JP2000170199A - 作業機装着構造 - Google Patents

作業機装着構造

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JP2000170199A
JP2000170199A JP10349165A JP34916598A JP2000170199A JP 2000170199 A JP2000170199 A JP 2000170199A JP 10349165 A JP10349165 A JP 10349165A JP 34916598 A JP34916598 A JP 34916598A JP 2000170199 A JP2000170199 A JP 2000170199A
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Shinsuke Tani
真介 谷
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栄一 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機を本機に楽に装着することのできる作
業機装着構造を提供すること。 【解決手段】 本機側ヒッチに、下方に凹状のフックを
設けると共に、同フックよりも上方に位置させて連結ピ
ン挿通用のボス孔を有するボス部を左右方向に軸線を向
けて設ける一方、作業機側ヒッチに、上記フックに係合
する係合ピンを設けると共に、同係合ピンよりも上方に
位置させて上記ボス部の外周面に係合する位置決め用係
合片と、同位置決め用係合片がボス部に係合する前にボ
ス部に摺接して位置決め用係合片をボス部に案内する案
内片と、同案内片に案内されてボス部に位置決め用係合
片が係合した状態で、同ボス部のボス孔と符合する連結
ピン孔とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機装着構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本機としてのトラクタに本機側ヒ
ッチを設ける一方、作業機としてのフロントローダに作
業機側ヒッチを設けて、同フロントローダをトラクタに
両ヒッチを介して着脱自在に装着したものがある。
【0003】そして、本機側ヒッチには、下方に凹状の
フックを設けると共に、同フックよりも上方に位置させ
て連結ピン挿通孔を形成する一方、作業機側ヒッチに
は、上記フックに係合する係合ピンを設けると共に、同
係合ピンよりも上方に位置させて上記連結ピン挿通孔と
符合する連結ピン孔を形成している。
【0004】このようにして、トラクタにフロントロー
ダを装着する際には、まず、本機側ヒッチのフックに係
合ピンを係合させ、同係合ピンを中心に作業機側ヒッチ
を本機側ヒッチの方へ回動させて、同作業機側ヒッチの
連結ピン孔を本機側ピッチの連結ピン挿通孔に符合させ
て、両孔中に連結ピンを挿通するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した作
業機装着構造では、連結ピン孔を連結ピン挿通孔に符合
させる作業が煩雑で、作業機装着作業に手間を要してい
る。
【0006】また、フロントローダの先端部を接地させ
た状態で装着作業を行う際には、接地しているフロント
ローダが地面の影響を受け、例えば、装着場所が不整地
の場合、フロントローダの姿勢が本機に対してねじれ状
態となり、フロントローダの装着はもとより、離脱も困
難になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、本
機に本機側ヒッチを設ける一方、作業機に作業機側ヒッ
チを設けて、同作業機側ヒッチを本機側ヒッチに着脱自
在に装着可能とした作業機装着構造において、本機側ヒ
ッチに、下方に凹状のフックを設けると共に、同フック
よりも上方に位置させて連結ピン挿通用のボス孔を有す
るボス部を左右方向に軸線を向けて設ける一方、作業機
側ヒッチに、上記フックに係合する係合ピンを設けると
共に、同係合ピンよりも上方に位置させて上記ボス部の
外周面に係合する位置決め用係合片と、同位置決め用係
合片がボス部に係合する前にボス部に摺接して位置決め
用係合片をボス部に案内する案内片と、同案内片に案内
されてボス部に位置決め用係合片が係合した状態で、同
ボス部のボス孔と符合する連結ピン孔とを設けたことを
特徴とする作業機装着構造を提供せんとするものであ
る。
【0008】また、本発明は、上記作業機装着構造にお
いて、本機側ヒッチに、下方に凹状のフックを設けると
共に、同フックよりも上方に位置させて連結ピン挿通用
のボス孔を有するボス部を左右方向に軸線を向けて設け
る一方、左右一対の作業機側ヒッチに、上記フックに係
合する係合ピンを設けると共に、同係合ピンよりも上方
に位置させて上記ボス部の外周面に係合する位置決め用
係合片と、同位置決め用係合片がボス部に係合する前に
本機側ヒッチの左右側面にそれぞれ摺接して位置決め用
係合片をボス部に案内する左右一対のガイドローラと、
同ガイドローラに案内されてボス部に位置決め用係合片
が係合した状態で、同ボス部のボス孔と符合する左右一
対の連結ピン孔とを設けたことにも特徴を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0010】すなわち、本発明に係る作業機装着構造
は、基本的構造として、本機に本機側ヒッチを設ける一
方、作業機に作業機側ヒッチを設けて、同作業機側ヒッ
チを本機側ヒッチに着脱自在に装着可能としている。
【0011】そして、かかる作業機装着構造は、特徴的
構造として、本機側ヒッチに、下方に凹状のフックを設
けると共に、同フックよりも上方に位置させて連結ピン
挿通用のボス孔を有するボス部を左右方向に軸線を向け
て設ける一方、作業機側ヒッチに、上記フックに係合す
る係合ピンを設けると共に、同係合ピンよりも上方に位
置させて上記ボス部の外周面に係合する位置決め用係合
片と、同位置決め用係合片がボス部に係合する前にボス
部に摺接して位置決め用係合片をボス部に案内する案内
片と、同案内片に案内されてボス部に位置決め用係合片
が係合した状態で、同ボス部のボス孔と符合する連結ピ
ン孔とを設けている。
【0012】このようにして、作業機を本機に装着する
際には、フックに係合ピンを係合させて、同係合ピンを
中心に作業側ヒッチを本機側ヒッチの方へ回動させる
と、案内片がボス部に摺接して、同ボス部に係合片を確
実に係合させるべく案内機能を果し、同係合片が連結ピ
ン孔をボス孔と符合する位置に位置決めして、両孔中に
連結ピンをスムーズに挿通することができる。従って、
楽に作業機の装着作業を行うことができる。
【0013】また、作業機を本機から離脱する際には、
上記とは反対の手順を遡ることにより、楽に作業機の離
脱作業を行うことができる。
【0014】また、本機側ヒッチに、下方に凹状のフッ
クを設けると共に、同フックよりも上方に位置させて連
結ピン挿通用のボス孔を有するボス部を左右方向に軸線
を向けて設ける一方、左右一対の作業機側ヒッチに、上
記フックに係合する係合ピンを設けると共に、同係合ピ
ンよりも上方に位置させて上記ボス部の外周面に係合す
る位置決め用係合片と、同位置決め用係合片がボス部に
係合する前に本機側ヒッチの左右側面にそれぞれ摺接し
て位置決め用係合片をボス部に案内する左右一対のガイ
ドローラと、同ガイドローラに案内されてボス部に位置
決め用係合片が係合した状態で、同ボス部のボス孔と符
合する左右一対の連結ピン孔とを設けている。
【0015】このようにして、作業機を本機に装着する
際には、フックに係合ピンを係合させて、同係合ピンを
中心に作業側ヒッチを本機側ヒッチの方へ回動させる
と、左右一対のガイドローラが本機側ヒッチの左右側面
上を転動して、作業機側ヒッチの姿勢が不整地の影響で
ねじれている場合にも、同作業機側ヒッチを強制的に本
機側ヒッチの姿勢に整合させて、ボス部に係合片を確実
に係合させることができ、同係合片が連結ピン孔をボス
孔と符合する位置に位置決めして、両孔中に連結ピンを
スムーズに挿通することができる。従って、楽に装着作
業を行うことができる。
【0016】また、作業機を本機から離脱する際には、
上記とは反対の手順を遡ることにより、楽に作業機の離
脱作業を行うことができる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0018】図1に示すAは、本発明に係る作業機とし
てのフロントローダであり、同フロントローダAは、本
機としてのトラクタTに着脱自在に装着している。
【0019】まず、トラクタTについて説明すると、ト
ラクタTは、図1に示すように、機体フレーム1の前部
に原動機部2を設け、後部に運転部3を設けて、機体フ
レーム1の下方の前後側にそれぞれ左右側前・後車輪
4,4,5,5を取付けている。
【0020】そして、機体フレーム1の中途部には、左
右一対のヒッチステー6,6を取付け、各ヒッチステー
6,6よりそれぞれ本機側ヒッチ7,7を上方へ立上げ
状に取付け、両本機側ヒッチ7,7の上端部間には正面
視門型の連結フレーム8を跨架している。
【0021】また、本機側ヒッチ7は、図1及び図2に
示すように、ヒッチ本体7aの前側中途部に、下方へ凹状
のフック7bを形成すると共に、ヒッチ本体7aの後上部
に、連結ピン挿通用のボス孔7dを有するボス部7cを、左
右方向に軸線を向けて設けている。
【0022】次に、本発明に係るフロントローダAにつ
いて、図1〜図7を参照しながら説明する。
【0023】すなわち、フロントローダAは、左右一対
の作業機側ヒッチ10,10 と、各作業機側ヒッチ10,10 に
基端部を枢支した左右一対のリフトアーム11,11 と、両
リフトアーム11,11 の先端間に横架したアタッチメント
ヒッチ12と、同アタッチメントヒッチ12に着脱自在に取
付けたアタッチメントとしてのバケット13と、上記リフ
トアーム11,11 を昇降作動すべく、各リフトアーム11,1
1 の中途部と作業機側ヒッチ10,10 との間に介設したリ
フトアームシリンダ14,14 と、上記バケット13を回動作
動すべく、同バケット13の左右側部とリフトアーム11,1
1 の中途部との間に介設したバケットシリンダ15,15
と、上記リフトアーム11,11 の先端部に取付けたスタン
ド16とを具備している。11a,11b,12a,14a,14b,15a,15b,
18a,19a,19b は、それぞれ枢支・連結部である。17はバ
ケットリンク、18はシリンダ・ロッド支持体、19は連動
ロッドである。
【0024】ここで、スタンド16は、図1に示すよう
に、リフトアーム11に基端部を枢支ピン25により枢支し
て、リフトアーム11に沿わせた収納姿勢と、下方へ回動
させて先端部を接地させた使用姿勢とに姿勢変更可能と
しており、同スタンド16には、リフトアーム11に基端を
枢支した支持アーム26の先端部を、スタンド連結ピン27
を介して収納姿勢と使用姿勢のいずれかの姿勢にて連結
して、各姿勢を保持できるようにしている。
【0025】左右一対の作業機側ヒッチ10,10 は、図2
及び図3に示すように、左右一対のヒッチ形成片10a,10
a の下部間に係合ピン10b を横架し、両ヒッチ形成片10
a,10a の後側中途部の内面に、それぞれ前記本機側ヒッ
チ7のボス部7cの外周面に係合する位置決め用係合片10
c,10c を設け、両係合片10c,10c がボス部7cに係合する
状態にて、同ボス部7cのボス孔7dと符合する連結ピン孔
10d,10d を形成して、両孔7d,10d,10d中に連結ピン20を
抜差し自在に挿通している。21は、連結ピン20の端部に
挿通した抜止めピン、22は抜止めピン係止片である。
【0026】しかも、左右一対のヒッチ形成片10a,10a
の内側面には、図2及び図3に示すように、位置決め用
係合片10c,10c がボス部7cに係合する前に、同ボス部7c
の外周面に摺接して、位置決め用係合片10c,10c をボス
部7cに案内する左右一対の案内片10e,10e を設けてい
る。
【0027】さらに、左右一対のヒッチ形成片10a,10a
の後側中途部には、図2及び図4に示すように、位置決
め用係合片10c,10c がボス部7cに係合する前に、本機側
ヒッチ7の左右側面にそれぞれ摺接して、位置決め用係
合片10c,10c をボス部7cに案内する左右一対のガイドロ
ーラ10f,10f を転動自在に取付けている。10g はローラ
支軸である。
【0028】次に、フロントローダAのトラクタTへの
装着作業手順と離脱作業手順について、図5〜図9を参
照しながら説明する。
【0029】まず、フロントローダAの装着作業手順に
ついて説明する。
【0030】 図5の実線で示すように、スタンド16
により自立させたフロントローダAの中央部に、トラク
タTを真直ぐにゆっくりと前進させて、作業機側ヒッチ
10,10 の係合ピン10b,10b の真下の位置に、本機側ヒッ
チ7,7のフック7b,7b を配置する。
【0031】 トラクタTに設けた油圧源(図示せ
ず)に、フロントローダAのリフトアームシリンダ14,1
4 とバケットシリンダ15,15 を油圧配管(図示せず)を
介して接続する。
【0032】 図5の一点鎖線で示すように、操作レ
バー(図示せず)を操作して、リフトアームシリンダ1
4,14 を伸長動作させることにより、係合ピン10b,10b
を本機側ヒッチ7の前端面に当接させる。
【0033】 図6の一点鎖線で示すように、操作レ
バーを操作して、バケットシリンダ15,15 を伸長動作
(バケット13を下方へ回動)させて、フック7b,7b に係
合ピン10b,10b を係合させる。
【0034】 図6の実線で示すように、操作レバー
を操作して、リフトアームシリンダ14,14 を短縮作動さ
せることにより、作業機側ヒッチ10を係合ピン10b,10b
を中心に本機側ヒッチ7の方へ時計廻りに回動させると
共に、図7に示すように、トラクタTの前車輪4,4を
地面Gから約2〜3cm浮かせると、案内片10e,10e
が、ボス部7cの外周面に摺接して、同ボス部7cに位置決
め用係合片10c,10c を確実に係合させることができ、同
係合片10c,10c が、連結ピン孔10d,10d をボス孔7dに符
合させる位置に位置決めすることから、両孔10d,10d,7d
中に連結ピン20をスムーズに挿通することができる。
【0035】この際、作業機側ヒッチ10の左右一対のヒ
ッチ形成片10a,10a に取付けたガイドローラ10f,10f
が、本機側ヒッチ7の左右側面にそれぞれ当接して転動
するために、作業機側ヒッチ10の姿勢が不整地等の影響
でねじれている場合にも、同作業機側ヒッチ10を強制的
に本機側ヒッチ7の姿勢に整合させて、前記したボス部
7cへの位置決め用係合片10c,10c の係合、さらには、ボ
ス孔7dへの連結ピン孔10d,10d の符合を円滑かつ確実に
行って、両孔7d,10d,10dへの連結ピン20の挿通をスムー
ズに行うことができる。その結果、トラクタTへのフロ
ントローダAの装着作業を楽に行うことができる。
【0036】続いて、フロントローダAの離脱作業手順
について説明する。
【0037】 図7に示すように、バケット13を地面
Gから離した状態で、操作レバーを操作して、バケット
シリンダ15,15 を伸長動作(バケット13を下方へ回動)
させる。
【0038】 図7に示すように、操作レバーを操作
して、リフトアームシリンダ14,14を短縮動作させて、
トラクタTの前車輪4,4を地面Gから約2〜3cm浮
かせる。
【0039】 図7に示すように、スタンド16を収納
姿勢から使用姿勢に姿勢変更する。
【0040】 連結ピン20を引抜く。
【0041】 図8に示すように、操作レバーを操作
して、リフトアームシリンダ14,14を伸長作動させて、
作業機側ヒッチ10を係合ピン10b,10b を中心に前方へ回
動させる。
【0042】 図9に示すように、操作レバーを操作
して、バケットシリンダ15,15 を短縮動作(バケット13
を上方へ回動)させて、接地したスタンド16の先端部を
支点にして、リフトアーム11,11 を反時計廻りに回転さ
せることにより、作業機側ヒッチ10の係合ピン10b,10b
を上方へ引上げて、本機側ヒッチ7のフック7bより係合
解除させる。
【0043】 トラクタTの油圧源より油圧配管を切
離す。
【0044】 トラクタTを後進させてフロントロー
ダAより離れた場所まで移動させる。
【0045】このようにして、トラクタTからフロント
ローダAの離脱作業を楽に行うことができる。
【0046】図10は、他の実施例としての係合ピン10
b の取付構造を示しており、同係合ピン10b は、作業機
側ヒッチ10のヒッチ形成片10a,10a の下端部に、長孔3
0,30を上下方向に伸延させて形成して、同長孔30,30 中
に摺動自在に挿通しており、同係合ピン10b の端部とヒ
ッチ形成片10a との間には引張スプリング31を介設し
て、同係合ピン10b を長孔30,30 に沿わせて上方へ引張
すべく弾性付勢している。
【0047】そして、ヒッチ形成片10a の下部には、ロ
ック片32の一端を枢支すると共に、同ロック片32は、長
孔30の下端に位置する係合ピン10b に係合して、同係合
ピン10b を固定するロック位置と、上方へ跳上げて係合
ピン10b との係合を解除したロック解除位置との間で回
動させて位置変更自在となしており、同ロック片32の他
端は、ロック位置にて固定ピン33によりヒッチ形成片10
a に固定可能としている。34は枢支ピンである。
【0048】このようにして、ロック片32をロック解除
位置に位置変更することにより、係合ピン10b を引張ス
プリング31により長孔30の上端位置まで引上げて、フッ
ク7bとの係合を解除させることができるようにしてい
る。
【0049】従って、フロントローダAをトラクタTよ
り離脱させる際には、連結ピン20を引抜いて、バケット
シリンダ15,15 を短縮動作させるだけで、接地したスタ
ンド16の先端部を支点として、リフトアーム11,11 を反
時計廻りに回転させて、本機側ヒッチ7より作業機側ヒ
ッチ10を連結解除することができる。
【0050】この際、係合ピン10b はフック7bより係合
解除しているために、ことさらリフトアームシリンダ14
を伸長動作させて係合ピン10b をフック7bより係合解除
させる必要がなく、フロントローダAの離脱作業の手間
を削減することができる。
【0051】図11及び図12は、他の実施例としての
フック7bの構造を示しており、同フック7bは、ヒッチ本
体7aの前側中途部に形成した左右一対の固定側フック形
成片7e,7e に、可動側フック形成片7fをスライド・固定
用連結ピン40によりスライド自在、かつ、固定可能に連
結して構成している。
【0052】すなわち、各フック形成片7e,7e,7fに、同
形状の長孔41,41,42をそれぞれ形成し、これら長孔40,4
0,41中にスライド・固定用連結ピン40を挿通しており、
同連結ピン40は、基端部に上記長孔40,40,41に嵌合して
可動側フック形成片7fを固定する固定用ピン形成片40a
を形成すると共に、先端部に可動側フック形成片7fを上
下スライド自在となす小径のスライド用ピン形成片40b
を形成している。40c,40d は、抜止めピン挿通孔、47は
抜止めピンである。
【0053】そして、固定側フック形成片7eの下端部と
可動側フック形成片7fの下端部との間にトルクバネ43を
介設して、同トルクバネ43により可動側フック形成片7f
を下方へ摺動させるべく弾性付勢している。44はトルク
バネ支軸、45はバネ係止片、46はバネ係止孔である。
【0054】このようにして、長孔41,41,42を符合させ
て、これら長孔41,41,42中に固定用ピン形成片40a を嵌
合させることにより、可動側フック形成片7fを、固定側
フック形成片7e,7e と共にフック7bを形成するフック形
成位置に保持させることができると共に、同固定用ピン
形成片40a を上記長孔41,41,42より嵌合離脱させて、ス
ライド用ピン形成片40b をこれら長孔41,41,42中に挿通
した状態となすことにより、可動側フック形成片7fをト
ルクバネ43により下方へ摺動させて、フック7bを形成し
ないフック非形成位置に保持させることができるように
している。
【0055】従って、可動側フック形成片7fをフック形
成位置よりフック非成形位置に位置変更することによ
り、フック形成位置にて係合している係合ピン10b との
係合を解除させることができる。
【0056】その結果、この場合も、前記したスライド
する係合ピン10b の場合と同様に、係合ピン10b をフッ
ク7bより係合解除させるためのリフトアームシリンダ14
の伸長動作を必要とせず、フロントローダAの離脱作業
の手間を削減することができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0058】 請求項1記載の本発明では、本機側ヒ
ッチに、下方に凹状のフックを設けると共に、同フック
よりも上方に位置させて連結ピン挿通用のボス孔を有す
るボス部を左右方向に軸線を向けて設ける一方、作業機
側ヒッチに、上記フックに係合する係合ピンを設けると
共に、同係合ピンよりも上方に位置させて上記ボス部の
外周面に係合する位置決め用係合片と、同位置決め用係
合片がボス部に係合する前にボス部に摺接して位置決め
用係合片をボス部に案内する案内片と、同案内片に案内
されてボス部に位置決め用係合片が係合した状態で、同
ボス部のボス孔と符合する連結ピン孔とを設けているた
めに、作業機を本機に装着する際には、フックに係合ピ
ンを係合させて、同係合ピンを中心に作業側ヒッチを本
機側ヒッチの方へ回動させると、案内片がボス部に摺接
して、同ボス部に位置決め用係合片を確実に係合させる
べく案内機能を果し、同係合片が連結ピン孔をボス孔と
符合する位置に位置決めして、両孔中に連結ピンをスム
ーズに挿通することができる。従って、楽に作業機の装
着作業を行うことができる。
【0059】また、作業機を本機から離脱する際には、
上記とは反対の手順を遡ることにより、楽に作業機の離
脱作業を行うことができる。
【0060】 請求項2記載の本発明では、本機側ヒ
ッチに、下方に凹状のフックを設けると共に、同フック
よりも上方に位置させて連結ピン挿通用のボス孔を有す
るボス部を左右方向に軸線を向けて設ける一方、左右一
対の作業機側ヒッチに、上記フックに係合する係合ピン
を設けると共に、同係合ピンよりも上方に位置させて上
記ボス部の外周面に係合する位置決め用係合片と、同位
置決め用係合片がボス部に係合する前に本機側ヒッチの
左右側面にそれぞれ摺接して位置決め用係合片をボス部
に案内する左右一対のガイドローラと、同ガイドローラ
に案内されてボス部に位置決め用係合片が係合した状態
で、同ボス部のボス孔と符合する左右一対の連結ピン孔
とを設けているために、作業機を本機に装着する際に
は、フックに係合ピンを係合させて、同係合ピンを中心
に作業側ヒッチを本機側ヒッチの方へ回動させると、左
右一対のガイドローラが本機側ヒッチの左右側面上を転
動して、作業機側ヒッチの姿勢が不整地の影響でねじれ
ている場合にも、同作業機側ヒッチを強制的に本機側ヒ
ッチの姿勢に整合させて、ボス部に係合片を確実に係合
させることができ、同係合片が連結ピン孔をボス孔と符
合する位置に位置決めして、両孔中に連結ピンをスムー
ズに挿通することができる。従って、楽に作業機の装着
作業を行うことができる。
【0061】また、作業機を本機から離脱する際には、
上記とは反対の手順を遡ることにより、楽に作業機の離
脱作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業機としてのフロートローダを
装着したトラクタの側面図。
【図2】作業機側ヒッチの側面図。
【図3】同作業機側ヒッチの平面図。
【図4】同作業機側ヒッチの平面図。
【図5】フロントローダの装着作業状態説明図。
【図6】同フロントローダの装着作業状態説明図。
【図7】同フロントローダの装着作業状態説明図。
【図8】同フロントローダの離脱作業状態説明図。
【図9】同フロントローダの離脱作業状態説明図。
【図10】他の実施例としての係合ピンの側面図。
【図11】他の実施例としてのフックの側面図。
【図12】図11のI-I 線断面図。
【符号の説明】
A フロントローダ T トラクタ 1 機体フレーム 2 原動機部 3 運転部 4 前車輪 5 後車輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本機に本機側ヒッチを設ける一方、作業
    機に作業機側ヒッチを設けて、同作業機側ヒッチを本機
    側ヒッチに着脱自在に装着可能とした作業機装着構造に
    おいて、 本機側ヒッチに、下方に凹状のフックを設けると共に、
    同フックよりも上方に位置させて連結ピン挿通用のボス
    孔を有するボス部を左右方向に軸線を向けて設ける一
    方、 作業機側ヒッチに、上記フックに係合する係合ピンを設
    けると共に、同係合ピンよりも上方に位置させて上記ボ
    ス部の外周面に係合する位置決め用係合片と、同位置決
    め用係合片がボス部に係合する前にボス部に摺接して位
    置決め用係合片をボス部に案内する案内片と、同案内片
    に案内されてボス部に位置決め用係合片が係合した状態
    で、同ボス部のボス孔と符合する連結ピン孔とを設けた
    ことを特徴とする作業機装着構造。
  2. 【請求項2】 本機に本機側ヒッチを設ける一方、作業
    機に作業機側ヒッチを設けて、同作業機側ヒッチを本機
    側ヒッチに着脱自在に装着可能とした作業機装着構造に
    おいて、 本機側ヒッチに、下方に凹状のフックを設けると共に、
    同フックよりも上方に位置させて連結ピン挿通用のボス
    孔を有するボス部を左右方向に軸線を向けて設ける一
    方、 左右一対の作業機側ヒッチに、上記フックに係合する係
    合ピンを設けると共に、同係合ピンよりも上方に位置さ
    せて上記ボス部の外周面に係合する位置決め用係合片
    と、同位置決め用係合片がボス部に係合する前に本機側
    ヒッチの左右側面にそれぞれ摺接して位置決め用係合片
    をボス部に案内する左右一対のガイドローラと、同ガイ
    ドローラに案内されてボス部に位置決め用係合片が係合
    した状態で、同ボス部のボス孔と符合する左右一対の連
    結ピン孔とを設けたことを特徴とする作業機装着構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017106180A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 株式会社クボタ 作業車及びフロントローダ
JP2019190023A (ja) * 2018-04-19 2019-10-31 株式会社クボタ フロントローダの着脱構造、フロントローダ及び作業車

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