JP3046638B2 - 記憶調光装置 - Google Patents

記憶調光装置

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JP3046638B2 JP3079701A JP7970191A JP3046638B2 JP 3046638 B2 JP3046638 B2 JP 3046638B2 JP 3079701 A JP3079701 A JP 3079701A JP 7970191 A JP7970191 A JP 7970191A JP 3046638 B2 JP3046638 B2 JP 3046638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舞台やホールなどで照
明の明るさを制御する装置、特に複数の調光操作卓を使
用する調光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から調光装置は、舞台やホールなど
に設けられる照明灯などの照明負荷を調光制御して、演
出照明を行うために使用される。最近の照明演出におい
ては、様々な演出効果がユーザから求められている。そ
の中に複数の調光操作卓を使用して演出したいとういう
要望がある。従来は、照明灯などの照明負荷を調光操作
卓のレベル設定器に対応させるいわゆるパッチによっ
て、レベル設定器からのレベル値に比例して照明負荷の
明るさを制御するようにしている。調光操作卓のレベル
設定器の数に比べて照明負荷の数が多いときは、一つの
レベル設定器に対して複数の照明負荷を対応させてグル
ープ化して使用している。
【0003】このようなグループ内では、同一のレベル
設定器によって照明負荷の明るさが制御されるので、グ
ループ内の特定の照明負荷だけ明るさを変化させたいと
きには、その照明負荷だけを別のレベル設定器にパッチ
させてから制御する必要がある。このことをもう少し具
体的に述べると、照明負荷毎の明るさの組合わせで設定
されるある場面では、たとえば負荷1、負荷2、負荷3
を同一のレベル設定器で制御し、またある場面では、負
荷1、負荷2を同一のレベル設定器で、負荷3を別のレ
ベル設定器で制御するということである。
【0004】このような要望を容易に実現するために
は、場面毎のパッチ状態を予め設定して仕込んだ調光操
作卓を用意し、場面を切換える際に調光操作卓の出力を
切換えれば明るさの添加は可能である。しかしながら、
単に、複数の調光操作卓の出力を切換えて使用するだけ
では、以下のような問題が生じる。
【0005】調光出力を切換える直後から、ある一定
の間、間違った調光データが転送される。
【0006】調光操作卓からの調光出力は、図5に示す
ようなシリアルデータであり、まず予め定められるデー
タ構造を有して容易に判別することができるスタートコ
ードが送られる。スタートコードに続いて、複数の照明
負荷毎の調光レベルを表す信号Dim1,Dim2,
…,Dim512が順次的に導出され、再びスタートコ
ード以下の調光レベルを表す信号が繰り返して導出され
る。各調光レベルを表す信号Dim1,Dim2,…,
Dim512は、8bitのデジタルデータである。
【0007】図6は、調光出力を切換える直後に、ある
一定の時間Wだけ、間違った調光データが転送されるこ
とを示す。初めに調光信号Aによって照明負荷の調光制
御が行われており、途中から調光信号Bに切換える場合
を想定する。調光信号Aにより調光制御は、スタートコ
ードを基準に、Dim2の途中で調光信号Bに切換えら
れると、調光信号Bの次のスタートコードが送られるま
での時間Wに、調光出力に応答して照明負荷を駆動する
調光ユニットは、誤ったデータを受信することになる。
すなわちDim135をDim3として受信し、第3番
目の照明負荷を駆動する。以下調光信号Bのスタートコ
ードが検出されるまで、誤った調光データが受信され
る。調光信号Bのスタートコードが検出された後は、照
明負荷毎の正しい順序でデータが受信される。
【0008】ハード的な原因によって、切換え時のス
イッチング時間中「明かりの落ち込み」(暗転)が起こ
る。
【0009】切換えスイッチを機械的なスイッチによっ
て実現すると、切換える操作の過程で照明負荷に調光レ
ベルが供給されいないことが生じる。このとき照明負荷
は一時的に暗くなるので、特に明るく照明しているとき
には不都合である。
【0010】明かりの転換が急激に起こり不自然であ
ると同時に、演出として物足りないものになる。
【0011】すなわち、調光操作卓間の調光レベルの差
が大きいときは、照明負荷の明るさが急激に変化し、不
自然な感じを与える。また、急激な変化しか選択の余地
がないので、演出照明として不十分な場合も多くなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
の調光操作手段からの照明負荷を調光制御するための信
号を円滑に切換えることができる記憶調光装置を提供す
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、照明負荷と、
複数の照明負荷を調光制御するための第1調光レベルを
表す信号を、シリアルな各照明負荷毎のデジタルデータ
として導出する第1の調光操作手段と、複数の照明負荷
を調光制御するための第2調光レベルを表す信号を、シ
リアルな各照明負荷毎のデジタルデータとして導出する
第2の調光操作手段と、第1調光操作手段からの第1調
光レベルを表す各照明負荷毎のデジタルデータをストア
する第1メモリと、第2調光操作手段からの第2調光レ
ベルを表す各照明負荷毎のデジタルデータをストアする
第2メモリと、第1調光レベルおよび第2調光レベルの
一方から他方へ連続的に切換えるクロスフェード制御す
るための制御レベルを表す信号を導出するクロスフェー
ド手段と、クロスフェード手段からの信号に応答し、制
御レベルと第1および第2メモリの各照明負荷毎のスト
ア内容とのクロス演算を行い、その演算結果のレベルに
よって、各照明負荷を駆動する手段とを含むことを特徴
とする記憶調光装置である。
【0014】
【作用】本発明に従えば、第1および第2調光操作手段
は、複数の照明負荷を調光制御するための第1および第
2調光レベルを表す信号を、各照明負荷毎のデジタルデ
ータとしてそれぞれシリアルに導出する。第1および第
2調光レベルを表すデジタルデータは、第1および第2
メモリにそれぞれストアされる。クロスフェード手段
は、第1および第2調光レベルの一方から他方へ連続的
に切換えるクロスフェード制御のための制御レベルを表
す信号を導出する。各照明負荷は、クロスフェード手段
からの信号に応答して、制御レベルと第1および第2メ
モリストア内容とのクロス演算の演算結果のレベルによ
って駆動される。このようにして、第1調光レベルと第
2調光レベルとの間をクロスフェードによって切換える
ことができるので、調光操作手段間の円滑な切換えを行
うことができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の電気的構成を示
すブロック図ある。第1調光操作手段である調光操作卓
A1と、第2調光操作手段である調光操作卓B2からの
出力は、ライン3,4を介して出力合成装置5に与えら
れる。出力合成装置5には、クロスフェード手段である
クロスフェーダ6が接続され、ライン3,4を介する調
光信号A,Bをクロスフェード演算し、その演算結果を
表す信号をライン7を介してユニット8に与える。ユニ
ット8には、複数の白熱灯などの照明負荷が、個別的に
位相制御可能に接続されている。各照明負荷を位相制御
するための信号は、調光操作卓A1および調光操作卓B
2からそれぞれシリアルなデシタルデータとして導出さ
れる。ユニット8は、ライン7を介するシリアル信号を
受信し、各照明負荷毎に与えられる調光レベルで位相制
御を行う。
【0016】図2は、図1図示の出力合成装置5の電気
的構成を示すブロック図ある。ライン3を介する調光信
号Aは、格納領域A11に順次的にストアされる。ライ
ン4を介する調光信号Bは、格納領域B12に順次的に
ストアされる。これらの格納領域A11,B12は、一
つの半導体メモリに設けられる別々の領域である。格納
領域A11,B12のストア内容は、照明負荷毎に順次
的に読出されて、演算回路13に与えられる。演算回路
13には、クロスフェーダ6からの制御レベルを、アナ
ログ/デジタル変換回路14によってデジタル値に変換
した信号も与えられる。
【0017】演算回路13におけるクロス演算は、次の
数1に示す演算式に従って行われる。
【0018】
【数1】 On=(CA×PAn+CB×PBn)÷255 ここで、n番目の照明負荷に対するOnはクロス演算の
結果であり、CAおよびCBは、クロスフェーダ6から
の制御レベルをデジタル変換したデータであり、PAn
およびPBnは、n番目の照明負荷に対する調光操作卓
Aおよび調光操作卓Bからの調光レベルである。これら
の値CA,CB;PAn,PBnは、8ビットのデジタ
ルデータである。CAおよびCBの間には、さらに次の
数2の式で表される関係がある。
【0019】
【数2】CA+CB≦255 クロスフェーダは、操作パネル面上に、図3に示すよう
な操作つまみ21,22が設けられ、操作つまみ21,
22を同一方向に同時に操作することによって、一方の
レベルCAが増加するときには他方のレベルCBが減少
するような制御レベルを導出する。図3で、操作つまみ
21,22を最上の位置に移動させると、調光操作卓A
からの出力は100%となり、調光操作卓Bからの出力
は0%となる。このときCAは255となりCBは0と
なる。操作つまみ21,22を最下の段に移動させると
きは、調光操作卓Aからの出力は0%となり、調光操作
卓Bからの出力が100%となる。このときCAが0と
なりCBが255となる。このように100%が255
に対応するのは、CAおよびCBを8ビットのデジタル
データとして取り扱うからであり、データのビット数が
異なれば、他の値となることは勿論である。クロスフェ
ーダは、操作つまみ21,22を同時に同一方向に移動
させるときには、CAとCBとの和は、255となる。
操作つまみ21,22は、必ずしも同時に操作する必要
はなく、そのときは、CAとCBとの合計は255以下
となる。CA+CBという演算の結果そのものは、25
5以上にも成りうるけれども、演算結果を8ビットとし
て取り扱う限り、8ビットをオーバーフローしたデータ
は無視され、合計値が符号なし8ビットの2進数の最大
値である255を越えることはない。
【0020】以上のような、クロスフェード演算は、ユ
ニット8に接続される照明負荷毎に行われる。このため
格納領域A11,B12には、前述の図5図示のスター
トコードを基準として、照明負荷毎の調光レベルを表す
信号Dim1,Dim2,…,Dim512が順次的に
ストアされている。このように512の信号を導出する
のには、たとえば約28m秒の時間を必要とするけれど
も、この時間は十分に短い時間といえる。クロスフェー
ド制御は、操作者が数秒間の時間をかけて行うことによ
って所望の演算効果が得られ、その時間に比較すれば十
分に短い時間である。したがって、照明負荷の数だけの
データに制限してデータの導出時間を短縮することは必
ずしも必要ではない。むしろ、データの取り扱いの容易
さの点で、データの数を固定して最大限度の数としてお
いた方がよい。
【0021】以上のように本実施例によれば、調光信号
に含まれるスタートコードを検出して、照明負荷毎に一
定の順序で格納領域A11,B12にストアし、照明負
荷毎に第1および第2調光レベルを読出して、クロスフ
ェード演算を行い、その演算結果のレベルでユニット8
に接続される各照明負荷を駆動するので、調光レベルを
表す信号Dim1,Dim2,…,Dim512と照明
負荷との対応関係を正しく維持することができ、調光信
号を切換えたときに間違った調光データがユニット8に
転送されることはない。
【0022】また2つの調光信号A,Bとの間を、機械
的なスイッチによって切換えることはないので、切換え
の過程で、調光レベルが瞬間的に0になって照明負荷の
明るさが暗くなるような問題は生じない。
【0023】さらにまた、調光信号Aおよび調光信号B
は、クロクフェード制御によって、一方から他方へ連続
的に切換えられるので、図4(1)に示すように急激に
切換えられるのではなく、図4(2)に示すようにスム
ーズに明るさを変化することが可能になる。
【0024】
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、クロスフ
ェード手段によって第1調光操作手段からシリアルなデ
ジタルデータとして導出される複数の照明負荷の第1調
光レベルと、第2調光操作手段からシリアルなデジタル
データとして導出される複数の照明負荷の第2調光レベ
ルとを円滑に切換えて、各照明負荷を調光制御すること
ができる。これによって、不都合を生じることなく、第
1および第2調光操作手段を連動させて調光制御を行う
ことができ、照明による演出効果を大幅に高めることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気的構成を示すブロック
図である。
【図2】図1図示の出力合成装置5の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図3】図1図示のクロスフェーダ6に関連する操作パ
ネルの構成を示す正面図である。
【図4】調光信号Aを調光信号Bに切換えるときの変化
を示すグラフである。
【図5】調光信号のデータの構成を示す図である。
【図6】従来からの2つの調光信号間を切換えるときの
問題を説明するための図である。
【符号の説明】
1,2 調光操作卓 5 出力合成装置 6 クロスフェーダ 8 ユニット 11,12 格納領域 13 演算回路 14 アナログ/デジタル変換回路 21,22 操作つまみ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明負荷と、 複数の照明負荷を調光制御するための第1調光レベルを
    表す信号を、シリアルな各照明負荷毎のデジタルデータ
    として導出する第1の調光操作手段と、 複数の照明負荷を調光制御するための第2調光レベルを
    表す信号を、シリアルな各照明負荷毎のデジタルデータ
    として導出する第2の調光操作手段と、 第1調光操作手段からの第1調光レベルを表す各照明負
    荷毎のデジタルデータをストアする第1メモリと、 第2調光操作手段からの第2調光レベルを表す各照明負
    荷毎のデジタルデータをストアする第2メモリと、 第1調光レベルおよび第2調光レベルの一方から他方へ
    連続的に切換えるクロスフェード制御するための制御レ
    ベルを表す信号を導出するクロスフェード手段と、 クロスフェード手段からの信号に応答し、制御レベルと
    第1および第2メモリの各照明負荷毎のストア内容との
    クロス演算を行い、その演算結果のレベルによって、各
    照明負荷を駆動する手段とを含むことを特徴とする記憶
    調光装置。
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