JP5968528B2 - 波動発生器および波動歯車装置 - Google Patents

波動発生器および波動歯車装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5968528B2
JP5968528B2 JP2015516301A JP2015516301A JP5968528B2 JP 5968528 B2 JP5968528 B2 JP 5968528B2 JP 2015516301 A JP2015516301 A JP 2015516301A JP 2015516301 A JP2015516301 A JP 2015516301A JP 5968528 B2 JP5968528 B2 JP 5968528B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
wave generator
end surface
gear
plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015516301A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015037087A1 (ja
Inventor
黒木 潤一
潤一 黒木
芳秀 清澤
芳秀 清澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harmonic Drive Systems Inc
Original Assignee
Harmonic Drive Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Harmonic Drive Systems Inc filed Critical Harmonic Drive Systems Inc
Application granted granted Critical
Publication of JP5968528B2 publication Critical patent/JP5968528B2/ja
Publication of JPWO2015037087A1 publication Critical patent/JPWO2015037087A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H49/00Other gearings
    • F16H49/001Wave gearings, e.g. harmonic drive transmissions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/50Other types of ball or roller bearings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing

Description

本発明は、入力軸を支持する支持軸受けの配置部を備えた波動発生器、および、波動歯車装置に関する。
波動歯車装置は、剛性の内歯歯車、可撓性の外歯歯車および波動発生器の三部材から構成される。特許文献1には、外歯歯車に出力フランジが連結されたユニット型波動歯車装置が記載されている。特許文献2には、電動モーターのモーター軸に組み付けられる減速機構として用いるフラット型波動歯車装置が記載されている。フラット型波動歯車装置の波動発生器には、モーター軸が連結され、モーター軸は支持軸受けによって回転自在の状態で支持されている。
特許文献1、2に開示の波動歯車装置の組み付けは、一般にユーザー側において行われる。モーター軸に取付けた波動発生器が、内歯歯車の内側に組み付けた外歯歯車の内側に組み込まれる。組み込まれた波動発生器の軸線方向の位置決め等の作業が必要である。
特許文献3には、三部材が予め一体化されているユニット型波動歯車装置が提案されている。ここでは、波動発生器の入力軸が支持軸受けを介して内歯歯車によって支持されている。内歯歯車と外歯歯車は、連結部材によって、相対回転自在で、中心軸線方向に外れないように、相互に連結されている。ユニット型波動歯車装置では、波動発生器の中心軸線方向の位置が支持軸受けによって規定されているので、モーター軸に波動発生器を取り付ける作業において、波動発生器の軸方向の位置決めが不要になる。
特開2002−339990号公報 特開2008−240874号公報 特開平11−72147号公報
特許文献3に開示の波動歯車装置では、波動発生器に一体形成された入力軸は、波動発生器に対して中心軸線の方向の隣に配置した支持軸受けによって支持される。支持軸受けの設置スペースを確保するために、その分、波動歯車装置の軸長が長くなり、波動歯車装置の偏平化には不利である。
また、特許文献1、2に開示の波動歯車装置においても、波動発生器に連結されるモーター軸等の入力軸が支持軸受けによって支持される。波動歯車装置に加え、支持軸受けの設置スペースを確保する必要があるので、その分、波動歯車装置が組み込まれた装置の軸長が長くなり、装置の偏平化には不利である。
本発明の課題は、軸長の短い偏平な波動歯車装置を実現するのに適した波動発生器を提供することにある。また、本発明の課題は、当該波動発生器を備えた偏平な波動歯車装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、可撓性の外歯歯車の内側に同軸に配置され、前記外歯歯車を非円形に撓めて剛性の内歯歯車に部分的にかみ合わせ、前記外歯歯車と前記内歯歯車のかみ合い位置を円周方向に移動させる波動歯車装置の波動発生器において、
剛性のプラグと、
前記プラグの非円形外周面に装着した波動発生器軸受けと、
軸受け配置部と、
を有し、
前記軸受け配置部は、前記プラグに対して中心軸線に沿った第1の側から当該プラグに連結される入力軸を支持する支持軸受けが配置される部位であり、
前記波動発生器軸受けの外輪における前記第1の側を向く外輪端面に対して、前記プラグの前記第1の側を向くプラグ端面の中心側プラグ端面部分は、前記中心軸線に沿って前記第1の側とは逆の第2の側に後退した位置にあり、
前記軸受け配置部は、前記中心軸線の方向において、前記外輪端面と前記中心側プラグ端面部分の間の部分に形成されていることを特徴としている。
本発明の波動発生器においては、軸受け配置部が、中心軸線の方向における波動発生器の幅寸法内に位置する。したがって、当該波動発生器を備えた波動歯車装置を、モーター軸等の入力軸に連結し、入力軸を支持軸受けで支持した場合に、支持軸受けが、中心軸線の方向における波動発生器の幅寸法内に収まる。波動歯車装置が組み付けられる装置において、中心軸線の方向において波動発生器の設置スペースに加え、支持軸受けの設置スペースを設ける必要がない。よって、軸長の短い偏平な装置を実現できる。
また、本発明は、可撓性の外歯歯車の内側に同軸に配置され、前記外歯歯車を非円形に撓めて剛性の内歯歯車に部分的にかみ合わせ、前記外歯歯車と前記内歯歯車のかみ合い位置を円周方向に移動させる波動歯車装置の波動発生器において、
剛性のプラグと、
前記プラグの非円形外周面に装着した波動発生器軸受けと、
前記プラグの中心部から中心軸線に沿った第1の側に突出している入力軸と、
前記入力軸を支持する支持軸受けが配置される軸受け配置部と、
を有し、
前記波動発生器軸受けの外輪における前記第1の側を向く外輪端面に対して、前記プラグの前記第1の側を向くプラグ端面における前記入力軸を取り囲む中心側プラグ端面部分は、前記中心軸線に沿って前記第1の側とは逆の第2の側に後退した位置にあり、
前記軸受け配置部は、前記中心軸線の方向において、前記入力軸を取り囲む前記外輪端面と前記中心側プラグ端面部分の間に形成されていることを特徴としている。
本発明の波動発生器においては、軸受け配置部が、中心軸線の方向における波動発生器の幅寸法内に位置する。したがって、波動発生器を備えた波動歯車装置では、支持軸受けが、中心軸線の方向における波動発生器の幅寸法内に収まる。中心軸線の方向において波動発生器の設置スペースに加え、支持軸受けの設置スペースを設ける必要がない。よって、軸長の短い偏平な支持軸受け付きの波動歯車装置を実現できる。
本発明において、波動発生器の幅寸法内に軸受け配置部のスペースを確保するために、上記構成に加えて、次のように各部が構成されている。すなわち、前記プラグは、円盤状部分と、当該円盤状部分に一体形成され、当該円盤状部分の外周を取り囲む円環状部分とを備え、前記円環状部分の外周面に前記非円形外周面が形成されている。前記円盤状部分は、前記中心軸線に直交する方向に広がる中心側円盤部分と、当該中心側円盤部分の外周縁から前記第1の側に傾斜した方向に広がる傾斜円盤部分と、当該傾斜円盤部分の外周縁から前記中心軸線に直交する方向に広がる外周側円盤部分とを備えている。前記円環状部分は、前記中心軸線の方向の幅寸法が前記外周側円盤部分の厚さ寸法よりも大きく、前記円環状部分の内周面における前記中心軸線の方向の中央部が前記外周側円盤部分に繋がっている。この場合には、前記中心側円盤部分の中心部分から前記入力軸が突出し、前記中心側円盤部分の前記第1の側の端面が前記中心側プラグ端面部分である。
本発明において、前記波動発生器軸受けの内輪における前記第1の側を向く内輪端面は、前記外輪端面に対して、前記中心軸線の方向に沿って前記第2の側に後退した位置にあることが望ましい。
波動発生器における中心側プラグ端面部分から内輪端面に至る部分は、外輪端面に対して第2の側に後退した状態になる。中心側プラグ端面部分から内輪端面に至る部分と、外輪端面との間に、支持軸受けが配置される軸受け配置部に加え、支持軸受けを保持する軸受ホルダーの設置スペースも確実に確保することができる。
次に、本発明の波動歯車装置は、
剛性の内歯歯車と、
前記内歯歯車の内側に同軸に配置した、半径方向に撓み可能な可撓性の外歯歯車と、
上記構成の前記波動発生器と、
前記波動発生器の前記軸受け配置部に配置され、前記入力軸を回転自在の状態で支持する支持軸受けと、を有していることを特徴としている。
ここで、支持軸受けを保持する軸受ホルダーは、前記内歯歯車における前記第1の側を向く内歯端面から当該内歯歯車の中心に向けて延びる円盤状の端板の内周縁部に、一体形成し、あるいは、取り付けることができる。この場合、前記支持軸受けは、前記軸受ホルダーと前記入力軸の外周面の間に装着される。
次に、前記外歯歯車が、カップ形状あるいはシルクハット形状の外歯歯車の場合には、前記外歯歯車は、その開口端が前記第1の側を向く状態となるように、配置される。
また、本発明によるユニット型の波動歯車装置は、上記構成に加えて、前記外歯歯車における前記第2の側の端部に形成したボスに、同軸に取り付けた出力部材と、前記外歯歯車を前記内歯歯車に対して相対回転自在の状態で支持する主軸受けと、を有している。
本発明を適用したユニット型の波動歯車装置を示す縦断面図である。 図1の波動歯車装置の波動発生器を示す縦断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した波動歯車装置の実施の形態を説明する。以下に述べる波動歯車装置は、入力軸および支持軸受けを備えたカップ型の波動歯車装置の例である。
(全体構成)
図1は本発明の実施の形態に係るカップ型の波動歯車装置を示す縦断面図であり、図2はその波動発生器を示す縦断面図である。波動歯車装置1は円筒状のユニットハウジング2を備えている。ユニットハウジング2における中心軸線1aに沿った第1の側である入力側を向く円環状端面2aには、円環状の剛性の内歯歯車3が同軸に固定されている。内歯歯車3の内側には、同軸にカップ形状の可撓性の外歯歯車4が配置されている。外歯歯車4は、その開口端4aが入力側を向く状態に配置されている。外歯歯車4における外歯4bが形成されている部分の内側には、同軸に波動発生器5が装着されている。波動発生器5の中心部からは入力側に向けて入力軸6が突出している。入力軸6は、支持軸受け7を介して、内歯歯車3の側に回転自在の状態で支持されている。
外歯歯車4におけるカップ形状の底面中央部分には、円環状のボス4cが形成されている。ボス4cは外歯歯車4における他の部分の肉厚よりも厚い剛体部分である。ボス4cに対して、出力側(中心軸線1aに沿った第1の側とは逆の第2の側)には、円盤状の出力フランジ8が同軸に配置されている。ボス4cは、出力フランジ8と、ボス4cの入力側に取り付けた円環状の押さえ部材9との間に挟まれた状態で、複数本の締結ボルト10によって、出力フランジ8に固定されている。
出力フランジ8は、主軸受けであるクロスローラーベアリング11を介して、ユニットハウジング2によって回転自在の状態で支持されている。クロスローラーベアリング11の円環状の外輪11aは、ユニットハウジング2の出力側の円環状端面2bに同軸に固定されている。本例では、外輪11a、ユニットハウジング2および内歯歯車3が、複数本の締結ボルト12によって締結固定されている。クロスローラーベアリング11の内輪は出力フランジ8の外周部分に一体形成されており、出力フランジ8の円形外周面に、V形断面の内輪軌道面11bが形成されている。
この構成の波動歯車装置1において、外歯歯車4の外歯4bの形成部分は、波動発生器5によって非円形、例えば楕円状に撓められ、外歯4bは内歯歯車3の内歯3bに対して楕円状形状の長軸方向の2か所でかみ合っている。入力軸6にはモーター軸等の回転軸が連結され、高速回転が入力される。入力軸6を介して入力された高速回転によって波動発生器5が回転すると、両歯車3、4のかみ合い位置が周方向に移動する。波動発生器5が1回転すると、両歯車3、4の歯数差分だけ、両歯車3、4が相対的に回転する。通常は、内歯歯車3が回転しないように固定されており、外歯歯車4が波動発生器5の回転に対して大幅に減速された回転数で回転する。外歯歯車4の減速回転は、出力フランジ8から取り出されて、不図示の被駆動側の部材に伝達される。
(各部の構成)
波動発生器5の入力側を向く端面部分は、入力軸6を取り囲む中心側端面部分5aと、外周側端面部分5bとを備えている。中心側端面部分5aは、外周側端面部分5bに対して、中心軸線1aに沿って出力側に所定距離だけ後退した位置にある。入力軸6を支持している支持軸受け7は、中心軸線1aの方向において、中心側端面部分5aと外周側端面部分5bとの間に形成した軸受け配置部7A(図2参照)に配置されている。換言すると、支持軸受け7は、波動発生器5から入力側には突出しておらず、波動発生器5の中心軸線1aの方向の最大幅寸法内に収まっている。
内歯歯車3における入力側の円環状の内歯端部3aには円盤状の端板13が一体形成されている。端板13の外周縁部分には中心軸線1aに沿って出力側に僅かに突出する円環状部分13aが形成され、円環状部分13aが内歯端部3aに繋がっている。端板13の円形の内周縁部13bには、その出力側に軸受ホルダー14が複数本のビス15によって同軸に固定されている。端板13に軸受ホルダー14を一体形成することも可能である。軸受ホルダー14は、端板13の内周縁部13bに固定された円盤状部分14aと、この円盤状部分14aの内周縁から出力側に向けて中心軸線1aに沿った方向に延びる円環状のホルダー本体部14bとを備えている。ホルダー本体部14bと、これに対峙する入力軸6の外周面部分との間に、支持軸受け7が装着されている。
支持軸受け7の外輪7aは、ホルダー本体部14bの内周面に装着されている。外輪7aは、ホルダー本体部14bの出力側の先端縁に形成した外輪止め用の段面14cと、ホルダー本体部14bの入力側の端部内周面に取り付けた外輪止め16とによって、中心軸線1aの方向において位置決めされている。支持軸受け7の内輪7bは入力軸6の該外周面に装着されている。内輪7bは、入力軸6の外周面に形成した内輪止め用の段面6aと、当該外周面に取り付けた内輪止め18とによって中心軸線1aの方向において位置決めされている。
波動発生器5は、円盤状の剛性のプラグ20と波動発生器軸受け30を備えている。プラグ20の外周面20aは非円形外周面、例えば楕円状外周面であり、当該楕円状外周面20aに波動発生器軸受け30が装着されている。波動発生器5における中心側端面部分5aは、プラグ20における出力側を向くプラグ端面の中心側プラグ端面部分20bである。外周側端面部分5bは、波動発生器軸受け30の外輪31における入力側を向く円環状の外輪端面31aである。
プラグ20は、円盤状部分21と、当該円盤状部分21の外周縁を取り囲む状態に一体形成した円環状部分22とを備えている。円環状部分22の外周面がプラグ20の外周面20aとなっている。円盤状部分21は、中心軸線1aに直交する方向に広がる中心側円盤部分21aと、当該中心側円盤部分21aの外周縁から入力側に傾斜した方向に広がる傾斜円盤部分21bと、当該傾斜円盤部分21bの外周縁から中心軸線1aに直交する方向に広がる外周側円盤部分21cとを備えている。
プラグ20の円環状部分22は、中心軸線1aの方向の幅寸法が外周側円盤部分21cの厚さ寸法よりも大きい。この円環状部分22の内周面における中心軸線1aの方向の中央部に外周側円盤部分21cに繋がっている。円環状部分22における出力側の端部には、出力側に円環状に突出した後、中心軸線1aに直交する外方に向けて延びる円環状のリテーナー押さえ23が一体形成されている。
波動発生器軸受け30は、半径方向に撓み可能な外輪31および内輪32、これらの間に装着された複数個のボール33、および、ボール33を円周方向において一定の間隔の保持するリテーナー34を備えている。外輪31、内輪32は、それらの中心軸線1aの方向の中心(幅方向の中心)がボール33の中心に一致する状態に配置されている。また、外輪31の幅は内輪32の幅よりも広い。したがって、内輪32における入力側を向く内輪端面32aは、外輪端面31aに対して、中心軸線1aの方向に沿って出力側に所定距離だけ後退した位置にある。プラグ20の円環状部分22の幅は、内輪32とほぼ同一幅である。入力側を向く外輪端面31aは、波動発生器5において入力側に最も突出している端面である。
このように、波動発生器5のプラグ20は、その中心側の部分が外周側の部分に対して、出力側に後退した断面形状をしている。したがって、その外周側端面部分5b(31a)と、最も出力側に後退している中心側端面部分5a(20b)との間に、支持軸受け7を装着可能な軸受け配置部7Aが形成されている。この軸受け配置部7Aに支持軸受け7が配置されているので、支持軸受け7が波動発生器5の入力側の端面(外周側端面部分5b)から入力側に突出した位置に配置される場合に比べて、波動歯車装置1の軸長を短くできる。
また、本例では、波動発生器軸受け30の内輪端面32aも外輪端面31aに対して出力側に後退している。支持軸受け7を保持する軸受ホルダー14を、内輪32、プラグ20に干渉することなく、支持軸受け7の外周側の部位に配置することができる。
(その他の実施の形態)
本発明は、特許文献3の図3に示すようなシルクハット型波動歯車装置、特許文献2に示すフラット型波動歯車装置に対しても同様に適用可能である。
また、本発明は、内歯歯車、外歯歯車および入力軸を備えた波動発生器の三部材からなる波動歯車装置に対しても適用可能である。すなわち、支持軸受けが後付けされる波動歯車装置に対しても適用可能である。この場合においても、モーター軸等の入力軸に組み付ける際に取り付けられる支持軸受けは、波動発生器に設けた軸受け配置部に配置され、波動発生器の幅寸法内に収まる。よって、波動歯車装置が組み込まれる装置の軸長の増加を抑制できるので、装置の偏平化に有利である。
さらに、本発明は、モーター軸等の入力軸および支持軸受けが後付けされる波動歯車装置にも同様に適用可能である。この場合には、波動発生器のプラグにはモーター軸等の入力軸を連結するための軸穴等の軸連結部が設けられ(特許文献1の図1、図3等参照)、軸穴等の軸連結部の外周を取り囲む部分に、軸受け配置部が設けられる。この場合においても、波動歯車装置が組み込まれるモーター等の装置に、支持軸受けの設置スペースが不要となるので、装置の軸長の増加を抑制できる。

Claims (9)

  1. 可撓性の外歯歯車の内側に同軸に配置され、前記外歯歯車を非円形に撓めて剛性の内歯歯車に部分的にかみ合わせ、前記外歯歯車と前記内歯歯車のかみ合い位置を円周方向に移動させる波動歯車装置の波動発生器において、
    剛性のプラグと、
    前記プラグの非円形外周面に装着した波動発生器軸受けと、
    軸受け配置部と、
    を有し、
    前記軸受け配置部は、前記プラグに対して中心軸線に沿った第1の側から当該プラグに連結される入力軸を支持する支持軸受けが配置される部位であり、
    前記波動発生器軸受けの外輪における前記第1の側を向く外輪端面に対して、前記プラグの前記第1の側を向くプラグ端面の中心側プラグ端面部分は、前記中心軸線に沿って前記第1の側とは逆の第2の側に後退した位置にあり、
    前記軸受け配置部は、前記中心軸線の方向において、前記外輪端面と前記中心側プラグ端面部分との間の部分に形成されており、
    前記プラグは、円盤状部分と、当該円盤状部分に一体形成され、当該円盤状部分の外周を取り囲む円環状部分とを備え、前記円環状部分の外周面に前記非円形外周面が形成されており、
    前記円盤状部分は、前記中心軸線に直交する方向に広がる中心側円盤部分と、当該中心側円盤部分の外周縁から前記第1の側に傾斜した方向に広がる傾斜円盤部分と、当該傾斜円盤部分の外周縁から前記中心軸線に直交する方向に広がる外周側円盤部分とを備え、
    前記円環状部分は、前記中心軸線の方向の幅寸法が前記外周側円盤部分の厚さ寸法よりも大きく、前記円環状部分の内周面における前記中心軸線の方向の中央部が前記外周側円盤部分に繋がっており、
    前記中心側円盤部分の前記第1の側を向く端面が前記中心側プラグ端面部分である、
    波動歯車装置の波動発生器。
  2. 前記波動発生器軸受けの内輪における前記第1の側を向く内輪端面は、前記外輪端面に対して、前記中心軸線の方向に沿って前記第2の側に後退した位置にある、
    請求項1に記載の波動歯車装置の波動発生器。
  3. 剛性の内歯歯車と、
    前記内歯歯車の内側に同軸に配置した、半径方向に撓み可能な可撓性の外歯歯車と、
    請求項1または2に記載の前記波動発生器と、
    を有していることを特徴とする波動歯車装置。
  4. 前記プラグの中心部から前記第1の側に突出している入力軸を有している、
    請求項1に記載の波動歯車装置の波動発生器。
  5. 前記波動発生器軸受けの内輪における前記第1の側を向く内輪端面は、前記外輪端面に対して、前記中心軸線の方向に沿って前記第2の側に後退した位置にある、
    請求項4に記載の波動歯車装置の波動発生器。
  6. 剛性の内歯歯車と、
    前記内歯歯車の内側に同軸に配置した、半径方向に撓み可能な可撓性の外歯歯車と、
    請求項4または5に記載の前記波動発生器と、
    前記波動発生器の前記軸受け配置部に配置され、前記入力軸を回転自在の状態で支持する支持軸受けと、
    を有していることを特徴とする波動歯車装置。
  7. 前記内歯歯車における前記第1の側を向く内歯端面から当該内歯歯車の中心に向けて延びる円盤状の端板と、
    前記端板の内周縁部に、一体形成され、あるいは、取り付けた軸受ホルダーと、
    を有し、
    前記支持軸受けは、前記軸受ホルダーと前記入力軸の外周面の間に装着されている、
    請求項6に記載の波動歯車装置。
  8. 前記外歯歯車は、カップ形状あるいはシルクハット形状の外歯歯車であり、
    前記外歯歯車は、その開口端が前記第1の側を向く状態となるように、配置されている、
    請求項7に記載の波動歯車装置。
  9. 前記外歯歯車における前記第2の側の端部に形成したボスと、
    前記ボスに同軸に取り付けた出力部材と、
    前記外歯歯車を前記内歯歯車に対して相対回転自在の状態で支持する主軸受けと、
    を有している請求項8に記載の波動歯車装置。
JP2015516301A 2013-09-11 2013-09-11 波動発生器および波動歯車装置 Active JP5968528B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/074577 WO2015037087A1 (ja) 2013-09-11 2013-09-11 波動発生器および波動歯車装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5968528B2 true JP5968528B2 (ja) 2016-08-10
JPWO2015037087A1 JPWO2015037087A1 (ja) 2017-03-02

Family

ID=52665229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015516301A Active JP5968528B2 (ja) 2013-09-11 2013-09-11 波動発生器および波動歯車装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9709151B2 (ja)
JP (1) JP5968528B2 (ja)
KR (1) KR101698017B1 (ja)
CN (1) CN105143716B (ja)
DE (1) DE112013004707T5 (ja)
TW (1) TWI637117B (ja)
WO (1) WO2015037087A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6452370B2 (ja) * 2013-10-21 2019-01-16 キヤノン株式会社 波動歯車装置の製造方法及び波動歯車装置
US10508726B2 (en) * 2014-12-05 2019-12-17 Harmonic Drive Systems Inc. Fastening structure for flexible externally toothed gear of strain wave gearing and shaft member
DE102016216924A1 (de) 2015-09-10 2017-03-16 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Getriebe mit elastischem Zahnrad
CN106224489B (zh) * 2016-10-21 2019-07-26 苏州绿的谐波传动科技股份有限公司 一种电磁离合谐波减速变速器
JP6890407B2 (ja) * 2016-12-07 2021-06-18 住友重機械工業株式会社 アシスト装置
TWI641771B (zh) * 2016-12-29 2018-11-21 財團法人工業技術研究院 諧波傳動裝置
JP7010425B2 (ja) * 2017-06-30 2022-01-26 日本電産シンポ株式会社 駆動装置
JP2019015365A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 日本電産シンポ株式会社 減速機

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01206137A (ja) * 1987-11-13 1989-08-18 Kurt G Fickelscher 遊星歯車装置
JPH1172147A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd ユニット型撓み噛み合い式歯車装置
JP2000186718A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd クロスローラベアリングおよび波動歯車装置ユニット
JP2002021948A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd ユニット型波動歯車装置
JP2002339990A (ja) * 2001-05-22 2002-11-27 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd 軽量ベアリングおよび波動歯車装置
JP2005221063A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Toyota Motor Corp プーリ
JP2008240874A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用ディスクブレーキ

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2906143A (en) * 1955-03-21 1959-09-29 United Shoe Machinery Corp Strain wave gearing
US2930254A (en) * 1958-02-26 1960-03-29 United Shoe Machinery Corp Harmonic gearing with extended contact
PT65597B (de) * 1975-10-11 1978-03-28 Balcke Duerr Ag Planetengetriebe
RU2059130C1 (ru) * 1993-01-11 1996-04-27 Ковровский технологический институт Гидромеханическая передача
DE102004009128A1 (de) * 2004-02-25 2005-09-15 Ina-Schaeffler Kg Elektrischer Nockenwellenversteller
JP4476051B2 (ja) * 2004-07-01 2010-06-09 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 波動歯車装置の剛性内歯歯車の製造方法
JP4877804B2 (ja) * 2007-03-08 2012-02-15 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 波動歯車減速機の潤滑方法および回転テーブル装置
KR101329006B1 (ko) * 2007-04-13 2013-11-12 현대자동차주식회사 댐퍼 풀리
JP5138783B2 (ja) * 2008-12-18 2013-02-06 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 3次元接触可能な転位歯形を有する波動歯車装置
KR101748177B1 (ko) * 2011-07-29 2017-06-16 가부시키가이샤 하모닉 드라이브 시스템즈 복합 롤링 베어링부착 파동기어장치
US8997607B2 (en) * 2012-05-31 2015-04-07 Harmonic Drive Systems Inc. Wave gear device and flexible internally toothed gear
KR101486247B1 (ko) * 2012-12-12 2015-01-26 가부시키가이샤 하모닉 드라이브 시스템즈 입력베어링 부착 파동기어 유닛
US9441721B2 (en) * 2013-09-12 2016-09-13 Harmonic Drive Systems Inc. Strain wave gearing unit

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01206137A (ja) * 1987-11-13 1989-08-18 Kurt G Fickelscher 遊星歯車装置
JPH1172147A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd ユニット型撓み噛み合い式歯車装置
JP2000186718A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd クロスローラベアリングおよび波動歯車装置ユニット
JP2002021948A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd ユニット型波動歯車装置
JP2002339990A (ja) * 2001-05-22 2002-11-27 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd 軽量ベアリングおよび波動歯車装置
JP2005221063A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Toyota Motor Corp プーリ
JP2008240874A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用ディスクブレーキ

Also Published As

Publication number Publication date
CN105143716B (zh) 2017-11-21
US20150285356A1 (en) 2015-10-08
DE112013004707T5 (de) 2015-06-11
US9709151B2 (en) 2017-07-18
JPWO2015037087A1 (ja) 2017-03-02
KR20150080924A (ko) 2015-07-10
KR101698017B1 (ko) 2017-01-19
WO2015037087A1 (ja) 2015-03-19
CN105143716A (zh) 2015-12-09
TW201520453A (zh) 2015-06-01
TWI637117B (zh) 2018-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5968528B2 (ja) 波動発生器および波動歯車装置
JP6045694B2 (ja) 軸受機構および波動歯車装置
JP5839525B2 (ja) 波動歯車装置
JP3187367U (ja) カップ型波動歯車装置ユニット
WO2014203293A1 (ja) 中空型波動歯車ユニット
JPWO2015001582A1 (ja) 中空型波動歯車装置
US20110221293A1 (en) Electric rotary actuator
TWI703286B (zh) 平板型諧波齒輪裝置
JP5297756B2 (ja) 歯車伝動装置
JP5480845B2 (ja) 遊星歯車機構
JP6216742B2 (ja) ギヤドモータ
WO2019106773A1 (ja) 波動歯車装置
WO2017022062A1 (ja) 波動歯車装置
JP2019027595A (ja) ギアユニット、減速装置及び掃除ロボット
JP2014126048A (ja) ギア及び該ギアを用いた電動機
JP2019019861A (ja) 波動歯車装置
JP7355544B2 (ja) ギヤドモータ
JP2018009638A (ja) 遊星歯車装置
JP5891054B2 (ja) デファレンシャル装置
JP5494383B2 (ja) 波動歯車装置
JP7344700B2 (ja) ギヤドモータ
JP2019019862A (ja) 波動歯車装置
JP2017169331A (ja) 扁平アクチュエータ
WO2016027324A1 (ja) 平面対向型波動歯車装置
JP2021156358A (ja) 減速装置およびギヤドモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5968528

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250