JP2000170948A - ソレノイドバルブおよび燃料蒸発ガス排出抑止装置 - Google Patents
ソレノイドバルブおよび燃料蒸発ガス排出抑止装置Info
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- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
- F02M25/0836—Arrangement of valves controlling the admission of fuel vapour to an engine, e.g. valve being disposed between fuel tank or absorption canister and intake manifold
Abstract
中にチャンバを設けているが、その設ける位置が入力ポ
ートから外部装置へ伝わる波動分布の腹部でなければ脈
動低減効果がなく、しかもその腹部の位置に設けること
が困難であった。また、配管の途中にチャンバを設ける
ことは、レイアウト、コスト的にも不利であるという課
題があった。 【解決手段】 圧力が供給される入力ポート2と、外部
装置に接続される出力ポート3と、コイル5への通電と
非通電に応じて前記入力ポート2と前記出力ポート3と
を連通する流路を開閉するプランジャ14とを有するソ
レノイドバルブにおいて、前記入力ポート2から前記プ
ランジャ14による開閉部に至る前記流路にチャンバ2
1を設けたものである。
Description
する流量を調節するソレノイドバルブおよび該ソレノイ
ドバルブを適用して燃料タンクから発生する燃料蒸発ガ
スの吸気管への供給を制御する燃料蒸発ガス排出抑止装
置に関するものである。
断面図であり、図において、101は負圧の印加される
入力ポート102、出力ポート103が設けられた樹脂
製のハウジング、104はコイル105を内在させる樹
脂製のカバー、106はハウジング101とカバー10
4との間に設けられ、コア107とともに磁路を形成す
る磁性体(鉄製)のプレート、108はプレート106
とともに磁路を形成するコの字状で磁性体(鉄製)のヨ
ークである。
めのコネクタ110に設けられ、外部ソケット(図示し
ない)が差し込まれるコネクタ穴、111はハウジング
101内に形成された入力ポート(負圧印加ポート)1
02と連通する流路、112はハウジング101内に形
成された出力ポート103と連通する流路、113はコ
ア107の一端軸心に一部を突出させて取り付けたピ
ン、114はピン113の外側に嵌めたプランジャ、1
15はプランジャ114の一端に設けた弁体、116は
コア107とプランジャ114の間に縮設され、常時弁
体115をハウジング101の端面に当接させて流路1
11を閉じているスプリング、117はプランジャ11
4に設けた板バネであり、その板バネ周縁部にはシール
部材118が一体に設けられている。119はソレノイ
ドバルブを図示しない固定部に取り付ける取り付け座、
120はその取り付け座119を外部装置に取り付ける
取り付けボルトである。
ない外部の電源からコイル105に通電されていない場
合は、プランジャ114の弁体115はスプリング11
6の付勢力によってハウジング101の端面に押し付け
られ、流路111、112の連通部を閉じ、入力ポート
102と出力ポート103との連通路を閉じている。
て磁界を発生させ、この磁力でプランジャ114をスプ
リング116に抗して移動させ、弁体115をハウジン
グ101の端面から離して流路111、112を連通さ
せると、入力ポート102に負圧が印加されているの
で、出力ポート103から供給された流体は流路11
1、112を通り、入力ポート102から放出される。
が行われ、弁体115は流路111,112の連通部を
断続的に開閉するため、その開閉の度に、ソレノイドバ
ルブ本体の作動音及び通路開閉で生じる気流音が出力ポ
ート103の接続された装置に伝わり、その装置の固有
振動周波数と同一周波数成分が装置内で共鳴し、不具合
な共鳴昔が発生する。
装置とを接続する配管長が、上記固有振動周波数成分の
1/4波長の偶数倍になった場合、この周波数成分が配
管内で共鳴して増幅されて外部装置に放出されるため、
外部装置の共鳴音が更に大きくなる。
の連通部の断続的な開閉により、流路112より放出さ
れる流体に脈動が生じる。この脈動のエネルギーによ
り、出力ポート103に接統された配管及びその一端に
接続された外部装置が振動し、配管及び外部装置との接
触部位から外部へ振動が伝播し、不具合が生じる。
いる場合、配管の途中にチャンバを設けている。図7は
従来のソレノイドバルブを用いた燃料蒸発ガス排出抑止
装置の構成図を示すもので、130は燃料蒸発ガス排出
抑止装置におけるキャニスタ、140はソレノイドバル
ブ100とキャニスタ130を接続する配管150の途
中に設けたチャンバである。
作させると、インテークマニホルドが負圧となるから、
ソレノイドバルブ100を開くと、キャニスタ130か
ら蒸発ガスがチャンバ140、ソレノイドバルブ100
を通ってインテークマニホルドに供給される。しかし、
この供給量が適切でないと、エンジン動作に悪影響を与
えることになるから、ソレノドバルブ100は図示しな
い制御装置からの制御信号によって、断続的(デューテ
ィ)に開閉制御される。この断続的開閉によって生じ、
配管内を伝播するソレノイドバルブ100本体の作動音
及び気流音を、チャンバ140によって減衰させキャニ
スタ130に伝わらないようにして、該キャニスタ13
0内における共鳴音発生を低減している。又、同時に、
配管内を流れる流体の脈動を、チャンバ140により減
衰させることにより、脈動により生じていた配管及びキ
ャニスタの振動を低減している。
の特性であり、(a)は配管内を伝播する放出音のう
ち、キャニスタの固有振動数と同一の周波数成分が配管
内で共鳴していない場合、(b)は共鳴している場合で
ある。図9はチャンバ設置位置に対するキャニスタの共
鳴振動の特性図であり、(a)は配管内を伝播する放出
音のうち、キャニスタの固有振動数と同一の周波数成分
が配管内で共鳴していない場合、(b)は共鳴している
場合である。評価で使用したキャニスタの固有振動周波
数は850Hzであり、その波長は40cmである。よ
って、放出音の内、同一周波数成分(この場合850H
z)が、配管長が前記波長の1/4波長の偶数倍すなわ
ち10cmの偶数倍になった場合に配管内で共鳴する。
ンバ140を図8(a)、(b)に対応させて描いた配
管内の波動分布の節部に設けると脈動低減効果がなく、
波動分布の腹部に設ければ脈動低減効果がある。また、
出力ポート103に接続された配管150の両開放端で
の波動分布は、共鳴の有無に関わらず全周波数成分とも
腹となる。
レノイドバルブは、流路を開閉する度に作動音及び気流
音が発生し、これらが外部装置内に放出されると放出音
成分のうち、該外部装置の固有振動周波数と同一周波数
成分が共鳴し、不具合な共鳴昔が発生する。更に、ソレ
ノイドバルブと外部装置を接続する配管長に依存し、放
出音自体も配管内で共鳴が生じる。共鳴が生じた場合、
放出音が増幅され外部装置に放出される為、外部装置の
共鳴音がさらに大きくなる。又、流路を開閉する度に流
体に脈動が生じ、その脈動のエネルギーにより、該ソレ
ノイドバルブに接続された配管及び外部装置が振動し、
不具合が生じる。そこで、このソレノイドバルブを使用
する場合、出力ポートと外部装置とを接続する配管の途
中にチャンバを設けているが、外部装置の共鳴昔に関し
ては、チャンバ設ける位置がホース内の放出音の波動の
腹部でなければ低減効果が少なく、しかも共鳴の腹部の
位置に合致して設けることが困難であった。また、配管
の途中にチャンバを設けることは、レイアウト、コスト
的にも不利であるという問題があった。
めになされたもので、配管の途中にチャンバを設けるこ
となく、ソレノイドバルブ本体からの放出音を低減さ
せ、キャニスタの共鳴を低減することができるソレノイ
ドバルブを得ることを目的とする。また、ソレノイドバ
ルブの開閉にて生じる流体の脈動を低減させ、配管及び
キャニスタの振動を低減することができるソレノイドバ
ルブを得ることを目的とする。また、このソレノイドバ
ルブを適応して、キャニスタの共鳴音及び振動を低減さ
せた燃料蒸発ガス排出装置を得ることを目的とする。
ドバルブは、圧力が供給される入力ポートと外部装置に
接続される出力ポートとを連通する流路を開閉するプラ
ンジャを有し、その入力ポートから前記出力ポートに至
る流路にチャンバを設けたものである。
は、燃料タンクからの蒸発ガスを一時吸着するキャニス
タから吸気管への蒸発ガスのパージ量を調整するソレノ
イドバルブと、圧力が供給される入力ポートと外部装置
に接続される出力ポートとを連通する流路を開閉するプ
ランジャを有し、その入力ポートから前記プランジャに
よる開閉部に至る流路にチャンバを設けたものである。
図面について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるソ
レノイドバルブを示す縦断面図であり、図において、1
は入力ポート(負圧印加ポート)2、出力ポート3が設け
られた樹脂製のハウジング、4はコイル5を内在させる
樹脂製のカバー、5aはハウジング1とカバー4との間
に設けられ、ヨーク6やコア7とともに磁路を形成する
磁性体(鉄製)のプレート、8はプレート5aとともに
磁路を形成するコの字状の磁性体(鉄製)のヨークであ
る。ここで、従来例では、閉時に、負圧によって弁が閉
する方向に力が加わるように、入力/出力ポートを配置
していたが、この実施の形態では、閉時に、負圧によっ
て弁が開する方向に力が加わるようにすることによっ
て、弁開初期時のスムーズな動作を得ている。また、チ
ャンバー室の配置を容易なものにしている。
クタ10に設けられ、外部ソケット(図示しない)が差
し込まれるコネクタ穴、11はハウジング1内に形成さ
れた出力ポート3と連通する流路、12はハウジング1
内に形成された入力ポート2と連通する流路、13はコ
ア7の一端軸心に一部を突出させて取り付けたピン、1
4はピン13の外側に嵌めたプランジャ、15はプラン
ジャ14の一端に設けた弁体、16はコア7とプランジ
ャ14の間に縮設され、常時弁体15をハウジング1の
端面に当接させて流路11、12の連通部を閉じている
スプリング、17はプランジャ14に設けた板バネであ
り、その周縁部にはシール部材18が一体に設けられて
いる。19はソレノイドバルブを外部装置(図示しな
い)に取りつける取り付け座、20はその取り付け座1
9を外部装置に取りつける取り付けボルト、21は出力
ポート3と弁体15による開閉部との間に位置してハウ
ジング1内に設けたチャンバ、22はチャンバ21の一
面をなすカバーであり、このカバー22はハウジング1
に超音波溶着する。
ない外部の電源からコイル5に通電されていない場合
は、プランジャ14の弁体15はスプリング16の付勢
力によってハウジング1の端面に押し付けられ、流路1
1、12の連通部を閉じ、入力ポート2と出力ポート3
との連通を閉じている。
を介して、コイル5に通電される場合には、コイル5に
磁界が発生し、プレート5a、コア7、ヨーク8、プラ
ンジャ14を通る磁路が形成され、コア7とプランジャ
14とが引き付け合う力が発生し、プランジャ14はス
プリング16の付勢力に抗して図2から図3のように移
動する。このため、弁体15はハウジング1の端面から
離れ、流路11、12との連通部を開き、入力ポート2
と出力ポート3とが連通する。これによって、出力ポー
ト3から入った流体は負圧に引かれて流路11、12を
通って入力ポート2に移行する。
ルブのハウジング1内の出力ポート3の近傍にチャンバ
21を設けたことにより、出力ポート3から放出する放
出音の腹部にチャンバ21が設けられたことになり、配
管長に関係なく、放出音低減効果が得られる。また、チ
ャンバはソレノイドバルブ内に一体に設けたので、従来
のように、別個独立したチャンバを配管の途中に設けた
場合のような作業上の面倒がなく、レイアウト、コスト
的にも有利であり、部品点数の削減と作業性の向上を図
ることができる。
たソレノイドバルブを適用した燃料蒸発ガス排出抑止装
置を示す構成図である。図4において、31は燃料タン
ク、32は通路31aに設けたセパレータ、33は故障
診断用の圧力センサであり、車両走行中に燃料漏れによ
る圧力変化を検出して故障診断を行う。34は通路31
aの一端を接続したキャニスタ、35はキャニスタ34
の大気導入口34aにエアーホース36を介して接続し
たエアーカットバルブ、37はキャニスタ34の流出口
と吸気管38とを接続した通路、39は通路37の途中
に設けたキャニスタパージバルブであり、このキャニス
タパージバルブ39として前記実施の形態1に示したソ
レノイドバルブを用いる。
1から蒸発した燃料蒸発ガスは通路31aを通り、セパ
レータ32において液相と気相に分離され、液相は通路
31aを通り燃料タンク31に戻り、気相は圧力差によ
ってキャニスタ34に送気される。
キャニスタ34内の活性炭に一時吸着し、運転条件が成
立したときにキャニスタパージバルブ39を介してエン
ジンの吸気管38に供給される。このキャニスタパージ
バルブ39は図示しない制御装置からの制御信号を受信
して、通路37の開閉動作を行い、キャニスタ34から
吸気管38への蒸発ガスのパージ量を調整する。
開閉動作により、キャニスタ34からキャニスタパージ
バルブ39に供給される蒸発ガスが脈動し、この脈動が
キャニスタ34に伝わり、この脈動に起因してキャニス
タ34に共鳴音が生じることになる。しかし、この実施
の形態2によれば、上記キャニスタパージバルブ39と
して実施の形態1に示したソレノドバルブを適用したの
で、キャニスタパージバルブ39の開閉動作により生じ
る脈動は、その腹部に位置して設けられたチャンバ21
によって低減されるため、キャニスタ34に伝わる脈動
は小さくなり、この脈動に起因して発生する共鳴音も小
さなものになる。
性図であり、白丸は配管の途中にチャンバを設けた図7
の従来装置の特性、黒丸はハウジング内にチャンバを設
けたこの発明のソレノイドバルブを用いた場合の特性で
ある。この特性図から明らかなように、この発明のソレ
ノイドバルブをキャニスタパージバルブ39として用い
た方が、伝達振動を小さくすることができる。この結
果、この伝達振動に起因してキャニスタ34内で生じる
共鳴音も当然小さなものになる。
内の出力ポート3の近傍にチャンバ21を設けたソレノ
イドバルブをキャニスタパージバルブ39として用いた
ので、流路の開閉により生じる脈動をチャンバ21で低
減することができる。この結果、配管に放出される脈動
は小さくなり、この脈動がキャニスタ34に伝わり、こ
のキャニスタ34の固有振動周波数と共鳴しても大きな
共鳴音を発生することはない。
ジング内の入力ポートから出力ポートに至る流路にチャ
ンバを設けてソレノイドバルブを構成したので、プラン
ジャによる流路の開閉により生じる脈動の腹部にチャン
バが位置することになり、脈動の低減効果が自然に確実
に得られる。この結果、この脈動が外部装置に伝わり、
その外部装置の固有振動数と共鳴して生じる共鳴音を低
減することができる。また、チャンバはソレノイドバル
ブと一体構成であるから、従来のように、別個独立した
チャンバを配管の途中に設ける作業の必要がなく、部品
点数の削減と作業性の向上を図ることができるという効
果が得られる。
ソレノイドバルブを、燃料タンクから発生する燃料蒸発
ガスの吸気管への供給を処理する燃料蒸発ガス排出抑止
装置に適用することにより、プランジャによる流路の開
閉により生じる脈動がキャニスタに伝わり、このキャニ
スタの固有振動数と共鳴しても、伝わる脈動は小さなも
のであるため、発生する共鳴音も小さなものであり、車
両の静粛化を図ることができるという効果が得られる。
ルブを示す縦断面図である。
ルブの弁体部の閉じ状態の拡大図である。
ルブの弁体部の開き状態の拡大図である。
ルブを適用したこの発明の実施の形態2による燃料蒸発
ガス排出抑止装置の構成図である。
図である。
る。
ガス排出抑止装置の構成図である。
あり、(a)は共鳴していない場合、(b)は共鳴して
いる場合である。
振動の特性図であり、(a)は共鳴していない場合、
(b)は共鳴している場合である。
12 流路、14 プランジャ、31 燃料タンク、3
4 キャニスタ、38 吸気管、39 キャニスタパー
ジバルブ(ソレノイドバルブ)。
Claims (2)
- 【請求項1】 圧力が供給される入力ポートと、外部装
置に接続される出力ポートと、コイルへの通電と非通電
に応じて前記入力ポートと前記出力ポートとを連通する
流路を開閉するプランジャとを有するソレノイドバルブ
において、前記入力ポートから前記出力ポートに至る前
記流路にチャンバを設けたことを特徴とするソレノイド
バルブ。 - 【請求項2】 燃料タンクからの蒸発ガスを一時吸着す
るキャニスタと、このキャニスタから吸気管へ供給され
る蒸発ガスのパージ量を調整するソレノイドバルブとを
備え、このソレノイドバルブは圧力が供給される入力ポ
ートと、外部装置に接続される出力ポートと、コイルへ
の通電と非通電に応じて前記入力ポートと前記出力ポー
トとを連通する流路を開閉するプランジャと、前記入力
ポートから前記プランジャによる開閉部に至る前記流路
に設けたチャンバとを有することを特徴とする燃料蒸発
ガス排出抑止装置。
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