JP2972045B2 - 作業機の連結装置 - Google Patents

作業機の連結装置

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JP2972045B2
JP2972045B2 JP5079392A JP7939293A JP2972045B2 JP 2972045 B2 JP2972045 B2 JP 2972045B2 JP 5079392 A JP5079392 A JP 5079392A JP 7939293 A JP7939293 A JP 7939293A JP 2972045 B2 JP2972045 B2 JP 2972045B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三点リンク機構を介し
てトラクタの後部に連結される作業機の連結装置の構成
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクタの後部への作業機の連
結には三点リンク機構が広く採用されており、該三点リ
ンク機構を介して連結される作業機の連結装置も、作業
機の着脱を容易にすることを目的として各種考案されて
いたのである。例えば、前記考案の一つとして実開平3
−108308号公報の技術があり、この考案は、図5
に示すように、作業機の連結装置Dのヒッチフレーム1
7上部のトップフックに作業機のトップピンと係合する
凹部を設け、下部には該作業機の左右のロアピン12と
係合する凹部を設けた連結板16を左右に配設し、該連
結板16にロック用フック13を設け、該ロック用フッ
ク13凹部にロアピン12を係合付勢する弾機14と、
ロック解除時及び連結待機時にロアピン12またはスト
ッパーに乗り上げ、該ロック用フック13を上部で固定
するストッパー用弾機15を別々に付設していたのであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術にお
いては、図5に示すように、作業機のロアピン12をロ
ック用フック13凹部に係合する為の弾機14の付勢力
Yを、ロック解除時及び連結待機時のストッパー用弾機
15の付勢力Zに対してかなり強くしないと、ロック時
にストッパー用弾機15がロアピン12に押されて生じ
る反付勢力Eにより、ロック用フック13がロック解除
方向に回動されるようになり、ロアピン12がロック用
フック13凹部から離脱してしまうことがあり、作業機
をトラクタに連結することができなくなる。この解決法
としてストッパー用弾機15の付勢力Zを弱めるという
方法があるが、ロック解除時及び連結待機時にストッパ
ー用弾機15が付勢力の大きい弾機14に抗してロアピ
ン12上に乗り上げてロック用フック13を固定するの
で非常に不安定な状態となってしまうのである。つま
り、ストッパー用弾機15の付勢力を弱めるということ
は、ロアピン12またはストッパー上に乗り上げた時に
E方向にもZ方向にも回動し易くなったり、細い部材で
構成すれば曲がることになるので、ロック用フック13
を安定して固定できないのである。また、反対に弾機1
4の付勢力Yを大きくするという方法では、ロック用フ
ック13を回動させる場合に操作性が悪くなり、ロック
の解除等が困難になるという課題があったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段につい
て説明する。請求項1においては、トラクタAの後部に
取付けられた三点リンク機構Xの後部と作業機Cの前部
との間にヒッチフレーム4を設け、該ヒッチフレーム4
上部には作業機Cのトップピン6と係合する係合凹部1
0aを設け、下部には該作業機Cの左右のロアピン5と
係合する係合凹部4cを設けた連結板4aが左右に配設
され、該連結板4aにロック用フック7をピン4bによ
り回動可能に枢支した作業機Cの連結装置Bにおいて、
該ロック用フック7がロアピン5に係合する方向に付勢
するスプリングと、ロック解除時にロック用フック7を
後退した位置で維持するストッパーを、スプリング兼ス
トッパー8により一体形成し、該スプリング兼ストッパ
ー8は、捻じりバネよりなる弾機部8eを前記ピン4b
に嵌装し、一端8cを連結板4aの連結ピン2aに当接
させ、他側にはもう一つの捻じりバネよりなる弾機部8
bを形成し、その他部がロック用フック7のロック時に
ロアピン5と当接する位置に、「く」字状の逃げ部8a
を構成し、更にその先端には、ロック解除時にロアピン
5に乗り上げるV字状に折り返したストッパー部8dを
形成したものである。請求項2においては、請求項1記
載の作業機の連結装置において、スプリング兼ストッパ
ー8のストッパー部8dは、前記連結板4a内にロアピ
ン5が位置しない連結待機時には、連結板4aに設けた
ストッパー11に乗り上げるように構成したものであ
る。
【0005】
【作用】本発明の作用について説明する。トラクタA後
部の三点リンク機構X後部に設けられた連結装置Bに作
業機Cが連結されている状態においては、ロック用フッ
ク7はピン4bを回動支点としてスプリング兼ストッパ
ー8の付勢力により、該ロック用フック7先端がストッ
パー11に当接する位置で固定されており、ロアピン5
が連結板4aの係合凹部4cから離脱することを阻止し
ている。更に、スプリング兼ストッパー8には逃げ部8
aを設けてあるので、前記ロアピン5及びストッパー1
1等との干渉により生ずる反付勢力に因るロアピン5の
係合離脱は起こらないのである。
【0006】次に、連結装置に作業機を取付ける場合に
ついて説明する。まず、トラクタA後部の三点リンク機
構Xの後部に設けられた連結装置Bのトップフック10
の係合凹部10aに作業機Cのトップピン6を係合させ
て、三点リンク機構Xを上昇させると、作業機Cは地面
より持ち上げられ自重によりトップピン6を支点に回動
して、作業機C下部の左右のロアピン5が連結装置Bの
スプリング兼ストッパー8の付勢力に抗して、ロック用
フック7をこじ開けて連結板4aの係合凹部4cに嵌入
して係合されると、同時にスプリング兼ストッパー8の
付勢力によりロック用フック7がストッパー11の位置
まで下りて、ロアピン5をロックするのである。
【0007】次に、連結装置から作業機を取外す場合に
ついて説明する。まず、ロック用フック7に固設された
ロック解除用レバー7aを、図3から図4の位置まで移
動させると、スプリング兼ストッパー8がロアピン5上
に乗り上げてロック用フック7がスプリング兼ストッパ
ー8に挟持固定されてロック解除状態になるので、ロア
ピン5は連結板4aの係合凹部4cから離脱できるよう
になる。
【0008】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び解決する手段は
以上の如くであり、次に本発明の具体的な構成について
添付した図面により説明する。図1はトラクタ・連結装
置・作業機の側面図、図2は本発明の作業機の連結装置
の正面図、図3は同じくロック状態の側面図、図4は同
じくロック解除状態の側面図である。
【0009】図1に示すように、トラクタA後部には予
め三点リンク機構Xが取付けられ、該三点リンク機構X
を構成しているトップリンク1の両端部はトラクタA後
部のブラケット3と本発明の連結装置Bにそれぞれ連結
ピン1a・1bにより枢支され、同じく三点リンク機構
Xを構成している左右一対のロアリンク2の後端は連結
装置Bの下部両端に固設された連結ピン2aにそれぞれ
枢支されており、該連結装置Bに作業機Cが装着される
のである。
【0010】次に、前記本発明の作業機の連結装置の構
成について説明する。図2〜図4に示すように、連結装
置Bのアーチ状のヒッチフレーム4の上部中央にはトッ
プフック10が固設され、該トップフック10には作業
機Cのトップピン6を係合する係合凹部10aが設けら
れている。また、ヒッチフレーム4下部両端には連結板
4a・4aが左右対称に固設され、該連結板4a・4a
には、作業機Cのロアピン5を係合する係合凹部4c・
4cが設けられ、前記ロアリンク2の後端を枢支する連
結ピン2a・2aが外側に突設され、ロック用フック7
・7がピン4b・4bを軸芯として回動可能に枢支され
ている。
【0011】前記ロック用フック7・7には、ロック解
除用レバー7a・7aが固設されるとともに、ロック時
及びロック解除時のロック用フック7・7の位置を固定
させる為のスプリング兼ストッパー8・8の、捻じりバ
ネよりなる弾機部8eがピン4b・4bに外嵌されて止
め輪9・9にて抜け止めされている。11はストッパー
である。該スプリング兼ストッパー8は、一端8cを連
結ピン2aに当接させ、他側にはもう一つの捻じりバネ
よりなる弾機部8bを形成し、その他部に「く」字状の
逃げ部8aとその先端にはストッパー11に乗り上げる
V字状に折り返したストッパー部8dが形成されている
のである。
【0012】以上の構成において、トラクタの連結装置
Bに作業機を連結する場合、まず、三点リンク機構Xを
下降させた状態でトラクタAを作業機Cに向かって後進
させ、連結装置Bのトップフック10の係合凹部10a
に作業機Cのトップピン6を係合させた後、三点リンク
機構Xを上昇させて作業機Cを持ち上げて行くと、作業
機Cはトップピン6を支点として前方へ回動を始める。
そして、作業機Cの左右のロアピン5が連結装置Bのロ
ック用フック7を固定しているスプリング兼ストッパー
8の付勢力に抗して、ロック用フック7をこじ開けて連
結板4aの係合凹部4c内に嵌入すると、スプリング兼
ストッパー8の付勢力により、ロック用フック7はスト
ッパー11まで回動して作業機Cの左右のロアピン5を
ロックする。このときに、スプリング兼ストッパー8に
は、ロアピン5及びストッパー11等との干渉により発
生する反付勢力を阻止する為の逃げ部8aが設けられて
いるので、連結板4aの係合凹部4cからのロアピン5
の離脱は阻止されて、トラクタAに作業機Cが連結され
る。
【0013】次に、トラクタから作業機を取り外す場合
には、ロック解除用レバー7aを図3の位置から図4の
位置に移動させると、ロック用フック7及びスプリング
兼ストッパー8が前方に回動して行き、該スプリング兼
ストッパー8のストッパー部8dがロアピン5上に乗り
上げ、ロック用フック7はスプリング兼ストッパー8に
より挟持固定されて、ロアピン5は連結板4aの係合凹
部4c内より離脱可能となりロックは解除される。そし
て、前記状態の下で三点リンク機構Xを下降させると、
トップピン6を支点として回動してロアピン5が連結板
4aの係合凹部4cより完全に離脱し、ストッパー部8
dはストッパー11に乗り上げ、連結装置Bのトップフ
ック10の係合凹部10aから作業機Cのトップピン6
を離脱させれば、トラクタAからの作業機Cの取外しは
終了する。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。請求項1の如く、ロア
ピンを係合付勢する部材とロック解除時及び連結待機時
にロック用フックを固定する部材とを一体形成したの
で、従来の如く、複数本のスプリングやストッパーを設
ける必要が無くなったので、連結装置の部品点数の削減
及び構成の簡素化を図ることもできるようになる。
た、スプリング兼ストッパー8を一体形成し、該一体形
成した部材の一部が、ロック用フック7のロック時にロ
アピン5と当接する位置に、「く」字状の逃げ部8aを
構成したので、ロアピン5が連結板4aから離脱するの
を、完全に阻止することができるようになったのであ
る。 また、更にその先端には、ロック解除時にロアピン
5に乗り上げるV字状に折り返したストッパー部8dを
形成したので、ロック用フックのロック解除時の位置
を、確実なものとすることが出来たのである。
【0015】請求項2においては、請求項1記載の作業
機の連結装置において、スプリング兼ストッパー8のス
トッパー部8dは、前記連結板4a内にロアピン5が位
置しない連結待機時には、連結板4aに設けたストッパ
ー11に乗り上げるように構成したので、係合凹部4c
の中にロアピン5が位置しない連結待機時において、ロ
ック用フック7をロック解除位置に確実に維持すること
ができるのである。 また、その状態から、作業機Cの連
結装置Bに対する連結の為に、ロアピン5が係合凹部4
c内に入ってくると、ストッパー部8dとストッパー1
1との係合状態が、ロアピン5により強制的に外され
て、自動的にロック用フック7が下方へスプリング兼ス
トッパー8の付勢力により下降して、ロアピン5とロッ
ク用フック7とのロック状態が発生するのである。 これ
により、連結待機状態から連結状態への操作も、オペレ
ータが座席に座ってトラクターを前後進行させるだけで
出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタ・連結装置・作業機の側面図である。
【図2】本発明の作業機の連結装置の正面図である。
【図3】同じくロック状態の側面図である。
【図4】同じくロック解除状態の側面図である。
【図5】従来技術の構造を示す要部側面図である。
【符号の説明】
X 三点リンク機構 B 連結装置 4 ヒッチフレーム 4a 連結板 4b ピン 4c 係合凹部 7 ロック用フック 7a ロック解除用レバー 8 スプリング兼ストッパー 8a 逃げ部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタAの後部に取付けられた三点リ
    ンク機構Xの後部と作業機Cの前部との間にヒッチフレ
    ーム4を設け、該ヒッチフレーム4上部には作業機Cの
    トップピン6と係合する係合凹部10aを設け、下部に
    は該作業機Cの左右のロアピン5と係合する係合凹部4
    cを設けた連結板4aが左右に配設され、該連結板4a
    にロック用フック7をピン4bにより回動可能に枢支し
    た作業機Cの連結装置Bにおいて、該ロック用フック7
    がロアピン5に係合する方向に付勢するスプリングと、
    ロック解除時にロック用フック7を後退した位置で維持
    するストッパーを、スプリング兼ストッパー8により一
    体形成し、該スプリング兼ストッパー8は、捻じりバネ
    よりなる弾機部8eを前記ピン4bに嵌装し、一端8c
    を連結板4aの連結ピン2aに当接させ、他側にはもう
    一つの捻じりバネよりなる弾機部8bを形成し、その他
    部がロック用フック7のロック時にロアピン5と当接す
    る位置に、「く」字状の逃げ部8aを構成し、更にその
    先端には、ロック解除時にロアピン5に乗り上げるV字
    状に折り返したストッパー部8dを形成したことを特徴
    とする作業機の連結装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業機の連結装置におい
    て、スプリング兼ストッパー8のストッパー部8dは、
    前記連結板4a内にロアピン5が位置しない連結待機時
    には、連結板4aに設けたストッパー11に乗り上げる
    ように構成したことを特徴とする作業機の連結装置。
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