JPH08305351A - 電子楽器システム - Google Patents

電子楽器システム

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JPH08305351A
JPH08305351A JP7127141A JP12714195A JPH08305351A JP H08305351 A JPH08305351 A JP H08305351A JP 7127141 A JP7127141 A JP 7127141A JP 12714195 A JP12714195 A JP 12714195A JP H08305351 A JPH08305351 A JP H08305351A
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electronic musical
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Sei Hasebe
聖 長谷部
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 一方の装置側で行った操作が他方の装置に正
しく設定されたか否かを、煩雑な操作を行わずに確認で
き、操作者の不安の解消が可能な電子楽器システム。 【構成】 電子楽器側のLCDには(a)の画面が表示
され、パソコン側のディスプレイには(a)〜(d)の
画面が表示されている場合に、操作者が、パソコン側で
(c)の画面で示されるパラメータの変更を行うと、
(c)の画面番号、変更したパラメータ番号およびパラ
メータ値がMIDI信号に乗せられ電子楽器側に送信さ
れ、電子楽器のパラメータが変更されたパラメータ値に
書き換えられ、電子楽器のLCDの画面も(c)に変更
される。これとは反対に、操作者が、電子楽器側でその
表示画面と異なった画面のパラメータを変更すると、該
変更に係る画面がLCDに表示されるとともに、変更さ
れた電子楽器の状態がパソコン側に送信され、該変更に
応じてパソコン側の表示状態も変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器と該電子楽器
のパラメータを変更するパラメータ変更装置とを接続
し、該各装置間で相互に情報通信を行う電子楽器システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器と該電子楽器のパラメー
タを変更するパラメータ変更装置とを接続し、該各装置
間で情報通信を行う電子楽器システムは知られている。
かかる従来の電子楽器システムは、操作者が電子楽器を
操作することによって発生したイベント情報をパラメー
タ変更装置側に送信したり、操作者がパラメータ変更装
置を操作することによって変更指示したパラメータ値を
電子楽器側に送信したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子楽器システムでは、各装置間で情報の送受信は
行われるものの、送信される情報が前記イベント情報で
ある場合には当該イベントのデータのみがパラメータ変
更装置側に送信され、一方、送信される情報が前記パラ
メータ情報である場合には当該パラメータデータ(値)
のみが電子楽器側に送信されるので、各情報を送信した
後の受信側の装置の表示状態は変更されなかった。した
がって、操作者は、一方の装置側で行った操作が他方の
装置に正しく設定されたか否かを確認することができな
いために不安であり、また、この不安を解消するために
は、操作後に他方の装置を実際に動作させて確認しなけ
ればならず、煩雑であった。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、操作者は、一方の装置側で行った操作が他方の装置
に正しく設定されたか否かを、煩雑な操作を行わずに直
ちに確認でき、これにより操作者の不安を解消すること
が可能となる電子楽器システムを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、電子楽器とパラメータ変更装置とを接続し、
該各装置間で相互に情報通信を行う電子楽器システムで
あって、前記電子楽器は、該電子楽器の動作を決定する
各種パラメータを記憶するパラメータ記憶手段と、操作
者が該記憶されたパラメータを変更するためのパラメー
タ変更手段と、該変更に係るパラメータの設定状態を表
示する表示手段と、操作者が前記パラメータ変更手段に
よりパラメータを変更した場合に、前記パラメータ記憶
手段の当該パラメータを変更するとともに、その変更後
のパラメータの設定状態を情報通信により前記パラメー
タ変更装置に送信する制御手段とを有し、前記パラメー
タ変更装置は、前記電子楽器のパラメータを変更指示す
るパラメータ変更指示手段と、前記電子楽器のパラメー
タの設定状態を表示する表示手段と、前記電子楽器の制
御手段から情報通信により送信された変更後のパラメー
タの設定状態を該表示手段に表示する一方、操作者が前
記パラメータ変更指示手段により電子楽器のパラメータ
を変更指示した場合に、当該変更指示を情報通信により
電子楽器に送信する制御手段とを有し、前記電子楽器の
制御手段は、前記パラメータ変更装置から送信された変
更指示に応じて前記パラメータ記憶手段の当該パラメー
タを変更するとともに、該変更に係るパラメータの設定
状態が表示されるように、前記電子楽器の表示手段の画
面を切り換えることを特徴とする。
【0006】また、好ましくは、前記パラメータ変更装
置の表示手段は、前記電子楽器の表示手段より表示領域
が大きく、前記電子楽器の表示手段に表示されたパラメ
ータの設定状態を表示するとともに、該表示されたパラ
メータの設定状態に関連する他のパラメータの設定状態
をも表示できることを特徴とする。
【0007】さらに、好ましくは、前記電子楽器の制御
手段は、前記変更後のパラメータの設定状態を前記パラ
メータ変更手段に送信するときに、当該パラメータの設
定状態を表示するための画面情報を送信し、前記パラメ
ータ変更装置の制御手段は、該電子楽器の制御手段から
送信された画面情報に応じて当該パラメータ画面を表示
する一方、前記パラメータの変更指示とともに当該変更
指示に係るパラメータの設定状態を表示するための画面
情報を送信し、前記電子楽器の制御手段は、該パラメー
タ変更装置の制御手段から送信された画面情報に応じて
当該変更指示に係るパラメータ画面を表示する。
【0008】
【作用】本発明の構成に依れば、操作者が電子楽器のパ
ラメータ変更手段によりパラメータを変更すると、パラ
メータ記憶手段の当該パラメータが変更され、その変更
後のパラメータの設定状態が情報通信により電子楽器か
らパラメータ変更装置側に送信され、その変更後のパラ
メータの設定状態がパラメータ変更装置側の表示手段に
表示される一方、操作者がパラメータ変更指示手段によ
り電子楽器のパラメータを変更指示すると、その変更指
示が情報通信により電子楽器側に送信され、その送信さ
れた変更指示に応じてパラメータ記憶手段の当該パラメ
ータが変更されるとともに、その変更に係るパラメータ
の設定状態が表示されるように、電子楽器側の表示手段
が切り替わる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例に係る電子楽器
システムの概略構成を示すブロック図であり、本実施例
の電子楽器システムは、入力されたMIDI(Musical
Instrument Digital Interface)信号に応じた処理を行
うとともに、操作者が行った操作に応じてMIDI信号
を生成するMIDI機器である電子楽器1と、該電子楽
器1のパラメータの設定等を行うパーソナルコンピュー
タ(以下、「パソコン」と略す)21とにより構成され
ている。
【0011】同図において、電子楽器1は、音高情報を
入力するための鍵盤2と、各種情報を入力するためのパ
ネル操作子3と、装置1全体の制御を司るCPU4と、
該CPU4が実行する制御プログラムを格納する領域5
1や画像情報を格納する領域52等を有するROM5と、
CPU4が演算等で使用するワークメモリ領域61や各
種パラメータを格納するパラメータメモリ領域62等を
有するRAM6と、各種パラメータや自動演奏データ等
の設定状態等を表示する液晶ディスプレイ(LCD)7
と、外部からのMIDI信号を入力したり、MIDI信
号として外部に出力したりするためのMIDIインター
フェース(I/F)8と、鍵盤2から入力された演奏デ
ータや自動演奏データ等を楽音信号に変換する音源回路
9と、該音源回路9からの楽音信号を音響に変換する、
例えばスピーカ等のサウンドシステム10とにより構成
されている。そして、上記構成要素2〜9は、アドレス
・データバス11を介して相互に接続され、音源回路9
にはサウンドシステム10が接続されている。
【0012】パソコン21は、主として文字情報を入力
するためのキーボード22と、装置21全体の制御を司
るCPU23と、文字情報および画像情報を表示するた
めのデータやテーブルデータ等を記憶するROM24
と、CPU23が実行するオペレーティングシステム
(OS)プログラム、各種アプリケーションプログラ
ム、各種演算の演算結果、電子楽器1のパラメータを変
更するために操作した操作結果および後述する図4のテ
ーブルデータ等を一時的に記憶するRAM25と、該R
AM25にロードされていないアプリケーションプログ
ラムや前記パラメータの変更に必要な情報等を格納する
ハードディスク(H.D.)装置26と、電子楽器1の
設定状態を表示したり、電子楽器1の設定状態を実際に
変更する前に、操作者がパソコン上で変更指示したパラ
メータの状態を表示したりする、例えばCRT等のディ
スプレイ27と、前述したMIDII/F8と同様の作
用を行うパソコン21側のMIDII/F28とより構
成されている。そして、上記構成要素22〜28は、ア
ドレス・データバス29を介して相互に接続されてい
る。なお、ディスプレイ27の表示領域は、前記LCD
7の表示領域より非常に大きいものとする。
【0013】さらに、電子楽器1のMIDII/F8
は、パソコン21のMIDII/F28と相互に接続さ
れ、電子楽器1とパソコン21との間でMIDI信号の
送受信が行われる。なお、MIDIインターフェース
は、複数の機器をカスケードに接続することができるよ
うに構成され、実際に複数の機器が接続される場合もあ
るが、本実施例では、説明の都合上電子楽器1とパソコ
ン21が接続されているのみとする。また、MIDII
/F8,28間の接続は、有線で行ってもよいし、無線
で行ってもよい。
【0014】図2は、電子楽器1のLCD7およびパソ
コン21のディスプレイ27に表示されるパラメータ設
定画面の一例を示す図である。図中、(a)は、カット
オフ周波数(Cutoff Frequency)を設定するための画面
を示し、(b)は、フィルタ1のカットオフスケーリン
グ(Cutoff Scaling)を設定するための画面を示し、
(c)は、フィルタ2のカットオフスケーリングを設定
するための画面を示し、(d)は、フィルタ1のカット
オフエンベロープジェネレータ(Cutoff EG)を設定す
るための画面を示している。各図中、それぞれ右上に記
載されている20〜23の番号は画面番号を示し、後述
するようにこの画面番号でLCD7およびディスプレイ
27に表示される画面が管理される。なお、前記画面番
号は、図2のように表示するようにしてもよいし、表示
しなくてもよい。また、電子楽器における各種パラメー
タの具体的な作用の説明は、本発明を説明する上で必要
不可欠ではないため省略する。
【0015】現在、電子楽器1がパラメータを変更する
ためのモードに入っている場合には、そのモードに係る
1つの画面がLCD7上に表示され、パソコン21のデ
ィスプレイ27にはLCD7に表示された画面に関連す
る画面が複数個表示される。一方、これとは逆に、パソ
コン21で電子楽器1のパラメータを変更する指示を行
う場合には、その変更指示に係るパラメータの画面とそ
の画面に関連する複数の画面がディスプレイ27上に表
示されるとともに、その変更指示に係る画面がLCD7
上に表示される。例えば、電子楽器1のLCD7に、
(a)で示されるカットオフ周波数の設定画面が表示さ
れている場合に、パソコン21のディスプレイ27には
カットオフ周波数に関連する(a)〜(d)の設定画面
が表示される。
【0016】図3は、図2で説明したパラメータと異な
ったパラメータを設定する設定画面の一例を示す図であ
り、図にはある楽音信号波形をエディットするための画
面が示されている。
【0017】図3において、領域A1〜A5の各領域
は、電子楽器1のLCD7に表示できる範囲を示し、パ
ソコン21のディスプレイ27には領域A1〜A5の全
範囲が表示される。パソコン21のキーボード22や図
示しないマウス等を用いてカーソル31を移動させ、カ
ーソル31が所望の位置に移動したときにキーボードの
図示しないエンターキーを押したり、マウスをクリック
させたりすることにより波形の読み出し開始位置(roop
start point)および読み出し終了位置(roop end poi
nt)を設定することができる。
【0018】図4は、パソコン21のRAM25に記憶
されたテーブルデータの一例を示す図である。
【0019】同図において、「パラメータの番号」と
は、電子楽器1の各パラメータに付与されている番号を
いい、「システムエクスクルーシブ(メッセージ)」と
は、MIDI信号(コード)の規格で、統一できないメ
ーカーや機器に固有のデータをMIDIデータとして扱
えるようにしたメッセージのことをいい、「画面番号」
とは、前記図2で説明した表示画面の番号をいう。
【0020】操作者が電子楽器1上でパラメータを変更
すると、電子楽器1は、変更に係るパラメータの番号と
画面番号とを所定のシステムエクスクルーシブメッセー
ジに乗せて、パソコン21に送出する。パソコン21
は、このシステムエクスクルーシブメッセージを受信し
て解析し、上記テーブルデータを参照して当該画面番号
に相当する画面および変更後のパラメータの状態をディ
スプレイ27に表示させるとともに、当該画面番号に関
連する画面も表示する。
【0021】以上のように構成された電子楽器システム
が実行する制御処理を、以下、図5および6のフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0022】図5は、電子楽器1側のCPU4が実行す
るメインルーチンの手順を示すフローチャートである。
【0023】同図において、まず、RAM6のクリアや
各種ポートのクリア等の初期設定を行う(ステップS
1)。
【0024】次に、前記図2で説明した画面番号がパソ
コン21側から請求されているか否かを判別する(ステ
ップS2)。ここで、画面番号の請求は、パソコン21
が電子楽器1に対して、前述したMIDIのシステムエ
クスクルーシブメッセージ(画面番号を請求するもの)
を送信することにより行われる。前述したように本実施
例では、電子楽器1およびパソコン21間の通信はMI
DI信号により行われ、本発明の主な処理は、そのMI
DI信号のうちでもシステムエクスクルーシブメッセー
ジの送受信よって行われる。したがって、以下、明示し
ない限り電子楽器1およびパソコン21間のデータのや
り取りは、このシステムエクスクルーシブメッセージの
送受信によって行うことにする。
【0025】ステップS2の判別で、画面番号の請求が
なされたときには、現在の画面番号をパソコン21に送
出する(ステップS3)とともに、必要なパラメータも
送出する(ステップS4)。一方、ステップS2の判別
で、画面番号の請求がなされていないときにはステップ
S2,S3をスキップしてステップS5に進む。
【0026】ステップS5では、外部からパラメータ変
更要求がなされたか否かを判別する。ここで、「外部」
としたのは、前述したようにMIDIインターフェース
は複数の機器をカスケードに接続できるので、電子楽器
1を制御する機器がパソコン21の他に接続されている
場合もあるからである。
【0027】ステップS5の判別で、外部からパラメー
タの変更要求がなされている場合には、前記電子楽器1
に記憶されているパラメータのうち当該パラメータを変
更する(ステップS6)とともに、表示されているパラ
メータを変更する(ステップS7)。一方、ステップS
5の判別で、外部からパラメータの変更要求がなされて
いない場合には、ステップS6,S7をスキップしてス
テップS8に進む。
【0028】ステップS8では、外部から画面変更要求
がなされたか否かを判別し、画面変更要求がなされたと
きにはその指示された画面をディスプレイ27に表示す
る(ステップS9)とともに、必要なパラメータをその
要求した外部の装置側に送出する(ステップS10)。
例えば、図2(a)のカットオフ周波数を変更するため
の画面(画面番号20)がLCD7に表示されていると
きに、パソコン21側でフィルタ2のカットオフスケー
リングを変更した場合には、LCD7の表示画面が
(a)から(c)に変更される。
【0029】一方、ステップS8の判別で、画面変更要
求がなされないときには、ステップS9,S10をスキ
ップしてステップS11に進む。
【0030】ステップS11では、操作者が、例えば電
子楽器1のパネル操作子3を操作することによってパラ
メータの変更入力を行ったか否かを判別し、その変更入
力がなされたときには当該パラメータを変更してその変
更結果をディスプレイ27に表示し(ステップS1
2)、その変更したパラメータを外部に送出する(ステ
ップS13)。一方、ステップS11の判別で、パラメ
ータの変更入力がなされないときには、ステップS1
2,S13をスキップしてステップS14に進む。
【0031】ステップS14では、前記ステップS11
と同様に、操作者がパネル操作子3を操作することによ
って画面を変更する指示を行ったか否かを判別し、画面
変更の指示を行ったときには、LCD7に表示されてい
る画面を当該画面に変更して表示する(ステップS1
5)とともに、当該画面に対応する画面番号を外部に送
出する(ステップS16)。一方、ステップS14の判
別で、操作者が画面変更の指示を行わなかったときに
は、ステップS15をスキップしてステップS16に進
む。
【0032】ステップS16では、例えば、操作者が鍵
盤2の押鍵/離鍵を行ったときの発音処理やMIDI信
号の送信/解析処理等の通常の電子楽器1の処理を行っ
た後に、前記ステップS2に戻って上述の処理を繰り返
す。
【0033】図6は、パソコン21側のCPU23が実
行するメインルーチンの手順を示すフローチャートであ
る。
【0034】まず、前記ステップS1と同様に、RAM
25のクリアや各種ポートのクリアやOSの起動等の初
期設定を行う(ステップS21)。
【0035】次に、電子楽器1のパラメータを変更する
ためのアプリケーションプログラムを起動する(ステッ
プS22)。ここで、アプリケーションプログラムに
は、電子楽器1のパラメータを変更するもの以外にもあ
るが、これらのアプリケーションプログラムは必要に応
じて適宜起動するようにする。
【0036】続くステップS23では、電子楽器1側
に、電子楽器1がLCD7に表示している画面番号を請
求する。このように画面番号を請求するのは、パソコン
21を起動した直後には、パソコン21側は電子楽器1
の状態を把握することができないため、ディスプレイ2
7にどのような画面を表示すればよいのか分からないか
らである。
【0037】次に、画面番号を受信したか否かを判別す
る(ステップS24)。この画面番号には、ステップS
23で要求した画面番号に対して前記ステップS3で電
子楽器1が送出した画面番号と前記ステップS16で送
出した画面番号とがある。
【0038】ステップS24の判別で、画面番号を受信
したときには、その画面番号に対応する画面をディスプ
レイ27に表示する(ステップS25)。前述したよう
にパソコン21のディスプレイ27の表示領域は、電子
楽器1のLCD7の表示領域に比べて非常に大きいの
で、ディスプレイ27には受信した画面番号の画面だけ
でなく、当該画面に関連する画面も表示する。例えば、
前記図2において、電子楽器1のLCD7に(a)の画
面が表示されている場合に、パソコン21のディスプレ
イ27には(a)の画面が表示されるとともに、その画
面に関連する画面(b)〜(d)の画面も併せて表示さ
れる。
【0039】一方、ステップS24の判別で、画面番号
を受信しないときには、パラメータ受信イベントがある
か否かを判別する(ステップS26)。ここで、パラメ
ータ受信イベントとは、例えば前記ステップS10また
はS13でパラメータを外部に送出した場合に、そのパ
ラメータをMIDII/F28で受信したときに生ずる
イベントをいう。一方、ステップS26の判別で、パラ
メータ受信イベントがないときには、ステップS27を
スキップしてステップS28に進む。
【0040】ステップS28では、操作者が、例えばパ
ソコン21のキーボード22や前記マウスを操作するこ
とによりパラメータの変更入力がなされたか否かを判別
し、パラメータ変更入力がなされたときには、当該パラ
メータを変更して、その変更結果をディスプレイ27に
表示し(ステップS29)、その変更したパラメータお
よび場合によって画面番号を電子楽器1に送出する(ス
テップS30,S31)。ここで、「場合によって」と
は、変更したパラメータがLCD7に表示中の画面に係
るものでない場合にという意味である。すなわち、LC
D7に表示中の画面に係るパラメータを変更した場合に
は、電子楽器1側の画面を変更する必要がないため、画
面番号を送出しなくてもよいからである。
【0041】一方、ステップS28の判別で、パラメー
タの変更入力がないときには、ステップS29〜S31
をスキップしてステップS32に進む。
【0042】ステップS32では、前記ステップS28
と同様に、操作者がキーボード22またはマウスを操作
することによって画面を変更する指示を行ったか否かを
判別し、画面変更の指示を行ったときには当該画面を表
示し(ステップS33)、当該画面に対応する画面番号
を外部に送出し(ステップS34)、一方、画面変更の
指示を行わないときには、ステップS33,S34をス
キップしてステップS35に進む。
【0043】ステップS35では、例えば、他のアプリ
ケーションプログラムの処理やMIDI信号の送信/解
析処理等の通常のパソコン21の処理を行った後に、前
記ステップS24に進み、上述の処理を繰り返す。
【0044】以上説明したように、本実施例では、操作
者が電子楽器1またはパソコン21の一方で行った操作
処理を他方に送出するとともに、これにより変更された
後者の状態を前者に送出するように構成したので、操作
者は、一方において行った自己の操作が他方において正
しく設定されているか否かを簡単且つ直ちに確認でき、
これにより操作者の不安を解消することができる。
【0045】なお、本実施例では、電子楽器1およびパ
ソコン21間の情報通信は、MIDI信号を用いて行う
ようにしたが、云うまでもなく、MIDI信号に限る必
要はない。
【0046】また、本実施例では、電子楽器1を制御す
る装置としてパーソナルコンピュータを用いたが、電子
楽器1を本実施例のように制御できる装置であればこれ
に限る必要はない。
【0047】なお、本実施例では、画面番号を送信する
ようにしたが、送信されてきたパラメータの種類によっ
て、表示すべき画面を得ることができる対応テーブルを
パソコン21または電子楽器1に持ち、この対応テーブ
ルによって画面を変更するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に依れば、
操作者が電子楽器のパラメータ変更手段によりパラメー
タを変更すると、パラメータ記憶手段の当該パラメータ
が変更され、その変更後のパラメータの設定状態が情報
通信により電子楽器からパラメータ変更装置側に送信さ
れ、その変更後のパラメータの設定状態がパラメータ変
更装置側の表示手段に表示される一方、操作者がパラメ
ータ変更指示手段により電子楽器のパラメータを変更指
示すると、その変更指示が情報通信により電子楽器側に
送信され、その送信された変更指示に応じてパラメータ
記憶手段の当該パラメータが変更されるとともに、その
変更に係るパラメータの設定状態が表示されるように、
電子楽器側の表示手段が切り替わるので、操作者は、一
方の装置側で行った操作が他方の装置に正しく設定され
たか否かを、煩雑な操作を行わずに直ちに確認でき、こ
れにより操作者の不安を解消することが可能となる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子楽器システムの概
略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の電子楽器のLCDおよびパソコンのディ
スプレイに表示されるパラメータ設定画面の一例を示す
図である。
【図3】図2のパラメータと異なったパラメータを設定
する設定画面の一例を示す図である。
【図4】図1のパソコンのRAMに格納されたテーブル
データの一例を示す図である。
【図5】図1の電子楽器側のCPUが実行するメインル
ーチンの手順を示すフローチャートである。
【図6】図1のパソコン側のCPUが実行するメインル
ーチンの手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子楽器 3 パネル操作子(パラメータ変更手段) 4 CPU(パラメータ変更手段、電子楽器の制御手
段) 6 RAM(パラメータ記憶手段) 7 LCD(電子楽器の表示手段) 21 パラメータ変更装置 22 キーボード(パラメータ変更指示手段) 23 CPU(パラメータ変更指示手段、パラメータ制
御装置の制御手段) 27 ディスプレイ(パラメータ制御装置の表示手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子楽器とパラメータ変更装置とを接続
    し、該各装置間で相互に情報通信を行う電子楽器システ
    ムであって、 前記電子楽器は、該電子楽器の動作を決定する各種パラ
    メータを記憶するパラメータ記憶手段と、操作者が該記
    憶されたパラメータを変更するためのパラメータ変更手
    段と、該変更に係るパラメータの設定状態を表示する表
    示手段と、操作者が前記パラメータ変更手段によりパラ
    メータを変更した場合に、前記パラメータ記憶手段の当
    該パラメータを変更するとともに、その変更後のパラメ
    ータの設定状態を情報通信により前記パラメータ変更装
    置に送信する制御手段とを有し、 前記パラメータ変更装置は、前記電子楽器のパラメータ
    を変更指示するパラメータ変更指示手段と、前記電子楽
    器のパラメータの設定状態を表示する表示手段と、前記
    電子楽器の制御手段から情報通信により送信された変更
    後のパラメータの設定状態を該表示手段に表示する一
    方、操作者が前記パラメータ変更指示手段により電子楽
    器のパラメータを変更指示した場合に、当該変更指示を
    情報通信により電子楽器に送信する制御手段とを有し、 前記電子楽器の制御手段は、前記パラメータ変更装置か
    ら送信された変更指示に応じて前記パラメータ記憶手段
    の当該パラメータを変更するとともに、該変更に係るパ
    ラメータの設定状態が表示されるように、前記電子楽器
    の表示手段の画面を切り換えることを特徴とする電子楽
    器システム。
  2. 【請求項2】 前記パラメータ変更装置の表示手段は、
    前記電子楽器の表示手段より表示領域が大きく、前記電
    子楽器の表示手段に表示されたパラメータの設定状態を
    表示するとともに、該表示されたパラメータの設定状態
    に関連する他のパラメータの設定状態をも表示できるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子楽器システム。
  3. 【請求項3】 前記電子楽器の制御手段は、前記変更後
    のパラメータの設定状態を前記パラメータ変更手段に送
    信するときに、当該パラメータの設定状態を表示するた
    めの画面情報を送信し、 前記パラメータ変更装置の制御手段は、該電子楽器の制
    御手段から送信された画面情報に応じて当該パラメータ
    画面を表示する一方、前記パラメータの変更指示ととも
    に当該変更指示に係るパラメータの設定状態を表示する
    ための画面情報を送信し、 前記電子楽器の制御手段は、該パラメータ変更装置の制
    御手段から送信された画面情報に応じて当該変更指示に
    係るパラメータ画面を表示することを特徴とする請求項
    1または2のいずれかに記載の電子楽器システム。
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JP2003091283A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Roland Corp 電子楽器のパラメータ設定装置

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