JP2003064716A - クイックカプラ - Google Patents

クイックカプラ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機械にクイックカプラを介してアタッチ
メントを着脱自在に装着するにあたり、一人の作業員で
も簡単に行えるようにする。 【解決手段】 クイックカプラ側の係合溝に係合したア
タッチメント側の支持ピンの抜止めをする係止体を係止
姿勢にロックするためのロック装置18R、18Lにお
いて、ロック位置とロック解除位置とに移動自在なロッ
クピン22を、係止ピン21がガイド体19の係止凹部
に係止することでロック解除位置に保持できるように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械等の作業
機械に、アタッチメントを着脱自在に装着するためのク
イックカプラの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械等の作業機械のなかに
は、例えば油圧ショベルのように、バケット、グラップ
ル、ブレーカ等のアーム先端部に装着される作業用のア
タッチメントを、掘削、積込、破砕等の各種作業に応じ
て交換できるようにしたものがあるが、該アタッチメン
トの交換を行う場合、アームとアタッチメントを連結す
るピンの抜き差し作業や、該ピンの止め作業が必要であ
って、多大の労力を要する。そこで従来、前記アタッチ
メントの着脱を容易にするためのクイックカプラが提供
されている。この様なクイックカプラとして、例えば、
アーム側に支持されるカプラ本体に、アタッチメント側
に固着される支持ピンを係脱自在に係合する係合溝を形
成すると共に、該係合溝への支持ピンの出入りを許容す
る開放姿勢と、係合溝に係合した支持ピンに係止して該
支持ピンの脱落を防ぐ係止姿勢とに変姿自在な係止体を
設け、さらに、該係止体を係止姿勢にロックするための
ロックピンを設けたものが知られている。この場合、係
合溝に進入する支持ピンが係止体を押圧することで、係
止体の開放姿勢から係止姿勢への変姿が自動的に行われ
るように構成し、これにより、作業員が自ら係止体を変
姿させることなくアタッチメントの着脱作業を行うこと
ができるようにすることが提唱される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記クイック
カプラにおいて、アタッチメントを装着するにあたり、
係止体の開放姿勢から係止姿勢への変姿が自動的に行わ
れるためには、係止溝に進入する支持ピンが当接する位
置に係止体を保持しなければならないが、該位置を特定
するのに手間がかかる許りか、アタッチメントの装着中
に係止体がずれてしまう場合もあって問題となる。さら
に、アタッチメントを取外すときには、ロックピンを、
係止体の係止姿勢ロックを解除するロック解除位置に保
持しなければならないが、該ロックピンを保持するため
の作業員が、アタッチメントを取外すべく作業機を動か
す作業員の他に必要であって、アタッチメントの取外し
作業を一人で行うことができず、作業性に劣るうえ、作
業機を動かす作業員との連携不足や、誤操作により作業
機が不意の動きをした際に、ロックピンを保持している
作業員に作業機が触れてしまう惧れもあるという問題が
あり、これらに本発明が解決しようとする課題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、作業機械にアタッチメントを着
脱自在に装着するためのクイックカプラであって、該ク
イックカプラは、作業機械側に支持されるカプラ本体
と、アタッチメント側に固着される支持ピンに係脱自在
に係合するべく前記カプラ本体に形成される係合溝と、
該係合溝への支持ピンの出入りを許容する開放姿勢と係
合溝に係合した支持ピンに係止して支持ピンの脱落を防
ぐ係止姿勢とに変姿自在な係止体と、該係止体を係止姿
勢にロックするためのロック装置とを備えて構成され、
さらに該ロック装置は、係止体を係止姿勢にロックする
ロック位置と係止体に干渉しないロック解除位置とに移
動自在なロック体と、該ロック体をロック位置側に押圧
する押圧手段と、ロック体をロック解除位置に保持する
保持手段とを備えて構成したものである。そして、この
様にすることにより、係止姿勢の係止体のロック、ロッ
ク解除を容易に行えると共に、ロック体をロック解除位
置に保持する作業員を必要とせず、一人の作業員でアタ
ッチメントの着脱作業を行えることになって、作業性が
著しく向上する。このものにおいて、ロック体は、カプ
ラ本体に一体的に設けられるガイド体の筒内を軸方向に
移動してロック位置とロック解除位置とに変位するロッ
クピンとし、該ロックピンに係止突起を一体的に設ける
一方、前記ガイド体には、ロックピンが軸回り方向所定
位置に位置するときに係止突起の軸方向の移動を許容す
るための溝部と、前記所定位置以外に位置するときには
係止突起に係止してロックピンをロック解除位置に保持
するための保持部とを設けることにより、ロック装置を
構成することができる。また本発明は、作業機械にアタ
ッチメントを着脱自在に装着するためのクイックカプラ
であって、該クイックカプラは、作業機械側に支持され
るカプラ本体と、アタッチメント側に固着される支持ピ
ンに係脱自在に係合するべく前記カプラ本体に形成され
る係合溝と、該係合溝への支持ピンの出入りを許容する
開放姿勢と係合溝に係合した支持ピンに係止して支持ピ
ンの脱落を防ぐ係止姿勢とに変姿自在で、かつ係合溝に
進入する支持ピンに押圧されることで開放姿勢から係止
姿勢に変姿するよう構成された係止体と、該係止体に形
成されたロック溝に係止して係止体を係止姿勢にロック
するためのロック体とを備えて構成され、さらに係止体
に、前記ロック体が係止して係止体を開放姿勢に保持す
るための凹部を形成すると共に、該ロック体と凹部によ
る係止体の開放姿勢保持は、前記支持ピンの押圧による
係止体の係止姿勢への変姿に伴い解除されるように構成
されているものである。そして、この様にすることによ
り、係止体の開放姿勢保持を確実かつ容易に行えると共
に、開放姿勢保持の解除は係止体の変姿に伴って自動的
になされることになって、アタッチメントの着脱作業の
作業性が向上する。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は油圧ショベル
であって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行
体2、該下部走行体2に旋回自在に支持される上部旋回
体3、該上部旋回体3に基端部が上下揺動自在に支持さ
れるブーム4、該ブーム4の先端部に前後揺動自在に支
持されるアーム5、該アーム5の先端部に後述するクイ
ックカプラ6を介して着脱自在に取付けられるアタッチ
メント7、さらに上記ブーム4、アーム5、アタッチメ
ント7をそれぞれ揺動せしめるためのブーム用シリンダ
8、アーム用シリンダ9、アタッチメント用シリンダ1
0等の部材装置から構成されている。
【0006】ここで、前記アタッチメント7として、図
1、図2においてはバケット、図3においてはブレーカ
を示すが、これらに限定されず、グラップル、ドリル等
の各種のアタッチメント7をクイックカプラ6を介して
着脱自在に取付けることができる。この場合、これら各
アタッチメント7の上部には、水平方向を向く第一、第
二の支持ピン7a、7bが並列する状態で固着されてい
る。
【0007】一方、11は前記クイックカプラ6を構成
するカプラ本体であって、該カプラ本体11は、左右一
対のブラケット11a、11bと、これらブラケット1
1a、11b同志を一体的に連結する連結ブラケット1
1cとから形成されている。そして、このカプラ本体1
1の後部は、左右のブラケット11a、11bを貫通す
る第一支軸12を介して、アーム5の先端部に揺動自在
に軸支される一方、カプラ本体11の前後方向中間部
は、左右のブラケット11a、11bを貫通する第二支
軸13を介して、一端部がアタッチメント用シリンダ1
0の先端部に連結されるリンクロッド14の他端部に揺
動自在に軸支されており、これによりカプラ本体11
は、アタッチメント用シリンダ10の伸縮作動に基づい
て第一支軸12を軸として上下揺動するように構成され
ている。
【0008】さらに、連結ブラケット11cの後側(図
4〜図6において右側)下部には、後方側が開口した第
一係合溝11dが形成されており、該第一係合溝11d
には、アタッチメント7の第一支持ピン7aが係脱自在
に係合するように設定されている。また、左右のブラケ
ット11a、11bの前側(図4〜図6において左側)
下部には、前下方側が開口した第二係合溝(本発明の係
合溝に相当する)11eが形成されており、該第二係合
溝11eには、前記アタッチメント7の第二支持ピン7
bが係脱自在に係合するように設定されている。
【0009】また、15は係止体であって、該係止体1
5は、前記左右のブラケット11a、11bの第二係合
溝11eの前上方部位に、左右のブラケット11a、1
1bのあいだに位置する状態で、揺動支軸16を介して
揺動自在に軸支されている。さらにこの係止体15の外
周部には、側面視において円弧状にへこんだ係止溝15
aおよびロック溝15bが、揺動支軸16の軸方向を向
く状態で凹設されていると共に、係止体15の左右両側
面部には、円錐状にへこんだ凹部15cが形成されてい
る。そして係止体15は、前記揺動支軸16を軸とし
て、第二係合溝11eへの第二支持ピン7bの出入りを
許容する待機姿勢(該待機姿勢は、本発明の開放姿勢の
一形態である)と、第二係合溝11eに係合した第二支
持ピン7bに係止溝15aが下方側から係止して該第二
支持ピン7bの第二係合溝11eからの脱落を防ぐ係止
姿勢とに揺動変姿するように構成されているが、上記待
機姿勢では、係止体15の係止溝15aの上側壁面が、
第二係合溝11eの溝内に突出するように設定されてい
る。これにより、後述するように、第二係合溝11eの
下方から第二支持ピン7bが進入したときに、該第二支
持ピン7bが係止溝15aの上側壁面に当接して係止体
15を押圧し、これにより係止体15が揺動支軸16を
軸として揺動して係止姿勢に変姿するように構成されて
いる。尚、図中、17は左右のブラケット11a、11
bと係止体15とのあいだに介装されるシムである。
【0010】さらに、18L、18Rは前記係止体15
を待機姿勢に保持、または係止姿勢にロックするための
左右一対のロック装置であって、これら左右のロック装
置18L、18Rは左右のブラケット11a、11bの
前部にそれぞれ取付けられているが、同様のものである
ため、左側ロック装置18Lを例にとって説明する。
【0011】19は前記ロック装置18Lを構成するガ
イド体であって、該ガイド体19は、両端側が開口した
円筒部19aと、該円筒部19aの一方の筒端部(以
下、先端側筒端部と称する)に一体形成される鍔部19
bとからなり、該鍔部19bはブラケット11aの外側
面にボルト20により止着されている。また、円筒部1
9aの他方の筒端部(以下、基端側筒端部と称する)に
は、後述する係止ピン21に係止する一対の浅溝状の係
止凹部19cが、一直径上に位置するように形成されて
いる。さらに、円筒部19aの基端側筒端部から筒中央
部にかけて軸方向を向く状態で、上記係止ピン21が出
入り自在に嵌入する一対の嵌入溝19dが開設されてい
るが、該一対の嵌入溝19dは、前記一対の係止凹部1
9cに対して円筒部19aの軸回り方向に90度ずれた
位置に位置するように設定されている。
【0012】一方、ブラケット11aのガイド体19止
着部位には、円筒部19aの筒内部と連通する状態で、
ブラケット11aを内外方向に貫通する挿通孔11fが
穿設されている。この場合、挿通孔11fの内径寸法
は、円筒部19aの内径寸法よりも若干大径に設定され
ている。
【0013】また、22は前記ガイド体円筒部19aの
筒内部に軸方向移動自在に貫通されるロックピンであっ
て、該ロックピン22の先端側は、円筒部19aの先端
側筒端部から突出してブラケット11aの挿通孔11f
に軸方向移動自在に挿通されているが、該ロックピン2
2の先端側は、挿通孔11fの内径寸法よりは僅かに小
さいが円筒部の19aの内径寸法よりも大径の大径部2
2aになっている。また、ロックピン22の基端側は、
円筒部19aの基端側筒端部から突出しているが、該ロ
ックピン22の基端側端部には、作業員が把持する把持
部23が止めピン24により止着されている。
【0014】さらに、前記ロックピン22の軸方向中間
部には、前記係止ピン21がロックピン22を直径方向
に貫通する状態で止着されているが、該係止ピン21の
両端部は、ロックピン22の外周面から外径方向に突出
するように設定されている。そしてこの係止ピン21
は、把持部23を把持してロックピン22を軸回り方向
に回動せしめることで該ロックピン22と一体的に回動
することになるが、この場合、係止ピン21の回動位置
が前述したガイド体円筒部19aに開設される嵌入溝1
9d位置に合致していないときには、ガイド体円筒部1
9aの基端側端部に当接することで係止ピン21の先端
側への移動が阻止され、而してロックピン22はこれ以
上先端側に移動できないようになっているが、係止ピン
21の回動位置が嵌入溝19d位置に合致することによ
り、係止ピン21の嵌入溝19dへの出入りが許容さ
れ、これにより係止ピン21が嵌入溝19dの溝底部に
達するまでのロックピン22の先端側への移動が許容さ
れるようになっている。
【0015】一方、25はスプリングであって、該スプ
リング25は、ガイド体円筒部19aの内周面に形成さ
れる段差部19eと、ロックピン22の大径部22aと
のあいだに介装されている。そして該スプリング25に
より、ロックピン22は、先端側方向に向けて常時押圧
されている。尚、図中、26はシール用のO−リングで
ある。
【0016】扨、ロックピン22は、前述したように、
スプリング25により常時先端側方向に向けて押圧され
ているが、係止ピン21の回動位置がガイド体円筒部1
9aの嵌入溝19d位置に合致していないときには、該
係止ピン21がガイド体円筒部19aの基端側端部に当
接することでロックピン22のこれ以上の先端側への移
動が阻止され、これによりロックピン22は、先端側の
大径部22aがブラケット11aの挿通孔11f内に没
入するロック解除位置に位置している。この場合、係止
ピン21を、ガイド体円筒部19aの基端側端部に形成
される浅溝状の係止凹部19cに係止する回動位置にす
ることにより、該係止ピン21はスプリング25の押圧
力を受けて係止凹部19cに安定支持された状態にな
る。これにより、作業員が意図しないときに、係止ピン
21が係止凹部19cから外れて不用意に回動してしま
うことを防止できるようになっている(図8、図9参
照)。
【0017】一方、前述したように、把持部23を把持
してロックピン22を軸回り方向に回動させると該ロッ
クピン22と一体的に係止ピン21も回動するが、該係
止ピン21の回動位置が嵌入溝19d位置に合致する
と、係止ピン21が嵌入溝19dに嵌入することにより
ロックピン22の先端側への移動が許容され、而してロ
ックピン22はスプリング25の押圧力により自動的に
先端側に移動して、先端側の大径部22aがブラケット
11aの挿通孔11fから突出するロック可能状態にな
る。
【0018】そして、前記ロック可能状態のロックピン
22は、係止体15が前述した待機姿勢あるいは係止姿
勢の何れでもない場合には、係止体15の凹部15cお
よびロック溝15bに対して位置がズレていて、係止体
15の左右側面部に押圧状に当接しているが、この状態
から係止体15を揺動支軸16を軸として揺動させる
と、係止体15が待機姿勢になったときにロックピン2
2と係止体15の凹部15cとが位置合わせ状態となる
ように設定されており、而して係止体15が待機姿勢に
なると、ロックピン22はスプリング25の押圧力によ
り自動的に先端側に移動して凹部15cに係止する待機
姿勢保持位置に変位し、これにより係止体15は待機姿
勢に保持されるように構成されている(図10、図11
参照)。この様に、係止体15の待機姿勢保持は、ロッ
クピン22が凹部15cに係止することでなされるが、
該凹部15cは前述したように円錐状をしており、この
ため、待機姿勢の係止体15を揺動させるべく大きな力
が働いた場合には、ロックピン大径部22aの先端部が
凹部15cの円錐傾斜面にガイドされるようにして凹部
15cから抜け出すことができるようになっている。而
して、係止体15を揺動させる力が係止体15の自重だ
けのときには、スプリング25により押圧されたロック
ピン22が凹部15cに係止することで係止体15は待
機姿勢に保持されるが、後述するように、アタッチメン
ト7の第二支持ピン7bが係止体15を揺動させるべく
作用した場合には、ロックピン22が凹部15cから抜
け出て待機姿勢保持が解除されるように構成されてい
る。
【0019】一方、係止体15が係止姿勢になったとき
には、ロックピン22と係止体15のロック溝15bと
が位置合わせ状態となるように設定されている。而し
て、ロックピン22のロック可能状態で係止体15が係
止姿勢になると、ロックピン22はスプリング25の押
圧力により自動的に先端側に移動してロック溝15bに
係止する係止姿勢ロック位置に変位し、これにより係止
体15は係止姿勢にロックされるように構成されている
(図12、図13参照)。この場合、ロックピン22は
ロック溝15bに嵌入する状態となっているため、係止
体15を待機姿勢側に揺動させる方向の力が働いても、
係止体15の係止姿勢ロックが解除されることがないよ
うに構成されている。
【0020】また、前記係止姿勢ロック位置のロックピ
ン22をロック解除位置に変位させる場合には、把持部
23を把持してロックピン22をスプリング25の押圧
力に抗して基端側に引張ってロック解除位置とし、さら
にロックピン22を軸回り方向に回動して係止ピン21
を係止凹部19cに係止させることにより、ロックピン
22はロック解除位置に保持されるようになっている。
【0021】叙述の如く構成されたものにおいて、アタ
ッチメント7をクイックカプラ6に取付ける場合には、
まず、ロック装置18L、18Rにより係止体15を待
機姿勢に保持する。この場合、ロックピン22を前記ロ
ック可能状態とした状態で、係止体15を待機姿勢の近
傍で揺動支軸16を軸として前後に揺動させると、前述
したように、係止体15が待機姿勢となった時点でロッ
クピン22がスプリング25の押圧力により自動的に待
機姿勢保持位置に変位して、係止体15の待機姿勢保持
がなされる。このとき、上記待機姿勢の係止体15の係
止溝15aの上側壁面は、前述したように、カプラ本体
11の第二係合溝11eの溝内に突出している(図14
参照)。次いで、図14に示す如くアタッチメント7を
接地させた状態で、アタッチメント7の第一支持ピン7
aにクイックカプラ6の第一係合溝11dを係合させ
る。この状態でアタッチメント用シリンダ10を伸延さ
せると、クイックカプラ6がアーム5先端の第一支軸1
2を軸として下方に揺動し(図15(A)参照)、これ
によりクイックカプラ6の第二係合溝11eにアタッチ
メント7の第二支持ピン7bが進入して、前記第二係止
溝11eの溝内に突出している係止体15の係止溝15
aの上側壁面に当接する(図15(B)参照)。更にア
タッチメント用シリンダ10を伸延させると、係止体1
5はアタッチメント7の第二支持ピン7bに押圧され
て、揺動支軸16を軸として係止姿勢側に向けて揺動す
る。この場合、係止体15を待機姿勢に保持していたロ
ックピン22は、前述したように、係止体15の揺動に
伴って凹部15cから抜け出し、これにより係止体15
の待機姿勢保持が解除されると共に、ロックピン22は
再び係止体15の左右側面部に押圧状に当接するロック
可能状態になる。この状態から、更にアタッチメント用
シリンダ10を伸延させると、係止体15はさらに揺動
支軸16を軸として揺動して係止姿勢になるが、該係止
姿勢となった時点でロックピン22がスプリング25の
押圧力により自動的に係止姿勢ロック位置に変位して、
係止体15を係止姿勢にロックする。そして、該係止姿
勢にロックされた係止体15は、第二係合溝11eに嵌
入したアタッチメント7の第二支持ピン7bに下側から
係止して該第二支持ピン7bを第二係合溝11eに固定
する(図15(C)参照)。
【0022】一方、アタッチメント7をクイックカプラ
6から取外す場合には、ロック装置18L、18Rの把
持部23を把持してロックピン22を基端側に引張り、
さらにロックピン22を軸回り方向に略90度回動させ
て係止ピン21を係止凹部19cに係止させることによ
り、ロックピン22はロック解除位置に保持される。こ
れによりロック装置18L、18Rによる係止体15の
係止姿勢ロックが解除されて、アタッチメント用シリン
ダ10を縮小させてクイックカプラ6を上方に揺動させ
ることでクイックカプラ6の第二係合溝11eからアタ
ッチメント7の第二支持ピン7bを取外すことができ、
しかる後、クイックカプラ6の第一係合溝11dからア
タッチメント7の第一支持ピン7aを取外せば良いこと
になる。
【0023】この様に、本発明の実施の形態にあって
は、アタッチメント7をクイックカプラ6に取付ける場
合に、係止体15を待機姿勢に保持することになるが、
該係止体15の待機姿勢保持は、ロック装置18L、1
8Rのロックピン22が係止体15の凹部15cに係止
することにより、位置決めされた状態で確実に行われる
ことになる。しかも、この待機姿勢保持は、係止体15
を揺動支軸16を軸として揺動させれば、係止体15が
待機姿勢になった時点でロックピン22がスプリング2
5の押圧力により待機姿勢保持位置に変位することで自
動的になされる一方、待機姿勢保持の解除は、第二係合
溝11eに進入する第二支持ピン7bが係止体15に当
接して該係止体15を係止姿勢側に揺動せしめることで
自動的になされることになる。また、アタッチメント7
をクイックカプラ6から取外す場合には、係止体15の
係止姿勢ロックを解除することになるが、この場合に
は、ロックピン22を基端側に引っ張ってから軸回り方
向に回動せしめるだけでロックピン22はロック解除位
置に保持されることになる。この結果、アタッチメント
装着時における係止体15の待機姿勢保持を、容易かつ
確実に行えると共に、アタッチメント取外し時において
ロックピン22をロック解除位置に保持するための作業
員が不要となって、一人作業でアタッチメント7を取り
外すことができ、もってアタッチメント7着脱作業の作
業性を著しく向上させることができる。さらにこのもの
において、係止体15の待機姿勢保持と係止姿勢ロック
とは、同じロック装置18R、18Lを用いてなされる
ことになるから、各別のロック装置を設けるような無駄
がなく、部品点数の抑制に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの側面図である。
【図2】バケットを取付けた場合のクイックカプラ装着
部の拡大図である。
【図3】ブレーカを取付けた場合のクイックカプラ装着
部の拡大図である。
【図4】クイックカプラの側面図である。
【図5】クイックカプラの斜視図である。
【図6】クイックカプラの分解斜視図である。
【図7】(A)、(B)はそれぞれガイド体の平面図、
正面図である。
【図8】ロックピンがロック解除位置のときのロック装
置の正面図である。
【図9】(A)は図8の断面図、(B)は図8のX矢視
図である。
【図10】ロックピンが待機姿勢保持位置のときのロッ
ク装置の正面図である。
【図11】図10の断面図である。
【図12】ロックピンが係止姿勢ロック位置のときのロ
ック装置の正面図である。
【図13】(A)は図12の断面図、(B)は(A)の
X−X断面図である。
【図14】アタッチメントの装着過程を示す説明図であ
る。
【図15】(A)、(B)、(C)はアタッチメントの
装着過程を示す説明図である。
【符号の説明】
6 クイックカプラ 7 アタッチメント 7b 第二支持ピン 11 カプラ本体 11e 第二係合溝 15 係止体 15b ロック溝 15c 凹部 18L ロック装置 18R ロック装置 19 ガイド体 19c 係止凹部 19d 嵌入溝 21 係止ピン 22 ロックピン 25 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 一仁 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新キ ャタピラー三菱株式会社内 (72)発明者 阪本 憲胤 神奈川県横浜市泉区弥生台64−12 旭技研 株式会社内 Fターム(参考) 2D012 HA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機械にアタッチメントを着脱自在に
    装着するためのクイックカプラであって、該クイックカ
    プラは、作業機械側に支持されるカプラ本体と、アタッ
    チメント側に固着される支持ピンに係脱自在に係合する
    べく前記カプラ本体に形成される係合溝と、該係合溝へ
    の支持ピンの出入りを許容する開放姿勢と係合溝に係合
    した支持ピンに係止して支持ピンの脱落を防ぐ係止姿勢
    とに変姿自在な係止体と、該係止体を係止姿勢にロック
    するためのロック装置とを備えて構成され、さらに該ロ
    ック装置は、係止体を係止姿勢にロックするロック位置
    と係止体に干渉しないロック解除位置とに移動自在なロ
    ック体と、該ロック体をロック位置側に押圧する押圧手
    段と、ロック体をロック解除位置に保持する保持手段と
    を備えて構成したことを特徴とするクイックカプラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ロック体は、カプラ
    本体に一体的に設けられるガイド体の筒内を軸方向に移
    動してロック位置とロック解除位置とに変位するロック
    ピンとし、該ロックピンに係止突起を一体的に設ける一
    方、前記ガイド体には、ロックピンが軸回り方向所定位
    置に位置するときに係止突起の軸方向の移動を許容する
    ための溝部と、前記所定位置以外に位置するときには係
    止突起に係止してロックピンをロック解除位置に保持す
    るための保持部とが設けられていることを特徴とするク
    イックカプラ。
  3. 【請求項3】 作業機械にアタッチメントを着脱自在に
    装着するためのクイックカプラであって、該クイックカ
    プラは、作業機械側に支持されるカプラ本体と、アタッ
    チメント側に固着される支持ピンに係脱自在に係合する
    べく前記カプラ本体に形成される係合溝と、該係合溝へ
    の支持ピンの出入りを許容する開放姿勢と係合溝に係合
    した支持ピンに係止して支持ピンの脱落を防ぐ係止姿勢
    とに変姿自在で、かつ係合溝に進入する支持ピンに押圧
    されることで開放姿勢から係止姿勢に変姿するよう構成
    された係止体と、該係止体に形成されたロック溝に係止
    して係止体を係止姿勢にロックするためのロック体とを
    備えて構成され、さらに係止体に、前記ロック体が係止
    して係止体を開放姿勢に保持するための凹部を形成する
    と共に、該ロック体と凹部による係止体の開放姿勢保持
    は、前記支持ピンの押圧による係止体の係止姿勢への変
    姿に伴い解除されるように構成されていることを特徴と
    するクイックカプラ。
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