JPH022155B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH022155B2
JPH022155B2 JP56008682A JP868281A JPH022155B2 JP H022155 B2 JPH022155 B2 JP H022155B2 JP 56008682 A JP56008682 A JP 56008682A JP 868281 A JP868281 A JP 868281A JP H022155 B2 JPH022155 B2 JP H022155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
data
output
memory
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56008682A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57122496A (en
Inventor
Takehisa Amano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP56008682A priority Critical patent/JPS57122496A/ja
Publication of JPS57122496A publication Critical patent/JPS57122496A/ja
Publication of JPH022155B2 publication Critical patent/JPH022155B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えば音色、効果等を設定するた
めの各ロータリスイツチあるいはボリユーム等の
手動操作子の設定位置をメモリから呼出されたプ
リセツトデータと比較し、その結果を例えば多色
表示器にて表示するようにした電子楽器のプリセ
ツト装置に関する。
音色、効果等を設定するための各ロータリスイ
ツチあるいはボリユーム等の設定器をそれぞれ手
動操作子により制御するとともに、演奏中に必要
とされる楽音制御データをあらかじめメモリにプ
リセツトデータとして記憶させておき、これを演
奏に際して必要な時点で呼び出すことにより、ワ
ンタツチで所望の楽音に設定できるようにした電
子楽器は従来から知られている。
この種のプリセツト装置によれば、各設定器を
個別に手動操作する場合に比して著しく容易に所
望の楽音を得ることができる反面、手動操作子の
位置がプリセツトデータに基づく位置と無関係な
状態となつているため、プリセツトデータを基礎
として音色、効果等の修正を行う場合には不都合
である。この不都合を解決するために、手動操作
子をモータ等の駆動源によつてプリセツトデータ
の示す内容に自動設定するようにしたプリセツト
装置が提案されている。この種プリセツト装置に
よれば、特別な表示手段を別設せずとも自動設定
された各設定器の設定内容を手動操作子の動作位
置によつて直読することができる等の様々な利点
を有する。ところが、この種のプリセツト装置に
おいても、メモリから読み出されたデータによつ
て各設定器を所定の設定内容に自動設定したの
ち、その後に手動操作子によつて各設定器の設定
内容を一旦変更してしまうと、元の自動設定内容
が判らなくなり、自動設定内容を基準として設定
値を大小変化させたい場合等には著しい不便を生
ずる等の問題がある。この発明は上述の問題に鑑
み創案されたもので、メモリから読み出されてい
るデータで示される各設定器の設定内容と各設定
器の実際の設定内容とを常時比較し、その比較結
果を各設定器に付設された表示器により表示する
ようにしたものである。
以下に、この発明の好適な一実施例を添付図面
に基づいて詳細に説明する。
第1図はこの発明に係るプリセツト装置の電気
的な構成を示すブロツク図、第2図は同装置の操
作部を示す正面図、第3図は同装置の各設定ユニ
ツトの詳細を示すブロツク図、第4図は各タイミ
ング信号の状態を示すタイミングチヤート、第5
図は多色表示器の他の例を示す図である。
この実施例に示されるプリセツト装置には、音
色あるいは効果等を設定するために64個の楽音態
様設定ユニツトU1〜U64が設けられている。これ
らのユニツトUi(i=1,2…64)のそれぞれ
には第3図に示す如く手動レバーLViに加えられ
る力あるいはクラツチCRiを介してモータMiから
加えられる力によつて駆動される設定器SSi(この
例では、ロータリスイツチ)と、この設定器SSi
の出力をコード化して出力するエンコーダECi
と、当該設定ユニツトUiに割当てられたステート
STi(後述する)に開いて上記エンコーダECiの出
力を通過させるゲート回路Giとが設けられてい
る。そして、クラツチCRi及びモータMiはステー
トSTiにおいてレジスタRGiにロードされたCH、
(A<B)i、(A>B)iの各信号によつて制御され
る。すなわち、クラツチCRiは信号CH“1”のと
きに解除されるとともにCH“0”のときに接続
され、またモータMiは信号(A<B)iが“1”で
A>Bが“0”とときにあつては手動レバーLVi
を上昇させる方向へ回転駆動されるとともに信号
(A>B)iが“0”でA>Bが“1”のときにあ
つては手動レバーLViを降下させる方向へ回転駆
動されることになる。
また、各手動レバーLViの近傍には多色発光ダ
イオードを用いてなる多色表示器MDPYiが取り
付けられている。この多色表示器MDPYiはスイ
ツチング素子S(G)i,S(Y)i及びS(R)iのON
状態に応答して緑色、黄色及び赤色に発光するよ
うになされており、また上記各スイツチング素子
S(G)i,S(Y)i及びS(R)iはそれぞれレジス

RGiにロードされた(A<B)i、(A=B)i及び
(A>B)iの各信号によりON、OFF駆動されるよ
うに構成されている。また、この実施例装置にお
いては前記各設定器SSi(i=1,2,3…64)
の設定内容を16種類にわたつて記憶させるために
16個のメモリチヤンネルが設けられており、これ
らのメモリチヤンネルCH1〜CH16の指定はチヤ
ンネル指定スイツチCS1〜CS16によつて行なわ
れ、またこのメモリチヤンネルに各設定器SSi(i
=1,2,3…64)の設定内容を記憶させるた
めには書込スイツチWSが使用される。これらの
各スイツチCS1〜CS16,WSの操作ボタンCB1
CB16,WBは第2図に示す如く電子楽器本体の例
えば正面に取付けられた操作パネルP上に配列さ
れており、またこの操作パネルP上には後述する
如くチヤンネル番号を表示するための表示器
DPYが配置されている。
また、この実施例装置は第4図に示す如き互い
に180度の位相差を有する2系統のクロツクφ,
φと64系統のタイミング信号STi(i=1,2…
64)によつて同期制御されており、これらの信
号は第1図に示す如くインバータ1、カウンタ2
及びデコーダ3によつて形成されることになる。
次に、この回路の構成を動作に沿つて順に説明
する。
今仮に、各設定器SSi(i=1,2…64)がそ
れぞれ一定の設定状態にあるものとし、これら一
連の設定器SSiの設定内容を任意のメモリチヤン
ネルCHNに記憶させるものとする。
この場合、第2図に示す書込用操作ボタンWB
を押圧した状態のままで、所望するメモリチヤン
ネルNに対応した操作ボタンCBNを押圧する。す
ると、書込スイツチWSの出力“1”によつて
ANDゲート4が“開”となるとともに、チヤン
ネル指定スイツチCSNの出力“1”によつてOR
ゲート5の出力も“1”となり、この出力“1”
はANDゲート4を経てRAM6のW/端子に
供給され、これによつてRAM6は書込モードに
設定される。また、各チヤンネル指定スイツチ
CS1〜CS16の出力はORゲート7を介してレジス
タ8のLD端子に供給されているから、チヤンネ
ル指定スイツチCSNの出力が“1”になると、こ
の出力“1”はレジスタ8にロードされる。そし
て、このレジスタ8の出力はRAM6のMSB端子
に供給され、これによりRAM6内におけるチヤ
ンネルNに対応した一連のアドレスエリアが指定
される。また、RAM6のLSB端子にはカウンタ
2の計数出力CTiが供給されているため、RAM
6内においては上記指定されたアドレスエリアの
内の一連のアドレスが先頭アドレスから順にクロ
ツクφに同期して走査される。
一方、RAM6のIN端子には第4図に示す第1
〜第64のステートを有する時分割多重信号TDM1
が供給されており、その第1〜第64ステートには
各設定器SS1〜SS64の設定内容を示すデータSD1
〜SD64がそれぞれ含まれている。従つて、RAM
6の指定されたチヤンネルNに対応する一連のア
ドレスエリアには、各設定器SS1〜SS64の設定内
容を示すデータSD1〜SD64が先頭アドレスから順
に記憶されることになる。
以上に述べたRAM6への書込動作の間、コン
パレータ9においては各設定器SSiから出力され
る時分割多重信号TDM1とRAM6のOUT端子か
ら出力される時分割多重信号TDM2とを同一ステ
ート同志で互いに比較しており、またこの書込動
作の間においては両信号TDM1,TDM2の各ステ
ートにおけるデータ内容は一致している。従つ
て、上記書込動作の間中においてはコンパレータ
9のA<B端子の各出力は“0”、A=B端子の
出力は“1”になる。
コンパレータ9のA=B出力が“1”の状態に
おいては、ANDゲート10はインバータ11の
出力“0”によつて禁止されるから、RSフリツ
プフロツプ(以下、RSFFという)12のS入力
端子は常時“0”状態となる。また、ANDゲー
ト13は第4図に示す第1ステートにだけ“開”
となつてクロツクφを通過させるから、RSFF1
2のR入力端子には第1ステートの開始時点から
第1ステートの1/2時点までの期間にだけ“1”
となるパルスが出力される。従つて、RSFF12
はこのパルスの立上りに応答して第1ステートの
到来時点以降リセツト状態に保持され、Q出力は
“0”、出力は“1”となる。
また、ANDゲート14は第4図に示す第64ス
テートにだけ“開”となつてクロツクを通過さ
せるから、JKフリツプフロツプ(以下、JKFFと
いう。)15のT入力端子には第64ステートの1/2
時点から第64ステートの終了時点までの期間だ
“1”となるパルスが出力される。従つて、
JKFF15はこのパルスの立上りに応答して第64
ステートの終了時点においてRSFF12のQ及び
Q出力を読み込んで出力することにより、この結
果第64ステートの終了時点以降JKFF15のQ出
力は“0”又出力は“1”に保持される。
JKFF15の出力はORゲート16を経てイ
ネーブル信号として表示器DPYに供給されてお
り、また表示器DPYにはレジスタ8の出力が表
示用データDDとして供給されている。従つて、
前述の如くコンパレータ9のA=B出力が全ての
ステートにおいて“1”となり、これにより
JKFF15の出力が“1”となると、表示器
DPYにはそのとき指定されているメモリチヤン
ネル(例えば、第12チヤンネル)の番号が第2図
に示す如く表示される。
一方、RSFF17のS入力端子にはORゲート
7の出力が供給されるとともに、R入力端子には
JKFF15の出力が供給されている。また、
RSFF17のQ出力はJKFF15のQ出力により
開閉制御されるANDゲート18及びインバータ
19をしてセレクタ20のSA端子へと供給され
る。従つて、前述の如くコンパレータ9のA=B
出力が全てのステートにおいて“1”となり、こ
れによりJKFF15のQ出力が“0”となると、
ANDゲート18は禁止されてしまい、セレクタ
20のSA端子の状態は“1”となる。この結果、
セレクタ20においてはA端子が選択され、セレ
クタ20からは各設定器SS1〜SS64からの信号で
ある時分割多重信号TDM1が出力され、この信号
TDM1はレジスタ群21へと供給される。
レジスタ群21を構成する各レジスタRg1〜Rg
64にはそれぞれタイミング信号TL1〜TL64が供給
されているため、各レジスタRg1〜Rg64には各設
定器SS1〜SS64の設定内容を示すデータSD1
SD64がロードされる。そして、各レジスタRg1
Rg64の出力は電子楽器の楽音発生部へと供給さ
れ、これにより各設定器SS1〜SS64の設定内容に
従つて所望の楽音制御が行なわれる。
また、上述のRAM6に対する書込動作を行つ
ている間中、ANDゲート18の出力はコンバー
タ22で反転されたのちクラツチ制御信号CHと
して各設定ユニツトU1〜U64内のレジスタRG1
RG64へと供給されており、これにより各レジス
タRG1〜RG64にはクラツチ制御信号CH“1”が
ロードされる。従つて、各クラツチCR1〜CR64
は解除された状態となり、各設定器SS1〜〜SS64
の設定内容がモータM1〜M64によつて変更され
ることはない。
次に、各設定器SS1〜SS64が任意の内容に設定
されている状態から、これをRAM6の所定のチ
ヤンネルにあらかじめ記憶させた所定の内容に変
更する場合を説明する。
前述の如く、各設定器SS1〜SS64から出力され
る時分割多重信号TDM1とRAM6から出力され
る時分割多重信号TDM2とが全ステートにおいて
一致する場合には、JKFF15のQ出力は“0”、
Q出力は“1”となつてANDゲート18は“閉”
となり、RSFF17はリセツトされてそのQ出力
は“0”となる。他方両信号TDM1とTDM2とが
一致となつた場合には、JKFF15のQ出力が
“1”となつても、RSFF17はリセツトされた
ままなので、そのQ出力は“0”を保ち、これに
よつてもANDゲート18は同様に“閉”となる。
従つて、新たにチヤンネル指定スイツチCS1
CS16のいずれかがオンしない限り、セレクタ2
0のSA端子には“1”が供給され続け、これに
より楽音発生部には各設定器SS1〜SS64からのデ
ータが供給されている。
今、この状態において所望のメモリチヤンネル
Nに相当るチヤンネル指定スイツチCSNが押圧さ
れたものとする。すると、前述の書込動作の場合
と同様にして、指定されたチヤンネルNに対応す
るアドレスエリア内の各アドレスが先頭アドレス
から順に指定される。また、このとき書込スイツ
チWSの出力は“0”であるから、RAM6の
W/端子の状態は“0”となり、RAM6は読
み出しモードに設定される。従つて、RAM6か
らは各設定器SS1〜SS64の設定内容を各エンコー
ダEC1〜EC16の出力によつてあらわす時分割多重
信号TDM2が出力される。そして、この新たな設
定内容を示す信号TDM2は、コンパレータ9にお
いて現在の設定内容を示す信号TDM1と比較され
る。
このとき、信号TDM1中の現在の設定データ
SDiが信号TDM2中の新たな設定データSDi′より
も小さい場合には、コンパレータ9のA<B端子
の出力が当該ステートSTiにおいて“1”とな
り、また大きい場合にはA>B端子の出力が当該
ステートSTiにおいて“1”となり、さらに等し
い場合にはA=B端子の出力が当該ステートSTi
において“1”となる。そして、各ステートSTi
における各端子A<B及びA>Bの出力は当該設
定ユニツトUi内における各レジスタRGiに順次ロ
ードされる。また、第1〜第64のいずれかのステ
ートSTiにおいて現在の設定データSDiと新たな
設定データSD′iとが不一致の場合、その不一致と
なるステートSTiの1/2時点において必らずRSFF
12はセツトされ、これを受けてその走査周期の
終了時点にJKFF15のQ出力は“1”となる。
さらに、いずれかのチヤンネル指定スイツチCSN
がオンされると、その瞬間にORゲート7の出力
によつてRSFF17のQ出力は“1”となる。従
つて、このようにチヤンネル用の操作ボタンCBN
が押圧されたのち、各設定器SS1〜SS64がRAM
6から読み出された各設定データSDiに対応する
状態に完全に設定されるまでの間は、ANDゲー
ト18の出力は“1”となる。そして、この
“1”出力はインバータ22で“0”に反転され
たのちクラツチ制御信号CHとして各設定ユニツ
トUi内のレジスタRGiへと供給されるとともに所
定のタイミングでロードされる。
従つて、各設定ユニツトUi内においてはクラツ
チ制御信号CH“0”を受けてクラツチCRiの接続
が行なわれるとともに、ゲートGi′が“開”とな
つて(A<B)i、(A>B)iはそれぞれモータMi
に供給され、かくして各設定器SSiは現在の設定
データSDiと新たな設定データSDi′との偏差を補
正する方向へと駆動されることになる。
一方、前述のようにチヤンネル用の操作ボタン
CBNが押圧されたのち、各設定器SS1〜SS64
RAM6から読み出された各設定データSD′iに対
応る状態に完全に設定されるまでの間は、AND
ゲート18の出力は“1”となり、この“1”出
力はインバータ19で反転されたのちセレクタ2
0のSA端子に供給される。従つて、いずれかの
チヤンネル用の操作ボタンCBNが押圧されると同
時に、セレクタ20においてはB信号が選択さ
れ、レジスタ群21に供給される時分割多重信号
は現在の各設定器の設定内容を示すTDM1から新
たな設定内容を示すTDM2に瞬時のうちに切替れ
ることになる。このため、RAM6からの所望の
メモリチヤンネルを読み出したのち、各設定器
SS1〜SS64が読み出された内容に完全に設定され
るまでに比較的大なる時間(例えば、100ミリ秒)
を要したとしても、楽音発生部に対してはメモリ
チヤンネルの読み出しと同時に新たな制御データ
(SD′1,SD′2…)が供給されることになり、演奏
の際中においても任意の時点で迅速なる効果、音
色等の自動設定を行なうことができるのである。
一方、各設定器SS1〜SS64がRAM6から読み
出された内容に完全に設定されると、コンパレー
タ9のA>B出力、A<B出力は全てのステート
において“0”となり、逆にA=B出力は全ての
ステートにおいて“1”となる。の結果、第64ス
テートの終了時点においてJKFF15の出力は
“0”から“1”に転じ、この信号の立上りに応
答してRSFF17はリセツトされる。従つて、以
後ANDゲート18はRSFF17のQ出力“0”
を受けて禁止状態に保持され、この禁止状態は新
たにいずれかのチヤンネル指定スイツチCSが押
圧されるまで継続する。
このように、ANDゲート18が禁止されると
セレクタ20のSA端子には“1”が供給され、
セレクタ20においてはA端子が選択される。従
つて、各設定器SS1〜SS64が新たに設定内容に完
全に設定されると同時に、楽音発生部に供給され
る信号はRAM6より出力されるTDM2から各設
定器SS1〜SS64より出力されるTDM1へと切替わ
り、以後楽音発生部は各設定器SS1〜SS64からの
信号TDM1によつて制御されることになる。
また、前述の如く各設定器SS1〜SS64がRAM
6から読み出された内容に完全に設定されている
期間においては、コンパレータ9のA>B出力、
A<B出力は全てのステートにおいて“0”、A
=B出力は全てのステートにおいて“1”となる
ため、各設定ユニツトUi内においてはスイツチン
グ素子S(Y)iがONし、多色表示器MDPYiは黄
色に発光する。従つて、操作者は各手動レバー
LViのそれぞれに付設された多色表示器MDPYi
が全て黄色に発光していることによつて、そのと
きの各設定器SSiの設定内容がRAM6内の指定さ
れたチヤンネルから読み出された各データSDi
で示される各設定内容と完全に一致していること
を知ることができる。また、チヤンネル表示器
DPYは設定が完了するまでの間においてはAND
ゲート18の出力“1”によつてイネーブルされ
ており、また設定が完了したのちはJKFF15の
Q出力“1”によつてイネーブルされる。従つ
て、表示器DPYには設定完了の前後を問わず、
指定されたメモリチヤンネル番号が表示され続け
ることになる。
次に、上述の自動設定が完了したのちその設定
状態を手動レバーLViの操作により変更又は修正
する場合を説明する。
手動レバーLViが操作されることにより当該手
動レバーLViに対応する設定器SSiの設定状態を
示すデータSDiがRAM6から出力される当該設
定器SSiのデータSDi′と一致しなくなると、コン
パレータ9のA=B出力は当該設定器SSiに対応
するステートSTiにおいて“0”となり、前述の
経過を経てJKFF15の出力は第64ステートの
終了時点以降“0”となる。この結果、表示器
DPYに供給されるイネーブル信号の値は“0”
となつて表示器DPYは消灯することになり、こ
れにより現在の各設定器SSiの設定内容が、RAM
6から読み出されている設定内容と異なるもので
あることを視認させることができる。さらに、手
動レバーLViが操作ボされたことにより当該手動
レバーLViに対応する設定器SSiの設定状態を示
すデータSDiがRAM6から出力される当該設定
器SSiのデータSDi′と一致しなくなると、コンパ
レータ9のA<B出力又はA>B出力のいずれか
一方が“1”となり、この結果上述の操作された
手動レバーLViに対応する設定ユニツトUi内にお
いてはスイツチング素子S(G)i又はS(R)iのい
ずれか一方がONし、多色表示器MDPYiは緑色
又は赤色のいずれかに発光する。従つて、操作者
は各手動レバーLViのそれぞれに付設された多色
表示器MDPYiが緑色又は赤色のいずれかに発光
しているかによつて、当該手動レバーLViに対応
する設定器SSiの現在の設定内容が、RAM6内の
そのとき指定されたチヤンネルから読み出された
各データSDi′で示される各設定内容よりも大き
いか小さいかを判別することができる。すなわ
ち、自動設定が完了したのちいずれかの手動レバ
ーLViを操作して当該設定器SSiの設定内容を変
更したとしても、その変更後の設定内容が自動設
定された設定内容よりも大きいか小さいかを常に
確認することができ、その後当該手動レバーLVi
を多色表示器MDPYiの発光色が再たび黄色にな
る位置まで上下動すれば元の自動設定状態にいつ
でも復帰させることができるわけである。一方、
コンパレータ9のA=B出力がいずれかのステー
トSTiにおいて“0”となると前述の如くJKFF
15のQ出力は第64ステートの終了時点以降
“1”となるが、この状態においてはRSFF17
のQ出力は“0”であるからJKFF15のQ出力
“1”はANDゲート18によつて禁止されてしま
い、セレクタ20のSA端子の信号状態は変更さ
れない。従つて、前述の如く手動レバーLViを操
作していずれかの設定器SSiの内容を変更又は修
正した場合には、楽音発生部には変更又は修正後
の設定データが供給されることになるのである。
次に、第5図は多色表示器MDPYiの他の例を
示すもので、この多色表示器MDPYiは手動レバ
ーLVi近傍の操作パネル23上に開口24を形成
し、この開口24にその周面の一部が臨むように
して円筒体25を回転自在に支持するとともに、
この円筒体25の周面を4分割して図示の如く
黒、黄及び赤色の色分けし、さらに上記円筒体2
5と一体に回転するようにその内部に永久磁石2
6を固定するとともに、円筒体25の周囲には3
個の電磁石LS13LS2及びLS3を配置し、これらの
電磁石LS13LS2及びLS3に(A<B)i、(A=B)i
(A>B)iの各信号を供給することにより円筒体
25を回転させて前記開口24より対応する着色
された周囲を臨ませるようにしたものである。
かくして、この実施例に係るプリセツト装置に
よれば、手動レバーLV1〜LV64を操作して各設
定器SS1〜SS64を所望の内容に設定したのち、書
込用操作ボタンWB及び所望のメモリチヤンネル
に相当する操作ボタンCBを押圧すれば、表示器
DPYには指定されたチヤンネル番号が表示され
るとともに、RAM6内の当該チヤンネルに対応
るアドレスエリアにはその先頭アドレスから順に
各設定器SS1〜SS64の設定内容を示すデータSD1
〜SD64が記憶されることになり、すなわち何ら
特別な専用操作子を用いることなく通常の手動レ
バーLV1〜LV64によつて所望のデータをRAM6
内に書込むことができる。
また、上述の書込操作の後、所望のメモリチヤ
ンネルに対応した操作ボタンCBNを押圧すれば、
RAM6から出力される各設定データSD′1
SD′64に対応して各モータM1〜M64が駆動され、
これにより例えば100ミリ秒以内に各設定器SS1
〜SS64は各設定データSD′1〜SD′64で示す内容に
自動的に設定され、他方操作ボタンCBNが押圧さ
れた時点より各設定器SS1〜SS64が設定完了する
までの間にあつては、楽音発生部に対しては各設
定器からの設定データSD1〜SD64の替りに、
RAM6から読み出された新たな設定データSD′1
〜SD′64が供給されることになる。従つて、設定
動作中の各設定器SS1〜SS64からノイズが発生し
たとしても、このノイズは楽音発生部に供給され
ることなく、また操作ボタンCBNを押圧した瞬間
から楽音発生部には新たな設定データSD′1
SD′64が供給されるから、従来のプリセツト装置
のように各設定器を高速で駆動るために大容量の
モータを使用することも不要になり電力消費を節
減することができる。
また、一旦自動設定が完了したのちにあつて
は、各設定器SS1〜SS64からの設定データSD1
SD64によつて楽音発生部は制御されるから、そ
の後各手動レバーLV1〜LV64を操作して各設定
器SS1〜SS64の設定内容を変更あるいは修正すれ
ば、修正後の設定データに従つて楽音発生部は制
御されることになり、すなわち自動設定完了後に
おいても手動レバーによつて任意の設定変更又は
修正が可能である。
他方、いずれかのチヤンネルに対応した操作ボ
タンCBNを押圧すると、表示器DPYには指定さ
れたチヤンネルの番号が表示されることになると
ともに、この表示は手動レバーLV1〜LV64を操
作していずれかの設定器SSiの設定内容を変更又
は修正すると消灯することになる。従つて、この
表示に基づいて操作者は現在の各設定器SS1
SS64の設定内容が自動設定されたものかあるいは
手動設定されたものかを確認することができる。
さらに、この実施例によればいずれかのメモリ
チヤンネルを読み出して、各設定器SSiを所望の
内容に自動設定すると、その自動設定された状態
が維持されている期間においては各多色表示器
MDPYiはそれぞれ黄色に発光するのに対して、
その後手動レバーLViによりいずれかの設定器
SSiの設定内容を変更した場合には当該設定器SSi
に対応する多色表示器は緑色又は赤色に発光する
ことになり、この発光色によつて操作者は当該設
定器SSiの現在の設定内容が自動設定された設定
内容よりも大きいか小さいかをいつでも確認する
ことができ、当該手動レバーLViを上記発光色が
黄色になるまで上下動することにより元の自動設
定内容についでも復帰させることができる。
以上の説明で明らかなように、この発明に係る
プリセツト装置はメモリから読み出されているデ
ータで示されている各設定器の設定内容と各設定
器の実際の設定内容とを常時比較し、その比較結
果を各設定器に付設された表示器により表示する
ようにしたものであるから、メモリから読み出さ
れたデータによつて各設定器を所定の設定内容に
自動設定したのち、その後に手動操作子によつて
各設定器の内容を変更したとしても、常に変更後
の設定内容が自動設定された設定内容に対してど
のような関係にあるかを操作者は確認することが
でき、特に、電子楽器のように多数の手動操作子
を有する場合であつても、その手動操作子を移動
して容易に微修正ができるとともに、一旦微修正
をした手動操作子を表示を頼りに容易に復帰させ
ることができ、この種のプリセツト装置の機能性
および操作性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るプリセツト装置の電気
的な構成を示すブロツク図、第2図は同装置の操
作部を示す正面図、第3図は同装置の各設定ユニ
ツトの詳細を示すブロツク図、第4図は各タイミ
ング信号の状態を示すタイミングチヤート、第5
図は多色表示器の他の例を示す図である。 SSi……設定器、LVi……手動レバー、Mi……
モータ、MDPYi……多色表示器、6……RAM、
9……コンパレータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 手動操作により楽音形成用の各種パラメータ
    に相当する複数のデータを設定するデータ設定手
    段と、前記各種パラメータに相当するデータをあ
    らかじめ記憶させたメモリと、前記メモリから各
    種パラメータが読み出されたとき、該読み出され
    た出力データに前記データ設定手段の出力データ
    が一致するように制御する制御手段とを備え、前
    記データ設定手段の出力データに基づき楽音を制
    御するようにした電子楽器のプリセツト装置にお
    いて、 前記データ設定手段の出力データと前記メモリ
    の出力データとを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づいて不一致のと
    きは不一致の方向を常時表示する表示手段と、 前記メモリから各種パラメータが読み出された
    時点から前記比較手段の比較結果が一致を出力す
    るまでの期間は前記メモリの出力データを選択
    し、該期間後は前記データ設定手段の出力データ
    を選択する選択手段と、 を設け前記選択手段によつて選択された出力デー
    タに基づいて楽音制御を行うようにしたことを特
    徴とする電子楽器のプリセツト装置。 2 前記表示手段は多色表示器であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の電子楽器の
    プリセツト装置。
JP56008682A 1981-01-23 1981-01-23 Presetting apparatus for electronic musical instrument Granted JPS57122496A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56008682A JPS57122496A (en) 1981-01-23 1981-01-23 Presetting apparatus for electronic musical instrument

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56008682A JPS57122496A (en) 1981-01-23 1981-01-23 Presetting apparatus for electronic musical instrument

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57122496A JPS57122496A (en) 1982-07-30
JPH022155B2 true JPH022155B2 (ja) 1990-01-17

Family

ID=11699687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56008682A Granted JPS57122496A (en) 1981-01-23 1981-01-23 Presetting apparatus for electronic musical instrument

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57122496A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59104696A (ja) * 1982-12-08 1984-06-16 ヤマハ株式会社 電子楽器のパラメ−タ設定装置
JP5332794B2 (ja) * 2009-03-25 2013-11-06 ヤマハ株式会社 音響信号処理装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5928461Y2 (ja) * 1978-12-16 1984-08-16 ヤマハ株式会社 電子楽器の楽音形成制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57122496A (en) 1982-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4402246A (en) Tone quality presetting apparatus in electronic musical instrument
JPS6120773B2 (ja)
US4297934A (en) Display device for automatic rhythm performance apparatus
JPH022155B2 (ja)
JPS5810496U (ja) 電子楽器の楽音制御装置
JP2988225B2 (ja) オーディオミキサのプログラムメモリチェック装置
JPH05176399A (ja) 制御装置
JPS6339076B2 (ja)
US4727288A (en) Digital wave observation apparatus
JPH0555879B2 (ja)
JPS636877B2 (ja)
KR200181757Y1 (ko) 버튼기능을임의로설정할수있는카메라
JPH10161713A (ja) プログラム作成方法
JPS5924302A (ja) デイジタル制御装置
JP3011132B2 (ja) 選局装置
JP3409865B2 (ja) テンポ設定装置
GB2158985A (en) Electronic musical instrument with automatic rhythm playing unit
JP3046638B2 (ja) 記憶調光装置
JPS5819591Y2 (ja) ジドウリズムソウチ
JPH0766861B2 (ja) 調光装置
JPH04267294A (ja) ボリューム調節位置表示装置
JPH0310558Y2 (ja)
JPH0159640B2 (ja)
JP2778075B2 (ja) 電子機器
JPH0642233Y2 (ja) 時計の修正機構