JP2000172257A - 電子楽器またはオーディオ装置の周辺装置 - Google Patents
電子楽器またはオーディオ装置の周辺装置Info
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- JP2000172257A JP2000172257A JP10348383A JP34838398A JP2000172257A JP 2000172257 A JP2000172257 A JP 2000172257A JP 10348383 A JP10348383 A JP 10348383A JP 34838398 A JP34838398 A JP 34838398A JP 2000172257 A JP2000172257 A JP 2000172257A
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Abstract
Iミキサ、MIDI用パッチベイ等のMIDI機器など
を含む、電子楽器またはオーディオ装置の周辺装置に関
し、端子数を削減して装置の小型化、低廉化を図ること
を目的とする。 【解決手段】操作者の演奏操作に応じて演奏データを生
成指示するための演奏操作子を備えておらず、機器内部
での制御動作に用いる内部データを記憶手段に記憶して
いる周辺装置であって、データの入力端子と、データの
出力端子と、出力端子から出力するデータを入力データ
または内部データに切り替える切替え手段と、内部デー
タを外部出力する指示を行う指示手段と、通常は入力デ
ータを出力端子に出力し、外部出力指示があると入力デ
ータに換えて内部データを出力し、内部データの出力が
終了したら入力データを出力するように切替え手段を制
御する制御手段とを備えている。
Description
に応じてMIDIデータ等の演奏データを生成指示する
ための演奏操作子(例えば鍵盤)を備えていない、電子
楽器またはオーディオ装置の周辺装置、例えばMIDI
エフェクタ、MIDIミキサ、MIDI用パッチベイ等
のMIDI機器などを含む周辺装置に関する。
置として、MIDIデータを扱う各種のMIDI機器が
一般に知られているところであるが、一般に、MIDI
機器には、外部の機器からMIDIデータ等を入力する
ための入力端子(IN)、自機器で生成したMIDIデ
ータや自機器内の制御に用いる制御データ等を外部の機
器に出力するための出力端子(OUT)、入力端子に入
力されたMIDIデータをそのまま分岐して外部の機器
に出力するためのスルー端子(THRU)の3つの端子
が設けられている。かかるMIDI機器では、スルー端
子(THRU)は複数台のMIDI機器を各MIDI機
器の入力端子とスルー端子を用いていわば芋づる式に縦
段接続して各MIDI機器に同じMIDIデータを分配
するなどの目的で使用される。また出力端子(OUT)
は自機器に備えられた例えば鍵盤などの演奏操作子で生
成したMIDIデータあるいは自機器内での制御に用い
るために設定した制御データ等を必要に応じて外部の機
器に出力するなどの目的で使用される。
ェクタ、MIDIミキサ、MIDIデータのパッチベイ
などのMIDI機器は、操作者の演奏操作に応じてMI
DIデータを生成指示するための演奏操作子を備えてい
ない。このため、これらのMIDI機器に備えられてい
る出力端子(OUT)は、自機器での実演奏などで生成
したMIDIデータを外部に出力する目的には使われ
ず、自機器に設定されている各種の制御データ等の内部
データを外部に出力するときなどに使用されるのみであ
る。しかし、このように内部データを外部に出力するこ
とが必要となるのは、通常は、複数台のMIDI機器で
演奏システムを構築した構築当初などであり、システム
構築後の演奏等を行っている通常の使用態様ではほとん
ど使用されることがない。
電子楽器またはオーディオ装置の周辺装置では、出力端
子(OUT)はほとんど使用されることがないにもかか
わらずそれ専用に端子が設けられている。このことは、
無駄であり、端子数が多くなるため装置のコンパクト化
を妨げ、またコストを高くするなど、コストパーフォマ
ンスが悪くなるという問題点がある。
のであり、電子楽器またはオーディオ装置の周辺装置に
おいて、端子数を削減して装置の小型化、低廉化を図る
ことを目的とする。
めに、本発明にかかる電子楽器またはオーディオ装置の
周辺装置は、操作者の演奏操作に応じてMIDIデータ
等の演奏データを生成指示するための演奏操作子を備え
ておらず、機器内部での制御動作に用いる内部データを
記憶手段に記憶している周辺装置であって、外部からデ
ータが入力される入力端子と、外部へデータを出力する
出力端子と、該出力端子から出力するデータを該入力端
子に入力されたデータまたは該記憶手段から読み出した
内部データに切り替える切替え手段と、該記憶手段に記
憶している内部データを外部に出力する外部出力指示を
行う指示手段と、通常は該入力端子に入力されたデータ
を該出力端子に出力し、該指示手段により該外部出力指
示があると、該入力端子に入力されたデータに換えて該
記憶手段から読み出した内部データを該出力端子から出
力し、該内部データの出力が終了したら該入力端子に入
力されたデータを出力するように該切替え手段を制御す
る制御手段とを備えている。
端子に入力されたデータを出力端子にスルーで出力する
ように、切替え手段が制御手段により切り替えられてい
る。一方、指示手段により外部出力指示を行うと、出力
端子からは、入力端子に入力されたデータに換えて、記
憶手段から読み出した内部データが出力され、その内部
データの出力が、全データの出力完了あるいはその出力
途中での中断などにより終了したら、入力端子に入力さ
れたデータが再び出力されるように、切替え手段の切替
えが行われる。
施の形態を説明する。図1には本発明の一実施例として
の、電子楽器またはオーディオ装置の周辺装置の全体構
成が示される。この実施例は周辺装置としてMIDI機
器であるMIDIエフェクタを用いたものである。図1
において、1は装置全体の制御を司るCPU(中央処理
装置)である。2は外部からのMIDIデータ等の入力
データを装置内に取り込むための入力端子、3は自装置
内の内部データを外部の機器に出力するための出力端子
である。この実施例装置では、出力端子3は従来のMI
DI機器における出力端子(OUT)とスルー端子(T
HRU)の機能を兼用しており、入力端子2と出力端子
3は切替え部4を経てCPU1との間でデータの授受を
行っている。
することがある内部データとしては、例えば楽音に付加
するエフェクトの態様等を決めるためのパッチデータ、
機器システムの制御データやその動作状態等のデータな
どがある。ここで、パッチデータには、コーラス効果や
リバーブ効果などのエフェクトの種類を定めるパラメー
タや、エフェクトの付加量を定めるパラメータや、コー
ラス効果におけるLFOの速度を定めるパラメータや、
リバーブ効果における残響時間を定めるパラメータなど
が含まれる。また、機器システムの制御データには、M
IDIチャネルを指定するパラメータや表示部7の表示
コントラストを定めるパラメータなどが含まれている。
た内部データを扱うものに限らずに適用可能である。例
えば、外部から複数チャネルにより入力されたオーディ
オ信号の混合態様を、外部から入力されたMIDIデー
タにより指定可能なMIDIミキサに本発明を適用する
場合には、入力された各チャネルのオーディオ信号の混
合量を、外部からのMIDIデータで指定することがで
き、この混合量を指定するデータ(すなわちMIDIデ
ータ)を内部データとして記憶しておき、適宜必要に応
じてこの内部データを外部に出力するものであってもよ
い。
おり、この切替えスイッチ41はCPU1からの制御で
切替え制御される。切替え部4は入力端子2に入力され
た入力データをそのままCPU1に与える経路ととも
に、その入力データを分岐して切替えスイッチ41を介
して出力端子3に送出する経路を有している。また、C
PU1からの内部データをこの切替えスイッチ41を経
て出力端子3に送出する経路も有している。この切替え
スイッチ41は、後述する「通常モード」の時には入力
端子2からの入力データをそのまま分岐して出力端子3
に送出し、「データ出力モード」の時にはCPU1から
の内部データを出力端子3に送出するよう切替え制御さ
れる。
の実施例装置のパネル上に配置されている。表示部7は
LCD(液晶表示器)、LED(発光ダイオード)など
からなり、各種の表示を行える。この表示の例として
は、 ・現在が「通常モード」か「データ出力モード」かの状
態表示 ・実施例装置内の各動作状態や、現在使っている制御デ
ータの種類(例えばパッチデータの名前)などの表示 ・後述する「出力データ指定」画面では、指定された内
部データの名称、データ出力開始/中止の操作手順の表
示 などがある。
スイッチ、出力データ指定用の操作子(スイッチ、エン
コーダ等)、汎用操作子(エンコーダ、ボリューム、ス
イッチ等)がある。データ出力開始スイッチは、実施例
装置内に設定されている内部データを外部に出力開始す
ることを指示するためのスイッチ、データ出力停止スイ
ッチは上記データ出力開始スイッチにより内部データが
出力されているデータ出力中状態から内部データの出力
停止を指示するためのスイッチである。出力データ指定
用操作子は、出力する内部データを指定するための操作
子であって、スイッチやエンコーダからなり、表示部7
に出力せんとする内部データの名前を表示し変更などす
るために用いられる。汎用操作子は、エンコーダ、ボリ
ューム、スイッチ類からなり、例えば表示部7における
表示内容の指定、パッチ切替え等のための制御データの
指定、制御データをエディットするためのその設定とそ
の設定内容の変更、外部に出力する内部データの指定、
などに用いられる。
であり、CPU1の動作プログラムや各種の設定データ
(例えば初期化データ)などを記憶している。6はRA
M(ランダム・アクセス・メモリ)であり、複数の制御
データセット(パッチデータ)、機器システムの制御デ
ータ、動作状態などを記憶している。外部への内部デー
タの出力時には、これらの内部データのうち、指定され
た内部データまたは全部の内部データを出力する。
から入力された音声信号に対して各種のエフェクトを付
加する処理を行って、出力端子11からエフェクト付加
後の音声信号を出力する。この音声信号処理部9は、入
力されたアナログの音声信号をA/D変換してディジタ
ル信号化するA/D変換部、A/D変換された音声信号
に対して各種のエフェクト付加処理を行うためのDSP
(ディジタル信号プロセッサ)、エフェクト付加後の音
声信号をD/A変換して再びアナログ信号化するD/A
変換部、アナログ回路などを含み構成されている。
通常時すなわち「通常モード」のときには、この実施例
装置は制御プログラムに従って動作し、ROM5または
RAM6に記憶されている制御データ等の内部データに
基づいてエフェクト処理などをしている。この内部デー
タは上述した操作部8によって、任意にその種類を切り
替えたり、設定内容を変更することができる。また、外
部から入力されたデータによってこれらの内部データを
切り替えたり変更したりすることもできる。また、機器
の動作状態を示すデータは適宜、表示部7に表示し、ま
た記憶している。
切替えスイッチ41は、図2(1)に示すように、入力
端子2と出力端子3を直接つなぐように接続切替えされ
ており、よって、入力端子2に入力された入力データ
(MIDIデータ)は分岐されてそのまま出力端子3に
送出され、この出力端子3から外部の機器に出力され
る。なお、分岐された他方の入力データはCPU1側に
与えられて、それに基づいた処理が行われる。
その時の動作について説明する。まず、操作部8の汎用
操作子を用いて、表示部7に表示される画面を「出力デ
ータ指定」画面にする。そして、この「出力データ指
定」画面において、操作部8の出力データ指定用操作子
を用いて、外部に出力する内部データを指定する。
力開始スイッチを用いて、データ出力開始を指示する。
これにより動作モードは「通常モード」から「データ出
力モード」に切り替わる。この「データ出力モード」で
は、図2(2)に示すように、切替え部4の切替えスイ
ッチ41は、入力端子2と出力端子3間の接続から、出
力端子3とCPU1側とをつなぐように接続切替えされ
る。よって、入力端子2から出力端子3にスルーで入力
データを出力していた経路は開放され、代わりに、「出
力データ指定」画面で指定された内部データがCPU1
側から切替えスイッチ41を経て出力端子3に送出さ
れ、この出力端子3から外部に出力される。そして、こ
の指定された内部データの送出が全データ送出完了によ
り終了したとき、または指定された分の内部データの送
出はまだ完了していないがデータ出力停止スイッチで出
力停止が指示されてデータ出力が中断により終了したと
きには、CPU1からの指示により、切替えスイッチ4
1は元の「通常モード」時の状態に接続切替えされる。
よって、以降は出力端子3からは入力端子2に入力され
た入力データがスルーで出力される。
汎用操作子を用いて、表示部7の「出力データ指定」画
面を通常の動作画面に戻す。
データ出力の指示によるだけではなく、入力端子2を通
じて入力された入力データによって内部データの出力が
指示された場合にも同様な操作を行う。この入力データ
による指示としては、出力すべきデータの指定、データ
出力の開始指示、データ出力の停止指示などの指定が可
能である。
が可能である。上述の実施例では、本発明をMIDIエ
フェクタに適用した場合について述べたが、本発明はこ
れに限られるものではなく、例えばMIDIミキサ、M
IDI信号用のパッチベイなどのような、操作者の演奏
操作に応じて演奏データの生成を指示するための演奏操
作子(例えば鍵盤など)を備えていない、電子楽器また
はオーディオ装置の周辺装置全般に適用することができ
る。なお、上述のMIDIミキサは外部入力された複数
の楽音をミキシングするものであり、MIDI信号用パ
ッチベイは外部入力された複数の演奏データを所定規格
の端子に分配・集合等するようパッチング(接続)する
ものである。また、上述の実施例では、外部から入力さ
れるデータ(または「通常モード」時に外部へ出力する
データ)としてMIDIデータを挙げたが、本発明はこ
れに限られるものではなく、MIDIデータ以外のデー
タであってもよい。
ば、端子数を削減して装置の小型化、低廉化を図ること
ができる。
たはオーディオ装置の周辺装置(エフェクタ)の全体構
成を示す図である。
出力モード」での切替え部の切替えスイッチの切替え状
態を説明する図である。
Claims (1)
- 【請求項1】操作者の演奏操作に応じて演奏データを生
成指示するための演奏操作子を備えておらず、機器内部
での制御動作に用いる内部データを記憶手段に記憶して
いる、電子楽器またはオーディオ装置の周辺装置あっ
て、 外部からデータが入力される入力端子と、 外部へデータを出力する出力端子と、 該出力端子から出力するデータを該入力端子に入力され
たデータまたは該記憶手段から読み出した内部データに
切り替える切替え手段と、 該記憶手段に記憶している内部データを外部に出力する
外部出力指示を行う指示手段と、 通常は該入力端子に入力されたデータを該出力端子に出
力し、該指示手段により該外部出力指示があると、該入
力端子に入力されたデータに換えて該記憶手段から読み
出した内部データを該出力端子から出力し、該内部デー
タの出力が終了したら該入力端子に入力されたデータを
出力するように該切替え手段を制御する制御手段とを備
えた周辺装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10348383A JP2000172257A (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 電子楽器またはオーディオ装置の周辺装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10348383A JP2000172257A (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 電子楽器またはオーディオ装置の周辺装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000172257A true JP2000172257A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18396665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10348383A Pending JP2000172257A (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 電子楽器またはオーディオ装置の周辺装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000172257A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002258860A (ja) * | 2001-03-05 | 2002-09-11 | Roland Corp | 電子楽器 |
US9568991B2 (en) | 2015-02-25 | 2017-02-14 | Teac Corporation | Audio data processing device |
-
1998
- 1998-12-08 JP JP10348383A patent/JP2000172257A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002258860A (ja) * | 2001-03-05 | 2002-09-11 | Roland Corp | 電子楽器 |
US9568991B2 (en) | 2015-02-25 | 2017-02-14 | Teac Corporation | Audio data processing device |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071204 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080401 |