JP3374270B2 - 建設機械のカバー開閉装置 - Google Patents

建設機械のカバー開閉装置

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JP3374270B2 JP30154597A JP30154597A JP3374270B2 JP 3374270 B2 JP3374270 B2 JP 3374270B2 JP 30154597 A JP30154597 A JP 30154597A JP 30154597 A JP30154597 A JP 30154597A JP 3374270 B2 JP3374270 B2 JP 3374270B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル、ク
レーン車等の上部旋回体を有する建設機械の上部旋回体
に開閉可能に設けられているカバーの開閉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上部旋回体を有する典型的な建設機械で
ある例えば油圧ショベルの上部旋回体には、上部旋回体
に収容されているエンジン、油圧機器等の保守・点検・
整備等の作業を行うための開閉可能なカバーが設けられ
ている。このカバーは、一端部に設けられたヒンジを中
心に上下方向にあるいは左右方向に回動されて開閉され
る。カバーの他端部にはカバーを開閉操作するための把
手及びカバーを閉めた状態に保持する掛け金であるラッ
チが設けられている。上下方向に開閉するカバーの典型
例が例えば特開平9−132924号公報に開示されて
いる。
【0003】カバーの開閉操作の手順を説明すると、カ
バーを開ける時には操作者は先ず施錠された把手をキー
を用いて解除し、次いでカバーを閉じた状態に固定保持
しているラッチの噛み合いを把手を操作して開放し、カ
バーをヒンジを中心に把手を持って回動させて開ける。
カバーを全開位置にあるいは途中の半開位置に、上部旋
回体に設けられているストッパ手段を用いてカバーが不
用意に閉まらないように固定する。カバーを閉じる時は
逆の手順で、ストッパ手段を解除し、カバーをヒンジを
中心に回動させて閉じ、ラッチを噛み合わせ、把手をキ
ーで施錠する。把手を施錠する必要のない時には施錠は
省略される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の形態の従来の建
設機械のカバーには、その開閉操作を行う上で次のよう
な問題があり改善が望まれている。
【0005】(1)カバーは建設機械の下部走行体上の
上部旋回体に設けられているので、建設機械が大きくな
るにしたがい地上からのカバーの開閉操作が行いにくく
なる。特に上下方向に開閉されるカバーにあっては、カ
バーは手の届きにくい上方に向けて回動して開けられる
ので、カバーの開閉のために操作者は機体上に昇り降り
して操作を行う必要がある。
【0006】(2)カバーはカバーを開けて内部の機器
類の保守・点検・整備等の作業を行いやすいように大き
く形成されている。また、カバーの開閉操作を行う時
は、操作者はカバーの把手、カバー本体等を直接持っ
て、また直接触れて行う。したがってカバーによる死角
が操作者の周囲に生じやすく、カバーの開閉操作に際し
ては周辺の器材、作業者、操作者自身等にカバーを衝突
させないように細心の注意が必要である。また、上部旋
回体のカバーの内側にはエンジン、ポンプ等の回転機
器、またラジエータ等の放熱機器が収容されている。し
たがって、カバーの開閉操作、カバー内の点検作業等に
おいては、これらの機器に対しても充分な注意が必要で
ある。
【0007】(3)カバーは機械運転中あるいは保管中
などにおいて損傷しないように強固に形成され、また大
きく形成されているので、比較的重量があり、開閉操作
に要する力も大きい。特に上下方向に開閉するカバーに
おいてはより大きな力が必要になる。カバーを閉じた状
態に固定するラッチは、建設機械の振動、衝撃等に対し
てカバーを確実に固定保持することができるように強い
力で噛み合うように形成されている。したがって、カバ
ーを開ける際のラッチの解除にも大きな力が必要であ
る。
【0008】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、建設機械のカバーの開閉操作、
またカバーを開閉してのカバー内の点検作業等を、容易
に、そして安全に行うことができるカバー開閉装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
技術的課題を解決するために、建設機械のカバー開閉装
置を次のように構成する。 (1)カバーを電動アクチュエータにより開閉する。電
動アクチュエータの作動操作を、取付位置の自由な電気
スイッチによる開閉スイッチで行う。開閉スイッチを上
部旋回体の、カバーから離れた位置に設ける。 (2)開閉スイッチから手を離すとカバーの開閉作動が
停止するようにする。 (3)開閉スイッチの操作には建設機械のエンジン始動
スイッチ用のキーを用いる。
【0010】すなわち、本発明によれば、上記技術的課
題を解決する建設機械のカバー開閉装置として、上部旋
回体を有する建設機械の該上部旋回体に開閉可能に設け
られたカバーが電動アクチュエータにより開閉されると
ともに、該電動アクチュエータの作動を操作する開閉ス
イッチが該上部旋回体に設けられ、該開閉スイッチは、
該カバーの開閉軌跡の外において該カバーの動きを目視
して操作することができる位置に設けられている、こと
を特徴とする建設機械のカバー開閉装置が提供される。
【0011】したがって、カバーの開閉操作には大きな
力は不要であり、また電気スイッチであるカバーの開閉
スイッチは、カバーを目視できる操作の容易な位置に設
けることができる。
【0012】好適実施形態においては、該開閉スイッチ
は手動で操作され、該開閉スイッチから手を離すと該カ
バーの開閉作動は停止する。また、該電動アクチュエー
タ及び該開閉スイッチの電気回路には該電気回路を開閉
する回路スイッチが設けられ、該回路スイッチは該建設
機械のエンジン始動スイッチを操作するためのエンジン
始動キーにより操作される。
【0013】したがって、カバーの開閉操作に際して
は、カバーの周辺の状況を容易に充分に確認することが
できる。また、カバー内の機器類の点検等の作業中に誤
って開閉スイッチに触れてカバーを開閉作動させること
も確実に防止される。さらに、エンジン始動用のキーを
カバーの開閉スイッチの操作に使用するので、カバーの
開閉操作者、またカバーの近くの作業者にとってエンジ
ン等の機器が不意に始動されることが防止される。
【0014】開閉スイッチの他の実施の形態において
は、該開閉スイッチはキーで操作され、該キーを挿入中
立位置から時計方向に又は反時計方向に操作すると該電
動アクチュエータは該カバーを開けるように作動され、
その逆方向に操作すると該電動アクチュエータは該カバ
ーを閉じるように作動され、該キーから手を離すと該キ
ーは該中立位置に戻り、該キーは該建設機械のエンジン
始動スイッチを操作するためのエンジン始動キーであ
る。
【0015】この構成による開閉スイッチによれば、カ
バーの開閉操作をキーの操作のみで容易に行うことがで
きる。開閉スイッチも簡素化される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
建設機械のカバー開閉装置の好適実施形態を図示してい
る添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
【0017】図1及び図2を参照して説明すると、上部
旋回体を有する建設機械である全体を番号2で示す油圧
ショベルは、下部走行体4と、下部走行体4上に鉛直軸
線5を中心に旋回自在に装着されている上部旋回体6を
備えている。上部旋回体6には、エンジン・油圧機器等
が収容されている機械室8、運転室であるキャブ10、
カウンタウエイト11、作業装置(図示していない)等
が設けられている。機械室8の一側面及び反対側側面に
はカバー12がそれぞれ2個、計4個開閉可能に設けら
れている。カバー12の各々にはカバー12を開閉する
ための伸縮作動形の電動アクチュエータ14が取り付け
られている。電動アクチュエータ14の作動を操作する
開閉スイッチ16が、上部旋回体6のカバー12が設け
られている側それぞれの下端部のキャブ10側に設けら
れている。なお、本実施の形態における4個のカバー1
2並びに各々に配設されている電動アクチュエータ14
及び開閉スイッチ16は、実質上同一のものでよいか
ら、同一の符号で示されている。
【0018】カバー12は矩形の鋼板を略L字状に折り
曲げて、補強して形成されている。このカバー12のL
字形状により、機械室8の上面の一部と側面とが一連に
覆われている。カバー12はその一端が機械室8の上面
に円弧状のヒンジ12aを介して取り付けられている。
このヒンジ12aを中心にカバー12は矢印13で示す
開閉軌跡を描いて上下方向に回動して開閉可能になって
いる。カバー12は上方に回動されて開けられ、下方に
回動されて閉じられる。なお開閉軌跡13は、開閉方向
の軌跡に直角の方向(図1において紙面に鉛直の方向)
のカバー12の幅を有している。
【0019】電動アクチュエータ14は、電動油圧ポン
プ装置14a及び油圧シリンダ14bを備えている。電
動油圧ポンプ装置14aに通電することにより、ポンプ
装置14aは回転駆動され、その吐出油により油圧シリ
ンダ14bが伸縮作動する。なお、ポンプ装置14aに
は油圧シリンダ14bの伸縮方向を規定する電気結線用
の伸張端子及び収縮端子が設けられている。電動アクチ
ュエータ14は、その伸縮作動によりカバー12を開閉
するように、カバー12の内面のブラケット12bに油
圧シリンダ14bのロッド端が、また機械室8に設けら
れているブラケット8aに油圧シリンダ14bのヘッド
端がそれぞれ回動自在に取り付けられている。
【0020】図1とともに図3を参照して電動アクチュ
エータ14の作動を操作する電気回路15を説明する。
なお、図3に示す電気回路15は、1個の開閉スイッチ
16により1個のカバー12を操作するように構成され
ている。電気回路15は、電源バッテリ22、電源バッ
テリ22と開閉スイッチ16との間に設けられて電源バ
ッテリ22と開閉スイッチ16との接続を断続する回路
スイッチ19、回路スイッチ19と電動アクチュエータ
14との間に設けられて電動アクチュエータ14の作動
を操作する開閉スイッチ16を有している。電源バッテ
リ22には、上部旋回体6に搭載されている油圧ショベ
ル2の電源バッテリが用いられる。
【0021】図3及び図4を参照して回路スイッチ19
及び開閉スイッチ16を説明する。回路スイッチ19及
び開閉スイッチ16は開閉装置操作盤18にまとめて設
けられている。
【0022】回路スイッチ19はキーをキーシリンダに
挿入して操作する形式のキースイッチである。キーシリ
ンダのスロット19aにキー(図示していない)が挿入
されていない、また挿入されても操作されない、中立状
態においては、電気回路は接続されていない。キーを規
定された時計方向又は反時計方向に回すと電気回路は接
続され、キーはその位置にロックされ、回路スイッチ1
9は接続状態に保持される。この状態においては、キー
をキーシリンダのスロット19aから抜き出すことがで
きないようになっている。キーをこの接続状態から前記
の中立状態に戻すと電気回路は切断される。また、キー
はキーシリンダのスロット19aから抜き出しが可能の
状態になる。このキーには、油圧ショベル2のエンジン
始動スイッチ(図示していない)用のキーが用いられて
いる。
【0023】開閉スイッチ16は押して操作する形式の
押しボタンスイッチで、開スイッチ16aと閉スイッチ
16bを有している。この開閉スイッチ16は、押し操
作されている時にのみ回路は接続され、押し操作を止め
ると回路の接続は断たれる。開閉スイッチ16の開スイ
ッチ16aは、回路スイッチ19と電動アクチュエータ
14の伸張端子とを結び、閉スイッチ16bは、回路ス
イッチ19と電動アクチュエータ14の収縮端子とを結
んでいる。回路スイッチ19の接続状態において開スイ
ッチ16aを押し続けると電動アクチュエータ14は伸
張方向に作動され、開スイッチ16aを押すのを止める
と(手を離すと)電動アクチュエータ14の伸張作動は
停止する。同様に、閉スイッチ16bを押し続けると電
動アクチュエータ14は収縮方向に作動され、閉スイッ
チ16bを押すのを止めると(手を離すと)電動アクチ
ュエータ14の伸張作動は停止する。
【0024】図1及び図2を参照して開閉スイッチ16
及び回路スイッチ19が取り付けられている開閉装置操
作盤18の上部旋回体6への取り付け位置を説明する。
開閉装置操作盤18は、カバー12の開閉軌跡13の外
においてカバー12を目視して操作することができる、
上部旋回体6のカバー12が設けられている側それぞれ
の下端の下部フレーム6aの、カウンタウエイト11と
反対側のキャブ10側に取り付けられている。この部分
の下部フレーム6aには上部旋回体6の側方に開口する
スイッチ収容空間6bが形成されている。このスイッチ
収容空間6bの中に開閉装置操作盤18が2個取り付け
られている。
【0025】図1〜図4を参照して上述したとおりの建
設機械のカバー開閉装置の作用を説明する。
【0026】(1)カバー12を開閉操作するには先
ず、エンジン始動キーを、キーがエンジン始動スイッチ
に挿入されている場合にはそこから外して、スイッチ収
容空間6bの回路スイッチ19のスロット19aに差し
込み、時計方向又は反時計方向の規定された方向に回し
て、開閉スイッチ16と電源バッテリー22とを接続状
態にする。
【0027】(2)カバー12を開けるには、カバー1
2を目視しながら開閉スイッチ16の開スイッチ16a
を押して電動アクチュエータ14を伸張作動させ、カバ
ー12が所望の位置に開けられるまで押し続ける。所望
の位置になったら開スイッチ16aから手を離し、カバ
ー12の開作動すなわち電動アクチュエータ14の伸張
作動を止める。カバー12をこの開放した状態にして、
機械室8の内部の機器類の保守・点検・整備等の作業を
行う。
【0028】(3)カバー12を閉めるには、カバー1
2を目視しながら開閉スイッチ16の閉スイッチ16b
を押して電動アクチュエータ14を収縮作動させ、カバ
ー12が所望の位置に閉じられるまで押し続ける。所望
の位置になったら閉スイッチ16bから手を離し、カバ
ー12の閉作動すなわち電動アクチュエータ14の収縮
作動を止める。
【0029】(4)カバー12の閉まったことが確認さ
れたら、回路スイッチ19に挿入されているキーを元の
中立位置に回して戻して抜き取る。
【0030】(5)上述のように、カバー12の開閉操
作は容易に行なわれる。カバー12の開閉スイッチ16
は、カバー12の開閉軌跡13の外で操作することがで
きる位置に設けられているから、カバー12の開閉操作
を行う場合にはカバー12の周辺を充分容易に目視で確
認することができる。また、カバー12の近くで作業を
している場合には、開閉スイッチ16がカバー12から
離れた所に設けられているから、誤って開閉スイッチ1
6に触れてカバー12を開閉作動させることがない。そ
して、カバー12の開閉操作中、また開放しての作業中
においては、エンジン始動キーはカバー12の開閉操作
用に使われエンジン始動スイッチにはキーが挿入されて
いないから、エンジンが不意に始動されることがない。
カバー12を開閉しての作業中に、整備・点検等のた
め、あるいは建設機械を動かす等のためにエンジンを始
動させる必要のある場合には、回路スイッチ19からキ
ーを外さなければならないから、カバー12の近くの作
業者にはそのことが充分に認識される。したがって、作
業者が認識しない状態でエンジンが不意に始動されるこ
とがなく安全である。
【0031】図5及び図6を参照して、開閉スイッチ1
6の他の実施の形態である開閉スイッチ26を説明す
る。開閉スイッチ26は電気回路において電源バッテリ
22と電動アクチュエータ14との間に設けられてい
る。開閉スイッチ26は、キーをキーシリンダに挿入し
た中立位置から時計方向に又は反時計方向に回して回路
を接続する2極のキースイッチで、中立位置においては
回路は接続されない。一方の極は電源22と電動アクチ
ュエータ14の伸張端子とを結び、他方の極は電源22
と電動アクチュエータ14の収縮端子とを結んでいる。
キーを時計方向にあるいは反時計方向に回して回路を接
続し、その位置でキーから手を離すとキーは中立位置に
自動復帰する。開閉スイッチ26は開閉装置操作盤28
に設けられている。キーを矢印26aで示す時計方向に
回してその位置に保持すると電動アクチュエータ14は
伸張方向に作動され、キーを矢印26bで示す反時計方
向に回してその位置に保持すると電動アクチュエータ1
4は収縮方向に作動する。このキーの操作方向は、カバ
ー12の設けられている位置と開閉スイッチ26の設置
位置との関係において、カバー12の回動方向とキーの
操作方向とを合わせるのが操作上好都合であり、電気結
線の組合せで容易に合わせることができる。この開閉ス
イッチ26は前述のキーで操作される回路スイッチ19
及び押しボタン形式の開閉スイッチ16の機能を有し、
開閉スイッチ26においては、キーから手を離すと電気
回路の接続は断たれ、カバー12の開閉動作が停止す
る。
【0032】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内においてさまざまな変形
あるいは修正ができるものである。例えば、
【0033】(1)本実施の形態においては、4個のカ
バー12の各々に回路スイッチ及び開閉スイッチが設け
られているが、操作上好都合であれば、複数個の開閉ス
イッチに対して回路スイッチを共通の1個としたり、あ
るいは複数個の開閉スイッチを1個所にまとめて設置す
る等、回路スイッチ及び開閉スイッチの組合せを適宜に
行うことができる。
【0034】(2)建設機械2が比較的大型であれば、
開閉スイッチの取付位置を図7に示すようにカバー12
の開閉軌跡の外で操作することができるカバー12の近
くの下部フレーム6aに、カバー12毎に設けることが
できる。
【0035】(3)上部旋回体6の側方に開口するよう
に設けられたスイッチ収容空間6bは、図8に示すよう
にその位置で下部フレーム6aの下方に開口するスイッ
チ収容空間6cのようにしてもよい。このように配設す
ると、開閉スイッチは外部から見えないので、いたずら
されるのが防止される。
【0036】(4)カバー12の動きを運転室10内か
ら目視することができれば、開閉スイッチの取付位置を
運転室10内にしてもよい。
【0037】(5)建設機械2が比較的小型であれば、
開閉スイッチの取付位置を機械室8の上面にしてもよ
い。
【0038】(6)本実施の形態においては、カバー1
2は上下方向に回動して開閉されているが、左右方向に
開閉するカバーであってもよい。
【0039】(7)本実施の形態においては図示されて
いないが、カバー12を閉めた状態で固定するラッチ、
ロック等、そしてカバー12を開けた状態で保持するた
めのホールドオープン装置等は必要に応じて追加され
る。
【0040】
【発明の効果】本発明に従って構成された建設機械のカ
バー開閉装置によれば、建設機械のカバーの開閉操作、
またカバーを開閉してのカバー内の点検作業等を、容易
に、そして安全に行うことができる。すなわち、 (1)カバーは電動で開閉され、その開閉スイッチは操
作のしやすい位置に設けられるから、カバーの開閉操作
に大きな力は不要であり、開閉操作は容易に行なわれ
る。 (2)カバーの開閉スイッチはカバーから離れたカバー
を目視することができる所で操作されるので、充分に容
易にカバーの周辺を注意することができる。また、カバ
ーを開放しての作業中に誤って開閉スイッチに触れるこ
とが防止される。さらに、カバーの開閉操作にはエンジ
ンの始動キーが必要であるから、カバーの開閉操作中、
またカバーを開放しての作業中にエンジンが不意に始動
されることがない。そして、開閉スイッチは上部旋回体
に設けられるから、上部旋回体が下部走行体に対して旋
回した位置に移動しても、開閉スイッチとカバーとの相
対位置は変わらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された建設機械のカバー開
閉装置を備えた油圧ショベルの後面図。
【図2】図1をA−A矢印方向に見た油圧ショベルの側
面図。
【図3】カバー開閉装置の電気回路図。
【図4】カバー開閉装置の開閉装置操作盤の平面図。
【図5】カバー開閉装置の他の実施の形態の電気回路
図。
【図6】図5に示されている開閉装置操作盤の平面図。
【図7】図1をA−A矢印方向に見て開閉スイッチの他
の取付位置を示した油圧ショベルの側面図。
【図8】開閉スイッチの他の取付位置を示す油圧ショベ
ルの後面図。
【符号の説明】
2:油圧ショベル(建設機械) 4:下部走行体 6:上部旋回体 12:カバー 13:開閉軌跡 14:電動アクチュエータ 16、26:開閉スイッチ 19:回路スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−132924(JP,A) 特開 平8−254069(JP,A) 実開 昭61−145789(JP,U) 実開 昭63−30267(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/00 B62D 25/24 E02F 9/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体を有する建設機械の該上部旋
    回体に開閉可能に設けられたカバーが電動アクチュエー
    タにより開閉されるとともに、該電動アクチュエータの
    作動を操作する開閉スイッチが該上部旋回体に設けら
    該開閉スイッチは、該カバーの開閉軌跡の外において該
    カバーの動きを目視して操作することができる位置に設
    けられている 、ことを特徴とする建設機械のカバー開閉
    装置。
  2. 【請求項2】 該開閉スイッチは手動で操作され、該開
    閉スイッチから手を離すと該カバーの開閉作動は停止す
    る、請求項1記載の建設機械のカバー開閉装置。
  3. 【請求項3】 該電動アクチュエータ及び該開閉スイッ
    チの電気回路には該電気回路を開閉する回路スイッチが
    設けられ、該回路スイッチは該建設機械のエンジン始動
    スイッチを操作するためのエンジン始動キーにより操作
    される、請求項1又は2記載の建設機械のカバー開閉装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の建設機械のカバー
    開閉装置において、該開閉スイッチはキーで操作され、
    該キーを挿入中立位置から時計方向に又は反時計方向に
    操作すると該電動アクチュエータは該カバーを開けるよ
    うに作動され、その逆方向に操作すると該電動アクチュ
    エータは該カバーを閉じるように作動され、該キーから
    手を離すと該キーは該中立位置に戻り、該キーは該建設
    機械のエンジン始動スイッチを操作するためのエンジン
    始動キーである、建設機械のカバー開閉装置。
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