JP3037893B2 - 農用トラクタのヒッチ装置 - Google Patents

農用トラクタのヒッチ装置

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JP3037893B2
JP3037893B2 JP8092385A JP9238596A JP3037893B2 JP 3037893 B2 JP3037893 B2 JP 3037893B2 JP 8092385 A JP8092385 A JP 8092385A JP 9238596 A JP9238596 A JP 9238596A JP 3037893 B2 JP3037893 B2 JP 3037893B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は作業機をヒッチフレーム
に自動的に着脱することが可能な農用トラクタのヒッチ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタの後部に連結したヒッチフレー
ムに作業機を装着する際はフックプレートに設けた弾機
抗して連結部に嵌入されたピンをフックプレートによ
り自動的にロックし、作業機をヒッチフレームから取外
す場合は運転者が下車して手動によりフックプレートに
よるロック解除するヒッチ装置はオートヒッチとして
既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】既知のオートヒッチに
あっては、作業機を装着する際、農用トラクタの後部に
配設されたヒッチフレームの上部中央,下部両側のヒッ
チ部に作業機側ピンが嵌入されると同時にフックプレ
ートによってロックされるが、作業機を取外す時、運転
者がその都度下車してフックプレートによるロック
除をしなければならないので面倒であり、操作に時間を
要するため低能率であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、農用トラクタ
に逆U字のヒッチフレームをリンクを介して装着し、
上記ヒッチフレームの上部中央に作業機のマストピンが
嵌入するトップフックを設け、下方両側に作業機のロア
ピンが嵌入する開口部を有する連結板を設け、また、該
連結板にフックプレートを回動可能に枢着し、該フック
プレートを弾機によって常時ロック方向に付勢して、ロ
アピンをフックプレートにより連結板の開口部内に止め
置くようになす一方、前記フックプレートに下部を連結
したロック解除用のリンクを、トップフックに設けた規
制部に対して係脱自在になし、以て、前記規制部とリン
クの上部に設けたレバーピンを係合させた際には、当該
規制部によってフックプレートのロック解除方向の回動
が阻止されるように構成したことにより前述の問題点を
解決した。
【0005】また、前記フックプレートにストッパーを
設け、該ストッパーは作業機のロック解除時及び連結待
機時に、当該フックプレートを連結板の開口部から弾機
の付勢力に抗して遠ざけるようになすと作業機の着脱が
更に容易になる。
【0006】
【作用】農用トラクタの後方に作業機を装着するには、
定位置に置かれた作業機に対し本機を後退させながら、
油圧レバーを操作してトップフックを作業機側のマスト
ピンに引掛け、更にトップフックを持ち上げ、ロアピン
がフックプレートを少し押し上げながら連結板の開口部
の奥まで入って嵌入されるとフックプレートは弾機によ
って下方に回動し、ロアピンを開口部内に止め置くよう
自動的にロックする。そして、下部をフックプレート
に連結したロック解除用のリンクの上部トップフック
に設けた規制部に係合させた状態ではフックプレートの
ロック解除方向の回動が規制され不測にロアピンが連結
板の開口部から離脱することがない。
【0007】作業機をヒッチフレームから離脱させる時
は、前記作業機を持ち上げた状態で運転席から後ろを向
き、トップフックに設けた規制部からレバーピンの係
を解除した状態で、作業機を下降させて着地させると、
作業機は前傾姿勢となりロアピンが連結板の開口部から
抜け出す。次いでヒッチフレームを更に下降させるとト
ップフックがマストピンから離れ、この状態でトラクタ
を前進させると完全に作業機が本機から離脱する。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面で説明すると、農用
トラクタのミッションケース1の後方下部左右に配設さ
れたロアリンク2と後方上部中央にトップリンクブラケ
ット3を介して配設されたトップリンク4で3点リンク
を形成しているが、それぞれの先端にヒッチフレーム5
を取付け、後方に装着する作業機(例えばロータリ)の
ワンタッチ装着を行なうものである。
【0009】ヒッチフレーム5は角パイプを逆U字状に
成形したフレーム6と下方を連結しているコの字断面の
プレート5aを主枠とし、上部中央には、前方にトップ
リンク取付穴を有し、後方にU字状のフック部を有し逆
U字状に折曲げたトップフック7を溶着し、下部左右端
には後方に向けU字開口部を有する連結板8が溶着され
ている。
【0010】左右の連結板8の下部には外向きにロアリ
ンク2取付用のロアリンクピン9が、中央部にはフック
プレート支点軸11が溶着され、フックプレート支点軸
11の回りに上下方向に回動自在にフックプレート10
枢着されている。
【0011】フックプレート10はロータリ12のロア
ブラケット18に固定されたロアピン19が連結板8の
開口部に嵌入した時はその先端でロアピン19をロック
する方向に作用するねじりバネ26により一方方向に付
勢されている。
【0012】更にフックプレート10の上部にはバネ支
えピン10aが内向きに配設され、別のねじりバネ27
の中心となると共に、リンク29の回動中心にもなって
いる。
【0013】ストッパーを構成するねじりバネ27の一
端はフックプレート10に開けられた穴に差し込まれ、
他端は作業機側のロアピン19が連結板8の開口部に入
りフックプレート10の先端でロアピン19をロックし
ている時(図3)はロアピン19に背側を押されて撓
み、フックプレート10を上方へ回動してロック解除操
作すると(図4)、ねじりバネ27の先端曲り部はロア
ピン19の上に乗り上げてフックプレート10の下向き
の回動を規制し、ロアピン19が連結板8の開口部から
完全に離れた時(図5)は先端曲り部が連結板8のU字
開口部下縁とほぼ同一面に溶接されたプレート28の上
に乗ってフックプレート10を連結待機姿勢に保持して
いる。
【0014】前記バネ支えピン10aはフックプレート
10の内側に突出し、左右のフックプレート10は同時
に作動するよう丸パイプで構成したリンク29の下部両
端に連結してある。リンク29は下方の逆U字状部とそ
の中央に固定した立上部とからなり、その先端にはU字
鉄板30が溶着されトップフック7の中に入り込んでい
る。
【0015】トップフック7の両側にはL字溝7aが開
けられ、このL字溝7aおよびU字鉄板30を貫通した
レバーピン31が、割りピンにより左右には規制されな
がらL字溝7aに沿って移動可能に配設されている。
【0016】レバーピン31の先端にはグリップ32が
取付けられ、作業機離脱時に、手で規制部を構成する
字溝7aの鍵部からレバーピン31を外すようになって
いる。
【0017】U字鉄板30には、他端がトップフック7
の内側に引掛けられたスプリング33を引掛けて常に斜
め後下方に引張るよう付勢されているので、レバーピン
31はL字溝7aの鍵部に入り易くなっている。作業機
(本例ではロータリ12)をトラクタ本機に装着する時
は、油圧レバーを操作してトップフック7を作業機側の
マストピン15に引掛け、更にトップフック7を持ち上
げ、ロアピン19がフックプレート10を少し押し上げ
連結板8の開口部の奥まで入って嵌入されるとフックプ
レート10は付勢されたねじりバネ26によって下方に
回動し、自動的にロックされる。同時にフックプレート
10と連動連結されたリンク29のレバーピン31
字溝7aの鍵部後端に入り、これによりフックプレート
10は上方への回動が規制されて二重にロックされ装着
は完了する。
【0018】作業機をヒッチフレーム5から離脱させる
時は、油圧レバーにより作業機を最も高く持ち上げた状
態で運転席から後ろを向き、手でレバーピン31のグリ
ップ32を握りL字溝7aの鍵部から外して上方に引き
上げると、リンク29を介して左右のフックプレート1
が上方に回動、ねじりバネ27の折曲部がロアピン
19に乗り上げて、手を離してもフックプレート10は
連結板8の開口部から遠ざかる状態を保つ。このとき油
圧レバーを下げにすると、作業機の尾輪24が地面に着
き、重心が前方にあるので前傾姿勢となりロアピン19
が連結板8の開口部から離れると同時にねじりバネ27
の下端の折曲部はプレート28上に乗ってフックプレー
ト10を連結待機姿勢に支持し、更に油圧レバーを下
げ、作業機のマストピン15とトップフック7が離れた
状態でトラクタを前進させると作業機が本機から離脱す
る。
【0019】また、リンク29の上端をトップフック7
の内側に侵入させ、これをL字溝7aにレバーピン31
を介して連繋すると外観が良くなる。
【0020】
【発明の効果】本発明は前述のように構成するものであ
るから、トラクタに作業機を装着する際には、作業機の
ロアピン19がフックプレート10によって連結板8の
開口部内に止め置かれるようにロックされると共に、そ
のフックプレート10自体がロック解除用のリンク29
を介してトップフック7に設けた規制部7aによりロッ
ク解除方向の回動が阻止されるため、ロアピン19が連
結板8の開口部から不測に離脱して作業機12がトラク
タから外れてしまうという事態を未然に防止することが
できる。 また、前記ロック解除用のリンク29はトップ
フック7に設けた規制部7aに対して係脱自在で、その
レバーピン31はヒッチフレーム5の高い位置にあるト
ップフック7部に設けるものであるから、作業機12を
取り外す時、運転者は作業機12を持ち上げた状態で運
転席から後ろを向き、そして、レバーピン31と規制部
7aとの係合を外してフックプレート10のロック解除
を行なうことができ、その都度下車する煩わしさもなく
作業機の着脱を能率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタと作業機の側面図である。
【図2】ヒッチフレームの正面図である。
【図3】作業機着脱時のヒッチフレーム下部の詳細側面
図である。
【図4】作業機着脱時のヒッチフレーム下部の詳細側面
図である。
【図5】作業機着脱時のヒッチフレーム下部の詳細側面
図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】フックプレートの側面図である。
【符号の説明】
2 ロアリンク 4 トップリンク 5 ヒッチフレーム 7 トップフック 8 連結板 10 フックプレート 15 マストピン 19 ロアピン 26 ねじりバネ 27 ねじりバネ 29 リンク 30 U字鉄板 31 レバーピン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農用トラクタに逆U字状のヒッチフレー
    ム5をリンク2,4を介して装着し、上記ヒッチフレー
    ム5の上部中央に作業機12のマストピン15が嵌入す
    るトップフック7を設け、下方両側に作業機12のロア
    ピン19が嵌入する開口部を有する連結板8を設け、ま
    た、該連結板8にフックプレート10を回動可能に枢着
    し、該フックプレート10を弾機26によって常時ロッ
    ク方向に付勢して、ロアピン19をフックプレート10
    により連結板8の開口部内に止め置くようになす一方、
    前記フックプレート10に下部を連結したロック解除用
    のリンク29を、トップフック7に設けた規制部7aに
    対して係脱自在になし、以て、前記規制部7aとリンク
    29の上部に設けたレバーピン31を係合させた際に
    は、当該規制部7aによってフックプレート10のロッ
    ク解除方向の回動が阻止されるように構成したことを特
    徴とする農用トラクタのヒッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記フックプレート10にストッパー2
    7を設け、該ストッパー27は作業機12のロック解除
    時及び連結待機時に、当該フックプレート10を連結板
    8の開口部から弾機26の付勢力に抗して遠ざけること
    を特徴とする請求項1に記載の農用トラクタのヒッチ装
    置。
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JP2016077158A (ja) * 2014-10-09 2016-05-16 三菱マヒンドラ農機株式会社 走行作業機のヒッチ装置
JP6342790B2 (ja) * 2014-12-19 2018-06-13 三菱マヒンドラ農機株式会社 農用トラクタのヒッチ装置
JP6459735B2 (ja) * 2015-04-10 2019-01-30 井関農機株式会社 作業車両

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