこの実施の形態で用いられる。
【0065】次に、図13に示すSDH伝送装置の動作
について図10を用いて説明する。図10に示す仮想コ
ンテナフレームに多重化された非同期低速データは仮想
コンテナ多重分離バス75に出力される。このフレーム
位相に同期して仮想コンテナフレームカウンタ80が動
作する。非同期低速データの先頭のスタッフ制御バイト
を書き込み制御信号77によりスタッフ情報復号回路7
4に書き込み、コード化情報を復号する。
【0066】この復号されたコード化情報をもとにスタ
ッフ制御のモードにそれぞれ対応した複数のメモリ書き
込み制御信号76の中からいずれか1つを書き込み制御
回路73が選択してメモリ書き込み制御信号72として
供給し、仮想コンテナフレーム中の非同期低速データを
制御しながら脱落なく多重分離速度変換用メモリ70に
書き込む。
【0067】次に、スタッフ情報復号回路74からの復
号スタッフ情報を平滑化クロック生成回路78に供給す
る。この平滑化クロック生成回路78は、スタッフ情報
に対応して仮想コンテナフレーム中に発生するクロック
数が同じになりクロックの発生状況がフレーム内で平均
化するようなマスク処理制御信号82を予め制御信号読
み出し専用メモリ(ROM)81に格納しておき、この
マスク処理制御信号82を選択してクロックの発生マス
ク信号として用い平滑化クロックを生成させる。
【0068】次に、次段の位相同期発振器79はこの再
生信号を入力し元の非同期低速データのクロック信号を
再生する。この場合、基準入力が平均化されたクロック
が位相同期発振器79に入るため、出力クロックもジッ
タの少ない安定なクロックが得られる。このクロック信
号をもとに多重分離速度変換用メモリ70より低速デー
タ信号を連続データとして取り出し、次段の出力インタ
フェース回路71が出力終端処理を施し非同期低速信号
データとして取り出す。必要に応じてクロック信号も出
力する。以上の構成により、仮想コンテナフレームで網
同期がとれていない任意の伝送容量の低速データ信号を
収容して伝送する受信装置が構成されるとともに再生ク
ロックのジッターが少なく安定な信号が得られる。
【0069】この実施の形態によれば、スタッフ情報復
号回路が生成したスタッフ制御バイト信号の情報をもと
に、多重分離バスよりもとの非同期低速信号を多重分離
するにあたって、各SDHフレームに対応して挿入され
ているスタッフ多重制御信号をもとに多重化側の低速信
号の発生クロック数と同じクロック数を平滑化クロック
生成回路によってできるだけ均等に変換発生させるの
で、そのクロックを位相同期発振器の入力とし、ジッタ
ーの少ない出力低速信号再生用クロックを作成すること
が可能になるという効果を奏する。
【0070】実施の形態9.図14はこの発明に係るS
DH伝送装置の別の実施の形態を示すSDH受信端局装
置及び挿入分離型多重変換装置の構成図である。図14
において、83は非同期低速信号出力インタフェース、
84は多重分離速度変換用メモリ、85は出力信号終端
等を行う出力インタフェース回路、86はメモリ書き込
み制御信号、87は制御信号読み出し専用メモリからの
複数の読み出し制御信号から復号され、スタッフ情報に
対応した制御信号を選択し多重分離速度変換用メモリ8
4に供給する書き込み制御回路である。
【0071】また、88は伝送されてくる仮想コンテナ
フレーム中のスタッフ制御バイト中のスタッフ情報を復
号するスタッフ情報復号回路、89は仮想コンテナ多重
分離バス、90はスタッフ制御の各モードにそれぞれ対
応した複数のメモリ書き込み制御信号、91はスタッフ
情報書き込み制御信号、92伝送クロックをもとに仮想
コンテナフレーム周期を作成する計数周期再生回路、9
3は非同期低速クロック信号を再生するディジタル制御
式位相同期発振器の位相比較周期を生成する位相比較周
期生成回路である。
【0072】また、94は復号スタッフ情報より送信側
の各仮想コンテナフレーム周期ごとに発生する低速非同
期信号のクロック計数値を再生するクロック数再生回路
である。95は再生クロック数を位相比較周期期間加算
しながら積算していく加算回路、96は減算回路、97
は加算回路、98は制御レジスタ、99はD/A変換
器、100はローパスフィルタ(LPF)、101は電
圧制御発振器(VCO)、102はクロック計数回路、
103は仮想コンテナフレームカウンタ、104は制御
信号読み出し専用メモリ(ROM)である。
【0073】次に、図14に示すSDH伝送装置の動作
について図10を用いて説明する。図10に示す仮想コ
ンテナフレームに多重化された非同期低速データは仮想
コンテナ多重分離バス89に出力される。このフレーム
位相に同期して仮想コンテナフレームカウンタ103が
動作する。非同期低速データの先頭のスタッフ制御バイ
トを制御信号読み出し専用メモリ(ROM)104から
の書き込み制御信号91によりスタッフ情報復号回路8
8に書き込み、コード化情報を復号する。
【0074】この復号された情報をもとに書き込み制御
回路87はスタッフ制御の各モードにそれぞれ対応した
制御信号読み出し専用メモリ(ROM)104からの複
数のメモリ書き込み制御信号90の中からいずれか1つ
を選択してメモリ書き込み制御信号86として供給し、
仮想コンテナフレーム中の非同期低速データを制御しな
がら脱落なく多重分離速度変換用メモリ84に書き込
む。次に、スタッフ情報復号回路88からの復号スタッ
フ情報をクロック数再生回路94に供給し、スタッフ情
報に対応して仮想コンテナフレーム中に発生するクロッ
ク数を再生する。
【0075】次に、計数周期再生回路92によって仮想
コンテナフレーム周期が再生され、次段の位相比較周期
生成回路93に供給される。位相比較周期生成回路93
はフレーム周期の任意の整数倍の長い周期の位相比較周
期を生成する。加算回路95はフレーム周期ごとに再生
されるクロック数を位相比較周期間に積算(この期間中
に送信側で発生した非同期低速信号のクロック数)し、
その積算値を次段の減算器96に供給する。クロック計
数回路102はディジタル形式の位相同期発振回路の電
圧制御発振器101から発生するクロック数を位相比較
周期間計数しその結果を減算器96に供給する。
【0076】減算結果は次段の逐次帰還制御型レジスタ
98の補正値として供給されD/A変換器99によって
アナログ制御値に変換されローパスフィルタ100を経
由し電圧制御発振器101を制御する。以上の構成によ
り、この位相同期発振回路は、位相比較周期ごとに送ら
れてくる送信側のクロック情報に同期して送信側クロッ
ク周波数を再生する。このクロック信号をもとにメモリ
84より低速データ信号を連続データとして取り出し、
次段の出力インタフェース回路85は出力終端処理を施
し非同期低速信号データとして取り出す。必要に応じて
クロック信号も出力する。
【0077】以上の構成により、仮想コンテナフレーム
で網同期がとれていない任意の伝送容量の低速データ信
号を収容して伝送する受信装置が構成されるとともに送
信側からのスタッフ情報をもとにディジタル形式の位相
同期発振回路により送信側非同期クロックを安定に再生
することが可能になる。
【0078】この実施の形態によれば、SDH伝送装置
はスタッフ制御バイト信号の情報をもとに、多重分離バ
スよりもとの非同期低速信号を多重分離するにあたっ
て、各SDHフレームに対応して挿入されているスタッ
フ多重制御信号をもとに多重化側の低速信号の発生クロ
ック数を再生し、その個数をSDH伝送フレームの任意
の個数の期間中加算した個数をディジタル入力値とする
ディジタル制御方式の位相同期発振器により多重化側と
同じ非同期低速信号の正確なクロック信号を再生させる
ので、クロック信号の極めて安定な非同期低速信号を出
力することが可能になるという効果を奏する。
【0079】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、送
信端局装置は汎用の高次バーチャルコンテナ多重バスを
設け、各種既存の低速インタフェースが接続され、上記
高次バーチャルコンテナフレーム中の64kb/s単位
の任意の多重タイムスロットをアドレスとし、制御信号
読み出し専用メモリ(ROM)とシーケンサーから構成
される制御回路からの制御信号により、低速インタフェ
ースの入力データを予めきめられたアドレスのタイムス
ロットへ多重する回路を設けたので、制御信号読み出し
専用メモリのデータを任意に設定することにより、網同
期した64kb/sの任意の整数倍の伝送速度を持つ連
続入力信号を柔軟に仮想コンテナに多重することができ
るという効果を奏する。
【0080】また、第2の発明によれば、受信端局装置
は汎用の高次バーチャルコンテナ多重分離バスを設け、
各種既存の低速インタフェースが接続され、上記高次バ
ーチャルコンテナフレーム中の64kb/s単位の任意
の多重タイムスロットをアドレスとし、 制御信号読み
出し専用メモリ(ROM)とシーケンサーから構成され
る制御回路からの制御信号により、予めきめられたアド
レスのタイムスロットに多重されたデータを選択的に上
記分離バスから読み出し多重分離する回路を設けたの
で、制御信号読み出し専用メモリのデータを任意に設定
することにより網同期した64kb/sの任意の整数倍
の伝送速度を持つ連続入力信号を柔軟に仮想コンテナか
ら多重分離することができるという効果を奏する。
【0081】また、第3の発明によれば、中間中継装置
は受信セクション処理部及び送信セクション処理部間に
汎用の高次バーチャルコンテナ多重分離バスを設けたの
で、受信端局装置及び送信端局装置の機能を最小限の機
能単位で流用する中間中継装置が実現されるという効果
を奏する。
【0082】また、第4の発明によれば、中間中継装置
は汎用の高次バーチャルコンテナ多重分離バスと汎用の
高次バーチャルコンテナ多重バスと両バスを接続するバ
スインターコネクションスイッチを備え高次バーチャル
コンテナ信号を受信部から送信部へ中継する回路を設け
たので、将来必要に応じ低速入出力信号の挿入分離の機
能拡張が可能となる中間中継装置が実現されるという効
果を奏する。
【0083】また、第5の発明によれば、挿入分離型多
重変換装置は、SDH挿入分離型多重変換装置は、汎用
バーチャルコンテナ多重分離バスとSDH送信端局装置
に用いる汎用バーチャルコンテナ多重バスを流用し、追
加のバスインターコネクションスイッチを設けたので、
仮想コンテナフレーム中の各バイト単位の多重タイムス
ロットごとに、データの分離、パススルー、挿入の制御
を制御信号読み出し専用メモリのデータの内容により自
由に設定できるSDH挿入分離型多重変換装置が簡易な
構成で実現できるという効果を奏する。
【0084】また、第6の発明によれば、SDH伝送装
置は収容する低速インタフェース信号として網同期がと
れていない任意の伝送速度の信号を多重収容するため、
データの多重タイムスロット、非同期周波数差吸収用ス
タッフ多重タイムスロット、スタッフ制御バイトを備え
ることにより、バーチャルコンテナ容量いっぱいまでの
任意の低速信号を収容多重化することが可能になるとい
う効果を奏する。
【0085】また、第7の発明によれば、SDH伝送装
置はデータの多重タイムスロット、非同期周波数差吸収
用スタッフ多重タイムスロット、スタッフ制御バイトか
らなるバーチャルコンテナー内に多重されたデータか
ら、スタッフ制御バイト信号の情報をもとに、多重分離
バスよりもとの非同期低速信号を多重分離することが可
能となるという効果を奏する。
【0086】また、第8の発明によれば、スタッフ情報
復号回路が生成したスタッフ制御バイト信号の情報をも
とに、多重分離バスよりもとの非同期低速信号を多重分
離するにあたって、各SDHフレームに対応して挿入さ
れているスタッフ多重制御信号をもとに多重化側の低速
信号の発生クロック数と同じクロック数を平滑化クロッ
ク生成回路によってできるだけ均等に変換発生させるの
で、そのクロックを位相同期発振器の入力とし、ジッタ
ーの少ない出力低速信号再生用クロックを作成すること
が可能になるという効果を奏する。
【0087】また、第9の発明によれば、SDH伝送装置
はスタッフ制御バイト信号の情報をもとに、多重分離バ
スよりもとの非同期低速信号を多重分離するにあたっ
て、各SDHフレームに対応して挿入されているスタッ
フ多重制御信号をもとに多重化側の低速信号の発生クロ
ック数を再生し、その個数をSDH伝送フレームの任意
の個数の期間中加算した個数をディジタル入力値とする
ディジタル制御方式の位相同期発振器により多重化側と
同じ非同期低速信号の正確なクロック信号を再生させる
ので、クロック信号の極めて安定な非同期低速信号を出
力することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るSDH伝送装置の一実施の形
態を示すSDH送信端局装置の構成図である。
【図2】 基本SDH伝送フレームであるSTMー1
(Synchronous Transport Mo
dule Level 1)のフレーム構成(9行×2
70列)と実際の正味の伝送データであるペイロード部
を構成する本発明の対象となる仮想コンテナフレームを
示す図である。
【図3】 仮想コンテナフレームとフレーム内のバイト
単位(64kb/s容量)の多重タイムスロット位置を
示すアドレス関係と各部の主要動作波形を示す説明図で
ある。
【図4】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施の
形態を示す受信端局装置の構成図である。
【図5】 図4に示すSDH受信端局装置における各部
のタイミングチャートである。
【図6】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施の
形態を示すSDH中間中継装置の構成図である。
【図7】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施の
形態を示す中間中継装置の構成図である。
【図8】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施の
形態を示すSDH挿入分離型多重変換装置(ADM:A
dd Drop Multiplexer)の構成図で
ある。
【図9】 図8に示すSDH挿入分離型多重変換装置の
各主要機能部の動作信号のタイミングチャートである。
図9(a)において、45はSDH挿入分離型多重変換
装置である。
【図10】 この発明に係るSDH伝送装置における非
同期低速入力信号の仮想コンテナフレーム内での多重デ
ータフレームの構成を示すフレーム構成図である。
【図11】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施
の形態を示すSDH送信端局装置及び挿入分離型多重変
換装置の構成図である。
【図12】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施
の形態を示すSDH受信端局装置及び挿入分離型多重変
換装置の構成図である。
【図13】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施
の形態を示すSDH受信端局装置及び挿入分離型多重変
換装置の構成図である。
【図14】 この発明に係るSDH伝送装置の別の実施
の形態を示すSDH受信端局装置及び挿入分離型多重変
換装置の構成図である。
【図15】 従来のSDH多重化の構造を示すSDH多
重化構造図である。
【符号の説明】
1 低速入力インタフェース、2 入力インタフェース
回路、 3 速度変換用メモリ、 4 メモリ読み出し
制御信号、5 メモリ出力信号、 6 仮想コンテナ
(VC:Virtual Container)多重バ
ス化バス、7 制御信号読み出し専用メモリ、 8 制
御信号読み出し専用メモリアドレス信号、9 仮想コン
テナフレームカウンタ、10 低速出力インタフェー
ス、 11多重分離速度変換用メモリ、12出力インタ
フェース回路、 13 メモリ読み出し制御信号、14
は仮想コンテナ多重分離バス、 15 制御信号読み出
し専用メモリ、 16 制御信号読み出し専用メモリア
ドレス信号、 17 仮想コンテナフレームカウンタ、
18 受信セクション処理部、 19 仮想コンテナ多
重分離バス、 20 送信セクション処理部、 21
受信セクション処理部、 22 仮想コンテナ多重分離
バス、 23 バスインターコネクションスイッチ(B
ISW:Bss Interconnection S
witch)、24 仮想コンテナ多重化バス、 25
送信セクション処理部、 26 分離低速信号出力イ
ンタフェース、 27 速度変換メモリ、 28 出力
インタフェース回路、 29 メモリ書き込み制御信
号、 30 SDH受信セクション処理部、 31 仮
想コンテナ多重分離バス、 32 制御信号読みだし専
用メモリ、 33 制御信号読み出し専用メモリアドレ
ス信号、 34 仮想コンテナフレームカウンタ、 3
5 バスインターコネクションスイッチ、 36バスイ
ンターコネクションスイッチ制御信号、 37 バスイ
ンターコネクションスイッチ、 38 メモリ読み出し
制御信号、 39 メモリ出力信号、 40 仮想コン
テナ多重化バス、 41 挿入低速信号入力インタフェ
ース、 42 入力終端を行う入力インタフェース回
路、 43 速度変換用メモリ、 44 SDH送信セ
クション処理部、 45 SDH挿入分離型多重変換装
置、46 非同期低速信号入力インタフェース、 47
低速信号インタフエース回路、 48 速度変換用メ
モリ、 49 クロック計数器、 50 スタッフ情報
符号化回路、 51 読み出し制御回路、 52 バス
出力バッフア回路、53 仮想コンテナ多重化バス、
54 制御信号読みだし専用メモリ、 55仮想コンテ
ナフレームカウンタ、 56 非同期低速信号出力イン
タフェース、 57 速度変換用メモリ、58 出力イ
ンタフェース回路、 59 メモリ書き込み制御信号、
60 書き込み制御回路、 61 スタッフ情報復号回
路、62 仮想コンテナ多重分離、 63 メモリ書き
込み制御信号、 64 スタッフ情報読み込み制御信
号、 65 デスタッフクロック再生回路、 66位相
同期発振器、 67 仮想コンテナフレームカウンタ、
68 は制御信号読みだし専用メモリ、 69 非同
期低速信号出力インタフェース、 70 速度変換用メ
モリ、71 出力インタフェース回路、 72 メモリ
書き込み制御信号、 73 書き込み制御回路、 74
スタッフ情報復号回路、 75 仮想コンテナ多重分
離バス、 76 メモリ書き込み制御信号、 77 ス
タッフ情報読み込み制御信号、 78 平滑化クロック
生成回路、 79 位相同期発振器、 80 仮想コン
テナフレームカウンタ、 81 制御信号読みだし専用
メモリ、 82 平均化クロック生成マスク処理制御信
号、83 非同期低速信号出力インタフェース、 84
多重分離速度変換用メモリ、 85 出力インタフェ
ース回路、 86 メモリ書き込み制御信号、87 書
き込み制御回路、88 スタッフ情報復号回路、 89
仮想コンテナ多重分離、 90 メモリ書き込み制御
信号、 91 スタッフ情報読み込み制御信号、 92
計数周期再生回路 93 位相比較周期生成回路94
クロック数再生回路、 95加算回路、 96 減算
回路、97 加算回路、98 制御レジスタ、99 D
/A変換器、100 ローパスフィルタ、101 電圧
制御発振器、102 クロック計数回路、 103 仮
想コンテナフレームカウンタ、104 制御信号読みだ
し専用メモリ、105 コンテナ11(VCー11)、
106 仮想コンテナ11(VCー11)、 107
トリビュタリユニット11(TUー11)、 108
トリビュタリユニットグループ2(TUGー2)、
109 仮想コンテナ3(VC−3)、 110 11
1 管理ユニットグループ(AUG)、 112 同期
転送モジュールN(STMーN) なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路からの低速データ信号を仮想コン
    テナフレームに多重化するSDH送信端局装置と、仮想
    コンテナフレームに多重化された信号を多重分離するS
    DH受信端局装置と、仮想コンテナフレームに多重化さ
    れた信号を中継するSDH中間中継装置と、仮想コンテ
    ナフレームに多重化された信号に特定の信号を挿入した
    り多重化された信号から特定の信号を分離するSDH挿
    入分離型多重変換装置(Add Drop Multi
    plexer)とを備え、前記SDH送信端局装置は、
    網同期した64kb/sの任意の整数倍の伝送速度を持
    つ連続低速入力信号を入力する複数の入力インタフェー
    スと、該入力インタフェースに設けられた速度変換メモ
    リ回路を介して入力する仮想コンテナ(VC:Virt
    ual Container)多重バスと、前記メモリ
    から前記多重バスへの読み出し制御を仮想コンテナフレ
    ームを構成する64kb/s容量のバイト単位の多重タ
    イムスロットを基本単位として任意に制御する制御信号
    発生用読み出し専用メモリ(ROM:Read Onl
    y Memory)と、該読み出し専用メモリ駆動用に
    供給するため、上記仮想コンテナフレームを基本として
    シーケンシャルにアドレスを発生するアドレス発生回路
    とを備えたことを特徴とするSDH(Synchron
    ous DigitalHierarchy)伝送装
    置。
  2. 【請求項2】 伝送路からの低速データ信号を仮想コン
    テナフレームに多重化するSDH送信端局装置と、仮想
    コンテナフレームに多重化された信号を多重分離するS
    DH受信端局装置と、仮想コンテナフレームに多重化さ
    れた信号を中継するSDH中間中継装置と、仮想コンテ
    ナフレームに多重化された信号に特定の信号を挿入した
    り多重化された信号から特定の信号を分離するSDH挿
    入分離型多重変換装置とを備え、前記SDH受信端局装
    置は、仮想コンテナ多重分離バスと、同多重分離バスか
    ら速度変換メモリ回路を介して網同期した64kb/s
    の任意の整数倍の伝送速度を持つ連続低速信号を出力す
    る複数の出力インタフェースと、前記多重分離バスから
    前記速度変換メモリへの書き込み制御を仮想コンテナフ
    レームを構成する64kb/s容量のバイト単位の多重
    タイムスロットを基本単位として任意に制御する制御信
    号発生用書き込み専用メモリ(ROM)と、該書き込み
    専用メモリ駆動用に供給するため、前記仮想コンテナフ
    レームを基本としてシーケンシャルにアドレスを発生す
    るアドレス発生回路とを備えたことを特徴とするSDH
    伝送装置。
  3. 【請求項3】 伝送路からの低速データ信号を仮想コン
    テナフレームに多重化するSDH送信端局装置と、仮想
    コンテナフレームに多重化された信号を多重分離するS
    DH受信端局装置と、仮想コンテナフレームに多重化さ
    れた信号を中継するSDH中間中継装置と、仮想コンテ
    ナフレームに多重化された信号に特定の信号を挿入した
    り多重化された信号から特定の信号を分離するSDH挿
    入分離型多重変換装置とを備え、前記SDH中間中継装
    置は、SDH受信セクション処理部によって受信SDH
    信号より分離された仮想コンテナ信号が供給される仮想
    コンテナ多重分離バスをSDH送信セクション処理部へ
    接続することを特徴とするSDH伝送装置。
  4. 【請求項4】 伝送路からの低速データ信号を仮想コン
    テナフレームに多重化するSDH送信端局装置と、仮想
    コンテナフレームに多重化された信号を多重分離するS
    DH受信端局装置と、仮想コンテナフレームに多重化さ
    れた信号を中継するSDH中間中継装置と、仮想コンテ
    ナフレームに多重化された信号に特定の信号を挿入した
    り多重化された信号から特定の信号を分離するSDH挿
    入分離型多重変換装置とを備え、前記SDH中間中継装
    置は、受信SDH信号より分離された仮想コンテナ信号
    が供給される仮想コンテナ多重分離バスと、送信SDH
    信号を生成するための仮想コンテナ多重バスと、該仮想
    コンテナ多重バスと前記仮想コンテナ多重分離バスとの
    両方のバスを64kb/s容量のバイト単位の多重タイ
    ムスロットを基本単位として任意に制御するバスインタ
    ーコネクションスイッチ(BISW:Bus Inte
    rconnection Switch)と、該バスイ
    ンターコネクションスイッチの接続を64kb/s容量
    のバイト単位の多重タイムスロットを基本単位として任
    意に制御する制御信号発生用書き込み専用メモリ(RO
    M)と、該書き込み専用メモリ駆動用に供給するため、
    上記仮想コンテナフレームを基本としてシーケンシャル
    にアドレスを発生するアドレス発生回路とを備えたこと
    を特徴とするSDH伝送装置。
  5. 【請求項5】 伝送路からの低速データ信号を仮想コン
    テナフレームに多重化するSDH送信端局装置と、仮想
    コンテナフレームに多重化された信号を多重分離するS
    DH受信端局装置と、仮想コンテナフレームに多重化さ
    れた信号を中継するSDH中間中継装置と、仮想コンテ
    ナフレームに多重化された信号に特定の信号を挿入した
    り多重化された信号から特定の信号を分離するSDH挿
    入分離型多重変換装置とを備え、前記SDH 挿入分離
    型多重変換装置は、入力されたSDHフレーム信号に対
    して仮想コンテナの多重分離を行う仮想コンテナ多重分
    離バスと、該多重分離バスから多重分離された仮想コン
    テナに対して速度変換を行う第1の速度変換メモリ回路
    と、該速度変換メモリを介して網同期した64kb/s
    の任意の整数倍の伝送速度を持つ連続低速信号を出力す
    る複数の出力インタフェースと、網同期した64kb/
    sの任意の整数倍の伝送速度を持つ連続低速入力信号を
    入力する複数の入力インタフェースと、該入力インタフ
    ェースからの連続低速入力信号に対して速度変換を行い
    仮想コンテナを作成する第2の速度変換メモリ回路と、
    該第2の速度変換メモリからの仮想コンテナを入力する
    仮想コンテナ多重バスと、該仮想コンテナ多重バスと前
    記仮想コンテナ多重分離バスとの両方のバスを64kb
    /s容量のバイト単位の多重タイムスロットを基本単位
    として任意に制御するバスインターコネクションスイッ
    チと、該バスインターコネクションスイッチの接続を6
    4kb/s容量のバイト単位の多重タイムスロットを基
    本単位として任意に制御する制御信号発生用書き込み専
    用メモリ(ROM)と、該書き込み専用メモリ駆動用に
    供給するため、上記仮想コンテナフレームを基本として
    シーケンシャルにアドレスを発生するアドレス発生回路
    とを備えたことを特徴とするSDH伝送装置。
  6. 【請求項6】 網同期がとれていない非同期の複数の任
    意の低速信号の入力インタフェースを備え、通常の多重
    タイムスロットと非同期多重速度整合用にスタッフ多重
    タイムスロットとスタッフ多重制御情報を収容するスタ
    ッフ制御バイトでデータを構成し、多重バスに出力し伝
    送するスタッフ制御部を有し、任意の速度の非同期低速
    信号を多重することを特徴とする請求項1又は請求項5
    のいずれかに記載のSDH伝送装置。
  7. 【請求項7】 通常の多重タイムスロットと非同期多重
    速度整合用にスタッフ多重タイムスロットとスタッフ多
    重制御情報を収容するスタッフ制御バイトで構成された
    多重データを、前記スタッフ制御バイトの情報をもとに
    多重分離バスより分離し低速信号の出力インタフェース
    信号として再生出力する低速インタフェースを備えたこ
    とを特徴とする請求項2または請求項5のいずれかに記
    載のSDH伝送装置。
  8. 【請求項8】 網同期がとれていない非同期低速信号を
    多重伝送するために通常の多重タイムスロットと非同期
    多重速度整合用にスタッフ多重タイムスロットとスタッ
    フ多重制御情報を収容するスタッフ制御タイムスロット
    で構成された多重データを、前記スタッフ制御タイムス
    ロットの制御情報をもとに多重分離バスより分離し低速
    の出力インタフェース信号として再生出力する低速イン
    タフェースは、前記多重データ中の非同期低速データを
    メモリに書き込む書き込み制御回路と、前記スタッフ多
    重制御情報のコード化情報を復号するスタッフ情報復号
    回路と、平滑化クロックを生成する平滑化クロック生成
    回路と、元の非同期低速データのクロック信号を再生す
    る位相同期発振器(PLO:Phase Locked
    Oscillator)と、この平滑化されたクロッ
    ク信号をもとに低速データ信号を連続データとして再生
    するメモリと、メモリからの信号に対して出力終端処理
    を施し非同期低速信号データとして再生する出力インタ
    フェースとを備えたことを特徴とする請求項2又は請求
    項5のいずれかに記載のSDH伝送装置。
  9. 【請求項9】 網同期がとれていない非同期低速信号を
    多重伝送するために通常の多重タイムスロットと非同期
    多重速度整合用にスタッフ多重タイムスロットとスタッ
    フ多重制御情報を収容するスタッフ制御タイムスロット
    で構成された多重データを、前記スタッフ制御タイムス
    ロットの制御情報をもとに多重分離バスより分離し低速
    の出力インタフェース信号として再生出力する低速イン
    タフェースは、前記スタッフ制御タイムスロットの情報
    に基づき前記伝送SDHの1フレーム中に多重される非
    同期データ数を各フレームごとに算出し、任意の整数倍
    の前記SDHフレーム間の合計値を算出する第1の計数
    器と、電圧制御発振器(VCO:Voltage Co
    ntrolled Oscillator)の出力クロ
    ック数を計数する第2の計数器と、前記第1の計数器の
    計数値と前記第2の計数器の計数値の差分を生成する減
    算器と、該減算器の減算値に基づいて格納した前値保持
    値を制御補正する加算器と、該加算器の出力値を前記電
    圧制御発振器に供給するためのアナログ制御電圧に変換
    するディジタル/アナログ(D/A)変換器とを備え、
    ディジタル処理形式の位相同期ループにより送信側非同
    期データクロックに同期したデスタッフメモリ読み出し
    平滑クロックを再生することを特徴とする請求項2又は
    請求項5のいずれかに記載のSDH伝送装置。
JP5059597A 1997-03-05 1997-03-05 Sdh伝送装置 Pending JPH10247882A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT407319B (de) * 1999-06-10 2001-02-26 Siemens Ag Oesterreich Verfahren und vorrichtung zum umwandeln virtuell verketteter datenströme in kontingent verkettete
WO2002067508A1 (fr) * 2001-02-19 2002-08-29 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Dispositif de transmission a relais multiplexeur
KR20030053353A (ko) * 2001-12-22 2003-06-28 엘지전자 주식회사 동기식디지털계위 망에서의 가상 연결을 위한 데이터 처리장치
KR100399413B1 (ko) * 2001-08-06 2003-09-26 삼성전자주식회사 동기식 디지털 계위 전송 시스템의 고계위 신호 연결 장치
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JP2013258471A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Fujitsu Ltd 伝送装置及び伝送方法

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