JP2000177472A - フロア開口の開閉装置 - Google Patents

フロア開口の開閉装置

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JP2000177472A
JP2000177472A JP10353159A JP35315998A JP2000177472A JP 2000177472 A JP2000177472 A JP 2000177472A JP 10353159 A JP10353159 A JP 10353159A JP 35315998 A JP35315998 A JP 35315998A JP 2000177472 A JP2000177472 A JP 2000177472A
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opening
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floor lid
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康弘 北川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト化を図れ、多機能化を図れるフロア
開口の開閉装置を提供する。 【解決手段】 フロア面fに設けた開口Oと、開口Oを
覆う蓋状の本体601と同本体の側縁より延出し開口O
の周縁部材9に設けた差し込み口12に係合するヒンジ
片602とを有するフロアリッド6と、フロアリッド6
及びその周辺のフロア面fに亘り敷設され、フロアリッ
ド6との対向部161とフロアリッド対向部161の周
辺部162との境界上でヒンジ片602との対向部であ
るヒンジ対向部163以外の部分に切り込み17を形成
したサービスマット16と、フロアリッド6とフロアリ
ッド対向部161とを連結するフック部材14とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体等のフロア
に設けた開口をフロアリッドにより開閉するフロア開口
の開閉装置に関し、特に、フロアマットが敷設されるフ
ロアに設けられるフロア開口の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体、例えば車両の前後座席間のフロ
アは後席乗員の乗降時や車幅方向の移動時に使用され、
車両の走行時には後席乗員のステップとして使用され
る。このようなフロアは更にその有効利用を図るべく、
フロアに物品収納室を設けて乗員の便宜性を向上させた
ものや、フロアにフットレストを設けて走行時に後席乗
員の居住性を向上させたものが知られている。
【0003】ところで、フロアの多機能化を図るべくこ
こに物品収納室を設け、その上部の開口をフロアリッド
により開放可能に閉鎖し、フロアリッドの上面を通常時
にフロア面の一部として使用する場合、フロアリッドは
開口周縁部にヒンジ結合され、フロアリッドの開閉操作
性を確保することが多い。同様にフロアにフットレスト
を設ける場合、後席乗員の乗降や車幅方向の移動時に邪
魔とならないように、このフットレストは非使用時にフ
ロア面を開放出来るよう退避位置に切り換え保持可能に
設けられる。なお、このようなフットレストの一例が特
開平9−328032号公報に開示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、車両の
フロアの有効利用を図るべくこのフロア面の一部を蓋状
の本体で形成し、その本体を使用位置と非使用位置に切
り換え可能な構成を採るようにした場合、この蓋状部材
はその使用位置と非使用位置に切り換え可能で、蓋状部
材の非使用位置ではフロア面を平坦に保持し、しかも、
各位置にずれなく安定して保持される必要がある。この
ため、車両のフロアの開口に蓋状部材を取り付ける場
合、これら蓋状部材をフロア側にヒンジ結合することが
多い。
【0005】しかし、蓋状部材を開口周縁部にヒンジ結
合する場合、部品点数やその組み付け作業工数が増え、
コスト増を招き、問題と成っている。更に、ヒンジ結合
した場合、蓋状部材の枢支端と揺動端が決まってしま
い、フロア面の一部を成す蓋状部材を用いてその多機能
化を図る上での自由度が低くなる。本発明の目的は、低
コスト化を図れ、多機能化を図れるフロア開口の開閉装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、フロアに開口を設け、蓋状
の本体と同本体の側縁より延出するヒンジ片とを有する
フロアリッドを設け、上記本体をフロアの開口を覆うよ
うに形成し、上記ヒンジ片を上記開口の周縁部材に設け
た差し込み口に係合するように形成し、上記フロアリッ
ド及びその周辺のフロアに亘りフロアマットを敷設し、
同フロアマットが上記フロアリッドとの対向部と同フロ
アリッド対向部の周辺部との境界上で上記ヒンジ片との
対向部以外の部分に切り込みを形成し、上記フロアリッ
ドと上記フロアリッド対向部とを結合部材により連結す
るようにしている。ここでは、フロアリッドとフロアマ
ット側のフロアリッド対向部とを結合部材により連結
し、しかも、フロアリッドのヒンジ片とこれが係合する
フロア側の差し込み口とでヒンジ機能を有するヒンジ部
を形成している。このため、フロアマットがフロアリッ
ドのフロアに対するずれを防止でき、開口の閉鎖状態を
安定して保持でき、しかも、フロアリッドが開口を開放
する場合にフロアリッド対向部と共に開放移動でき、そ
の際、フロアマットのヒンジ片との対向部がヒンジ機能
を発揮し、差し込み口よりヒンジ片がずれることを防止
でき、差し込み口にヒンジ片を係合しただけのヒンジ部
のヒンジ機能を補助し安定化させることができる。
【0007】好ましくは、開口が物品収納室の上部に設
けられることが良く、この場合、フロアに設けた物品収
納室が乗員の便宜性を向上させることができる。好まし
くは、結合部材はフロアマットを係止するフック、ある
いはフロアマットとフロアリッドを互いに結合するマジ
ックテープで良く、これらの場合、簡素な構造でフロア
リッド対向部とフロアリッドを確実に結合できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1、図2には本発明の適用され
たフロア開口の開閉装置1を示した。このフロア開口の
開閉装置1は図示しない自動車のフロア上であって、後
席乗員の乗降時や車幅方向(紙面垂直方向)の移動時に
使用される後席前部に設けられる。この部位でのフロア
2はその左右端を図示しない左右のサイドシルに接合さ
れる。しかも、フロア2はその上面が後席S前端側を支
持する車幅方向(紙面垂直方向)に長いリアクロスメン
バ3とその前方に配置され図示しない前席の後端を支持
するセンタクロスメンバ4とに接合され(図2参照)、
剛性を強化されている。更に、フロア2は各クロスメン
バとの対向部を除いた部位において発砲PP製の嵩上げ
部材Hを敷設しており、これら各クロスメンバ3,4の
上端面及び嵩上げ部材Hの上面に亘りカーペット5が敷
設され、このカーペット5の上面がフロア面fを形成し
ている。
【0009】センタクロスメンバ4とリアクロスメンバ
3との間に配備される嵩上げ部材Hには一対の物品収納
室7が所定間隔を介し車幅方向Yにそれぞれ凹設され、
その上部にフロア開口の開閉装置1が配設されている。
なお、一対の物品収納室7,7及びその上部のフロア開
口の開閉装置1は同一構成を採ることより、以後、左側
の物品収納室7及びフロア開口の開閉装置1を主に説明
する。図2に示すように、フロア開口の開閉装置1は嵩
上げ部材Hに形成される物品収納室7の開口Oを開放可
能なフロアリッド6と、フロアリッド6及びその周辺部
のフロア面fに亘り敷設されるフロアマットとしてのサ
ービスマット16と、フロアリッド6とサービスマット
16側を結合する結合部材としてのフック部材14とを
備える。
【0010】物品収納室7は嵩上げ部材Hの上面に凹設
され、凹部対向壁aと、凹部対向壁aの内壁に対設され
る樹脂製のフロアボックス8とで形成される。凹部対向
壁aの上端は段部bを介し上向壁cに連続しており、段
部b及び上向壁cは開口Oの周縁部材としての板金製の
矩形枠9で上方より覆われる。矩形枠9はその前後端が
センタクロスメンバ4及びリアクロスメンバ3に図示し
ないビス等の固定手段で固定され、これにより嵩上げ部
材Hのズレを防止している。矩形枠9上でセンタクロス
メンバ4と対向する前部には差し込み口12が一対形成
され、ここには後述のヒンジ片602が係合される。カ
ーペット5はフロア面fを形成しており、物品収納室7
の開口Oとの対向部のみが切除され、その部位のフロア
面fは同部を閉鎖可能なフロアリッド6上の片状カーペ
ット5pにより形成される。カーペット5の切除部位の
周縁部である収納室周縁部501は矩形枠9を介し上向
壁c及び段部bに重ね合わされるように屈曲形成され、
複数箇所がビス11で矩形枠9に締付固定されている。
【0011】フロアボックス8は上方開口の箱形部材と
して樹脂成形され、その底部801を凹部対向壁aの底
部に接着し、その周縁の外側折り返し部802を収納室
周縁部501側に当接する。フロアリッド6は蓋状の本
体601と本体601の前端の一対のヒンジ片602と
本体601の上部に接着される片状カーペット5pとを
備える。蓋状の本体601は外側折り返し部802に上
方より重なるように形成され、矩形枠9の上向壁c側の
部分とほぼ同一の高さを保持するように形成されてい
る。本体601は所定間隔を保って対設される上下板部
とそれらの平面部における多数箇所を互いに連結する複
数の連結片部とを有する中空厚板部材として樹脂成形さ
れ、比較的軽量で曲げ剛性を強化して形成されている。
【0012】一対のヒンジ片602は本体601の前端
より延出形成され、これは矩形枠9上の差し込み口12
に差し込み係合できる形状を採る。本体601は前端側
に設けた一対のヒンジ片602を矩形枠9の差し込み口
12に差し込んだまま後端を回動操作でき、これにより
一対の差し込み口12と一対のヒンジ片602がヒンジ
部として機能できる。片状カーペット5pは上述のカー
ペット5と同一の素材で形成され、本体601に接着さ
れ、ここが物品収納室7の上部におけるフロア面fを形
成する。本体601の回動端側のフック部材14は、片
状カーペット5pより上方に突出し、後述のフロアリッ
ド対向部161を係止するフック部141と、そのフッ
ク部に連続形成され本体601にナット15により締め
付けられるネジ部142とを備える。
【0013】カーペット5のフロア面f上であって前後
座席に挟まれた部位には車幅方向Yに長い矩形状のサー
ビスマット16が敷設されている。サービスマット16
は左右一対の物品収納室7の上部のフロアリッド6と同
フロアリッド対向部161の周辺部162であるフロア
面f上の部位を覆う。このサービスマット16は左右の
フロアリッド6との対向部161と同フロアリッド対向
部161の周辺部162との境界上で一対のヒンジ片6
02との対向部であるヒンジ対向部163以外の部分に
連続して略コ字型の切り込み17を形成する。なお、切
り込み17の中央部には比較的大きな手掛け用隙間eが
形成され、これによって乗員がフロアリッド6を開放操
作する際に指の差し込みを容易化している。
【0014】なお、ここでのサービスマット16のフロ
アリッド対向部161は平面視で本体601と同一形状
を成しているが、このフロアリッド対向部161は本体
601との重合部に所定量延出する部分を加えた拡大形
状のものを含むものとする。このようにフロアリッド対
向部161が拡大形状を採る場合、略コ字型の切り込み
17’は図2に2点鎖線で示すように、本体601の周
縁より離れた部位に位置することとなり、この場合、切
り込み17’の直下がフロア面f上となり、切り込み1
7’より物品収納室7への異物の侵入をより防止でき
る。フロアリッド対向部161はその揺動端側に係止穴
19(図2参照)を形成される。係止穴19にはフロア
リッド6側の結合部材であるフック部材14が嵌着さ
れ、そのフック部141がフロアリッド対向部161の
上面を係止し、フロアリッド6にフロアリッド対向部1
61を連結するように構成されている。ここで、結合部
材としては上述のフック部材14に代えて突端に膨出部
を有するピン状部材でも良く、あるいはフロアリッド6
とフロアリッド対向部161とにマジックテープをそれ
ぞれ結合し、これら両マジックテープを用いてフロアリ
ッド6とフロアリッド対向部161を結合、分離可能に
構成しても良く、これらの場合もフック部材14と同様
の機能を得ることができる。
【0015】このようにフロアリッド対向部161はフ
ロアリッド6と連結され、その回りの周辺部162に対
してヒンジ対向部163以外の部位で分断されるので、
フロアリッド6と共にフロアリッド対向部161を開放
作動させると、この際差し込み口12とヒンジ片602
から成るヒンジ部に加え、ヒンジ対向部163が樹脂ヒ
ンジと同様に機能できる。上述のフロア開口の開閉装置
1は、通常時において、物品収納室7のフロアリッド6
が閉鎖位置(図2の実線位置)P1に保持され、カーペ
ット5及び片状カーペット5p上のフロア面fにサービ
スマット16が平坦に敷設され、このサービスマット1
6上を後席乗員が乗降時や車幅方向Yの移動時に通路と
して使用できる。この場合、サービスマット16のフロ
アリッド対向部161がフロアリッド6とフック部14
1を介し結合されるので、サービスマット16のフロア
リッド対向部161がフロアリッドの開口Oに対するず
れを防止でき、開口Oの閉鎖状態を安定して保持でき
る。
【0016】後席乗員が物品収納室7を使用する場合、
乗員は手掛け用隙間eに指を差し込み、フロアリッド6
を引き上げ、開放操作する。このとき、差し込み口12
とヒンジ片602から成るヒンジ部のヒンジ機能に加
え、ヒンジ対向部163が樹脂ヒンジとして機能し、差
し込み口12よりヒンジ片602が離脱することを防止
しつつ差し込み口12中心にフロアリッド6が安定して
回動することを許容できる。このようにフロアリッド6
及びフロアリッド対向部161が一体となって上方に回
動し、開放位置(例えば図2の2点鎖線で示す位置)P
2に保持され、物品収納室7の上部を開放でき、この間
に乗員により物品収納室7に各種物品等が出し入れされ
る。
【0017】この後、フロアリッド6及びフロアリッド
対向部161は乗員が指を離すことにより差し込み口1
2中心に下方に回動し、物品収納室7の上部を閉鎖す
る。この際も差し込み口12より一対のヒンジ片602
が離脱することを防止しつつ差し込み口12中心にフロ
アリッド6が安定して回動でき、確実に収納室周縁部5
01側に当接し、カーペット5及び片状カーペット5p
から成るフロア面fにサービスマット16が平坦に敷設
された状態に戻り、通常使用できる。
【0018】図1のフロア開口の開閉装置1で用いたフ
ロアリッド6は後端側が回動端と成っていたが、場合に
より前端側を回動端として構成しても良く、この場合も
図1の開閉装置と同様の作用効果を得られる。図1のフ
ロア開口の開閉装置1で用いたフロアリッド6は単に開
閉蓋として利用されていたが、図3、図4(a),
(b)に示すように、フットレストとしての機能を付加
し多機能化を図っても良い。ここでのフロア開口の開閉
装置1aは、フロアリッド6a以外は図1のフロア開口
の開閉装置1と同様の構成を採ることより、ここでは同
一部材には同一符号を付し、重複説明を略す。
【0019】ここでのフロア開口の開閉装置1aは物品
収納室7の開口Oを開放可能なフロアリッド6a(図4
(a),(b)参照)と、フロアリッド6a及びその周
辺部のフロア面fに亘り敷設されるサービスマット16
と、フロアリッド6aとサービスマット16側を結合す
るフック部材14とを備える。フロアリッド6aは、蓋
状の本体601aと、本体601aの前端の一対のヒン
ジ片602と、本体601aの裏面に取り付けられるフ
ットレスト20と、本体601aの上部に接着される片
状カーペット5pとを備える。図1に示した矩形枠9は
その前部に差し込み口12が形成されていたが、ここで
の矩形枠9aは、その前部の差し込み口12に加え、図
4(b)に示すように、後部に後部差し込み口12’が
それぞれ形成され、これらには後述するようにヒンジ片
602が選択的に差し込み係合される。
【0020】フロアリッド6aの裏面に装着されるフッ
トレスト20は本体601aの裏面に形成される凹部6
03に収容可能であり、凹部603の左右端の各枢支部
604にピン結合されるステップ本体201と、ステッ
プ本体201の揺動端にピン結合されるストッパ片20
2とを備える。ここで、ステップ本体201にストッパ
片202を重ね、その状態のステップ本体201側を凹
部603内に押し込むと、ステップ本体201の揺動端
と対向する凹部603の内壁に設けられた図示しない弾
性係止部材が弾性変位して、ステップ本体201側の離
脱を阻止できるように係止できる。このため、凹部60
3内に収容されたステップ本体201及びストッパ片2
02はフロアリッド6aが開口Oを閉鎖する状態にある
状態において物品収納室7内でがたつくことを防止さ
れ、しかも、フロアリッド6aが上下反転され、ステッ
プ本体201側が所定以上の引き出し力を受けると凹部
603より離脱できるよう構成されている。
【0021】このようなフロア開口の開閉装置1aは、
通常時において、フロアリッド6aが物品収納室7を閉
鎖し、カーペット5及び片状カーペット5p上にサービ
スマット16が平坦に敷設され、同部が後席乗員の通路
として使用できる。物品収納室7を使用する場合、フロ
アリッド6a及びフロアリッド対向部161が一体とな
って開閉作動でき、物品収納室7への物品の出し入れを
行うことができる。
【0022】更に、フロアリッド6aをフットレストと
して使用する場合、先ず、フロアリッド6a上のフック
部材14よりフロアリッド対向部161を分離し、その
回動端側を前方に回動させ、図3に実線で示すような状
態のままで放置する。次いで、フロアリッド6aを開放
作動し、その状態のフロアリッド6aの一対のヒンジ片
602を矩形枠9a上の前部の差し込み口12(図1参
照)より引き出す。この後、図4(a)に示すようなフ
ロアリッド6aを上下及び前後でそれぞれ反転させ、一
対のヒンジ片602を矩形枠9a上の後部の差し込み口
12’(図4(b)参照)に差し込み、裏面を上向きに
したフロアリッド6aにより物品収納室7を閉鎖する。
次いで、フロアリッド6aの凹部603内よりステップ
本体201側を引き出し、更に、ステップ本体201に
対しストッパ片202を回動させ、その回動端を凹部6
03の内壁の一側端に当接し、図4(b)に示すよう
に、ステップ本体201を本体601aの裏面に対して
傾斜角θ1に保持し、フットレスト20を形成できる。
【0023】このように、図3のフロア開口の開閉装置
1aは図1の開閉装置1と同様の作用効果を得られ、し
かも、車両の走行時に、後席Sの乗員は足元のフロアリ
ッド6a上のフットレスト20に足先を乗せ、より乗り
心地良く走行することができ、多機能化を図れる。特
に、ここではフロアリッド6aをフットレスト20とし
て使用している際に物品収納室7を閉鎖しているので、
物品収納室7内に異物が落下することを防止できるとい
う利点がある。
【0024】図3のフロア開口の開閉装置1aで用いた
フロアリッド6aはその裏面である下面にフットレスト
20を取り付け、これをフロアリッド6aを上下反転し
て利用していたが、フロアリッドの上下反転を行わずフ
ットレストとしての機能を付加し多機能化を図っても良
い。このフロア開口の開閉装置1bは、図5、図6に示
すように、サービスマット16b及びフロアリッド6b
以外は図1のフロア開口の開閉装置1と同様の構成を採
ることより、ここでは同一部材には同一符号を付し、重
複説明を略す。
【0025】図5、図6に示すフロア開口の開閉装置1
bは物品収納室7の開口を前端を回動端として上方へ回
動可能なフロアリッド6bと、同フロアリッド及びその
周辺のフロア面fに亘り敷設されるサービスマット16
bと、フロアリッド6bとサービスマット16b側を結
合するフック部材14とを備える。フロアリッド6b
は、蓋状の本体601bと、本体601bの後端に延出
形成される一対のヒンジ片602bと、本体601bの
下面に取り付けられるストッパ片22と、本体601b
の上部に接着される片状カーペット5pとを備える。こ
こで、矩形枠9bはその後部に差し込み口12bが形成
され、これにヒンジ片602bが係合される。
【0026】サービスマット16bは左右のフロアリッ
ド6bとの対向部161bと、その周辺部162bとの
境界上で一対のヒンジ片602bとの対向部であるヒン
ジ対向部163b及び同ヒンジ対向部163b以外の部
分に連続して形成される略コ字型の切り込み17bとを
備える。ここでのフロアリッド対向部161bは前端側
を揺動端としており、その近傍に係止穴19を形成さ
れ、ここにはフロアリッド6b側のフック部材14が嵌
着され、これによりフロアリッド6bとフロアリッド対
向部161を連結している。フロアリッド6bは図1の
フロアリッド6と同様の形状を採り、特にその下面の左
右端に一対のストッパ22をヒンジ結合する。
【0027】各ストッパ22は三角形状を成し、その一
側辺部がヒンジ部材23を介してフロアリッド6bに枢
着される。ストッパ22は揺動端側の傾斜辺部221が
ヒンジ部材23中心に回動でき、図6に破線で示す折り
畳み位置にある時、収納室周縁部501側(図2参照)
に重なる外側折り返し部802に基端近傍部が当接し、
図5に実線で示すストッパ位置にある時、傾斜辺部22
1が外側折り返し部802に当接し、フロアリッド6b
の上面を傾斜角θ2(図5参照)に保持し、フロアリッ
ド6bをフットレストとして機能させることができる。
このようなフロア開口の開閉装置1bは、通常時におい
て、フロアリッド6bが物品収納室7を閉鎖し、カーペ
ット5及び片状カーペット5p上にサービスマット16
が平坦に敷設され、同部が通路として使用できる。物品
収納室7を使用する場合、フロアリッド6b及びフロア
リッド対向部161bが一体となってその前端側を開閉
作動し、物品収納室7への物品の出し入れを行うことが
できる。
【0028】更に、フロアリッド6bをフットレストと
して使用する場合、フロアリッド6b及びフロアリッド
対向部161bの前端側を上方に回動させ、次いで、折
り畳み位置にある一対のストッパ22を図5に実線で示
すストッパ位置に切り換え、傾斜辺部221を外側折り
返し部802に当接し、フロアリッド6bの上面を傾斜
角θ2に保持できる。このように、図5のフロア開口の
開閉装置1bは図1の開閉装置1と同様の作用効果を得
られ、しかも、フロアリッド6b、片状カーペット5p
及びフロアリッド対向部161bを一体化して傾斜角θ
1に保持でき、ここに後席Sの乗員が足先を乗せ、フッ
トレストとして利用することができ、多機能化を図れ
る。この場合、特にフック部材14よりフロアリッド対
向部161bを分離する必要が無く、切り換え時の操作
性が向上する。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、フロアリッドとフロ
アリッド対向部を連結し、しかもヒンジ片とこれが係合
する差し込み口とでヒンジ部を形成しているので、フロ
アマットがフロアリッドのフロアに対するずれを防止で
き、開口の閉鎖状態を安定して保持でき、しかも、フロ
アリッドが開口を開放する場合にフロアリッド対向部と
共に開放移動でき、その際、フロアマットのヒンジ片と
の対向部がヒンジ機能を発揮し、差し込み口よりヒンジ
片がずれることを防止でき、差し込み口にヒンジ片を係
合しただけのヒンジ部のヒンジ機能を補助し安定化させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例としてのフロア開口の開
閉装置を車両のフロアに取り付けた状態での概略要部斜
視図である。
【図2】図1のフロア開口の開閉装置の拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施形態例としてのフロア開口の
開閉装置を車両のフロアに取り付けた状態での概略要部
斜視図である。
【図4】図3のフロア開口の開閉装置で用いるフロアリ
ッドの拡大斜視図で、(a)通常状態を、(b)は上下
反転した上でフットレストとした状態を示す。
【図5】本発明の他の実施形態例としてのフロア開口の
開閉装置を車両のフロアに取り付けた状態での概略要部
斜視図である。
【図6】図5のフロア開口の開閉装置の部分拡大平面図
である。
【符号の説明】
1 フロア開口の開閉装置 6 フロアリッド 601 本体 602 ヒンジ片 7 物品収納室 9 矩形枠 12 差し込み口 14 フック部材 16 サービスマット 161 フロアリッド対向部 162 フロアリッド対向部の周辺部 163 ヒンジ対向部 17 切り込み f フロア面 O 開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアに設けた開口と、 上記開口を覆う蓋状の本体と同本体の側縁より延出し開
    口の周縁部材に設けた差し込み口に係合するヒンジ片と
    を有するフロアリッドと、 上記フロアリッド及びその周辺のフロアに亘り敷設さ
    れ、上記フロアリッドとの対向部と同フロアリッド対向
    部の周辺部との境界上で上記ヒンジ片との対向部以外の
    部分に切り込みを形成したフロアマットと、 上記フロアリッドと上記フロアリッド対向部とを連結す
    る結合部材と、を具備するフロア開口の開閉装置。
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