JP2000174863A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2000174863A
JP2000174863A JP34844698A JP34844698A JP2000174863A JP 2000174863 A JP2000174863 A JP 2000174863A JP 34844698 A JP34844698 A JP 34844698A JP 34844698 A JP34844698 A JP 34844698A JP 2000174863 A JP2000174863 A JP 2000174863A
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call
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Michihiro Izumi
通博 泉
Toshio Kenmochi
敏男 剱持
Yutaka Inoue
豊 井上
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数回線を接続した通信装置において、在宅
であるが1つの回線で電話中であることを発信者が認識
できるようにする。 【解決手段】 第1の回線を使って通話中に第2の回線
から着信があった場合には、通常の留守応答メッセージ
とは異なる話中応答メッセージを通信回線に送出するこ
とにより、在宅時を示す応答メッセージを送出できるよ
うにする。具体的には、第1の回線が使用されていると
きに第2の回線で着信があった場合には、「ただいま電
話中です。すぐ折り返し電話しますので、氏名と電話番
号をお知らせください。」といったメッセージを送出す
ることにより、在宅であるが電話中であることを発信者
が認識できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル公衆通信
回線(ISDN)に接続できる通信装置やアナログ公衆
通信回線を2回線接続できる通信装置のように、2つ以
上の通信チャネルを同時に使用する機能を有し、応答メ
ッセージ送信機能を有する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ISDNの普及が進み、ISDN
に接続される様々な通信装置が開発されてきている。一
方、電話機やパーソナルFAXには応答メッセージ送出
機能が付いたものが数多く開発されてきている。
【0003】このような流れの中で、ISDNのように
2回線の通信チャネルをもつ通信回線に接続され、応答
メッセージ送出機能をもつ通信装置も、例えば特開平7
−336413号、特開平9−238204号等で提案
されている。
【0004】このうち、特開平7−336413号にお
いては、留守番モードになった状態で着信があると、予
め記憶再生手段に記憶された応答メッセージが送出され
る。そして、相手側端末装置からの用件メッセージが記
憶再生手段に記憶される。同時に、ISDNの発信者番
号表示機能を利用して、相手番号を記憶しておく。次
に、通信回線から所定の番号に発信し、記憶した相手番
号を通知し、留守番電話メッセージが入ったことを伝え
る。これにより、外出先からもメッセージを受け取った
相手の番号を知ることができるというものである。
【0005】また、特開平9−238204号において
は、2回線を同時に使用できることを活かして、留守モ
ード時に電話の着信を受けると、もう1回線によってぺ
ージャを呼び出し、これらの2回線を接続して通話でき
るようにするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の通信装置においては、不在時の応答メッセージ
についてのみ考慮されており、在宅でありながら2回線
のうちの1回線で通話中であることによって応答できな
い場合については考慮されていなかった。
【0007】そのため、不在でないながらも不在時の応
答メッセージが送出され、電話をかけてきた相手は不在
であると誤認識してしまうことがあった。その結果、発
信者が不安になったり、折り返し電話をかけたときには
相手が不在になっていたりして、コミュニケーションを
円滑に図る上での障害になるという問題があった。
【0008】一方、上記問題を解決するために、1回線
のみに接続されている通信装置の場合と同様に、1回線
で通話中には話中であることを網に通知し、網からビジ
ートーンを相手に送出することも可能である。しかしな
がら、この場合には、発信者がメッセージを残すことが
できないとともに、通信装置の使用者は電話の着信を受
けたことを知ることができないため、通話を長時間継続
する可能性がある。その結果、発信者はいつまでたって
も連絡をとることができない状態になるという問題があ
った。
【0009】そこで本発明は、複数回線を接続した通信
装置において、在宅であるが1つの回線で電話中である
ことを発信者が認識できるようにするとともに、発信者
がメッセージを残すことも可能な通信装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1、2、
12、13においては、第1の回線を使って通話中に第
2の回線から着信があった場合には、第2の応答メッセ
ージを通信回線に送出することにより、在宅時を示す応
答メッセージを送出できるようにするものである。具体
的には、第1の回線が使用されているときに第2の回線
で着信があった場合には、「ただいま電話中です。すぐ
折り返し電話しますので、氏名と電話番号をお知らせく
ださい。」といった、通常の留守番応答メッセージと異
なるメッセージを送出することにより、在宅であるが電
話中であることを発信者が認識できるようにする。な
お、本発明において2以上の回線とは、例えばISDN
のように複数の通信チャネルを含む場合には、その複数
の通信チャネルを含む意である。
【0011】また、本発明の請求項3〜7、14〜18
においては、所定のモードに設定された状態において、
第1の回線を使って通話中に第2の回線から着信があっ
た場合には第2の応答メッセージを通信回線に送出する
ことにより、第1の回線を使用中であっても他に誰かが
子機等で応答することが可能な場合には、第2の応答メ
ッセージを送出しないで子機で応答できるようにするも
のである。
【0012】また、本発明の請求項8、19において
は、着信を通知してから所定の時間が経過しても応答操
作が行われない場合に、前記第2のメッセージの送出を
開始することにより、子機に誰も応答しない場合にも話
中応答メッセージを送出することを可能にするものであ
る。
【0013】また、本発明の請求項9、20において
は、着信の通知中に所定の操作が行われると、第2のメ
ッセージの送出を開始することにより、第1の回線で通
話中の人のそのときの判断によって話中応答メッセージ
を送出することを可能にするものである。
【0014】また、本発明の請求項10、21において
は、話中着信音の発生中に所定の操作が行われると、第
2のメッセージの送信を開始することにより、第1回線
で通話中の人が話中着信のあったことを確実に知った上
で、話中応答メッセージの送出を実行できるようにする
ものである。
【0015】また、本発明の請求項11、22において
は、話中応答メッセージの送出後、相手のメッセージを
記憶することにより、話中であることを認識した発信者
がメッセージを残すことを可能にするものである。
【0016】
【発明の実施の形態および実施例】[第1実施例]図1
は、本発明の第1実施例におけるシステム構成を示すブ
ロック図であり、図2は、図1に示すシステムを構成す
るファクシミリ装置101の構成を示すブロック図であ
る。
【0017】図1に示すように、本システムは、デジタ
ル公衆通信回線であるISDN回線103に接続された
ファクシミリ装置101と、このファクシミリ装置10
1の内線子機であるPHS電話機102とを有する。
【0018】図2において、CPU201は、データバ
スおよびアドレスバス202を介して本ファクシミリ装
置101全体を制御する中央制御部であり、ROM20
3にはCPU201の制御プログラム等が格納され、R
AM204は、各種データを記憶するためのエリアとし
て用いられる。
【0019】FAXエンジン制御部205は、ファクシ
ミリ装置101の駆動系を制御するものであり、CPU
206、RAM207、データバス208を有する。
【0020】共有レジスタ209は、CPU201側シ
ステムとCPU206側システム間でデータのやり取り
を行うためのものである。
【0021】カラープリンタ/カラースキャナ210
は、モノクロ画像またはカラー画像のプリントアウトを
行うカラープリンタと、モノクロ画像またはカラー画像
の読み取りを行うカラースキャナを含むものである。オ
ペレーションパネル211は、ユーザが各種キー入力を
行うものである。
【0022】FAXモデム212は、送受信信号の変復
調等を行うものであり、ハンドセット213は、電話機
として通話を行うためのものである。スピーカ214
は、拡声通話等の各種音声出力を行うものである。
【0023】第1の応答メッセージ処理部215−1
は、第1の応答メッセージ(留守応答メッセージ)を出
力するものであり、第2の応答メッセージ処理部215
−2は、第2の応答メッセージ(話中応答メッセージ)
を出力するものである。これら処理部215−1、21
5−2は、アナログ/デジタル変換処理部とメモリから
構成されている。
【0024】以上のFAXモデム212、ハンドセット
213、スピーカ214、各メッセージ処理部215−
1、215−2は、FAXエンジン制御部205に制御
されるとともに、アナログスイッチ216と接続され、
音声またはファクシミリのアナログデータはアナログス
イッチ216経由で公衆通信回線に接続される。
【0025】モジュラコネクタ217は、ISDN(U
点)を接続するものであり、DSU218は、局交換機
との間でやり取りされるデータをTTLレベルの信号に
変換するものである。ISDNインターフェース部21
9は、ISDNのレイヤ1〜レイヤ3までの制御を行
い、ISDNのBチャネルのデータの入出力機能を有し
ている。
【0026】HDLCコントローラ220は、ISDN
にHDLCフォーマットのデータの組立/分解処理を行
う。無線データ通信プロトコル処理部(PIAFSコン
トローラ)221は、無線データ通信プロトコルフォー
マットのフレーム組立/分解処理を行う。
【0027】PHS処理部222は、PHS無線通信の
プロトコル処理、PCM符号化変換処理等を行うもので
あり、詳細は図3に示す。
【0028】パス切替スイッチ223は、CPU201
の制御によりISDNのB1チャネルとB2チャネルで
伝送するデータをHDLCコントローラ220、PHS
処理部222のどれに接続するかを切り替える機能を有
する。
【0029】次に、主要信号線の意味を説明する。
【0030】信号線225は、CPU201とCPU2
05の間で制御信号のやり取りを行うシリアル通信信号
線であり、信号線226は、CPU201とPHS処理
部223との間で制御信号のやり取りを行うシリアル通
信信号線である。
【0031】信号線227、228は、それぞれISD
NのB1チャネル、B2チャネルの64Kbpsシリア
ル伝送信号線である。
【0032】信号線229は、HDLCコントローラに
入出力されるシリアル通信信号線であり、HDLCフレ
ームフォーマットのデータの伝送が行われる。
【0033】信号線230、231は、PHS処理部2
22に入出力されるシリアル通信信号線であり、64K
bpsの伝送速度である。無線回線で伝送された32K
bps信号を64Kbpsに変換したデータ、およびア
ナログスイッチから入力されたアナログ信号を64Kb
psPCMデータに変換したデータ等が伝送される。P
HS電話機102から送信されてISDN回線に出力さ
れるデータの場合には、PHS処理部223内におい
て、32Kbpsから64Kbpsに速度変換(I.4
60)されて、信号線230、231に出力される。
【0034】信号線232は、PHS処理部222にお
いて、無線回線から受信した32Kbpsをそのまま出
力する信号線であり、PIAFSコントローラ221に
接続されている。
【0035】図3は、PHS処理部223の構成を示す
ブロック図である。
【0036】同図において、CPU301は、PHS関
連の制御を行うものであり、RAM、ROMを内蔵して
いる。また、信号線302はデータバスである。
【0037】PHSベースバンド処理部303は、PH
S伝送フレームの組立/分解処理を行うものであり、P
HSフレームの2スロット分の処理を行うことができ
る。高周波部304は、伝送するデータを1.9GHz
帯で搬送するための周波数変換処理を行う。また、30
5はアンテナである。
【0038】ADPCM/PCM変換部306、307
は、PHS無線伝送で使用される32KbpsのADP
CM符号化音声データをISDNで使用される64Kb
psのPCM符号化音声データに変換するものである。
【0039】I.460変換部308、309は、PH
S無線伝送されたデータをISDN回線に送信するため
に、32Kbpsのデータを64Kbpsに速度変換す
る機能を有する。PCMコーデック310、311は、
アナログスイッチから入力されるアナログ信号233、
234を64KbpsのPCM符号化データに変換する
機能を有する。
【0040】スイッチ312は、PHSベースバンド処
理部303から出力される32Kbpsのデータにどの
ような処理を加えるかの選択を行う。スイッチ313
は、PHSベースバンド処理部303から出力される2
チャネルの32Kbpsデータのうち、どちらをPIA
FSコントローラ221に接続するかの選択を行う。
【0041】スイッチ314、315は、それぞれ64
Kbps伝送路230、231に接続するデータを選択
する。なお、スイッチ312〜315はCPU301に
よって制御される。
【0042】図4は、本実施例のファクシミリ装置10
1の操作部の構成を示す外観斜視図である。
【0043】図示のように、本ファクシミリ装置101
は、留守モード設定キー401、話中応答モード設定キ
ー402、機能キー403、選択キー404、ダイヤル
キー405、液晶表示部406を有する。
【0044】図5、図6は、本発明の第1実施例におい
て、第1の回線で通話中に第2の回線に着信があった場
合の動作を示すフローチャートである。以下、本実施例
の動作を順次説明する。 (1)応答メッセージ録音方法 本実施例のファクシミリ装置101では、通常の留守番
応答メッセージと第1の回線で通話中に着信があった場
合の応答メッセージの2種類を登録することができる。
【0045】それぞれの録音方法は以下の通りである。
【0046】留守番応答メッセージを登録する際は、
「機能」キーを押下した後で「選択」キーによってモー
ドを選択し、「ルスオウトウメッセージ」と表示された
ところで「セット」キーを押下し、オフフックしてメッ
セージを入力する。たとえば、「ただいま留守にしてお
ります。メッセージをお話しください。」等と入力され
る。ハンドセット213から入力された音声は、アナロ
グスイッチ216を介してメッセージ処理部215−1
に入力され、メッセージ処理部215−1に入力された
音声はデジタル信号に変換されて内蔵メモリに格納され
る。
【0047】通話中の応答メッセージを録音するときの
手順も同様で、「機能」キーを押下した後で「選択」キ
ーによってモードを選択し、「ワチュウオウトウメッセ
ージ」と表示されたところで「セット」キーを押下し、
オフフックしてメッセージを入力する。ハンドセット2
13から入力された音声は、アナログスイッチ216を
経由してメッセージ処理部215−2に入力され、デジ
タル信号に変換されて内蔵メモリに格納される。
【0048】上記設定を行った後は、留守モードキー4
01が押下された状態で、着信に対して所定の時間応答
がない場合には、メッセージ処理部215−1に格納さ
れた留守応答メッセージが送信される。
【0049】話中応答モードキー402が押下された状
態で、第1の回線で通話中に第2の回線に着信があった
場合には、メッセージ処理部215−2に格納された話
中応答メッセージが送信される。
【0050】なお、留守モードキー401、話中応答モ
ードキー402が押された状態であるかどうかは、CP
U206が認識し、その状態をRAM207に格納して
いる。 (2)着信時の動作 次に、図5、図6のフローチャートに基づいて第1の回
線で通話中に第2の回線で着信がある場合の動作につい
て説明する。
【0051】まず、第1の回線で着信があったとき(S
501)、ISDNから「呼設定」メッセージを受信す
る。「呼設定」メッセージはISDNインターフェース
部219を通じてCPU201に通知され、CPU20
1はDチャネルで「呼出」メッセージ作成してISDN
に送信する。
【0052】CPU201は、CPU206からモード
状態情報を入手した上で、着信を知らせるためにスピー
カを鳴動する(S502)。その結果、留守モードにな
っているとともに(S503)、所定の時間が経過して
も応答がない場合には(S504)、CPU201はI
SDNに「応答」メッセージを送信し、「応答確認」メ
ッセージを受信すると、パススイッチ223、314、
アナログスイッチ216を制御し(S505)、メッセ
ージ処理部215−1に格納されている留守応答メッセ
ージをPHS処理部222内のPCMコーデック310
でPCM符号化処理し、それを信号線229、226を
経由してISDNインターフェース部219に入力し、
ISDNのB1チャネルから送出する(S506)。
【0053】この後、発信者からのメッセージの録音が
終了すると(S507)、通信回線の切断を行う(S5
08)。
【0054】留守モードでない場合で、オフフックがあ
った場合(S509)、および留守モード状態であっ
て、かつ、所定の時間以内に応答があった場合には、
「応答」メッセージを送信し、「応答確認」メッセージ
を受信すると、パススイッチ223、314、アナログ
スイッチ216を制御してハンドセット213とISD
Nの間のパスを接続して(S510)、先の留守応答メ
ッセージと同様のパスにより、ISDNのB1チャネル
を使っての通話が開始される(S511)。
【0055】留守モードでない場合で、オフフックもな
い場合は、発信者が切断するまで鳴動を継続し、発信者
が切断すると(S512)終了する。
【0056】B1チャネルで通話がされている状態(S
511の状態)で、新たにISDNから着信がある場合
には、ISDNから「呼設定」メッセージを受信する
(S513)。「呼設定」メッセージは、ISDNイン
ターフェース部219を通じてCPU201に通知さ
れ、CPU201はDチャネルで「呼出」メッセージ、
「応答」メッセージを作成して順次ISDNに送信する
(S514)。
【0057】ここで、CPU201は、CPU206か
ら応答モード種別情報を読み出す(S515)。そし
て、話中応答モード選択されていることを認識すると、
アナログスイッチ216、PHS処理部222内のパス
切替スイッチ315、パス切替スイッチ223を制御す
る。
【0058】その結果、メッセージ処理部215−2が
出力する音声メッセージをPHS処理部222内のPC
Mコーデック311でPCM符号化処理し、それを信号
線230、227を経由してISDNインターフェース
部219に入力し、ISDNのB2チャネルから送出す
る(S516)。
【0059】以上の処理によって、発信者は「ただいま
電話中です。すぐかけ直しますので、お名前と電話番号
をお知らせください。」といぅメッセージを聞くことが
できる。
【0060】その後、発信者が話した内容は、PCMコ
ーデック311でアナログ変換された後、メッセージ処
理部215−2に入力されて格納される。そして、録音
が終了すると(S517)、B2チャネルを切断して終
了する(S518)。
【0061】次に、本ファクシミリ装置101の使用者
がB1チャネルでの通話を終了すると、応答モード設定
キー402を押下することで、格納されたメッセージを
聞くことができる。
【0062】S514で話中応答モードでない場合に
は、本体ハンドセットに話中着信音を出力し、B1で通
話中の使用者に、B2で着信があったことを通知する
(S519)。
【0063】ここで、B1での通話を終えることができ
ないと使用者が判断して話中応答モードキー402が押
下されると(S520)、S515に移行し、話中応答
メッセージを送信する。
【0064】話中応答モードキー402が押下されない
場合には、相手が切断するまで話中着信音の出力を継続
し(S521)、相手が切断すると終了する。 [第2実施例]上述した第1実施例においては、B2チ
ャネルで着信があると、すぐに応答して応答メッセージ
2を送信するものであった。しかし、子機で応答できる
人がいるかも知れない場合には、とりあえず子機を鳴動
することが考えられる。図7は、この場合の動作を示す
フローチャートである。なお、上述した図5のフローチ
ャートは共通であり、S511以降の動作を図7で説明
する。
【0065】この場合、ISDNから「呼設定」メッセ
ージを受信すると(S601)、「呼出」メッセージを
ISDNに返すと同時に、CPU201はPHS処理部
222内のCPU301に対して着信通知を行い(S6
02)、タイマを起動する。CPU301はPHSベー
スバンド処理部303を起動して、PHS電話機102
を呼び出す(S603)。
【0066】次に、話中応答モードに設定されている場
合で(S604)、PHS電話機102が所定の時間以
内に応答すると(S606)、ISDNに対してDチャ
ネル「応答」メッセージを送信し、B2チャネルを使っ
て発信側とPHS電話機102で通話ができる状態にな
る(S607)。
【0067】ここで、所定の時間が経過してもPHS電
話機102が応答しない場合には、CPU201はCP
U301に対して無線回線の切断指示をする(S60
9)。同時に、ISDNには「応答」メッセージを送信
し(S610)、アナログスイッチ216、PHS処理
部222内のパス切替スイッチ315、パス切替スイッ
チ223を制御する。
【0068】その結果、メッセージ処理部215−2が
出力する音声メッセージをPHS処理部222内のPC
Mコーデック310でPCM符号化処理し、それを信号
線230、227を経由してISDNインターフェース
部219に入力し、ISDNのB2チャネルから送出す
る(S611)。
【0069】以上の処理により、発信者はどうしても誰
も出られない場合にのみ「ただいま電話中です。すぐか
け直しますので、お名前と電話番号をお知らせくださ
い。」というメッセージを聞くことができる。 [第3実施例]上記各実施例においては、本体のハンド
セットで通話中に着信があった場合の動作についてのみ
説明した。しかし、子機のPHS電話機102で通話中
に着信があった場合でも同様の動作を行うことは可能で
ある。
【0070】この場合、B1チャネルを使ってPHS電
話機102が通話中に、B2チャネルで着信があった場
合、本体のスピーカ214から呼出音を送出し、所定の
時間経過してもオフフックされない場合には応答メッセ
ージ2の送信を開始する。 [第4実施例]上記各実施例においては、通常の留守番
応答メッセージと通話中の応答メッセージは、それぞれ
異なるパスでアナログスイッチに接続されて、アナログ
スイッチによって切り替えるようになっていた。
【0071】しかし、これらのメッセージを同一のメモ
リの異なるアドレスに格納しておき、どちらのメッセー
ジを送信するかに応じて、読み出すアドレスを切り替え
ることによって選択するように構成することも可能であ
る。 [第5実施例]上記各実施例においては、第1の通話は
ISDNからの着信によるものであったが、ファクシミ
リ装置からの発信である場合でも同様の効果を得ること
が可能である。 [第6実施例]上記各実施例においては、通信装置とし
てファクシミリ装置を想定していた。しかしながら、2
回線を接続する機能と応答メッセージを送出する機能を
もつ装置であれば、電話機や交換機等でも同様の効果を
得ることができる。 [第7実施例]上記各実施例においては、通信回線とし
てISDNを想定していたが、アナログ回線を2回線収
容する装置においても、同様の効果を得ることができ
る。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数回
線または複数チャネルの通信が可能な通信装置におい
て、1チャネルで通話中に着信があった場合には話中を
示すメッセージを送信することにより、発信者が誤って
不在であると認識することがないという効果を得ること
ができる。
【0073】さらに、発信者は話中であることを知った
上でメッセージを残すことができるとともに、本通信装
置の使用者もメッセージが入っていることを知ることが
できるために、できるだけ早くお互いに連絡を取り合う
ことが可能になるという効果がある。
【0074】具体的には、請求項1、2、12、13に
より、在宅時を示す応答メッセージを送出できるという
効果がある。
【0075】また、請求項3〜7、14〜18により、
第1の回線を使用中であっても他に誰かが子機等で応答
することが可能な場合には、第2の応答メッセージを送
出しないで子機で応答できるという効果がある。
【0076】また、請求項8、19により、子機に誰も
応答しない場合にも話中応答メッセージを送出すること
が可能となる効果がある。
【0077】また、請求項9、20により、第1の回線
で通話中の人のそのときの判断によって話中応答メッセ
ージを送出することが可能となる効果がある。
【0078】また、請求項10、21により、第1回線
で通話中の人が話中着信のあったことを確実に知った上
で、話中応答メッセージの送出を実行できるという効果
がある。
【0079】また、請求項11、22により、話中であ
ることを知った発信者がそれに応じたメッセージを残せ
るようにすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるシステム構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示すシステムを構成するファクシミリ装
置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示すファクシミリ装置のPHS処理部の
構成を示すブロック図である。
【図4】図2に示すファクシミリ装置の操作部の構成を
示す外観斜視図である。
【図5】本発明の第1、第2実施例の動作を示すフロー
チャートである。
【図6】本発明の第1実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明の第2実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
101…ファクシミリ装置、 102…PHS電話機、 103…ISDN回線、 201、206…CPU、 202…データバスおよびアドレスバス、 203…ROM、 204、207…RAM、 205…FAXエンジン制御部、 208…データバス、 209…共有レジスタ、 210…カラープリンタ/カラースキャナ、 211…オペレーションパネル、 212…FAXモデム、 213…ハンドセット、 214…スピーカ、 215−1…第1の応答メッセージ処理部、 215−2…第2の応答メッセージ処理部、 216…アナログスイッチ、 217…モジュラコネクタ、 218…DSU、 219…ISDNインターフェース部、 220…HDLCコントローラ、 221…無線データ通信プロトコル処理部、 222…PHS処理部、 223…パス切替スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 豊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5K027 AA10 AA12 BB01 CC02 EE15 5K039 BB03 BB05 CC05 5K101 KK01 LL03 LL14 RR21

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2回線以上の通信回線を接続する接続手
    段と、 装置を第1のモードに設定する第1のモード設定手段
    と、 前記第1のモード時に着信があった場合に、第1の応答
    メッセージを通信回線に送出する第1の送出手段と、 第1の回線を使って通話中に第2の回線から着信があっ
    た場合には、第2の応答メッセージを通信回線に送出す
    る第2の送出手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1のモードは留守モードであり、前記第1の応答
    メッセージは留守応答メッセージであり、前記第2の応
    答メッセージは話中応答メッセージであることを特徴と
    する通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記第2の送出手段は、前記第1のモードに設定された
    状態においてだけ、第1の回線を使って通話中に第2の
    回線から着信があった場合に、第2の応答メッセージを
    通信回線に送出することを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 装置を第2のモードに設定する第2のモード設定手段を
    有し、 前記第2の送出手段は、前記第2のモードに設定された
    状態においてだけ、第1の回線を使って通話中に第2の
    回線から着信があった場合に、第2の応答メッセージを
    通信回線に送出することを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記第2のモードは話中応答モードであることを特徴と
    する通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記第2のモードに設定されていない状態において、第
    1の回線を使って通話中に第2の回線から着信があった
    場合に、第2の応答メッセージの送出を行わず、着信鳴
    動を行う着信鳴動手段を有することを特徴とする通信装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記着信鳴動手段は、通信装置本体または内線子機を鳴
    動する手段であることを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項において、 第2の回線から着信があった場合に着信を通知する着信
    通知手段と、 前記着信通知後、所定の時間が経過しても応答操作が行
    われない場合に、前記第2のメッセージの送出を開始す
    る手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 第2の回線から着信があった場合に着信を通知する着信
    通知手段と、 前記着信通知中に所定の操作が行われると、第2のメッ
    セージの送出を開始する手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 第2の回線から着信があった場合に第1の回線と通話中
    の信号に話中着信音を加算する加算手段と、 前記話中着信音の発生中に所定の操作が行われると、第
    2のメッセージの送出を開始する手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、 前記第2のメッセージの送出後、通信回線を介して受信
    する相手からのメッセージを格納する格納手段を有する
    ことを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】 2回線以上の通信回線を接続する通信
    装置の制御方法において、 装置を第1のモードに設定する第1のモード設定工程
    と、 前記第1のモード時に着信があった場合に、第1の応答
    メッセージを通信回線に送出する第1の送出工程と、 第1の回線を使って通話中に第2の回線から着信があっ
    た場合には、第2の応答メッセージを通信回線に送出す
    る第2の送出工程と、 を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記第1のモードは留守モードであり、前記第1の応答
    メッセージは留守応答メッセージであり、前記第2の応
    答メッセージは話中応答メッセージであることを特徴と
    する通信装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項12または13において、 前記第2の送出工程は、前記第1のモードに設定された
    状態においてだけ、第1の回線を使って通話中に第2の
    回線から着信があった場合に、第2の応答メッセージを
    通信回線に送出することを特徴とする通信装置の制御方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項12または13において、 装置を第2のモードに設定する第2のモード設定工程を
    有し、 前記第2の送出工程は、前記第2のモードに設定された
    状態においてだけ、第1の回線を使って通話中に第2の
    回線から着信があった場合に、第2の応答メッセージを
    通信回線に送出することを特徴とする通信装置の制御方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記第2のモードは話中応答モードであることを特徴と
    する通信装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項15において、 前記第2のモードに設定されていない状態において、第
    1の回線を使って通話中に第2の回線から着信があった
    場合に、第2の応答メッセージの送出を行わず、着信鳴
    動を行う着信鳴動工程を有することを特徴とする通信装
    置の制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 前記着信鳴動工程は、通信装置本体または内線子機を鳴
    動する工程であることを特徴とする通信装置の制御方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項12〜18のいずれか1項にお
    いて、 第2の回線から着信があった場合に着信を通知する着信
    通知工程と、 前記着信通知後、所定の時間が経過しても応答操作が行
    われない場合に、前記第2のメッセージの送出を開始す
    る工程と、 を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 請求項12において、 第2の回線から着信があった場合に着信を通知する着信
    通知工程と、 前記着信通知中に所定の操作が行われると、第2のメッ
    セージの送出を開始する工程と、 を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  21. 【請求項21】 請求項12において、 第2の回線から着信があった場合に第1の回線と通話中
    の信号に話中着信音を加算する加算工程と、 前記話中着信音の発生中に所定の操作が行われると、第
    2のメッセージの送出を開始する工程と、 を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 請求項12において、 前記第2のメッセージの送出後、通信回線を介して受信
    する相手からのメッセージを格納手段に格納することを
    特徴とする通信装置の制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005130301A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Fiiru:Kk インターネット電話用アダプター
JP2008211505A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Nec Infrontia Corp ボタン電話システムの停電対応方法およびその電話端末

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