JP2000185634A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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JP2000185634A
JP2000185634A JP10365039A JP36503998A JP2000185634A JP 2000185634 A JP2000185634 A JP 2000185634A JP 10365039 A JP10365039 A JP 10365039A JP 36503998 A JP36503998 A JP 36503998A JP 2000185634 A JP2000185634 A JP 2000185634A
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pressure
valve
braking
brake
control
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JP10365039A
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English (en)
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Toshiya Osawa
俊哉 大澤
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ポンプで発生する制動圧をスプール式の
圧力制御弁で減圧制御して制動圧を制御する場合に、油
圧ポンプの異常時に圧力制御弁の内部リークによって蓄
圧低下を抑制する。 【解決手段】 マスタシリンダ1とホイールシリンダ5
FL〜5RRを第1の電磁開閉弁3FL〜3RRを介し
て連結すると共に、油圧ポンプ8の吐出側に接続された
アキュムレータ9の蓄圧を第2の電磁開閉弁10F,1
0Rを介して圧力制御弁11FL〜11RRの供給側に
供給し、この圧力制御弁の出力側をホイールシリンダに
連結し、戻り側を第4の電磁開閉弁14F,14Rを介
してリザーバ1aに連結し、油圧ポンプ異常時に第2の
電磁開閉弁10F,10Rを圧力制御弁による増圧状態
でのみ開状態として、他の減圧状態や保持状態及び非制
動状態での圧力制御弁の内部リークによるアキュムレー
タ圧の低下を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブレーキペダル
の踏込による通常制動制御の他に、アンチロックブレー
キ制御、駆動力制御、旋回性能制御等の他の制御手段に
よる制動制御を行うようにしたブレーキ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーキ制御装置としては、例え
ば特開平9−86362号公報に記載されているものが
ある。この従来例には、ブレーキペダルの操作によって
液圧を発生するマスタシリンダと、このマスタシリンダ
より高い液圧を発生する液圧ポンプ及びその出側に配設
されたアキュムレータで構成される外部液圧供給源と、
この外部液圧供給源とホイールシリンダとの間に設けら
れ、前記外部液圧供給源からホイールシリンダに作用す
る駆動圧を前記マスタシリンダの液圧に応じて制御する
液圧制御弁とを備え、液圧制御弁とホイールシリンダと
の間に、液圧制御弁からの液圧を増幅して送り出す液圧
増幅装置が設けられ、マスタシリンダの液圧と液圧増幅
装置の液圧とを切り換え弁で切り換えると共に、切り換
え弁で液圧増幅装置が選択されているときにマスタシリ
ンダの液圧をストロークシミュレータに供給するように
構成されたブレーキ液圧制御装置が開示されている。
【0003】ここで、減圧制御弁は、その液圧供給ポー
トにアキュムレータの蓄圧が供給され、ドレーンポート
がリザーバに接続され、出力ポートが液圧増幅装置に接
続されていると共に、液圧供給ポートと出力ポート又は
出力ポートとドレーンポートとを連通する環状連通溝を
有するスプールを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のブレーキ制御装置にあっては、スプールを使用して
出力ポートと液圧供給ポート及びドレーンポートとを連
通するようにしているので、スプールによって液圧供給
ポート及びドレーンポート間が閉塞されている状態であ
っても、スプールとこれを収容するスリーブとの間の隙
間を伝って作動液体が流れる所謂内部リークを生じる。
このため、液圧ポンプに異常が発生して、吐出圧が上が
らない状態となって、アキュムレータに蓄圧されている
作動流体を用いてブレーキ制御を行う状態となったとき
に、アキュムレータ内の作動流体が内部リークによって
無駄に消費されてしまい、これによってアキュムレータ
圧の低下が生じ、通常ブレーキを確保可能な回数が低下
されるという未解決の課題がある。
【0005】この未解決の課題を解決するためには、ア
キュムレータの容量を大きくする必要があり、アキュム
レータが大型化すると共に、重量も増すことになり、車
両の軽量化の要求に答えられないという新たな課題があ
る。そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着
目してなされたものであり、流体圧ポンプの異常時に、
圧力制御弁での内部リークを極力少なくして、蓄圧手段
での蓄圧分による制動制御可能な回数を向上させること
が可能なブレーキ制御装置を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るブレーキ制御装置は、ブレーキペダ
ルの踏込量に応じた制動圧の作動流体を出力するマスタ
シリンダと、車輪を制動する制動力を発生する制動手段
と、前記マスタシリンダから出力された作動流体を吸収
するストロークシミュレータと、作動流体を加圧する流
体圧ポンプ及びその出側圧力を蓄圧する蓄圧手段と、該
蓄圧手段の蓄圧を減圧制御して任意の制動圧を前記制動
手段に出力する圧力制御弁と、前記マスタシリンダと制
動手段との間に介挿された第1の電磁開閉弁と、前記蓄
圧手段と圧力制御弁の入力ポートとの間に介挿された第
2の電磁開閉弁と、前記ストロークシミュレータ及び前
記マスタシリンダ間に介挿された作動流体の流通を断続
制御する第3の電磁開閉弁と、前記ブレーキペダルの踏
込量を検出するブレーキ踏込量検出手段と、該ブレーキ
踏込量検出手段で検出したブレーキペダル踏込量に基づ
く制動圧指令値及び他の制御手段からの制動圧指令値に
応じて前記圧力制御弁、第1の電磁開閉弁、第2の電磁
開閉弁及び第3の電磁開閉弁を制御する制動制御手段と
を備えたブレーキ制御装置において、前記圧力制御弁の
戻りポートとリザーバとの間に第4の電磁開閉弁を配設
し、前記制動制御手段は、ブレーキペダルを踏込んだ通
常制動時に、前記第1の電磁開閉弁を閉状態とすると共
に、第2の電磁開閉弁〜第4の電磁開閉弁を開状態と
し、且つ前記ブレーキ踏込量検出手段で検出したブレー
キ踏込量に基づいて運転者の要求減速度に応じた制動圧
となるように圧力制御弁を制御することを特徴としてい
る。
【0007】この請求項1に係る発明によれば、圧力制
御弁の戻りポートとリザーバとの間に第4の電磁開閉弁
が介挿されているので、この第4の電磁開閉弁を閉状態
とすることにより、圧力制御弁の供給ポート及び戻りポ
ート間に生じる内部リークを遮断することができ、蓄圧
手段の蓄圧低下を抑制する。
【0008】また、請求項2に係るブレーキ制御装置
は、請求項1に係る発明において、前記流体圧ポンプの
異常を検出するポンプ異常検出手段を備え、前記制動制
御手段は、前記ポンプ異常検出手段でポンプ異常を検出
したときに、ブレーキ踏込量検出手段で検出したブレー
キペダル踏込量に基づく制動圧指令値のみに応じて圧力
制御弁を制御すると共に、制動圧増圧状態で前記第2の
電磁開閉弁及び第4の電磁開閉弁を共に開状態に制御
し、制動圧減圧状態で第2の電磁開閉弁を閉状態とし且
つ第4の電磁開閉弁を開状態に制御し、その他の状態で
第2の電磁開閉弁及び第4の電磁開閉弁を共に閉状態に
制御するように構成されていることを特徴とする。
【0009】この請求項2に係る発明においては、ポン
プ異常検出手段で、ポンプ異常を検出したときに、本当
に必要なブレーキペダルの踏込量に基づく通常制動制御
のみを行うと共に、圧力制御弁の供給ポート及び戻りポ
ートに接続された第2及び第4の電磁開閉弁を必要なと
きにのみ開状態とし、その他は閉状態に制御するので、
内部リークを確実に抑制して、最低限必要な通常制動制
御の必要回数を確保する。
【0010】さらに、請求項3に係るブレーキ制御装置
は、請求項1又は2に係る発明において、前記ブレーキ
踏込量検出手段は、ブレーキペダルのストローク、ブレ
ーキペダルの踏力及びマスタシリンダ圧の何れかを検出
するように構成されていることを特徴としている。
【0011】この請求項3に係る発明においては、ブレ
ーキペダルのストローク、ブレーキペダルの踏力及びマ
スタシリンダ圧の何れかを検出することにより、ブレー
キぺペダルの踏込による運転者の要求減速度を確実に検
出することができる。
【0012】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、圧力制御
弁の戻りポート側に第4の電磁開閉弁が介挿されている
ので、この第4の電磁開閉弁を閉じることにより、少な
くとも圧力制御弁の供給ポート及び戻りポート間の内部
リークを抑制することが可能となり、蓄圧手段の容量を
増加させることなく、流体圧ポンプの異常発生時に必要
な通常制動制御回数を確保することができるという効果
が得られる。
【0013】また、請求項2に係る発明によれば、ポン
プ異常検出手段で、ポンプ異常を検出したときに、本当
に必要なブレーキペダルの踏込量に基づく通常制動制御
のみを行うと共に、圧力制御弁の供給ポート及び戻りポ
ートに接続された第2及び第4の電磁開閉弁を必要なと
きにのみ開状態とし、その他は閉状態に制御するので、
内部リークをより確実に抑制して、最低限必要な通常制
動制御の必要回数を十分に確保することができるという
効果が得られる。
【0014】さらに、請求項3に係る発明によれば、ブ
レーキペダルのストローク、ブレーキペダルの踏力及び
マスタシリンダ圧の何れかを検出することにより、ブレ
ーキぺペダルの踏込による運転者の要求減速度を確実に
検出することができるという効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明をの一実施形態を
示す概略構成図であり、図中、1はブレーキペダル2の
踏込量に応じて駆動輪としての例えば前輪側及び従動輪
としての後輪側に対する2系統の前輪側マスタ圧PMf
の作動流体及び後輪側マスタ圧PMrの作動流体を発生
する共通の加圧室を有し、両マスタ圧PMf及びPMr
を夫々前輪側出力ポートp1及び後輪側出力ポートp2
から出力するマスタシリンダである。
【0016】このマスタシリンダ1から出力される前輪
側マスタ圧PMfの作動流体は第1の電磁開閉弁3FL
及び3FRの一方の入力側ポートp1に夫々供給され、
後輪側マスタ圧PMrの作動流体は同様の3ポート2位
置の電磁切換弁3RL及び3RRの一方のポートp1に
夫々供給される。
【0017】そして、各電磁開閉弁3FL,3FR及び
3RL,3RRの他方のポートp2は、左右の前輪4F
L,4FR及び左右の後輪4RL,4RRに制動力を作
用させる制動用シリンダとしてのホイールシリンダ5F
L,5FR及び5RL,5RRに連通されている。
【0018】また、電磁開閉弁3FL〜3RRの夫々
は、ソレノイドs1に供給される後述するコントロール
ユニット30からの制御信号SD がオフ状態であるとき
にノーマル位置となってポートp1及びポートp2間が
連通され、ソレノイドs1に供給される制御信号SD
オン状態であるオフセット位置でポートp1及びp2間
が遮断される。
【0019】一方、マスタシリンダ1のリザーバ1a
に、電動モータ7によって回転駆動される流体圧ポンプ
としての油圧ポンプ8の吸込側が接続され、この油圧ポ
ンプ8の吐出側に蓄圧手段としてのアキュムレータ9が
接続され、このアキュムレータ9の蓄圧が第2の電磁開
閉弁10F及び10Rを介して電磁比例型のスプールを
有する圧力制御弁11FL,11FR及び11RL,1
1RRの供給ポートpsに供給されている。
【0020】ここで、油圧ポンプ8は、アキュムレータ
9の蓄圧が、予め設定された第1の設定圧力以下となる
と電動モータ7が後述するコントロールユニット30に
よって回転駆動されることにより駆動されて、アキュム
レータ9の蓄圧を第1の設定圧力より高い第2の設定圧
力まで上昇させる。
【0021】また、マスタシリンダ1の前輪側出力ポー
トp1に第3の電磁開閉弁12を介してストロークシミ
ュレータ13が接続されている。このストロークシミュ
レータ13は、圧力制御弁11FL〜11RRによって
制動圧が制御されているときに、消費油量をシミュレー
トし、マスタシリンダ1から吐出される油量を吸収して
消費することにより、ブレーキペダルの踏込感覚を確保
するように構成されている。
【0022】このストロークシミュレータ13の具体的
構成は、図1に示すように、両端を閉塞した円筒状のハ
ウジング17と、このハウジング17内に摺動自在に配
設されてこのハウジング内を上室17a及び下室17b
の2室に画成するピストン18と、下室17b内に配設
されてピストン18を上方に付勢する弾性体としてのコ
イルスプリング19と、ピストン18の外周面にハウジ
ング17の内周面と密接して配設されたシール部材20
とで構成され、上室17aが入出力ポート21を介して
第3の電磁開閉弁12に接続されている。
【0023】さらに、圧力制御弁11FL,11FR及
び11RL,11RRの制御ポートpcが直接ホイール
シリンダ5FL,5FR及び5RL,5RRに接続さ
れ、戻りポートpdが第4の電磁開閉弁14F及び14
Rを介してマスタシリンダ1のリザーバ1aに接続され
ている。
【0024】ここで、圧力制御弁11FL〜11RRの
夫々は、図2に示すように、電磁ソレノイドs1に入力
される電流値でなる制御信号CSFL〜CSRRに比例した
値の制動圧Pcを出力するように構成されている。ま
た、ブレーキペダル2には、そのストロークを検出する
ストロークセンサ22が配設され、またマスタシリンダ
1の前輪側ポートp2に接続された油圧配管には、マス
タシリンダ1から吐出される作動流体の前輪側マスタシ
リンダ圧PMrを検出するマスタ圧検出手段としてのマ
スタ圧センサ23が配設されていると共に、アキュムレ
ータ9にその蓄圧を検出する蓄圧センサ24が配設さ
れ、さらに、電動モータ7の通電回路に電流センサ25
が配設されている。
【0025】そして、第1の電磁開閉弁3FL〜3R
R、第2の電磁開閉弁10F,10R、圧力制御弁11
FL〜11RR、第3の電磁開閉弁12及び第4の電磁
開閉弁14F,14Rが例えばマイクロコンピュータを
含んで構成される制動制御手段としてのコントロールユ
ニット30によって制御される。
【0026】このコントロールユニット30には、スト
ロークセンサ22で検出したペダルストロークPS、マ
スタ圧センサ23で検出される後輪側マスタ圧PMrの
検出信号DPM 、蓄圧センサ24で検出される蓄圧PA
及び電流センサ25で検出したモータ電流IMが入力さ
れ、これらに基づいて所定の演算処理を行って、第1の
電磁開閉弁3FL〜3RR、第2の電磁開閉弁10F,
10R、圧力制御弁11FL〜11RR、第3の電磁開
閉弁12及び第4の電磁開閉弁14F,14Rを制御す
る。
【0027】すなわち、油圧ポンプ8が正常に作動して
いる状態では、マスタ圧センサ23で検出した前輪側マ
スタ圧PMrに基づいて要求減速度を求め、この要求減
速度に応じた減速度となる圧力指令値CPを算出する一
方、他のアンチロックブレーキ制御装置31、トラクシ
ョン制御装置32、横滑り抑制制御装置33からの圧力
指令値があるときには、これらの圧力指令値により補正
した圧力指令値CPを算出し、これに基づいて圧力制御
弁3FL〜3RRを制御し、油圧ポンプ8に異常が発生
したときには、ブレーキペダル操作量に基づいてのみ圧
力指令値CPを算出すると共に、圧力制御弁3FL〜3
RRでの内部リークを抑制するように各電磁開閉弁3F
L〜3RR、10F,10R、12及び14F,14R
を適宜開閉制御して、最低限必要なブレーキペダル操作
量に基づく圧力制御弁3FL〜3RRによる制動制御を
最大限継続させる。
【0028】次に、上記実施形態の動作をコントロール
ユニット30で実行する図3及び図4に示す制動制御処
理及びポンプ異常処理を伴って説明する。すなわち、コ
ントロールユニット30では、常時図3に示す制動制御
処理を実行し、先ず、ステップS1で、電流センサ25
で検出したモータ電流IMを読込み、次いで、ステップ
S2に移行して、モータ電流IMによって電動モータ7
即ち油圧ポンプ8が正常に回転しているか否かを判定
し、油圧ポンプ8が正常であるときには、ステップS3
に移行して、マスタシリンダ圧センサ23で検出したマ
スタシリンダ圧PMrを読込む。
【0029】次いで、ステップS4に移行して、読込ん
だマスタシリンダ圧PMrが予め設定した比較的小さい
所定閾値PMs(例えば1MPa程度の小さい値)を越
えているか否かを判定し、PMr≦PMsであるときに
は、ブレーキペダル2を踏込んでいない非制動時である
か又はほんの僅かに踏込んだ極緩制動時であり、圧力制
御弁11FL〜11RRを使用した制動制御の必要性が
ないものと判断してステップS5に移行する。
【0030】このステップS5では、他のアンチロック
ブレーキ制御装置31、トラクション制御装置32及び
横滑り抑制制御装置33の何れかからの圧力指令値が入
力されているか否かを判定し、これらが入力されていな
いときには、ステップS6に移行して、第1の電磁開閉
弁3FL〜3RRに対して開状態を維持する論理値
“0”の制御信号SD を出力すると共に、残りの第2〜
第4の電磁開閉弁10F,10R、12及び14F,1
4Rに対して閉状態を維持する論理値“0”の制御信号
E 、SF 及びSG を出力し、さらに圧力制御弁11F
L〜11RRに対する圧力指令値CPをマスタシリンダ
圧PMrに一致させてから前記ステップS1に戻る。
【0031】一方、ステップS4の判定結果が、PMr
>PMsであるときには、圧力制御弁11FL〜11R
Rを使用した制動制御を必要とするものと判断して、ス
テップS7に移行して、第1の電磁開閉弁3FL〜3R
Rを閉状態とする論理値“1”の制御信号SD を出力す
ると共に、残りの第2〜第4の電磁開閉弁10F,10
R、12及び14F,14Rを開状態とする論理値
“1”の制御信号SE 、S F 及びSG を出力してからス
テップS8に移行する。
【0032】このステップS8では、マスタシリンダ圧
PMrに基づいて運転者の要求する減速度に応じた要求
制動力DBを算出し、この要求制動力DBを発生するこ
とができる圧力指令値CPを算出し、これを記憶装置の
所定記憶領域に更新記憶してからステップS9に移行す
る。
【0033】このステップS9では、前述したアンチロ
ックブレーキ制御装置31、トラクション制御装置32
及び横滑り抑制制御装置33から圧力指令値が入力され
ているか否かを判定し、これらから圧力指令値が入力さ
れていないときには直接ステップS11に移行して記憶
装置に記憶されている圧力指令値CPを各圧力制御弁1
1FL〜11RRに出力し、他の制御装置から圧力指令
値が入力されているときにはステップS10に移行し
て、アンチロックブレーキ制御装置31からの圧力指令
値である場合には、この圧力指令値をステップS8で算
出した圧力指令値に優先させ、残りのトラクション制御
装置32及び横滑り抑制制御装置33の圧力指令値であ
るときにはこれらの圧力指令値をステップS8で算出し
た圧力指令値CPに加算した値を圧力指令値CPとして
記憶装置の所定記憶領域に更新記憶してからステップS
11に移行する。
【0034】このステップS11では、記憶装置の所定
記憶領域に記憶されている圧力指令値CPを各圧力制御
弁11FL〜11RRに個別に出力してから前記ステッ
プS1に戻る。さらに、前記ステップS2の判定結果が
油圧ポンプ7の異常状態であるときには、ステップS1
2に移行して、ポンプ異常処理を行ってから前記ステッ
プS1に戻る。
【0035】このポンプ異常処理は、図4に示すよう
に、先ず、ステップS16で蓄圧センサ24で検出した
アキュムレータ9の蓄圧PAを読込み、次いでステップ
S17に移行して、読込んだ蓄圧PAが予め設定された
圧力制御弁による制動制御を継続するか否かを判定する
閾値PAs未満であるか否かを判定し、PA<PAsで
あるときには、アキュムレータ9の蓄圧が低過ぎて圧力
制御弁による制動制御を維持できないものと判断して、
ステップS18に移行し、前述した図3のステップS6
の処理と同様に、第1の電磁開閉弁3FL〜3RRを開
状態とし、残りの第2〜第4の電磁開閉弁10F,10
R、12及び14F,14Rを閉状態としてからポンプ
異常処理及びブレーキ制御処理を終了する。
【0036】一方、ステップS17の判定結果がPA≧
PAsであるときには、アキュムレータ9の蓄圧が圧力
制御弁による制動制御を維持するに十分であるものと判
断してステップS19に移行する。このステップS19
では、マスタシリンダ圧PMrを読込み、次いでステッ
プS20に移行して、前述した図3におけるステップS
8と同様に、マスタシリンダ圧に基づいて運転者の要求
する制動圧に応じた圧力指令値CP(n) を算出してから
ステップS21に移行する。
【0037】このステップS21では、上記ステップS
20で算出した圧力指令値CP(n)がアキュムレータ9
の蓄圧PAを上回っているか否かを判定し、CP(n) >
PAであるときにはアキュムレータ9の蓄圧PAでは賄
いきれないものと判断して前記ステップS18に移行
し、CP(n) ≦PAであるときにアキュムレータ9の蓄
圧PAで賄うことができるものと判断して、ステップS
22に移行する。
【0038】このステップS22では、上記ステップS
20で算出した今回の圧力指令値CP(n) から前回の圧
力指令値CP(n-1) を減算した値を偏差Dとして算出
し、次いで、ステップS23に移行して、ステップS2
0で算出した圧力指令値CP(n) が“0”であるか否か
を判定し、これが“0”であるときには、非制動状態で
あると判断してステップS24に移行し、第3の電磁開
閉弁12を開状態とする論理値“1”の制御信号SF
出力すると共に、第1、第2及び第4の電磁開閉弁3F
L〜3RR、10F,10R及び14F,14Rを閉状
態とする論理値“1”の制御信号SD 、SE 及びSG
出力してからステップS25に移行して、ステップS2
0で算出した今回の圧力指令値CP(n) を出力してから
図3のステップS1に戻る。
【0039】一方、ステップS23の判定結果が、今回
の圧力指令値CP(n) が“0”以外の値即ち制動操作中
であるときには、ステップS26に移行して、前述した
ステップS22で算出した偏差Dが“0”である制動圧
保持状態であるか否かを判定し、制動圧保持状態である
ときには、前記ステップS24に移行し、そうでないと
きにはステップS27に移行する。
【0040】このステップS27では、ステップS22
で算出した偏差Dが正であるか否かを判定し、D>0で
あるときには増圧状態であると判断してステップS28
に移行し、第2、第3及び第4の電磁開閉弁10F,1
0R、12及び14F,14Rを開状態とする論理値
“0”の制御信号SE 、SF 及びSG を出力し、且つ第
1の電磁開閉弁3FL〜3RRを閉状態とする論理値
“1”の制御信号SD を出力してから前記ステップS2
5に移行し、D<0であるときに減圧状態であると判断
して、第3及び第4の電磁開閉弁12及び14F,14
Rを開状態とする論理値“1”の制御信号SF 及びSG
を出力すると共に、第1の電磁開閉弁3FL〜3RRを
閉状態とする論理値“1”の制御信号SD 及び第2の電
磁開閉弁120F,10Rを閉状態とする論理値“0”
の制御信号SE を出力してから前記ステップS25に移
行する。
【0041】したがって、今、油圧ポンプ8が正常な状
態で走行してる場合には、図3の処理において、ステッ
プS2からステップS3に移行して、ブレーキペダル2
が解放された非制動状態で且つ他の制御装置31〜33
から圧力指令値が入力されていない状態では、マスタシ
リンダ圧PMrが略“0”であるので、ステップS4か
らステップS5を経てステップS6に移行して、第1の
電磁開閉弁3FL〜3RRが開状態に、第2〜第4の電
磁開閉弁10F,10R、12及び14F,14Rが閉
状態に制御されるため、マスタシリンダ圧PMf及びP
Mrが直接各車輪4FL〜4RRに対するホイールシリ
ンダ5FL〜5RRに供給され、このとき、圧力制御弁
11FL〜11RRに対する圧力指令値CPも略“0”
となり、圧力制御弁11FL〜11RRの出力圧即ち制
動圧も略“0”に制御されることにより、各ホイールシ
リンダ5FL,5FRに供給されるシリンダ圧も“0”
となっており、非制動状態を維持する。
【0042】この状態から、アクセルペダルを解放し、
これに代えてブレーキペダル2を踏込むと、これに応じ
てマスタシリンダ1の前輪側及び後輪側マスタ圧PMf
及びPMrが増加し、前輪側マスタ圧PMfが設定圧P
Msに達するまでの間は、ステップS6に移行して、電
磁開閉弁3FL〜3RRがノーマル位置に保持されると
共に、圧力制御弁11FL〜11RRの出力圧が前輪側
及び後輪側マスタ圧PMf及びPMrの増加に応じて、
これと一致するように増加される。
【0043】この状態で、前輪側マスタ圧PMrが設定
圧PMsに達すると、ステップS7に移行して、第1の
電磁開閉弁3FL〜3RRが共にオフセット位置に切換
えられて閉状態に切換えられると共に、第2、第3及び
第4の電磁開閉弁10F,10R、12及び14F,1
4Rもオフセット位置に切換えられて、開状態に切換え
られる。
【0044】この結果、マスタシリンダ1から出力され
る前輪側及び後輪側マスタ圧PMf及びPMrが第3の
電磁開閉弁12を介してストロークシミュレータ17に
供給される一方、マスタシリンダ圧PMrに応じて圧力
指令値CPが算出され、これが圧力制御弁11FL〜1
1FRに出力されることにより、これに応じた制動圧が
直接前輪側及び後輪側のホイールシリンダ4FL〜4R
Rに供給される。
【0045】このとき、圧力制御弁11FL〜11RR
の前回までの出力圧は後輪側マスタ圧PMrと等しく制
御されているので、マスタシリンダ圧から圧力制御弁の
出力圧に切換える際に、ホイールシリンダ4FL〜4F
Rに入力される制動圧自体は変動することはなく、運転
者に違和感を与えることはない。
【0046】この制動状態で旋回状態に移行することに
より、車両の横滑り量が目標横滑り量より大きい場合に
は、この横滑り量を目標横滑り量に一致させるように、
所定輪に対して制動力を増加させる圧力指令値がコント
ロールユニット30に入力されると、これに応じてステ
ップS10で該当輪におけるマスタシリンダ圧PMrに
基づく圧力指令値CPに横滑り抑制用圧力指令値が加算
され、その加算値が圧力指令値としてホイールシリンダ
5FL又は5FRに供給されることにより、その制動圧
が増加して、制動制御を行いながら横滑り抑制制御を行
うことができる。
【0047】また、ブレーキペダル2を踏込んでいない
非制動状態で、トラクション制御装置31から駆動輪の
スリップを抑制する圧力指令値がコントロールユニット
30に入力されたときには、マスタシリンダ圧PMrが
“0”を継続することにより、ステップS4からステッ
プS5に移行するが、このステップS5からステップS
7に移行することになり、トラクション制御用圧力指令
値に応じた制動圧が圧力制御弁11RL,11RRから
ホイールシリンダ5RL,5RRに出力されて、駆動輪
のスリップが抑制されてトラクション制御を行う。
【0048】このトラクション制御中、旋回状態となっ
て、横滑り量を抑制する圧力指令値がコントロールユニ
ット30に供給されたときには、該当する車輪の圧力指
令値が増加されて、トラクション制御と横滑り抑制制御
とが同時に実行される。一方、油圧ポンプ8を駆動する
電動モータ7に異常が発生して、油圧ポンプ8の回転が
低下又は停止されたときには、図3の処理において、ス
テップS2からステップS12に移行して、図4のポン
プ異常処理が実行される。
【0049】このポンプ異常処理では、アキュムレータ
9の蓄圧PAが設定圧力PAs以上であるときには、圧
力制御弁11FL〜11RRによる制動制御が可能であ
ると判断して、ステップS19に移行し、マスタシリン
ダ圧PMrに基づいて運転者の要求減速度に応じた圧力
指令値CPを算出するが、非制動状態であるときには圧
力指令値CPが“0”となるので、ステップS23から
ステップS24に移行して、第3の電磁開閉弁12が開
状態となって、マスタシリンダ圧PMfがストロークシ
ミュレータ17に供給されるが、残りの第1、第2及び
第4の電磁開閉弁3FL〜3RR、10F,10R及び
14F,14Rが共に閉状態に制御される。
【0050】このため、圧力制御弁11FL〜11RR
に対する供給側ポートps及び戻り側ポートpdが共に
遮断状態となるので、アキュムレータ9の蓄圧PAは低
下することなく圧力保持状態となる。この状態から、図
5に示すように、時点t1 でブレーキペダル2を踏込ん
で制動状態とすると、これに応じてマスタシリンダ圧が
上昇することにより、ステップS20で算出されるマス
タシリンダ圧のみに基づく圧力指令値CPが増加し、ス
テップS22で算出される偏差Dも正値となる。このた
め、ステップS23からステップS26及びS27を経
てステップS28に移行して、第2、第3及び第4の電
磁開閉弁10F,10R、12及び14F,14Rが開
状態となり、第1の電磁開閉弁3FL〜3RRが閉状態
となるので、マスタシリンダ圧PMfはストロークシミ
ュレータ17で吸収されて、所定のペダルフィーリング
が確保され、圧力制御弁11FL〜11RRから出力さ
れる制動圧が図5(d)に示すように増加し、これに応
じてアキュムレータ圧PAも消費されて減圧される。
【0051】その後時点t2 でマスタシリンダ圧が一定
値となると、これに応じてステップS22で算出される
偏差Dが“0”となり、ステップS23からステップS
26を経てステップS24に移行し、制動開始前と同様
に第3の電磁開閉弁12のみが開状態となって、ペダル
フィーリングが確保され、残りの第1の電磁開閉弁3F
L〜3RRが閉状態となると共に、第2及び第4の電磁
開閉弁10F,10R及び14F,14Rが図5(a)
及び(b)に示すように閉状態となるので、ホイールシ
リンダ5FL〜5RRが図5(d)に示すように、圧力
保持状態となる。
【0052】このため、アキュムレータ9の圧力消費が
停止され、図4(c)に示すように、アキュムレータ圧
PAの低下が防止されて圧力保持状態となる。この状態
から、時点t3 でブレーキペダル2の踏込量が徐々に少
なくなると、これに応じて圧力指令値CPも小さい値と
なると共に、偏差Dが負値となるので、ステップS2
3,S26,27を経てステップS29に移行して、第
3及び第4の電磁開閉弁12及び14F,14Rが開状
態となり、ホイールシリンダ5FL〜5RRの制動圧が
圧力制御弁11FL〜11RRを通じてリザーバ1aに
戻されることにより、図5(d)に示すように、減圧状
態となるが、この状態では第2の電磁開閉弁10F,1
0Rが図5(a)に示すように閉状態を維持するので、
アキュムレータ9の圧力消費が確実に防止され、アキュ
ムレータ圧PAは圧力保持状態を継続する。
【0053】その後、時点t4 でブレーキペダル2が解
放状態となることによりマスタシリンダ圧PMrが
“0”となって、圧力指令値CPが“0”となると、ホ
イールシリンダ5FL〜5RRの制動圧も“0”とな
り、非制動状態に復帰する。そして、このポンプ異常処
理では、マスタシリンダ圧に基づく圧力指令値CPによ
ってのみ圧力制御弁11FL〜11RRが制御され、他
のアンチロックブレーキ装置31、トラクション制御装
置32及び横滑り抑制制御装置33で算出される圧力指
令値には応動しないので、アキュムレータ圧PAが必要
最小限の消費量となり、マスタシリンダ圧PMrに基づ
く必要最低限の制動制御を確保することができる。
【0054】この状態を所定回数以上繰り返すことによ
り、アキュムレータ圧PAが設定圧PAs以下となる
か、圧力指令値CPがアキュムレータ圧PAを上回る状
態となると、す17又はステップS21からステップS
18に移行して、第1の電磁開閉弁3FL〜3RRのみ
を開状態として、マスタシリンダ圧を直接ホイールシリ
ンダ5FL〜5RRに供給する通常制動状態となり、必
要最低限の制動力を確保することができる。
【0055】因みに、従来例では、第2の電磁開閉弁に
相当する開閉弁を有するが、これがポンプ異常時に開閉
制御されていないので、図6に示すように、非制動状態
でも圧力制御弁の内部リークによってアキュムレータ圧
が低下すると共に、制動状態での保持状態及び減圧状態
でも内部リークによってアキュムレータ圧が低下し、ア
キュムレータの無駄な圧力消費量が大きく、有効な制動
制御回数が少なくなるという問題点があるが、本実施形
態では、上述したように、無駄なアキュムレータ圧の消
費を防止することができので、有効な制動制御回路を必
要十分に確保することができる。
【0056】なお、上記実施形態においては、油圧ポン
プ8の異常をモータ電流センサ25の検出値で検出する
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、油圧ポンプ8の回転数をエンコーダ等で検出し、直
接油圧ポンプ8の異常を検出するようにしてもよ、さら
に蓄圧センサ24のアキュムレータ圧PAを監視して、
これが減少傾向を継続するときに油圧ポンプ8が異常状
態となったものと判断するようにしてもよい。
【0057】また、上記実施形態においては、ペダル踏
込量検出手段としては、マスタシリンダ圧に基づいてブ
レーキペダルの踏込量を検出する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、ブレーキペダル2
のストロークを直接ストロークセンサ22で検出するよ
うにしてもよく、さらには、ブレーキペダル2に掛かる
踏力を磁歪センサやストレンゲージ等のトルクセンサで
検出するようにしてもよい。
【0058】さらにまた、上記実施形態においては、後
輪を駆動輪とした場合について説明したが、前輪を駆動
輪とする場合にも本発明を適用し得るものである。なお
さらに、上記実施形態においては、制動制御の他に、ト
ラクション制御や横滑り量制御を行う場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、ハイブリッド
車両や電気自動車での回生制動制御を併用することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】第1の実施形態における圧力制御弁の圧力指令
値に対する出力圧特性を示す特性線図である。
【図3】コントロールユニットにおける制動制御処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図4】図3におけるポンプ異常処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図5】制動制御処理の動作の説明に供するタイムチャ
ートである。
【図6】従来例の制動制御処理の動作の説明に供するタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1 マスタシリンダ 2 ブレーキペダル 3FL〜3RR 第1の電磁開閉切換弁 4FL,4FR 前輪 4RL,4RR 後輪 5FL〜5RR ホイールシリンダ 8 油圧ポンプ 9 アキュムレータ 10F,10R 第2の電磁開閉弁 11FL〜11RR 圧力制御弁 12 第3の電磁開閉弁 14F,14R 第4の電磁開閉弁 17 ストロークシミュレータ 122 ストロークセンサ 23 マスタ圧センサ 24 蓄圧センサ 25 モータ電流センサ 30 コントロールユニット 32 トラクション制御装置 33 横滑り量制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 BB01 BB17 BB28 BB29 CC02 CC04 EE01 HH02 HH16 HH26 LL23 LL30 LL31 LL37 LL43 LL50 MM03 MM13 3D048 BB06 CC54 HH15 HH16 HH26 HH31 HH38 HH50 HH53 HH66 HH68 HH74 RR02 RR06 RR17 RR25 RR35 3D049 BB04 CC02 CC04 HH12 HH13 HH20 HH25 HH31 HH34 HH41 HH47 HH48 HH53 RR02 RR04 RR05 RR10 RR13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルの踏込量に応じた制動圧
    の作動流体を出力するマスタシリンダと、車輪を制動す
    る制動力を発生する制動手段と、前記マスタシリンダか
    ら出力された作動流体を吸収するストロークシミュレー
    タと、作動流体を加圧する流体圧ポンプ及びその出側圧
    力を蓄圧する蓄圧手段と、該蓄圧手段の蓄圧を減圧制御
    して任意の制動圧を前記制動手段に出力する圧力制御弁
    と、前記マスタシリンダと制動手段との間に介挿された
    第1の電磁開閉弁と、前記蓄圧手段と圧力制御弁の入力
    ポートとの間に介挿された第2の電磁開閉弁と、前記ス
    トロークシミュレータ及び前記マスタシリンダ間に介挿
    された作動流体の流通を断続制御する第3の電磁開閉弁
    と、前記ブレーキペダルの踏込量を検出するブレーキ踏
    込量検出手段と、該ブレーキ踏込量検出手段で検出した
    ブレーキペダル踏込量に基づく制動圧指令値及び他の制
    御手段からの制動圧指令値に応じて前記圧力制御弁、第
    1の電磁開閉弁、第2の電磁開閉弁及び第3の電磁開閉
    弁を制御する制動制御手段とを備えたブレーキ制御装置
    において、前記圧力制御弁の戻りポートとリザーバとの
    間に第4の電磁開閉弁を配設し、前記制動制御手段は、
    ブレーキペダルを踏込んだ通常制動時に、前記第1の電
    磁開閉弁を閉状態とすると共に、第2の電磁開閉弁〜第
    4の電磁開閉弁を開状態とし、且つ前記ブレーキ踏込量
    検出手段で検出したブレーキ踏込量に基づいて運転者の
    要求減速度に応じた制動圧となるように圧力制御弁を制
    御することを特徴とするブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記流体圧ポンプの異常を検出するポン
    プ異常検出手段を備え、前記制動制御手段は、前記ポン
    プ異常検出手段でポンプ異常を検出したときに、ブレー
    キ踏込量検出手段で検出したブレーキペダル踏込量に基
    づく制動圧指令値のみに応じて圧力制御弁を制御すると
    共に、制動圧増圧状態で前記第2の電磁開閉弁及び第4
    の電磁開閉弁を共に開状態に制御し、制動圧減圧状態で
    第2の電磁開閉弁を閉状態とし且つ第4の電磁開閉弁を
    開状態に制御し、その他の状態で第2の電磁開閉弁及び
    第4の電磁開閉弁を共に閉状態に制御するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のブレーキ制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキ踏込量検出手段は、ブレー
    キペダルのストローク、ブレーキペダルの踏力及びマス
    タシリンダ圧の何れかを検出するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のブレーキ制御
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110163099A (zh) * 2019-04-17 2019-08-23 中国电子科技网络信息安全有限公司 一种基于电磁泄漏信号的异常行为识别装置与方法

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