JP2988225B2 - オーディオミキサのプログラムメモリチェック装置 - Google Patents

オーディオミキサのプログラムメモリチェック装置

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JP2988225B2
JP2988225B2 JP5289897A JP28989793A JP2988225B2 JP 2988225 B2 JP2988225 B2 JP 2988225B2 JP 5289897 A JP5289897 A JP 5289897A JP 28989793 A JP28989793 A JP 28989793A JP 2988225 B2 JP2988225 B2 JP 2988225B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オーディオミキサの
プログラムメモリに記憶されているプログラムの内容を
チェックするための装置に関し、現在のミキシング実行
状態に影響を与えることなく任意のプログラムの内容を
チェックできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオミキサは、フェーダレベルや
イコライザの設定、定位、エフェクトの選定、チャンネ
ルのオン、オフ等ミキシングに関する各種のパラメータ
を設定することにより、所望のミキシング状態を実現す
るものである。オーディオミキサは設定するパラメータ
種類が多いため、コンサートなどにおいてこれら多種の
パラメータを操作者が場面ごとに個々に設定しなおすの
は非常に大変な労力を要する。
【0003】そこで、最近のオーディオミキサはパラメ
ータを様々に設定した複数種類のミキシングプログラム
を予めメモリ(プログラムメモリ、シーンメモリ等と呼
ばれる)に登録しておき、実際のコンサート等では場面
ごとにプログラム番号を指定して該当するプログラムを
読み出すことによりそのプログラムで示されるパラメー
タ設定状態を再現するようにして、操作者の労力の軽減
を図っている。
【0004】登録されているプログラムを再現する操作
は、例えば操作者が再現したいプログラム番号を選択し
たうえで(選択されたプログラム番号が表示される)、
リコールキー等と呼ばれるキーを操作することにより、
選択したプログラムをプログラムメモリから読み出し
て、そのプログラムで示される状態に各パラメータを自
動設定してミキシング状態を再現する。再現された各パ
ラメータの内容は表示手段によって表示することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プログラム機能を有す
るオーディオミキサを使用する際にはプログラムされた
内容(各種パラメータの設定状態)を確認したい場合が
あるが、従来のオーディオミキサではリコールキーによ
ってそのプログラムを再現しないと、そのプログラムの
内容を確認することができなかった。このため、プログ
ラムを再現すると、それまでのミキシング実行状態が変
更されてしまうため、実際のコンサートを行なっている
最中に任意のプログラムの内容を確認することはできな
かった。
【0006】また、コンサート等の途中で例えば1つの
チャンネルがケーブルや中継ボックス等のトラブルで音
が出なくなった場合、全プログラムについてそのチャン
ネルに割り当てられている楽器を他の空きチャンネルに
振り替える操作が必要となるが、従来のオーディオミキ
サではプログラムを再現した状態でないとそのプログラ
ムの内容を変更することができないため、これから再現
する予定のプログラムについて予めプログラムの内容を
変更することはできなかった。
【0007】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、プログラムされている内容を他のプログ
ラムが再現されているときでも確認できるようにし、ま
たあるプログラムが再現されているときでも別のプログ
ラムについてその設定内容を変更できるようにしたオー
ディオミキサのプログラムメモリチェック装置を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
特定のオーディオミキシング状態を実現するパラメータ
の設定内容を示すミキシングプログラムを複数種類記憶
するプログラムメモリと、このプログラムメモリに記憶
されたミキシングプログラムの中から任意のプログラム
を選択する操作をするプログラム選択操作手段と、この
プログラム選択操作手段で選択操作されたプログラムを
前記プログラムメモリから読み出すプログラム読出制御
手段と、前記プログラムメモリから読み出されるプログ
ラムの実行を指示するプログラム実行指示操作手段と、
前記プログラムメモリから読み出されるプログラムの確
認を指示するプログラム確認指示操作手段と、前記プロ
グラムメモリから読み出されるプログラムのうち前記実
行を指示されたプログラムを保持する実行プログラム保
持手段と、この実行プログラム保持手段に保持されたプ
ログラムで示されるミキシング状態を実現するミキシン
グ制御手段と、前記プログラムメモリから読み出される
プログラムのうち前記確認を指示されたプログラムにつ
いてその内容を表示するプログラム内容表示手段とを具
備してなるものである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、前記プログ
ラム内容表示手段に表示されたプログラムについて操作
者の修正操作に基づきそのパラメータを修正したプログ
ラムを作成するプログラム修正手段と、前記修正された
プログラムを操作者の登録操作に基づき前記プログラム
メモリにその修正前のプログラムを更新して登録するプ
ログラム更新手段とをさらに具備してなるものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、プログラムメモ
リから読み出されるプログラムのうち操作者が実行指示
をしたプログラムについて実行プログラム保持手段に保
持してミキシングを実行し、確認指示をしたプログラム
については実行プログラム保持手段に保持することなく
表示するようにしたので、実行プログラムに影響を与え
ることなく(つまり、実行プログラム保持手段の保持プ
ログラムに変更を与えることなく)任意のプログラムに
ついてその設定内容を表示して確認することができる。
【0011】また、請求項2記載の発明によれば、前記
表示手段に表示されたプログラムについてその内容を修
正してプログラムメモリに登録しなおすことができるの
で、実行プログラムに影響を与えることなく(つまり、
実行プログラム保持手段の保持プログラムに変更を与え
ることなく)他のプログラムの内容を修正することが可
能となり、コンサート中におけるチャンネルの故障等に
容易に対処することができる。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を以下説明する。ここで
は各チャンネルのオン、オフをプログラム化する場合に
ついて示す。
【0013】図2は、この発明が適用されたオーディオ
ミキサ10のコントロールパネルの一部(マスター部1
2と2チャンネル分のチャンネルモジュール14,1
5)を示したものである。マスター部12にはアップキ
ー18、ダウンキー20が配置されている。これらのキ
ー18、20はプログラム選択操作手段に相当し、アッ
プキー18を押すとプログラム番号が上昇し、ダウンキ
ーを押すとプログラム番号が下降する。アップキー1
8、ダウンキー20で現在選択されているプログラム番
号は7セグメントLED22に表示される。
【0014】リコールキー24は、7セグメントLED
22に表示されたプログラム番号の実行を指示するため
のキーで、プログラム実行指示操作手段に相当する。リ
コールキー24を押すと、7セグメントLEDに表示さ
れたプログラム番号のプログラムがプログラムメモリか
ら読み出され、実行プログラム保持手段に保持されて、
各チャンネルモジュール14,15,……のパラメータ
がこのプログラムによって示される状態に自動設定され
て、その内容のミキシング(ここでは、チャンネルのオ
ン、オフ)が実行される。
【0015】ストアキー26は、操作者がチャンネルモ
ジュール14,15,……を任意に操作してパラメータ
を設定して作成したプログラムを登録するためのキー
で、これを押すと現在の各チャンネルの設定状態が7セ
グメントLED22に表示されたプログラム番号のプロ
グラムとしてプログラムメモリに登録される。この場
合、そのプログラム番号に登録されていたもとのプログ
ラムは消去される。
【0016】チェックキー28はプログラムメモリに記
憶されているプログラムの内容を確認するためのチェッ
クモードに移行するためのキーで、プログラム確認指示
操作手段に相当する。これを押すとチェックモードに入
る。チェックモードに入ると、その直前に実行されてい
たプログラムがそのまま継続して実行され、その後のリ
コールキー24の操作は無効とされる。チェックモード
では、アップキー18、ダウンキー20を操作してプロ
グラム番号の選択操作をすると、7セグメントLED2
2に表示されたプログラム番号のプログラムが即座にプ
ログラムメモリから読み出されてその内容が表示手段に
表示される(この実施例では各チャンネルのオン、オフ
の設定状態を表示する)。チェックキー28を再度押す
と、チェックモードは解除され、その後のリコールキー
24の操作が有効とされる。
【0017】ダイレクトリコールキー30は、プログラ
ム番号が1〜8のプログラムを呼び出すための専用のワ
ンタッチキーで、そのいずれかを押すことによって該当
するプログラムがプログラムメモリから読み出されて、
各チャンネル14,15,……のパラメータがこのプロ
グラムによって示される状態に自動設定されて、その内
容のミキシングが実行される。これにより、アップキー
18、ダウンキー20でプログラム番号1〜8のいずれ
か選択してリコールキー24を押して実行プログラムを
決定するのと同じ内容をワンタッチ操作で実現すること
ができる。システムがチェックモードに入っていても、
このキーを押すことによりリコールが可能である。ただ
し、このキーでリコールしても、7セグメントLED2
2はチェック中のメモリ番号を表示し、チェックモード
が継続する。
【0018】チャンネルモジュール14,15,……
は、フェーダ操作子32、チャンネルオン、オフおよび
エデットキー34、チャンネルオン、オフ表示用LED
36、チャンネルチェック用LED38、その他の操作
子類が配置されている。チャンネルオン、オフおよひエ
デットキー34は、非チェック時は現在実行されている
ミキシングにおける各チャンネルのオン、オフ状態を変
更するためのキーで、これを押すごとにそのチャンネル
のオン、オフ状態が反転し、ミキシング状態が変更され
る。変更した後ストアキー26を押すと、プログラムメ
モリの内容自体が更新される。また、チェック時は7セ
グメントLED22に表示されているプログラム番号に
おける各チャンネルのオン、オフ状態を変更するための
キーで、これを押すごとにそのチャンネルのオン、オフ
状態が反転する。変更した後ストアキー26を押すと、
プログラムメモリの該当する番号のプログラム自体が更
新される。
【0019】チャンネルオン、オフ表示用LED36
は、現在実行されているミキシングにおける各チャンネ
ルのオン、オフ状態を表示するためのもので、オンして
いるチャンネルは点灯、オフしているチャンネルは消灯
する。これにより、現在実行されているミキシングにお
ける各チャンネルのオン、オフ状態を知ることができ
る。この表示はチェックモード時もそのまま続行され
る。
【0020】チャンネルチェック用LED38は、チェ
ックモード時に7セグメントLED22に表示されてい
るプログラム番号における各チャンネルのオン、オフ設
定状態を表示するためもので、オンに設定されているチ
ャンネルは点灯、オフに設定されているチャンネルは消
灯する。これにより、現在のミキシング実行状態を保持
したままで任意のプログラムの設定状態を確認すること
ができる。また、チェック中にチャンネルオン、オフお
よびエデットキー34を押してチャンネルの設定状態を
変更すると、チャンネルチェック用LED38もこれに
伴って表示を変更する。チェックモードを解除するとチ
ャンネルチェック用LED38はすべて消灯する。な
お、前記各キー18,20,24,26,28,30,
34は押すと閉じ、離すと開くスイッチですべて構成さ
れている。
【0021】図2のオーディオミキサ10の内部の回路
構成を図1に示す。この回路は、シーンメイン基板4
0、ディストリビュータ基板42、チャンネルセクショ
ン基板43からなる。シーンメイン基板40は全チャン
ネル共通に用いられる基板で、CPU44、ROM4
6、RAM48、モジュールアドレスデコーダ50等を
具えている。RAM48はプログラムメモリを構成する
もので、複数(例えば96種類)のミキシングプログラ
ムを記憶可能である。RAM48は電池52でバックア
ップされており、オーディオミキサ10の主電源をオフ
しても記憶内容は消えない。
【0022】CPU44は、プログラム読出制御手段と
してRAM48からミキシングプログラムの読出制御、
プログラム修正手段としてプログラムの修正制御、プロ
グラム更新手段としてプログラム更新制御、チェックモ
ードの切換制御その他ミキシングに必要な各種制御を実
行する。ROM46には、これら各種制御を実行するた
めのプログラムが記憶されている。CPU44によるミ
キシングプログラム読出制御は、非チェックモード時
は、アップ・ダウンキー18,20で選択指示されたプ
ログラム番号を7セグメントLED22に表示し、リコ
ールキー24が押されることによってこの表示されたプ
ログラムをRAM48から読み出して、そのプログラム
で示される各チャンネル(この実施例では全40チャン
ネル)のオン、オフ情報DATAをチャンネル順に時分
割出力する。このとき、オン、オフ情報DATAが出力
されている間リコール信号RECALLが出力される。
また、チェックキー28が押されてチェックモードに入
った時は、アップ・ダウンキー18、20で選択指示さ
れたプログラム番号のオン、オフ情報DATAをチャン
ネル順に時分割出力する。このとき、オン、オフ情報D
ATAで出力されている間チェック信号CHECKが出
力される。
【0023】CPU44からは、時分割出力されるオ
ン、オフ情報DATAに同期して、現在出力されている
オン、オフ情報DATAが何チャンネルのものであるか
を示す6ビットのチャンネル情報CHが出力される。モ
ジュールアドレスデコーダ50はチャンネル情報CHの
上位4ビットをデコードして全40チャンネルを4チャ
ンネルずつ10分割した中のいずれに属するかを示すモ
ジュール情報MODULE#1〜#10を出力する。
【0024】ディストリビュータ基板42は、4チャン
ネルごとに1枚で合計10枚の基板が用意されている。
各基板42にはチャンネルアドレスデコーダ54が配設
されている。チャンネルアドレスデコーダ54は、モジ
ュール情報MODULE#1〜#10で指示されたディ
ストリビュータ基板42のものが選択されて、チャンネ
ル情報CHの下位2ビットA0,A1をデコードしてチ
ャンネル信号CH1〜CH4を出力する。10枚のディ
ストリビュータ基板42は、オン、オフ情報DATA、
リコール信号RECALL、チェック信号CHECKを
共通に入力する。
【0025】チャンネルセクション基板43はチャンネ
ルごとに設けられ合計40枚用意されている。チャンネ
ルセクション基板43には、2個のDフリップフロップ
回路60,62が用意され、CPU44から出力される
チャンネルオン、オフ情報DATAを共通に入力する。
アンド回路56は、リコール信号RECALLが出力さ
れている時に自己のチャンネルに割り当てられている時
分割タイミングで“1”を出力してオン、オフ情報DA
TAをDフリップフロップ回路60にラッチする。これ
により、Dフリップフロップ回路60は、実行プログラ
ム保持手段として、実行指示されたプログラムの自己の
チャンネルのオン、オフ情報を保持する。リレー回路6
4は、Dフリップフロップ回路60のQ出力が“1”
(チャンネルオンを指示)のときはリレー64aを励磁
してチャンネルスイッチ64bをオンしてそのチャンネ
ルをオン状態にする。また、チャンネルオン、オフ表示
用LED36を点灯する。Dフリップフロップ回路60
のQ出力が“0”(チャンネルオフを指示)のときはリ
レー64aを消磁して、チャンネルスイッチ64bをオ
フしてそのチャンネルをオフ状態にする。また、チャン
ネルオン、オフ表示用LED36を消灯する。
【0026】アンド回路58は、チェック信号CHEC
Kが出力されている時に自己のチャンネルに割り当てら
れている時分割タイミングで“1”を出力してオン、オ
フ情報DATAをDフリップフロップ回路62にラッチ
する。これにより、Dフリップフロップ回路62は確認
指示されたプログラムの自己のチャンネルのオン、オフ
情報を保持する。Dフリップフロップ回路62のQ出力
が“1”のときはチャンネルチェック用LED38は点
灯し、“0”のときは消灯する。
【0027】ワンショット回路66は、チャンネルオ
ン、オフおよびエデットキー34が押されるごとにワン
ショットパルスを出力し、トランジスタ70をオンして
CPU44に割り込みをかける。CPU44は割込信号
INTERRUPTを入力すると、チャンネル情報CH
を出力してワンショットパルスが出力されている間に1
〜40チャンネルまで走査し、ワンショット回路66の
出力に設けられている各チャンネルのゲート回路68を
オンする。これにより、チャンネルオン、オフおよびエ
デットキー34がオンされたチャンネルからこのキー3
4がオンされたことを示す信号CH KEYが出力され
る。この信号はCPU44に送られる。CPU44は信
号CH KEYを入力すると、非チェックモード時は実
行されているプログラムの該当チャンネルのオン、オフ
を反転する修正情報を作成し、反転したオン、オフ情報
DATA、リコール信号RECALLおよび該当するチ
ャンネル情報CHを出力して、Dフリップフロップ60
のQ出力を反転させて実行プログラムの修正を行なう。
修正情報はCPU44内等に保持され、ストアキー26
を押すことにより、プログラムメモリ48の該当するプ
ログラムを修正された内容に更新する。
【0028】また、チェックモード時は表示されている
プログラムの該当チャンネルのオン、オフを反転する修
正情報を作成し、反転したオン、オフ情報DATA、チ
ェック信号CHECKおよび該当するチャンネル情報C
Hを出力して、Dフリップフロップ回路62のQ出力を
反転させて、表示されているプログラムの修正を行な
う。修正情報はCPU44内等に保持され、ストアキー
26を押すことにより、プログラムメモリ48の該当す
るプログラムを修正された内容に更新する。
【0029】図2回路のCPU44による制御フローの
一例を図3に示す。はじめに、チェックキー28がオン
されたか否かが検出され(S1)、オンされていない時
は実行モードが行われる。すなわち、アップ・ダウンキ
ー18,20によってプログラムの選択操作をすると
(S2)、選択されたプログラム番号が7セグメントL
ED22に表示される(S3)。実行したいプログラム
番号を選択してリコールキー24を押すと(S4)、プ
ログラムメモリ48から該当するプログラム(チャンネ
ルオン、オフ情報)が読み出されて、チャンネルごとに
オン、オフ情報がDフリップフロップ回路60にセット
されて、そのプログラムが実行される(S5)。なお、
ダイレクトリコールキー30の操作によってもこれを実
現することができる(S6)。チャンネルのオン、オフ
状態はチャンネルオン、オフ表示用LED36に表示さ
れる。プログラム実行後チャンネルオン、オフおよびエ
デットキー34を押すと(S7)、該当するチャンネル
オン、オフ状態が反転し(S8)、さらにストアキー2
6を押すと(S9)、プログラムメモリ48の内容自体
が修正された内容に更新される(S10)。
【0030】チェックキー28がオンされた時はチェッ
クモードが行われる。すなわち、リコールキー24のそ
の後の操作が無効化され、直前の実行状態が継続される
(S11)。アップ・ダウンキー18,20によって確
認したいプログラムの選択操作をすると(S12)、選
択されたプログラム番号が7セグメントLED22に表
示される(S13)。そして、プログラムメモリ48か
ら該当するプログラム(チャンネルオン、オフ情報)が
読み出されて、チャンネルごとにオン、オフ情報がDフ
リップフロップ回路62にセットされて、チャンネルチ
ェック用LED38に表示される(S14)。この状態
でチャンネルオン、オフおよびエデットキー34を押す
と(S15)、該当するチャンネルオン、オフ表示が反
転し(S16)、さらにストアキー26を押すと(S1
7)、プログラムメモリ48の内容自体が修正された内
容に更新される(S18)。
【0031】チェックキー28を再度オンすると(S1
9)、全チャンネルのDフリップフロップ回路62はリ
セットされてチャンネルチェック用LED38はすべて
消灯し、リコールキー24の操作が有効化されて(S2
0)、実行モードに復帰する。なお、チェックモードに
おいても、ダイレクトリコールキー30によって実行プ
ログラムを変更することができる(S21,S22)。
【0032】以上のような制御が行なわれるオーディオ
ミキサ10のコンサートでの使用例について説明する。
はじめに図4に示すように、各チャンネルの割り当てを
設定したとする。この例では、コンサートの途中で使用
してない楽器、マイクはS/N確保のためオフに設定し
ている。場面の進行に伴ってプログラム1,2,3,
4,……と順次切換えていくものとする。この切換操作
は、何もトラブルがない場合はアップ・ダウンキー1
8,20で場面ごとに順次プログラム番号を選択してリ
コールキー24を押すことにより行なわれる。ここで、
コンサートの途中で例えばチャンネル3のHi−hat
の回線がケーブルか途中の中継ボックスのトラブルで音
が出ないことがわかったとする。この場合、ライブコン
サートの途中で故障の原因を追求している余裕がないた
め、チャンネル3の割り当てを他の空きチャンネル(例
えばチャンネル12)に振り替える必要が生じる。プロ
グラム3のときはチャンネル3,12とも使用していな
いので、この時を利用してチャンネル3の回線をチャン
ネル12に移す。すなわちブログラム3の実行中にチェ
ックキー28を押してチェックモードにし、プログラム
4を選択してチャンネル3および12のチャンネルオ
ン、オフおよびエデットキー34を押して、チャンネル
3をオフ、チャンネル12をオンにしてストアキー26
を押す。これで、プログラム4の内容が変更される。プ
ログラム4以降もチャンネル3がオンに設定されている
プログラムを同様に変更する。変更作業が終了したらチ
ェックキー28を押して実行モードに戻る。このように
しても、Dフリップフロップ回路60の保持内容は変更
されないので、現在実行しているミキシング状態に影響
を与えることなく他のプログラムの確認および修正が可
能となる。
【0033】なお、上記実施例では、実行指示をリコー
ルキー24で行ない、確認指示をチェックキー28で行
ったが、このようにキーを分けなくても実行および確認
を区別して行なうことができる。例えば、アップ・ダウ
ンキー18,20でプログラム番号を選択指示するごと
にプログラムメモリ48から該当するプログラムを読み
出してそのプログラム番号を7セグメントLED22に
表示し、そのプログラム内容をチャンネルチェック用L
ED38に表示し、リコールキー24を押すことにより
現在表示されているプログラムを実行プログラム保持手
段60に保持するとともにチャンネルオン、オフ表示用
LED36に表示して実行することができる。このよう
にすれば、リコールキー24がプログラム実行指示手段
とプログラム確認指示手段を兼ねることになる。つま
り、リコールキー24を押すことがプログラム実行指示
となり、リコールキー24を押さないことがプログラム
確認指示となる。この場合、修正指示をするキーを設け
て、このキー(例えばストアキー26)を操作した時は
表示されているプログラムを実行せずにプログラムメモ
リの内容を修正するように制御すれば、プログラムメモ
リの内容の修正も可能となる。例えば、表示されている
プログラムについて、チャンネルオン、オフ及びエディ
ットキー34等を操作してその内容を修正した後、リコ
ールキー24を押せば修正された内容が実行され、スト
アキー26を押せば実行されずにプログラムメモリ48
の内容のみ更新することができる。
【0034】また、前記実施例ではチャンネルのオン、
オフをプログラム化する場合について説明したが、他の
パラメータをプログラム化する場合もこの発明を適用す
ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、プログラムメモリから読み出されるプログ
ラムのうち操作者が実行指示をしたプログラムについて
実行プログラム保持手段に保持してミキシングを実行
し、確認指示をしたプログラムについては実行プログラ
ム保持手段に保持することなく表示するようにしたの
で、実行プログラムに影響を与えることなく(つまり、
実行プログラム保持手段の保持プログラムに変更を与え
ることなく)任意のプログラムについてその設定内容を
表示して確認することができる。
【0036】また、請求項2記載の発明によれば、前記
表示手段に表示されたプログラムについてその内容を修
正してプログラムメモリに登録しなおすことができるの
で、実行プログラムに影響を与えることなく(つまり、
実行プログラム保持手段の保持プログラムに変更を与え
ることなく)他のプログラムの内容を修正することが可
能となり、コンサート中におけるチャンネルの故障等に
容易に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す図で、図2のオー
ディオミキサ10の内部の回路構成図である。
【図2】 この発明が適用されたオーディオミキサのパ
ネル配置の一実施例を示す図である。
【図3】 図1のCPUによる制御フローの一例を示す
図である。
【図4】 図1のオーディオミキサのコンサートでの使
用例を説明する図である。
【符号の説明】
18,20 アップ・ダウンキー(プログラム選択操作
手段) 24 リコールキー(プログラム実行指示操作手段) 28 チェックキー(プログラム確認指示操作手段) 38 チャンネルチェック用LED(プログラム内容表
示手段) 44 CPU(プログラム読出制御手段、プログラム修
正手段、プログラム更新手段) 48 RAM(プログラムメモリ) 60 Dフリップフロップ回路(実行プログラム保持手
段) 64 リレー回路(ミキシング制御手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定のオーディオミキシング状態を実現す
    るパラメータの設定内容を示すミキシングプログラムを
    複数種類記憶するプログラムメモリと、 このプログラムメモリに記憶されたミキシングプログラ
    ムの中から任意のプログラムを選択する操作をするプロ
    グラム選択操作手段と、 このプログラム選択操作手段で選択操作されたプログラ
    ムを前記プログラムメモリから読み出すプログラム読出
    制御手段と、 前記プログラムメモリから読み出されるプログラムの実
    行を指示するプログラム実行指示操作手段と、 前記プログラムメモリから読み出されるプログラムの確
    認を指示するプログラム確認指示操作手段と、 前記プログラムメモリから読み出されるプログラムのう
    ち前記実行を指示されたプログラムを保持する実行プロ
    グラム保持手段と、 この実行プログラム保持手段に保持されたプログラムで
    示されるミキシング状態を実現するミキシング制御手段
    と、 前記プログラムメモリから読み出されるプログラムのう
    ち前記確認を指示されたプログラムについてその内容を
    表示するプログラム内容表示手段とを具備してなるオー
    ディオミキサのプログラムメモリチェック装置。
  2. 【請求項2】前記プログラム内容表示手段に表示された
    プログラムについて操作者の修正操作に基づきそのパラ
    メータを修正したプログラムを作成するプログラム修正
    手段と、 前記修正されたプログラムを操作者の登録操作に基づき
    前記プログラムメモリにその修正前のプログラムを更新
    して登録するプログラム更新手段とをさらに具備してな
    る請求項1記載のオーディオミキサのプログラムメモリ
    チェック装置。
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