JP2000186718A - クロスローラベアリングおよび波動歯車装置ユニット - Google Patents

クロスローラベアリングおよび波動歯車装置ユニット

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JP2000186718A JP10363912A JP36391298A JP2000186718A JP 2000186718 A JP2000186718 A JP 2000186718A JP 10363912 A JP10363912 A JP 10363912A JP 36391298 A JP36391298 A JP 36391298A JP 2000186718 A JP2000186718 A JP 2000186718A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/36Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
    • F16C19/361Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers with cylindrical rollers
    • F16C19/362Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers with cylindrical rollers the rollers being crossed within the single row

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、コンパクトであると共に非常に軽量な
波動歯車装置ユニットを提案すること。 【解決手段】 波動歯車装置ユニット1は、第1および
第2の端板2、3の間に、シルクハット型の波動歯車装
置5が組み込まれ、当該波動歯車装置の剛性内歯歯車5
1と可撓性外歯歯車52が、クロスローラベアリング4
を介して相対回転自在の状態で連結されている。クロス
ローラベアリングの外輪41は、軽合金製の外輪本体部
材411と、この内側に結合した鉄系素材からなる外輪
側軌道面形成部材412からなる複合部品である。内輪
42も、軽合金製の内輪本体部材421と、この外側に
結合した鉄系素材からなる内輪側軌道面形成部材422
を備えた複合部品である。この構成により、極めて軽量
な波動歯車装置ユニットを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロスローラベア
リングに関するものである。また、本発明は、当該クロ
スローラベアリングによって剛性内歯歯車と可撓性外歯
歯車が相対回転自在の状態で連結された構造の波動歯車
装置ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願人は先に、特開平9−250608
号公報において、クロスローラベアリングを用いた小型
でコンパクトな波動歯車装置ユニットを提案している。
この公開公報に開示されている波動歯車装置ユニット
は、ユニット軸線方向の両側に配置した第1および第2
の端板と、これらの端板の間に組み込まれたシルクハッ
ト型の波動歯車装置と、波動歯車装置の構成要素である
シルクハット型の可撓性外歯歯車および剛性内歯車を相
対回転自在の状態で支持しているクロスローラベアリン
グとを備え、クロスローラベアリングの外輪と、第1お
よび第2の端板とによって装置ハウジングが構成された
構造となっている。
【0003】また、本願人は、特開平9−303496
号公報においても、カップ型の波動歯車装置を備えた同
様な構造の波動歯車装置ユニットを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような波動歯車装
置ユニットは小型でコンパクトな構造であるので、ロボ
ットアーム等のような設置場所に制限のある場所に組み
込まれるアクチュエータの減速歯車機構として用いるの
に適している。
【0005】ここで、このような部分に使用する構成要
素は一般に軽量であることも必要とされる。波動歯車装
置ユニットにおいては、特にクロスローラベアリングお
よび剛性内歯歯車の重量が大きい。従って、これらの部
品を軽量化できれば波動歯車装置ユニットを軽量化でき
る。
【0006】しかしながら、クロスローラベアリングに
おける軌道面の部分、剛性内歯歯車の歯部は、耐久性、
耐摩耗性が要求される部分であるので、重量のある鉄系
素材を使用せざるを得ない。このために、クロスローラ
ベアリングの軽量化、波動歯車装置ユニットの軽量化を
実現することは困難である。
【0007】本発明の課題は、この点に鑑みて、ベアリ
ングの軌道面、剛性内歯歯車の歯部の性能を阻害するこ
となく、クロスローラベアリングの軽量化を達成するこ
とにある。
【0008】本発明の課題は、軽量化されたクロスロー
ラベアリングを備えていると共に、剛性内歯歯車の歯部
の性能を阻害することなく、波動歯車装置ユニットの軽
量化を達成することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、外輪および内輪に、他部材に対する締
結用の固定穴あるいはタップが形成されているクロスロ
ーラベアリングにおいて:前記外輪は、前記固定穴ある
いはタップが形成された外輪本体部材と、この外輪本体
部材の内周面に固定されていると共に内周面に軌道面が
形成されている外輪側軌道面形成部材とを備え;前記内
輪は、前記固定穴あるいはタップが形成された内輪本体
部材と、この内輪本体部材の外周面に固定されていると
共に外周面に軌道面が形成されている内輪側軌道面形成
部材とを備え;前記外輪側軌道面形成部材および内輪側
軌道面形成部材の間に区画形成される軌道内に複数個の
コロが挿入されており;前記外輪側軌道面形成部材およ
び内輪側軌道面形成部材は鉄系素材から形成されてお
り、前記外輪本体部材および内輪本体部材は、前記鉄系
素材よりも軽い軽量素材から形成されていることを特徴
としている。
【0010】前記軽量素材は、アルミニウム合金、チタ
ン合金等の軽金属の合金、プラスチック、またはセラミ
ックとすることができる。
【0011】ここで、前記外輪本体部材がアルミニウム
合金から形成されている場合には、鉄系素材からなる前
記外輪側軌道面形成部材をアルミニウム合金で鋳込むこ
とにより、または、前記外輪本体部材に対して外輪側軌
道面形成部材を焼きばめ等による圧入により、当該外輪
側軌道面形成部材と前記外輪本体部材を一体化すること
ができる。
【0012】前記外輪本体部材がチタン合金から形成さ
れている場合には、鉄系素材からなる前記外輪側軌道面
形成部材に対して、前記外輪本体部材が鍛造により一体
化することができる。
【0013】前記内輪本体部材がチタン合金から形成さ
れている場合には、鉄系素材からなる前記内輪側軌道面
形成部材をチタン合金で鋳込むことにより、または、前
記内輪本体部材に対して内輪側軌道面形成部材を焼きば
め等による圧入により、当該内輪側軌道面形成部材と前
記内輪本体部材を一体化することができる。
【0014】前記内輪本体部材がアルミニウム合金から
形成されている場合には、鉄系素材からなる前記内輪側
軌道面形成部材に対して、前記内輪本体部材が鍛造によ
り一体化することができる。
【0015】ここにおいて、前記外輪本体部材の環状端
面には鉄系素材からなるボルト座面用の環状板が取り付
けられていることが望ましい。この場合、前記ボルト座
面用の環状板には、前記外輪および内輪の間を封鎖する
オイルシールが取り付けられていることが望ましい。
【0016】一方、本発明は、剛性内歯歯車と、この内
側に配置された可撓性外歯歯車と、この内側に配置され
た波動発生器と、前記剛性内歯歯車および前記可撓性外
歯歯車を相対回転自在の状態で連結しているクロスロー
ラベアリングとを有する波動歯車装置ユニットにおい
て:前記クロスローラベアリングは、外輪本体部材と、
この外輪本体部材の内周面に固定されていると共に内周
面に軌道面が形成されている外輪側軌道面形成部材と、
内輪本体部材と、この内輪本体部材の外周面に固定され
ていると共に外周面に軌道面が形成されている内輪側軌
道面形成部材と、前記外輪側軌道面形成部材および内輪
側軌道面形成部材の間に区画形成される軌道内に挿入さ
れている複数個のコロとを備えており;前記外輪側軌道
面形成部材および内輪側軌道面形成部材は鉄系素材から
形成されており、前記外輪本体部材および内輪本体部材
は、前記鉄系素材よりも軽い軽量素材から形成されてい
ることを特徴としている。
【0017】この構成に加えて、本発明では:前記剛性
内歯歯車は、歯車本体部材と、この歯車本体部材の内周
面に固定されていると共に内周面に内歯が形成されてい
る円環状の歯部形成部材とを備えており;前記歯部形成
部材は鉄系素材から形成されており、前記歯車本体部材
は、前記鉄系素材よりも軽い軽量素材から形成されてい
ることを特徴としている。
【0018】さらに、本発明では:前記波動発生器は、
剛性カム板と、この剛性カム板の外周面に嵌めたボール
ベアリングとを備えており、前記剛性カム板は、鉄系素
材よりも軽い軽量素材から形成されていることを特徴と
している。
【0019】ここで、前記軽量素材としては、アルミニ
ウム合金、チタン合金等の軽金属の合金、プラスチッ
ク、またはセラミックを採用することができる。
【0020】また、外輪本体部材と外輪側軌道面形成部
材との結合は次のように行うことができる。
【0021】前記外輪本体部材が鉄系素材よりも線膨張
係数の大きなアルミニウム合金から形成されている場合
には、鉄系素材からなる前記外輪側軌道面形成部材をア
ルミニウム合金で鋳込むことにより、または、前記外輪
本体部材に対して外輪側軌道面形成部材を焼きばめ等に
よる圧入により、当該外輪側軌道面形成部材と前記外輪
本体部材を一体化すればよい。
【0022】これに対して、前記外輪本体部材が鉄系素
材よりも線膨張係数が小さなチタン合金から形成されて
いる場合には、鉄系素材からなる前記外輪側軌道面形成
部材に対して、前記外輪本体部材を鍛造により一体化す
ればよい。
【0023】一方、内輪本体部材と、軌道面を形成して
いる内輪側軌道面形成部材との結合は次のように行うこ
とができる。
【0024】前記内輪本体部材がチタン合金から形成さ
れている場合には、鉄系素材からなる前記内輪側軌道面
形成部材をチタン合金で鋳込むことにより、または、前
記内輪本体部材に対して内輪側軌道面形成部材を焼きば
め等による圧入により、当該内輪側軌道面形成部材と前
記内輪本体部材を一体化することができる。
【0025】これに対して、前記内輪本体部材がアルミ
ニウム合金から形成されている場合には、鉄系素材から
なる前記内輪側軌道面形成部材に対して、前記内輪本体
部材を鍛造により一体化することができる。
【0026】剛性内歯歯車を構成している歯車本体部材
と歯部形成部材との結合は、外輪の場合と同様に次のよ
うに行うことができる。
【0027】前記歯車本体部材がアルミニウム合金から
形成されている場合には、鉄系素材からなる前記歯部形
成部材をアルミニウム合金で鋳込むことにより、また
は、前記歯車本体部材に対して歯部形成部材を焼きばめ
等による圧入により、当該歯部形成部材と前記歯車本体
部材を一体化することができる。
【0028】これに対して、前記歯車本体部材がチタン
合金から形成されている場合には、鉄系素材からなる前
記歯部形成部材に対して、前記歯車本体部材を鍛造によ
り一体化することができる。
【0029】ここで、前記外輪本体部材の環状端面には
鉄系素材からなるボルト座面用の環状板を取り付けれ
ば、当該部分を締結ボルトを用いて締結する場合に必要
とされる十分な強度のボルト座面を形成することができ
る。
【0030】また、前記ボルト座面用の環状板には、前
記外輪および内輪の間を封鎖するオイルシールを取り付
けることもできる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した波動歯車装置ユニットについて説明する。
【0032】[第1の実施例] (全体構成)図1には、シルクハット型波動歯車装置を
備えた波動歯車装置ユニットの断面構成を示してある。
本例の波動歯車装置ユニット1は、ユニット軸線1aの
方向に一定の間隔を開けて配置した第1の端板2および
第2の端板3と、これらの第1および第2の端板2、3
の間に配置されたクロスローラベアリング4とを有して
いる。これら第1、第の端板2、3およびクロスローラ
ベアリング4の外輪41によって構成されるユニットハ
ウジングの内部に、シルクハット型の波動歯車装置5が
組み込まれている。また、第1および第2の端板2、3
の中心には軸孔が形成されており、ここには、ボールベ
アリング6、7によって回転自在に支持された中空入力
軸8が貫通している。
【0033】クロスローラベアリング4は、外輪41と
内輪42と、これら内外輪の間に区画形成されている円
環状軌道に挿入された複数のコロ43とを備えている。
外輪41は、円環状の外輪本体部材411と、この外輪
本体部材の内周面に一体化されていると共に内周面に軌
道面が形成されている円環状の外輪側軌道面形成部材4
12とを備えた複合部品である。
【0034】内輪42は、円環状をした広幅の内輪本体
部材421と、この内輪本体部材421の一方の端部側
の外周面部分に一体化されていると共に外周面に軌道面
が形成されている円環状の内輪側軌道面形成部材422
とを備えた複合部品である。さらに、本例の内輪42
は、その内輪本体部材421の他方の端部側の内周面部
分に一体化されていると共に内周面に内歯511が形成
されている円環状の歯部形成部材512を備えている。
すなわち、本例の内輪42は以下に述べるシルクハット
型の波動歯車装置5の剛性内歯歯車との兼用部品であ
る。この構成の内輪42の内輪本体部材421は、不図
示の締結用ボルトによって、第2の端板3に締結固定さ
れている。
【0035】シルクハット型の波動歯車装置5は、円環
状の剛性内歯歯車51と、シルクハット型の可撓性外歯
歯車52と、楕円形輪郭の波動発生器53とを備えてい
る。剛性内歯歯車51は上記のようにクロスローラベア
リング4の内輪42と一体物として形成されており、内
歯511が内周面に形成されている円環状の歯部形成部
材512のみが別部材から形成され、内歯歯車兼用の内
輪42の内周面に一体化されている。
【0036】可撓性外歯歯車52は円筒状の胴部521
と、この一端に連続して半径方向の外方に広がっている
環状のダイヤフラム522と、このダイヤフラム522
の外周縁に連続している厚肉の環状ボス523と、胴部
521の他端部分の外周面に形成されている外歯524
とを備え、全体としてシルクハット形状をしたものであ
る。環状ボス523は、クロスローラベアリング4の外
輪41の環状端面と第1の端板2の間に挟まれ、締結ボ
ルト(図示せず)によって、これらの部品に締結固定さ
れている。よって、可撓性外歯歯車52と剛性内歯歯車
51はクロスローラベアリング4を介して相対回転自在
の状態となっている。
【0037】波動発生器53は、入力軸8の外周面に形
成されている楕円形輪郭の剛性カム板部分531とボー
ルベアリング532とを備え、このボールベアリング5
32は、剛性カム板部分531の外周面とと可撓性外歯
車52の外歯524が形成されている部分の内周面との
間に嵌め込まれている。
【0038】ここで、外輪41の外輪本体部材411に
形成したボルト孔414が開口している外輪本体部材の
環状端面415には、ボルト座面形成用の環状板9が取
り付けられ、この環状板9も締結用ボルトによって外輪
本体部材411の側に締結固定されている。この環状板
9の内周縁側の部分には、オイルシール用のシールリン
グ91が取り付けられており、このシールリング91に
よって外輪41と内輪42の隙間がシールされている。
【0039】この構成のシルクハット型の波動歯車装置
ユニット1では、入力回転軸8の第1の端板3から突出
している突出部分が、モーター出力軸等の回転源に接続
固定される。また、第1の端板2あるいは第2の端板3
が、負荷側に接続固定される。入力回転軸8が高速回転
すると、楕円形状の波動発生器43によって楕円形状に
撓められて円周方向の2か所で内歯424に噛み合って
いる外歯414の噛み合い部分は円周方向に移動する。
外歯と内歯の歯数は異なっているので、歯数差に応じた
相対回転がこれらの外歯と内歯の間に発生する。この回
転は、入力回転数に比べて大幅に減速されたものとな
る。第2の端板2および第2の端板3のうちの一方が負
荷側に接続され、他方が回転しないように固定されるの
で、負荷側に接続された端板の側から減速回転が出力さ
れて負荷側に伝達される。
【0040】(各部品の素材について)上述のように、
本例では、クロスローラベアリング4の外輪41は、外
輪本体部材411と外輪側軌道面形成部材412からな
る複合部品である。同様に、内輪42は、内輪本体部材
421と、内輪側軌道面形成部材422と、内周面に内
歯511が形成されている歯部形成部材512からなる
複合部品である。
【0041】外輪本体部材411および内輪本体部材4
21は、鉄系素材よりも軽い軽量素材から形成されてお
り、例えば、アルミニウム合金、チタン合金等の軽金属
の合金、プラスチック、またはセラミックを採用するこ
とができる。これに対して、軌道面が形成されている外
輪側軌道面形成部材412、内輪側軌道面形成部材42
2および、内歯が形成されている歯部形成部材512は
一般的に使用されている鉄系素材から形成されている。
【0042】さらに、本例では、入力軸8もアルミニウ
ム合金、チタン合金等の軽金属の合金、プラスチック、
またはセラミック等の軽量素材から形成されており、そ
の外周面に形成されている波動発生器53の剛性カム板
部分531も同一の軽量素材から形成されている。
【0043】(複合部品の製造方法)次に、複合部品で
ある外輪41および内輪42の製造方法について説明す
る。まず、外輪本体部材411と外輪側軌道面形成部材
412との結合は次のようにして行うことができる。
【0044】外輪本体部材411が鉄系素材よりも線膨
張係数の大きなアルミニウム合金から形成されている場
合には、鉄系素材からなる外輪側軌道面形成部材412
をアルミニウム合金で鋳込むことにより、これらの部品
を一体化できる。この代わりに、外輪本体部材411に
対して外輪側軌道面形成部材412を焼きばめ等による
圧入することにより、これらの部品を一体化できる。鋳
込みの場合には、双方の部材を一体化した後に、外輪側
軌道面形成部材412の内周面(軌道面)に、高周波焼
き入れ、またはレーザー焼き入れをし、しかる後に機械
加工を施せばよい。
【0045】これに対して、外輪本体部材411が鉄系
素材よりも線膨張係数が小さなチタン合金から形成され
ている場合には、鉄系素材からなる外輪側軌道面形成部
材412に対して、外輪本体部材411を鍛造により一
体化すればよい。鍛造の際における双方の部材の接合部
に接着剤を塗布してもよい。また、外輪側軌道面形成部
材412の内周面(軌道面)は予め熱処理により硬化さ
せておいてもよいし、双方の部材の接合後に、高周波焼
き入れ、またはレーザー焼き入れを施して硬化させても
よい。
【0046】なお、外輪本体部材411と外輪側軌道面
形成部材412の線膨張係数の差が5×10-6以内の場
合には、双方の部材は、鋳込み、鍛造、圧入、エポキシ
樹脂等の接着剤による接合等により一体化することがで
きる。
【0047】次に、内輪42を構成している三部品の結
合方法について説明する。まず、内輪本体部材421が
チタン合金から形成されている場合には、鉄系素材から
なる内輪側軌道面形成部材422をチタン合金で鋳込む
ことにより、または、内輪本体部材421に対して内輪
側軌道面形成部材422を焼きばめ等により圧入するこ
とにより、当該内輪側軌道面形成部材421と内輪本体
部材422を一体化することができる。この場合、内輪
側軌道面形成部材422の外周面(軌道面)は、高周波
焼き入れ、レーザー焼き入れにより硬化させ、しかる後
に機械加工を施せば良い。
【0048】これに対して、内輪本体部材421がアル
ミニウム合金から形成されている場合には、鉄系素材か
らなる内輪側軌道面形成部材422に対して、内輪本体
部材421を鍛造により一体化すればよい。また、焼き
ばめ等による圧入によって一体化することもできる。鍛
造、圧入の際、双方の部材の接合部に接着剤を使用する
こともできる。また、内輪側軌道面形成部材422の外
周面(軌道面)には予め熱処理により硬化させておいて
もよいし、接合後に、高周波焼き入れ、レーザー焼き入
れを施して硬化させてもよい。
【0049】なお、内輪本体部材411と内輪側軌道面
形成部材412の線膨張係数の差が5×10-6以内の場
合には、双方の部材は、鋳込み、鍛造、圧入、エポキシ
樹脂等の接着剤による接合等により一体化することがで
きる。
【0050】次に、内輪本体部材411と剛性内歯歯車
51の歯部形成部材512との結合も、上記の外輪にお
ける場合と同様に行うことができる。
【0051】ここで、複合部品である外輪41、内輪4
2の構成部品の結合強度を高めるためには、結合される
各部品に対して、軸線方向、円周方向、あるいは双方の
方向に対する抜け止め用の凹凸を設けておくことが望ま
しい。また、軌道面が形成されている外輪側軌道面形成
部材412および内輪側円環状部材422における軌道
面が形成されている部分の厚さは、コロ43の直径の1
/5以上の寸法とすることが望ましい。
【0052】(ボルト座面用の環状部材について)本例
では、外輪本体部材411が締結用ボルトによって第1
の端板2の側に締結固定される。締結用ボルトのボルト
の座面が、軽量素材からなる外輪本体部材411の環状
端面415とされると、ボルトの座面圧が高い場合には
軽合金の強度では不足する場合がある。そこで、本例で
は上記にように、鉄系素材からなる環状板9を予めボル
ト座面となる外輪本体部材411の環状端面415に配
置し、当該環状板9の表面がボルト座面となるようにし
ている。
【0053】また、本例では、ボルト座面を形成するた
めに配置する環状板9の内周縁にオイルシール91を取
り付けた構成としてある。この結果、環状板9を取り付
けることにより同時にオイルシールも形成されるので、
オイルシールを取り付けるための作業が不要となり、ま
た、オイルシールを取り付けるための機構も不要とな
る。
【0054】[第2の実施例]次に、図2は本発明を適
用したカップ型波動歯車装置を備えた波動歯車装置ユニ
ットの断面図である。この波動歯車装置ユニット100
は波動歯車装置110を有し、この波動歯車装置110
は、内歯123が内周面に形成されている環状の剛性内
歯歯車120と、この内側に配置されたカップ型の可撓
性外歯歯車130と、この内側にはめ込まれている波動
発生器140とを備えている。また、波動歯車装置ユニ
ット100は、剛性内歯歯車110と可撓性外歯歯車1
20を相対回転自在の状態で連結しているクロスローラ
ベアリング150を有している。
【0055】剛性内歯歯車120は、円筒状の歯車本体
部材121と、この歯車本体部材121の一端側の内周
面に一体化されている円環状の歯部形成部材122とか
らなる複合部品であり、この歯部形成部材122の内周
面には内歯123が形成されている。
【0056】カップ状の可撓性外歯歯車130は、円筒
状の胴部131と、その一方の開口端の外周面に形成し
た外歯132と、胴部131の他方の開口端に連続して
いる環状のダイヤフラム133と、このダイヤフラム1
33に連続している厚肉の環状ボス134とを備えてい
る。
【0057】波動発生器140は、例えば楕円形の輪郭
を備えた剛性カム板141と、その外周に嵌めたボール
ベアリング142と、剛性カム板141の中心にはモー
タ出力軸(図示せず)等が連結される軸孔143が形成
されている。
【0058】クロスローラベアリング150は、外輪1
51と、内輪155と、これらの間に形成された環状の
軌道に挿入した複数のコロ160とを有している。外輪
151は、円環状の外輪本体部材152と、この内側に
結合された円環状の外輪側軌道面形成部材153とから
なる複合部品であり、外輪側軌道面形成部材153の内
周面にV状の軌道面が形成されている。この構成の外輪
151は締結用ボルト154によって剛性内歯歯車12
0の環状端面に締結固定されている。
【0059】内輪155は、厚肉の円板状の内輪本体部
材156と、この外周面に結合した円環状の内輪側軌道
面形成部材157とからなる複合部品であり、この内輪
側軌道面形成部材157の外周面にV状の軌道面が形成
されている。この構成の内輪155は、締結ボルト15
8によって、可撓性外歯歯車130のボス134に締結
固定されており、また、当該内輪の内輪本体部材156
の外側端面に被駆動側部材(図示せず)が連結されるよ
うになっている。
【0060】また、本例においても、外輪本体部材15
2の環状端面にはボルト座面を形成するための環状板1
70が配置されている。さらに、当該環状板170の内
周縁にはオイルシール171が取り付けられており、こ
のオイルシール171によって、外輪と内輪の間がシー
ル状態とされている。
【0061】本例の波動歯車装置ユニット100におい
ても、複合部品である外輪151、内輪155、および
剛性内歯歯車120は、前述の実施例と同様な素材から
なる部品によって構成されている。すなわち、耐久性、
耐摩耗性等が必要とされる外輪側軌道面形成部材15
3、内輪側軌道面形成部材157、剛性内歯歯車の歯部
形成部材122は鉄系素材から形成された部品である。
これに対して、外輪本体部材152、内輪本体部材15
6、歯車本体部材121は軽合金等の軽量素材から形成
された部品である。これらの各部品の結合方法は上記の
第1の実施例と同様な方法を採用することができる。ま
た、波動発生器140の剛性カム板141の部分も軽量
素材から形成することができる。
【0062】[その他の実施の形態]なお、上記の例は
波動歯車装置ユニットに関するものであるが、本発明
は、クロスローラベアリング単体に対しても同様に適用
できる。すなわち、上記の各例におけるクロスローラベ
アリングにおいて、歯部形成部材が無いものを、波動歯
車装置ユニット以外のユニット、例えば、遊星歯車減速
機ユニット等における軸受けとして用いれば、ユニット
全体の軽量化を実現できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクロスロ
ーラベアリングでは、その外輪本体部分および内輪本体
部分を軽量素材から形成し、強度が必要とされる外輪側
軌道面および内輪側軌道面の部分のみを鉄系素材から形
成し、これらの部材を結合して一体化した構成を採用し
ている。従って、本発明によれば、非常に軽量なクロス
ローラベアリングを実現できる。
【0064】一方、本発明の波動歯車装置ユニットで
は、その重量の過半部分を占有しているクロスローラベ
アリングの外輪本体部分および内輪本体部分を軽量素材
から形成し、強度が必要とされる外輪側軌道面および内
輪側軌道面の部分のみを鉄系素材から形成し、これらの
部材を結合して一体化した構成を採用している。従っ
て、本発明によれば、小型でコンパクトであると共に、
非常に軽量な波動歯車装置ユニットを実現できる。
【0065】また、本発明では、上記の構成に加えて、
波動歯車装置の重量の過半部分を占めている剛性内歯歯
車の歯車本体部分を軽量素材により形成し、強度が必要
とされる内歯部分のみを鉄系の素材から形成し、これら
の部材を結合して一体化した構成を採用している。従っ
て、極めて軽量な波動歯車装置ユニットを実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシルクハット型の波動歯車装
置ユニットの概略断面図である。
【図2】本発明を適用したカップ型の波動歯車装置ユニ
ットの概略断面図である。
【符号の説明】
1、100 波動歯車装置ユニット 2、3 端板 4、150 クロスローラベアリング 41、151 外輪 411、152 外輪本体部材 412、153 外輪側軌道面形成部材 42、155 内輪 421、156 内輪本体部材 422、157 内輪側軌道面形成部材 43、160 コロ 5、110 波動歯車装置 51、120 剛性内歯歯車 511、123 内歯 512、122 歯部形成部材 52、130 可撓性外歯歯車 8 入力軸 9、170 環状板 91、171 オイルシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J027 FA36 FB32 GB03 GC06 GE25 3J101 AA26 AA42 AA54 AA62 BA53 BA54 BA70 BA73 BA77 DA03 DA09 DA16 DA20 EA01 EA02 EA14 EA31 EA41 FA51 FA53 FA55 GA60

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪および内輪に、他部材に対する締結
    用の固定穴あるいはタップが形成されているクロスロー
    ラベアリングにおいて、 前記外輪は、前記固定穴あるいはタップが形成された外
    輪本体部材と、この外輪本体部材の内周面に固定されて
    いると共に内周面に軌道面が形成されている外輪側軌道
    面形成部材とを備え、 前記内輪は、前記固定穴あるいはタップが形成された内
    輪本体部材と、この内輪本体部材の外周面に固定されて
    いると共に外周面に軌道面が形成されている内輪側軌道
    面形成部材とを備え、 前記外輪側軌道面形成部材および内輪側軌道面形成部材
    の間に区画形成される軌道内に複数個のコロが挿入され
    ており、 前記外輪側軌道面形成部材および内輪側軌道面形成部材
    は鉄系素材から形成されており、前記外輪本体部材およ
    び内輪本体部材は、前記鉄系素材よりも軽い軽量素材か
    ら形成されていることを特徴とするクロスローラベアリ
    ング。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記軽量素材は、アルミニウム合金、チタン合金等の軽
    金属の合金、プラスチック、またはセラミックであるこ
    とを特徴とするクロスローラベアリング。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記外輪本体部材はアルミニウム合金から形成されてお
    り、 鉄系素材からなる前記外輪側軌道面形成部材をアルミニ
    ウム合金で鋳込むことにより、または、前記外輪本体部
    材に対して外輪側軌道面形成部材を焼きばめ等による圧
    入により、当該外輪側軌道面形成部材と前記外輪本体部
    材が一体化されていることを特徴とするクロスローラベ
    アリング。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記外輪本体部材はチタン合金から形成されており、 鉄系素材からなる前記外輪側軌道面形成部材に対して、
    前記外輪本体部材が鍛造により一体化されていることを
    特徴とするクロスローラベアリング。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記内輪本体部材はチタン合金から形成されており、 鉄系素材からなる前記内輪側軌道面形成部材をチタン合
    金で鋳込むことにより、または、前記内輪本体部材に対
    して内輪側軌道面形成部材を焼きばめ等による圧入によ
    り、当該内輪側軌道面形成部材と前記内輪本体部材が一
    体化されていることを特徴とするクロスローラベアリン
    グ。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記内輪本体部材はアルミニウム合金から形成されてお
    り、 鉄系素材からなる前記内輪側軌道面形成部材に対して、
    前記内輪本体部材が鍛造により一体化されていることを
    特徴とするクロスローラベアリング。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記外輪本体部材の環状端面には鉄系素材からなるボル
    ト座面用の環状板が取り付けられていることを特徴とす
    るクロスローラベアリング。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記ボルト座面用の環状板には、前記外輪および内輪の
    間を封鎖するオイルシールが取り付けられていることを
    特徴とするクロスローラベアリング。
  9. 【請求項9】 剛性内歯歯車と、この内側に配置された
    可撓性外歯歯車と、この内側に配置された波動発生器
    と、前記剛性内歯歯車および前記可撓性外歯歯車を相対
    回転自在の状態で連結しているクロスローラベアリング
    とを有する波動歯車装置ユニットにおいて、 前記クロスローラベアリングは、外輪本体部材と、この
    外輪本体部材の内周面に固定されていると共に内周面に
    軌道面が形成されている外輪側軌道面形成部材と、内輪
    本体部材と、この内輪本体部材の外周面に固定されてい
    ると共に外周面に軌道面が形成されている内輪側軌道面
    形成部材と、前記外輪側軌道面形成部材および内輪側軌
    道面形成部材の間に区画形成される軌道内に挿入されて
    いる複数個のコロとを備えており、 前記外輪側軌道面形成部材および内輪側軌道面形成部材
    は鉄系素材から形成されており、前記外輪本体部材およ
    び内輪本体部材は、前記鉄系素材よりも軽い軽量素材か
    ら形成されていることを特徴とする波動歯車装置ユニッ
    ト。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記剛性内歯歯車は、歯車本体部材と、この歯車本体部
    材の内周面に固定されていると共に内周面に内歯が形成
    されている円環状の歯部形成部材とを備えており、 前記歯部形成部材は鉄系素材から形成されており、前記
    歯車本体部材は、前記鉄系素材よりも軽い軽量素材から
    形成されていることを特徴とする波動歯車装置ユニッ
    ト。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 前記波動発生器は、剛性カム板と、この剛性カム板の外
    周面に嵌めたボールベアリングとを備えており、前記剛
    性カム板は、鉄系素材よりも軽い軽量素材から形成され
    ていることを特徴とする波動歯車装置ユニット。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし11のうちの何れかの
    項において、 前記軽量素材は、アルミニウム合金、チタン合金等の軽
    金属の合金、プラスチック、またはセラミックであるこ
    とを特徴とする波動歯車装置ユニット。
  13. 【請求項13】 請求項9において、 前記外輪本体部材はアルミニウム合金から形成されてお
    り、 鉄系素材からなる前記外輪側軌道面形成部材をアルミニ
    ウム合金で鋳込むことにより、または、前記外輪本体部
    材に対して外輪側軌道面形成部材を焼きばめ等による圧
    入により、当該外輪側軌道面形成部材と前記外輪本体部
    材が一体化されていることを特徴とする波動歯車装置ユ
    ニット。
  14. 【請求項14】 請求項9において、 前記外輪本体部材はチタン合金から形成されており、 鉄系素材からなる前記外輪側軌道面形成部材に対して、
    前記外輪本体部材が鍛造により一体化されていることを
    特徴とする波動歯車装置ユニット。
  15. 【請求項15】 請求項9において、 前記内輪本体部材はチタン合金から形成されており、 鉄系素材からなる前記内輪側軌道面形成部材をチタン合
    金で鋳込むことにより、または、前記内輪本体部材に対
    して内輪側軌道面形成部材を焼きばめ等による圧入によ
    り、当該内輪側軌道面形成部材と前記内輪本体部材が一
    体化されていることを特徴とする波動歯車装置ユニッ
    ト。
  16. 【請求項16】 請求項9において、 前記内輪本体部材はアルミニウム合金から形成されてお
    り、 鉄系素材からなる前記内輪側軌道面形成部材に対して、
    前記内輪本体部材が鍛造により一体化されていることを
    特徴とする波動歯車装置ユニット。
  17. 【請求項17】 請求項10において、 前記歯車本体部材はアルミニウム合金から形成されてお
    り、 鉄系素材からなる前記歯部形成部材をアルミニウム合金
    で鋳込むことにより、または、前記歯車本体部材に対し
    て歯部形成部材を焼きばめ等による圧入により、当該歯
    部形成部材と前記歯車本体部材が一体化されていること
    を特徴とする波動歯車装置ユニット。
  18. 【請求項18】 請求項10において、 前記歯車本体部材はチタン合金から形成されており、 鉄系素材からなる前記歯部形成部材に対して、前記歯車
    本体部材が鍛造により一体化されていることを特徴とす
    る波動歯車装置ユニット。
  19. 【請求項19】 請求項9において、 前記外輪本体部材の環状端面には鉄系素材からなるボル
    ト座面用の環状板が取り付けられていることを特徴とす
    る波動歯車装置ユニット。
  20. 【請求項20】 請求項19において、 前記ボルト座面用の環状板には、前記外輪および内輪の
    間を封鎖するオイルシールが取り付けられていることを
    特徴とする波動歯車装置ユニット。
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