JP2014033635A - トラクタの牽引装置 - Google Patents
トラクタの牽引装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014033635A JP2014033635A JP2012176105A JP2012176105A JP2014033635A JP 2014033635 A JP2014033635 A JP 2014033635A JP 2012176105 A JP2012176105 A JP 2012176105A JP 2012176105 A JP2012176105 A JP 2012176105A JP 2014033635 A JP2014033635 A JP 2014033635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hitch
- tractor
- lock
- drawbar
- work machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Agricultural Machines (AREA)
Abstract
【課題】トラクタ1の機体後部より後方に延出したドローバ2に、作業機10の前部より前方に突出した作業機側牽引ヒッチ30を容易に着脱できるようにする。
【解決手段】作業機側牽引ヒッチ30は、前端から後方に穿設されて前記ドローバ2を前方より挿入可能とする挿入孔31aを有するヒッチ本体31と、該ヒッチ本体31の挿入孔31a内の中途部に設けてドローバ2の挿入深さを規制するストッパ32と、前記ヒッチ本体31に挿入したドローバ2が抜けないようにするロック手段33とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】作業機側牽引ヒッチ30は、前端から後方に穿設されて前記ドローバ2を前方より挿入可能とする挿入孔31aを有するヒッチ本体31と、該ヒッチ本体31の挿入孔31a内の中途部に設けてドローバ2の挿入深さを規制するストッパ32と、前記ヒッチ本体31に挿入したドローバ2が抜けないようにするロック手段33とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、トラクタの後部に配設されるドローバに、作業機側に設ける牽引ヒッチを簡単に着脱可能とする牽引装置の技術に関する。
従来、トラクタの後下部の左右中央には作業機を牽引するためのドローバが配設されている。ドローバは側面視横「h」字状に構成されてミッションケース後端下部より後方に突出され、ドローバの後部を構成する上板と下板には上下方向に貫通孔を開口し、該貫通孔に連結ピンを挿入していた。一方、トラクタに牽引される作業機には、作業機側牽引ヒッチが作業機の前端から前方に突出され、作業機側牽引ヒッチは杆状に構成され、その前部に前記貫通孔に合わせた連結孔が上下方向に開口されていた。そして、前記ドローバに作業機側牽引ヒッチを連結するときには、トラクタまたは牽引作業機を移動させて、前記ドローバの上板と下板との間に作業機側牽引ヒッチを挿入し、前記ドローバの貫通孔と、作業機側牽引ヒッチに設けた連結孔を一致させて、貫通孔と連結孔に連結ピンを挿入して連結するようにしていた。
しかし、前記ドローバの貫通孔と、作業機側牽引ヒッチの連結孔が一致するように、トラクタまたは作業機を正確に移動させることは難しく、微小移動させながら貫通孔と連結孔が一致するように調整しなければならないため、連結作業時間が長くなっていた。そこで、ドローバに可動ヒッチを左右回転可能に取り付け、作業機側牽引ヒッチを連結するときには、可動ヒッチを固定するピンを解除状態に保持して回動自在とし、ドローバと作業機側牽引ヒッチができるだけ近づいた位置までトラクタを後進させ、可動ヒッチを回転させて連結し、トラクタを前進させることで直線状態となったところで、解除状態のピンがバネ力で嵌合し、自動的にロックするようにした技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、ドローバに作業機側牽引ヒッチを装着するために、トラクタは可動ヒッチの回転範囲内に作業機側牽引ヒッチが位置するように近づけなければならず、丁度貫通孔と取付孔が一致する位置に停止させることは難しい作業となっていた。
本発明は以上の問題を解消するために、次のように構成したものである。
請求項1においては、機体後部より後方に延出したドローバに、作業機の前部より前方に突出した作業機側牽引ヒッチを着脱可能に構成したトラクタにおいて、前記作業機側牽引ヒッチは、前端から後方に穿設されて前記ドローバを前方より挿入可能とする挿入孔を有するヒッチ本体と、該ヒッチ本体の挿入孔内の中途部に設けてドローバの挿入深さを規制するストッパと、前記ヒッチ本体に挿入したドローバが抜けないようにするロック手段と、を備えるものである。
請求項1においては、機体後部より後方に延出したドローバに、作業機の前部より前方に突出した作業機側牽引ヒッチを着脱可能に構成したトラクタにおいて、前記作業機側牽引ヒッチは、前端から後方に穿設されて前記ドローバを前方より挿入可能とする挿入孔を有するヒッチ本体と、該ヒッチ本体の挿入孔内の中途部に設けてドローバの挿入深さを規制するストッパと、前記ヒッチ本体に挿入したドローバが抜けないようにするロック手段と、を備えるものである。
請求項2においては、前記ロック手段は、一端が前記ヒッチ本体の後部に上下回動自在に支持され、他端に前記ドローバに設けた係合凸部に嵌合するロック溝を備えるロックアームと、該ロックアームのロック溝が前記係合凸部に嵌合するように付勢する付勢部材とからなるものである。
請求項3においては、前記ロックアームはロック解除レバーと連結されるものである。
請求項4においては、前記作業機側牽引ヒッチの挿入孔の前部は、前側ほど開口面積が大きく形成されるものである。
請求項4においては、前記作業機側牽引ヒッチの挿入孔の前部は、前側ほど開口面積が大きく形成されるものである。
本願発明によると、機体を後進させてドローバをヒッチ本体に挿入するだけでロック手段によりロックされて、作業機側牽引ヒッチをドローバに装着でき、ピンの着脱等の作業を不要とし、連結にかかる作業時間の短縮と、作業工数を削減できる。
次に、本発明に係る作業車両の実施の一形態である牽引装置について説明する。なお、矢印F方向を前方向として前後方向を規定して、矢印L方向を左方向として左右方向を規定する。
図1、図2に示すように、牽引装置9を備えるトラクタ1は、ミッションケース5の左右両側にリヤアクスルケース6・6が固設されて、該リヤアクスルケース6・6に後輪4・4が支持される。前記ミッションケース5の後下部の左右中央にブラケット7を介してドローバ2が後方に突出するように取り付けられている。
前記ドローバ2には後述する牽引装置9を構成する作業機側牽引ヒッチ30が装着可能とされている。トラクタ1に牽引される作業機10として、本実施形態では堆肥散布機が装着されている。堆肥散布機は枠状の作業機フレーム11の前後左右に走行輪12・12・・・を支持し、作業機フレーム11上にコンベアを備える荷台13を設け、荷台13の後部にビータ14が配置されている。コンベア及びビータ14はトラクタ1のミッションケース5後面から後方に突出したPTO軸からユニバーサルジョイントや伝動軸等を介して駆動可能に構成されている。
次に、牽引装置9について図1、図2、図3より詳述する。
牽引装置9はドローバ2と作業機側牽引ヒッチ30からなり、ドローバ2は、角棒状の杆で構成され、前端がミッションケース5にブラケット7を介して取り付けられる。なお、ドローバ2のミッションケース5に対する取付構造は限定するものではなく、直接ボルト等でミッションケース5の下面に固定してもよい。
牽引装置9はドローバ2と作業機側牽引ヒッチ30からなり、ドローバ2は、角棒状の杆で構成され、前端がミッションケース5にブラケット7を介して取り付けられる。なお、ドローバ2のミッションケース5に対する取付構造は限定するものではなく、直接ボルト等でミッションケース5の下面に固定してもよい。
ドローバ2の後部は略水平に後方に突出され、後端は平面視で半円状または三角状に構成されて、後述する作業機側牽引ヒッチ30の挿入孔31aに挿入しやすい構成としている。ドローバ2の後端上部には係合凸部2bが形成されている。係合凸部2bは後述するロック溝34bと係合する部分である。但し、ドローバ2にロック溝、ロックアーム34に係合凸部を構成してもよい。係合凸部2bの後上部は後下方へ下がる傾斜部2aが形成されている。傾斜部2aは、後述するロックアーム34の前端に形成した傾斜部34aと当接したときに、傾斜部34aが傾斜部2aに沿って容易に乗り越えられるようにしている。傾斜部2aの側面視形状は、本実施形態では略円弧状に構成しているが、三角形状の斜面とすることも可能である。
ドローバ2の後部の上面から上方に突出した係合凸部2bは、本実施形態では、杆の後部に左右方向に溝を形成し、その後部を係合凸部2bとしている。ただし、係合凸部2aはロック溝34bに係合できる形状であればその形状は限定するものではない。
作業機側牽引ヒッチ30は、図3に示すように、挿入孔31aを形成して前記ドローバ2を前方より挿入するヒッチ本体31と、該ヒッチ本体31の挿入孔31a内に設けてドローバ2の挿入深さを規制するストッパ32と、前記ヒッチ本体31に挿入したドローバ2が抜けないようにするロック手段33とからなる。
ヒッチ本体31は、前部の角パイプ状に構成された連結部31bと、連結部31bの後端から後方に延設される取付部31cからなる。連結部31bは前方から挿入孔31aが後方に向かって穿設され、挿入孔31aの前部には前方ほど開口面積が徐々に大きくなる拡開部31dが形成されている。つまり、拡開部31dは挿入孔31aの前部を左右及び上方(下方も広げてもよい)に広げて前方を広く開口している。挿入孔31aの断面形状は前記ドローバ2の断面形状に合わせて構成し、拡開部31dの前端は更に広く構成している。従って、連結時には、ドローバ2の後端部が拡開部31d内に位置させると、ドローバ2の挿入方向が多少ずれていても、拡開部31dの内面に案内されて容易にヒッチ本体31の中心方向に移動し、挿入孔31aの中心へ向かって挿入される。ドローバ2がヒッチ本体31の奥まで挿入した状態では、ドローバ2の後部外周は挿入孔31aの略内面に接した状態となっており、上下左右方向にガタつかないようになっている。
取付部31cは後端を作業機10に取り付けるために、後部にピン孔31dを上下方向に貫通開口している。このピン孔31dに図示しないピンで作業機フレーム11に連結することにより、左右回動自在に連結でき、旋回走行時に作業機10が追随して旋回半径をできるだけ小さくなるようにしている。但し、作業機10への取付構成は限定するものではなく、ボルトや溶接等により取り付けてもよい。
取付部31cは後端を作業機10に取り付けるために、後部にピン孔31dを上下方向に貫通開口している。このピン孔31dに図示しないピンで作業機フレーム11に連結することにより、左右回動自在に連結でき、旋回走行時に作業機10が追随して旋回半径をできるだけ小さくなるようにしている。但し、作業機10への取付構成は限定するものではなく、ボルトや溶接等により取り付けてもよい。
前記挿入孔31aの後部にはロック手段33が配置されている。詳しくは、挿入孔31aの後部上は開口され、この開口部にロック手段33を配設している。ロック手段33は図3に示すように、ロックアーム34と、アーム軸35と、付勢部材36と、解除アーム37とから構成される。
ロックアーム34はヒッチ本体31の連結部31bの後部に配置され、図4に示すように、ロックアーム34の後部には左右方向に貫通された軸孔34aが形成されている。軸孔34aにはアーム軸35が挿入固定され、アーム軸35がヒッチ本体31に回転自在に支持される。ロックアーム34の前下部にはロック溝34bが下方を開放して形成され、ロック溝34bは前記ドローバ2の係合凸部2bを嵌合できる大きさに構成されている。ただし、ロック(係合)構成は、ロック溝34bと係合凸部2bに限定するものではなく、ピンとピン孔や、フックとピン等でも可能である。
前記ロックアーム34の軸孔34aの中心は、図4(c)に示すように、挿入状態のドローバ2の係合凸部2bの上端(係合位置)よりも距離S低い位置に配設される。
前記ロックアーム34の軸孔34aの中心は、図4(c)に示すように、挿入状態のドローバ2の係合凸部2bの上端(係合位置)よりも距離S低い位置に配設される。
また、ロックアーム34の前端下部には、傾斜部34cが形成され、前記ドローバ2の傾斜部2aと当接可能に構成されている。傾斜部34cは本実施例では側面視円弧状に形成し、前端から徐々に後下方に下がる傾斜面を構成している。但し、傾斜部34cの形状は限定するものではなく、三角形状の斜面としてもよい。こうして、ドローバ2が挿入されて、傾斜部34cがドローバ2の傾斜部2aに当接すると、ロックアーム34の前部は上方へ逃げるように回動する。
前記挿入孔31a内にはストッパ32が設けられ、ドローバ2の挿入深さを規制している。つまり、凸部材で構成したストッパ32が挿入孔31a内の奥部底面に固設され、ドローバ2を挿入したときに、ドローバ2の後端がストッパ32に当接してそれ以上挿入できないように規制している。このストッパ32により挿入が止められた位置で、ドローバ2の係合凸部2bがロックアーム34のロック溝34bと係合するように設定している。
また、ストッパ32はロックアーム34の下方回動の規制部材としても兼用している。つまり、ストッパ32はロックアーム34の前後中途部下方に配置され、ロックアーム34が下方に回転したときの最下端位置を規定している。この最下端位置は、ロックアーム34の傾斜部34cの高さと前記ドローバ2の傾斜部2aの高さが略同じ高さとなる高さ位置としている。このように構成することで、ロックアーム34の前部が少し上がった状態となり、ドローバ2が挿入孔31a内に進入されると、ロックアーム34の傾斜部34cとドローバ2の傾斜部2aが当接し、ロックアーム34が上方に回動されるようになる。
前記ヒッチ本体31にロックアーム34を軸支したアーム軸35の一端は、ヒッチ本体31の側面より側方(右方)に突出し、この突出部に付勢部材36となるねじりバネが外嵌され、言い換えれば、ヒッチ本体31とアーム軸35との間に付勢部材36が介装され、該付勢部材36によりロックアーム34の前部が下方に回転するように、つまり、ロックアーム34のロック溝34bがドローバ2の係合凸部2bに係合する方向に付勢されている。
アーム軸35の他端はヒッチ本体31の側面より側方(左方)に突出し、この突出部に解除アーム37の一端が固設され、解除アーム37の他端は上方に延出されて、作業者が握って容易に回動操作できるようにしている。
以上のような構成において、ロック手段33によりロックされる場合について説明する。
図4(a)に示すように、非連結状態の作業機側牽引ヒッチ30では、ロックアーム34の前後中途部の下端はストッパ32の上面に当接している。この状態から図2に示すように、トラクタ1を後進させてドローバ2の後端が、作業機側牽引ヒッチ30におけるヒッチ本体31の拡開部31dに位置させながら挿入する。このとき、挿入孔31aの前端は広く開口されているため、多少位置がずれていても拡開部31dでガイドされて、奥へ挿入することができる。
図4(a)に示すように、非連結状態の作業機側牽引ヒッチ30では、ロックアーム34の前後中途部の下端はストッパ32の上面に当接している。この状態から図2に示すように、トラクタ1を後進させてドローバ2の後端が、作業機側牽引ヒッチ30におけるヒッチ本体31の拡開部31dに位置させながら挿入する。このとき、挿入孔31aの前端は広く開口されているため、多少位置がずれていても拡開部31dでガイドされて、奥へ挿入することができる。
こうしてドローバ2が挿入孔31aに挿入されて押し込まれると、図4(b)に示すように、ドローバ2の後端上部の傾斜部2aがロックアーム34の前下部の傾斜部34cに当接し互いに突っ張ることなく、ロックアーム34は付勢部材36の付勢力に抗してアーム軸35を中心に前部が持ち上げられる。
さらにドローバ2が後方へ進入すると、図4(c)に示すように、ドローバ2の後端がストッパ32の前面に当接し、これ以上の挿入は止められる。なお、ドローバ2の後端とストッパ32の前端は面で当接するように構成されている。そして同時に、ロックアーム34のロック溝34bとドローバ2の係合凸部2bの上下位置が一致し、ロックアーム34は付勢部材36の付勢力によりアーム軸35を中心に下方へ回動し、ロック溝34bと係合凸部2bが係合しロック状態となる。
この状態でトラクタ1を前進させると、ロック溝34bと係合凸部2bが係合しているため、外れることはないのである。詳しくは、図4(c)に示すように、ロックアーム34の軸孔34aの中心は、挿入状態のドローバ2の係合凸部2bの上端(係合位置)よりも距離S低い位置に配設されるので、トラクタ1が作業機10を前方に牽引する際には、ロックアーム34には牽引負荷力Tが働き、ロックアーム34の支点から負荷点までの距離Sにより、ロックアーム34には右回りのモーメント(S×T)が作用する。即ち、前進時においてロックアーム34には牽引負荷が係合方向に働くことになり、ロックアーム34は更に外れにくくなるのである。
また、トラクタ1から作業機10を外す場合には、解除アーム37を後方へ回動し、ロックアーム34の前部を持ち上げて、ロック溝34bと係合凸部2bの係合を解除させた状態で、トラクタ1を前進させる。或いは、作業機10を後進させる。こうして容易に外すことができる。
なお、前記解除アーム37は作業機側牽引ヒッチ30に配置されているために、トラクタ1に乗ったまま外す作業を行うことができなかった。そこで、図1に示すように、解除アーム37の他端には連結ワイヤ40の一端を連結し、連結ワイヤ40の他端にはスプリング42を介してロック解除レバー41と連結する。但し、スプリング42のバネ力は付勢部材36のバネ力よりも大きくしている。該ロック解除レバー41は作業機10の前上部等の操作を行い易い位置に取り付けておく。ロック解除レバー41はレバーガイド43で操作位置がガイドされ、ロック位置と解除位置に保持できるようにしている。
このように構成することで、連結する場合には、ロック解除レバー41をロック位置側に回動しておくと、ロックアーム34は下方に回動するよう付勢されているので、トラクタ1を後進させ、ドローバ2を挿入孔31aに挿入するだけで、前述のようにロック手段33によりロックされて、容易に装着することができる。
また、連結を外す場合には、ロック解除レバー41を解除位置側に回動しておくと、ロック溝34bと係合凸部2bが噛み合った状態であっても、トラクタ1を前後に少し移動するだけで、噛み合いが解除され、スプリング42により解除アーム37が引っ張られて回動され、ロックアーム34は前部が上方に回動し、ロック溝34bと係合凸部2bの係合が解除され、トラクタ1を前進させれば、容易に外すことができる。なお、ロック溝34bと係合凸部2bが噛み合っていない状態ではロック解除レバー41を解除位置側に回動すると同時に係合は解除される。
但し、作業機側牽引ヒッチ30をトラクタ1に、ドローバ2を作業機10に取り付ける構成とすることも可能である。この場合、ロック解除レバー41をトラクタ1に取り付けることができるので、さらに着脱操作が容易にできる。
但し、作業機側牽引ヒッチ30をトラクタ1に、ドローバ2を作業機10に取り付ける構成とすることも可能である。この場合、ロック解除レバー41をトラクタ1に取り付けることができるので、さらに着脱操作が容易にできる。
以上のように、トラクタ1の機体後部より後方に延出したドローバ2に、作業機10の前部より前方に突出した作業機側牽引ヒッチ30を着脱可能に構成したトラクタ1において、前記作業機側牽引ヒッチ30は、前端から後方に穿設されて前記ドローバ2を前方より挿入可能とする挿入孔31aを有するヒッチ本体31と、該ヒッチ本体31の挿入孔31a内の中途部に設けてドローバ2の挿入深さを規制するストッパ32と、前記ヒッチ本体31に挿入したドローバ2が抜けないようにするロック手段33と、を備えるので、トラクタ1を後進させてドローバ2をヒッチ本体31の挿入孔31aに挿入するだけでロック手段33により自動的にロックされて、作業機側牽引ヒッチ31をドローバ2に装着でき、ピンの着脱等の作業を不要とし、連結にかかる作業時間の短縮と、作業工数を削減できる。また、連結後、トラクタ1を後進させてもドローバ2はストッパ32に当接し、ロック手段33に負荷がかかることなく後進でき、ロック手段33を傷めることがない。
また、前記ロック手段33は、一端が前記ヒッチ本体31の後部に上下回動自在に支持され、他端に前記ドローバ2に設けた係合凸部2bに嵌合するロック溝34bを備えるロックアーム34と、該ロックアーム34のロック溝34bが前記係合凸部2bに嵌合するように付勢する付勢部材36とからなるので、係合凸部2bとロック溝34bの簡単な構成でロックすることができ、ロックアーム34は付勢部材36によりロック状態側に常時付勢されるので、ロック状態を保持でき、外れることがない。
また、前記ロックアーム34はロック解除レバー41と連結されるので、ロック解除レバー41の操作により容易にロック解除ができ、付勢部材36の付勢力に対して軽い操作力で解除操作ができる。
また、前記作業機側牽引ヒッチ30の挿入孔31aの前部は、前側ほど開口面積が大きく形成されるので、トラクタ1を後進させて作業機側牽引ヒッチ30にドローバ2を装着するとき、ドローバ2の挿入方向がヒッチ本体31の挿入孔31aの軸心方向が多少ずれていても、ヒッチ本体31側に導き、こじれることなく容易に連結できる。
1 トラクタ
2 ド8ーバ
10 作業機
30 作業機側牽引ヒッチ
31 ヒッチ本体
31a 挿入孔
32 ストッパ
33 ロック手段
2 ド8ーバ
10 作業機
30 作業機側牽引ヒッチ
31 ヒッチ本体
31a 挿入孔
32 ストッパ
33 ロック手段
Claims (4)
- 機体後部より後方に延出したドローバに、作業機の前部より前方に突出した作業機側牽引ヒッチを着脱可能に構成したトラクタにおいて、前記作業機側牽引ヒッチは、前端から後方に穿設されて前記ドローバを前方より挿入可能とする挿入孔を有するヒッチ本体と、該ヒッチ本体の挿入孔内の中途部に設けてドローバの挿入深さを規制するストッパと、前記ヒッチ本体に挿入したドローバが抜けないようにするロック手段と、を備えることを特徴とするトラクタの牽引装置。
- 前記前記ロック手段は、一端が前記ヒッチ本体の後部に上下回動自在に支持され、他端に前記ドローバに設けた係合凸部に嵌合するロック溝を備えるロックアームと、該ロックアームのロック溝が前記係合凸部に嵌合するように付勢する付勢部材とからなることを特徴とする請求項1に記載のトラクタの牽引装置。
- 前記ロックアームはロック解除レバーと連結されることを特徴とする請求項2に記載のトラクタの牽引装置。
- 前記作業機側牽引ヒッチの挿入孔の前部は、前側ほど開口面積が大きく形成されることを特徴とする請求項1に記載のトラクタの牽引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012176105A JP2014033635A (ja) | 2012-08-08 | 2012-08-08 | トラクタの牽引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012176105A JP2014033635A (ja) | 2012-08-08 | 2012-08-08 | トラクタの牽引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014033635A true JP2014033635A (ja) | 2014-02-24 |
Family
ID=50283036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012176105A Pending JP2014033635A (ja) | 2012-08-08 | 2012-08-08 | トラクタの牽引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014033635A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180130197A (ko) * | 2017-05-29 | 2018-12-07 | 엘에스엠트론 주식회사 | 농업용 작업차량의 주변기구 장착장치 |
KR20180130949A (ko) * | 2017-05-31 | 2018-12-10 | 엘에스엠트론 주식회사 | 농업용 작업차량의 주변기구 장착장치 |
KR20190023520A (ko) * | 2017-08-29 | 2019-03-08 | 경북대학교 산학협력단 | 트랙터 작업기 편이 연결장치 |
-
2012
- 2012-08-08 JP JP2012176105A patent/JP2014033635A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180130197A (ko) * | 2017-05-29 | 2018-12-07 | 엘에스엠트론 주식회사 | 농업용 작업차량의 주변기구 장착장치 |
KR102313865B1 (ko) * | 2017-05-29 | 2021-10-15 | 엘에스엠트론 주식회사 | 농업용 작업차량의 주변기구 장착장치 |
KR20180130949A (ko) * | 2017-05-31 | 2018-12-10 | 엘에스엠트론 주식회사 | 농업용 작업차량의 주변기구 장착장치 |
KR102353001B1 (ko) * | 2017-05-31 | 2022-01-18 | 엘에스엠트론 주식회사 | 농업용 작업차량의 주변기구 장착장치 |
KR20190023520A (ko) * | 2017-08-29 | 2019-03-08 | 경북대학교 산학협력단 | 트랙터 작업기 편이 연결장치 |
KR102003854B1 (ko) * | 2017-08-29 | 2019-07-25 | 경북대학교 산학협력단 | 트랙터 작업기 편이 연결장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4320907A (en) | Remote control for neckover trailer hitches | |
US3827724A (en) | Coupling device | |
KR200413755Y1 (ko) | 트랙터 작업기용 연결장치 | |
JP2014033635A (ja) | トラクタの牽引装置 | |
US9915324B2 (en) | Work vehicle | |
JP2009065973A (ja) | 牽引車の動力出力軸に自在継手軸を結合する装置 | |
US3847415A (en) | Device for connecting an agricultural implement, machine or the like to a tractor | |
JP5388687B2 (ja) | 作業機 | |
JP2008283941A (ja) | 作業機 | |
JP3614582B2 (ja) | 作業機装着構造 | |
US20090230657A1 (en) | Hitching Mechanism | |
JP3898204B2 (ja) | 作業機装着構造 | |
JP5047066B2 (ja) | オフセット作業機 | |
JP3037893B2 (ja) | 農用トラクタのヒッチ装置 | |
JP3946889B2 (ja) | 作業機装着構造 | |
KR20150124324A (ko) | 로더 연결장치 및 이를 포함하는 트랙터용 프론트 로더 | |
JP3671670B2 (ja) | トーイングトラクタの連結装置 | |
JPH0637611Y2 (ja) | 農用トラクタにおけるヒッチ装置 | |
JP5157853B2 (ja) | トラクタの作業機連結装置 | |
US2507799A (en) | Implement hitch | |
JPH0737444Y2 (ja) | トラクタにおける作業機連結装置 | |
JP6471999B2 (ja) | 移植機 | |
US2409831A (en) | Automatic hitch | |
JP4243527B2 (ja) | 乗用田植機 | |
JPH11346503A (ja) | 管理機等のヒッチ装置 |