JP2000168536A - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

ブレーキ液圧制御装置

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JP2000168536A JP10351423A JP35142398A JP2000168536A JP 2000168536 A JP2000168536 A JP 2000168536A JP 10351423 A JP10351423 A JP 10351423A JP 35142398 A JP35142398 A JP 35142398A JP 2000168536 A JP2000168536 A JP 2000168536A
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達夫 杉谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールシリンダの液漏れにより失陥輪が発
生した場合においても制動性能の低下を抑制することが
可能なブレーキ液圧制御装置を提供することである。 【解決手段】 ブレーキ12の操作時にアキュムレータ
38と各車輪のホイールシリンダ48FL〜48RRを連通
せしめると共に、前記ホイールシリンダ48FL〜48RR
の液圧を制御せしめる制御装置を有するブレーキ液圧制
御装置において、車輪の失陥を検出する検出手段を有
し、前記制御装置は前記検出手段によって失陥が検出さ
れた前記車輪の前記ホイールシリンダへの前記アキュム
レータからの液圧供給を遮断すると共に、失陥が検出さ
れた前記車輪以外の前記車輪の前記ホイールシリンダの
液圧を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブレーキ液圧を
制御して制動力を制御するブレーキ液圧制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキ液圧を制御して制動力を
制御するブレーキ液圧制御装置として、特開平10−1
00884号公報に開示された装置が存在する。このブ
レーキ液圧制御装置においては、センサの失陥やシステ
ムの配管の失陥等、失陥状態を判定して失陥の状態に合
わせた制動制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようといる課題】しかしながら、上述の
ブレーキ液圧制御装置においては、ホイールシリンダ
(W/C)の液漏れにより失陥輪が発生した場合につい
ては何ら対策が成されていないことから、失陥輪が生じ
た場合には失陥輪を含まない1系統のみによるブレーキ
制御を行わざるを得ず制動性能が低下するという問題が
あった。
【0004】この発明の課題は、ホイールシリンダの液
漏れにより失陥輪が発生した場合においても制動性能の
低下を抑制することが可能なブレーキ液圧制御装置を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のブレーキ
液圧制御装置は、ブレーキ操作時に液圧源と各車輪のホ
イールシリンダを連通せしめると共に、前記ホイールシ
リンダの液圧を制御せしめる制御装置を有するブレーキ
液圧制御装置において、車輪の失陥を検出する検出手段
を有し、前記制御装置は、前記検出手段によって失陥が
検出された前記車輪の前記ホイールシリンダへの前記液
圧源からの液圧供給を遮断すると共に、失陥が検出され
た前記車輪以外の前記車輪の前記ホイールシリンダ液圧
を制御することを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載のブレーキ液圧制御装
置は、請求項1記載のブレーキ液圧制御装置の前記検出
手段が前記車輪の前記ホイールシリンダの液圧に基づい
て前記車輪の失陥を検出することを特徴とする。
【0007】この請求項1及び請求項2記載のブレーキ
液圧制御装置によれば、失陥輪以外の車輪の全てをブレ
ーキ制御の対象とするため、車輪に失陥が発生した場合
においても十分な制動力を得ることができる。
【0008】また、請求項3記載のブレーキ液圧制御装
置は、請求項1記載のブレーキ液圧制御装置の前記液圧
供給の遮断は、液圧通路を遮断する弁装置により行われ
ると共に、前記弁装置を所定状態に作動させたときの前
記ホイールシリンダの圧力変化から前記弁装置の故障を
検出する故障検出装置を有することを特徴とする。
【0009】この請求項3記載のブレーキ液圧制御装置
によれば、保持弁等の弁装置を閉弁させる等所定状態に
作動させ、この時にホイールシリンダの圧力が変化した
場合に、故障検出装置により弁装置に故障が生じている
と判断する。
【0010】また、請求項4記載のブレーキ液圧制御装
置は、請求項1記載のブレーキ液圧制御装置において、
失陥が検出された前記車輪の位置に応じて前記他の車輪
の前記ホイールシリンダの液圧分配を変更することを特
徴とする。
【0011】この請求項4記載のブレーキ液圧制御装置
によれば、失陥輪以外の車輪をブレーキ制御の対象とす
るため、例えば3輪を制御対象とする場合には、車両の
安定性が低下する可能性があることから、失陥輪の位置
によって残りの車輪への制動力配分を変更することによ
り車両安定性を維持することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の第1の実施の形態の説明を行う。図1は第1の実施の
形態にかかる電子制御ブレーキ装置10の液圧ブレーキ
回路図である。この電子制御ブレーキ装置10は運転者
によるブレーキペダル12の踏み込み操作に応答して作
動油を圧送するマスタシリンダ14を有している。
【0013】マスタシリンダ14には常開型のシミュレ
ータカット弁16を介してストロークシミュレータ18
が接続されている。また、マスタシリンダ14と常閉型
のマスタカット弁20,22との間には、マスタシリン
ダ14内の圧力を検出するためのマスタ圧センサ24,
26が設けられている。
【0014】リザーバ28には油圧供給導管30及び油
圧排出導管32の一端が接続されている。油圧供給導管
30の途中にはモータ34により駆動されるポンプ36
が設けられていると共に、ポンプ36を回転させること
により昇圧された油圧を貯えるアキュムレータ38が設
けられている。また、油圧供給導管30の途中にはアキ
ュムレータ38の内圧を検出するためのアキュムレータ
圧センサ40が設けられている。更に、油圧供給導管3
0と油圧排出導管32との間には、油圧供給導管30内
の圧力が高くなった場合に作動油をリザーバ28に戻す
ためのリリーフバルブ44が設けられている。
【0015】油圧供給導管30の他端は左前輪用の油圧
供給導管46FLを介して左前輪のホイールシリンダ48
FLに接続され、右前輪用の油圧供給導管46FRを介して
右前輪のホイールシリンダ48FRに接続されている。ま
た、油圧供給導管30の他端は左後輪用の油圧供給導管
46RLを介して左後輪のホイールシリンダ48RLに接続
され、右後輪用の油圧供給導管46RRを介して右後輪の
ホイールシリンダ48RRに接続されている。
【0016】同様に油圧排出導管32の他端は左前輪用
の油圧排出導管50FLを介して左前輪のホイールシリン
ダ48FLに接続され、右前輪用の油圧排出導管50FRを
介して右前輪のホイールシリンダ48FRに接続されてい
る。また、油圧排出導管32の他端は左後輪用の油圧排
出導管50RLを介して左後輪のホイールシリンダ48RL
に接続され、右後輪用の油圧排出導管50RRを介して右
後輪のホイールシリンダ48RRに接続されている。
【0017】油圧供給導管46FL、46FR、46RL、4
6RRの途中にはそれぞれ電磁流量制御弁(保持弁)52
FL、52FR、52RL、52RRが設けられており、油圧排
出導管50FL、50FR、50RL、50RRの途中にはそれ
ぞれ電磁流量制御弁(減圧弁)54FL、54FR、54R
L、54RRが設けられている。また、ホイールシリンダ
48FL、48FR、48RL及び48RR内のそれぞれの圧力
を検出するために圧力センサ圧力センサ56FL、56F
R、56RL及び56RRが設けられている。更に、ホイー
ルシリンダ48FLと48FRとの間に常閉型の電磁流量制
御弁58が設けられていると共に、ホイールシリンダ4
8RLと48RRとの間に常閉型の電磁流量制御弁60が設
けられている。
【0018】なお、図示しないECUには、マスタ圧力
センサ24,26により出力されるマスタシリンダ14
内の圧力を示す信号、アキュムレータ圧センサ40によ
り出力されるアキュムレータ38内の圧力を示す信号、
圧力センサ56FL〜56RRより出力されるホイールシリ
ンダ48FL〜48RR内の圧力を示す信号が入力される。
一方、シミュレータカット弁16、マスタカット弁2
0,22、電磁流量制御弁52FL〜52RR,54FL〜5
4RR,58,60、モータ34に対して制御信号が出力
される。
【0019】この電子制御ブレーキ装置10は、通常制
御時においては、ブレーキペダル12が操作された場合
に、マスタシリンダ14内の圧力がマスタ圧センサ2
4,26により検出され、このマスタ圧センサ24,2
6により検出されたマスタシリンダ14内の圧力に基づ
いて目標制御量を演算する。そして、この目標制御量に
基づいてホイールシリンダ48FL〜48RR内の圧力(作
動油圧)を制御することにより各輪に対して付加される
制動力を制御する。
【0020】また、この電子制御ブレーキ装置10は、
ECUにおいて失陥輪の判定を行うことにより、失陥輪
を除く3輪についてブレーキ制御を行う。即ち、図2の
フローチャートに示すように、まず失陥判定1又は失陥
判定2が成立したか否かの判断を行う(ステップS1
0)。
【0021】ここで失陥判定1は、作動油の漏れが比較
的多い場合の判定であり図3のフローチャートに従って
行われる。即ち、ブレーキペダル12を踏込むことによ
り制動要求中であり、かつアンチロックブレーキシステ
ム(ABS)、ブレーキ制御による車両の挙動制御システ
ム(VSC)の制御中でないことの判断を行う(ステッ
プS20)。ここで、ステップS20の条件を満たすと
判断された場合には、圧力センサ56FRにより検出され
たホイールシリンダ48FR内の圧力(PW/CFR)と圧力
センサ56FLにより検出されたホイールシリンダ48FL
内の圧力(PW/ CFL)との差の絶対値が所定の値(P
diff1)よりも大きく、かつ、PW/CFR又はPW/CFL(P
W/CF*)とホイールシリンダの目標値(PW/C目標)との
差の絶対値が所定の値(Pdiff2)よりも大きく、か
つ、圧力センサ56FR、56FLが異常でない、という条
件が満たされた場合に(ステップS21)、失陥判定1
が成立したと判断する(ステップS22)。
【0022】なお、PW/CF*とPW/C目標、の差の絶対値
がPdiff2よりも大きいか否かの判定を行うことにより
右前輪に関するPW/CFRと左前輪に関するPW/CFLとの何
れに失陥があるのかを判定することができる。また、左
右後輪のホイールシリンダ内の圧力PW/CRRとPW/CRLに
ついてもステップS21の処理を行うことにより、左右
後輪に失陥がある場合に失陥輪を特定することができ
る。
【0023】また、失陥判定2は、作動油の漏れが小さ
い場合の判定であり図4のフローチャートに従って行わ
れる。即ち、推定された車体速度(VSo)が0か否か
の判断を行う(ステップS30)。ここでVSo=0と
判断された場合には、ストップスイッチON又はマスタ
シリンダ14内の圧力(PMC)が所定のしきい値(A)
よりも大きいか否かの判断を行う(ステップS31)。
ここでPMC>Aと判断された場合には、制動要求中であ
り車両が停止している状態であると判断してPMCの単位
時間当たりの変化率が所定のしきい値(B)よりも小さ
いか否かの判断を行う(ステップS32)。
【0024】ここでdPMC/dt<Bと判断された場合
には、左前輪のホイールシリンダ48FLに対応して設け
られている保持弁52FL及び右前輪のホイールシリンダ
48FRに対応して設けられている保持弁52FRに対して
閉信号を一定時間出力する(ステップS33)。次に、
保持弁52FL及52FRを閉じている状態におけるホイー
ルシリンダ48FR内の圧力(PW/CFR)とホイールシリ
ンダ48FL内の圧力(PW/CFL)との差の絶対値が所定
の値(Pdiff3)よりも大きく、かつ、PW/CFR又はP
W/CFLの中で圧力に低いほう(PW/CF*)の変化率が所定
の負の値(−△P)よりも小さい場合に(ステップS3
4)、PW/CF*に失陥があるとして失陥判定値をカウン
トアップする(ステップS35)。
【0025】次に、失陥判定値が所定値以上であるか否
かの判断を行う(ステップS36)。即ち、ステップS
30〜ステップS36の処理を繰り返し行うことによ
り、失陥判定値が所定値以上となった場合に、失陥判定
2が成立したと判断する(ステップS37)。
【0026】なお、失陥輪の特定は、PW/CFRとPW/CFL
の中でどちらの圧力が低いかを判断することにより行
う。また、左右後輪のホイールシリンダ内の圧力PW/CR
RとPW /CRLについても同様の処理を行うことにより、左
右後輪に失陥がある場合に失陥判定2を行うと共に失陥
輪の特定をすることができる。
【0027】上述のステップS10の処理において、失
陥判定1又は失陥判定2が成立し、失陥輪が特定できた
場合には、失陥輪の保持弁を閉じ、失陥輪を除く3輪に
よりブレーキ制御を行い(ステップS11)、ウォーニ
ングランプを点灯させる(ステップS12)。
【0028】また、上述のステップS10の処理におい
て、失陥判定1、失陥判定2の何れも成立していないと
判断された場合には、保持弁52FL〜52RRのオープン
故障判定、圧力センサ56FL〜56RRの異常判定を行
い、保持弁52FL〜52RRがオープン故障していると判
断された場合及び圧力センサ56FL〜56RRに異常があ
ると判定された場合には(ステップS13)、ウォーニ
ングランプを点灯させる(ステップS12)。
【0029】一方、保持弁52FL〜52RRがオープン故
障していないと判断され、かつ、圧力センサ56FL〜5
6RRに異常がないと判定された場合には(ステップS1
3)、4輪によるブレーキ制御、即ち通常制御を継続す
る(ステップS14)。なお、保持弁52FL〜52RRの
オープン故障の判定は、図5に示すフローチャートにし
たがって行われる。ここで、このフローチャートのステ
ップS40〜ステップS43の処理は、図4に示すフロ
ーチャートのステップS30〜ステップS33の処理と
同一の処理である。
【0030】保持弁52FL〜52RRを閉じるための制御
信号の出力が終了すると(ステップS43)、次に、減
圧弁54FL〜54RRを開くための制御信号の出力を行う
(ステップS44)。ここでホイールシリンダ48FL〜
48RRのいずれかの内圧(PW/CF*)が低下した場合に
は(ステップS45)、内圧が低下したホイールシリン
ダに対応して設けられている保持弁がオープン故障して
いると判定する(ステップS46)。一方、ホイールシ
リンダ48FL〜48RRのいずれにも内圧(PW/ CF*)の
低下がない場合には(ステップS45)、減圧弁54FL
〜54RRを閉じるための制御信号の出力を行う(ステッ
プS48)。ここでホイールシリンダ48FL〜48RRの
いずれかの内圧(PW/CF*)が変化した場合には(ステ
ップS48)、内圧が変化したホイールシリンダに対応
して設けられている保持弁がオープン故障していると判
定する(ステップS46)。ホイールシリンダ48FL〜
48RRのいずれの内圧(PW/CF*)も変化しない場合に
は(ステップS48)、保持弁を開くための制御信号の
出力を行い(ステップS47)、保持弁のオープン故障
判定を終了する。
【0031】この第1の実施の形態によれば、ホイール
シリンダの作動油の漏れによる失陥により、失陥輪が発
生した場合に失陥輪以外の3輪をブレーキ制御の対象と
するため、車輪に失陥が発生した場合においても十分な
制動力を得ることができる。
【0032】次に、この発明の第2の実施の形態の説明
を行う。この第2の実施の形態にかかる電子制御ブレー
キ装置10は、第1の実施の形態にかかる電子制御ブレ
ーキ装置と同様な構成を有する(図1参照)。
【0033】この電子制御ブレーキ装置においては、図
6に示すように、まず失陥判定1(第1の実施の形態に
おける図3参照)又は失陥判定2(第1の実施の形態に
おける図4参照)が成立しているか否かの判断を行う
(ステップS50)。ここで失陥判定1又は失陥判定2
が成立したと判断された場合には、推定されている現在
の車速(VSo)が所定の速度(VSomin)よりも大
きいか否かの判断を行う(ステップS51)。即ち、V
So>VSominの場合にのみ、このフローチャートで
示すブレーキ制御を行う。
【0034】次に、ステップS52に示す式にしたがっ
て、正常な前輪の油圧ゲイン(FrGain)を求め、
ステップS53に示す式にしたがって、正常な前輪の対
角線上に位置する正常な後輪(ReGain)の油圧ゲ
インを求め、更に、ステップS54に示す式にしたがっ
て、失陥輪の対角線上に位置する正常輪の油圧ゲイン
(異常系統Gain)を求める。ここで、VSomax
車速の最大値であり、Fr配分係数、Re配分係数は、
Fr配分係数+Re配分係数=1の関係を有する係数で
ある。次に、FrGain、ReGain及び異常系統
Gainに基づいて、第1の実施の形態にかかる電子制
御ブレーキ装置と同様に失陥輪以外の3輪についてブレ
ーキ制御を行う(ステップS55)。
【0035】この第2の実施の形態にかかる電子制御ブ
レーキ装置によれば、車速が高くなると正常な前輪の油
圧ゲイン(FrGain)及び正常な前輪の対角線上に
位置する正常な後輪(ReGain)の油圧ゲインが上
がり、失陥輪の対角線上に位置する正常輪の油圧ゲイン
(異常系統Gain)が下がる。従って、失陥輪が発生
して3輪によるブレーキ制御を行う場合においても車両
の安定性を維持することができる。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、失陥輪以外の車輪の
全てをブレーキ制御の対象とするため、車輪に失陥が発
生した場合においても十分な制動力を得ることができ
る。
【0037】また、失陥が検出された車輪の位置に応じ
て他の車輪のホイールシリンダの液圧分配を変更する場
合には、失陥輪の位置によって残りの車輪への制動力配
分を変更するため車両安定性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる電子制御ブレーキ装
置の液圧ブレーキ回路図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる電子制御ブレーキ装
置におけるブレーキ制御を説明するためのフローチャー
トである。
【図3】第1の実施の形態にかかる電子制御ブレーキ装
置における失陥判定1を説明するためのフローチャート
である。
【図4】第1の実施の形態にかかる電子制御ブレーキ装
置における失陥判定2を説明するためのフローチャート
である。
【図5】第1の実施の形態にかかる電子制御ブレーキ装
置における保持弁のオープン故障を判定するためのフロ
ーチャートである。
【図6】第2の実施の形態にかかる電子制御ブレーキ装
置におけるブレーキ制御を説明するためのフローチャー
トである。
【符号の説明】
10…電子制御ブレーキ装置、12…ブレーキペダル、
14…マスタシリンダ、16…シミュレータカット弁、
18…ストロークシミュレータ、20,22…マスタカ
ット弁、24,26…マスタ圧センサ、28…リザー
バ、30…油圧供給導管、32…油圧排出導管、34…
モータ、36…ポンプ、38…アキュムレータ、48FL
〜48RR…ホイールシリンダ、52FL〜52RR,54FL
〜54RR…電磁流量制御弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 淳一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 杉谷 達夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 酒井 朗 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D046 BB01 BB17 BB31 BB32 CC04 EE01 FF09 HH02 HH16 LL23 LL36 LL43 MM03 MM24 3D049 BB05 CC04 HH20 HH31 HH34 HH43 HH47 HH48 HH51 RR04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作時に液圧源と各車輪のホイ
    ールシリンダを連通せしめると共に、前記ホイールシリ
    ンダの液圧を制御せしめる制御装置を有するブレーキ液
    圧制御装置において、 車輪の失陥を検出する検出手段を有し、前記制御装置
    は、前記検出手段によって失陥が検出された前記車輪の
    前記ホイールシリンダへの前記液圧源からの液圧供給を
    遮断すると共に、失陥が検出された前記車輪以外の前記
    車輪の前記ホイールシリンダの液圧を制御することを特
    徴とするブレーキ液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記車輪の前記ホイー
    ルシリンダの液圧に基づいて前記車輪の失陥を検出する
    ことを特徴とする請求項1記載のブレーキ液圧制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記液圧供給の遮断は、液圧通路を遮断
    する弁装置により行われると共に、前記弁装置を所定状
    態に作動させたときの前記ホイールシリンダの圧力変化
    から前記弁装置の故障を検出する故障検出装置を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のブレーキ液圧制御装
    置。
  4. 【請求項4】 失陥が検出された前記車輪の位置に応じ
    て前記他の車輪の前記ホイールシリンダの液圧分配を変
    更することを特徴とする請求項1記載のブレーキ液圧制
    御装置。
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