JP3439858B2 - トップブームに対する補ジブ等の連結ピンのロック装置 - Google Patents

トップブームに対する補ジブ等の連結ピンのロック装置

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JP3439858B2
JP3439858B2 JP33764694A JP33764694A JP3439858B2 JP 3439858 B2 JP3439858 B2 JP 3439858B2 JP 33764694 A JP33764694 A JP 33764694A JP 33764694 A JP33764694 A JP 33764694A JP 3439858 B2 JP3439858 B2 JP 3439858B2
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輝彦 石田
幸夫 木下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は移動式クレーン等作業
車の主ブームに対する補ジブ等の取付ピンのロック機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特願平6−9191
号公報や、特願平6−52734号等を参照してみる
と、補ジブを取付けた回転ブラケットを回動してから、
油圧シリンダを用いた連結装置により連結ピンをピン穴
に挿入した上、更に油圧シリンダの油洩れ,逆流などの
誤動作により、連結ピンが抜けるのを防止するため、図
10(A),(B)に示すようにオペレータが手動によ
り連結ピンをピンで固定を確実にしていた。図10
(A)は従来のロック装置で油圧シリンダが縮小時の状
態、図10(B)は油圧シリンダが伸長時の状態で、連
結ピンの固定をピンで行う説明用側面図である。図中の
符号で、aはシリンダ、bは連結ピン、cはピン、dは
ピン穴、eはブーム、fは回転ブラケットを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の固定
のやり方では、ピン穴のズレでピンが入りにくいとか、
上下2ヶ所のピンで止めることが必要となる等の他、ピ
ンを紛失する虞があった。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用効果】この発明
は上記の課題に鑑みなされたもので、請求項1記載の発
明は、移動式クレーン作業車のトップブームに対する補
ジブの連結ピンのロック装置において、ロックプレート
をロックシリンダのロッドに対してシリンダ固定位置と
非固定位置に保持する保持手段を備え、ロックシリンダ
が伸張し、連結ピンがトップブームと回転ブラケットを
連結したときは上記ロックプレートを固定位置に保持
し、上記ロックシリンダが縮小するときは、上記ロック
プレートを非固定位置に保持するようにしたものであ
る。請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明に
おいて、保持手段をスプリングとし、特定の力以上を加
えることで、オペレータが手動で位置の変更選択操作が
可能な手動型ロックを備えたものである。請求項3記載
の発明は、上記請求項1記載の発明において、ベースブ
ームの側面で補ジブを格納状態から横抱き位置へ移動さ
せる動きを利用して、カムによりレバーの回転の動きに
変換し、連結部材によりロックプレートに伝達してロッ
クを開放し、カムが外れるとスプリングによってロック
の状態とする構造の自動型ロックを備えたものである。
【0005】上述の構成によって、ロック油圧シリンダ
が伸長時にロックプレートをロック位置に位置決めする
と、ロック油圧シリンダが縮小できないようになり、例
えロック油圧シリンダの誤作動があっても、連結ピンは
抜けることがなく安全が維持される。又ロック油圧シリ
ンダが縮小時に、ロック位置に操作しても油圧シリンダ
の外側を抑えるだけで、ロック状態にならないので破損
などの虞はない。更にピンが入りにくいとか、上下2ヶ
所ピンで止めなければならないとか、ピンを紛失する虞
もないので、オペレータの疲労要因が抑えられ、作業能
率の向上に寄与する。
【0006】
【実施例】以下この発明の実施例について図面により説
明する。補ジブ15を張り出してトップブーム13と連
結する操作順序の説明については、特願平6−5273
4号により詳細になされているので省略して、この発明
の主要部分となっているロック装置の連結ピン9、ロッ
クプレート1などの構成部分に関して述べる。図1は手
動型ロックを示す。図2(A)はロック状態を示す平面
図で、図2(B)は側面図である。図3(A)はロック
を開放した状態を示す平面図、図3(B)は側面図であ
る。図4は補ジブ15を張り出して回転ブラケット14
を回転してトップブーム13と連結する側の手動型ロッ
クの配置位置Qを示し、図5はその時のロックを開放し
た状態からオペレータが手動によりロック状態へ操作す
る説明図である。図6は補ジブ15をベースブーム11
に横抱き状態とした平面図により自動型ロックの配置位
置Pを示し、図7はその時のロックの関係説明図であ
る。図8,図9は具体的な配置を示すロックの実体図で
各々側面図、平面図である。図11,図12はクレーン
車の各々全体側面図、全体平面図である。
【0007】図1から図5までは手動型ロックに関した
もので、図4の補ジブ15を張り出した状態の平面図に
おいて位置関係をQとして示してあるが、ロックプレー
ト1を回動可能に、かつロック油圧シリンダ7が伸長状
態の時にロックプレート1がシリンダのロッド8にかぶ
さるように保持するブラケット3を、補ジブ15を保持
する回転ブラケット14に固定し、スプリング2により
ロックプレート1のロック位置と開放位置との何れか一
方に、安定して位置決めできると共に、特定の力以上を
加えることでオペレータが手動で位置の選択操作が可能
な手動型ロックになっている。
【0008】一方図6,図7の自動型ロックについて
は、補ジブ15を格納状態から横抱き位置へ移動させ
て、回転ブラケット14のロック配置位置Pにおける連
結ピン9がトップブーム13と一致した時に、回転ブラ
ケット14側に取付けられた自動型のロックのレバー4
とベースブーム11に固定されたカム5とが作動する位
置関係になっていて、ロックプレート1が連結部材6を
通して伝達されるレバー4の動きによって開放方向へ開
いて保持される。連結部材6としてはワイヤ又はロッド
を用いる。ここでロック油圧シリンダ7を伸長して連結
ピン9をピン穴10に挿入した後は、セカンドブーム1
2を伸ばすことによって、レバー4とカム5の位置関係
が外れて、ロック油圧シリンダ7のロッド8にロックプ
レート1がかぶさり、ロック状態になる。
【0009】機能について述べると、ロック油圧シリン
ダ7が伸張時に、ロックプレート1をロック位置に位置
決めすると、ロック油圧シリンダ7のロッド8にかぶせ
るようにロックプレート1が嵌まり込み、ロック油圧シ
リンダ7の油圧回路の誤作動が生じても、ロック油圧シ
リンダ7のロッド8が縮むことができないため、連結ピ
ンは抜けることなく、作業安全が確保されることにな
る。又ロック油圧シリンダが縮小時に、ロック位置に操
作しても油圧シリンダの外側を抑えるだけで、ロック状
態にはならないので、破損などの虞もない。以上の実施
例ではクレーン車の補ジブのロック装置について述べた
が、同様の作業機のロック装置に適用できることはいう
までもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】手動型ロックを示す分解斜視図である。
【図2】(A)はロック状態を示す平面図である。 (B)はロック状態を示す側面図である。
【図3】(A)はロックを開放した状態を示す平面図で
ある。 (B)はロックを開放した状態を示す側面図である。
【図4】補ジブを張り出して回転ブラケットを回転して
トップブームと連結する側の手動型ロックの位置Qを示
す平面図である。
【図5】ロックを開放した状態からオペレータが手動に
よりロック状態へ操作する説明図である。
【図6】補ジブ15をベースブーム11に横抱き状態と
した平面図により自動型ロックの位置Pを示す説明図で
ある。
【図7】自動型ロックの関係説明図である。
【図8】具体的なロックの配置を示す側面図である。
【図9】図8は平面図である。
【図10】(A)は従来のロック装置で油圧シリンダが
縮小時の状態を示す側面図である。 (B)は油圧シリンダが伸長時の状態で、連結ピンの固
定をピンで行う説明用側面図である
【図11】移動式クレーン等作業車の側面図である。
【図12】移動式クレーン等作業車の平面図である。
【符号の説明】
1 ロックプレート 2 スプリング 3 ブラケット 4 レバー 5 カム 6 連結部材(ワイヤまたはロッド) 7 ロック油圧シリンダ 8 ロッド 9 連結ピン 11 ベースブーム 13 トップブーム 14 回転ブラケット 15 補ジブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 幸夫 埼玉県川越市南台1丁目9番地小松メッ ク株式会社本社工場内 (72)発明者 阿部 勉 埼玉県川越市南台1丁目9番地小松メッ ク株式会社本社工場内 (56)参考文献 特開 昭58−52182(JP,A) 実開 昭49−129267(JP,U) 実開 昭61−142784(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/70 B66C 23/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動式クレーン作業車のトップブーム(1
    3)に対する補ジブ等(15)の連結ピン(9)のロック装置に
    おいて、 ロックプレート(1)をロックシリンダ(7)のロッド(8)
    対してシリンダ固定位置と非固定位置に保持する保持手
    (2)を備え、ロックシリンダ(7)が伸張し、連結ピン(9)がトップブー
    ム(13)と回転ブラケット(14)を連結したときは上記ロッ
    クプレート(1)を固定位置に保持し、 上記ロックシリンダ(7)が縮小するときは、上記ロック
    プレート(1)を非固定位置に保持するようにしたことを
    特徴とする 、トップブーム(13)に対する補ジブ等(15)
    連結ピン(9)のロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、保持手段(2)をスプ
    リングとし、特定の力以上を加えることで、オペレータ
    が手動で位置の変更選択操作が可能な手動型ロックを備
    えたことを特徴とする 、トップブーム(13)に対する補ジ
    ブ等(15)の連結ピン(9)のロック装置。
  3. 【請求項3】 ベースブーム(11)の側面で補ジョブ(15)
    を格納状態から横抱き位置へ移動させる動きを利用し
    て、カム(5)によりレバー(4)の回転の動きに変換し、連
    結部材(6)によりロックプレート(1)に伝達してロックを
    開放し、カム(5)が外れるとスプリング(2)によってロッ
    クの状態とする構造の自動型ロックを備えたことを特徴
    とする請求項1記載のトップブーム(13)に対する補ジブ
    等(15)の連結ピン(9)のロック装置。
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CN104176643B (zh) * 2014-07-23 2016-01-27 中联重科股份有限公司 一种起重机主副臂工况的选择方法、控制装置及起重机

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